JP6576747B2 - 研削装置 - Google Patents

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本発明は、ウエーハの被研削面の高さ及び保持面の高さを測定子で測定する研削装置に関する。
研削装置ではウエーハを所望の厚みに研削するため、ウエーハの上面(被研削面)に測定子を接触させて被研削面高さを測定し、チャックテーブルにおけるウエーハを保持する保持面に測定子を接触させて保持面高さを測定している。ウエーハを研削する際にはウエーハの被研削面が研削ホイールによって研削されて研削屑が生じるが、この研削屑が測定子の先端に付着すると測定した値に変化が生じてウエーハの厚みを正確に測定することができない。よって、ウエーハの被研削面に接触する測定子の先端に洗浄水を供給して、研削屑が付着することを防ぐ研削装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−246491号公報
しかしながら、研削屑は研削水によってウエーハの被研削面の外側に流されて、チャックテーブルの保持面に移動する。この場合、ウエーハの外側の保持面高さを測定する測定子の先端に研削屑が付着しやすい。測定子の先端に研削屑が付着すると、保持面高さを正確に測定できず、ウエーハの厚みを正確に算出できないという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、保持面の高さを測定する測定子の先端に研削屑が付着することを防止して、保持面の高さに変化が生じることを防止し、所望の厚みにウエーハを研削することができる研削装置を提供することを目的とする。
本発明の研削装置は、ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、保持面中心を軸にチャックテーブルを回転させる回転手段と、チャックテーブルに保持されたウエーハを砥石で研削する研削手段と、チャックテーブルに保持されたウエーハの被研削面に第1の測定子を接触させ被研削面の高さを測定する被研削面高さ測定部と、保持面に第2の測定子を接触させ保持面の高さを測定する保持面高さ測定部と、被研削面高さ測定部の値と保持面高さ測定部の値との差からウエーハの厚みを算出する算出部と、を備える研削装置であって、第1の測定子および第2の測定子のうち少なくとも第2の測定子の先端に向かって水とエアとを混合させた混合液を噴射させる混合液噴射ノズルを備え、混合液噴射ノズルは混合液を温度調整するために混合液の水とエアとの割合を変化可能に設けられ、被研削面および保持面に接触する第1の測定子および第2の測定子のうち少なくとも第2の測定子が接触する保持面の高さの値の変化を防止する。
この構成によれば、第1の測定子および第2の測定子のうち少なくとも第2の測定子の先端に向かって混合液噴射ノズルより混合液を噴射させる。混合液噴射ノズルから水とエアとを混合させた混合液を第2の測定子の先端に噴射することにより、粒径が小さい液滴が第2の測定子の先端に衝突させることで研削屑が剥がされる。このため、研削屑が第2の測定子の先端に付着することを防止できる。これにより、第1の測定子により被研削面の高さを、また第2の測定子により保持面の高さを正確に測定することができるため、被研削面の高さと保持面の高さとの差からウエーハの厚みを正確に算出することができる。よって、所望の厚みにウエーハを研削することができる。
本発明によれば、保持面の高さを測定する測定子の先端に研削屑が付着することを防止して、保持面の高さに変化が生じることを防止し、所望の厚みにウエーハを研削することができる。
本実施の形態に係る研削装置の斜視図である。 本実施の形態に係る被研削面高さ測定部及び保持面高さ測定部の測定動作の一例を示す図である。 混合液を用いて第2の測定子を洗浄する場合のチャックテーブル周りの温度分布を示す図である。 変形例に係る混合液噴射ノズルを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る研削装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る研削装置の斜視図である。なお、本実施の形態に係る研削装置は、図1に示すように研削加工専用の装置構成に限定されず、例えば、研磨加工装置や、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの加工装置に組み込まれてもよい。
