JP4133016B2 - 配達証明システム、配達証明システムにおけるサーバ、配達証明方法及び配達証明処理プログラム - Google Patents

配達証明システム、配達証明システムにおけるサーバ、配達証明方法及び配達証明処理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配達依頼人に対し配達証明を行う配達証明システム及び方法の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、配送業者(郵便局も含む)は、配達依頼人から依頼された配達対象物(例えば、家電製品、食べ物、書類など)をトラック等の車輌で運送し受取人に渡す際に、当該受取人から配達伝票等に署名若しくは捺印を貰うことを行っている。そして、配送業者は、署名若しくは捺印のある配達伝票等を持ち帰り保管するとともに、その配達事実をキーボード等から入力し、データベースに登録してコンピュータにより管理するようにしていた。また、配送業者は、その配達事実を葉書の郵送或いは、電話などにより配達依頼人に通知する場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配送業者が配達事実をキーボード等から入力する作業は、非常に手間がかかり煩雑であった。また、配送業者が、配達事実を葉書の郵送或いは、電話などにより配達依頼人に通知する作業についても非常に手間がかかり煩雑であるばかりでなく、迅速性に欠けるという不都合もあった。さらに、配達依頼人が配達事実の通知を受けたとしても、実際に受取人からその配達事実を聞くまでは不安であるという人もいるであろう。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、配達依頼人に対し容易かつ迅速に配達証明を行うことが可能な配達証明システム、配達証明システムにおけるサーバ、配達証明方法及び配達証明処理プログラムを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点では、所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって当該用紙に記入された内容に対応するデータを取得し当該データを無線通信により端末装置に送信する電子ペンと、前記電子ペンから送信されたデータを受信しネットワークを介してサーバに送信する前記端末装置と、前記端末装置から送信されたデータを受信する前記サーバと、を備えた配達証明システムであって、前記サーバは、配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び前記配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記依頼人記入データが受信された場合に、当該依頼人記入データをデータベースに登録する依頼人記入データ登録手段と、前記受取人により前記用紙に記入された内容に対応する受取人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する依頼人記入データ抽出手段と、前記抽出された依頼人記入データに基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する配達証明通知手段と、を備え、前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、前記サーバは、前記署名に対応する受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する署名画像作成手段をさらに備え、前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれることを特徴とする。
【0006】
上記配達証明システムによれば、電子ペンが、所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって、配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データを取得し無線通信により端末装置に送信する。
【0007】
次に、前記端末装置が、前記電子ペンから送信された依頼人記入データを受信しネットワークを介してサーバに送信する。次に、前記サーバが、前記端末装置から送信された依頼人記入データを受信しデータをデータベースに登録する。次に、前記電子ペンが、前記用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人により前記用紙に記入された内容、即ち、受取人の署名に対応する受取人記入データを取得し無線通信により端末装置に送信する。次に、前記端末装置が、前記電子ペンから送信された受取人記入データを受信し前記ネットワークを介して前記サーバに送信する。
【0008】
次に、前記サーバが、前記端末装置から送信された受取人記入データを受信し当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する。前記受取人記入データには受取人の署名が含まれているため、前記サーバは、当該署名に対応する受取人に関する情報を含む依頼人記入データを前記データベースから抽出する。次に、前記サーバが、前記抽出された依頼人記入データに含まれる通知方法に関する情報に基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する。
【0009】
