以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置に適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の外観の構成を表している。なお、図1[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図1[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。また、カメラ付ディジタル携帯電話機2を約180度に開いたときの状態(いわゆるオープンスタイル)を「第1の状態」という。
図1[A]および[B]に示されるように、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とで構成されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。カメラ付ディジタル携帯電話機2の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図6のアンテナ44)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、見開いた状態で、その正面に液晶ディスプレイ14(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図1のCCDカメラ21)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図6のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。また、液晶ディスプレイ14の上部の所定の位置にはスピーカ15が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
一方、第2の筐体13には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー16が設けられており、操作キー16を用いて各種指示を入力することができる。
第2の筐体13には、操作キー16として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、液晶ディスプレイ14に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第2の筐体13は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ14に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第2の筐体13の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。なお、第1の筐体12の下部には、第2の筐体13の十字キーと確定キーに対応する操作キー17a乃至17eが設けられる。
さらに、第2の筐体13には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第2の筐体13の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第2の筐体13の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ14に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
また、第2の筐体13には、操作キー16の下部にマイクロフォン18が設けられており、マイクロフォン18によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第2の筐体13には、カメラ付ディジタル携帯電話機2の操作を行うサイドキー19が設けられている。
なお、第2の筐体13は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
ところで、第2の筐体13には、第2の筐体13の下部の所定の位置に抜差自在なメモリカード(後述する図6のメモリカード46)を挿着するためのメモリカードスロット(図示せず)が設けられており、メモボタン(図示せず)が押下されるとメモリカードに通話中の相手の音声を記録したり、ユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラで撮像した画像を記録することができる。
ここで、メモリカードは、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリのフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
また、メモリカードは、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、高速性能を実現しているとともに、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
従って、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、このようなメモリカードを挿着可能に構成されているために、メモリカードを介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができる。
また、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態を検知するための磁気センサ20a、20b、20c、および20dが設けられる。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の他の外観の構成を表している。図2のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態は、図1のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。また、図2のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態を「第2の状態」という。
第1の筐体12の上部には、CCDカメラ21が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ21の下部には、サブディスプレイ22が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、カメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
サブディスプレイ22の下部には、さらに、静電タッチパッド23が設けられている。静電タッチパッド23は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の他の外観の構成を表している。
図3のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態は、図1のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態から矢印Y方向に90度首振り回動させた状態である。図3のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態を「第3の状態」という。なお、図3[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第3の状態にしたときの正面から見た外観の構成を表しており、図3[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第3の状態にしたときの側面から見た外観の構成を表している。
図4は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の他の外観の構成を表している。
図4のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態は、図3のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態から矢印X方向に回動させて90度に折曲させた状態である。図3のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態を「第4の状態」という。なお、図4[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第4の状態にしたときの正面から見た外観の構成を表しており、図4[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第4の状態にしたときの側面から見た外観の構成を表している。
図5は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の他の外観の構成を表している。
図5のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態は、図4のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態から矢印Y方向に90度首振り回動させたのち矢印X方向に回動させ、液晶ディスプレイ14が外向きになる状態で筐体12と筐体13を重ね合わせた状態である。図3のカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態(いわゆるターンオーバースタイル)を「第5の状態」という。なお、図5[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第5の状態にしたときの正面から見た外観の構成を表しており、図5[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機2を第5の状態にしたときの側面から見た外観の構成を表している。なお、図1乃至図5に示されるように、直交する2軸廻りに回転することが可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2は、2軸回転スタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機と呼ばれる。
ここで、カメラ付ディジタル携帯電話機2の所定の位置に配置された磁気センサ20a乃至20dを用いたカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態判定方法について説明する。
