JP4132652B2 - 砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置および砥石の洗浄方法 - Google Patents

砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置および砥石の洗浄方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置および砥石の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばワイヤソーにより切断された硬脆材料からなるウェーハ状のワークを研削する装置として、ワークを上下方向から挟む一対の回転砥石を有する両頭平面研削装置がある。この両頭平面研削装置は、両回転砥石間の加工位置に対してワークを進退可能とするワーク搬送装置を備えている。ワーク搬送装置によって加工位置に搬送されたワークは、両回転砥石に挟まれた状態で回転する。また、両回転砥石は、それぞれの回転砥石を回転させる2つの回転用モータによって回転させられる。これらの回転する両回転砥石とワークの摩擦によって、ワークの両面を同時に研削するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の両頭平面研削装置においては、複数のワークを繰り返して研削していると、ワークの切粉などの異物が回転砥石の研削面に付着する。回転砥石の研削面に異物が付着すると、回転砥石の研削面が次第に目詰まりを起こして切れ味が悪化する。その結果、研削能率および研削精度が低下するという問題があった。
【0004】
また、ワークの研削に伴い、両回転砥石に生じる目詰まりの度合いによって、両回転砥石間の切れ味に差異が生じ始める。この差異が大きくなると、ワークの研削精度が著しく低下して、ワークに反り等が生じるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、回転砥石に生じる目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止するとともに、ワークを挟んで研削する両回転砥石間の切れ味の差異を無くして、研削精度の低下に伴うワークの反り等を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明の請求項1に係る発明は、一対の回転砥石をそれらの研削面が平行となるように対向配置し、両回転砥石の研削面によりワークの両面を平行に研削するようにした両頭平面研削装置において、前記両回転砥石に対して、高圧洗浄液を吹き付けるノズルと、前記両回転砥石をそれぞれ回転させるための2つの回転用モータと、前記2つの回転用モータの研削加工時のそれぞれの消費電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段により検出された前記2つの回転用モータの消費電力を比較し、消費電力に差が生じた場合に、その差に応じて前記両回転砥石間で洗浄力に差をつけるように、前記ノズルから高圧洗浄液を噴出する制御を行う制御手段と、前記ノズルに設けられた、一方の回転砥石に高圧洗浄液を噴出する第1噴出口と、他方の回転砥石に高圧洗浄液を噴出する第2噴出口と、前記第1噴出口および第2噴出口に供給される洗浄液の量をそれぞれ調整する電磁バルブ65および電磁バルブ66と、を備え、前記制御手段は、前記ワークの研削加工が終了した後に、前記消費電力が小さい方の回転砥石には前記消費電力が大きい方の回転砥石よりも多くの洗浄液を噴出するように前記電磁バルブ65および電磁バルブ66の開度を制御して前記洗浄力に差をつけて前記回転砥石を洗浄し、前記消費電力の差が小さくなるにしたがい前記洗浄力の差を縮めるように前記電磁バルブ65および電磁バルブ66の開度を制御すること、を特徴とする砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置である。
【0007】
請求項1に係る発明では、両回転砥石に対して高圧洗浄水を吹き付けるノズルが設けられている。このため、両回転砥石の研削面に付着したワークの切粉などの異物を同時に除去することができる。したがって、両回転砥石に生じる目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止することができる。