従って、ほぼリアルタイムに配達依頼人に対し、配達対象物が受取人に配達されたことを証明するための情報を通知することができる。よって、配達依頼人に対し、容易かつ迅速に配達証明を行うことができる。また、配送業者側も、受取人により配達対象物が受け取られた事実をサーバを通じて即座に確認することができる。さらに、配送業者が配達事実を配達依頼人に通知する手間を削減することができる。
【0010】
また、前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、前記サーバは、前記署名に対応する受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する。そして、前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれる。従って、受取人の署名を表す画像を配達証明として通知することができる。さらに、前記配達依頼人により前記用紙に記入された内容には、当該配達依頼人が所望する通知方法が含まれる。従って、配達依頼人が所望する方法、例えば、電子メール等により配達対象物が受取人に配達されたことを証明するための情報を通知することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0012】
[配達証明システムの全体構成]
先ず、本発明の一実施形態に係る配達証明システムの全体構成について説明する。図1は配達証明システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、配達証明システム1は、配達依頼人及び受取人により使用される電子ペン10、配送業者により使用される携帯端末装置25、配送業者により運用される配送管理サーバ27及び、配達依頼人により使用される端末装置28を含んで構成されている。携帯端末装置25、配送管理サーバ27及び端末装置28は、インターネットや移動体通信網(無線基地局含む)等により構成されたネットワーク29を介して相互に接続され、データ通信が可能となっている。ここで、配送業者には、宅配便、郵便業務を担う全ての者が該当する。
【0013】
また、図1に示すように、電子ペン10は、所定のドットパターンが印刷された用紙("Anoto pattern"と呼ばれる)としての配達依頼書兼受取書20と組み合わせて使用される。この電子ペン10は、デジタルペンなどと呼ばれるペン型入力デバイスであり、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」を適用できる。電子ペン10は、通常のインキペンと同様のペン先部17を備えており、配達依頼人等は通常のインキペンと同様に配達依頼書兼受取書20上に文字などを記入することになる。また、電子ペン10及び携帯端末装置25は、それぞれ、公知の近距離無線通信規格であるBluetooth対応の通信ユニットを備えており、相互にデータ通信が可能となっている。
【0014】
次に、配達証明システム1の各構成要素の構成及び機能について説明する。
【0015】
[電子ペン]
まず始めに、電子ペン10について説明する。図2は電子ペン10の構造を示す機能ブロック図である。図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、Bluetooth対応の通信ユニットであるBluetoothトランシーバ13、バッテリー14、赤外線LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインキペンと同様の構成要素としてインキカートリッジ(図示せず)などを有する。
【0016】
電子ペン10は、ペン先部17により配達依頼書兼受取書20上に描かれたインキの軌跡をデータ化するのではなく、配達依頼書兼受取書20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。赤外線LED15が配達依頼書兼受取書20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が配達依頼書兼受取書20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は配達依頼書兼受取書20上で、配達依頼人等が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
【0017】
圧力センサ18は、配達依頼人等が電子ペン10により配達依頼書兼受取書上に文字などを記入する際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、赤外線LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、配達依頼人等が電子ペン10で配達依頼書兼受取書20上に文字などを記入する(書く)と、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、配達依頼人等が記入を開始したと判定して、赤外線LED15及びカメラ16を作動する。
【0018】
カメラ16は配達依頼書兼受取書20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、配達依頼書兼受取書20上でのX/Y座標を算出する。
【0019】
プロセッサ11は、配達依頼人等による記入が行われる間に、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には配達依頼人等の記入内容に対応するデータ(以下、「記入データ」という)が時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
【0020】