図1に示すように、研削装置1は、多数の研削砥石48を円環状に配設した研削ホイール46を用いて、チャックテーブル21に保持されたウエーハWを研削するように構成されている。研削装置1は、チャックテーブル21の回転軸と研削ホイール46の回転軸が間隔を開けて配置され、研削砥石48がウエーハWの被研削面81を通過することでウエーハWが円弧状に削られて薄化される。なお、ウエーハWは、サファイア、炭化ケイ素等の硬質なウエーハに限らず、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板でもよいし、樹脂や金属等で形成された基板でもよい。
研削装置1の基台11の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口が形成され、この開口はチャックテーブル21と共に移動可能な移動板12及び蛇腹状の防水カバー13に覆われている。防水カバー13の下方には、チャックテーブル21をX軸方向に移動させるボールねじ式の移動手段(不図示)と、チャックテーブル21を回転させる回転手段22とが設けられている。チャックテーブル21の表面には、多孔質のポーラス材によってウエーハWを吸着する保持面23が形成されている。保持面23は、チャックテーブル21内の流路を通じて吸引源(不図示)に接続されており、保持面23に生じる負圧によってウエーハWが吸引保持される。
基台11上のコラム14には、研削手段41をチャックテーブル21に研削送り方向(Z軸方向)に接近および離間する方向に移動させる研削送り手段31が設けられている。研削送り手段31は、コラム14に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール32と、一対のガイドレール32にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル33とを有している。Z軸テーブル33の背面側には図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ34が螺合されている。ボールネジ34の一端部に連結された駆動モータ35によりボールネジ34が回転駆動されることで、研削手段41がガイドレール32に沿ってZ軸方向に移動される。
研削手段41は、ハウジング42を介してZ軸テーブル33の前面に取り付けられており、モータ等を含むスピンドル43の下端にマウント44を設けて構成されている。スピンドル43にはフランジ45が設けられ、フランジ45を介してハウジング42に研削手段41が支持される。マウント44の下面には、ホイール基台47に複数の研削砥石48が真円の環状に配設された研削ホイール46が回転可能に装着されている。研削ホイール46は、スピンドル43の駆動によって回転される。複数の研削砥石48は、例えば、ダイヤモンド砥粒をメタルボンド等のボンド剤で固めたセグメント砥石で構成される。研削砥石48により、チャックテーブル21に保持されたウエーハWを研削する。
研削手段41の下方の研削位置に位置付けられたチャックテーブル21の近傍には、被研削面高さ測定部62と、保持面高さ測定部65とを支持する支持部68が配設されている。被研削面高さ測定部62は、アーム63の先端にピン状の第1の測定子64を備えて構成され、保持面高さ測定部65は、アーム66の先端にピン状の第2の測定子67を備えて構成される。被研削面高さ測定部62は、チャックテーブル21に保持されたウエーハWの被研削面81に第1の測定子64を接触させ被研削面81の高さH1を測定する(図2参照)。保持面高さ測定部65は、保持面23に第2の測定子67を接触させ保持面23の高さH2を測定する(図2参照)。チャックテーブル21はウエーハWの搬入位置から研削位置に移動してウエーハWを位置付けて、研削手段41により研削が開始される。
また、研削装置1には、装置各部を統括制御する制御部60が設けられている。制御部60には、算出部61が設けられている。算出部61では、被研削面高さ測定部62で測定された被研削面の高さH1の値と、保持面高さ測定部65で測定された保持面の高さH2の値との差ΔHからウエーハWの厚みを算出する(図2参照)。制御部60は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。制御部60は、算出部61からの出力結果に応じ、研削手段41の研削送り量を制御する。