カメラ付ディジタル携帯電話機2がとり得る状態は、図1乃至図5に示される第1の状態乃至第5の状態の5つの状態である。カメラ付ディジタル携帯電話機2の所定の位置に配置された磁気センサ20a乃至20dは、これらのセンサ同士が一定の距離内で接近すると、検知信号を生成し、主制御部(図6を参照して後述する主制御部31)に出力する。
例えば、磁気センサ20aと磁気センサ20bとの対は、図2の第2の状態と図5の第5の状態であるか、それとも、それ以外の図1の第1の状態、図3の第3の状態、および図4の第4の状態であるか否かを判定するために用いられる。また、磁気センサ20cと磁気センサ20dとの対は、図2の第2の状態であるか、それとも、図5の第5の状態であるかを判定するために用いられる。これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2が現在のどのような状態であるかを検知することができる。
図6は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機2の内部の構成を表している。
図6に示されるように、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、第1の筐体12及び第2の筐体13の各部を統括的に制御する主制御部31に対して、電源回路部32、操作入力制御部33、画像エンコーダ34、カメラインタフェース部35、LCD(Liquid Crystal Display)制御部36、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記憶部47がメインバス41を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ34、画像デコーダ37、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記録再生部45が同期バス42を介して互いに接続されて構成される。
電源回路部32は、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話機2を動作可能な状態に起動する。
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部47からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話機2を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
なお、主制御部31には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
ここで、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、ROMや記憶部47に予めインストールしておくことができる。また、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、図示せぬ基地局を介して通信によってカメラ付ディジタル携帯電話機2にダウンロードすることにより、記憶部47にインストールすることができる。さらに、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、メモリカード46に記録しておき、記録再生部45によって読み出して、記憶部47にインストールすることも可能である。
カメラ付ディジタル携帯電話機2は、主制御部31の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン18で集音した音声信号を音声コーデック40によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
また、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、音声通話モード時にアンテナ44で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック40によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ15を介して出力する。
さらに、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー16の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部33を介して主制御部31に送出する。主制御部31は、テキストデータを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して基地局(図示せず)へ送信する。
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機2は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部36を介して液晶ディスプレイ14に電子メールとして表示する。
その後カメラ付ディジタル携帯電話機2は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部45を介してメモリカード46に記録することも可能である。
カメラ付ディジタル携帯電話機2は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ21で撮像した画像信号をカメラインタフェース部35及びLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ14に直接表示する。
カメラ付ディジタル携帯電話機2は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ21で撮像された画像信号をカメラインタフェース部35を介して画像エンコーダ34に供給する。
画像エンコーダ34は、CCDカメラ21から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部38に送出する。このとき同時にカメラ付ディジタル携帯電話機2は、CCDカメラ21で撮像中にマイクロフォン18で集音した音声を音声コーデック40を介してディジタルの音声信号として多重分離部39送出する。
多重分離部39は、画像エンコーダ34から供給された符号化画像信号と音声コーデック40から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
これに対して、カメラ付ディジタル携帯電話機2では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
すなわち、カメラ付ディジタル携帯電話機2において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局(図示せず)を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ44を介して送受信回路部43および変復調回路39で受信される。送受信回路部43および変復調回路39は、受信したWebページのデータを主制御部31に送出する。
主制御部31は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部31からLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ14に供給されて表示される。すなわち、主制御部31のROMまたは記憶部47には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部31のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
また、カメラ付ディジタル携帯電話機2は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部38に送出する。
多重分離部38は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス42を介して符号化画像信号を画像デコーダ37に供給すると共に音声信号を音声コーデック40に供給する。画像デコーダ37は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ14に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
このとき同時に音声コーデック40は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ15に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様にカメラ付ディジタル携帯電話機2は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部45を介してメモリカード46に記録することが可能である。
記憶部47は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROMの一種であるフラッシュメモリ素子などからなり、主制御部31のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部47は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
図7は、図6のカメラ付ディジタル携帯電話機2が実行することができる機能的な構成を表している。なお、図6の構成と対応するものについては同一の符号を付している。
操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力された種々のデータを取得し、取得された種々のデータをカメラ付ディジタル携帯電話機2の各部に供給する。
LCD制御部36は、カメラ付ディジタル携帯電話機2の各部から種々のデータを取得し、取得された種々のデータに基づいて各種のメッセージダイアログやロック解除画面などを液晶ディスプレイ14またはサブディスプレイ22に表示させる。
登録候補ロックナンバーデータ取得部51は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力された登録候補のロックナンバーデータ(登録候補ロックナンバーデータ)を操作入力制御部33を介して取得し、取得された登録候補ロックナンバーデータをロックナンバー設定部52に供給する。
ロックナンバー設定部52は、登録候補ロックナンバーデータ取得部51から供給された登録候補ロックナンバーデータを取得し、取得された登録候補ロックナンバーデータに基づいて、ロックまたはロック解除を実行する際のロックナンバーを設定するとともに、設定されたロックナンバーのデータであるロックナンバーデータを補助記憶部53に供給する。
