JP4138137B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪車両のブレーキ装置に関し、特に、電気アクチュエータによりブレーキ作動する電気式車輪ブレーキを備える車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気アクチュエータによりブレーキ作動する電気式車輪ブレーキが提案されており、そのような電気式車輪ブレーキでは電気アクチュエータの制御により制動力を自在に調節可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、四輪全ての車輪ブレーキが電気式のものであると、電気式車輪ブレーキの作動に伴なう電力消費量が大となるだけでなく、電気系の故障によっては制動力が得られなくなる。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、制動力を自在に調節可能な電気式車輪ブレーキを、電力消費量を抑えつつ有効に用いるとともに、電気系の故障によっても制動力の確保を可能とした車両用ブレーキ装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、請求項1記載の発明は、液圧の作用に応じてブレーキ作動する左、右一対の液圧式前輪ブレーキと、電気アクチュエータをそれぞれ備えるとともにそれらの電気アクチュエータによりブレーキ作動する左、右一対の電気式後輪ブレーキと、前記両液圧式前輪ブレーキに個別に接続される一対の出力ポートを有するタンデム型のマスタシリンダとを含む車両用ブレーキ装置において、前記両出力ポートの出力液圧を個別に検出する一対の液圧検出器と、前記両電気式後輪ブレーキがそれぞれ備える電気アクチュエータの作動を前記両液圧検出器の検出値に基づいて制御するコントローラとを含み、該コントローラは、前記両液圧検出器の検出値の差の絶対値が、第1設定値以上である状態ならびに第1設定値よりも小さな第2設定値未満の状態で前記両液圧検出器の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータの作動を制御するとともに、第1設定値未満であって第2設定値以上の状態では前記両液圧検出器の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、必要とされる制動力が前輪側に比べて小さい左、右後輪に電気式車輪ブレーキが用いられ、左、右前輪に液圧式車輪ブレーキが用いられることにより、制動力を自在に調節可能な電気式車輪ブレーキを、電力消費量を抑えつつ有効に用いることが可能である。しかも電気系に故障が生じても左、右一対の液圧式前輪ブレーキで制動力を得ることが可能であり、左、右一対の液圧式前輪ブレーキに、タンデム型のマスタシリンダが備える一対の出力ポートが個別に接続されるので、左、右一対の液圧式前輪ブレーキの一方およびマスタシリンダ間で液圧失陥が生じても、左、右一対の液圧式前輪ブレーキの他方および両電気式後輪ブレーキでそれぞれ制動力を得ることができる。
【0008】
また特にドライバのブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を出力するマスタシリンダが備える一対の出力ポートの出力液圧の差が、予め設定されている第1設定値以上のときは、両出力ポートの一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じている状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、異常が生じていない方の出力ポートの出力液圧を採用することになる。また両出力ポートの出力液圧の差が、第1設定値よりも低い値として予め設定される第2設定値未満のときは、両出力ポートにそれぞれ連なる一対の液圧系のいずれでも異常が生じていない正常な状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、より安全側である出力ポートの出力液圧を採用することになる。さらに両出力ポートの出力液圧の差が、第1設定値未満であって第2設定値以上のときには、両液圧検出器およびコントローラ間の信号伝達系にノイズが作用していると疑うことができ、この状態で両液圧検出器の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、前記ノイズによる検出誤差を極力小さくすることが可能となる。以上により、ドライバのブレーキ操作量を左、右一対の電気式後輪ブレーキの作動制御により正確に反映させることができる。
【0009】
さらに請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記両液圧検出器の検出値の差の絶対値が第1設定値以上である状態で前記コントローラにより作動せしめられる警報器を含むことを特徴とし、かかる構成によれば、マスタシリンダが備える一対の出力ポートの一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じていることを、ドライバに認識させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用ブレーキ装置の構成を示す図、図2はコントローラによる処理手順を示すフローチャート、図3は制動力特性図である。