一般に、研削装置1では、ウエーハWと研削ホイール46との間に研削水を供給しながらウエーハWを研削する。これにより、ウエーハWと研削ホイール46が接触して回転することで発生する加工熱を冷却すると共に、ウエーハWに研削屑が付着することを防止している。チャックテーブル21が回転すると、研削屑は研削水と共に遠心力を受けてウエーハWの被研削面81を径方向外側に移動し、ウエーハWの被研削面81からチャックテーブル21の保持面23に移動する。また、研削ホイール46の回転による遠心力で、ウエーハWの外側のチャックテーブル21の保持面23に飛ばされる。よって、研削屑はウエーハWの被研削面81に接触する第1の測定子64よりも、ウエーハWの外側に配置された第2の測定子67に付着しやすい。
そこで本実施の形態では、研削屑が付着しやすい第2の測定子67をねらって、水とエアとを混合させた混合水を噴射する混合液噴射ノズル71を備えるようにしている。これにより第2の測定子67に研削屑が付着するのを防止している。
以下、図2を参照して、ウエーハWの厚みを測定する際の測定動作について詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係る被研削面高さ測定部及び保持面高さ測定部の測定動作の一例を示す図である。
図2に示すように、チャックテーブル21に保持されたウエーハWの被研削面81には、第1の測定子64が接触し、チャックテーブル21の保持面23には、第2の測定子67が接触している。また、支持部68には、第2の測定子67の先端に向かって水とエアとを混合させた混合液を噴射させる混合液噴射ノズル71が備えられており、保持面23に接触する第2の測定子67の先端に研削屑が付着することを防止している。
混合液噴射ノズル71は、研削ホイール46によりウエーハWが研削される際、第2の測定子67の先端に向かって混合液を噴射する。混合液噴射ノズル71は、水供給口71a及びエア供給口71bを介して、水供給源(不図示)及びエア供給源(不図示)に接続されている。水とエアを混合した混合液は液滴の粒径が小さくなるため、混合液を噴射することで、第2の測定子67の先端に付着している微細な研削屑が剥がされやすくなる。また、水にエアを混合することにより高速の流れをつくることができるため、研削屑を洗い流すことができる。これらにより、混合液中の水の割合が少なくても第2の測定子67の先端から研削屑を効果的に除去することができる。
また混合液噴射ノズル71からは、チャックテーブル21の径方向内側から外側に向かい、チャックテーブル21の回転方向に沿う方向から、第2の測定子67の先端をねらって混合液が噴射される(図3B参照)。これにより、被研削面81から保持面23に移動する研削水の流れに沿って、第2の測定子67に混合液を噴射することができるため、研削屑が第2の測定子67に再付着することを防止できる。
以上のように、研削屑が付着しやすい第2の測定子67に混合液を噴射することで、保持面23の高さの測定精度を上げることができ、ウエーハWの厚みを正確に算出することができる。よって、ウエーハWを所望の厚さに研削することができる。
このように構成された研削装置1は、チャックテーブル21上にウエーハWが載置されると、チャックテーブル21の保持面23にウエーハWが保持される。チャックテーブル21がウエーハWの搬入位置から研削位置に移動して、研削ホイール46の外周がウエーハWの中心を通過する位置に位置付けられると、被研削面高さ測定部62では、ウエーハWの被研削面に第1の測定子64を接触させて被研削面81の高さH1を測定する。保持面高さ測定部65では、保持面23に第2の測定子67を接触させて保持面23の高さH2を測定する。測定結果は算出部61(図1参照)に出力され、被研削面高さ測定部62で測定された被研削面の高さH1の値と、保持面高さ測定部65で測定された保持面23の高さH2の値との差ΔHからウエーハWの厚みが算出される。
次に、研削ホイール46がウエーハWの被研削面81に近づけられ、研削ホイール46がウエーハWの被研削面81に接触されて、被研削面81が研削ホイール46によって研削される。このとき、被研削面高さ測定部62、及び保持面高さ測定部65によって、被研削面81の高さH1、及び保持面23の高さH2がリアルタイムに測定され、測定結果に基づいて算出部61でウエーハWの厚みが算出される。第2の測定子67には混合液が噴射されて研削屑の付着が防止されるため、ウエーハWの厚みが精度よく算出される。算出されたウエーハWの厚みにより制御部60(図1参照)によって研削手段41が制御される。所望の厚さになるまでウエーハWの研削が続けられ、所望の厚さになるとウエーハWの研削が中止される。
