JP4135388B2 - 自動二輪車の変速装置組付け構造 - Google Patents

自動二輪車の変速装置組付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の動力伝達装置に関し、特に、変速装置を備えた自動二輪車の変速装置組付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車や自動二輪車を開発するにあたり、開発期間の短縮や開発工数の削減を図るために、独立して構成可能なトランスミッション等の機能部品を、仕入先からユニットとして購入する機会が増加している。
また、構成部品のユニット化を図ることは、組立て作業やメンテナンス作業の簡易化を図り、作業性が向上するというメリットがある。
【0003】
そこで、従来では、実公平5−39997号公報に開示されているように、捲掛伝動装置が収納された伝動ケースとエンジンとを搭載した車両において、エンジンのクランクケースの一部と伝動ケースの一部を一体的に構成し、該伝動ケースの開放部を閉じる着脱可能なサイドカバーを備えたものが提案されている。この構成によれば、伝動ケース本体とサイドカバーとを容易に着脱することができ、メンテナンスの作業性を向上できる。
【0004】
また、特開平11−301564号公報には、ユニットスイング式エンジンにおいて、エンジンの一方側のクランクケース内にエンジン構成部品とは別体で乾式Vベルト変速装置を構成したものが開示されている。この構成によれば、クランクケースカバーを外すことで、エンジン内部に影響を与えることなく前記変速装置のメンテナンス作業を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実公平5−39997号公報に記載の考案による構成では、エンジン本体を作業する場合、駆動輪側を取外す必要があり作業が煩雑となるという問題点がある。また、特開平11−301564号公報に記載の発明による構成では、変速装置を組付ける際には、クランクケースの一部がエンジン主要部と変速装置との隔壁となっているため、エンジン主部や伝動部を組付けた後に駆動側可変プーリや従動側可変プーリを組付ける必要があり、作業が煩雑となるという問題点がある。
以上のように、トランスミッションや変速装置等の大型で複雑な構成部品をユニット化して取付けることは有効であるが、自動二輪車においてはスペース的な問題から困難とされている。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でエンジンと伝動装置とをモジュール化して、組立て作業性の向上を図るとともにエンジンの剛性を高めた自動二輪車の変速装置組付け構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動軸と従動軸とを有する変速装置を備え、エンジンケース内にクランク軸と、前記クランク軸からの出力を前記変速装置に入力するための入力軸と、前記変速装置からの出力を、クラッチを介して駆動輪側に伝達する伝達軸を有するエンジンに前記変速装置を取付ける自動二輪車の変速装置組付け構造において、
前記エンジンケースは、その内部にクランク軸、入力軸、伝達軸が略平行に配設されるとともにその軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成され、
前記変速装置は、前記エンジンケースとは別体で構成される変速ケースを備え、該変速ケース内部に駆動軸と従動軸とを略平行に配設するとともに該変速ケースの外部に前記駆動軸および従動軸の各々の一端部を突出配置して構成され、
前記変速ケースは、前記駆動軸および従動軸の軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成され、
前記変速ケースを前記エンジンケースの一方側に配置して締結部材により一方側のエンジンケースを介在して他方側のエンジンケースに締結するように構成し
該他方側のエンジンケースは、その外側方に前記クラッチを配置すると共に、その内部に前記伝達軸と前記従動軸とを連結するジョイント部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において、前記変速ケースを、前記駆動軸の前方側と、前記従動軸の後方側と、前記駆動軸及び従動軸間との3つの領域に区分し、これら3つの領域それぞれにおいて、前記駆動軸及び従動軸を上下方向で挟む前記変速ケースの外周縁部の近傍位置で、前記締結部材により該変速ケースを前記他方側のエンジンケースに締結することが好ましい。
【0009】
また、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において、前記変速装置は、駆動軸側と従動軸側とに駆動側可変プーリと従動側可変プーリとを備え、前記駆動側可変プーリと従動側可変プーリとの間に伝達ベルトが巻装されたベルト式無段階変速装置であって、前記可変プーリ上に円弧状に巻装される伝達ベルトの円弧寸法を電動モータにより可変制御するようにしたことが好ましい。
