JP2009265967A - 電子機器およびそのパスワード入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パスワード文字列を、「ユーザ指定文字列(固定)」と「所定パターン文字列(変化)」とに拡張させ、パターン文字列については、時間とともに更新がかかるような構成を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器は、予めユーザが指定した文字列からなるパスワードと電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列からなるパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否か判定し、一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子機器は、予めユーザが指定した文字列からなるパスワードと電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列からなるパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否か判定し、一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器およびそのパスワード入力方法に関するものであり、特に、携帯型情報端末装置などの電子機器の利用において利用制限のためにパスワードによるロック機能が設けられている電子機器およびそのパスワード入力方法に関するものである。
近年、個人情報を始めとした各種情報を保護するセキュリティの必要性が高まってきている。特に、携帯電話機や携帯型情報端末装置(PDA:Personal Digital Assistant)などの電子機器には、電話番号、氏名、住所などの多くの個人情報が登録されている。このため、盗難や紛失によって所有者以外の第三者が不正に使用したり、または勝手に登録されている各種データの閲覧や改ざん、あるいは消去などを行ったりするのを防止するためのセキュリティ機能を備えた電子機器が提案されている。
このようなセキュリティ機能を備えた移動無線通信機器の従来例としては、例えば、下記の特許文献1(特開平10−117230号公報)に記載されている。この移動無線通信機器は、終話状態検出手段が他の通信機器との通話の終了を検出したとき、あるいは通話の終了を検出した時点から無操作時間のカウントアップが所定時間なされたとき、自己のダイヤル機能をロックすることにより、ダイヤルロックを行うたびに必要な操作を不要とするように構成されている。そして、あらかじめ登録してある暗証番号を入力することで、ダイヤルロックが解除されるので、ダイヤルロック後の発信操作を容易なものとするように構成されている。
特開平10−117230号公報(段落[0016]〜[0018]、図3、図4)
しかしながら、パスワード(暗証番号)は、ユーザが設定を変更しない限り不変であり、パスワードの変更作業は煩わしく、また変更後のパスワードを新たに記憶しておく必要があるので、パスワードを頻繁に変更するユーザは少ない。このため、第三者にパスワード入力を盗み見られてしまうと、ユーザの知らないところで情報を閲覧されてしまう可能性があるという問題点がある。
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているように、自動的にパスワードを変更させるようになせば、上記の問題点を解消し得ることを想到し本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、パスワード文字列を、「ユーザ指定文字列」(固定)と「所定パターン文字列」(変化)とに拡張させ、パターン文字列については、時間とともに更新がかかるような構成を備えた電子機器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、パスワードの入力によって所定の機能を禁止または禁止の解除を行うことが可能な電子機器であって、前記パスワードを入力するための入力手段(例えば下記実施例では、入力部17に相当する)と、予めユーザが指定した文字列をパスワードとして記憶する固定パスワード記憶手段(例えば下記実施例では、記憶部18に相当する)と、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列をパスワードとして設定する可変パスワード設定手段(例えば下記実施例では、制御部11に相当する)と、前記固定パスワード記憶手段に記憶されたパスワードと前記可変パスワード設定手段によって設定されたパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、前記入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否かを判定する判定手段(例えば下記実施例では、制御部11に相当する)と、入力されたパスワードと組み合わせパスワードとが一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御する制御手段(例えば下記実施例では、制御部11に相当する)と、を有することを特徴とする。
