JPH0640768B2 - 湛水直播機における土壌硬軟検出制御装置 - Google Patents

湛水直播機における土壌硬軟検出制御装置

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JPH0640768B2
JPH0640768B2 JP62272297A JP27229787A JPH0640768B2 JP H0640768 B2 JPH0640768 B2 JP H0640768B2 JP 62272297 A JP62272297 A JP 62272297A JP 27229787 A JP27229787 A JP 27229787A JP H0640768 B2 JPH0640768 B2 JP H0640768B2
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芳雄 富山
政司 出原
幹夫 奥山
秀昭 溝田
選也 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、湛水直播機における土壌硬軟検出制御装置に
関する。
(従来の技術) 水田に直接播種を行なう湛水直播機においては、底面に
作溝具を設けたフロートを泥土上に浮動させて、走行し
ながら作溝具で形成した溝に種籾(種子)を播いてい
き、その後、溝の左右から種子に土を覆土具によって被
せていくようになっている。
播種に最適な溝を形成するには、フロートを適正圧で接
地しなければならない。そのために従来においては、実
開昭59−23913号公報(従来例の1)に開示された技術
がある。
また、播種用溝の適正な形成とともに最適量の覆土をす
るには適正な覆土圧を付与する必要があり、このため
に、実開昭59−124410号公報(従来例の2)に示された
技術がある。
(発明が解決しようとする問題点) 従来例の1では接地圧付与手段によって平行リンクに与
えられる弾圧力の作用点は、常に上リンクとロッドとの
枢支部であり、フロートの高さが変ってもその位置は不
変である。そのためフロートが低くなると接地圧は弱
く、フロートが高くなると接地圧も強くなり、上リンク
の移動量がそのままスプリングの作用力の大きさを決定
し、作用力の変動幅が大きく、作溝具による溝形成に大
きい影響を与えている。
前記従来例の2では、フロートが支持枠に対して相対的
に上下動すると、覆土具もそれに伴なって上下動し、平
行リンクで連結されていることにより、覆土具と支持枠
との間の距離が変化し、覆土圧付与手段が1本の略直線
的なスプリングで形成されているため、覆土圧も大きく
変化することになり、適正な覆土圧が得難くなることが
ある。
そこで、フロート接地圧及び覆土圧を手元レバーによる
切換によって調整するものとすれば、適正な接地圧及び
覆土圧を確保することができるが、その人為的な切換は
非常に面倒であるし、また、水田は土の硬軟があり、そ
の頻度は激しいことから、人為的に土の硬軟に合わせて
調整することはできないものであった。
また、センターフロートとサイドフロートとを左右方向
に並設して備えている田植機に、前記湛水直播機を装着
すると、移動機体の兼用が図れて有利であるものの、前
記重量バランスが崩れる等の課題があった。
そこで本発明は、田植機後部に湛水直播機を装着しても
前後重量バランスを良好にし、しかも、土の硬軟を検知
してこれに応じて適正な接地圧を得るために、直播用フ
ロートを土壌の硬軟に応じて上下方向に制御するように
したことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、センターフロート6とサイドフロート7とを
左右方向に並設して備えた田植機1後部に、作溝員20を
有するフロート21を上下動自在に装着して備え、作溝具
20による溝に種子を播種する播種シュート26と、溝の種
子に覆土する覆土具23と、フロート21と覆土具23とを対
地方向に付勢する弾機30,33とを備え、直播用フロート
21を土壌の硬軟に応じて上下方向に制御する湛水直播機