【0010】
また、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において、前記電動モータは、前記変速装置の駆動軸上方で変速ケースと一体的に装着され、また、前記駆動軸の前方で且つ前記変速ケースの前方端よりも後方に配設されることが好ましい。
また、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において、前記電動モータを駆動軸の上方に配置して、前記締結部材により前記電動モータを前後方向に挟むように変速ケースに締結することが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において前記変速ケースは、前記駆動軸及び従動軸を軸支する軸受けボス部をそれぞれ設け、該軸受けボス部は、前記他方側のエンジンケースと前記変速ケースとが前記締結部材で締結される際に、前記一方側のエンジンケースの対応する位置に形成された嵌合部にそれぞれ互いに嵌め合いになることが好ましい。
また、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造において、前記軸受けボス部は、前記駆動軸と前記従動軸とのそれぞれを軸支する各々の軸支位置がその軸線方向に互いにオフセットし、さらに、互いに異なる平面上で前記嵌合部にそれぞれ嵌め合いになることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明に係る自動二輪車の変速装置組付け構造が採用されたエンジンを搭載した自動二輪車の全体の構成を示す側面図、図2は前記エンジンの構成を示す側面図、図3は前記エンジンのエンジンケースと変速装置の構成を示す車両右側面図、図4は前記エンジンと変速装置の構成を示す図3のX−X断面矢視図、図5は前記変速装置の構成を示す車両右側面図である。
【0013】
本実施形態は、本発明に係る自動二輪車の変速装置組付け構造が採用された自動二輪車1であって、図1に示すように、車体前後方向に延設される車体フレーム2の略中央部にはエンジン3が懸架され、前頭部には前輪4がハンドルバー(図示省略)によって左右回動自在に設けられ、前記エンジン3の後方に架設されたピボット軸7を介して、後方に延びて後輪8を軸支する後輪懸架装置(図示省略)が上下方向に揺動自在に支持されたものである。
【0014】
前記車体フレーム2は、以下に示すように構成されている。
車両前側には、図1に示すように、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク(図示省略)を左右回動自在に操舵可能に支持するヘッドパイプ21と、前記ヘッドパイプ21の上部より左右一対で後方に向かい、且つ前輪の上端部と略同程度の高さあたりまで下方に垂下して形成されたヘッドアッパーチューブ22と、前記ヘッドパイプ21の下部より左右一対で後方に向かい、前記ヘッドアッパーチューブ22と対向してダウンチューブ23が略平行に前記ヘッドアッパーチューブ22よりも短く形成されている。
【0015】
前記ヘッドアッパーチューブ22とダウンチューブ23との間には、前記ヘッドアッパーチューブ22の略中央部とダウンチューブ23の端部とを連結するサイドアッパーチューブ24が設けられている。
【0016】
前記ダウンチューブ23の後端部には、下方に垂下して設けられるロアダウンチューブ25が左右一対で設けられている。前記ロアダウンチューブ25は、前輪4の後方で下方に垂下して形成され、前方に傾斜したシリンダ32の下側付近より後方に向かいやや上方に傾斜して形成され、クランクケース33付近でさらに上方に傾斜して延設されて後述するアッパーチューブ26の中程に接続されている。
【0017】
車両の中央部には、車体フレーム2の主部を構成するアッパーチューブ26がヘッドパイプ21の下側後方より後輪8の上方に亘り延設されている。前記アッパーチューブ26は、前記ロアダウンチューブ25の前端部付近に接続され、その接続部から後方に向かいやや下方に傾斜して延設され、後輪8の前側より上方に傾斜して形成されている。前記ロアダウンチューブ25の略中央部の下側にエンジン3が垂架されている。
【0018】
前記エンジン3は、図2、図3に示すように、クランク軸9を車両幅方向に指向させ、クランクケース33の前側に2気筒用のシリンダヘッド31およびシリンダ32を備え、その気筒中心軸が前上がり傾斜となるように搭載された前方横置きエンジンであって、前記クランクケース33の後方に変速装置60を前後方向に一体的に並設した2気筒4サイクルのユニット型エンジンである。
【0019】