この種の両頭研削装置では、2つの回転砥石のそれぞれが同じ力でワークを挟み込んで、同じようにワークを研削していく必要がある。ところが、回転砥石に目詰まりなどが生じると、目詰まりを生じている方の回転砥石の研削力が目詰まりを生じていない方の回転砥石の研削力よりも劣ってしまう。その結果、両回転砥石の研削力のバランスが崩れ、ワークに反りが生じてしまう場合がある。この点、請求項3に係る発明では、2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出する電力検出手段が設けられており、この電力検出手段によって2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出している。そして、消費電力がほぼ同じである場合には両回転砥石はバランスよく研削しているが、一方が他方より消費電力が小さくなって消費電力に差が生じた場合には、消費電力が小さい方の回転砥石に目詰まりが多く生じている。そこで、消費電力の差に応じて両回転砥石間で洗浄力に差をつけるようにノズルから高圧洗浄液を噴出する制御を行う。たとえば、消費電力が小さい方の回転砥石に対して、消費電力が大きい方の回転砥石よりも高い洗浄能力となるように、ノズルから噴出される高圧洗浄液の量をたとえば増加させる。このようにノズルから噴出される高圧洗浄液の噴出圧力などを消費電力の差に応じて調整することにより、研削能力が低下した回転砥石側へのノズルの洗浄を強力に行うことができるので、両回転砥石の研削力に差を生じることなく、ワークの両面をバランスよく研削できるようになる。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記高圧洗浄液が、炭酸水、電解液、凝集剤含有液、または気泡混入液であることを特徴とする請求項1に記載の砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置である。
【0009】
請求項2に係る発明では、高圧洗浄液として炭酸水、電解液、凝集剤含有液、または気泡混入液を用いている。高圧洗浄液としては、水、純水などでもその洗浄効果を得ることができるが、さらに高い洗浄効果を得るために、これらの炭酸水などを使用することができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記両回転砥石をそれぞれ回転させるための2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出する検出手段を備え、
前記電力検出手段により検出された前記2つの回転用モータの消費電力を比較し、消費電力に差が生じた場合に、その差に応じて前記両回転砥石間で洗浄力に差をつけるように、前記ノズルから高圧洗浄液を噴出する制御を行う制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置である。
【0011】
この種の両頭研削装置では、2つの回転砥石のそれぞれが同じ力でワークを挟み込んで、同じようにワークを研削していく必要がある。ところが、回転砥石に目詰まりなどが生じると、目詰まりを生じている方の回転砥石の研削力が目詰まりを生じていない方の回転砥石の研削力よりも劣ってしまう。その結果、両回転砥石の研削力のバランスが崩れ、ワークに反りが生じてしまう場合がある。この点、請求項3に係る発明では、2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出する電力検出手段が設けられており、この電力検出手段によって2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出している。そして、消費電力がほぼ同じである場合には両回転砥石はバランスよく研削しているが、一方が他方より消費電力が小さくなって消費電力に差が生じた場合には、消費電力が小さい方の回転砥石に目詰まりが多く生じている。そこで、消費電力の差に応じて両回転砥石間で洗浄力に差をつけるようにノズルから高圧洗浄液を噴出する制御を行う。たとえば、消費電力が小さい方の回転砥石に対して、消費電力が大きい方の回転砥石よりも高い洗浄能力となるように、ノズルから噴出される高圧洗浄液の量をたとえば増加させる。このようにノズルから噴出される高圧洗浄液の噴出圧力などを消費電力の差に応じて調整することにより、研削能力が低下した回転砥石側へのノズルの洗浄を強力に行うことができるので、両回転砥石の研削力に差を生じることなく、ワークの両面をバランスよく研削できるようになる。
【0012】
請求項に係る発明は、前記両回転砥石に挟まれて研削されるワークを前記回転砥石間の加工位置に対して進退可能とするワーク搬送手段が設けられ、前記高圧洗浄水を噴出するノズルは、前記ワーク搬送手段に取り付けられており、前記ワークを支持する前記ワーク搬送手段が前記両回転砥石間の加工位置から退出したときに、前記両回転砥石に対して、前記ノズルからの高圧洗浄液が噴出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置である。
【0013】
高圧洗浄液を回転砥石に吹き付ける際、ノズルが固定式であると、研削によって発生した切粉などでノズルが汚れることが懸念される。また、加工位置からノズルを退避させるためのノズル搬送手段を設けることも考えられるが、これでは両頭研削装置全体が大型化してしまうとともに、装置構成が複雑化されることが懸念される。