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる電子機器において、パスワードの入力操作の際に、前記可変パスワード設定手段により設定されたパスワードを含む情報を表示する表示手段(例えば下記実施例では、表示部16に相当する)を有することを特徴する。
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる電子機器において、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器の利用状況に関する時間情報を示していることを特徴とする。
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる電子機器において、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器のデータ通信に関する時間情報を示していることを特徴とする。
また、本願の請求項5にかかる発明は、パスワードの入力によって所定の機能を禁止または禁止の解除を行うことが可能な電子機器のパスワード入力方法であって、予めユーザが指定した文字列からなるパスワードと前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列によって設定されたパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否かを判定するステップと、
入力されたパスワードと組み合わせパスワードとが一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御するステップと、を含むことを特徴とする。
入力されたパスワードと組み合わせパスワードとが一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項6にかかる発明は、請求項5にかかるパスワード入力方法において、パスワードの入力操作の際に、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列によって設定されたパスワードを含む情報を表示するステップを含むことを特徴とする。
請求項1または請求項5にかかる発明においては、電子機器は、予めユーザが指定した文字列からなるパスワードと電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列からなるパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否か判定し、一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御する。
このような構成によれば、電子機器のログに基づいてパスワードの一部が自動的に変更されるので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ、セキュリティが高い電子機器を提供することが可能である。
また、請求項2または請求項6にかかる発明のおいては、請求項1にかかる電子機器または請求項5にかかるパスワード入力方法において、パスワードの入力操作の際に、電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列からなるパスワードを含む情報を表示する。
このような構成によれば、電子機器のログに基づいてパスワードの一部が自動的に変更されるので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ、セキュリティが高い電子機器を提供することが可能である。また、この変更されたパスワードを含む情報がパスワード入力の際に表示されると、ユーザが変更されたパスワードを記憶しておく必要がないため、ユーザにとっての利便性が向上する。
また、請求項3にかかる発明において、請求項1または請求項2にかかる電子機器において、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器の利用状況に関する時間情報を示しているものとする。
このような構成によれば、電子機器のログとして、例えば、所定の機能の動作が禁止された時刻または禁止が解除された時刻といった電子機器の利用状況に関する時間情報に基づいてパスワードの一部が自動的に変更されるので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ、セキュリティが高い電子機器を提供することが可能である。
さらに、この電子機器の利用状況に関する時間情報がパスワード入力の際に使用履歴情報として表示されると、ユーザが変更されたパスワードを記憶しておく必要がないため、ユーザにとって利便性が向上する。
また、請求項4にかかる発明のおいては、請求項1または請求項2にかかる電子機器において、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器のデータ通信に関する時間情報を示しているものとする。