そして、前記エンジン3は、車両側面視で気筒中心軸線より上方側に吸気系が配設され、該気筒中心軸線より下方側にラジエタ15および排気系が配設されている。前記ラジエタ15は矩形状を呈し、前記エンジン3の前方で且つ後述するエアクリーナ14の下方で車両進行方向に正対して設けられている。
【0020】
前記シリンダヘッド31には、図に示すように、車両側面視で気筒中心軸線より上方側に吸気カム軸16が配設され、該気筒中心軸線より下方側に排気カム軸17が配設されている。
【0021】
また、前記シリンダヘッド31の上方には吸気マニホールド31aが形成されている。前記吸気マニホールド31aには、吸気ポート(図示省略)と連通する吸気経路、すなわちインテークパイプ11、スロットルボディ12、気化器インレットチューブ13、エアクリーナ14が前方に向かい上方に傾斜して略直線的に配設されている。前記エアクリーナ14は、ヘッドアッパーチューブ22、ダウンチューブ23およびサイドアッパーチューブ24との間に形成された空間に配置されている。
【0022】
前記エアクリーナ14の下方でラジエタ15の上方の空間には、二次エア供給装置40を構成する二次エアバルブユニット41が配設されている。前記二次エアバルブユニット41の一端部は二次エア供給ホース43に接続され、他端部はリードバルブ45に接続されている。
【0023】
前記リードバルブ45は、シリンダヘッドカバー35に形成されたブリーザ室50の吸気経路側側壁に平面視で2気筒の吸気マニホールド31aの間に気筒中心軸線と略平行に突設されている。このリードバルブ45は、吸気経路に対して車両前側であり、吸気カム軸16に対して車両上方で、且つラジエタ15に対して車両後側に位置している。
前記二次エア供給ホース43は、前記リードバルブ45の取付け側に沿って吸気経路と略平行に延設されている。
【0024】
前記ブリーザ室50は、シリンダヘッドカバー35の吸気カム軸16上側に該吸気カム軸線方向に沿って矩形状に形成されるとともに、上部が開口形成されている。その開口部を覆うように対向する面側を開口した箱形状のブリーザカバー51が配設されている。
【0025】
また、前記ブリーザ室50の吸気カム軸16に沿った長手方向両端部には、シリンダヘッドカバー35のシリンダヘッド31への締結ボルト(図示省略)が取付けられる。前記締結ボルトの取付け位置は、吸気側にブリーザ室50を構成する関係上、排気側の取付け位置よりも広くされている。
【0026】
一方、排気経路の構成は、前記シリンダヘッド31より車体後方に向かい排気管18が延設されている。前記排気管18は、該シリンダヘッド31の下側から後方に向かい延設され、さらに、前記シリンダ32の下側に配置されるクランクケース33の側部に沿って車体後方に延設されて、後輪8の側方で車体フレーム2に取付けられた図示しない排気消音器(マフラー)に接続されている。
【0027】
前記シリンダ32の後方には、クランクケース33が構成されるエンジンケース36が設けられている。前記エンジンケース36は、内部に配設される軸部材の軸心方向に対して略垂直方向の分割面で分割可能に形成された車両右側エンジンケース36aと車両左側エンジンケース36bとの2体で構成されている。
【0028】
前記エンジンケース36の内部には、図4に示すように、クランク軸9と、前記クランク軸9からの出力を前記変速装置60に入力するための入力軸37と、前記変速装置60からの出力を伝達する伝達軸としてのクラッチ軸38と、前記クラッチ軸38に伝達された駆動力を駆動輪側に出力する出力軸39が平行に配設されている。前記出力軸39は、後輪側を軸支するためのピポット軸を兼用している。
【0029】
前記車両左側エンジンケース36b側のクランク軸9の一端部には図示しないマグネトが設けられ、該マグネトの外周部を覆うマグネトカバー36cが配設され、一方、前記クラッチ軸38の一端部にはクラッチ部38aが設けられ、該クラッチ部38aの外周部を覆うようにクラッチカバー36dが配設されている。
【0030】
前記車両右側エンジンケース36aは、図4に示すように、入力軸37端部とクラッチ軸38端部が突設配設される部分には、変速装置60が取付けられる嵌合部36j、36kが開口形成されている。前記嵌合部36jの内周部と入力軸37の先端部外周部との間にはオイルシール36sが組み付けられ、エンジンケース36内の密閉性を保つようにされている。また、前記車両右側エンジンケース36a外壁部の変速装置60との取付け部分には、締結ボルト64bが締結されるボルトボス部36eが複数箇所に突設されている。
【0031】
前記変速装置60は、図4、図5に示すように、前記エンジンケース36とは別体で構成される変速ケース61を備え、その内部に駆動軸62及び従動軸63を配設して別体でエンジンケース36に装着可能としたユニット構造で構成されている。
【0032】