登録候補ロックリズムデータ取得部53は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力された登録候補のロックリズムデータ(登録候補ロックリズムデータ)を操作入力制御部33を介して取得し、取得された登録候補ロックリズムデータを登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54に供給する。
登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54は、登録候補ロックリズムデータ取得部53から供給された登録候補ロックリズムデータを取得し、取得された登録候補ロックリズムデータに基づいて登録候補のロックリズムパターンデータ(登録候補ロックリズムパターンデータ)を生成し、生成された登録候補ロックリズムパターンデータをロックリズムパターン設定部55に供給する。
ロックリズムパターン設定部55は、登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54から供給された登録候補ロックリズムパターンデータを取得し、取得された登録候補ロックリズムパターンデータに基づいて、ロックまたはロック解除の実行をする際のロックリズムパターンを設定するとともに、設定されたロックリズムパターンのデータであるロックリズムパターンデータを補助記憶部56に供給する。
補助記憶部56は、図6の記憶部47などからなり、ロックナンバー設定部52から供給されたロックナンバーデータを取得し、取得されたロックナンバーデータを記憶する。また、ロックリズムパターンデータ設定部55から供給されたロックリズムパターンを取得し、取得されたロックリズムパターンデータを記憶する。補助記憶部56は、カメラ付ディジタル携帯電話機2の各部の駆動に必要な種々のデータを予め記憶している。
ロックナンバー入力データ取得部57は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力されたロックを解除するためのロックナンバーの入力データ(ロックナンバー入力データ)を操作入力制御部33を介して取得し、取得されたロックナンバー入力データをロックナンバー認証部58に供給する。
ロックナンバー認証部58は、ロックナンバー入力データ取得部57から供給されたロックナンバー入力データを取得し、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータを読み出し、読み出されたロックナンバーデータに基づくロックナンバーを用いて、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーを認証する。ロックナンバー認証部58は、認証の結果、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータに基づくロックナンバーと一致すると判定された場合、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが一致したことを示す認証一致指示信号を生成し、生成された認証一致指示信号をロック・ロック解除実行制御部62に供給する。
一方、ロックナンバー認証部58は、認証の結果、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータに基づくロックナンバーと不一致であると判定された場合、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが不一致であることを示す認証不一致指示信号を生成し、生成された認証不一致指示信号をLCD制御部36に供給する。
ロックリズム入力データ取得部59は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力されたロックを解除するためのロックリズムの入力データ(ロックリズム入力データ)を操作入力制御部33を介して取得し、取得されたロックリズム入力データをロックリズムパターン入力データ生成部60に供給する。
ロックリズムパターン入力データ生成部60は、ロックリズム入力データ取得部59から供給されたロックリズム入力データを取得し、取得されたロックリズム入力データに基づいて、ロックを解除するためのロックリズムパターン入力データを生成し、生成されたロックリズムパターン入力データをロックリズムパターン認証部61に供給する。
ロックリズムパターン認証部61は、ロックリズムパターン入力データ生成部60から供給されたロックリズムパターン入力データを取得し、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータを読み出し、読み出されたロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンを用いて、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンを認証する。ロックリズムパターン認証部61は、認証の結果、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンと一致すると判定された場合、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが一致したことを示す認証一致指示信号を生成し、生成された認証一致指示信号をロック・ロック解除実行制御部62に供給する。
一方、ロックリズムパターン認証部61は、認証の結果、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンと不一致であると判定された場合、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが不一致であることを示す認証不一致指示信号を生成し、生成された認証不一致指示信号をLCD制御部36に供給する。
ロック・ロック解除実行制御部62は、ロックナンバー認証部58から供給された認証一致指示信号に基づいて、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが一致したことを認識し、カメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロックの解除(ロックの一時解除を含む)の実行を制御する。
状態判定部63は、磁気センサ20a乃至20dから出力された検知信号に基づいて、カメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態を判定する。すなわち、状態判定部63は、図1乃至図5に示された第1の状態乃至第5の状態(5つの状態)のいずれかの状態であるか否かを判定する。カメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態であると判定された場合、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態判定結果を示す状態判定指示信号を生成し、生成された状態判定指示信号を切り替え制御部64に供給する。
切り替え制御部64は、状態判定部63から供給された状態判定指示信号に基づいてカメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態を認識し、ロックまたはロック解除時におけるロックナンバーやロックリズムパターンを入力する入力画面の切り替えを制御する切り替え制御信号を生成し、生成された切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。また、切り替え制御部64は、操作入力制御部33の制御に従い、ユーザにより操作キー16のうちの数字キーまたはサイドキー19が押されたか否かを認識し、ロックまたはロック解除時におけるロックナンバーやロックリズムパターンを入力する入力画面の切り替えを制御する切り替え制御信号を生成し、生成された切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。
図8のフローチャートを参照して、図7のカメラ付ディジタル携帯電話機2におけるロックナンバー・ロックリズムパターン記憶処理について説明する。
ステップS1において、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16が操作されることによりロックナンバー記憶処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定する。
ステップS1においてユーザにより操作キー16が操作されることによりロックナンバー記憶処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、LCD制御部36はステップS2で、液晶ディスプレイ14に登録候補ロックナンバー入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、登録候補ロックナンバー入力画面を表示する。
図9は、図6の液晶ディスプレイ14に表示される登録候補ロックナンバー入力画面65の表示例を表している。
図9の登録候補ロックナンバー入力画面65は、メッセージ表示欄66、登録候補となるロックナンバーの入力を受け付ける入力受付欄67、およびコマンドを表示するコマンド表示欄68とコマンド表示欄69を有する。
図9の例の場合、メッセージ表示欄66は、メッセージとして「ロックNO.は?」が表示される。これにより、ユーザは、登録候補となるロックナンバーを入力し、以降の処理により登録させることができることが分かる。
入力受付欄67は、ユーザにより操作キー16の例えば数字キーが操作されることにより、登録候補となるロックナンバーの入力を受け付ける欄である。図9の例の場合、登録候補ロックナンバーとして例えば「9138」の入力が受け付けられる。なお、入力した数字をそのまま表示することに限定されず、「*」などの文字でロックナンバーを表示させないようにしてもよい。
コマンド表示欄68とコマンド表示欄69は、それぞれ、「OK」と「キャンセル」というコマンドのアイコンを有する。ユーザは、操作キー16を操作することにより、コマンド表示欄68の「OK」のコマンドアイコンを選択し、登録候補ロックナンバーの登録を指示することができる。また、ユーザは、操作キー16を操作することにより、コマンド表示欄69の「キャンセル」のコマンドアイコンを選択し、登録候補ロックナンバーの登録処理をキャンセルすることができる。