【0012】
先ず図1において、この車両用ブレーキ装置は、液圧の作用に応じてブレーキ作動する左、右一対の液圧式前輪ブレーキBFL,BFRと、電動モータ等の電気アクチュエータARL,ARRをそれぞれ備えるとともにそれらの電気アクチュエータARL,ARRによりブレーキ作動する左、右一対の電気式後輪ブレーキBRL,BRRと、ドライバによるブレーキペダル1のブレーキ操作によってブレーキ液圧を出力するマスタシリンダMとを備える。
【0013】
前記マスタシリンダMは、一対の出力ポート2L ,2R を備えるタンデム型のものであり、一方の出力ポート2L は、液圧制御弁手段3L を介して液圧式前輪ブレーキBFLに接続され、他方の出力ポート2R は、液圧制御弁手段3R を介して液圧式前輪ブレーキBFRに接続される。
【0014】
液圧制御弁手段3L は、出力ポート2L および液圧式前輪ブレーキBFL間に設けられる常開型電磁弁4L と、液圧式前輪ブレーキBFLから出力ポート2L 側へのブレーキ液の流通を許容して常開型電磁弁4L に並列に接続される一方向弁5L と、液圧制御弁手段3R と共通であるリザーバ7および液圧式前輪ブレーキBFL間に設けられる常閉型電磁弁6L とで構成され、液圧制御弁手段3R は、常開型電磁弁4R 、一方向弁5R および常閉型電磁弁6R を有して、液圧制御弁手段3L と同様に構成される。
【0015】
このような、液圧制御弁手段3L ,3R は、マスタシリンダMがブレーキ液圧を出力している状態で、常開型電磁弁4L ,4R を閉弁するとともに常閉型電磁弁6L ,6R を開弁して液圧式前輪ブレーキBFL,BFRのブレーキ液圧を減圧する状態、常開型電磁弁4L ,4R および常閉型電磁弁6L ,6R をともに閉弁して液圧式前輪ブレーキBFL,BFRのブレーキ液圧を保持する状態、ならびに常開型電磁弁4L ,4R を開弁するとともに常閉型電磁弁6L ,6R を閉弁して液圧式前輪ブレーキBFL,BFRのブレーキ液圧を増圧する状態を切換可能であり、ブレーキ時に液圧式前輪ブレーキBFL,BFRがロック状態に陥りそうになったときに、液圧制御弁手段3L ,3R の切換制御によるアンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御と言う)を実行することが可能である。
【0016】
左、右一対の電気式後輪ブレーキBRL,BRRがそれぞれ備える電気アクチュエータARL,ARRの作動、ならびに警報ブザーや警報灯等の警報器9の作動は、コントローラCで制御されるものであり、該コントローラCは、マスタシリンダMが備える一対の両出力ポート2L ,2R の出力液圧を個別に検出する一対の液圧検出器8L ,8R の検出値に基づいて、図2で示す手順に従って、前記両電気アクチュエータARL,ARRおよび警報器9の作動を制御する。
【0017】
図2のステップS1では、ドライバがブレーキペダル1を操作することに応じてマスタシリンダMから出力されるブレーキ液圧の両液圧検出器8L ,8R による検出値を読み込み、ステップS2では、両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が、予め設定される第1設定値P1(たとえば10kg/cm2 )以上であるか否かを判断する。
【0018】
両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第1設定値P1以上であることをステップS2で確認したときには、ステップS2からステップS3に進み、このステップS3において、両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値を選択した後、ステップS4で警報器9による警報作動を実行する。
【0019】
ステップS4での警報作動実行に続くステップS5では、ABS制御を実行しているか否かを判断し、非ABS制御時にはステップS6に進む。このステップS6では、両液圧検出器8L ,8R の検出値に基づいて両電気式後輪ブレーキBRL,BRRの電気アクチュエータARL,ARRの作動制御を実行するのであるが、ステップS2,S3,S4,S5に続くステップS6では両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値に基づいて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御し、ステップS2,S8,S9,S5に続くステップS6では両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値に基づいて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御し、さらにステップS2,S8,S10,S5に続くステップS6では両液圧検出器8L ,8R の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御することになる。
【0020】
而してステップS6での電気アクチュエータARL,ARRの作動制御により、図3で示すように、前輪側の制動力に比べ後輪側の制動力が小さくなるように、両電気アクチュエータARL,ARRが作動せしめられる。
【0021】