配達依頼人等により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、配達依頼人等が送信指示を行うと、Bluetoothトランシーバ13により、電子ペン10と所定距離(例えば、10m)内にある携帯端末装置25へメモリ12に記憶された記入データが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを携帯端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を携帯端末装置25へ送信したい場合には、配達依頼人等は配達依頼書兼受取書20上に再度記入を行う必要がある。なお、この場合、配達依頼人等は配達依頼書兼受取書20上にインキペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
【0021】
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、配達依頼人等が配達依頼書兼受取書20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、Bluetoothトランシーバ13にメモリ12に記憶された記入データを供給し、携帯端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10はディスプレイやボタンなどを持たないが、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。
【0022】
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
【0023】
このように、電子ペン10は配達依頼人等が配達依頼書兼受取書20上に記入した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の携帯端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインキペンとなっているため、配達依頼書兼受取書20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
【0024】
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、配達依頼書兼受取書20上に設けられた専用エリアに記入することにより、英数字に限りテキスト化する機能を備えている。なお、携帯端末装置25などにおいて、電子ペン10から送信された座標データやベクトルデータから、文字認識アプリケーションを利用してテキストデータを得ることはもちろん可能である。
【0025】
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、E−MAILアドレス、空きメモリ容量、名前、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
【0026】
次に、電子ペンにより配達依頼人等が記入した内容のX/Yデータを取得する方法について説明する。前述のように配達依頼書兼受取書20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、配達依頼人等が配達依頼書兼受取書20上に記述したインキの軌跡を読み取るのではなく、配達依頼書兼受取書20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、赤外線LED15による照明領域及びカメラ16の撮影領域(照明領域内に位置する)は、ペン先部17が配達依頼書兼受取書20に接触する位置とはずれている。
【0027】
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、配達依頼書兼受取書上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、配達依頼書兼受取書20は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどが印刷されて作成される。
【0028】
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組み合わせにより、配達依頼書兼受取書上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その配達依頼書兼受取書上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する配達依頼書兼受取書上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその配達依頼書兼受取書上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
【0029】
次に、配達依頼書兼受取書20の詳細について説明する。配達依頼書兼受取書の構造の一例を図5に示す。図示のように、配達依頼書兼受取書20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
【0030】
ドットパターン32は、1枚の配達依頼書兼受取書の中で重複することがない。よって、配達依頼人が配達依頼書兼受取書のある位置に電子ペン10を使用して記入すると、電子ペン10は、その位置に対応するドットパターンを取得する。また、配達依頼人が同一の配達依頼書兼受取書の別の位置に記入を行うと、電子ペン10はその位置に対応するドットパターンを取得する。よって、電子ペン10を利用することにより、当該配達依頼書兼受取書上の記入箇所の位置を特定することができる。
【0031】