【0014】
一方、従来の両頭研削装置には、ワークを加工位置に搬入し、または加工位置から退避させるワーク搬送手段が設けられている。そこで、請求項に係る発明では、ノズルを加工位置から退避させるために、ワークを加工位置から退避させるために用いているワーク搬送手段を利用するものである。このように、既存のワーク搬送手段を用いることにより、ノズルを加工位置から退避させることができる。したがって、装置の大型化や複雑化を招くことなく、ノズルから両回転砥石に対して高圧洗浄液を吹き付けることができるようになる。
【0015】
請求項に係る発明は、一対の回転砥石をそれらの研削面が平行となるように対向配置し、両回転砥石の研削面によりワークの両面を平行に研削するにあたり、前記ワークの研削が終了した後、前記両回転砥石に対して、ノズルから高圧洗浄液を吹き付けて、前記両回転砥石を同時に高圧洗浄する砥石の洗浄方法であって、前記両回転砥石が2つの回転用モータによってそれぞれ回転させられており、研削加工時に測定される前記2つのモータが消費する消費電力を比較し、消費電力に差が生じた場合に、前記消費電力が小さい方の回転砥石には前記消費電力が大きい方の回転砥石よりも多くの洗浄液を噴出して洗浄力に差をつけて前記回転砥石を洗浄し、前記消費電力の差が小さくなるにしたがい前記洗浄力の差を縮めていくことを特徴とする砥石の洗浄方法である。
【0016】
請求項に係る発明では、請求項1と同様に、両回転砥石に対して高圧洗浄水を吹き付けるノズルが設けられている。このため、両回転砥石に生じる目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止することができる。
【0018】
さらに、請求項に係る発明では、請求項に係る発明と同様に、2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出する電力検出手段が設けられており、この電力検出手段によって2つの回転用モータのそれぞれの消費電力を検出している。そして、一方が他方より消費電力が小さくなって消費電力に差が生じた場合には、消費電力が小さい方の回転砥石に対して、消費電力が高い方の回転砥石よりも高い洗浄能力となるように、ノズルから噴出される高圧洗浄液の量をたとえば増加させる。このようにノズルから噴出される高圧洗浄液の噴出圧力などを消費電力の差に応じて調整することにより、研削能力が低下した回転砥石側へのノズルの洗浄を強力に行うことができるので、両回転砥石の研削力に差が生じることなく、ワークの両面をバランスよく研削できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係る両頭平面研削装置の正面図、図2は、下部回転砥石付近の拡大正面図、図3は、上部回転砥石付近の拡大側面図である。
図1に示すように、本発明に係る両頭平面研削装置1は、下部フレーム11を備え、この下部フレーム11の上には上部フレーム12が固定されている。下部フレーム11には下部砥石回転昇降機構13が設けられており、上部フレーム12には、上部砥石回転昇降機構14が設けられている。下部砥石回転昇降機構13には、下部回転砥石15が設けられており、上部砥石回転昇降機構14には、上部回転砥石16が設けられている。また、下部回転砥石15の上面および上部回転砥石16の下面は、それぞれ本発明の研削面となる研削作用面であり、図2に示す研削対象となるウェーハ状のワークWと接触する面である。これらの下部回転砥石15の上面である砥石部15Aの研削作用面および上部回転砥石16の下面である砥石部16Aの研削作用面は互いに平行になるように対向配置されている。
【0020】
さらに、下部フレーム11には、ワークを支持するワーク搬送駆動機構17が設けられている。ワーク搬送駆動機構17では、ワークWが支持された状態で、下部回転砥石15および上部回転砥石16の間に挿入配置される。そして、下部回転砥石15および上部回転砥石16が回転することにより、砥石部15A,16Aの研削作用面によってワークWの両面が研削されるようになっている。
【0021】
また、図2に示すように、下部砥石回転昇降機構13の側部には、昇降用モータ21が配設されている。昇降用モータ21は、ウォームとウォームホイールによって構成される回転伝達機構22と接続されている。この回転伝達機構22には、ボールネジ23が接続され、回転伝達機構22が回転することによって、ボールネジ23が回転する。さらに、ボールネジ23には、ボールナット24がねじ込まれており、このボールナット24は、下部軸支筒25に固定されている。したがって、昇降用モータ21を作動させると、回転伝達機構22を介してボールネジ23が回転し、ボールナット24の上下動に伴って下部軸支筒25が上下動する構成となっている。なお、この下部軸支筒25の上下動距離はわずかである。
