JP4131496B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両に所定以上の大きな衝撃力による側面衝突や横転による衝撃を受けたとき、膨張展開して乗員を確実に且つ効果的に保護できるサイドエアバッグ装置に係わり、特に、構造が簡単であり、エアバッグ膨張展開時におけるエアバッグカバーの脱落や飛散を防止することができるサイドエアバッグ装置に関する。
近年、各種のエアバッグ装置が乗員の安全性を確保するために広く普及している。例えば自動車では、標準装備として運転者の前方であるステアリングホイールの中心部だけではなく、助手席や後部座席の近傍にもエアバッグ装置を装着することが一般的になりつつあり、エアバッグの装着部位も大幅に増加している。
この種のエアバッグ装置としては、エアバッグが車両のピラーからルーフサイドレールに跨がって膨張展開可能に折り畳まれて収容されるサイドエアバッグ装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されたサイドエアバッグ装置100は、図9に示すように、車体前後方向に長い前席用のエアバッグ101を備えている。そのエアバッグ101の前端部に、フロントピラーPFの下部に配されたインフレータ102が接続されている。エアバッグ101は、上下方向に密に折り畳まれて長尺状にされた状態でフロントピラーPF及びルーフサイドレールRを覆うポリプロピレン樹脂材からなる第1及び第2のガーニッシュ部材103,104に覆われて収容されている。
前記ルーフサイドレールRには、図10に示すように、前後方向に沿ってポリプロピレン樹脂材からなる固定部(ベース部材)105が取付固定されている。同ベース部材105の下端縁には、車体前後方向に沿った複数箇所にインテグラルヒンジ106を介して帯状のブラケット107が一体形成されている。ベース部材105の上端縁には、車体前後方向に沿った複数箇所にインテグラルヒンジ108を介して各ガーニッシュ部材103,104がヒンジ結合されている。各ガーニッシュ部材103,104は、エアバッグ膨張展開時に前記インテグラルヒンジ108を回動中心として上下方向に回動することができるように構成されている。
前記ベース部材105及びブラケット107には、折り畳んだ状態のエアバッグ101を収納する収納凹部109とエアバッグ101の上端縁部に形成された複数の取付片部101aを挟着固定する板部110とがそれぞれ設けられている。同ブラケット107側の収納凹部109の外面には、エアバッグ膨張展開時に破断する薄肉の破断予定部107aが形成されている。前記ベース部材105及びブラケット107の収納凹部109内にエアバッグ101の一部がくるまれて収納され、エアバッグ101の取付片部101aが、前記ベース部材105と前記ブラケット107との板部110間に挟着固定された状態でフロントピラーPFからルーフサイドレールRに沿った所定箇所にボルトにより締付固定されている。
車両に所定以上の大きな衝撃力による側面衝突や横転による衝撃を受けたとき、その衝撃を感知してエアバッグ101に接続されたインフレータ102から発生する高圧ガスが、エアバッグ101内に導入される。折り畳まれたエアバッグ101は、その展開膨張力により前記ブラケット107の破断予定部107aを破断し、各ガーニッシュ部材103,104を、前記インテグラルヒンジ108を回動中心として車室内に向けて押し開きながら下方に向けて伸張展開し、サイドドアの窓部の近傍で瞬時にカーテン状に膨出する。こうして、エアバッグ101により乗員の上半身を緩衝しながら支持して人体に加わる衝撃力を緩和することができる。
特開2000−71925号公報
上記特許文献1に記載されたサイドエアバッグ装置100では、エアバッグ膨張展開時に、ベース部材105に対してガーニッシュ部材103,104を合成樹脂材からなるインテグラルヒンジ108を回動中心として車室内に向けて回動させる必要がある。このような樹脂製のヒンジ部によってベース部材105に対してガーニッシュ部材103,104を滑らかに回動させるには、インテグラルヒンジ108をガーニッシュ部材103,104やベース部材105の肉厚寸法よりも薄く形成することが肝要となる。
しかし、インテグラルヒンジ108を肉薄形状に構成すると、インテグラルヒンジ108が脆弱となる。このため、エアバッグ膨張展開時においてガーニッシュ部材103,104がベース部材105から破断しやすくなり、車室内へ脱落したり、飛散したりするおそれがある。