において、叙述の目的を達成するために、以下の技術的
手段を溝じたのである。
すなわち、本発明は、設定基準となる地表面上を走る接
地体49と、土中に進入して土の硬軟を検知する検知体51
と、を直播用フロート21の前方でかつ田植機用センター
フロート6とサイドフロート7との間で前後方向にラッ
プさせて上下動自在に備え、前記接地体49と検知体51と
の相対角度変位により前記直播用フロート21を上下方向
に制御するアクチェータ76を設けていることを特徴とす
るのである。
(作 用) 田植機1の走行により、フロート21の作溝具20で溝を形
成し、この溝に播種シュート26からの種子が播種され、
溝の種子は覆土具23によって覆土されていく。
この作業中、フロート21は弾機30により所定の接地圧が
付与され、また、覆土具23は弾機33により所定の覆土圧
が付与されている。
水田の土は硬軟があり、硬い場合には検知体51は土への
入り込み量が小さくなるので上昇し、接地体49との相対
角度変位を生じ、一方、フロート21および覆土具23は上
昇しようとする。
そこで、土が硬い場合には、設定基準となる地表面上を
走る接地体49と、土中に進入する検知体51との相対角度
変位を第1角度センサー53で検出し、この検出信号と昇
降アーム38の角度を検出する第2角度センサー80の信号
によってアクチェータ76を伸長方向に作動させて昇降ア
ーム38を降下することで紐条体36,37を弛め、直播用フ
ロート21の接地圧を大きくするとともに覆土具23の覆土
圧を大きくする。
一方、水田の土が軟い場合には、検知体51は土へ大きく
入り込み、接地体49との相対角度変位を生じ、一方、フ
ロート21及び覆土具23は降下しようとする。
そこで、土が軟い場合には、設定基準となる地表面上を
走る接地体49と、土中に深く進入する検知体51との相対
角度変位を第1角度センサー53で検出し、この検出信号
と昇降アーム38の角度を検出する第2角度センサー80の
信号によってアクチェータ76を縮小方向に作動させて昇
降アーム38を上昇することで紐条体36,37を介してフロ
ート21および覆土具23を持上げて接地圧および覆土圧を
小さくする。
以上の作用により、水田の土の硬軟に応じて浮動状態に
するフロート21及び覆土具23を自動的に昇降して適正な
接地圧及び覆土圧に自動調整する。
(実施例〕 全体構成を概略して示す第5図において、1は移動機体
であり、本例では、運転席2、左右一対の後輪3等を有
する乗用田植機であり、昇降リンク機構4を介して苗載
せ台5、センターフロート6、左右一対のサイドフロー
ト7および植付け機溝8等を備えている。
9は駆動ケースで、図示省略したエンジンから動力が伝
達され、植付け機構8を駆動するものである。
10は支持フレームで、駆動ケース9の後部に図示昇略の
ブラケットを介して作業進行方向を横切って取付けら
れ、該支持フレーム10に、ステー11を介してタンク装置
12が搭載されている。
なお、支持フレーム10はパイプ材であり、湛水直播ユニ
ット13を取外し自在に取付けるフランジ14の複数個を横
方向に間隔を有して備えている(第8図参照)。
第1図、第8図等を参照すると、湛水直播ユニット13
は、取付ブラケット15と、このブラケット15にピン16,
17で上下動自在に枢支された上部リンク18と下部リンク
19とからなる平行リンク機構と、底面に作溝具20を有す
るフロート21と、フロート21より立設された支柱22にに
一端が上下動自在に枢支された覆土具23とを備え、支柱
22の上部側に、ピン24,25を介して平行リンク機構の後
端が枢支されている。
更に、取付ブラケット15には透明硬質樹脂製の播種下部
シュート26が後下り傾斜状としてピン27により取付けら
れ、該シュート26の放出口は開閉自在なシャッタ28を有
して鉛直下向に屈曲され、フロート21より立設した平面
コ字状の案内板29の上方側に臨んでいる。
取付けブラケット15が支持フレーム10の各取付フランジ
14に嵌合されて、第8図で示す抜差し自在な2本の取付
けピン29により取付けられることで、湛水直播ユニット