操作入力制御部33は、図9の登録候補ロックナンバー入力画面に基づいて、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄68の「OK」のアイコンを選択することにより、登録候補ロックナンバーの登録が指示されたか否かを判定する。
ユーザが操作キー16を操作することによりコマンド表示欄68の「OK」のアイコンを選択した場合、操作入力制御部33は、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄68の「OK」のアイコンを選択することにより登録候補ロックナンバーの登録が指示されたと判定する。
一方、ユーザが操作キー16を操作することによりコマンド表示欄69の「キャンセル」のアイコンを選択した場合、操作入力制御部33は、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄69の「キャンセル」のアイコンを選択することにより登録候補ロックナンバーの登録がキャンセルされたと判定する。
ステップS3において、登録候補ロックナンバーデータ取得部51は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力された登録候補ロックナンバーデータを操作入力制御部33を介して取得し、取得された登録候補ロックナンバーデータをロックナンバー設定部52に供給する。
図9の例の場合、入力受付欄67には、登録候補ロックナンバーとして「9138」の入力が受け付けられており、登録候補ロックナンバーデータ取得部51が取得する登録候補ロックナンバーデータには、入力が受け付けられた登録候補ロックナンバー「9138」に関するデータが含まれる。
ステップS4において、ロックナンバー設定部52は、登録候補ロックナンバーデータ取得部51から供給された登録候補ロックナンバーデータを取得し、取得された登録候補ロックナンバーデータに基づいて、ロック・ロック解除を実行する際のロックナンバーを設定するとともに、設定されたロックナンバーのデータであるロックナンバーデータを補助記憶部53に供給する。
図9の例の場合、ロックまたはロック解除を実行する際のロックナンバーが例えば「9138」に設定される。これにより、ユーザは、ロックまたはロック解除時に、ロックナンバーとして「9138」を入力することによりロックまたはロック解除を実行させることができる。
ステップS5において、補助記憶部56は、ロックナンバー設定部52から供給されたロックナンバーデータを取得し、取得されたロックナンバーデータを記憶する。これにより、ロックまたはロック解除を実行する際のロックナンバーを記憶することができる。
その後、ロックナンバー・ロックリズムパターン記憶処理は終了する。
一方、ステップS1においてユーザにより操作キー16が操作されることによりロックナンバー記憶処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、操作入力部33はステップS6で、ロックリズムパターン記憶処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定する。
ステップS6においてロックリズムパターン記憶処理を開始するとの指示がなされていないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返される。
ステップS6においてロックリズムパターン記憶処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、LCD制御部36はステップS7で、液晶ディスプレイ14に登録候補ロックリズムパターン入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、登録候補ロックリズムパターン入力画面を表示する。
図10は、図6の液晶ディスプレイ14に表示される登録候補ロックリズムパターン入力画面70の表示例を表している。
図10の登録候補ロックリズムパターン入力画面70は、メッセージ表示欄71、タイムバー表示欄72、登録候補となるロックリズムパターンの入力を受け付ける入力受付欄73、およびコマンドを表示するコマンド表示欄74とコマンド表示欄75を有する。
図10の例の場合、メッセージ表示欄71は、メッセージとして「ロックリズムパターンは?」が表示される。これにより、ユーザは、登録候補となるロックリズムパターンを入力し、以降の処理により登録させることができることが分かる。
タイムバー表示欄72は、登録候補となるロックリズムの入力を受け付けるタイミングを示すタイムバーを表示する表示欄である。タイムバー表示欄72において表示されるタイムバーは、時間が経過するとともに左から右に向けて遷移する。
コマンド表示欄74とコマンド表示欄75は、それぞれ、「OK」と「キャンセル」というコマンドのアイコンを有する。ユーザは、操作キー16を操作することにより、コマンド表示欄74の「OK」のコマンドアイコンを選択し、登録候補ロックリズムパターンの登録を指示することができる。また、ユーザは、操作キー16を操作することにより、コマンド表示欄75の「キャンセル」のコマンドアイコンを選択し、登録候補ロックリズムパターンの登録処理をキャンセルすることができる。
操作入力制御部33は、図10の登録候補ロックリズムパターン入力画面に基づいて、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄74の「OK」のアイコンを選択することにより、登録候補ロックリズムパターンの登録が指示されたか否かを判定する。
ユーザが操作キー16を操作することによりコマンド表示欄74の「OK」のアイコンを選択した場合、操作入力制御部33は、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄74の「OK」のアイコンを選択することにより登録候補ロックリズムパターンの登録が指示されたと判定する。
一方、ユーザが操作キー16を操作することによりコマンド表示欄75の「キャンセル」のアイコンを選択した場合、操作入力制御部33は、ユーザが操作キー16を操作してコマンド表示欄75の「キャンセル」のアイコンを選択することにより登録候補ロックリズムパターンの登録がキャンセルされたと判定する。
ステップS8において、登録候補ロックリズムデータ取得部53は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力された登録候補ロックリズムデータを操作入力制御部33を介して取得し、取得された登録候補ロックリズムデータを登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54に供給する。
ステップS9において、登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54は、登録候補ロックリズムデータ取得部53から供給された登録候補ロックリズムデータを取得し、取得された登録候補ロックリズムデータに基づいて登録候補ロックリズムパターンデータを生成し、生成された登録候補ロックリズムパターンデータをロックリズムパターン設定部55に供給する。
ステップS10において、ロックリズムパターン設定部55は、登録候補ロックリズムパターンデータ生成部54から供給された登録候補ロックリズムパターンデータを取得し、取得された登録候補ロックリズムパターンデータに基づいて、ロックまたはロック解除の実行をする際のロックリズムパターンを設定するとともに、設定されたロックリズムパターンのデータであるロックリズムパターンデータを補助記憶部56に供給する。
ステップS11において、補助記憶部56は、ロックリズムパターン設定部55から供給されたロックリズムパターンデータを取得し、取得されたロックリズムパターンデータを記憶する。これにより、ロックまたはロック解除を実行する際のロックリズムパターンを記憶することができる。その後、ロックナンバー・ロックリズムパターン記憶処理は終了する。
本発明の実施形態においては、図8のフローチャートを参照して説明したロックナンバー・ロックリズムパターン記憶処理により、ロックまたはロック解除時に用いられるロックナンバーおよびロックリズムパターンの両方を予め記憶させておく。なお、図9、図10の例において、新たにロックナンバー、ロックリズムパターンを記憶させる場合、それ以前に登録されているロックナンバー、ロックリズムパターンを入力し、一致した場合に新たなロックナンバー、ロックリズムパターンを記憶可能とするようにしてもよい。
次に、ロックナンバーまたはロックリズムパターンを用いて設定するオートロック設定処理について説明する。なお、以下の説明ではオートロック「ON」、オートロック「OFF」、オートロック「ON(再ロックあり)」の3つの機能があり、以下のように定義するものとするが、これは一例であり、他のロック設定、ロック解除にも適用可能である。
オートロック「ON」とは、カメラ付ディジタル携帯電話機2の機能の操作が制限され、着信があった場合の応答・拒否、着信音量の調整、アラーム鳴動音の停止以外の動作の操作の制限を行うことを意味し、ロックナンバーの入力またはロックリズムパターンの入力によってオートロック状態の一時解除を行うことができる。そして、電源をOFFにして、再度電源をONにするたびに操作が制限される。
また、オートロック「OFF」とは、オートロック状態を完全に解除した状態を意味し。オートロック「ON(再ロックあり)」とは、カメラ付ディジタル携帯電話機2の機能の操作が制限される点では、オートロック「ON」と同様であるが、ロックナンバーの入力またはロックリズムパターンの入力によってオートロック状態の一時解除を行ったあと、待ち受け画面においてユーザによる操作がなされない状態が所定時間経過すると再度操作が制限されることを意味する。
図12のフローチャートを参照して、図7のカメラ付ディジタル携帯電話機2におけるオートロック設定処理について説明する。このオートロック設定処理が実行される前に、まず、液晶ディスプレイ14に図13のロックメニュ画面71−aが表示され、ユーザが操作キー16を操作されることでロックメニュ画面71−a上の「オートロック」を選択することによりオートロック設定処理が開始される。なお、図13は、オートロック設定処理において液晶ディスプレイ14に表示される表示画面の遷移を表している。
ステップS21において、操作入力制御部33は、オートロック設定処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、オートロック設定処理が開始するとの指示がなされるまで待機する。
ステップS21において、オートロック設定処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、操作入力制御部33は、LCD制御部36にオートロック設定処理を開始するとの指示がなされた旨の通知を行う。