配達依頼書兼受取書は、いわゆる配送伝票の形態で用意することができ、同じ形式の配達依頼書兼受取書上には、同一のドットパターンが印刷されている。従って、複数の配達依頼人がそれぞれ同一形式の配達依頼書兼受取書を使用することとなるので、実際の作業時には、それら複数の配達依頼書兼受取書を区別する必要がある。この区別は、電子ペン10により取得された電子データに対して識別情報(ID)を付与することにより行うことができる。
【0032】
配達依頼書兼受取書に対する記入データを区別する1つの具体的は方法は、配達依頼人が配達依頼書兼受取書上に必要事項を記入し、その記入内容を電子ペン10から携帯端末装置25に送信した後、携帯端末装置25の入力部を操作して伝票番号又は取り扱い番号の如き識別情報(ある人による1回の配達依頼に対して付与される識別情報である)を入力する方法である。こうして入力された識別情報は、電子ペン10から携帯端末装置25へ送信された記入データと対応付けされて、その後の処理に供される。
【0033】
配達依頼書兼受取書に対する記入データを区別するもう1つの方法は、配達依頼人が配達依頼書兼受取書に対して上記の識別情報を入力する方法である。具体的には、図10(a)〜(c)に示すように、配達依頼書兼受取書上に識別番号入力欄を設け、それに対して配達依頼人が入力した識別番号を電子データとして取得し、記入データと対応付けて処理する。
【0034】
なお、図10(a)及び(b)は、配達依頼人が入力すべき数字に対応するボックスにチェックを付すことにより伝票番号などの識別情報を入力する場合の識別情報入力欄の例を示す。また、図10(c)に示す入力欄を利用する方法は、予め配達依頼書兼受領書上に、伝票番号などの識別情報のバーコードデータを印刷したシール紙を貼り付けて使用する。このシール紙は所定のドットパターンが予め印刷されており、配達依頼人がバーコード状の部分に横線を入力すると、電子ペン10が検出するドットパターンに欠落部が生じる。よって、その欠落部の情報からバーコードパターンを検出し、予め決定された伝票番号と対応付ける。なお、上記のような電子ペンを利用した識別情報の入力方法は、特願2002−148699に記載されている。
【0035】
図6に配達依頼書兼受取書20における図案34の一例を示す。図示のように、配達依頼書兼受取書20には、図案として、複数の記入欄35〜41や、送信ボックス42,43が設けられている。また、図6には明確に図示されていないが、実際にはドットパターンが配達依頼書兼受取書20の全面に印刷されており、その上に記入欄35〜41や、送信ボックス42,43が通常のインキにより印刷されている。配達依頼人等は、ドットパターンを意識することなく、従来からある配達伝票等と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を配達依頼書兼受取書20の各記入欄に記入すればよい。なお、図6に示す配達依頼書兼受取書20は、伝票番号などの識別情報入力欄は設けられておらず、伝票番号などの識別情報が携帯端末装置25を操作することにより入力される場合に使用されるものの例である。
【0036】
配達依頼書兼受取書20上の領域は大きく2種類の領域に分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記入内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄35〜41がこれに該当する。これらの記入欄35〜41への記入データは、上述したように、電子ペン10のメモリ12に記憶される。例えば、配達依頼人によって受取人情報記入欄36に記入された受取人の氏名,住所,電話番号や、依頼人情報記入欄38に記入された配達依頼人の氏名,住所,電話番号,FAX番号,E−MAILアドレスなどに対応するデータが、依頼人記入データとしてメモリ12に記憶される。また、受取人によって受取人署名記入欄37に記入された署名に対応するデータが、受取人記入データとしてメモリ12に記憶される。
【0037】
また、図6に示す希望回答方法記入欄39は、受取人によって、配達対象物が受け取られた際に、配送業者がその旨を配達依頼人に対してどのように通知するかを指定するための欄である。図6の例では希望回答方法記入欄39は、4つのチェックボックスに区分されており、上から順に、葉書による通知、電話による通知、FAXによる通知、電子メールによる通知を、それぞれ指定するためのボックスとなっている。例えば、配達依頼人によって希望回答方法記入欄39における電子メールによる通知を指定するためのボックスにチェックが記入された場合には、その記入データがメモリ12に記憶されることになる。
【0038】
配達依頼書兼受取書20上の領域のうち、もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックを記入した際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス42,43がこれに該当する。送信ボックス42,43は前述したように電子ペン10内に記憶されている記入データを近傍の携帯端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。配達依頼人等が送信ボックス42,43内に電子ペン10でチェックを記入すると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はBluetoothトランシーバ13にメモリ12に記憶された記入データの送信命令を発する。これにより、Bluetoothトランシーバ13は、当該記入データを無線通信により携帯端末装置25に送信することになる。
【0039】
[携帯端末装置]