またステップS5において、ABS制御を実行中であると判断したときには、ステップS7でABS制御処理を継続する。
【0022】
さらにステップS2において、両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第1設定値P1未満であると判断したときには、ステップS2からステップS8に進み、このステップS8では、両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第1設定値P1よりも低い値として予め設定される第2設定値P2(たとえば3kg/cm2 )以上であるか否かを判断する。而して両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第2設定値P2未満であることをステップS8で確認したときには、ステップS9において両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値を選択した後、ステップS5に進み、また両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第2設定値P2以上であることをステップS8で確認したときには、ステップS10において両液圧検出器8L ,8R の検出値の平均値を算出してステップS5に進む。
【0023】
次にこの実施例の作用について説明すると、左、右一対の前輪ブレーキBFL,BFRは、液圧の作用に応じてブレーキ作動する液圧式のものであり、左、右一対の後輪ブレーキBRL,BRRは、電気アクチュエータARL,ARRをそれぞれ備えるとともにそれらの電気アクチュエータARL,ARRによりブレーキ作動する電気式のものである。すなわち必要とされる制動力が前輪側に比べて小さい左、右後輪に電気式車輪ブレーキが用いられ、左、右前輪に液圧式車輪ブレーキが用いられることにより、制動力を自在に調節可能な電気式車輪ブレーキを、電力消費量を抑えつつ有効に用いることが可能である。
【0024】
しかも両液圧式前輪ブレーキBFL,BFRに、マスタシリンダMが備える一対の出力ポート2L ,2R が個別に接続されるので、電気系に故障が生じても左、右一対の液圧式前輪ブレーキBFL,BFRで制動力を得ることが可能であり、さらに左、右一対の液圧式前輪ブレーキBFL,BFRの一方およびマスタシリンダM間で液圧失陥が生じても、左、右一対の液圧式前輪ブレーキBFL,BFRの他方および両電気式後輪ブレーキBRL,BRRでそれぞれ制動力を得ることができる。
【0025】
また電気式の後輪ブレーキBRL,BRRが備える電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御するコントローラCは、両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が、第1設定値P1以上である状態ならびに第1設定値P1よりも小さな第2設定値P2未満の状態で両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御するとともに、第1設定値P1未満であって第2設定値P2以上の状態では両液圧検出器8L ,8R の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御するので、ドライバのブレーキ操作量を左、右一対の電気式後輪ブレーキBRL,BRRの作動制御により正確に反映させることができる。
【0026】
すなわち、ドライバのブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を出力するマスタシリンダMが備える一対の出力ポート2L ,2R の出力液圧の差が、第1設定値P1以上のときは、両出力ポート2L ,2R の一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じている状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値を用いることで、両出力ポート2L ,2R のうち異常が生じていない方の出力液圧を採用して電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御することができる。また両出力ポート2L ,2R の出力液圧の差が、第1設定値P1よりも低い値として予め設定される第2設定値P2未満のときは、両出力ポート2L ,2R にそれぞれ連なる一対の液圧系のいずれでも異常が生じていない正常な状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器8L ,8R の検出値のうちの大きい方の検出値を用いることで、両出力ポート2L ,2R のうちより安全側である方の出力液圧を採用して電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御することができる。さらに両出力ポート2L ,2R の出力液圧の差が、第1設定値P1未満であって第2設定値P2以上のときには、両液圧検出器8L ,8R およびコントローラC間の信号伝達系にノイズが作用していると疑うことができ、この状態で両液圧検出器8L ,8R の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータARL,ARRの作動を制御することにより、前記ノイズによる検出誤差を極力小さくすることが可能となる。