【0022】
この下部軸支筒25内には、下部砥石軸26が回転可能となるように、下部軸支筒25と同心状に配設されている。また、下部砥石軸26の先端(上端)部には、砥石ホルダ27が下部砥石軸26と一体的に取り付けられている。この砥石ホルダ27の上面に下部回転砥石15が装着される。さらに、下部軸支筒25内には、下部回転砥石15を回転させる回転用モータ28が設けられている。回転用モータ28のステータは下部軸支筒25に嵌め込まれて固定され、回転用モータ28のロータは下部砥石軸26嵌め込まれて固定されている。そして、研削加工時には、回転用モータ28の回転により下部砥石軸26を介して下部回転砥石15が高速回転するようになっている。
【0023】
また、図3に示すように、上部砥石回転昇降機構14の側部には、昇降用モータ31が配設されている。昇降用モータ31は、ボールネジ32と接続されており、昇降用モータ31が作動することによって、ボールネジ32が回転する。このボールネジ32には、ボールナット33がねじ込まれている。このボールナット33は、ブラケット34に嵌め込まれて固定されているとともに、ブラケット34は、上部軸支筒35に固定されている。したがって、昇降用モータ31を作動することにより、ボールネジ32が回転して、ボールナット33が上下動し、ボールナット33の上下動に伴ってブラケット34および上部軸支筒35が上下動する構成となっている。なお、この上部軸支筒35の上下動距離もわずかである。
【0024】
さらに、上部軸支筒35内には、上部砥石軸36が回転可能となるように上部軸支筒35と同心状に配設されている。また、上部砥石軸36の先端(下端)部には、砥石ホルダ37が上部砥石軸36と一体的に取り付けられている。この砥石ホルダ37の下面に上部回転砥石16が装着される。さらに、上部軸支筒35内には、上部砥石軸36を回転させる回転用モータ38が設けられている。回転用モータ38のステータは上部軸支筒35に嵌め込まれて固定され、回転用モータ38のロータは上部砥石軸36に嵌め込まれて固定されている。そして、研削加工時には、回転用モータ38の回転により、上部砥石軸36を介して上部回転砥石16が高速回転するようになっている。
【0025】
また、図4に示すように、ワーク搬送駆動機構17は、支持台41を有している。この支持台41は、下部フレーム11の上において、下部回転砥石15と上部回転砥石16の間に配設されている。また、下部フレーム11の上面には、スライドテーブル42が設けられている。このスライドテーブル42は、支持台41上における回転砥石15,16の上下動方向に直交する水平方向に敷設されたガイドレール43,43に沿って摺動可能とされている。したがって、スライドテーブル42がガイドレール43,43上を摺動することによって、スライドテーブル42が下部回転砥石15と上部回転砥石16の間の研削加工位置(以下「加工位置」という)P1に対して進退するようになっている。
【0026】
さらに、支持台41には、スライドテーブル42を移動させるためのスライドテーブル移動用モータ44が設けられている。スライドテーブル移動用モータ44は、ボールネジ45に接続されており、このボールネジ45には、ボールナット46がねじ込まれている。このボールナット46は、スライドテーブル42に固定して設けられている。したがって、スライドテーブル移動用モータ44を作動させることにより、ボールネジ45が回転してボールナット46およびこのボールナット46が固定されたスライドテーブル42を移動させることができるようになっている。
【0027】
また、スライドテーブル42には、図5にも示すように、円環状の回転板47が配設されている。この回転板47の周囲には、等間隔に離間して配置された3個のガイドローラ48,48,48がスライドテーブル42に回転可能に支持されている。回転板47は、これらのガイドローラ48,48,48に倣って回転自在とされている。この回転板47は、円環状の肉厚の外周枠49を有しており、この外周枠49内には、ワーク支持板50が装着されている。さらに、外周枠49の下部外周には、ギア51が形成されている。ワーク支持板50は、ワークWよりも薄く形成され、外周枠49の下面にその重力で撓んで変形しないように、図示しないテンション機構を介して水平に張設されている。また、回転板47の中心には、ワークWを着脱自在にセットするためのセット孔50aが形成されている。このセット孔50aは、ワークWが遊嵌する直径を有している。さらに、スライドテーブル42上における回転板47の側方には、回転板回転用モータ52が配設されている。回転板回転用モータ52のモータ軸には、回転板47のギア51にかみ合わされるギア53が設けられている。そして、回転板回転用モータ52が回転することにより、ギア53,51を介して回転板47が回転する。外周枠49の内径は、回転板47に対してオフセットして降下してくる上部回転砥石16がワーク支持板50へ接近し得る直径を有するものである。