前記変速ケース61は、内部に駆動軸62及び従動軸63が平行に配設されるとともに、その軸心方向に対して略垂直方向の分割面で分割可能に形成された内側変速ケース61aと外側変速ケース61bとの2体で構成されている。そして、前記駆動軸62及び従動軸63の各々の一端部が変速ケース61の外側に突出して配設されている。
また、前記変速ケース61は、図5に示すように、その外周に沿って略等しい間隔で締結ボルト64aにより内側変速ケース61aと外側変速ケース61bとを一体的に締結されている。
【0033】
前記内側変速ケース61aは、図4に示すように、駆動軸62端部と従動軸63端部が配設される部分に、前記嵌合部36j、36kと対応する嵌合部61j、61kが突出形成されている。該嵌合部61j、61kは、前記嵌合部36j、36kと嵌め合いで組付けるように構成されている。また、前記嵌合部36j、61j、61kは軸受を兼ねている。
【0034】
前記嵌合部61kの外周部と前記嵌合部36kの内周部との間にはОリング61rが組み付けられ、また、前記嵌合部61kの内周部と従動軸63の構成部品の外周部との間にはオイルシール61sが組み付けられ、エンジンケース36内部と変速ケース61内部との密閉性を保つようにされている。
【0035】
また、前記変速ケース61aの車両右側エンジンケース36aとの取付け部分には、前記車両右側エンジンケース36aに突設されたボルトボス部36eと対向してボルトボス部61dが突設されている。
【0036】
前記変速ケース61のエンジンケース36への取付けは、該変速ケース61を車両右側エンジンケース36aの外側に配置して、複数の締結ボルト64bにより前記車両右側エンジンケース36aを挟持して車両左側エンジンケース36bに締結される。
【0037】
前記締付ボルト64bは、図5に示すように、変速ケース61の外周縁で、駆動軸62の前方側と、従動軸63の後方側と、前記駆動軸62と従動軸63との間であって前記駆動軸62及び従動軸63を上下方向で挟む位置で、前記変速ケース61をエンジンケース36に締結するように配置されている。
【0038】
前記駆動軸62は、両端部がそれぞれ内側変速ケース61aおよび外側変速ケース61bに組み込まれるベアリング71、72を介して回転可能に軸支されている。前記駆動軸62の内側変速ケース61a側の一端部は、ジョイント(入力軸側)65によりエンジンケース36内に回転可能に軸支される入力軸37の一端部に連結可能に突設され、該変速ケース61内に配置される部分には駆動側可変プーリ62aが設けられている。
【0039】
前記従動軸63は、両端部がそれぞれ内側変速ケース61aおよび外側変速ケース61bに組み込まれるベアリング73、74を介して回転可能に軸支されている。前記従動軸63の内側変速ケース61a側の一端部は、ジョイント(クラッチ軸側)66によりエンジンケース36内に回転可能に軸支されるクラッチ軸38の一端部に連結可能に突設され、該変速ケース61内で前記駆動側可変プーリ62aと対向する位置には従動側可変プーリ63aが設けられている。
【0040】
前記駆動側可変プーリ62aと従動側可変プーリ63aとの間には伝達ベルト67が巻装されている。
【0041】
前記駆動側可変プーリ62aは、図4に示すように、駆動軸62と一体的に形成された固定フェーシング62bと軸心方向に移動可能な可動フェーシング62cとにより構成されている。前記可動フェーシング62cには、同軸上でベアリング75を介して変速ドリブンギア62dが一体的に設けられている。前記変速ドリブンギア62dは、後記する電動モータ68とギアで噛合い、該電動モータ68の回転により駆動軸62の軸線方向に沿って変位するように構成されている。
【0042】
こうして、前記駆動側可変プーリ62aは、変速ドリブンギア62dの変位にともない可動フェーシング62cが変位することで固定フェーシング62bと可動フェーシング62cとの間のプーリ溝の幅が変動して、前記駆動側可変プーリ62a上に円弧状に巻装される伝達ベルト67の円弧寸法を可変制御するようにされている。
【0043】
前記従動側可変プーリ63aは、図4に示すように、従動軸63と一体的に形成された固定フェーシング63bと同軸上で軸心方向に移動可能な可動フェーシング63cとにより構成されている。前記可動フェーシング63cは、従動軸63に対し回転自在に且つ摺動自在に配設されている。前記可動フェーシング63cの反固定フェーシング63b側には、該可動フェーシング63cを固定フェーシング63b側に付勢するように圧接バネ69が設けられている。
【0044】
こうして、前記従動側可変プーリ63aは、前記駆動側可変プーリ62aからの伝達される駆動力に応じて伝達ベルト67により可動フェーシング63cが圧接バネ69を抗して変位することで固定フェーシング63bと可動フェーシング63cとの間のプーリ溝の幅が変動して、従動側可変プーリ63a上に円弧状に巻装される伝達ベルト67の円弧寸法が可変制御される。