ステップS22において、LCD制御部36は、操作入力制御部33からの通知に従い、液晶ディスプレイ14にロックナンバー入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図13のロックナンバー入力画面71−bを表示する。その後、ユーザにより操作キー16のうちのクリアキーが操作されるか、あるいは、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1(電子メールキー)キーを操作することによりロックナンバー入力画面71−b上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
ステップS23において、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16のうちのsoft2キー(ブラウザキー)が操作されることにより図13のロックナンバー入力画面71−b上の「パターン」が選択され、ロックリズムパターンを入力するとの指示がなされたか否かを判定する。
ステップS23においてロックリズムパターンを入力するとの指示がなされていないと判定された場合、ロックナンバー入力データ取得部57はステップS24で、ユーザにより操作キー16が操作されることにより入力されたロックを解除するためのロックナンバー入力データを操作入力制御部33を介して取得し、取得されたロックナンバー入力データをロックナンバー認証部58に供給する。
図13のロックナンバー入力画面71−cに示されるように、ユーザにより操作キー16のうちの例えば数字キーが操作されることにより、まず、ロックナンバーのうちの1桁が入力される。ユーザがこの1桁の入力のクリアを所望する場合、ユーザが操作キー16のうちのクリアキーを操作することにより1桁の入力がクリアされ、図13のロックナンバー入力画面71−bに戻る。また、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりロックナンバー入力画面71−c上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
次に、図13のロックナンバー入力画面71−dに示されるように、ユーザにより操作キー16のうちの例えば数字キーが操作されることにより、さらにロックナンバーのうちの3桁が入力される。ユーザがこの3桁の入力のクリアを所望する場合、ユーザが操作キー16のうちのクリアキーを操作することにより3桁の入力がクリアされ、図13のロックナンバー入力画面71−cに戻る。また、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりロックナンバー入力画面71−d上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
図13のロックナンバー入力画面71−eに示されるように、ユーザにより操作キー16のうちの例えば数字キーが操作されることにより、さらにロックナンバーのうちの4桁が入力される。ユーザがこの4桁の入力のクリアを所望する場合、ユーザが操作キー16のうちのクリアキーを操作することにより4桁の入力がクリアされ、図13のロックナンバー入力画面71−dに戻る。また、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりロックナンバー入力画面71−e上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
ステップS25において、ロックナンバー認証部58は、ロックナンバー入力データ取得部57から供給されたロックナンバー入力データを取得するとともに、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータを読み出し、読み出されたロックナンバーデータに基づくロックナンバーを用いて、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーを認証する。
ステップS26において取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータに基づくロックナンバーと一致すると判定された場合、ロックナンバー認証部58は、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが一致したことを示す認証一致指示信号を生成し、生成された認証一致指示信号をロック・ロック解除実行制御部62に供給する。
ステップS27において、ロック・ロック解除実行制御部62は、ロックナンバー認証部58から供給された認証一致指示信号に基づいて、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが一致したことを認識し、カメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行を制御する。
このとき、LCD制御部36は、液晶ディスプレイ14に図14のオートロック実行画面71−fを表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図14のオートロック実行画面71−fを表示する。次に、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されると、液晶ディスプレイ14に図14のオートロック設定完了面71−gが表示される。なお、ユーザにより操作キー16のうちのクリアキーが操作されるか、あるいは、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりオートロック設定完了画面71−f上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
また、図14のオートロック実行画面71−f上において、ユーザにより操作キー16のうちの例えば十字キーが操作されると、液晶ディスプレイ14に図14のオートロック実行画面71−hが表示される。次に、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されると、液晶ディスプレイ14に図14のオートロック(再ロックあり)設定完了面71−iが表示される。なお、ユーザにより操作キー16のうちのクリアキーが操作されるか、あるいは、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりオートロック設定完了画面71−f上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
そして、図14のオートロック設定完了画面71−gの表示後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーがさらに操作されると、所定の時間後(例えば2秒後)にオートロックON機能が実行され、液晶ディスプレイ14に待ち受け画面が表示される。
また、図14のオートロックON(再ロックあり)設定完了画面71−iが表示された後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーがさらに操作されると、所定の時間後(例えば2秒後)にオートロックON(再ロックあり)が実行され、液晶ディスプレイ14に待ち受け画面が表示される。
さらに、図14のオートロック実行画面71−h上において、ユーザにより操作キー16のうちの例えば十字キーが操作されると、液晶ディスプレイ14に図14のオートロック実行画面71−jが表示される。次に、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されると、液晶ディスプレイ14に図14のオートロックOFF設定完了面71−kが表示される。その後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーがさらに操作されると、所定の時間後(例えば、2秒後)にオートロックOFF設定処理が実行され、ロックメニュ画面71−aに戻る。
なお、ユーザにより操作キー16のうちのクリアキーが操作されるか、あるいは、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キーを操作することによりオートロック設定完了画面71−j上の「戻る」が選択されると、オートロック設定処理がクリアされ、ロックメニュ画面71−aに戻る。
一方、ステップS26において取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが、補助記憶部56に記憶されているロックナンバーデータに基づくロックナンバーと不一致であると判定された場合、ロックナンバー認証部58は、取得されたロックナンバー入力データに基づく入力されたロックナンバーが不一致であることを示す認証不一致指示信号を生成し、生成された認証不一致指示信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS28において、LCD制御部36は、ロックナンバー認証部58から供給された認証不一致指示信号に基づいて、図13のロックナンバー不一致メッセージダイアログ71−lを液晶ディスプレイ14に表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図13のロックナンバー不一致メッセージダイアログ71−lを表示する。
図13のロックナンバー不一致メッセージダイアログ71−lの場合、メッセージとして「ロックNO.が違います」が表示される。これにより、ユーザは、入力したロックナンバーが間違っていることを知ることができる。
その後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されると、図13のロックメニュ画面71−aが表示され、オートロック設定処理は終了する。
一方、ステップS23においてロックリズムパターンを入力するとの指示がなされたと判定された場合、LCD制御部36はステップS29で、操作入力制御部33からの通知に従い、液晶ディスプレイ14にロックリズムパターン入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図13のロックリズムパターン入力画面71−mを表示する。
図13のロックリズムパターン入力画面71−mの場合、ロックリズムパターンを入力するための入力欄が表示される。図13のロックナンバー入力画面71−nおよび71−oに示されるように、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されることにより、ロックリズムパターンが入力される。