次に図3を参照して、混合液噴射ノズル71において混合液を用いて第2の測定子67を洗浄する場合のチャックテーブル周りの温度分布について詳細に説明する。図3は、混合液を用いて第2の測定子を洗浄する場合のチャックテーブル周りの温度分布を示す図である。
図3Aは、比較例に係る噴射ノズル91で洗浄水のみを噴射した場合を示している。研削手段41においては、ウエーハWと研削ホイール46との間に研削水を供給しながらウエーハWを研削する。ウエーハWと研削ホイール46が接触して回転する研削加工により加工熱が発生するため、ウエーハWの被研削面81には、加工熱により温められた研削水が広がっていて、加工熱がウエーハWからチャックテーブル21に伝達している。また、噴射ノズル91から第2の測定子67に洗浄水が噴射される。この洗浄水は、本実施の形態と異なりエアを含んでおらず、加工熱で温まった研削水よりも温度が低くなる。
比較例に係る研削では、ウエーハWの加工部分の周辺が加工熱によって研削水の温度が高くなっている。この研削水がチャックテーブル21の回転による遠心力でウエーハWの径方向外側に広がりながら冷されることで、第1の測定子64付近では温度が下がっている。また、本実施の形態の混合液噴射ノズル71の代わりとなる噴射ノズル91で洗浄水が噴射されているため、第2の測定子67付近では更に温度が低くなっている。洗浄水のみを噴射させ研削屑を吹き飛ばすには、洗浄水の勢いを確保するため洗浄水を多く流す必要がある。したがって、ウエーハWの被研削面81の第1の測定子64が接触する付近の温度と、チャックテーブル21の保持面23の第2の測定子67が接触する付近の温度とに差が生じてしまう。つまり、加工熱がウエーハWからチャックテーブル21に伝達するため、チャックテーブル21の中心を中心とする同心円状にチャックテーブル21の中心から外周に向かって冷たくなる温度分布が形成される。図3において、高温部分から中温部分へは緩やかに温度変化する。中温部分から低温部分へは急激に温度変化する。このため、第1の測定子64及び第2の測定子67の測定位置の温度差によって測定結果に誤差が生じてしまう。
図3Bは、本実施の形態に係る混合液噴射ノズル71において水とエアとを混合させた混合液を噴射した場合を示している。図3Aと同様に、ウエーハWの被研削面81の研削ホイール46と接触する付近からはウエーハWと研削ホイール46が回転することによる加工熱によって温められた研削水が広がっている。
一方、混合液噴射ノズル71からは、第2の測定子67の先端に向かって水とエアとを混合させた混合液が噴射されている。混合液は水にエアが混合されているため、比較例に係る洗浄水よりも水の量が少ない。このため混合液の噴射による保持面23の温度は、比較例に係る洗浄水の噴射による保持面23の温度ほど低くならない。したがって、ウエーハWの被研削面81の第1の測定子64が接触する付近の温度と、チャックテーブル21の保持面23の第2の測定子67が接触する付近の温度との差を小さくすることができる。これにより、第1の測定子64及び第2の測定子67の測定位置の温度差を小さくして、測定精度を向上させることができる。
なお、混合液噴射ノズル71は混合液の水とエアとの割合を変化させることができるため、エアの割合を調整することにより混合液の温度調整をしてもよい。エアの割合を増やすことにより、水の割合を減らして混合液の温度を上げることができる。したがって、混合液中のエアの割合を調整して、保持面23に広がる混合液の温度を被研削面81に広がる研削水の温度に近づけることができる。これにより、第2の測定子67の測定精度を更に上げることができる。
このように本実施の形態においては、混合液噴射ノズル71が第2の測定子67の先端に向かって混合液を噴射させる。これにより、第2の測定子67が接触する保持面23の高さの値が変化することを防止できる。保持面23の高さの値の変化とは、第2の測定子67の先端に研削屑が付着することによる保持面23の高さの値の変化、又は第1の測定子64及び第2の測定子67の測定位置の温度差により生じる保持面23の高さの値の変化をいう。