【0045】
前記電動モータ68は、図3、図5に示すように、駆動軸62の上方で変速ケース61の外側変速ケース61b側壁に一体的に装着されており、前記駆動軸62より前方で且つ変速ケース61の前方端よりも後方に設けられている。また、前記電動モータ68は、前後方向を締結ボルト64bにより挟まれる位置で変速ケース61に締結されている。
【0046】
次に、本実施形態の変速装置の組付け構造による作用について図面を参照して説明する。
まず、エンジン3に変速装置60を組付ける場合は、図に示すように、エンジン本体を構成する部品が組み込まれるエンジンケース36と、変速装置60の構成部品が組み込まれる変速ケース61を別体で組立てる。すなわち、別工程でエンジンケース36と変速ケース61とを同時に組立てることが可能となる。
【0047】
そして、各々組立てられてユニット化したエンジンケース36と変速ケース61とを組付ける。この時、入力軸37と駆動軸62とを連結し、クラッチ軸38と従動軸63とを連結する。そして、エンジンケース36側の嵌合部36j、36kと変速ケース61側の嵌合部61j、61kとを嵌合させて、前記エンジンケース36と変速ケース61とを一体的に組付ける。
【0048】
そして、エンジンケース36の車両左側エンジンケース36bと変速ケース61とで車両右側エンジンケース36aを挟み込んだ状態で、締結ボルト64bを用いていわゆる共締めで変速ケース61をエンジンケース36に一体的に組付けることができる。
【0049】
以上のように構成したので、本実施形態によれば、エンジンの主要部を構成するエンジンケース36と変速装置60を構成する変速ケース61とを各々別体で組立ててモジュール化することで組立て作業性の向上を図るとともに、前記エンジンケース36および変速ケース61をユニット化することで各々が単体での剛性を高め、延いてはエンジンの剛性を高めることができる。
【0050】
また、本実施形態によれば、変速装置60の構成を駆動側可変プーリ62aと従動側可変プーリ63aを有するベルト式無段変速装置としたので、装置構成を簡単にでき、変速ユニットの軽量化を図ることができる。
【0051】
また、本実施形態によれば、可動フェーシング62dを駆動する電動モータ68を電動ケース61に一体的に取付けたので、部品構成を簡潔にして組付け性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、締結ボルト64aで変速ケース61単体を組立て、締結ボルト64bで変速ケース61とエンジンケース36とを一体的に組付けるようにしたので、変速ケース61の剛性を高めるとともに、組付け作業性の向上を図ることができる。
【0052】
また、本実施形態によれば、車両右側エンジンケース36aと内側変速ケース61aのそれぞれに互いに連結するボルトボス部36e、61dを複数箇所に設けることで、前記車両右側エンジンケース36aと内側変速ケース61aとの間に隙間を形成して組付けることができる。この隙間により変速ケース61がエンジンケース36から受ける熱影響を大幅に抑制できる。また、前記車両右側エンジンケース36aと内側変速ケース61aとの間に隙間を形成しても、エンジンケース36に変速ケース61を組付けるための必要な取付け部の接触面積を確保できるので、組付け剛性を充分に確保できる。
【0053】
また、本実施形態によれば、前記車両右側エンジンケース36aと内側変速ケース61aとの嵌合部36j、36k、61j、61kを嵌め合い結合としたので、駆動軸62および従動軸63を連結して組付ける際の剛性を充分に確保できる。さらに、前記嵌合部36j、61jと嵌合部36k、61kとを異なる部位で嵌め合い結合したので、面方向でずれようとする荷重に対して、駆動軸62や従動軸63を連結して組付ける際の剛性を充分に確保できる。
【0054】
尚、本発明の自動二輪車の変速装置組付け構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、変速装置としてベルト式無段変速装置を採用しているが、変速装置の構成はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、前記ベルト式無段変速装置の構成を、電動モータ68を採用した電子制御式としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、油圧により制御するようなものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明自動二輪車の変速装置取付け構造によれば、簡単な構成でエンジン本体と変速装置とをモジュール化して、組立て作業性の向上を図るとともにエンジン本体の剛性を高めることができるという優れた効果を奏し得る。
【0056】