このような状態に対処するため、ベース部材105に対してガーニッシュ部材103,104を強固に固定することが余儀なくなされてしまい、例えばインテグラルヒンジ108の肉厚寸法を厚く形成しなければならなくなる。しかし、このようにすると、エアバッグ膨張展開時において、ベース部材105に対してガーニッシュ部材103,104を車室内に向けて迅速に且つ円滑に押し開くことができなくなるという問題などが発生する。
このように、ガーニッシュ部材103,104とベース部材105とを前記インテグラルヒンジ108を介して連結固定するのには、エアバッグ膨張展開時におけるガーニッシュ部材103,104の展開機能とガーニッシュ部材103,104及びベース部材105同士の固着機能とを確保することが必要となる。この要求が満足されない限り、エアバッグ101の円滑な膨張展開動作が期待できない。しかし、実際には、上記樹脂製のヒンジ部によってガーニッシュ部材103,104の展開機能と固着機能との双方を同時に満足させることは極めて難しくなり、実用的にはあまり馴染まない。
また、上記特許文献1に記載されたサイドエアバッグ装置100では、エアバッグ101をブラケット107とガーニッシュ部材103,104とにより車室内側から覆う二重構造として構成されている。このため、従来のエアバッグ101の膨出展開では、エアバッグ101は、その展開膨張力により前記ブラケット107の破断予定部107aを破断し、ガーニッシュ部材103,104を前記インテグラルヒンジ108を回動中心として車室内に向けて押し開きながら下方に向けて伸張展開する。
しかしながら、前記ブラケット107の破断予定部107aを破断し、ガーニッシュ部材103,104を押し開いて初めてエアバッグ101が下方に向けて伸張展開し、瞬時にカーテン状に膨出するため、インフレータ102から発生するガスの吐出量によっては、エアバッグ101の膨張が一瞬抑制されてエアバッグ101の展開が遅れやすくなり、エアバッグ101の膨張展開が不均衡になる場合がある。
このため、エアバッグ101の展開膨張動作や折り畳み形態の解除とガーニッシュ部材103,104の展開動作とに必要なガス圧、エアバッグ101全体の膨張速度、ガス流れ方向などを制御することが要求される。これらの要求が満足されない限り、エアバッグ101の円滑な膨出展開動作が期待できない。
また、従来のサイドエアバッグ装置100では、上述のようにエアバッグ101をブラケット107とガーニッシュ部材103,104とにより覆っているため、サイドエアバッグ装置100の構造が複雑となるばかりでなく、ブラケット107の車室内側への突出量にガーニッシュ部材103,104の車室内側への突出量とを加えた設置空間を確保する必要がある。このため、限られた乗員の側方空間を益々狭小化してしまい、車室内の居住性が損なわれるという問題があった。このため、エアバッグ装置の小型化や縮小化などが強く要求される。
この要求に応えられれば、従来と同様の居住空間を有する乗員の側方空間にエアバッグ装置を装着する場合でも、その設置空間を狭小化でき、乗員の側方空間を有効に使うことができるようになる。
本発明は、上記従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、構造が簡単であり、車体の所定位置に嵩張らずにコンパクトに収容することができるとともに、車体への装着が容易であり、膨張展開するときに乗員を安定して的確に緩衝しながら支持できる膨張展開形態を得ることを可能にしたサイドエアバッグ装置を提供することにある。
本件請求項1に係る発明は、窓枠近傍における車体の長手方向に沿って取り付けられるベース部材と、同ベース部材に取り付けられるカバー部材との間に、折り畳まれた状態のエアバッグを収容固定したサイドエアバッグ装置であって、前記カバー部材の上端部に前記ベース部材の上端縁部から裏面側に延びる延長部を有し、前記ベース部材が、車室側に前記エアバッグを収納固定する収納部を有するとともに、同収納部と反対側の車室外側に取付部を有し、同取付部にカバー部材の前記延長部が支持固定され、同ベース部材の下端縁部に前記カバー部材の下端部が離脱可能に支持固定されてなることを特徴とするサイドエアバッグ装置にある。
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の発明にあって、前記延長部が、前記取付部に引っ掛け固定される係止孔を有する合成樹脂材からなり、前記ベース部材が、前記取付部により前記車体に取付固定されてなることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に記載された発明にあって、前記カバー部材の材質が、軟質で伸縮性のある熱可塑性エラストマーからなることを特徴としている。