次に、携帯端末装置25について説明する。携帯端末装置25には、Bluetooth対応の通信ユニット及び、ネットワーク29を介して配送管理サーバ27にアクセスするためのネットアクセス機能を備えた携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)及びノート型PC(Personal computer)等の端末装置が適用可能である。電子ペン10のBluetoothトランシーバ13により送信された上記記入データは、携帯端末装置25の通信ユニットによって受信される。携帯端末装置25は、上記記入データを受信すると、ネットアクセス機能によりネットワーク29を介して配送管理サーバ27にアクセスして通信を確立し、当該記入データを配送管理サーバ27に送信する。例えば、携帯端末装置25に備えるメモリに、配送管理サーバ27の情報(URLなど)が予め記憶されており、携帯端末装置25は、その情報に基づいて配送管理サーバ27にアクセスする。
【0040】
なお、携帯端末装置25に備えるメモリに配送管理サーバ27の情報(URLなど)が予め記憶されていなくとも、携帯端末装置25が、図示しない問い合わせサーバに問い合わせることによって配送管理サーバ27の情報を取得するように構成してもよい。例えば、配達依頼書兼受取書に関するアプリケーションやサービスを特定する情報が配達依頼書兼受取書上に印刷されており、配達依頼人等の入力作業中に配達依頼書兼受取書からその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入データを受け取った携帯端末装置25は、まず、問い合わせサーバに対して、その配達依頼書兼受取書に対して記入されたデータをどのサーバへ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバは、配達依頼書兼受取書毎に、対応するサーバの情報を有しており、携帯端末装置25からの問い合わせに応じて、当該配達依頼書兼受取書に関するサービスなどを行う配送管理サーバ27の情報(URLなど)を携帯端末装置25へ回答する。それから、携帯端末装置25は、電子ペンにより取得された記入データを、配送管理サーバ27へ送信することになる。
【0041】
[配送管理サーバ]
次に、配送管理サーバ27について説明する。図7は配送管理サーバ27の構造を示す機能ブロック図である。図7に示すように、配送管理サーバ27は、その内部に処理部271、記憶部272及び通信部273を備える。
【0042】
処理部271は、CPUを主体として構成され、所定のプログラムに従い配送管理サーバ27全体を制御する。また、処理部271は、記憶部272に記憶された配達証明処理プログラムにより、依頼人記入データ登録手段、依頼人記入データ抽出手段、署名画像作成手段、配達証明通知手段として機能する。
【0043】
記憶部272は、RAM、ROM、ハードディスク等の記録媒体により構成されている。また、記憶部272には、配送ログ管理データベース272aが論理的に構築されている。この配送ログ管理データベース272aには、配達依頼書兼受取書20上で記入された内容(電子ペンにより取得され、携帯端末装置25から送信された記入データ)が配達依頼書兼受取書毎に対応付けられて登録される。つまり、配送ログ管理データベース272aには、配達依頼書兼受取書毎に、配達依頼人の氏名,住所,電話番号,FAX番号,E−MAILアドレス,希望回答方法(例えば、電子メールによる通知)、受取人の氏名,住所,電話番号などが対応付けられて記憶される。
【0044】
通信部273は、ネットワーク29に接続し、携帯端末装置25及び端末装置28との間でデータ通信を行うためのものである。
【0045】
[配達証明システムの動作]
次に、本実施形態に係る配達証明システム1の動作について説明する。図8は配達依頼人による配達依頼から当該配達依頼人に対する配達証明が行われるまでのようすを示す概念図である。図9は図8の場合における配送管理サーバ27の処理を示すフローチャートである。
【0046】
先ず、配達依頼人は、配送業者のオフィス或いは、近くの店舗(例えば、配送業者と業務提携し、配達依頼書兼受取書20、電子ペン10及び携帯端末装置25が置いてある店舗)などに配達対象物を持ち込むとともに、電子ペン10を用いて配達依頼書兼受取書20上に必要事項を記入する。即ち、配達依頼人は、配達依頼書兼受取書20上の受取人情報記入欄36に受取人の氏名,住所,電話番号を、依頼人情報記入欄38に自己の氏名,住所,電話番号,FAX番号,E−MAILアドレスを、希望回答方法記入欄39にチェックを、その他の入力欄に必要事項を、それぞれ記入する。このような記入が行われる間に、電子ペン10は、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを依頼人記入データとして取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく(図8の(a))。
【0047】
次に、配達依頼人が必要事項の記入を終え、送信ボックス42内に電子ペン10でチェックを記入すると、電子ペン10は、送信ボックス42内のドットパターンを読み取り、メモリ12内に記憶された依頼人記入データを、Bluetoothトランシーバ13を介して無線通信により携帯端末装置25に送信する(図8の(b))。
【0048】
次に、携帯端末装置25は、依頼人記入データを受信すると、ネットアクセス機能によりネットワーク29を介して配送管理サーバ27にアクセスして通信を確立し、当該依頼人記入データを配送管理サーバ27に送信する(図8の(c))。この際、配送管理サーバ27へ送信される記入データには、前述のいずれかの方法で入力した伝票番号などの識別情報が含まれている。
【0049】