このような構成によれば、電子機器のログとして、例えば、着信履歴または発信履歴といった電子機器のデータ通信に関する時間情報に基づいてパスワードの一部が自動的に変更されるので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ、セキュリティが高い電子機器を提供することが可能である。
さらに、この電子機器のデータ通信に関する時間情報がパスワード入力の際に着信履歴または発信履歴の情報として表示されると、ユーザが変更されたパスワードを記憶しておく必要がないため、ユーザにとって利便性が向上する。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための携帯情報端末を例示するものであって、本発明をこの携帯情報端末に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の電子機器にも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明の実施例にかかる携帯情報端末の構成を示すブロック図である。携帯情報端末10は、制御部11、無線通信部12、アンテナ13、音声信号処理部14、音声入出力部15、表示部16、入力部17、記憶部18などを備えて構成されている。
なお、制御部11は本発明の可変パスワード設定手段、判定手段、制御手段に相当し、表示部16は本発明の表示手段に相当し、入力部17は本発明の入力手段に相当し、記憶部18は本発明の固定パスワード記憶手段に相当する。
また、本実施例では、電子機器として携帯情報端末を示すものであるが、これに限定されず、携帯電話機、ノートパソコン、ポータブルナビゲーション装置やデジタルカメラなどの他の携帯型の電子機器であってもよい。
制御部11は、マイクロプロセッサを主たる構成要素とし、一般的なコンピュータ装置と同様に、図示していないROM、RAMを備えており、ROMに格納されているシステムプログラムに基づき各部動作を制御する。また、RAMには、プログラム実行中に一時的に保持する必要の生じたデータが保存される。
無線通信部12は、アンテナ13を介して基地局との間に無線による通信リンクを確立させて、基地局との間で無線信号の送受信を行う。この無線通信部12により、携帯情報端末10は、他の電子機器(例えば、携帯電話機など)と通信(通話)することができるとともに、電子メールと送受信が可能となり、さらにはインターネットに接続することも可能となる。
音声信号処理部14は、無線通信部12からの受話音声信号を処理して音声入出力部15を介して出力し、あるいは、音声入出力部15を介して入力された送話音声を処理して音声信号に変換して無線通信部12へ送出する。音声入出力部15は、マイクを介して送話音声を入力したり、スピーカを介して受話音声を出力したりする。
表示部16は、例えばカラー液晶パネルまたはカラー有機ELパネルからなり、制御部11の制御により、パスワード入力画面、着信履歴、電話番号、電子メールその他の視覚情報を表示する。
入力部17は、電話番号、パスワード文字列などの入力操作や、電子メール機能やインターネット機能などの各種機能の選択操作、通話開始や通話終了などの指示を携帯情報端末10に対して行うための入力用インターフェースであり、テンキーボタンや表示部16の表示画面上に表示されたタッチパネル式ボタンアイコンなどにより構成される。
タッチパネルは、表示部16の表示面に設けられ、表示面の任意の位置における指などの押圧あるいは接触を検出して位置検出信号を生成し、その位置検出信号を制御部11に対して動作制御信号として出力する。ユーザは表示画面上に表示されるボタンアイコンをタッチすることにより、所望の機能を選択、設定、終了を指示することが可能である。
記憶部18は、キーロックを解除するために必要なパスワードとしてユーザが入力部17を介して予め登録した所定の文字数の文字列(ユーザ指定文字列:例えば、4桁の『1234』)と、制御部11が前回キーロックを解除した時刻情報に基づき、次回キーロックを解除するために必要なパスワードとして設定した文字列(所定パターン文字列:例えば、13時05分にロックを解除したとすると、4桁の『1305』)とをキーロック解除用のパスワードとして記憶する。
制御部11は、携帯情報端末10のキーロック設定状態において、ユーザがキーロックの解除を希望する場合には、このキーロックを解除するためのキーロック解除用のパスワードを入力するように、表示部16にその旨を表示して、パスワードの入力を促す。そして、ユーザによって入力部17から入力された所定の文字数からなるパスワードと、記憶部18に記憶されているキーロック解除用のパスワード(「ユーザ指定文字列」+「所定パターン文字列」:例えば、『12341305』)とを比較し、両者が一致する場合は携帯情報端末10のキーロックを解除する。なお、一致しない場合はキーロックの解除操作を無効とする。
そして、制御部11は、ユーザが行ったキーロック解除操作を表すログを生成し、生成したログを記憶部18に記憶する。このログには過去にキーロック解除操作を行ったときの日付や時刻の情報が含まれている。
また、キーロック解除用のパスワードを入力する際に、次回キーロックを解除するために必要なパスワードとして制御部11によって前回キーロックを解除した時刻情報に基づいて設定した文字列を含む情報(パスワード情報)を、パスワードのヒントとして表示部16に表示するのが好ましい。