なお、ユーザにより操作キー16のうちのsoft2キー(ブラウザキー)が操作されることによりロックリズムパターン入力画面71−m上の「No」が選択されると、ロックナンバー入力画面71−bに戻る。一方、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1キー(電子メールキー)が操作されることによりロックリズムパターン入力画面71−m上の「戻る」が選択されると、ロックメニュ画面71−aに戻り、オートロック設定処理は終了する。
ステップS30において、ロックリズム入力データ取得部59は、ユーザにより操作キー16のうち確定キーが操作されることにより入力されたロックを解除するためのロックリズム入力データを操作入力制御部33を介して取得し、取得されたロックリズム入力データをロックリズムパターン生成部60に供給する。
ステップS31において、ロックリズムパターン入力データ生成部60は、ロックリズム入力データ取得部59から供給されたロックリズム入力データを取得し、取得されたロックリズム入力データに基づいてロックを解除するためのロックリズムパターン入力データを生成し、生成されたロックリズムパターン入力データをロックリズムパターン認証部61に供給する。
ステップS32において、ロックリズムパターン認証部61は、ロックリズムパターン入力データ生成部60から供給されたロックリズムパターン入力データを取得するとともに、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータを読み出し、読み出されたロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンを用いて、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンを認証する。
ステップS33において取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンと一致すると判定された場合、ロックリズムパターン認証部61は、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが一致したことを示す認証一致指示信号を生成し、生成された認証一致指示信号をロック・ロック解除実行制御部62に供給する。
その後、処理はステップS27に進み、ステップS27以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS33において取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが、補助記憶部56に記憶されているロックリズムパターンデータに基づくロックリズムパターンと不一致であると判定された場合、取得されたロックリズムパターン入力データに基づく入力されたロックリズムパターンが不一致であることを示す認証不一致指示信号を生成し、生成された認証不一致指示信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS34において、LCD制御部36は、ロックリズムパターン認証部61から供給された認証不一致指示信号に基づいて、図13のロックリズムパターン不一致メッセージダイアログ71−lを液晶ディスプレイ14に表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図13のロックリズムパターン不一致メッセージダイアログ71−lを表示する。
図13のロックリズムパターン不一致メッセージダイアログ71−lの場合、メッセージとして「ロックリズムパターンが違います」が表示される。これにより、ユーザは、入力したロックリズムパターンが間違っていることを知ることができる。
その後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーが操作されると、所定の時間後(例えば2秒後)に図13のロックメニュ画面71−aが表示され、オートロック設定処理は終了する。
なお、本発明の実施形態に用いられるロックナンバーデータとロックリズムパターンデータなどを「認証情報」と定義し、それぞれ、「第1の認証情報」と「第2の認証情報」と定義する。また、これらの認証情報を入力する入力画面を「認証情報入力画面」と定義する。
次に、図15のフローチャートを参照して、オートロックの一時解除処理について説明する。なお、図15のステップS44乃至S54の処理は、図12のステップS24乃至S34の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
このオートロック一時解除処理が実行される前に、まず、液晶ディスプレイ14に図16の待ち受け画面81−aが表示され、ユーザにより操作キー16のうちのいずれかの数字キーを操作されることでオートロック一時解除処理が開始される。なお、図16は、オートロック一時解除処理において液晶ディスプレイ14に表示される表示画面の遷移を表している。また、図16の表示画面81−b乃至81−e、および表示画面81−h乃至81−kは、図13の表示画面71−b乃至71−e、および表示画面71−l乃至71−oと基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
ステップS41において、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されたか否かを判定し、操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されたと判定するまで待機する。
ステップS41において操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されたと判定された場合、操作入力制御部33は、LCD制御部36に操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押された旨の通知を行う。
ステップS42において、LCD制御部36は、操作入力制御部33からの通知に従い、液晶ディスプレイ14にロックナンバー入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図13のロックナンバー入力画面81−bを表示する。その後、ユーザにより操作キー16のうちのクリアキーが操作されるか、あるいは、ユーザにより操作キー16のうちのsoft1(電子メールキー)キーを操作することによりロックナンバー入力画面81−b上の「戻る」が選択されると、オートロック一時解除処理がクリアされ、待ち受け画面81−aに戻る。
ステップS43において、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16のうちのsoft2キー(ブラウザキー)が操作されることにより図13のロックナンバー入力画面81−b上の「パターン」が選択され、ロックリズムパターンを入力するとの指示がなされたか否かを判定する。
ステップS43においてロックリズムパターンを入力するとの指示がなされていないと判定された場合、ステップS44に進み、ステップS44以降の処理が実行される。すなわち、ロックナンバーを用いたオートロック一時解除処理が実行される。なお、ステップS47においてオートロック一時解除が制御されると、図16のロック一時解除完了画面
81−fが表示され、その後、ユーザにより操作キー16のうちの例えば確定キーがさらに操作されると、数秒後に、オートロックが一時解除されたときに表示される待ち受け画面81−gに戻る。なお、待ち受け画面81−gには、待ち受けが面81−aと異なり、LOCKである旨のアイコンは表示されない。
ステップS43においてロックリズムパターンを入力するとの指示がなされたと判定された場合、LCD制御部36はステップS49で、操作入力制御部33からの通知に従い、液晶ディスプレイ14にロックリズムパターン入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、図16のロックリズムパターン入力画面81−iを表示する。その後、処理はステップS50に進み、ステップS50以降の処理が実行される。すなわち、ロックリズムパターンを用いたオートロック一時解除処理が実行される。
ところで、図12のオートロック設定処理または図15のオートロック一時解除処理において、ユーザがロックまたはロックの解除を実行するときに操作キー16の数字キーを用いてロックナンバーを入力する場合、2軸回転スタイルの携帯電話機を折りたたんだ第5の状態(図5に示された状態)にすると、数字キーなどの操作キー16がカメラ付ディジタル携帯電話機2の第1の筐体12によって隠れてしまい、折りたたんだ第5の状態のままでは数字キーを操作することができず、操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができない。
そこで、ロックまたはロック解除時における認証情報(例えば、ロックナンバーやロックリズムパターンなど)を入力するための認証情報入力画面(例えば、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面とロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面)を、ユーザが押される操作キーの種類(例えば、操作キー16のうちの数字キーあるいはサイドキー19など)やカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態などに応じて切り替えるようにする。以下、認証情報入力画面切り替え制御処理について説明する。
図17のフローチャートを参照して、図7のカメラ付ディジタル携帯電話機2における認証情報入力画面切り替え制御処理について説明する。なお、この認証情報入力画面切り替え制御処理は、図12のオートロック設定処理のステップS22、S23およびステップS29の処理において並行して実行される。具体的には、この認証情報入力画面切り替え制御処理は、図13のロックメニュ画面71−a、ロックナンバー入力画面71−b、およびロックリズムパターン入力画面71−mの間において実行される。
また、この認証情報入力画面切り替え制御処理は、図15のオートロック一時解除処理のステップS41乃至S43およびステップS49の処理において並行して実行される。具体的には、この認証情報入力画面切り替え制御処理は、図16の待ち受け画面81−a、ロックナンバー入力画面81−b、およびロックリズムパターン入力画面81−iの間において実行される。