本発明のサイドエアバッグ装置では、車体窓枠の長手方向に沿って取り付けられるベース部材の車室側に、エアバッグを収容固定した状態でカバー部材を覆って取り付ける簡単な構成を採用することができる。前記ベース部材の車室外側に面する裏面に、同ベース部材の上端縁部から裏面側に延びるカバー部材の延長部を強固に支持固定することができ、同ベース部材の下端縁部に前記カバー部材の下端部を離脱可能に支持固定することができる。
本発明にあっては、簡単な構成でありながら、前記カバー部材の上端部を前記ベース部材から離脱しないように確実に且つ強固に取付固定することができる。前記ベース部材の剛性を低く設定する場合でも、前記カバー部材と前記ベース部材との存在によってサイドエアバッグ装置全体の取付強度や剛性を十分に確保することができる。前記ベース部材の材質を厳格に設定する必要がなくなり、設計の自由度を高めることができるようになり、製造コストの高騰を抑えることができる。
上記構成を備えることにより、サイドエアバッグ装置を車体に取り付ける作業工程の前に、車室外でサイドエアバッグ装置を予め組立一体化することができるようになり、サイドエアバッグ装置をユニット化することができる。サイドエアバッグ装置を狭小な車室内に容易に且つ迅速に取り付けることができるようになり、その組立作業に多大な労力、時間や手間を要しないことでサイドエアバッグ装置の作業工数や組立作業費を大幅に低減することができる。
エアバッグの膨張展開時においては、前記カバー部材の上端部側を前記ベース部材の裏面に強固に固定支持することができるようになり、前記カバー部材の上端部を回動支点として、同カバー部材の車幅方向外側部を車室内に向けて押し広げながら展開することができ、同カバー部材の脱落や飛散を完全に防止することができる。
前記カバー部材による拘束を受けることなく、エアバッグの飛び出しタイミングが遅れることなく、エアバッグの膨張部を前記カバー部材側に向けて広い範囲にわたって拡大させることができる。しかも、エアバッグの展開挙動を安定化させ、窓と乗員との間の広い範囲に膨出させることができるようになり、乗員を確実に且つ速やかに緩衝支持することができる。
前記ベース部材は、その車室側に面する表面部側に折り畳まれた状態のエアバッグを収納固定する収納部を有するとともに、同収納部と反対側の車室外側に面する裏面部側に取付部を備えることができる。同取付部に前記カバー部材の前記延長部を取着することができる。
エアバッグの収容固定時においては、前記ベース部材のエアバッグ設置空間内にエアバッグを嵩張らずコンパクトな折り畳み形態をもって確実に収容固定することができるようになる。折畳み波形や折畳み高さが一定化し、前記車体窓枠に容易に且つ正確に取り付けることができるようになる。乗員の側方空間が小さな部位であってコンパクトなエアバッグを設置する場合でも、室内の前後及び上下の広い範囲にわたってエアバッグの膨出面を充分に得ることができる。
エアバッグを収納固定するための格別な収納固定手段を設けることなく、前記ベース部材の収容部内にエアバッグを収容固定することができるため、サイドエアバッグ装置を小型化及び薄型化できるようになり、前記カバー部材の車室内側への突出量を小さく抑えることができる。狭小な居住空間を有する乗員の側方空間にサイドエアバッグ装置を装着する場合でも、限られた乗員の側方空間を有効に使うことができるようになり、経済性にも優れたものとなる。
前記延長部の好適な一態様として、前記延長部を前記取付部に引っ掛け固定する係止孔を有する軟質の合成樹脂材から構成することができる。この取付部を車体に取付固定することができる。また、前記ベース部材を車体に取付固定する取付部とは独立して、前記延長部の係止孔を引っ掛け固定するための係止部材を前記ベース部材の裏面に別途設けることもできる。前記カバー部材の材質を、軟質で伸縮性のある熱可塑性エラストマーとすることにより、前記カバー部材の前記延長部や前記下端部を前記ベース部材へと支持固定しやすくなる。
前記カバー部材と前記ベース部材とを取付固定するのに格別な固着手段を必要としないため、サイドエアバッグ装置の組立構成部品点数を削減することができるようになり、サイドエアバッグ装置全体をコンパクトに且つ安価に製作することができる。エアバッグの形態や大きさに応じて前記取付部の形状、設置位置や設置数などを適当に設定することにより、前記カバー部材の脱落や飛散を防止することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の代表的な実施形態であるサイドエアバッグ装置におけるエアバッグのフル膨張時の展開状態を模式的に示す車室内側からみた正面図、図2は同エアバッグの膨張前の状態を模式的に示す正面図である。