【0028】
支持台41には一対の取付プレート54が並設され、スライドテーブル42の移動方向に延長されている。両取付プレート54,54上には、複数のエアパッド55,55…がほぼ一列に並んで配設されている。エアパッド55は取付プレート54上に取り付けられた円板状部材を備え、その円板状部材の中心にはエア噴射孔56が形成されている。エアパッド55のエア噴射孔56には図示しないエアノズルが接続され、やはり図示しないエアコンプレッサ等のエア供給源が接続されている。
【0029】
そして、スライドテーブル42がローディング位置P2に移動配置されるとともに、ワーク支持板50のセット孔50a内にワークWが位置決めセットされた状態で、エア供給源より供給されるエアが、エアパッド55のエア噴出部材からエア噴出孔を介してワークWの下面に噴出される。これにより、ワークWがセット孔50a内において浮上した状態に保持される。
【0030】
続いて、スライドテーブル42がスライドテーブル移動用モータ44によりワークWのローディング位置P2から加工位置P1に移動されて、ワークWが浮上状態のまま加工位置P1に搬送されるようになっている。
【0031】
ワーク支持板50のセット孔50aには、内側に向けて突出するワーク駆動部50bが形成されている。このワーク駆動部50bは、インゴットから切断された未研削のワークWの結晶方位の基準となるノッチやオリフラ(オリエンテーションフラット)などの切欠き部に係合する形状とされている。ワークWの切欠き部の形状は、本実施形態のようなV溝状のノッチまたはワーク外周の円弧を切るオリフラを縁とした形状であり、ワーク駆動部50bは、ワークの切欠き部をほぼ補完する形状としてもよい。
【0032】
また、セット孔50aは、本実施形態では円形としているが、円形に限らず、ワークWの位置が定まる形状であればよい。たとえば、ワークWの外周を等配した少なくとも3箇所において、ワークWの外周に接するようにしてもよい。
【0033】
さらに、スライドテーブル42の端部には、図4および図5に示すように、下部回転砥石15の砥石部15A研削作用面および上部回転砥石16の砥石部16Aの研削作用面に高圧洗浄液を吹き付ける本発明の洗浄装置となるノズル60が配設されている。このノズル60は、洗浄液タンクTにポンプPを介して接続されている。ノズル60には、図6に示すように、第1噴出口61および第2噴出口62を備えており、第1噴出口61は斜め下方を向いており、第2噴出口62は斜め上方を向いている。また、第1噴出口61には第1連通管63が接続され、第2噴出口62には第2連通管64が接続されている。そして、ポンプを駆動することによって洗浄液タンクTからの洗浄液が連通管63,64を介して噴出口61,62に対して供給されるようになっている。さらに、第1連通管63とポンプPとの間には第1電磁バルブ65が介在され、第2連通管64とポンプPとの間には電磁バルブ66が介在されている。この電磁バルブ65,66の開度によって、連通管63,64に供給される洗浄液の量を調整することができるようになっている。そして、洗浄液の量が多くなるほど、噴出口61,62から噴出される洗浄液の圧力が高くなり、回転砥石15,16における砥石部15A,16Aの洗浄効果が大きくなるようにされている。
【0034】
また、図4に示す加工位置P1での研削作業が終了した後、スライドテーブル42は研削加工部から退いてローディング位置P2に移動する。ここで、スライドテーブル42がローディング位置P2に到達したときに、第1噴出口61から噴出される高圧洗浄液が下部回転砥石15における砥石部15Aの研削作用面に吹き付けられる。また、このときに第2噴出口62から噴出される高圧洗浄液は上部回転砥石16における砥石部16Aの研削作用面に吹き付けられるようになっている。ここで用いられる高圧洗浄液としては、ワークWの研削時に発生する切粉を凝集する作用を有する凝集剤を添加された溶液を用いるのが好適であり、このほか炭酸水や電解水を用いることなども好適である。もちろん、純水や水道水を用いてもよい。
【0035】
他方、下部回転砥石15を回転させる回転用モータ28および上部回転砥石16を回転させる回転用モータ38には、それぞれ消費電力計67,68が設けられている。そして、下部回転砥石15および上部回転砥石16による研削加工時における回転用モータ28,38の消費電力を測定している。測定された消費電力は、制御装置69に出力されている。制御装置69は、電磁バルブ65,66に電気的に接続されており、制御装置69からの開閉信号によって電磁バルブ65,66の開度が調整されるようになっている。
【0036】
