JP2000063262A - 抗菌性化粧料組成物 - Google Patents
抗菌性化粧料組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】近来、病院内感染として問題となっているＭＲ
ＳＡなどに見られるように、科学の発達した現代の生活
環境のなかでも菌による異常発生は後を絶たない。本発
明の目的は、新規な抗菌性化粧料組成物を提供すること
によって、足部の菌類による不快感や臭気、皮膚異常等
を防止・排除することにある。 【構成】カテキン類を含有するチャエキスとティートリ
ー香料及びタイムエキスを必須成分として配合してなる
抗菌性化粧料組成物。
ＳＡなどに見られるように、科学の発達した現代の生活
環境のなかでも菌による異常発生は後を絶たない。本発
明の目的は、新規な抗菌性化粧料組成物を提供すること
によって、足部の菌類による不快感や臭気、皮膚異常等
を防止・排除することにある。 【構成】カテキン類を含有するチャエキスとティートリ
ー香料及びタイムエキスを必須成分として配合してなる
抗菌性化粧料組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌性化粧料組成物に係
り、その目的は特に足部に発生する菌類の防止、殺菌、
並びに消臭効果を持つ抗菌性化粧料組成物を提供するこ
とにある。
り、その目的は特に足部に発生する菌類の防止、殺菌、
並びに消臭効果を持つ抗菌性化粧料組成物を提供するこ
とにある。
【０００２】近来、足のケアに対する関心が男女、老若
年齢を問わず高まっている。これは取りも直さず文明社
会といわれ、科学的化粧技術の発達した現代においてさ
えなお皮膚菌類の攻勢に抗しきれないでいる人間の抗菌
能力の不甲斐なさを意味する。このような状況下におい
て、その解決の課題に答え得るほどの効果を有するもの
が未だ提供されていないのも情けないことと言わなけれ
ばならない。
年齢を問わず高まっている。これは取りも直さず文明社
会といわれ、科学的化粧技術の発達した現代においてさ
えなお皮膚菌類の攻勢に抗しきれないでいる人間の抗菌
能力の不甲斐なさを意味する。このような状況下におい
て、その解決の課題に答え得るほどの効果を有するもの
が未だ提供されていないのも情けないことと言わなけれ
ばならない。
【０００３】
【従来の技術】従来、足部に用いる抗菌性の化粧料とし
ては、アルコール、アクリノール、フェノール類や塩酸
ジフェドラミン等さまざまな化学成分を含む殺菌剤が用
いらているが、これらはその効果の割に皮膚刺激が強く
皮膚を傷めるなどの欠点があって肌にやさしい抗菌性化
粧料を望む者としては満足きるものではない。
ては、アルコール、アクリノール、フェノール類や塩酸
ジフェドラミン等さまざまな化学成分を含む殺菌剤が用
いらているが、これらはその効果の割に皮膚刺激が強く
皮膚を傷めるなどの欠点があって肌にやさしい抗菌性化
粧料を望む者としては満足きるものではない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み本
発明者は鋭意研究の結果、カテキン類を含むチャエキス
にオーストラリア産フトモモ（ｐａｐｅｒｂａｒｋ）科
に属するメラレウカ・アルテルニフォリア（Ｍｅｌａｌ
ｅｕｃａ Ａｌｔｅｍｉｆｏｌｉａ）の葉から採った天
然植物精油ティートリーオイル及び南ヨーロッパ産のタ
イム（麝香草）より採取した精油タイムエキスを混合し
た組成物が、皮膚にやさしい抗菌性足部化粧料として優
れていることを見出しこの発明に至った。
発明者は鋭意研究の結果、カテキン類を含むチャエキス
にオーストラリア産フトモモ（ｐａｐｅｒｂａｒｋ）科
に属するメラレウカ・アルテルニフォリア（Ｍｅｌａｌ
ｅｕｃａ Ａｌｔｅｍｉｆｏｌｉａ）の葉から採った天
然植物精油ティートリーオイル及び南ヨーロッパ産のタ
イム（麝香草）より採取した精油タイムエキスを混合し
た組成物が、皮膚にやさしい抗菌性足部化粧料として優
れていることを見出しこの発明に至った。
【０００５】
【発明の構成】本発明の抗菌性化粧料組成物は緑茶より
抽出されるエビカテキン、エビガロカテキン、エビカテ
キンガレート、エビガロカテキンガレートなどのカテキ
ン類を含むチャエキスとメラレウカ・アルテルニフォリ
ア（Ｍｅｌａｌｅｕｃａ Ａｌｔｅｒｎｉｆｏｌｉａ）
の葉から抽出した３０％以上のテルビネン−４−オー
ル、１５％以下のシネオールを含有するティートリー香
料（ティートリーオイル）、及びギリシャ伝説のなかに
も出てくるハーブ”タイム”（ｔｈｙｍｅ）から抽出し
た成分チモール（ｔｈｙｍｏｌ）を含むタイムエキスと
からなる抗殺菌性化粧料組成物である。
抽出されるエビカテキン、エビガロカテキン、エビカテ
キンガレート、エビガロカテキンガレートなどのカテキ
ン類を含むチャエキスとメラレウカ・アルテルニフォリ
ア（Ｍｅｌａｌｅｕｃａ Ａｌｔｅｒｎｉｆｏｌｉａ）
の葉から抽出した３０％以上のテルビネン−４−オー
ル、１５％以下のシネオールを含有するティートリー香
料（ティートリーオイル）、及びギリシャ伝説のなかに
も出てくるハーブ”タイム”（ｔｈｙｍｅ）から抽出し