詳しくは、本発明によれば、変速装置の変速ケースをエンジンケースに組付けるようにした自動二輪車の変速装置組付け構造において、エンジンケースをその内部にクランク軸、入力軸、伝達軸を略平行に配設するとともにその軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成することで、前記エンジンケースをユニット化して構成できる。また、変速装置に前記エンジンケースとは別体で構成される変速ケースを備え、該変速ケース内部に駆動軸と従動軸とを略平行に配設するとともに該変速ケースの外部に前記駆動軸および従動軸の各々の一端部を突出配置して構成することで、変速ケースをユニット化して構成できる。
したがって、エンジンユニットと変速ユニットの単体の剛性アップを図るとともに、該エンジンユニットと変速ユニットとを連結することでエンジン全体の剛性の向上を図ることができる。
【0057】
また、前記変速ケースを駆動軸および従動軸の軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成し、前記変速ケースを前記エンジンケースの一方側に配置して締結部材により一方側のエンジンケースを介在して他方側のエンジンケースに締結するように構成し、該他方側のエンジンケースは、その外側方に前記クラッチを配置すると共に、その内部に前記伝達軸と前記従動軸とを連結するジョイント部を設けたので、エンジンの組立て工程数を大幅に削減できるとともに、組立て作業性の向上を図ることができる。
【0058】
また、本発明において、前記変速ケースを、前記駆動軸の前方側と、前記従動軸の後方側と、前記駆動軸及び従動軸間との3つの領域に区分し、これら3つの領域それぞれにおいて、前記駆動軸及び従動軸を上下方向で挟む前記変速ケースの外周縁部の近傍位置で、前記締結部材により該変速ケースを他方側のエンジンケースに締結すれば、大きなトルクがかかる駆動軸及び従動軸の各軸を前後・上下方向に挟むように締結ボルト等の締結部材で締結することで、変速ケースの剛性の向上を図ることができる。
また、本発明において、変速装置の構成を駆動軸側と従動軸側とに駆動側可変プーリと従動側可変プーリとを備え、前記駆動側可変プーリと従動側可変プーリとの間に伝達ベルトが巻装されたベルト式無段階変速装置とし、前記可変プーリ上に円弧状に巻装される伝達ベルトの円弧寸法を電動モータにより可変制御するようにすれば、油圧制御式CVTを採用する場合と異なり、複雑な作動油路を形成することなく、またエンジンユニットの油路と変速ユニットの油路とを連結する必要がなく構成を簡潔にすることができる。また、変速ユニットを軽量化できるので作業性の向上を図ることができる。
【0059】
また、本発明において、前記電動モータを変速装置の駆動軸上方で変速ケースと一体的に装着し、また、前記駆動軸の前方で且つ前記変速ケースの前方端よりも後方に配設することで、変速装置を電動モータを含む変速ユニットとしてモジュール化することができ、組付け性の向上を図るとともに部品精度を高めることができる。
【0061】
また、本発明において、前記電動モータを駆動軸の上方に配置して、前記締結部材により前記電動モータを前後方向に挟むように変速ケースに締結することで、駆動軸を駆動する反力を効果的に受けることができるので、変速ケースの剛性の向上を図ることができる。
【0062】
さらに、本発明において前記変速ケースは、前記駆動軸及び従動軸を軸支する軸受けボス部をそれぞれ設け、該軸受けボス部は、前記他方側のエンジンケースと前記変速ケースとが前記締結部材で締結される際に、前記一方側のエンジンケースの対応する位置に形成された嵌合部にそれぞれ互いに嵌め合いにすれば、軸受ボスを嵌め合い結合とすることで、駆動軸および従動軸を連結して組付ける際の剛性を充分に確保できる。
【0063】
また、本発明において前記軸受けボス部は、前記駆動軸と前記従動軸とのそれぞれを軸支する各々の軸支位置がその軸線方向に互いにオフセットし、さらに、互いに異なる平面上で前記嵌合部にそれぞれ嵌め合いにすれば、エンジンケースと変速ケースとを個別に形成して別体としつつ、両外側のケース間を連結することで、より強固な組付剛性を確保できる。
さらに、異なる面で軸受ボスを嵌め合いとすることで、面方向でずれようとする荷重に対して、駆動軸や従動軸を連結して組付ける際の剛性を確保できる。
以上のような優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の変速装置組付け構造が採用されたエンジンを搭載した自動二輪車の全体の構成を示す側面図である。
【図2】前記エンジンの構成を示す側面図である。
【図3】前記エンジンのエンジンケースと変速装置の構成を示す車両右側面図である。
【図4】前記エンジンと変速装置の構成を示す図3のX−X断面矢視図である。