これらの図において、符号1は車体前後方向に長いエアバッグを示している。図示例によるエアバッグ1は、膨張用ガスを発生するインフレータ2に接続されるガス導入口3を有する筒状の長縁部4と、前方座席側に膨張展開する膨張部5と、後部座席側に膨張展開する膨張部6と、各膨張部5,6間の長手方向に連続して形成される非膨張部7と、前記長縁部4の上端縁に設けられた都合6個の車体取付用の取付片部8,…,8とを有している。
前記膨張部5,6は、それぞれ筒状長縁部4の一部領域に連通して、同長縁部4の下端縁から下方に向けて延在されており、同長縁部4のガス導入口3からの高圧縮ガスを導入することができるように構成されている。この膨張部5,6の内面同士は部分的に固着されており、例えば膨張時に上下に細長い複数の筒状となるように、膨張部5,6が水平方向にわたって複数の膨張室に区分されている。
前記長縁部4の上端縁に設けられた取付片部8は、ルーフサイドレール部Rの取付部位に対応して形成されている。リアピラー部PRの近傍とフロントピラー部PFの近傍との前後に前記膨張部5,6が配され、車両のセンターピラー部PCに対応する部位に前記非膨張部7が配されている。リアピラー部PRの下部には前記インフレータ2が配されている。
このエアバッグ1は、車室内のフロントピラー部PF、ルーフサイドレール部R、リアピラー部PRにわたって所要の形態に密に圧縮した状態で収容される。エアバッグ1の膨張部5,6は、フロントピラー部PFに配されたフロントピラーガーニッシュとリアピラー部PRに配されたリアピラーガーニッシュとの間にわたって、ルーフサイドレール部Rに配されたカバー部材であるルーフサイドトリムにより覆われている。
ルーフサイドレール部Rの長手方向に沿う所望の位置に膨張部5,6を配することにより、窓と乗員との間の上下方向及び前後方向の広い範囲にわたってエアバッグ1の膨張面を拡大することができ、前方座席に着座する乗員及び後部座席に着座する乗員の安全性を充分に確保することができる。
エアバッグ収容時におけるエアバッグ1の折り畳み形態としては、特に限定されるものではないが、エアバッグ1は、例えば渦巻き状に巻き込んで折り畳まれたり、上下方向に向けて互い違いに重なり合わせた蛇腹状に圧縮した状態で折り畳まれる。エアバッグ1の長さ方向の複数部位には、長尺帯状のテープ材(ラップ)9がエアバッグ膨張展開時に破断可能に巻き付けられており、エアバッグ1の折り畳み形態が保持されている。
エアバッグ1は、例えば315デニールのナイロン66糸を用いた目付200g/m2 の一枚の織布から構成することができる。エアバッグ1の表面にはゴム、シリコン系樹脂等の樹脂を塗布することが有効である。なお、エアバッグ1の形態、材質や構造及びインフレータ2の形態や構造などは従来と格別に変わるところはない。従って、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
図3は本発明の代表的な実施形態であるサイドエアバッグ装置10を模式的に示している。同図において、本実施形態によるサイドエアバッグ装置10は、ルーフサイドレール部R及びフロントピラー部PFを構成する車体窓枠の長手方向に沿って取り付けられるベース部材20と、同ベース部材20に取り付けられるカバー部材であるルーフサイドトリム30と、同ルーフサイドトリム30の裏面に固着一体化される肉薄のプレート部材40とを備えている。
図4は図2におけるIV−IV線の矢視断面図であり、図3に示すサイドエアバッグ装置10をルーフサイドレール部Rに取り付けた状態を示している。図5は図4のV線矢視部に相当する部位からみた図である。
前記ベース部材20は、図2〜図4に示すようにルーフサイドレール部R及びフロントピラー部PFの接合部分を下方に滑らかに湾曲する非直線形状の長尺体により構成されており、硬質のポリプロピレン樹脂からなる。ベース部材20の材質としては、特に限定されるものではないが、硬質のポリプロピレン樹脂に代えて、例えば繊維強化ポリプロピレン樹脂やABS樹脂等の硬質の熱可塑性樹脂を使用することができる。
このベース部材20における車室側に面する表面部の一部下端縁には、図3に示すように折り畳んだ状態のエアバッグ1を収納固定するエアバッグ収納部21が車体前後方向に形成されている。同エアバッグ収納部21は、図4に示すように、車室外側に向かう階段状の段差面を介して下方に屈曲したエアバッグ収納面を有する段部形状の開口部に形成されている。このエアバッグ収納部21の車室外側に面する裏面部には、エアバッグ1の取付片部8を取付固定する複数個の取付部22が車体前後方向(図4の紙面に直交する上下方向)に沿って所定の間隔をもって突設されている。