た成分チモール（ｔｈｙｍｏｌ）を含むタイムエキスと
からなる抗殺菌性化粧料組成物である。
【０００６】本発明の化粧料組成物においては、前記チ
ャエキスが０．００１〜５重量％、ティートリー香料が
０．００１％〜１％、タイムエキスが０．００１〜５％
配合される。
ャエキスが０．００１〜５重量％、ティートリー香料が
０．００１％〜１％、タイムエキスが０．００１〜５％
配合される。
【０００７】本発明のチャエキスは、一つの実施例とし
て通常の緑茶の葉からアセトン、水、エーテル、酢酸エ
チルなどの溶媒で抽出分離し、さらに溶媒で精製する
か、該抽出液を樹脂吸着剤で処理して得られる。本発明
のティートリー香料は、オーストラリア原産のフトモモ
科の植物メラレウカ・アルテルニフォリア（Ｍｅｌａｌ
ｅｕｃａ Ａｌｔｅｒｎｉｆｏｒｌｉａ）の葉を水蒸気
蒸留することによって得られる。本発明のタイムエキス
は、タイム類ハーブ（麝香草：ｗｉｌｄ ｔｈｙｍｅ）
のうちイブキジャコウソウ（ｔｈｙｍｕｓ ｓｅｒｐｙ
ｌｌｕｍ ｌｉｎｎｅ）又はタチジャコウソウ（Ｔｈｙ
ｍｅ ｖｕｌｇａｒｉａ ｌｉｎｎｅ）の全草を水蒸気
蒸留して得るか、その地上部から水、エタノール、１．
３−ブチレングリコール又はこれらの混液により抽出す
るかして得られる。
て通常の緑茶の葉からアセトン、水、エーテル、酢酸エ
チルなどの溶媒で抽出分離し、さらに溶媒で精製する
か、該抽出液を樹脂吸着剤で処理して得られる。本発明
のティートリー香料は、オーストラリア原産のフトモモ
科の植物メラレウカ・アルテルニフォリア（Ｍｅｌａｌ
ｅｕｃａ Ａｌｔｅｒｎｉｆｏｒｌｉａ）の葉を水蒸気
蒸留することによって得られる。本発明のタイムエキス
は、タイム類ハーブ（麝香草：ｗｉｌｄ ｔｈｙｍｅ）
のうちイブキジャコウソウ（ｔｈｙｍｕｓ ｓｅｒｐｙ
ｌｌｕｍ ｌｉｎｎｅ）又はタチジャコウソウ（Ｔｈｙ
ｍｅ ｖｕｌｇａｒｉａ ｌｉｎｎｅ）の全草を水蒸気
蒸留して得るか、その地上部から水、エタノール、１．
３−ブチレングリコール又はこれらの混液により抽出す
るかして得られる。
【０００８】本発明の抗菌性化粧料組成物は、粉末状、
液状、ジェル状、スプレイタイプその他通常の化粧料と
してのいずれの形態においても用いられる。
液状、ジェル状、スプレイタイプその他通常の化粧料と
してのいずれの形態においても用いられる。
【０００９】
【発明の効果】このようにして得られた本発明の化粧料
組成物は、足部に発生する菌類の防止、殺菌、及び消臭
等に顕著な改善の効果を示す。
組成物は、足部に発生する菌類の防止、殺菌、及び消臭
等に顕著な改善の効果を示す。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の抗菌性化粧料組成物の一実施
例を次に示す。ただし、これは単に例示であり、この発
明がこれらによって限定されるものではない。
例を次に示す。ただし、これは単に例示であり、この発
明がこれらによって限定されるものではない。
【００１１】
【実施例】スクラブジェル
チャエキス ０．０１重量％
タイムエキス ０．０１
ティートリー香料 ０．３
フィテレンＥＧＸ ０．０１
ベタイン ７．０
タイポールＤＢ １５．０
ＮａＣｌ ０．００１
ＰＷ ５５．０
ノイゲンＥＴ １０．０
Ｄ，Ｐ，Ｇ ２．０
パラベン ０．２
フェノキシエタノール ０．３
セピゲル ２．５
フローセンＭＧ ８．０
ＡＰグリッド ０．１
ＣＲグリッド ０．１
【００１２】（実施例の使用効果）足指間付近に菌類に
より発生した皮膚異常のある男女２０名を対象対象に、
本発明品を適用してその経過を見た結果次のとおりであ
った。
より発生した皮膚異常のある男女２０名を対象対象に、
本発明品を適用してその経過を見た結果次のとおりであ
った。
【００１３】
【００１４】
【実施例における発明の効果】以上の実施例でも明らか
なごとく、本発明によるチャエキス、ティートリー香
料、タイムエキスを必須成分として配合した抗菌性化粧
料組成物は、足部に発生した菌類の防止、皮膚異常の改
善に顕著な効果を奏するものである。
なごとく、本発明によるチャエキス、ティートリー香
料、タイムエキスを必須成分として配合した抗菌性化粧
料組成物は、足部に発生した菌類の防止、皮膚異常の改
善に顕著な効果を奏するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
// Ａ６１Ｋ 35/78 ＡＤＡ Ａ６１Ｋ 35/78 ＡＤＡ
ＡＤＺ ＡＤＺＣ
Claims (4)
- 【請求項１】カテキン類を含むチャエキス及びティート
リー香料並びにタイムエキスを必須成分として配合して
なる抗菌性化粧料組成物 - 【請求項２】前記チャエキスが緑茶葉より抽出したカテ
キン類を含有する植物抽出物であることを特長とする請
求項１記載の抗菌性化粧料組成物。 - 【請求項３】前記ティートリー香料が３０％以上のテル
ビネン−４−オール及び１５％以下のシネオールを含有
するティートリーオイルである請求項１記載の抗菌性化
粧料組成物。 - 【請求項４】前記タイムエキスがタチジャコウソウ（Ｔ
ｈｙｍｅ ｖｕｌｇａｒｉａ Ｌｉｎｎｅ）、イブキジ