13が第7図および第10で示す如く、田植機のセンターフ
ロート6の左右両側および田植機の各サイドフロート7
の左右両側に本実施例では合計6個が横方向等間隔で配
置されている。
湛水直播ユニット13のフロート21は、平行リンク機構の
ピン17とピン24とにわたってコイルバネで示す弾機30を
掛張することにより、対地方向に付勢されており、又、
覆土具23は取付け棒31とこれに固着した左右一対の覆土
板32とからなり、取付け棒31を支柱22に上下動自在に枢
支する部分においてツル巻バネで示す弾機33を設けて対
地方向に付勢している。
なお、フロート21の弾機30及び覆土具23の弾機33は図示
以外の構成であってもよい。
ここに、本実施例では、フロート21の作溝具20で土中に
溝を筋条に6本形成して行き、各溝に種子(コーティン
グモミ)を点播するとともに、種子に覆土板32によって
左右から覆土するものとされる。なお、第1図におい
て、34は覆土用ストッパを示し、取付け棒31により横方
向に突出した棒材35が、案内板29の後面側に当ることに
より構成されている。
更に、湛水直播ユニット13は、そのフロート21が紐条体
36により、又、覆土具23が紐条体37により、それぞれの
昇降アーム38にプーリー39,40等を介して連結されてい
る。
また、第4図で示す如く支持フレーム10より突出した支
持板10Aに連動ロッド42が支持フレーム10と平行でかつ
その軸心回りに回動自在として架設されており、この連
動ロッド42に前記昇降アーム38が後下り状としてユニッ
トの数、本例では6個が突出されており、この各昇降ア
ーム38とフロート21及び覆土具23が紐状体36,37で連結
されている。
すなわち、第1図および第4図に示す如く、プーリー39
は2つのプーリー溝39A,39Bを有し、平行リンク機構の
ピン16に回転自在として装着され、プーリー40はピン25
に回転自在として装着されている。
フロート用紐条体36はスプリング部36Aを有するワイヤ
ーであり、その一端が支柱22に係止されてプーリー39に
巻掛けられ、他端はネジ構造で伸縮調整自在な金具41に
取付けられている。
覆土具用紐条体37はスプリング部37Aを有するワイヤー
であり、その一端が取付け棒31にピン31Aによって連結
され、プーリー40及びプーリー39に第1図で示す如く巻
掛けられ、他端はネジ構造で伸縮調整自在な金具43に取
付けられている。
各紐条体の金具41,43は第4図で示す如く2又形状(U
形状)の連結金具44に、共通ピン45によって連結され、
連結金具44は揺動アーム38に上方側から嵌入されてフッ
ク状つ道まみ46Aを有するネジ連結具46をアーム38にネ
ジ結合することにより装着されている。
従って、各湛水直播ユニット13は、移動機体1の後部側
(実質的に支持フレーム10)に、取付ピン29の挿脱とネ
ジ連結具46の締結弛緩を介して着脱自在に装着され、各
ユニット13のフロート21が第10図で示す如く田植機のサ
イドフロート7に対して前後方向でオーバーラップすべ
く配置されることにより、全体の前後長をできるだけ短
くするようにされている。
第1図、第7図および第10図を参照すると、支持フレー
ム10より、前方下向傾斜として本実施例では田植機のセ
ンターフロート6と右側のサイドフロート7との間で、
アクチェータ等の取付アーム47が突出されており、この
取付アーム47の突出端側に第2図で示す如く横軸48を取
付け、この横軸48に、地表面上を走る本実施例では車輪
形の接地体49のためのアーム50と、土中に進入して土の
硬軟を検知する本実施例では円形のディスクで示す検知
体51のためのアーム52が前記横軸48を中心に上下揺動自
在に備えられて接地体49および検知体51は圃場に起伏が
あっても追従するようにされている。
各アーム50,52の取付ボス50A,52Aは横軸48に套嵌支持
されて回動自在であり、各アーム50,52は第1図で示す
如く後下り状に延下り状に延伸されて、その延伸端のボ
ス50B(アーム52のボスはボス50Bと同軸心上にある)