以上のように、本実施の形態に係る研削装置1では、第2の測定子67の先端に向かって混合液噴射ノズル71より混合液を噴射させる。混合液噴射ノズル71から水とエアとを混合させた混合液を第2の測定子67の先端に噴射することにより、粒径が小さい液滴が第2の測定子67の先端から研削屑を効果的に剥がす。このため、研削屑が第2の測定子67の先端に付着することを防止できる。これにより、第1の測定子64により被研削面81の高さを、また第2の測定子67により保持面23の高さを正確に測定することができるため、被研削面81の高さと保持面23の高さとの差からウエーハWの厚みを正確に算出することができる。よって、所望の厚みにウエーハWを研削することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態においては、混合液を第2の測定子67だけに向かって噴射する構成としたが、この構成に限定されない。図4は、変形例に係る混合液噴射ノズルを示す図である。図4に示すように、研削装置1は、第2の測定子67に向かって混合液を噴射する混合液噴射ノズル71の他に、第1の測定子64に向かって混合液を噴射する混合液噴射ノズル76を備えていてもよい。この構成により、第1の測定子64に研削屑が付着することを防止できるため、被研削面81の高さを正確に測定することができ、ウエーハWの厚みをより正確に算出することができる。
また、混合液噴射ノズル71から噴射される混合液と、混合液噴射ノズル76から噴射される混合液のエアの割合を調整する構成として、混合液の温度を適切に調整してもよい。これにより、ウエーハWの被研削面81に広がる混合液と研削水、及び保持面23に広がる混合液の温度の差を小さくし、ウエーハWの被研削面81の高さ及び保持面23の高さの測定結果に誤差が生じることを防止することができる。
例えば、研削手段41をチャックテーブル21に対して研削送り方向(Z軸方向)に移動させる構成としたが、この構成に限定されない。研削手段41とチャックテーブル21とを研削送り方向(Z軸方向)に相対的に接近および離間する方向に移動させる構成としてもよく、例えば、研削手段41に対してチャックテーブル21を研削送り方向に移動させてもよい。
また、本実施の形態は、研削装置に限定されず、バイト工具を用いた旋削装置に用いられてもよい。本実施の形態に係る研削は、インフォード研削に限定されず、クリープフィード研削でもよい。また、第1の測定子64及び第2の測定子67の形状は、ピン状に限定されず、接触式であればよい。
以上説明したように、本発明は、第2の測定子の先端に研削屑が付着することを防止して、所望の厚みにウエーハを研削することができるという効果を有し、特に、ウエーハの被研削面の高さ及び保持面の高さを測定子で測定する研削装置に有用である。
1 研削装置
21 チャックテーブル
22 回転手段
23 保持面
48 砥石
61 算出部
62 被研削面高さ測定部
64 第1の測定子
65 保持面高さ測定部
67 第2の測定子
71、76 混合液噴射ノズル
81 被研削面
W ウエーハ

Claims (1)

  1. ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該保持面中心を軸に該チャックテーブルを回転させる回転手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハを砥石で研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持されたウエーハの被研削面に第1の測定子を接触させ被研削面の高さを測定する被研削面高さ測定部と、該保持面に第2の測定子を接触させ該保持面の高さを測定する保持面高さ測定部と、該被研削面高さ測定部の値と該保持面高さ測定部の値との差からウエーハの厚みを算出する算出部と、を備える研削装置であって、
    該第1の測定子および該第2の測定子のうち少なくとも第2の測定子の先端に向かって水とエアとを混合させた混合液を噴射させる混合液噴射ノズルを備え、該混合液噴射ノズルは混合液を温度調整するために混合液の水とエアとの割合を変化可能に設けられ、該被研削面および該保持面に接触する該第1の測定子および該第2の測定子のうち少なくとも第2の測定子が接触する該保持面の高さの値の変化を防止することを特徴とする研削装置。
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