次に、図9(a)の処理1において、配送管理サーバ27は、携帯端末装置25から送信された依頼人記入データを受信する(ステップS1)。次に、配送管理サーバ27は、当該依頼人記入データに基づいて、配達依頼書兼受取書20を特定するとともに、当該配達依頼書兼受取書20に記入された内容を認識(文字認識)し(ステップS2)、かかる内容(情報)を、依頼人記入データ登録手段として、配送ログ管理データベース272aに登録する(ステップS3)。つまり、配送管理サーバ27は、依頼人記入データから、どの配達依頼書兼受取書に記入された何の情報であるかを認識することができる。なお、配送管理サーバ27は、当該依頼人記入データに基づき、配達依頼書兼受取書20に記入されたパターン(手書きのパターン)を認識するようにし、これを配送ログ管理データベース272aに登録するように構成してもよい。
【0050】
次に、配送業者の配達員は、配達対象物、配達依頼人により必要事項が記入された配達依頼書兼受取書20及び携帯端末装置25を、例えば、車輌に載せ、当該車輌にて配達依頼書兼受取書20に記入された受取人宅に向う。こうして、車輌が受取人宅に到着すると、その配達員は、配達対象物を受取人に渡すとともに、上記配達依頼人による記入があった配達依頼書兼受取書20を差し出し、当該受取人に対し確認のための署名を求める。
【0051】
次に、受取人が電子ペン10を用いて配達依頼書兼受取書20における受取人署名記入欄37に署名を記入すると、当該電子ペン10は、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを受取人記入データとして取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けて、メモリ12に記憶する(図8の(d))。
【0052】
次に、受取人が送信ボックス43内に電子ペン10でチェックを記入すると、電子ペン10は、送信ボックス43内のドットパターンを読み取り、メモリ12に記憶された受取人記入データを、Bluetoothトランシーバ13を介して無線通信により携帯端末装置25に送信する(図8の(e))。
【0053】
次に、携帯端末装置25は、上記受取人記入データを受信すると、ネットアクセス機能によりネットワーク29を介して配送管理サーバ27にアクセスして通信を確立し、当該受取人記入データを配送管理サーバ27に送信する(図8の(f))。
【0054】
次に、図9(b)の処理2において、配送管理サーバ27は、携帯端末装置25から送信された受取人記入データを受信する(ステップS5)。次に、配送管理サーバ27は、依頼人記入データ抽出手段として、当該受取人記入データに対応する上記依頼人記入データを配送ログ管理データベース272aから抽出する(ステップS6)。
【0055】
次に、配送管理サーバ27は、署名画像作成手段として、上記受取人記入データに基づいて、配達依頼書兼受取書20における受取人署名記入欄37に記入された署名のパターン(手書きのパターン)を認識して、その署名を表す画像を作成する(ステップS7)。そして、配送管理サーバ27は、署名を表す画像のデータを、上記ステップS3で登録された情報に対応付けて、配送ログ管理データベース272aに登録する(ステップS8)。
【0056】
次に、配送管理サーバ27は、配達証明通知手段として、ステップS6で抽出された依頼人記入データに基づいて配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて配達依頼人に対し配達対象物が受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する(ステップS9)。より具体的には、配送管理サーバ27は、配送ログ管理データベース272aを参照し、これに登録された配達依頼人の希望回答方法(配達依頼書兼受取書20の希望回答方法記入欄39にてチェックに対応する通知方法)に基づいて、配達依頼人に対し、配送ログ管理データベース272aに登録された署名を表す画像を通知する。例えば、希望回答方法が電子メールによる通知であった場合には、配送管理サーバ27は、配送ログ管理データベース272aに登録された署名を表す画像のデータを、電子メールに添付して、配達依頼人の端末装置(例えば、PC,携帯電話機)28にネットワーク29を介して送信する((図8の(g))。
【0057】
これにより、配達依頼人は、その電子メールを端末装置(PC,携帯電話機)28にて受取り、それに添付された署名を表す画像を見て、自己が依頼した配達対象物が確実に受取人に配達されたことを確認することができる。つまり、受取人の筆跡の署名を表す画像が配達証明になるわけである。特に、受取人が知人である場合には、配達依頼人は、その署名を表す画像の筆跡から、本当に受取人が署名を記入したということを把握することができる。
【0058】
なお、希望回答方法がFAXによる通知であった場合には、配送管理サーバ27は、配送ログ管理データベース272aに登録された配達依頼人のFAX番号に基づき、上記署名を表す画像を、公衆電話回線を通じて配達依頼人の自宅にFAX送信する。また、希望回答方法が電話による通知であった場合には、配送管理サーバ27は、配送ログ管理データベース272aに登録された配達依頼人の電話番号に基づき、配達依頼人の自宅に電話して、例えば、予め録音された配達対象物の配達がなされた旨のメッセージを通知する。また、希望回答方法が葉書による通知であった場合には、配送管理サーバ27は、例えば、葉書を作成し発送する業務を担う業者の端末装置に対して、受取人の氏名及び住所等が記載された電子メールに上記署名を表す画像のデータを添付して、ネットワーク29を介して送信する。これにより、その業者は、署名を表す画像が印刷された葉書を作成し受取人に郵送する。