に、接地体49と検知体51がともに横方向の支軸を介して
転動自在として支持されている。
53は第1角度センサー(ポテンショメーター)であり、
第1図、第2図で示す如く接地体49と検知体51との相対
角度変位を検出するものである。
すなわち、ボス52Aにセンサー取付板54を固着し、この
取付板54にセンサー53を着脱自在に取付けるとともに、
センサー53の軸53Aにロール55を有する連動アーム56が
嵌合固定され、該連動アーム56と横軸48より突出したア
ーム57とにわたってコイルバネ58が掛張され、アーム56
を第1図では時計針方向に付勢している。
一方、ボス50Aには連動アーム59が前方突出状として設
けられ、該連動アーム59の下面縁に、ロール55がバネ58
の弾引を介して当接されている。
60は接地体用の弾下機構であり、第1図、第3図で示す
如くアクチェータ取付板61に固定された案内プレート62
と、この案内プレート62に上下動自在として挿通された
多数の調整孔63Aを有するロッド63と、該ロッド63に周
回されて案内プレート62の上下に配置されたコイルばね
64,65と、調整孔63Aに挿脱自在とされたバネ抑えピン6
6,67等からなり、ロッド63の下端がピン68等を介して
アーム50の上面側より係合されている。
69は検知体用の弾下機構で、第3図で示す如く取付板61
に固定された案内板70と、この案内板70に上下動自在と
して挿通された多数の調整孔を有するロッド71と、該ロ
ッド71に周回されたコイルバネ72と、ロッド71の調整孔
に挿脱自在とされたバネ抑えピン73等からなり、ロッド
71の下端がピン74等を介してアーム52の上面側より係合
されている。なお、第1図、第3図において、75は各ア
ーム50,52の下限規制用ストッパを示している。
ここにおいて、接地体49は案内プレート62に挿通された
ロッド63上に、押上げ用コイルバネ64と押下げ用コイル
バネ65を案内プレート62の上下に配置してそのバネ圧を
ピン66,67の位置によって調整して設定基準となる地表
面上を走行するようにされている。すなわち、土が硬い
ときには押上げ用コイルバネ64の付勢力を押下げ用コイ
ルバネ65でバランスさせ、一方、土が軟いときは押下げ
用コイルバネ65の付勢力を押上げ用コイルバネ64でバラ
ンスさせて接地体49が設定基準となる地表面上を走行す
るようにされ、一方、検知体51はコイルバネ72の付勢力
で専ら土中に進入するようにされており、土が硬いとき
にはその進入量が小さく、土が軟いときには進入量が大
きいことから、ここに、相対角度変位を第1角度センサ
ー53で検出しているのである。
左右一対の取付板61は取付アーム47より上向突出状とし
て立設され、この左右一対の取付板61に、伸縮シリンダ
で示すアクチェータ76が取付けられ、該アクチェータ76
は電動モータで起動停止される遊星減速機構の出力側に
ネジ、ナット等を介して正逆転自在のピストン部を有
し、このピストンに連動して伸縮自在となるピストンロ
ッド77を有しており、ピストンロッド77のエンドが連動
ロッド42に套嵌固定した連結金具78に、ピン79を介して
枢支されている。
従って、第1図において、アクチェータ76が伸長動作す
ると、連結金具78を介して連動ロッド42が第1図では時
計針方向に回動され、これにより、各揺動アーム38が同
じ方向に揺動され、アクチェータ76が縮小動作すると、
各揺動アーム38が第1図では反時計針方向に揺動される
ようにされている。
80は第2角度センサー(ポテンショメータ)で、支持フ
レーム10より突出したアーム10Aに着脱自在に固定され
ている。
該第2角度センサー80のセンサー軸80Aは連動ロッド42
の軸心上に有り、該センサー軸80Aに嵌合固着されたア
ーム81に、軸83を介して連動ローラ82が備えられ、該連
動ローラ82が昇降アーム38の上面側より当接係合され、
一方、支持フレーム10より突出したアーム84と軸83とに
コイルバネ85を掛張することで連動ローラ82を昇降アー
ム38に当接方向に付勢しており、ここに、第2角度セン