【0027】
さらに両液圧検出器8L ,8R の検出値の差の絶対値が第1設定値P1以上である状態、すなわちマスタシリンダMが備える一対の出力ポート2L ,2R の一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じていると想定される状態では、コントローラCにより警報器9が警報作動せしめられるので、両出力ポート2L ,2R の一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じていることを、ドライバに認識させることができる。
【0028】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、制動力を自在に調節可能な電気式車輪ブレーキを、電力消費量を抑えつつ有効に用いることができ、しかも電気系に故障が生じても左、右一対の液圧式前輪ブレーキで制動力を得ることが可能であり、左、右一対の液圧式前輪ブレーキの一方およびマスタシリンダ間で液圧失陥が生じても、左、右一対の液圧式前輪ブレーキの他方および両電気式後輪ブレーキでそれぞれ制動力を得ることができる。
【0030】
また特にマスタシリンダの一対の出力ポートの出力液圧の差が第1設定値以上のときは、両出力ポートの一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じている状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、異常が生じていない方の出力ポートの出力液圧を採用することになる。また両出力ポートの出力液圧の差が、第1設定値よりも低い値として予め設定される第2設定値未満のときは、両出力ポートにそれぞれ連なる一対の液圧系のいずれでも異常が生じていない正常な状態と想定することができ、この状態で両液圧検出器の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、より安全側である出力ポートの出力液圧を採用することになる。さらに両出力ポートの出力液圧の差が、第1設定値未満であって第2設定値以上のときには、両液圧検出器およびコントローラ間の信号伝達系にノイズが作用していると疑うことができ、この状態で両液圧検出器の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータの作動を制御することにより、前記ノイズによる検出誤差を極力小さくすることが可能となる。以上の結果、ドライバのブレーキ操作量を左、右一対の電気式後輪ブレーキの作動制御により正確に反映させることができる。
【0031】
さらに請求項2の発明によれば、マスタシリンダが備える一対の出力ポートの一方に連なる液圧系で液圧失陥等の異常が生じていることを、ドライバに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブレーキ装置の構成を示す図である。
【図2】コントローラによる処理手順を示すフローチャートである。
【図3】制動力特性図である。
【符号の説明】
2L ,2R ・・・出力ポート
8L ,8R ・・・液圧検出器
9・・・警報器
ARL,ARR・・・電気アクチュエータ
BFL,BFR・・・液圧式前輪ブレーキ
BRL,BRR・・・電気式後輪ブレーキ
C・・・コントローラ
M・・・マスタシリンダ
Claims (2)
- 液圧の作用に応じてブレーキ作動する左、右一対の液圧式前輪ブレーキ(BFL,BFR)と、電気アクチュエータ(ARL,ARR)をそれぞれ備えるとともにそれらの電気アクチュエータ(ARL,ARR)によりブレーキ作動する左、右一対の電気式後輪ブレーキ(BRL,BRR)と、前記両液圧式前輪ブレーキ(BFL,BFR)に個別に接続される一対の出力ポート(2L ,2R )を有するタンデム型のマスタシリンダ(M)とを含む車両用ブレーキ装置において、
前記両出力ポート(2 L ,2 R )の出力液圧を個別に検出する一対の液圧検出器(8 L ,8 R )と、前記両電気式後輪ブレーキ(B RL ,B RR )がそれぞれ備える電気アクチュエータ(A RL ,A RR )の作動を前記両液圧検出器(8 L ,8 R )の検出値に基づいて制御するコントローラ(C)とを含み、
該コントローラ(C)は、前記両液圧検出器(8 L ,8 R )の検出値の差の絶対値が、第1設定値以上である状態ならびに第1設定値よりも小さな第2設定値未満の状態で前記両液圧検出器(8 L ,8 R )の検出値のうちの大きい方の検出値を用いて電気アクチュエータ(A RL ,A RR )の作動を制御するとともに、第1設定値未満であって第2設定値以上の状態では前記両液圧検出器(8 L ,8 R )の検出値の平均値を用いて電気アクチュエータ(A RL ,A RR )の作動を制御することを特徴とする車両用ブレーキ装置。 - 前記両液圧検出器(8L ,8R )の検出値の差の絶対値が第1設定値以上である状態で前記コントローラ(C)により作動せしめられる警報器(9)を含むことを特徴とする、請求項1記載の車両用ブレーキ装置。
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