【0059】
以上説明したように、上記実施形態によれば、ほぼリアルタイムに配達依頼人に対し、受取人の署名を表す画像を配達証明として通知することができる。よって、配達依頼人に対し、容易かつ迅速に配達証明を行うことができる。
【0060】
また、配送業者側も、受取人により配達対象物が受け取られた事実を配送管理サーバ27を通じて即座に確認することができる。しかも、その配達証明が、自動的かつ即座に配送ログ管理データベース272aに登録されるので、配送業者による入力作業の手間を削減することができる。さらに、配送業者が配達事実を配達依頼人に通知する手間を削減することができる。
【0061】
なお、配達依頼書兼受取書20上には、配送ログ管理データベース272aに登録された情報と同じ情報が、インキにより記述されているので、かかる配達依頼書兼受取書20を残しておけば、何らかのトラブルが生じた際に、配達依頼書兼受取書20自体を配達証明として利用することができる。
【0062】
また、上記実施形態においては、受取人が電子ペン10を用いて配達依頼書兼受取書20における受取人署名記入欄37に署名を記入し、署名を表す画像を配達依頼人に送信するようにしたが、配送管理サーバ27は、受取人の捺印を表す画像を予め所有している場合には、それを配達依頼人に通知することも可能である。
【0063】
また、受取人の捺印を電子データとして取得することが可能なシステム(電子印鑑システム)を利用する場合には、受取人による受領印としての電子捺印データを、電子ペンにより取得した署名のデータと同様に配達依頼人に送信して、受取人による受領確認を行うことも可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ほぼリアルタイムに配達依頼人に対し、配達対象物が受取人に配達されたことを証明するための情報を通知することができる。よって、配達依頼人に対し、容易かつ迅速に配達証明を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配達証明システムの全体構成例を示す図である。
【図2】電子ペンの構造を示す機能ブロック図である
【図3】配達依頼書兼受取書に印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明するための図である。
【図4】ドットパターン及びそれに対応する情報の例を示す図である。
【図5】配達依頼書兼受取書の構造の一例を示す図である。
【図6】配達依頼書兼受取書における図案の一例を示す図である。
【図7】配送管理サーバの構造を示す機能ブロック図である。
【図8】配達依頼人による配達依頼から当該配達依頼人に対する配達証明が行われるまでのようすを示す概念図である。
【図9】図8の場合における配送管理サーバの処理を示すフローチャートである。
【図10】電子ペンを利用して配達依頼書兼受取書の識別番号などを入力する方法を概略的に示す。
【符号の説明】
1 配達証明システム
10 電子ペン
11 プロセッサ
12 メモリ
13 トランシーバ
14 バッテリー
15 LED
16 カメラ
17 ペン先部
20 配達依頼書兼受取書
25 携帯端末装置
27 配送管理サーバ
28 端末装置
29 ネットワーク

Claims (4)

  1. 所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって当該用紙に記入された内容に対応するデータを取得し当該データを無線通信により端末装置に送信する電子ペンと、前記電子ペンから送信されたデータを受信しネットワークを介してサーバに送信する前記端末装置と、前記端末装置から送信されたデータを受信する前記サーバと、を備えた配達証明システムであって、
    前記サーバは、
    配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び前記配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記依頼人記入データが受信された場合に、当該依頼人記入データをデータベースに登録する依頼人記入データ登録手段と、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容に対応する受取人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する依頼人記入データ抽出手段と、
    前記抽出された依頼人記入データに基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する配達証明通知手段と、を備え、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、
    前記サーバは、
    前記署名に対応する受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する署名画像作成手段をさらに備え、
    前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれることを特徴とする配達証明システム。
  2. 所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって当該用紙に記入された内容に対応するデータを取得し当該データを無線通信により端末装置に送信する電子ペンと、前記電子ペンから送信されたデータを受信しネットワークを介してサーバに送信する前記端末装置と、前記端末装置から送信されたデータを受信する前記サーバと、を備えた配達証明システムにおける前記サーバであって、