サー80は昇降アーム38の角度を検出可能とされている。
従って、第1角度センサー53による接地体49と検知体51
との相対角度変位の検出信号と、第2角度センサー80の
信号とを比較してアクチェータ76を伸縮制御するのであ
る。
このアクチェータ76の制御回路は第6図に示されてい
る。
第6図において、86はバッテリー電源の電源スイッチ、
87はモータ駆動回路、88は電流検出回路89はDMモータ
で、アクチェータを駆動する。
90は比較回路であり、第1角度センサー53の信号と、第
2角度センサー80のフイードバック信号とを比較し、動
作決定回路91を介してモータ駆動回路87をON、OFF
するとともに、方向決定回路92を介してモータ89を正逆
転するようにされている。
なお、比較回路90は誤差検出及び増幅作用を有してい
る。
その他、第6図において、93は簡易チョッパー型のスピ
ード切換回路で、低速度設定部94、低速範囲設定部95に
連けいされ、動作決定回路91にチョッパー連動されてい
る。96は上下リミット入力、97は応差調整部、98は動作
開始誤差調整部、99は電流検出部の増幅及び判断部で、
過電流の信号は動作決定回路91に送られる。100は瞬時
遮断電流設定部、101は時限付遮断電流設定部、102は過
熱検出部、103は定電圧電源である。
第11図を参照すると、植付け機構8が示され、この植付
け機構8の植付運動と連動してタンク装置12内の種子操
出ロール及び肥料操出ロールが駆動されるとともに、種
子用の点播シャッター28が開閉するようにされている。
第11図において、104はクランク軸で、駆動ケース9に
回転自在に支持されており、クランクアーム105を介し
て植付アーム106が枢支されている。
植付アーム106内にはカム、スプリング等が内蔵され
て、植付爪107、押出し金具108等を有する田植機で公知
のものである。
109は揺動アームで、植付アーム109に枢支され、クラン
ク軸104が連続回転すると植付アーム106は惰円運動し、
謡動アーム109は軸109Aを支点に、前後方向に揺動され
る。
110はシャッター連動機構であり、シャッター28を開閉
自在に支持する軸111の軸端にアーム112を有し、取付け
ブラケット15の前面側に連動アーム113の下端がピン114
により前後揺動自在に備えられ、アーム112と連動アー
ム113とをターンバックル構造で軸長を伸縮自在とした
連動ロッド115で互いに枢支116,117し、枢支部に揺動
アーム109の後面側に接当するローラ118を有している。
なお、119はシャッター閉じ用のバネである。
このシャッター連動機構110は謡動アーム109が前方に位
置しているとき、ローラ118が接当されてシャッター28
が閉じられており、揺動アーム109が後方に揺動する
と、連動ロッド115が第11図では右方に押されてバネ119
に抗してシャッター28を開くもので、この運動を繰返す
ことにより、シュート26内の種子Tは点播されることに
なる。
この場合、該連動機構110は連動ロッド115を揺動アーム
109に枢支連結しても点播することができるけれども、
本図示例の如く、ローラ118側を揺動アーム109に押当て
ることにより、シャッター28が閉じると揺動アーム109
の前方移動との連けいがなくなり、ここに、シャッター
28の過度の閉め、これに伴うシャッター28の変形、シュ
ート破損等を防止することができる。
揺動アーム109にはロール駆動用の連動ロッド120の各下
端が枢支連結されている。
第7図、第9図、第14図から第16図を参照すると、タン
ク装置12の詳細が示されている。
第14図、第15図において、タンク121は仕切板122で前部
収容部123と後部収容部124とに区画され、前部収容部12
3に粉粒状の肥料Pが収容され、後部収容部124にコーテ
ィング種子Tを収容している。
125は繰出部であり、肥料用繰出ロール126と種子用繰出
ロール127とを共通のロール軸128上に套嵌固定してな
り、各ロール126,127はその外周上の放射位置に繰出溝
