JP4132022B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP4132022B2 JP4132022B2 JP2002086550A JP2002086550A JP4132022B2 JP 4132022 B2 JP4132022 B2 JP 4132022B2 JP 2002086550 A JP2002086550 A JP 2002086550A JP 2002086550 A JP2002086550 A JP 2002086550A JP 4132022 B2 JP4132022 B2 JP 4132022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- terminal box
- cell module
- slit
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は太陽電池モジュールに関し、特に裏面側に太陽電池素子の出力を取り出すための端子ボックスを設けた太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の太陽電池モジュールを図2および図3に示す。図2および図3において、1は太陽電池モジュール本体、2はフレームである。太陽電池モジュール本体1は、所定位置に配置されて相互に接続された複数の太陽電池素子3を、充填材としてのエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂4によって固定し、その表面側をガラス板などから成る透光性パネル5で覆うとともに、裏面側に耐候性のある裏面保護材6を設けて構成されている。
【0003】
太陽電池モジュール本体1の周縁部にはフレーム2が取り付けられている。このフレーム2は太陽電池モジュール本体1を補強して架台等(不図示)に取り付けられるようにするものであり、太陽電池モジュール本体1の各辺のフレーム2を互いに結合して構成されている。このフレーム2は例えばアルミニウムの押出成型品などからなる。
【0004】
この太陽電池モジュール1の裏面側には、図4および図5に示すように、端子ボックス7が取り付けられている。この端子ボックス7は、上面が開口するとともに、底面部材12にリード線8を取り込むための透孔13が形成されている。この端子ボックス7の中には、太陽電池素子3の出力を取り出すためのリード線8と外部出力ケーブル9とを接続する端子10がある。
【0005】
太陽電池素子3に接続されたリード線8は、裏面保護材6に設けたスリット11を介して太陽電池モジュール1の裏面側に引き出され、このリード線8を端子ボックス7内の端子10に接続することによって、太陽電池素子3の出力を外部に取り出す。また、この接続端子10は外部出力ケーブル9に接続されているので、これにより、太陽電池素子3の出力を外部に取り出すことができる。
【0006】
この端子ボックス7は、底面部材12の透孔13が裏面保護材6のスリット11上に位置するように位置合わせして、裏面保護材6上に接着されて固定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の太陽電池モジュールでは、太陽電池素子3に接続されたリード線8を引き出すためのスリット11上に端子ボックス7の透孔13が位置するように端子ボックス7を取り付けていることから、端子ボックス7に水が浸入すると、スリット11をとおって太陽電池モジュール本体1の太陽電池素子3側に回り込み、太陽電池素子3に水が付着して太陽電池素子が劣化するという問題があった。
【0008】
このようなスリット11からの水の浸入を防ぐために、従来は端子ボックス7に硬化剤と主剤2とで構成される2液性の封止剤を流し込んで防水しなければならなかった。この2液性の封止剤は産業廃棄物処理が必要となり、地球環境問題においては望ましくないものである。
【0009】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、産業廃棄物処理の必要な2液性の封止剤を使用することなく、信頼性に優れた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、透光性パネルの裏面側に複数の太陽電池素子を配設して裏面保護材で被覆するとともに、前記太陽電池素子の出力を取り出すためのリード線を前記裏面保護材に設けたスリットを介して前記裏面保護材の裏側に取り出し、このリード線を前記裏面保護材上に形成された端子ボックス内の端子に接続した太陽電池モジュールにおいて、前記スリットを覆うように前記スリット上に前記端子ボックスの底面材を配置させるとともに前記底面材の前記スリットと重ならない場所に設けた透孔部から前記リード線を前記端子ボックス内に取り入れたことを特徴とする。
【0011】
また、上記太陽電池モジュールでは、前記端子ボックスの底面材を前記スリット上に位置させて前記端子ボックスと前記裏面保護材を接着材で接着してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明の太陽電池モジュールの基本的な構成は、図2、図3、図4に示す従来の太陽電池モジュールの構成と同じである。すなわち、所定位置に配置された複数の太陽電池素子3を相互に接続して充填材としてのエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂4によって固定し、その表面側をガラス板などから成る透光性パネル5で覆うとともに、裏面側に耐候性のある裏面保護材6を設けて構成される。また、太陽電池モジュール本体1の周縁部にはアルミ材などからなるフレーム2が取り付けられ、太陽電池モジュール1の裏面側には太陽電池素子3の出力を取り出すための端子ボックス7が設けられている。
【0013】
図1は本発明に係る太陽電池モジュールの要部を示す図であり、6は裏面保護材、7は端子ボックス、8は太陽電池素子3の出力を取り出すためのリード線、9は外部出力ケーブル、10は端子、11は裏面保護材6に設けたスリット、12は端子ボックスの底面部材、13は端子ボックス7の底面部材に隣接して設けられた透孔である。
【0014】
端子ボックス7は樹脂などで構成され、上面が開口するとともに底面部材12にリード線8を取り込むための透孔13が形成されている。この端子ボックス7内には、太陽電池素子3の出力を取り出すためのリード線8と外部出力ケーブル9との端子10がある。この端子ボックス7には従来のように樹脂をポッティグする必要はないが、上面の開口部は蓋部材で覆蓋される。
【0015】
太陽電池素子3に接続されたリード線8は、裏面保護材6に設けたスリット11を介して太陽電池モジュール1の裏面側に取り出され、このリード線8を端子ボックス7内の接続端子10に接続することによって、太陽電池素子3の出力を外部に取り出す。また、この接続端子10は外部出力ケーブル9に接続されているので、これにより、太陽電池素子3の出力を外部に取り出すことができる。
【0016】
この端子ボックス7は、底面部材12そのものが裏面保護材6のスリット11上に位置するように位置合わせして裏面保護材6上に接着されて固定されている。
【0017】
スリット11から太陽電池素子3の出力を取り出すためのリード線8を太陽電池モジュール本体1の裏面側に引き出して端子ボックス7の底面部材12と裏面保護材6の間を経由して端子ボックス7の透孔13から端子ボックス7内に取り込む。したがって、スリット11は端子ボックス7の底面部材12の下に位置することになり、底面部材12で被覆される。そして、例えば半田付けなどにより接続端子10に接続する。この接続端子10は外部出力ケーブル9に接続されているので、これにより太陽電池素子3の出力を外部に取り出すことができる。また、端子ボックス7の底面部材12でスリット11を覆うように、端子ボックス7を裏面保護材6上にシリコン樹脂等をもちいて接着する。