制御装置69においては、消費電力計67,68から出力される消費電力信号に基づいて、回転用モータ28,38の両者の消費電力を比較している。そして、消費電力が同じであれば、電磁バルブ65,66の開度が同じになる開閉信号を電磁バルブ65,66に出力する。また、回転用モータ28,38の両者の消費電力が異なり差が生じた場合、たとえば下部回転砥石15を回転させる回転用モータ28の消費電力が上部回転砥石16を回転させる回転用モータ38の消費電力よりも小さかったとする。この場合には、下部回転砥石15における砥石部15Aの方が、上部回転砥石16における砥石部16Aよりも目詰まりが激しくなっている。このため、消費電力の差に応じて両回転砥石15,16間で洗浄力に差をつけるように洗浄液を噴出する制御を行う。たとえば、第1噴出口61から噴出される洗浄液の噴出圧力が、第2噴出口62から噴出される洗浄液の噴出圧力より強くなるように、第1電磁バルブ65の開度を第2電磁バルブ66の開度より大きくする。こうして、目詰まりが激しい下部回転砥石15に対し洗浄力をより高めることにより、下部回転砥石15における砥石部15Aの目詰まりをより多く除去する。そして、消費電力の差が小さくなるにしたがい、第1電磁バルブ65の開度を徐々に小さくして洗浄力の差を縮めていき、消費電力の差がなくなるようにする。また、反対側の上部回転砥石16に対する洗浄力を弱めたり、下部回転砥石に対する洗浄力は強める一方で、上部回転砥石16に対する洗浄力は弱めるなどして、消費電力の差に応じて両回転砥石15,16間で、相対的な変化を得るような制御を行わせてもよい。
【0037】
次に、本発明の作用・動作について説明する。
まず、ローディング位置P2に退いた状態のスライドテーブル42におけるワーク支持板50にワークをセットして、スライドテーブル移動用モータ44を作動させて、ローディング位置P2から加工位置P1にスライドテーブル42を進入させる。こうして、図7(a)に示すように、スライドテーブル42が加工位置P1に進入されたら、図1に示す下部砥石回転昇降機構13を駆動して下部回転砥石15を上昇させるとともに上部砥石回転昇降機構14によって上部回転砥石16を下降させる。こうして、加工位置P1におけるワークWを下部回転砥石15および上部回転砥石16で挟み込む。ワークWを下部回転砥石15および上部回転砥石16で挟み込んだら、図2および図3に示す回転用モータ28,38によって下部回転砥石15および上部回転砥石16を回転させる。それと同時に、図4に示す回転板回転用モータ52によってワーク支持板50を介してワークWを回転させる。このように、下部回転砥石15、上部回転砥石16、およびワークWを回転させながらワークWを研削加工する。
【0038】
研削加工が済んだら、各モータ28,38,52を止めて、下部回転砥石15、上部回転砥石16、およびワーク支持板50に支持されたワークWの回転を停止させる。続いて、図7(b)に示すように、下部回転砥石15を下降させるとともに、上部回転砥石16を上昇させて、下部回転砥石15および上部回転砥石16をワークWから離れさせる。下部回転砥石15および上部回転砥石16がワークWから離れたら、図4に示すスライドテーブル移動用モータ44を作動させて、スライドテーブル42を移動させ、加工位置P1からローディング位置P2に退避させる。
【0039】
ローディング位置P2では、図示しないロボットアームなどにより、研削加工されたワークWをワーク支持板50から取り出す作業が行われる。その一方で、スライドテーブル42がローディング位置P2に到達したら、図6に示すポンプPを作動させて、洗浄液タンクTに収納されている高圧洗浄液がノズル60の連通管63,64に供給される。そして、図7(c)に示すように、ノズル60の連通管63,64に供給された高圧洗浄液は、ノズル60に形成されている噴出口61,62から噴出される。スライドテーブル42がローディング位置P2に到達しているときには、第1噴出口61から噴出される高圧洗浄液は、下部回転砥石15の砥石部15Aの研削作用面に吹き付けられ、第2噴出口62から噴出される高圧洗浄液は、上部回転砥石16の砥石部16Aにおける研削作用面に吹き付けられる。ここで、各回転砥石15,16をゆっくりと回転させることにより、研削作用面15A,16Aの全面に高圧洗浄液が吹き付けられる。こうして回転砥石15,16における砥石部15A,16Aの研削作用面に吹き付けられた高圧洗浄液によって、砥石部15A,16Aの研削作用面に付着したワークWの切粉や研削加工時に使用した研削液が洗浄されて除去される。こうして、砥石部15A,16Aの研削作用面が洗浄されるので、回転砥石の目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止することができる。
【0040】