126A,127Aを有して第14図、第15図の矢示D方向に回転
自在とされている。
すなわち、ロール軸128にアーム129を有する送り機構13
0を設け、アーム129に連動ロッド120の上端を枢支連結
することにより、揺動アーム109の揺動でアーム129を上
下動することになり、ロール軸128を矢示D方向に駆動
するようにしている。第16図において、131は逆上機構
を示している。なお、このロール駆動(連動)機構は、
図示のロッド形式の他、チェーン、ベルト等による巻掛
形であってもよい。
各収容部123,124の下部には、貯留部123A,124Aがいず
れもロール後面側に形成され、この貯留部123Aの肥料P
はロール126の溝126Aでくみ上げられて、調量ブラシ123
で調量して、前方側の放出口ホッパ133および前下り傾
斜とされた放出シュート134を介して田植機のセンター
フロート6の左右両側、およびサイドフロート7の左右
両側に落下するようにされている(第10図参照)。
また、貯留部124Aの種子Tは、ロール127の溝127Aでく
み上げられ、前方側の放出口ホッパ135および後下り傾
斜とされた放出シュート136を介して作溝具20で形成さ
れた溝に点播シャッタ28を介して点播するようにされて
いる。
ここで、肥料用シュート134と種子用シュート136は、肥
料用が前下りで種子用が後下りとされて前後に振分けら
れ、肥料Pは湛水直播ユニット13より先行して側条施脂
可能とされている。
更に、137は肥料用覆土具であり、シュート134の放出口
下端の後方に、第10図で示す如く配置されている。
この場合、湛水直播ユニット13のフロート21は第10図に
示す如く平面視において先端側が後方末広りで立面部21
Aが上方拡大状とされた所謂舟形とされており、立面部2
1Aがシュート134の放出口下端の後方延長線上に位置す
ることにより、該立面部21Aにより肥料に対して覆土す
る機能をもたせている。
これは、覆土具137による覆土不足を補うとともに、第1
0図に示す如くセンターフロート6とサイドフロート7
との間の未押地部分に、接地体49と検知体51とをできる
だけ前方側に装着したとき、覆土具137が邪魔になるこ
とから、覆土具137を取外したときには立面部21Aによる
覆土が可能であることから特に、意義がある。
なお、両ロール126,127はロール軸128上に並設され、
各ロール126,127の連通部123B,124Bは第9図に示す如
く並設されている。又、121Aはタンク用の天蓋を示し、
開閉固定自在である。
138は残量取出装置であり、各貯留部123A,124Aの底部
に、残量取出口139,140を形成し、各取出口139,140を
開閉するシャッタ141,142を共通軸心143を支点に回動
自在に備え、各シャッタ141,142を後部側より各レバー
145,146を操作することで開閉自在としている。
なお、シャッタ141,142はいずれもバネ147,148によっ
て閉じ方向に付勢され、従って、肥料及び種子の残量は
個々に図外受皿等に取出し可能であり、残量取出がいず
れも同じ側にあることから、受皿の装脱等が便利とな
る。
149は防水、防泥等の保護カバーであり、タンク下部側
に第12図で示す如く開閉金具150を取着させ、該金具150
にボルトナット151を支点に開閉するアーム152を有し、
第14図、第15の矢示Eで示す如く開閉自在とされてい
る。
更に、この保護カバー149は、種子ショート136と対応し
てこれに上方側から嵌入する切欠153を有しており、カ
バー149を閉じたときはシュート136と下部シュート26を
連結部154よりやや後方に係合されて、下部シュート26
を連結部154より抜いたときでも、シュート136の口を防
水等するようにされている。
すなわち、湛水直播ユニット13を取外して側条施肥田植
機として利用した場合にも、シュート136を保護するも
のとされている。
また、保護カバー149はこれを開いたときには、残量取
出用の各レバー145,146を手で操作可能とするものであ
る。