【0018】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加えることができる。例えば端子ボックス7の取り付け位置は太陽電池モジュール本体1の縁部に限定されるものではない。また、接続端子10を介さず、たとえばリード線8と外部出力ケーブル9を直接接続してもよい。また、太陽電池素子3は結晶系シリコン太陽電池に限定されるものではなく、たとえば薄膜系などの太陽電池素子であってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明による太陽電池モジュールによれば、端子ボックスの底面材をスリット上に位置させて、この底面材に隣接して設けた透孔部からリード線を端子ボックス内に取り込むことから、端子ボックスの底面部材がスリットを覆うこととなり、このスリット部から水分などが侵入することを極力防止できる。したがって、スリットを封止するために用いていた2液性の封止剤を使用する必要がなくなる。
【0020】
また、リード線を引き出すためのスリット上に端子ボックスの底面部材を位置させて端子ボックスと裏面保護材を接着材で接着することにより、封止効果がさらに高まり太陽電池モジュールの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽電池モジュールの端子ボックス部を示す図である。
【図2】従来の太陽電池モジュールを示す図である。
【図3】図2のD−D線断面図である
【図4】従来の太陽電池モジュールの裏面側を示す図である。
【図5】従来の太陽電池モジュールの端子ボックス部を示す図である。
【符号の説明】
1・・・太陽電池モジュール本体、2・・・フレーム、6・・・裏面保護材、7・・・端子ボックス、11・・・スリット、12・・・底面部材、13・・・透孔
Claims (2)
- 透光性パネルの裏面側に複数の太陽電池素子を配設して裏面保護材で被覆するとともに、前記太陽電池素子の出力を取り出すためのリード線を前記裏面保護材に設けたスリットを介して前記裏面保護材の裏側に取り出し、このリード線を前記裏面保護材上に形成された端子ボックス内の端子に接続した太陽電池モジュールにおいて、前記スリットを覆うように前記スリット上に前記端子ボックスの底面材を配置させるとともに前記底面材の前記スリットと重ならない場所に設けた透孔部から前記リード線を前記端子ボックス内に取り入れたことを特徴とする太陽電池モジュール。
- 前記端子ボックスの底面材を前記スリット上に位置させて前記端子ボックスと前記裏面保護材を接着材で接着したことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086550A JP4132022B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086550A JP4132022B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 太陽電池モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003282915A JP2003282915A (ja) | 2003-10-03 |
JP4132022B2 true JP4132022B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=29233116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002086550A Expired - Fee Related JP4132022B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4132022B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011054663A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池モジュール |
JP2011054661A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池モジュール |
JP2011054662A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池モジュール |
US20130247964A1 (en) * | 2010-11-30 | 2013-09-26 | Kyocera Corporation | Photoelectric conversion module |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002086550A patent/JP4132022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003282915A (ja) | 2003-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100555675C (zh) | 用于太阳能模块的输出线的接线盒及该接线盒的安装方法 | |
TWI565090B (zh) | 可撓式太陽能板模組、其固定結構及其製造方法 | |
JP4132022B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
TWM508795U (zh) | 可撓式太陽能板模組、其固定結構 | |
JP4351457B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
WO2015068510A1 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP2001177125A (ja) | 太陽電池モジュール | |
TW202002187A (zh) | 感光晶片封裝模組及其形成方法 | |
JPS6141262Y2 (ja) | ||
CN209987723U (zh) | 车门防水膜结构、车门及汽车 | |
JP2001217449A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN110998480A (zh) | 结构组件、电子装置及指纹模组的组装方法 | |
JP4132023B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JPH0611565Y2 (ja) | 電気ボツクスの防水封止構造 | |
JPH11145504A (ja) | 太陽電池モジュールおよびその製造方法 | |
CN214493196U (zh) | 一种电动车仪表的防水结构 | |
JPS6027196B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH0545463B2 (ja) | ||
JP2000277780A (ja) | 太陽電池モジュール | |
JPH04101465A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN211040519U (zh) | 一种led灯条 | |
JP2958256B2 (ja) | 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造 | |
JP3768717B2 (ja) | エレベータの乗場機器の防滴具 | |
JPH1072909A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN207820395U (zh) | 一种密封机壳及包含该密封机壳的电子产品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080530 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4132022 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |