JP4130951B2 - 田植機装着式直播装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種子、あるいは被覆種子、特に、種子をゲル化剤で被覆したゲル被覆種子を代掻きをした水田の土壌中に埋め込む装置に関し、既に所有している田植機等の構成を変えることなく、部品の脱着のみで簡単に取り付け、取り外しが可能であり、しかも、播種した後の種子の浮かび上がりを完全に防止することが可能な直播装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から苗箱に播種して苗マットを作り、該苗マットを田植機の苗載台に載せて田植えをすることは行われているが、種子は苗代で苗まで生育させる一方、土壌は耕耘して水を引き込み、代掻きを行っていたため、大変な労力と時間が必要とされていた。そこで、このような多くの作業行程を省き省力化を図った直播栽培が提案されている。直播栽培には、種子を畑状態の本田に播いて覆土し、発芽後もしばらくは湛水せずに生育させる乾田直播、種子を耕起・代掻した水田の土壌表面に播いた後、浅く湛水して生育させる湛水直播があり、それぞれ気候や土壌条件などに応じた使い分けがなされている。
【0003】
これら乾田直播、湛水直播以外にも、現在、種子を酸素、栄養物質、薬剤などを含む弾力性高分子ゲルで被覆したゲル被覆種子を用いた湛水土壌中直播の適用が進められている。該湛水土壌中直播とは、ゲル被覆種子を耕起・代掻した水田の土壌中に埋め込んだ後、十分に湛水して生育させるものであり、通常の種子を用い湛水直播する場合とは異なり、代掻きして酸素不足となった土壌中に埋め込まれても窒息しないで発芽する。これは、前記弾力性高分子ゲル中に含まれる酸素の効果であり、この湛水土壌中直播によって種子から成長する稲は、従来の田植えをした苗から成長する稲と同じく周囲の土壌によって支持されるため、苗立ち性が前記乾田直播や湛水直播に比べて著しく向上する。
【0004】
このような直播栽培に使用する直播装置には、直播機能のみを有する直播専用機と、田植機等の走行装置にアタッチメント式に脱着可能な装着式直播装置とがあるが、前者は新規に購入する必要からコスト高となり、使用期間も限られていることから、後者の装着式直播装置が多く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装着式直播装置においては次のような問題があった。すなわち、田植機の走行装置から取り外した植付部を別に格納しておく必要があり、そのスペースも大きくなっていた。また、植付部は重いために装着するための作業も面倒であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
種子(40)を収納して一定量繰り出す種子繰出ユニット(2)と、種子(40)を一定深さに埋込む種子埋込ユニット(4)とから田植機装着式直播装置(1)を構成し、前記種子繰出ユニット(2)は、種子(40)を収納するホッパケース(5)と、該ホッパケース(5)の下方に配置され、種子(40)を一定量繰り出す繰出ケース(6)と、該繰出ケース(6)内に配置した目皿(41)と、該目皿(41)を駆動する伝動駆動部(7)とから構成し、前記種子繰出ユニット(2)を、田植機の植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記種子埋込ユニット(4)も植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記伝動駆動部(7)へは植付チェーンケース(8)より動力を取り出して伝達すべく構成し、前記種子埋込ユニット(4)は、種子投下位置より後方に鎮圧輪(13)を配置し、該鎮圧輪(13)を、前記植付チェーンケース(8)から側方に延出された駆動軸(30)に、着脱自在に構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を、添付の図面を基に詳述する。
【0009】
図1は本発明の直播装置を装着した田植機の全体側面図、図2は鎮圧板式直播装置の側面図、図3は同じく背面図、図4は種子ホッパの側面図、図5は繰出ケースの平面図、図6は第二実施例の種子埋込ユニットの側面図である。
【0010】
図7は同じく平面図、図8は第三実施例の種子埋込ユニットの側面図、図9は同じく平面図、図10は鎮圧輪式直播装置の側面図、図11は同じく背面図、図12は鎮圧輪の背面一部断面図である。
【0011】
まず、本発明に係わる田植機の全体構成について、図1により説明する。FWは前輪、RWは後輪であり、走行車体Aの後部より、トップリンク21及びロアリンク22・22の三点リンクよりなる昇降リンク機構が突設されている。該トップリンク21及びロアリンク22・22の後端は、ヒッチ23にて一体に連結されていて、該ヒッチ23を介して、前記トップリンク21後端及び左右のロアリンク22後端に植付部Bの装着部が取り付けられる。該植付部Bは走行車体Aの後部に内設されている油圧シリンダーCの駆動により昇降駆動され、昇降操作は、植付深さ昇降レバー24の操作や、フロート25に取り付けた図示せぬ植付深さセンサーの検出に基づき、自動的に昇降制御される。
【0012】
前記植付部Bには、上部に苗載台26を傾斜して配置し、苗台レール27上を左右摺動可能に載置されている。走行車体A後部のPTO軸からはユニバーサルジョイントを介して植付ミッションケース28の入力軸32に動力を入力し、該植付ミッションケース28から後方には植付チェーンケース8を突出させ、該植付チェーンケース8にエンジン29からの動力を伝達するようにしている。また、植付ミッションケース28の下部には植付支持軸31を横架し、該植付支持軸31にはステー64を介してフロート25が吊設されている。前記植付チェーンケース8の後部には本発明に係わる直播装置1のうちの種子繰出ユニット2を着脱容易に配設し、前記フロート25の側方には種子埋込ユニット3(4)を着脱容易に配置している。なお、図には鎮圧板式種子埋込ユニット3を示している。
【0013】
次に、種子繰出ユニット2について、図2乃至図5により説明する。種子繰出ユニット2は下部の傾斜した繰出ケース6と、該繰出ケース6上に係止具33にて脱着可能に載置されたホッパケース5と、繰出ケース6の目皿41を駆動する伝動駆動部7とから構成され、ホッパケース5上端にはカバー34が上下開閉可能に軸着されており、該カバー34を開いて種子40を投入し、ホッパケース5内に貯留できるようにしている。
【0014】
前記繰出ケース6は機体左右方向に横設されたステー35の前面にホルダー36で締結固定され、該ステー35の左右略中央部は支持ステー37上部に固設され、該支持ステー37は左右の取付プレート38・38の上部によって挟装固定され、該左右の取付プレート38・38の下部は、前記植付チェーンケース8に開口されている図示せぬ取付穴に、ボルト39・39で締結固定されており、種子繰出ユニット2を植付部B後方に配設支持すると共に、既存の植付チェーンケース8にそのまま装着可能な構成としている。
【0015】
繰出ケース6の下方には、該繰出ケース6を載設する取付フレーム42が前記ステー35から前方に突設され、該取付フレーム42には入力軸43が軸支され、該入力軸43の一端に目皿駆動スプロケット44が固設されており、該目皿駆動スプロケット44と、前記取付プレート38・38に横架された回動軸45上の中間スプロケット47との間にはチェーン48が巻回されている。さらに、該回動軸45上には中間スプロケット46も固設され、該中間スプロケット46と、前記植付チェーンケース8後端近くの動力取出軸51に軸支されたスプロケット49との間にはチェーン50が巻回されており、前記伝動駆動部7を構成している。このようにして、前記エンジン29からの駆動力は、植付チェーンケース8から各スプロケットを介して、前記入力軸43に伝達することができ、各スプロケットの歯数を変更することなどにより、入力軸43を適正な回転速度に調整することができる。
【0016】
前記動力取出軸51は、植付爪を具備するロータリーケースを駆動するための植付駆動軸30の後方に横架されており、該植付駆動軸30に連動させて施肥装置等を駆動するために設けられたものであるが、該動力取出軸51の植付チェーンケース8からの突出部は、通常、カバーキャップ等で保護されているだけであり、前記スプロケット49を簡単に装着できる構成となっている。
【0017】
さらに、繰出ケース6の中央下部には繰出軸52を嵌挿し、該繰出軸52上端は目皿41をバネ座を介装して止めネジ53で螺止し、該目皿41の周囲の同心円位置には種子40の径より大きな目皿穴41a・41a・・が開口され、前記繰出軸52下端にはベベルギア54を固設して、前記入力軸43の端部に固設したベベルギア55と噛合しており、前記エンジン29から入力軸43に伝達された駆動力により、目皿41を回動可能としている。そして、繰出ケース6の前方の上がった側の下面には投下口56が設けられ、該投下口56には播種パイプ19の上端が連通され、該播種パイプ19の下端はガイドパイプ57の上端に連通されており、目皿41から落下してくる種子40を、種子埋込ユニット3の前方に正確に落下できるようにガイドしている。
【0018】
該ガイドパイプ57の側面には支持フレーム58の外端が固設され、該支持フレーム58の内端は前記植付チェーンケース8の側面のネジ穴にボルト59により締結固定されており、ガイドパイプ57は既存の植付チェーンケース8にそのまま装着可能な構成としている。
【0019】
また、ホッパケース5下部面と目皿穴41aとの間に種子40が詰まらないように、繰出ケース6の後方の下がった側の約180度の空間で目皿穴41aをふさがない位置にスポンジ60を配置し、該スポンジ60の外側には係止突起60aが設けられ、繰出ケース6のその合致する位置には切欠6aが設けられて嵌合できるようにし、容易に脱着できるようにしている。そして、スポンジ60の内側には種子40が滑りやすいように高分子ポリエチレン等よりなる合成樹脂製のシールが貼られている。
【0020】
このような構成とすることにより、ホッパケース5下部から降下し、繰出ケース6の下がった側で目皿41上に配列された種子40を、一個ずつ目皿穴41aに入れて、目皿41の回動に伴って投下口56位置まで搬送してから落下させ、播種パイプ19からガイドパイプ57を経由して種子埋込ユニット3の前方に正確に落下させることができる。なお、本実施例においては、直播栽培に好適といわれる一粒播種のために繰出量を一個ずつとしているが、特に限定されるわけではなく、圃場状況や目標収穫量などに応じて、目皿穴41aの径を変更することにより、自在に調節することが可能である。
【0021】
次に、種子埋込ユニット3(4)について、図2、図3及び図6乃至図12により説明する。まず、図2、図3に、鎮圧板式種子埋込ユニット3の第一実施例を示す。前記フロート25上面に支持フレーム10の取付部10aを固設する一方、支持フレーム10をフロート25の側面から側方に延出させると共に、該支持フレーム10の内面にはロッド12を固設して更に側方に延出させ、該ロッド12の側端部に、正面視で上方開放コ字状の押さえ部材11を前後方向に揺動可能に軸支させている。該押さえ部材11の下面には、前方を斜め上方に屈曲させた鎮圧板9をボルト62・63で固定しており、該鎮圧板9によって、前記種子繰出ユニット2により前方に播種された種子を土壌に押さえつけて埋込むようにしている。
【0022】
前記支持部10aは、フロート25上面と、該フロート25を吊設する前記ステー64下面との間に挟持された上で、ボルト65で締結固定される構成となっており、種子埋込ユニット3を、既存のフロート25にそのまま装着可能な構成としている。
【0023】
そして、図6、図7に、鎮圧板式種子埋込ユニット3の第二実施例を示す。前記第一実施例と同様に、フロート25上面に支持フレーム10の取付部10aを固設し、支持フレーム10をフロート25の側面から側方に延出させると共に、支持フレーム10の内面にロッド12を固設して更に側方に延出させ、該ロッド12の側端部には、正面視で上方開放コ字状の押さえ部材11を前後に揺動可能に軸支させている。該押さえ部材11の下面には、前方を斜め上方に屈曲させた鎮圧板9をボルト62・63で固定している。
【0024】
この第二実施例においては、前記鎮圧板9の後部の両側部下面から平面視三角状の覆土板16・16を垂設し、該覆土板16間の間隔を後方ほど狭く構成している。すなわち、田植機の走行とともに、前方からの土が鎮圧板9の下に流入すると、土が前記覆土板16・16により後方に集められて鎮圧板9を押し上げ、その結果、鎮圧板9で土壌下に埋め込まれた種子40の上部を覆土することができる。また、前記支持フレーム10の上面には、下方に向かって押さえ圧調節ネジ68を螺挿し、該押さえ圧調節ネジ68の下端を前記押さえ部材11に当接しておき、押さえ圧調節ネジ68を回動することによって、押さえ部材11の支持フレーム10からの深さ、すなわち、鎮圧板9の押し込み深さを調節できるようにしている。
【0025】
更に、前記ガイドパイプ57の下方には、平面視で後方開放コ字状のガイドフレーム17を配設し、該ガイドフレーム17はフロート25の張出部25a後部に固設したステー66の後面に固定され、該ステー66の下面には、先端が矢尻状の作溝器18がボルト67・67により締結固定されている。また、前記ステー66は、張出部25aの下面に、図示せぬボルトなどで簡単に締結することができ、既存のフロート25にそのまま装着可能な構成としている。
【0026】
従って、該作溝器18により田植機の走行とともに所定深さの播種溝が形成され、該播種溝に前記種子繰出ユニット2からガイドされて落下してきた種子40が入ると、そのまま鎮圧板9で土壌表面が押さえられ、さらに、前記覆土板16・16により覆土されるために、種子が浮き上がることなく播種することができるばかりでなく、第一実施例とは異なり、作溝器18を交換することにより、播種深さを自在に調節できる構成となっている。
【0027】
また、図8、図9に、鎮圧板式種子埋込ユニット3の第三実施例を示す。前記第二実施例と同様に、鎮圧板9の後部の両側部下面から平面視三角状の覆土板16・16を垂設し、該覆土板16間の間隔を後方ほど狭く構成すると共に、ガイドパイプ57の下方に、ガイドフレーム17を配設し、該ガイドフレーム17を固設するステー66の下面には矢尻状の作溝器18を配設している。
【0028】
この第三実施例においては、前記押さえ圧調節ネジ68の代わりに、押さえ部材11の後部に押さえ圧調節ウェイト69・69・・を載置し、該押さえ圧調節ウェイト69・69・・はウェイト止めネジ70で前記押さえ部材11上に固定されており、押さえ圧調節ウェイト69の枚数を変更することにより、鎮圧板9の押さえ圧、すなわち鎮圧板9の押し込み深さを、簡単に調節できるようにしている。
【0029】
次に、図10乃至図12に、鎮圧輪式種子埋込ユニット4を示す。図12に示すように、植付爪を具備するロータリーケースを取り外した前記植付駆動軸30に支軸13aを固定し、該支軸13aに鎮圧輪13を外嵌固定した構成において、通常の植付爪駆動操作により該鎮圧輪13を回転駆動させ、前記繰出ユニット2から前方の土壌に落下してきた種子40を押さえて、土壌下に埋め込むようにしている。なお、該鎮圧輪13の植付駆動軸30への取り付けについては、植付駆動軸30に支軸13aの軸芯の開口部を外嵌させ、該支軸13aの外周面から軸芯に向かって螺挿したボルト72を締め付け、該ボルト72の先端を植付駆動軸30外周面に押圧係止させることにより簡単に行うことができ、鎮圧輪13を既存の植付チェーンケース8にそのまま装着可能な構成としている。
【0030】
このような鎮圧輪式種子埋込ユニット4においては、鎮圧板9が土壌表面を加圧しながら摺動する前記鎮圧板式種子埋込ユニット3とは異なり、田植機の走行に合わせて回転駆動する鎮圧輪13の外周面で鎮圧されるため、種子40をこすり引っかける恐れもなく、確実かつ均平に種子を埋め込むことができるのである。
【0031】
なお、前記取付プレート38から側方に取付フレーム73を延出させ、該取付フレーム73の外端にはスクレーパー71を固設し、鎮圧輪13の外周面に付着する土塊をこすり落として、鎮圧精度を高めるようにしている。また、このような鎮圧輪式種子埋込ユニット4においても、前記鎮圧板式種子埋込ユニット3の場合と同様に、ガイドパイプ57の下方に、ガイドフレーム17を配設し、該ガイドフレーム17を固設するステー66の下面に矢尻状の作溝器18を配設し、田植機の走行とともに所定深さの播種溝を形成しておき、該播種溝に前記種子繰出ユニット2からガイドされ落下してきた種子40が入ると直ちに、鎮圧輪13で土壌表面を押さえて種子40を埋め込むようにすることもできる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1に記載の如く、種子(40)を収納して一定量繰り出す種子繰出ユニット(2)と、種子(40)を一定深さに埋込む種子埋込ユニット(4)とから田植機装着式直播装置(1)を構成し、前記種子繰出ユニット(2)は、種子(40)を収納するホッパケース(5)と、該ホッパケース(5)の下方に配置され、種子(40)を一定量繰り出す繰出ケース(6)と、該繰出ケース(6)内に配置した目皿(41)と、該目皿(41)を駆動する伝動駆動部(7)とから構成し、前記種子繰出ユニット(2)を、田植機の植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記種子埋込ユニット(4)も植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記伝動駆動部(7)へは植付チェーンケース(8)より動力を取り出して伝達すべく構成し、前記種子埋込ユニット(4)は、種子投下位置より後 方に鎮圧輪(13)を配置し、該鎮圧輪(13)を、前記植付チェーンケース(8)から側方に延出された駆動軸(30)に、着脱自在に構成したので、従来の装着式直播装置のように田植機の植付部を取り外す必要がなく、そのままの状態で簡単に装着できるため、装着作業が極めて容易となり、取り外した植付部の取り扱いに必要なスペースや手間も省くことができるのである。
【0033】
また、前記種子繰出ユニットは、種子を収納するホッパケースと、該ホッパケースの下方に配置され種子を一定量繰り出す繰出ケースと、該繰出ケースの目皿を駆動する伝動駆動部とから構成し、該伝動駆動部へは植付チェーンケースより動力を取り出して伝達するようにしたので、種子繰出しのための駆動機構を別途に設ける必要がなく構造が単純となり、種子繰出ユニットの装着を容易に行うことができる。
【0034】
また、前記種子埋込ユニットにおいて、種子投下位置より後方に鎮圧輪を配置し、該鎮圧輪を前記植付チェーンケースから側方に延出された駆動軸上に着脱自在に固設したので、より均平に種子を埋め込むことができ、種子の発芽率や成長性を一層向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の直播装置を装着した田植機の全体側面図である。
【図2】 鎮圧板式直播装置の側面図である。
【図3】 同じく背面図である。
【図4】 種子ホッパの側面図である。
【図5】 繰出ケースの平面図である。
【図6】 第二実施例の種子埋込ユニットの側面図である。
【図7】 同じく平面図である。
【図8】 第三実施例の種子埋込ユニットの側面図である。
【図9】 同じく平面図である。
【図10】 鎮圧輪式直播装置の側面図である。
【図11】 同じく背面図である。
【図12】 鎮圧輪の背面一部断面図である。
【符号の説明】
1 直播装置
2 種子繰出ユニット
3・4 種子埋込ユニット
5 ホッパケース
6 繰出ケース
7 伝動駆動部
8 植付チェーンケース
9 鎮圧板
12 支持軸
13 鎮圧輪
25 フロート
30 駆動軸
40 種子
41 目皿
Claims (1)
- 種子(40)を収納して一定量繰り出す種子繰出ユニット(2)と、種子(40)を一定深さに埋込む種子埋込ユニット(4)とから田植機装着式直播装置(1)を構成し、前記種子繰出ユニット(2)は、種子(40)を収納するホッパケース(5)と、該ホッパケース(5)の下方に配置され、種子(40)を一定量繰り出す繰出ケース(6)と、該繰出ケース(6)内に配置した目皿(41)と、該目皿(41)を駆動する伝動駆動部(7)とから構成し、前記種子繰出ユニット(2)を、田植機の植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記種子埋込ユニット(4)も植付チェーンケース(8)に着脱可能とし、前記伝動駆動部(7)へは植付チェーンケース(8)より動力を取り出して伝達すべく構成し、前記種子埋込ユニット(4)は、種子投下位置より後方に鎮圧輪(13)を配置し、該鎮圧輪(13)を、前記植付チェーンケース(8)から側方に延出された駆動軸(30)に、着脱自在に構成したことを特徴とする田植機装着式直播装置。
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