なお、図12のオートロック設定処理と図15のオートロック一時解除処理は、カメラ付ディジタル携帯電話機2が例えば第1の状態(図1の状態)と第5の状態(図5の状態)であるときに開始される。そこで、まず、認証情報入力画面切り替え制御処理の開始時にカメラ付ディジタル携帯電話機2が第1の状態(図1の状態)であるときについて説明する。
ステップS61において、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されたか否かを判定する。
ステップS61において操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されたと判定された場合、操作入力制御部33は、ユーザにより操作キー16が操作されることにより操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押された旨の通知を切り替え制御部64に供給する。
ステップS62において、切り替え制御部64は、操作入力制御部33からの通知により、ユーザにより操作キー16が操作されることにより数字キーが押されたことを認識し、ロックまたはロック解除時における認証情報を入力するための認証情報入力画面を、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面に切り替えるロックナンバー入力画面切り替え制御信号を生成し、生成されたロックナンバー入力画面切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS63において、LCD制御部36は、切り替え制御部64から供給されたロックナンバー入力画面切り替え制御信号に基づいて、液晶ディスプレイ14にロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面を表示する。
これにより、ユーザが操作キー16のうちロックナンバーを入力する際に用いる数字キーを操作したとき、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面を表示することができる。従って、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができ、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
ステップS64において、状態判定部63は、磁気センサ20a乃至20dから出力された検知信号に基づいて、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態以外の状態(すなわち、第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)から第5の状態になったか否かを判定し、図5図5カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態以外の状態から第5の状態になったと判定するまで待機する。すなわち、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第1の状態であり、かつ、ロックナンバー入力画面が表示されている場合に、ユーザによりカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態に変えられたとき、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態以外の状態から第5の状態になったと判定される。
ステップS64においてカメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態以外の状態から第5の状態になったと判定された場合、状態判定部63はステップS65で、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態判定結果を示す状態判定指示信号(カメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態以外の状態から第5の状態になったことを示す状態指示信号)を生成し、生成された状態判定指示信号を切り替え制御部64に供給する。
ステップS66において、切り替え制御部64は、状態判定部63から供給された状態判定信号に基づいてカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態以外の状態から第5の状態になったと認識し、ロックまたはロック解除時における認証情報を入力するための認証情報入力画面を、ロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面に切り替えるロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号を生成し、生成されたロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS67において、LCD制御部36は、切り替え制御部64から供給されたロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号に基づいて、液晶ディスプレイ14にロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、ロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面を表示する。
これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができない状態、すなわち、第5の状態となったときに、認証情報入力画面をロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面に切り替えて、ロックリズムパターン入力画面を表示することができる。従って、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態の変化に応じて、好適な認証情報入力画面に切り替えることができるとともに、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができる。その結果、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
ステップS68において、状態判定部63は、磁気センサ20a乃至20dから出力された検知信号に基づいて、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態(すなわち、第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)になったか否かを判定し、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態になったと判定するまで待機する。すなわち、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態であり、かつ、ロックリズムパターン入力画面が表示されている場合に、ユーザによりカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から例えば第1の状態に変えられたとき、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態になったと判定される。
ステップS68においてカメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態から他の状態になったと判定された場合、状態判定部63はステップS69で、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態判定結果を示す状態判定指示信号(カメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態から他の状態になったことを示す状態指示信号)を生成し、生成された状態判定指示信号を切り替え制御部64に供給する。
ステップS70において、切り替え制御部64は、状態判定部63から供給された状態判定信号に基づいてカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態になったと認識し、ロックまたはロック解除時における認証情報を入力するための認証情報入力画面を、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面に切り替えるロックリズムナンバー入力画面切り替え制御信号を生成し、生成されたロックナンバー入力画面切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS71において、LCD制御部36は、切り替え制御部64から供給されたロックナンバー入力画面切り替え制御信号に基づいて、液晶ディスプレイ14にロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、ロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面を表示する。
これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができる状態、すなわち、第5の状態以外の状態(第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)となったときに、認証情報入力画面をロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面に切り替えて、ロックナンバー入力画面を表示することができる。従って、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態の変化に応じて、好適な認証情報入力画面に切り替えることができるとともに、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができる。その結果、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
その後、処理はステップS64に進み、ステップS64以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS61において操作キー16のうちのいずれかの数字キーが押されていないと判定された場合、操作入力制御部33はステップS72で、ユーザによりサイドキー19が押されたか否かを判定する。