ャコウソウ（Ｔｈｙｍｕｓ ｓｅｒｐｙｌｌｕｍ Ｌｉ
ｎｎｅ）の何れかから抽出された成分チモールを含む植
物抽出物であることを特徴とする請求項１記載の抗菌性
化粧料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10272443A JP2000063262A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 抗菌性化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10272443A JP2000063262A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 抗菌性化粧料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000063262A true JP2000063262A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17513995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10272443A Pending JP2000063262A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 抗菌性化粧料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000063262A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002145793A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-05-22 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
| WO2002083121A1 (fr) * | 2001-04-12 | 2002-10-24 | Katsumori Fukumoto | Compositions servant a ameliorer l'environnement de la peau |
| WO2003086429A1 (en) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Medestea Research & Production S.R.L. | A pharmaceutical formulation for endonasal administration and its use in the treatment of rhinitic symptoms |
| US7037535B2 (en) | 2002-11-19 | 2006-05-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method and composition for neutralizing house dust mite feces |
| US7122212B2 (en) | 2000-06-14 | 2006-10-17 | Pure Green Co., Ltd. | Process for producing oily cosmetics |
| JP2009078984A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Kao Corp | 抗菌剤組成物 |
| US7585518B2 (en) | 2002-11-19 | 2009-09-08 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Products and methods for maintaining or increasing ceramide levels in skin |
| CN102579288A (zh) * | 2012-04-06 | 2012-07-18 | 厦门鼎嘉奇投资管理有限公司 | 一种可直接作用的驱蚊用天然植物精油组合物 |
| US8846116B2 (en) | 2003-07-22 | 2014-09-30 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe and methods for improving skin health |
| US8945596B2 (en) | 2008-10-20 | 2015-02-03 | Conopco, Inc. | Antimicrobial composition |
| US9132103B2 (en) | 2009-09-24 | 2015-09-15 | Conopco, Inc. | Disinfecting agent comprising eugenol, terpineol and thymol |