このエアバッグ収納部21における上部開放端部と下部開放端部とには、それぞれ複数のスリット状の上部係止孔21aと下部係止孔21bとが車体前後方向の所定部位に所定の間隔をもって車体幅方向に貫通して形成されている。各係止孔21a,21bには、図4に示すようにルーフサイドトリム30(以下、単にカバー部材30という。)の裏面に固着一体化されたプレート部材40の係止爪片41,42が挿入係止され、カバー部材30とベース部材20との相対移動を阻止することができる。
更に、前記エアバッグ収納部21の段差面とエアバッグ収納面との境界部である角隅部の下方近傍には、図3に示すように各係止孔21a,21bの設置間隔と等しくスリット状通孔21cが形成されている。この通孔21cの存在により、図4に示すように前記エアバッグ収納部21内に収納されたエアバッグ1の取付片部8をベース部材20の裏面部に引き出すことができ、エアバッグ1の取付片部8をベース部材20の裏面部に取付固定することができる。
前記ベース部材20のエアバッグ収納部21を車室外側に向かう段部形状の開口部に形成することができるため、エアバッグ1の収容固定時において前記エアバッグ収納部21内にエアバッグ1を嵩張らずコンパクトな折り畳み形態をもって確実に収容固定することができ、エアバッグ1の折り畳み波形や折り畳み高さを一定化することができる。
格別なエアバッグ設置空間を設けることなく、前記ベース部材20にエアバッグ収納部21を形成しているため、サイドエアバッグ装置10を小型化及び薄型化できるようになり、前記カバー部材30の車室側への突出量を小さく抑えることができる。狭小な居住空間を有する乗員の側方空間にサイドエアバッグ装置10を装着する場合でも、限られた乗員の側方空間を有効に使うことができる。
なお、図示例では、各係止孔21a,21b及び通孔21cが、それぞれ都合5箇所に同一間隔をおいて配されているが、本発明にあっては、図示例の孔形態、設置数、設置部位や設置間隔に限定されるものではなく、エアバッグ1の大きさや長さなどに応じて適宜に設定することができる。
前記ベース部材20の取付部22は、図4及び図5に示すように、前記ベース部材20の裏面から一体に突出成形されている。図示例では、前記取付部22は、上下に平行に突設された一対の略横L字状のクリップ取付座23と、同クリップ取付座23の前面中央部から前方へ突出するクリップ取付部24と、同クリップ取付部24に装着されるクリップ25とを有している。
このクリップ25は、図4に示すように、金属バネ板材を略Ω状に曲成され、その左右脚部の中央部分に凹字状の切込みを入れて形成されている。その切り込み部分をく字状に形成するとともに、左右外方に屈曲させることにより係着片を構成している。このクリップ25は、その左右脚部を前記クリップ取付座23とクリップ取付部24とに弾着して取り付けられている。クリップ25の係着片は、ルーフサイドレール部Rに形成された角穴に嵌着固定されている。なお、前記ベース部材20の取付部22の構成は、図示例に限定されるものではなく、例えばボルト、ナットなどの各種の固着手段を使用することができる。
エアバッグ1の取付片部8には、図5に示すように前記クリップ取付座23に引っ掛け固定される矩形状の係止孔8aが上下に貫通して形成されている。折り畳まれたエアバッグ1の取付片部8を前記エアバッグ収納部21の通孔21cに通してエアバッグ収納面の裏面側へ引き出すことができる。エアバッグ1の取付片部8における係止孔8aを前記クリップ取付座23に引っ掛け固定することができ、前記エアバッグ収納部21内にエアバッグ1を収納固定することができる。
前記プレート部材40は、図3及び図4に示すように車室側に向けて滑らかに湾曲して形成された略C字状の樹脂板材からなり、カバー部材30の内面形状に合致した外面形状を有している。前記プレート部材40は、前記ベース部材20のエアバッグ収納部21を覆うことができる。
このプレート部材40の上端縁には、図3及び図4に示すように上端の係止爪片41が車室外側に向けて一体に突出成形されている。そのプレート部材40の下端縁には、所定の高さだけ上がった段差をもつ下端の係止爪片42が車室外側に向けて一体に突出成形されている。各係止爪片41,42は、図4に示すように、それぞれベース部材20の上部係止孔21a及び下部係止孔21bに挿入係止することができ、前記プレート部材40の車室側に面する表面に固着されたカバー部材30をベース部材20に取り付けることができる。
エアバッグ膨張展開時において、エアバッグ1の膨張により前記プレート部材40の裏面が車室内側へ向けて押圧されるため、各係止爪片41,42は、図6に示すように塑性変形しながらベース部材20の上部係止孔21a及び下部係止孔21bから車室内側へ抜け出ることができる。
このプレート部材40は、超低温域から高温域にわたって安定して形態を維持することができる樹脂材が好ましい。このプレート部材40の材質として、例えばポリプロピレンや熱可塑性オレフィン系エラストマーなどの樹脂材を使用することができる。なお、プレート部材40を柔軟性を有する板金材により構成することができる。
前記カバー部材30は、その断面形状が車室側に向けて滑らかに湾曲した略凹形状をなしており、前記ベース部材20の外郭形態とは同一の形態を有している。そのカバー部材30の材質としては、特に限定されるものではないが、可撓性や伸縮性を有する軟質の樹脂材であればよく、例えばTPOシートやPVCシートなどの軟質の熱可塑性エラストマーからなる表皮層とポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフィン等の軟質の熱可塑性エラストマーからなるコア層との二層構造により構成することができる。
なお、本実施形態では、前記カバー部材30は表皮層とコア層との二層構造としたが、本発明は図示例に限定されるものではなく、例えば表皮層を形成せずに単層構造に形成してもよく、又は三層構造以上に形成してもよい。
前記カバー部材30の上端部には、図4及び図5に示すように前記ベース部材20の上端縁部から裏面側に延びる延長部31を有している。同延長部31の上端縁には、図5に示すように前記ベース部材20の上部係止孔21aと対応する部位に矩形状の取付片32が形成されている。同取付片32には、矩形状の係止孔32aが上下に貫通して形成されている。
前記カバー部材30は、図4に示すように、その延長部31の一部を前記ベース部材20の上端縁部から裏面側へ引っ張り出すことができ、同延長部31における取付片32の係止孔32aを前記クリップ取付座23の外れ防止片23aに引っ掛け固定することができる。前記延長部31の取付片32とエアバッグ1の取付片部8とを互いに一部重ね合わせて固定することができる。なお、前記クリップ取付座23には、図4に示すように下側のクリップ取付座23の頂部に板状の外れ防止片23aを下方に向けて一体に突出成形することができる。
前記カバー部材30は、図4に示すように、前記延長部31をヘッドライニングLHに当接した状態でベース部材20に取付固定することができる。前記延長部31の係止孔32aと前記クリップ取付座23との引っ掛け固定に相まって、エアバッグ膨張展開時におけるカバー部材30の脱落や飛散を防止することができる。
このカバー部材30は、図4に示すように、前記プレート部材40の上端係止爪片41を前記ベース部材20の上部係止孔21aに挿入するとともに、プレート部材40の下端係止爪片42を前記ベース部材20の下部係止孔21bに挿入することにより、前記カバー部材30の下端部と前記プレート部材40の下端係止爪片42との間に形成された挿入空間に前記ベース部材20の下端縁部を挟んだ状態で前記ベース部材20に係止固定することができる。
このように、カバー部材30とベース部材20とを取付固定するのに格別な固着手段を必要としないため、サイドエアバッグ装置10の組立構成部品点数を削減することができるとともに、サイドエアバッグ装置10全体をコンパクトに且つ安価に製作することができる。
一方、前記カバー部材30の下端部は、前記ルーフサイドレール部Rの下端縁部に挟着固定されたウエザーストリップSのリップ部に係合した状態で前記ベース部材20の下端縁部に容易に離れるように取着されている。
このカバー部材30の上端部及び下端部は、図4に示すように接着層を介してベース部材20に固着することができる。カバー部材30の下端部は、その上端部の固着強度よりも小さく設定することが好ましい。なお、カバー部材30とプレート部材40との固着に関しては、一体成形、溶着などの他の固着手段により固着一体化することができる。また、カバー部材30の下端部は、エアバッグ膨張展開時に離脱可能な各種の固着手段を介して取り付けることができる。
プレート部材40が、カバー部材30の裏面の一部と重なり合って固着一体化することにより、カバー部材30を前記ベース部材20に補強支持することができる。このため、カバー部材30の変形に対する取付強度を向上させることができる。前記ベース部材20やカバー部材30の形態や材質などを厳格に設定する必要がなくなり、設計の自由度を高めることができるとともに、製造コストの高騰を抑えることができる。
前記ベース部材20と前記カバー部材30と前記プレート部材40とを備えることにより、サイドエアバッグ装置10を車体に取り付ける作業工程の前に、車室外でサイドエアバッグ装置10を予め組立一体化することができ、サイドエアバッグ装置10をユニット化することができる。サイドエアバッグ装置10を狭小な車室内に容易に且つ迅速に取り付けることができるようになり、その組立作業に多大な労力、時間や手間を要しないことでサイドエアバッグ装置10の作業工数や組立作業費を大幅に低減することができる。
前記ベース部材20とカバー部材30とに囲まれた狭小なエアバッグ設置空間を最大限に活用できる。このため、エアバッグ膨張展開時においてエアバッグ膨出用開口の開口面積を拡大することができる。乗員の側方空間が小さな部位であってコンパクトなエアバッグ1を設置する場合でも、室内の前後及び上下の広い範囲にわたって、エアバッグ膨張時に乗員が受ける衝撃を緩和するのに理想的な展開形態が得られる。
図6は図4に対応する部位を示すエアバッグ1のフル膨張時の展開状態の一例を模式的に示している。いま、車両に所定以上の大きな衝撃力に基づく側突や横転による衝撃を受けると、インフレータ2が作動して、大量の高圧縮ガスがエアバッグ1の内部に瞬時に侵入する。エアバッグ1の織布に瞬間的に強力な膨張圧がかかり、その力が前記プレート部材40及びカバー部材30に作用する。
このとき、エアバッグ1の膨張により、前記カバー部材30の裏面に固着一体化されたプレート部材40が車室内側へ向けて押圧される。カバー部材30の上端部を回動支点として、カバー部材30の車幅方向外側部を下方に押し広げながら、カバー部材30の下端部とベース部材20の下端縁部との接着が剥がれる。プレート部材40の下端係止爪片42が、図6に示すように塑性変形してベース部材20の下部係止孔21bから外れるとともに、プレート部材40の上端係止爪片41が塑性変形しながらベース部材20の上部係止孔21aから外れる。エアバッグ1は、カバー部材30の裏面側の収容位置から展開位置に向けて伸張展開し、エアバッグ1がドアの窓部の近傍で瞬時に膨張する。
こうして、前記カバー部材30による拘束を受けることなく、エアバッグ1の飛び出しタイミングが遅れることなく、エアバッグ1を円滑に且つ速やかに展開し、エアバッグ1の展開挙動を安定化させることができる。
前記カバー部材30の延長部31と前記ベース部材20との引っ掛け固定、カバー部材30の上端部とベース部材20との接着固定などによる固着手段によってカバー部材30の上端部が強固に固定されるため、カバー部材30が車室内に飛散することなく、窓と乗員との間の所望の位置に拡大させて膨出させることができる。エアバッグ1の良好な膨張展開特性を得ることができ、乗員を確実に且つ速やかに緩衝支持することができる。
図7及び図8は本発明に係るサイドエアバッグ装置10の変形例を示している。図7は図4に対応する部位を示す断面図、図8は図7のVII線矢視部に相当する部位からみた図である。
これらの図において、ベース部材20の裏面に所定の間隔をおいて取付部であるフック部26が水平に突出されており、同フック部26にカバー部材30の延長部31を取付固定している点で上記実施形態とは大きく異なっている。従って、これらの図において上記実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付しているため、これらの部材に関する詳細な説明は省略する。
このフック部26は、図7に示すように車室外側を逆コ字状の凹溝に形成した略横L字状の板部材により構成することができる。このフック部26は、ベース部材20のエアバッグ収容部21の裏面側の上面壁にあって、車体前後方向の所定部位に一体に突出成形されている。カバー部材30の上端部には、図7及び図8に示すようにフック部26のフック片に引っ掛け固定される延長部31が形成されている。
前記カバー部材30は、図7に示すように、エアバッグ1の取付片部8とは独立して、前記ベース部材20の上端縁部から裏面側に延びる延長部31をベース部材20の上端縁部から裏面側へ引っ張ることにより、前記延長部31における取付片32の矩形状の係止孔32aを前記フック部26の平板状のフック片に引っ掛け固定することができる。前記カバー部材30は、前記延長部31をヘッドライニングLHに当接した状態で前記ベース部材20に取付固定することができ、エアバッグ膨張展開時にカバー部材30の脱落や飛散を防止することができる。
なお、前記ベース部材20の取付部としては、前記フック部26の構成に限定されるものではなく、例えばフック部26をビス、溶着、接着等の各種固着手段により固着することができる。また、フック部26の代わりに固定具等の他の固着手段を使用することができる。