ステップS72においてユーザによりサイドキー19が押されていないと判定された場合、処理はステップS61に戻り、ステップS61以降の処理が繰り返される。
ステップS72においてユーザによりサイドキー19が押されたと判定された場合、操作入力制御部33は、ユーザによりサイドキー19が押された旨の通知を切り替え制御部64に供給する。
ステップS73において、切り替え制御部64は、操作入力制御部33からの通知により、ユーザによりサイドキー19が押されたことを認識し、ロックまたはロック解除時における認証情報を入力するための認証情報入力画面を、ロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面に切り替えるロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号を生成し、生成されたロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号をLCD制御部36に供給する。
ステップS74において、LCD制御部36は、切り替え制御部64から供給されたロックリズムパターン入力画面切り替え制御信号に基づいて、液晶ディスプレイ14にロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面を表示させる。液晶ディスプレイ14は、LCD制御部36の制御に従い、ロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面を表示する。
これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができる状態、すなわち、第5の状態以外の状態(第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)であっても、ユーザがロックリズムパターンを入力する際に用いるサイドキー19を操作したとき、ユーザの好みに合わせて、認証情報入力画面をロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面に切り替えて、ロックリズムパターン入力画面を表示することができる。従って、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができ、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
ステップ75において、状態判定部63は、磁気センサ20a乃至20dから出力された検知信号に基づいて、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態であるか否かを判定する。すなわち、カメラ付ディジタル携帯電話機2が入力画面切り替え制御処理開始時に第1の状態(図1の状態)であるときには、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態ではないと判定される。
ステップS75においてカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態ではないと判定された場合、処理はステップS61に戻り、ステップS61以降の処理が繰り返される。なお、その後、ユーザにより操作キー16のうちの数字キーが押されると、ステップS61において数字キーが押されたと判定され、ステップS63においてロックナンバー入力画面が液晶ディスプレイ14に表示される。
次に、カメラ付ディジタル携帯電話機2が入力画面切り替え制御処理の開始時に第5の状態(図5の状態)であるときについて説明する。
この場合、数字キーなどの操作キー16がカメラ付ディジタル携帯電話機2の第1の筐体12によって隠れてしまい、通常、ユーザは折りたたんだ第5の状態のままでは数字キーを操作することができず、操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができないことから、ステップS61においてユーザにより操作キー16が操作されることにより操作キー16のうち数字キーが押されていないと判定される。なお、カメラ付ディジタル携帯電話機2が入力画面切り替え制御処理の開始時に第5の状態である場合に、操作性が悪いにもかかわらず、ユーザが操作キー16のうちの数字キーをわざわざ押すことも考えられるが、そのときには、ステップS62以降の処理が行われるようにしてもよい。
そして、ステップS72においてユーザによりサイドキー19が押されたと判定されると、ステップS74において、液晶ディスプレイ14にロックリズムパターンを入力するためのロックリズムパターン入力画面が表示される。
これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができない状態、すなわち、第5の状態のときに、ユーザがロックリズムパターンを入力する際に用いるサイドキー19を操作したとき、認証情報入力画面をロックリズムパターンを入力するロックリズムパターン入力画面に切り替えて、ロックリズムパターン入力画面を表示することができる。従って、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができ、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
その後、カメラ付ディジタル携帯電話機2が認証情報入力画面切り替え制御処理の開始時に第5の状態(図5の状態)であることから、ステップS75においてカメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態であると判定され、処理はステップS68に進む。
ステップS68において状態判定部63は、磁気センサ20a乃至20dから出力された検知信号に基づいて、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態(すなわち、第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)になったか否かを判定し、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態から他の状態になったと判定するまで待機する。
ステップS68においてカメラ付ディジタル携帯電話機2の現在の状態が第5の状態から他の状態になったと判定された場合、処理はステップS69に進み、その後、ステップS69以降の処理が繰り返される。
これにより、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が操作キー16の数字キーを用いてロックナンバー入力画面にロックナンバーを入力することができる状態、すなわち、第5の状態以外の状態(第1の状態乃至第4の状態のいずれかの状態)となったときに、認証情報入力画面をロックナンバーを入力するロックナンバー入力画面に切り替えて、ロックナンバー入力画面を表示することができる。従って、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態の変化に応じて、好適な認証情報入力画面に切り替えることができるとともに、ロックまたはロック解除の実行時における認証情報の入力画面を簡単に切り替えることができる。その結果、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
なお、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態である場合にロックリズムパターンを用いてロックまたはロックの解除を実行するとき、ユーザは、例えばサイドキー19を用いてロックリズムパターンを入力してロックまたはロックの解除を実行させるが、勿論、サイドキー19以外にも、操作キー17a乃至17eのいずれかのキーなどでもよく、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が第5の状態である場合にユーザが操作することができる操作キーでありさえすればよい。
なお、本発明の実施形態においては、2軸回転スタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2に適用するようにしたが、このような場合に限られず、スライドスタイルやスライド回転スタイルなどのように、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態が変化する様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2にも適用することができる。これにより、様々なスタイルのカメラ付ディジタル携帯電話機2のロックまたはロック解除の実行時における操作性を向上させることができる。
また、本発明の実施形態においては、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態などに応じて、認証情報入力画面を切り替えて表示するようにしたが、予め複数の認証情報(例えば、ロックナンバーやロックリズムパターンなど)を記憶させておき、カメラ付ディジタル携帯電話機2の状態などに応じて、適宜、種々の方法を用いた認証入力画面に切り替えて表示するようにしてもよいし、ユーザの好みに応じてどの方法を用いるか否かを予め設定するようにしてもよい。
なお、本発明は、携帯電話機以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
2…カメラ付のディジタル携帯電話機、11…ヒンジ部、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…液晶ディスプレイ、15…スピーカ、16…操作キー、17…操作キー、18…マイクロフォン、19…サイドキー、20a乃至20d…磁気センサ、21…CCDカメラ、22…サブディスプレイ、23…静電タッチパッド、31…主制御部、32…電源回路、33…操作入力制御部、34…画像エンコーダ、35…カメラI/F部、36…LCD制御部、37…画像デコーダ、38…多重分離部、39…変復調回路部、40…音声コーデック、41…メインバス、42…同期バス、43…送受信回路部、44…アンテナ、45…記録再生部、46…メモリカード、47…記憶部、51…登録候補ロックナンバーデータ取得部、52…ロックナンバー設定部、53…登録候補ロックリズムデータ取得部、54…登録候補ロックリズムパターンデータ生成部、55…ロックリズムパターン設定部、56…補助記憶部、57…ロックナンバー入力データ取得部、58…ロックナンバー認証部、59…ロックリズム入力データ取得部、60…ロックリズムパターン入力データ生成部、61…ロックリズムパターン認証部、62…ロック・ロック解除実行制御部、63…状態判定部、64…切り替え制御部