ところで、下部回転砥石15と上部回転砥石16との間で、砥石部15A,16Aの目詰まりの度合いが異なり、下部回転砥石15と上部回転砥石16の間で切れ味に差異があると、ワークWに反りが生じるなどの不具合が生じる。そこで、下部回転砥石15を回転させる回転用モータ28および上部回転砥石16を回転させるための回転用モータ38におけるそれぞれの消費電力を、図6に示す消費電力計67,68で測定している。いま、たとえば下部回転砥石15の砥石部15Aの面状態が上部回転砥石16における砥石部16Aの研削作用面よりも目詰まりが激しく、研削能力が低下しているとする。この場合には、下部回転砥石15を回転させる回転用モータ28の消費電力が、上部回転砥石16を回転させる回転用モータ38の消費電力よりも低下している。制御装置69においては、回転用モータ28,38の消費電力の差に基づいて、高圧洗浄液の噴出圧力の増減を決定する。ここでは、たとえば目詰まりが大きい側の下部回転砥石15の砥石部15Aに対して噴出する高圧洗浄水の噴出圧力を、消費電力の差異に応じて高めるように設定する。設定された噴出圧力は、電磁バルブ65,66に出力される。電磁バルブ65,66では、これらの噴出圧力に見合った量の高圧洗浄液がノズル60の各噴出口61,62に送出されるように、その開度が調整される。そして、ノズル60の各噴出口61,62から、回転砥石15,16における砥石部15A,16Aの研削作用面に高圧洗浄液を吹き付けて洗浄する。このとき、下部回転砥石15における砥石部15Aに対して、上部回転砥石16における砥石部16Aよりも強い噴出圧力の高圧洗浄液が噴出され洗浄力が高められる。こうして、下部回転砥石15の砥石部15Aを上部回転砥石16の砥石部16Aよりも強力に洗浄することにより、下部回転砥石15の砥石部15Aの目詰まりがよりよく解消され、回転砥石15,16間の研削力のバランスが回復する。こうして、ワークWの反りなどを解消することができる。
【0041】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。たとえば、回転砥石15,16は上下に向かい合うように配設しているが、前後または左右に向かい合うように配設することもできる。また、前記実施形態ではノズル60をスライドテーブル42に取り付ける態様としたが、別途ノズル移動手段を設けて、回転砥石15,16による研削が終了した後にノズル移動手段でノズルを加工位置P1に移動させてくる態様とすることもできる。また、ノズルを図示しないドレッサーのアームに取り付けてドレッサーの移動と併用して回転砥石15,16の洗浄時、回転砥石15,16に対向する位置に移動させるような構造としてもよい。さらには、回転用モータ28,38の消費電力の差に基づいてノズル60から噴出される高圧洗浄液の噴出圧力を調整しているが、ノズル60からの洗浄液の噴出時間を調整してもよいし、さらに、ノズルの向きの変化を加えてもよい。また、回転砥石15,16の目詰まり度を計測する計測手段を設け、その計測手段で計測された回転砥石15,16のそれぞれの目詰まり度に応じて、高圧洗浄液の噴出圧力あるいは噴出時間等を調整してもよい。
また、消費電力に基づいてノズル60から噴出される高圧洗浄液の噴出圧力と調整するにあたり、回転砥石15,16に目詰まりが生じていないときの消費電力をあらかじめ測定しておく。そして、消費電力計67,68で計測された消費電力があらかじめ測定された消費電力よりも少なくなっている場合には、ノズル60から噴出される高圧洗浄液の噴出圧力を高めるように調整してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のうちの請求項1に係る発明によれば、回転砥石に生じる目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止するとともに、上下回転砥石間の切れ味の差異を無くして、研削精度の低下に伴うワークの反り等を防止することができる。
また、回転砥石を回転させるモータの消費電力が小さい方の回転砥石に対して、消費電力が大きい方の回転砥石よりも高い洗浄能力となるように、ノズルから噴出される高圧洗浄液の噴出圧力などを調整することにより、研削能力が低下した回転砥石側への洗浄を強力に行うことができるので、ワークの両面をバランスよく研削できるようになる。
【0043】
請求項2に係る発明によれば、高圧洗浄液として炭酸水、電解液、凝集剤含有液、または気泡混入液を用いることにより、水、純水などを高圧洗浄液として使用する場合よりもさらに高い洗浄効果を得ることができる。
【0045】
請求項に係る発明によれば、既存のワーク搬送手段を用いることにより、ノズルを加工位置から退避させることができるので、装置の大型化や複雑化を招くことなく、ノズルから回転砥石に対して高圧洗浄液を吹き付けることができるようになる。
【0046】
請求項に係る発明によれば、回転砥石に生じる目詰まりなどに起因する回転砥石の切れ味の悪化を防いで、研削能率および研削精度の低下を防止することができる。
【0047】