    配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び前記配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記依頼人記入データが受信された場合に、当該依頼人記入データをデータベースに登録する依頼人記入データ登録手段と、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容に対応する受取人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する依頼人記入データ抽出手段と、
    前記抽出された依頼人記入データに基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する配達証明通知手段と、を備え、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、当該署名に対応する受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する署名画像作成手段をさらに備え、
    前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれることを特徴とする配達証明システムにおけるサーバ。
  3. 電子ペンが、所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって、配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び前記配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データを取得し無線通信により端末装置に送信する工程と、
    前記端末装置が、前記電子ペンから送信された依頼人記入データを受信しネットワークを介してサーバに送信する工程と、
    前記サーバが、前記端末装置から送信された依頼人記入データを受信しデータをデータベースに登録する工程と、
    前記電子ペンが、前記用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって、前記受取人により前記用紙に記入された内容に対応する受取人記入データを取得し無線通信により端末装置に送信する工程と、
    前記端末装置が、前記電子ペンから送信された受取人記入データを受信し前記ネットワークを介して前記サーバに送信する工程と、
    前記サーバが、前記端末装置から送信された受取人記入データを受信し当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する工程と、
    前記サーバが、前記抽出された依頼人記入データに基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する工程と、を備え、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、
    前記サーバが、当該署名に対応する受取人記入データが受信した場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する署名画像作成工程をさらに備え、
    前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれることを特徴とする配達証明方法。
  4. 所定のドットパターンが印刷された用紙から光学的に前記ドットパターンを読み取ることによって当該用紙に記入された内容に対応するデータを取得し当該データを無線通信により端末装置に送信する電子ペンと、前記電子ペンから送信されたデータを受信しネットワークを介してサーバに送信する前記端末装置と、前記端末装置から送信されたデータを受信する前記サーバと、を備えた配達証明システムにおける前記サーバに含まれるコンピュータを、
    配達依頼人により前記用紙に記入された内容に対応し、前記配達依頼人からの配達対象物を受け取る受取人及び前記配達依頼人に対する通知方法に関する情報を含む依頼人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記依頼人記入データが受信された場合に、当該依頼人記入データをデータベースに登録する依頼人記入データ登録手段、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容に対応する受取人記入データであって、前記電子ペンにより取得され、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信された前記受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに対応する前記依頼人記入データを前記データベースから抽出する依頼人記入データ抽出手段、
    前記抽出された依頼人記入データに基づいて前記配達依頼人に対する通知方法を特定し、特定された通知方法に基づいて前記配達依頼人に対し前記配達対象物が前記受取人に配達されたことを証明するための情報を通知する配達証明通知手段、
    前記受取人により前記用紙に記入された内容は当該受取人の署名であって、当該署名に対応する受取人記入データが受信された場合に、当該受取人記入データに基づいて前記署名を表す画像を作成する署名画像作成手段、として機能させ、
    前記受取人に配達されたことを証明するための情報には、前記作成された署名を表す画像が含まれることを特徴とする配達証明処理プログラム。
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