なお、連結部154は軸方向の差込み構造であり、湛水直
播ユニット13を装着したとき、下部シュート26が差込ま
れる。
また、保護カバー149は第7図に示す如く幅員全体にわ
たって装着され、その左右両端に開閉金具150を有す
る。
第17図は接地体49と検知体51との他の実施例であり、接
地体49をシュー形乃至舟形として泥面上を滑走するとと
もに、検知体51をソリ状に形成したものである。
なお、接地体49と検知体51はセンターフロート6とサイ
ドフロート7とによる通過面以外の未押地部であれば、
両者を個別に設けたものであってもよい。
次に、図示したフロート接地圧と覆土圧との自動調整に
つき、今一度概説する。
第1図において、接地体49は押下げ用コイルバネ65と押
上げ用コイルバネ64によって設定基準(中立位置)で泥
面上を走るように装着し、一方、検知体51はコイルバネ
72によって土中に進入させ、一方、フロート21と覆土具
23はアクチェータ76によって昇降する昇降アーム38にそ
れぞれ紐状体36,37によって連結されていてロート21は
泥面上を浮動状態で滑走して作溝具20で溝を形成してい
き、その溝に播種して覆土していく。
この作業中において、泥面が硬いときには、接地体49が
上昇しようとするが、これは、押下げ用コイルバネ65で
規制され、接地体49は設定基準面かこれより僅かに上方
を走行し、一方、検知体51の進入量は小さくなる。
ここに、接地体49と検知体51との相対角度変位が生じ、
これを第1角度センサー80の信号とを比較してアクチ
ェータ76を伸長動作させることで紐状体36,37を弛めて
フロート21の接地圧を大きくするとともに覆土具23の覆
土圧を大きくなるように制御する。
一方、泥面が軟いときには、接地体49が降下しようとす
るが、これは、押上げ用コイルバネ64で規制され、接地
体49は設定規準面かこれより僅かに下方を走行し、一
方、検知体51の進入量は大きくなる。
ここに、接地体49と検知体51との相対角度変位が生じ、
これを第1角度センサー53で検出し、この検出信号と第
2角度センサー80の信号とを比較してアクチェータ76を
縮小動作することで昇降アーム38を介して紐状体36,37
を引上げてフロート21及び覆土具33を持上げてフロート
21の接地圧および覆土具23の覆土圧を小さくなるように
制御する。硬い場合には、アクチェータ76を伸長させて
紐条体36,37を弛めて接地圧等を大となし、軟い場合に
はアクチェータ76を縮小させて紐条体36,37を緊張(引
上げ)を介して接地圧等が小とされ、ここに、土の硬軟
に応じた接地圧及び覆土圧が自動的に制御されることに
なる。
前述の第1実施例では、伝植機1の左右方向に並設され
たセンターフロート6とサイドフロート7との間で、直
播用フロート21の前方に接地体49と検知体51とをそれぞ
れひとつセンターフロート6とサイドフロート7と前後
方向にラップさせ配置した(第10図参照)が、接地体49
と検知体51はこれを複数個配置することもできる。
すなわち、第18図に示す如く、田植機用センターフロー
ト6と左右のサイドフロート7との間のそれぞれに、該
フロート6,7と前後方向にラップさせて接地体49と検
知体51とを配置させ、両者の相対角度変位を検出する第
1角度センサー53を具備させることもできる。
このように、複数組を設けることにより、水田の土壌が
左右方向において硬軟のバラツキがあっても、第19図に
示す如く2つの角度センサー53の電気抵抗信号をそれぞ
れ比較回路90に伝達させ、2つの角度センサー53の平均
値により前述したと同様の制御でき、ここに、第1実施
例よりもより適正な検出制御を約束できる。
なお、第18図、第19図において、これらと対応する第1
実施例を示す第10図、第6図と共通する部分は共通符号
で示しており、第18図において、134Aは施肥用作溝具を
示し、これは第1実施例にも第10図で示す如く具備され
ている。
(発明の効果) 本発明によれば、接地体と土中に進入して土の硬軟を検
出する検知体とを備え、両者の相対角度変位量で、アク