【図5】前記変速装置の構成を示す車両右側面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
9 クランク軸
33 クランクケース
35 シリンダヘッドカバー
36 エンジンケース
36a 車両右側エンジンケース
36b 車両左側エンジンケース
36c マグネトカバー
36d クラッチカバー
36e ボルトボス部
36j、36k 嵌合部
36s オイルシール
37 入力軸
38 クラッチ軸
39 出力軸
60 変速装置
61 変速ケース
61a 内側変速ケース
61b 外側変速ケース
61d ボルトボス部
61j、61k 嵌合部
61r Oリング
61s オイルシール
62 駆動軸
62a 駆動側可変プーリ
62b 固定フェーシング
62c 可動フェーシング
62d 変速ドリブンギア
63 従動軸
63a 従動側可変プーリ
63b 固定フェーシング
63c 可動フェーシング
64a、64b 締結ボルト
67 伝達ベルト
68 電動モータ
69 圧接バネ

Claims (7)

  1. 駆動軸と従動軸とを有する変速装置を備え、エンジンケース内にクランク軸と、前記クランク軸からの出力を前記変速装置に入力するための入力軸と、前記変速装置からの出力を、クラッチを介して駆動輪側に伝達する伝達軸を有するエンジンに前記変速装置を取付ける自動二輪車の変速装置組付け構造において、
    前記エンジンケースは、その内部にクランク軸、入力軸、伝達軸が略平行に配設されるとともにその軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成され、
    前記変速装置は、前記エンジンケースとは別体で構成される変速ケースを備え、該変速ケース内部に駆動軸と従動軸とを略平行に配設するとともに該変速ケースの外部に前記駆動軸および従動軸の各々の一端部を突出配置して構成され、
    前記変速ケースは、前記駆動軸および従動軸の軸線に対して略垂直方向の分割面で分割可能に構成され、
    前記変速ケースを前記エンジンケースの一方側に配置して締結部材により一方側のエンジンケースを介在して他方側のエンジンケースに締結するように構成し
    該他方側のエンジンケースは、その外側方に前記クラッチを配置すると共に、その内部に前記伝達軸と前記従動軸とを連結するジョイント部を設けたことを特徴とする自動二輪車の変速装置組付け構造。
  2. 前記変速ケースを、前記駆動軸の前方側と、前記従動軸の後方側と、前記駆動軸及び従動軸間との3つの領域に区分し、これら3つの領域それぞれにおいて、前記駆動軸及び従動軸を上下方向で挟む前記変速ケースの外周縁部の近傍位置で、前記締結部材により該変速ケースを前記他方側のエンジンケースに締結することを特徴とする請求項に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
  3. 前記変速装置は、駆動軸側と従動軸側とに駆動側可変プーリと従動側可変プーリとを備え、前記駆動側可変プーリと従動側可変プーリとの間に伝達ベルトが巻装されたベルト式無段階変速装置であって、前記可変プーリ上に円弧状に巻装される伝達ベルトの円弧寸法を電動モータにより可変制御するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
  4. 前記電動モータは、前記変速装置の駆動軸上方で変速ケースと一体的に装着され、また、前記駆動軸の前方で且つ前記変速ケースの前方端よりも後方に配設されることを特徴とする請求項に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
  5. 前記電動モータを駆動軸の上方に配置して、前記締結部材により前記電動モータを前後方向に挟むように変速ケースに締結することを特徴とする請求項3または4に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
  6. 前記変速ケースは、前記駆動軸及び従動軸を軸支する軸受けボス部をそれぞれ設け、該軸受けボス部は、前記他方側のエンジンケースと前記変速ケースとが前記締結部材で締結される際に、前記一方側のエンジンケースの対応する位置に形成された嵌合部にそれぞれ互いに嵌め合いになることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
  7. 前記軸受けボス部は、前記駆動軸と前記従動軸とのそれぞれを軸支する各々の軸支位置がその軸線方向に互いにオフセットし、さらに、互いに異なる平面上で前記嵌合部にそれぞれ嵌め合いになることを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車の変速装置組付け構造。
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