| US9408870B2 (en) | 2010-12-07 | 2016-08-09 | Conopco, Inc. | Oral care composition |
| US9693941B2 (en) | 2011-11-03 | 2017-07-04 | Conopco, Inc. | Liquid personal wash composition |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP10272443A patent/JP2000063262A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7122212B2 (en) | 2000-06-14 | 2006-10-17 | Pure Green Co., Ltd. | Process for producing oily cosmetics |
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| WO2002083121A1 (fr) * | 2001-04-12 | 2002-10-24 | Katsumori Fukumoto | Compositions servant a ameliorer l'environnement de la peau |
| JPWO2002083121A1 (ja) * | 2001-04-12 | 2005-01-27 | 勝守 福本 | 皮膚環境の改善組成物とその衣服 |
| WO2003086429A1 (en) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Medestea Research & Production S.R.L. | A pharmaceutical formulation for endonasal administration and its use in the treatment of rhinitic symptoms |
| US7838025B2 (en) | 2002-11-19 | 2010-11-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Products and methods for maintaining or increasing ceramide levels in skin |
| US7585518B2 (en) | 2002-11-19 | 2009-09-08 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Products and methods for maintaining or increasing ceramide levels in skin |
| US7037535B2 (en) | 2002-11-19 | 2006-05-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method and composition for neutralizing house dust mite feces |
| US8846116B2 (en) | 2003-07-22 | 2014-09-30 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe and methods for improving skin health |
| US10022308B2 (en) | 2003-07-22 | 2018-07-17 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe and methods for improving skin health |
| JP2009078984A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Kao Corp | 抗菌剤組成物 |
| US8945596B2 (en) | 2008-10-20 | 2015-02-03 | Conopco, Inc. | Antimicrobial composition |
| US9132103B2 (en) | 2009-09-24 | 2015-09-15 | Conopco, Inc. | Disinfecting agent comprising eugenol, terpineol and thymol |
| US9408870B2 (en) | 2010-12-07 | 2016-08-09 | Conopco, Inc. | Oral care composition |
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| CN102579288A (zh) * | 2012-04-06 | 2012-07-18 | 厦门鼎嘉奇投资管理有限公司 | 一种可直接作用的驱蚊用天然植物精油组合物 |
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