この変形例にあっても、前記プレート部材40の上端係止爪片41及び下端係止爪片42を前記ベース部材20の上部係止孔21a及び下部係止孔21bにそれぞれ挿入係止すること、及びカバー部材30の上端部及び下端部に接着層を介してベース部材20に固着することに相まって、前記ベース部材20の延長部31を前記フック部26に引っ掛け固定することができる。このため、前記カバー部材30を前記ベース部材20に抜脱不能にしっかりと取付固定することができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係るサイドエアバッグ装置10は、簡単な構成でありながら、前記カバー部材30の上端部を前記ベース部材20から離脱しないように確実に且つ強固に取付固定することができる。前記ベース部材20の剛性を低く設定する場合でも、前記カバー部材30と前記ベース部材20との存在によってサイドエアバッグ装置10全体の取付強度や剛性を十分に確保することができる。エアバッグ1の形態や大きさに応じて前記取付部22,26の形状、設置位置や設置数などを適宜に設定することにより、前記カバー部材30の脱落や飛散を防止することができる。
なお、前記膨張部5,6の配置位置や設置数などは本実施形態に限定されるものではないが、図示例のように二つの膨張部ではなく、例えば前席用膨張部5及び後席用膨張部6の一方を有するエアバッグ1にも適用できることは勿論であり、フロントピラー部PFにインフレータ2を配することもできる。
また、ベース部材20の収納部21内にエアバッグ1とインフレータ2とを一緒に収納することができる。また、エアバッグ1とインフレータ2との組立てに関しては、特に限定されるものではないが、エアバッグ1とインフレータ2とを別々に組み立てることができ、エアバッグ1とインフレータ2とを車体に取り付けた後、エアバッグ1とインフレータ2とを互いに接続することができることは勿論であり、本発明は、上記実施形態や変形例から当業者が容易に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するものである。
本発明の代表的な実施形態であるサイドエアバッグ装置におけるエアバッグのフル膨張時の展開状態を模式的に示す車室内側からみた正面図である。 同エアバッグの膨張前の状態を模式的に示す正面図である。 本発明の代表的な実施形態であるサイドエアバッグ装置を模式的に示す分解斜視図である。 図2におけるIV−IV線の矢視断面図である。 図4のV線矢視部に相当する部位からみた図である。 図4に示すエアバッグのフル膨張時の展開状態の一例を模式的に示す断面図である。 本発明に係るサイドエアバッグ装置の変形例を示す図4に対応する部位の断面図である。 図7のVII線矢視部に相当する部位からみた図である。 従来のサイドエアバッグ装置を示す図である。 従来のサイドエアバッグ装置の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 インフレータ
3 ガス導入口
4 長縁部
5,6 膨張部
7 非膨張部
8 取付片部
8a 係止孔
9 テープ材
10 サイドエアバッグ装置
20 ベース部材
21 収納部
21a 上部係止孔
21b 下部係止孔
21c 通孔
22 取付部
23 クリップ取付座
23a 外れ防止片
24 クリップ取付部
25 クリップ
26 フック部
30 カバー部材
31 延長部
32 取付片
32a 係止孔
40 プレート部材
41,42 係止爪片
LH ヘッドライニング
PC センターピラー部
PF フロントピラー部
PR リアピラー部
R ルーフサイドレール部
S ウエザーストリップ

Claims (3)

  1. 窓枠近傍における車体の長手方向に沿って取り付けられるベース部材と、同ベース部材に取り付けられるカバー部材との間に、折り畳まれた状態のエアバッグを収容固定したサイドエアバッグ装置であって、
    前記カバー部材の上端部に前記ベース部材の上端縁部から裏面側に延びる延長部を有し、前記ベース部材が、車室側に前記エアバッグを収納固定する収納部を有するとともに、同収納部と反対側の車室外側に取付部を有し、同取付部にカバー部材の前記延長部が支持固定され、同ベース部材の下端縁部に前記カバー部材の下端部が離脱可能に支持固定されてなることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記延長部が、前記取付部に引っ掛け固定される係止孔を有する合成樹脂材からなり、前記ベース部材が、前記取付部により前記車体に取付固定されてなることを特徴とする請求項1記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記カバー部材の材質が、軟質で伸縮性のある熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置。
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