チェータを作動して直播用フロートを上下方向に制御さ
せるようにしているから、土の硬軟に応じた適正な接地
圧及び覆土圧が自動調整できる。
これにより、播種深さ、覆土量を土の硬軟に応じて適正
にでき、発芽の均一さ、土流防止を達成でき、湛水直播
機として有益である。
また、接地体と検知体とは、直播用フロートより前方で
田植機用センターフロートとサイドフロートとの間に配
置されているので、フロートで土壌を押圧してない位置
での検出となり、水田土壌の所謂“生”の検出となって
正確な制御ができる。
更に、接地体と検知体とは田植機用フロートと前後方向
にラップされているので、前後方向にコンパクトとな
り、前後バランスを良好にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は要部の側面図、
第2図は第1図A−A矢示図、第3図は第1図B−B矢
示図、第4図は第1図C−C矢示図、第5図は全体構成
の側面図、第6図は制御回路のブロック図、第7図は全
体の概略背面図、第8図は湛水直播ユニットの側面図、
第9図はタンク装置の背面断面図、第10図は各配置状態
を示す概略平面図、第11図は植付け機構と点播シャッタ
ーの連動関係を示す側面図、第12図は保護カバー取付要
部の側面図、第13図は同じく背面図、第14図は種子繰出
部を示すタンク装置の立面断面図、第15図は肥料繰出部
を示すタンク装置の立面断面図、第16図は繰出ロールの
連動系一例を示す側面図、第17図は接地体と検知体との
他の例を示す側面図、第18図は第10図と対応する第2実
施例を示す概略平面図、第19図は第6図と対応する第2
実施例を示す制御回路のブロック図である。 1……移動機体、20……作溝具、21……フロート、26…
…播種シュート、23……覆土具、30,33……弾機、36,
37……紐条体、38……昇降アーム、49……接地体、51…
…検知体、53,80……センサー、76……アクチェータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出原 政司 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 奥山 幹夫 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 溝田 秀昭 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 原田 選也 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターフロート(6)とサイドフロート(7)
    とを左右方向に並設して備えた田植機(1)後部に、作溝
    具(20)を有する直播用フロート(21)を上下動自在に装着
    して備え、作溝具(20)による溝に種子を播種する播種シ
    ュート(26)と、溝の種子に覆土する覆土具(23)と、直播
    用フロート(21)と覆土具(23)とを対地方向に付勢する弾
    機(30)(33)とを備え、直播用フロート(21)を土壌の硬軟
    に応じて上下方向に制御する湛水直播機において、 設定基準となる地表面上を走る接地体(49)と、土中に進
    入して土の硬軟を検知する検知体(51)と、を直播用フロ
    ート(21)の前方でかつ田植機用センターフロート(6)と
    サイドフロート(7)との間で前後方向にラップさせて上
    下動自在に備え、接地体(49)と検知体(51)との相対角度
    変位により直播用フロート(21)を上下方向に制御するア
    クチュエータ(76)を設けていることを特徴とする湛水直
    播機における土壌硬軟検出制御装置。
JP62272297A 1987-10-27 1987-10-27 湛水直播機における土壌硬軟検出制御装置 Expired - Lifetime JPH0640768B2 (ja)

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