さらに、請求項に係る発明によれば、回転砥石を回転させるモータの消費電力が小さい方の回転砥石に対して、消費電力が大きい方の回転砥石よりも高い洗浄能力となるように、ノズルから噴出される高圧洗浄液の噴出圧力などを調整することにより、研削能力が低下したノズルの洗浄を強力に行うことができるので、ワークの両面をバランスよく研削できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る両頭平面研削装置の正面図である。
【図2】下部回転砥石付近の拡大正面図である。
【図3】上部回転砥石付近の拡大側面図である。
【図4】ワーク搬送駆動機構付近の拡大平面図である。
【図5】ワーク搬送駆動機構の斜視図である。
【図6】ノズルの拡大正面図である。
【図7】ワークの研削から砥石の洗浄までの工程を側面から見た工程図である。
【符号の説明】
1 両頭平面研削装置
11 下部フレーム
12 上部フレーム
13 下部砥石回転昇降機構
14 上部砥石回転昇降機構
15 下部回転砥石
15A 砥石部
16 上部回転砥石
16A 砥石部
17 ワーク搬送駆動機構
27 砥石ホルダ
28 回転用モータ
37 砥石ホルダ
38 回転用モータ
41 支持台
42 スライドテーブル
44 スライドテーブル移動用モータ
47 回転板
50 ワーク支持板
52 回転板回転用モータ
60 ノズル
61 第1噴出口
62 第2噴出口
63 第1連通管
64 第2連通管
65 第1電磁バルブ
66 第2電磁バルブ
67,68 消費電力計
69 制御装置
P ポンプ
P1 加工位置
P2 ローディング位置
W ワーク

Claims (4)

  1. 一対の回転砥石をそれらの研削面が平行となるように対向配置し、両回転砥石の研削面によりワークの両面を平行に研削するようにした両頭平面研削装置において、
    前記両回転砥石に対して、高圧洗浄液を吹き付けるノズルと、
    前記両回転砥石をそれぞれ回転させるための2つの回転用モータと、
    前記2つの回転用モータの研削加工時のそれぞれの消費電力を検出する電力検出手段と、
    前記電力検出手段により検出された前記2つの回転用モータの消費電力を比較し、消費電力に差が生じた場合に、その差に応じて前記両回転砥石間で洗浄力に差をつけるように、前記ノズルから高圧洗浄液を噴出する制御を行う制御手段と、
    前記ノズルに設けられた、一方の回転砥石に高圧洗浄液を噴出する第1噴出口と、他方の回転砥石に高圧洗浄液を噴出する第2噴出口と、
    前記第1噴出口および第2噴出口に供給される洗浄液の量をそれぞれ調整する電磁バルブ65および電磁バルブ66と、を備え、
    前記制御手段は、前記ワークの研削加工が終了した後に、前記消費電力が小さい方の回転砥石には前記消費電力が大きい方の回転砥石よりも多くの洗浄液を噴出するように前記電磁バルブ65および電磁バルブ66の開度を制御して前記洗浄力に差をつけて前記回転砥石を洗浄し、前記消費電力の差が小さくなるにしたがい前記洗浄力の差を縮めるように前記電磁バルブ65および電磁バルブ66の開度を制御すること、
    を特徴とする砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置。
  2. 前記高圧洗浄液が、炭酸水、電解液、凝集剤含有液、または気泡混入液であることを特徴とする請求項1に記載の砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置。
  3. 前記両回転砥石に挟まれて研削されるワークを前記回転砥石間の加工位置に対して進退可能とするワーク搬送手段が設けられ、
    前記高圧洗浄水を噴出するノズルは、前記ワーク搬送手段に取り付けられており、
    前記ワークを支持する前記ワーク搬送手段が前記両回転砥石間の加工位置から退出したときに、前記両回転砥石に対して、前記ノズルからの高圧洗浄液が噴出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の砥石の洗浄装置を備える両頭平面研削装置。
  4. 一対の回転砥石をそれらの研削面が平行となるように対向配置し、両回転砥石の研削面によりワークの両面を平行に研削するにあたり、前記ワークの研削が終了した後、前記両回転砥石に対して、ノズルから高圧洗浄液を吹き付けて、前記両回転砥石を同時に高圧洗浄する砥石の洗浄方法であって、
    前記両回転砥石が2つの回転用モータによってそれぞれ回転させられており、研削加工時に測定される前記2つのモータが消費する消費電力を比較し、消費電力に差が生じた場合に、前記消費電力が小さい方の回転砥石には前記消費電力が大きい方の回転砥石よりも多くの洗浄液を噴出して洗浄力に差をつけて前記回転砥石を洗浄し、前記消費電力の差が小さくなるにしたがい前記洗浄力の差を縮めていくことを特徴とする砥石の洗浄方法。
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