このため、表示部16は、キーロック解除用のパスワードを入力する際に、ユーザによる入力部17からの指示によって、記憶部18に記憶されているログを読み出して、過去にロックを解除したときの時間情報の一覧表からなるキーロック解除履歴を表示する。
図3は、パスワード入力画面の表示にかかる表示部画面の一例を示す図である。また、図4は、各種履歴の表示にかかる表示部画面の一例を示す図であり、同図(a)は、ユーザによりロック解除履歴の表示指示がなされた際に表示される画面の一例を示し、同図(b)は、ユーザによりロック解除履歴の表示指示がなされた際に表示される画面の他の一例を示している。
図3に示すように、表示部16の表示画面300には、パスワード入力欄301の他、その上方に受信電波の電界強度のレベルを示すアンテナバー302、バッテリの残量を示すバッテリアイコン303、時計情報304が表示されている。また、表示画面300の下方には、複数のソフトキーが表示されており、例えば、パスワード入力欄301に入力されたパスワードを確定するための確定キー305、パスワード入力欄301に入力されたパスワードをキャンセルするためのクリアキー306、ロック解除履歴を表示させるための履歴参照キー307などが表示されている。
図3に示すパスワード入力画面300からパスワードの入力を行う際に、ユーザによって履歴参照キー307が押下されると、表示部16には、図4(a)に示すように、ロック解除履歴が表示される。
図4(a)に示すように、表示部16の表示画面400には、ロック解除履歴一覧401が表示されている。このロック解除履歴一覧401には、履歴として残されているロック解除ログの件数に応じて複数頁(本実施例では、4件ごとに2頁)に渡って、新しい履歴順に各履歴が表示されている。各履歴には、ユーザによってキーロック解除が操作されたときの日付と時刻の情報が示されており、現在選択されている最上段の履歴については背景が反転して表示される。
そして、このロック解除履歴表示画面400には、例えば、キーロックを解除した時刻情報に基づいて制御部11によってキーロックを解除するために必要なパスワードとして設定された文字列として、ロック解除履歴一覧401の中に最新のキーロック解除時刻「13:05」が表示される。ユーザはこの表示を視認することにより、携帯情報端末10のログに基づいて可変パスワードとして記憶部18に設定されたパターン文字列を把握することが可能となる。
また、ロック解除履歴表示画面400には、ロック解除履歴一覧401の他、図3に示す表示画面と同じように、表示画面400の上方に受信電波の電界強度のレベルを示すアンテナバー402、バッテリの残量を示すバッテリアイコン403、時計情報404が表示され、表示画面400の下方には、複数のソフトキーが表示されており、例えば、ロック解除履歴一覧401に表示されている各履歴の詳細情報を表示するための詳細表示キー405、ロック解除履歴一覧401の各履歴情報を選択するための上下選択キーとロック解除履歴一覧401の前後頁を選択するための左右選択キーからなる上下左右操作キー406、パスワード入力画面を表示させるためのPWキー407などが表示されている。
図4(a)に示すロック解除履歴表示画面400において、所定の履歴に含まれるパスワード情報の確認がなされ、ユーザによってPWキー407が押下されると、表示部16には、図3に示すように、パスワード入力画面300が再び表示される。
そして、図3に示すパスワード入力画面300において、入力部17から所定のパスワードが入力されて、入力されたパスワードと、記憶部18に記憶されているキーロック解除用のパスワードとが一致すると、携帯情報端末10のキーロックが解除される。
携帯情報端末10のキーロックが解除されると、制御部11は、今回キーロックを解除した時刻情報(例えば、14時24分)に基づき、次回キーロックを解除するために必要なパスワードとして文字列『1424』を生成し、新たなキーロック解除用のパスワードとしてユーザ指定文字列『1234』とともに記憶部18に設定する。また、制御部11は、今回のキーロック解除操作を表すログを生成し、新たに記憶部18に記憶する。
その後、所定の操作や自動的にキーロック設定状態に戻った携帯情報端末10に対してユーザによって履歴参照キー307が押下されるなどして再びロック解除履歴の表示要求があると、図4(b)に示すように、表示部16の表示画面400には、新たに更新されたロック解除履歴一覧407が表示される。このロック解除履歴一覧408の最上段には、最新のキーロック解除ログとして、キーロック解除時刻「14:24」を示す履歴が表示される。
なお、上記実施例では、キーロックを解除するために必要なパスワードとして最新のキーロック解除時刻の文字列を設定する構成について説明したが、パスワード設定はこれに限ることはなく、最新のひとつ前のキーロック解除時刻の文字列や、履歴一覧表に残されている一番旧いキーロック解除時刻の文字列などを設定する構成にしてもよい。また、どのキーロック解除時刻の文字列をパスワードとして設定するかをユーザによって指定できることが好ましい。さらに、入力パスワードの不一致の場合に再入力できる回数に制限を設けることが防犯上好ましい。
また、上記実施例では、キーロックを解除するために必要なパスワードとしてキーロック解除時刻の文字列を設定する構成について説明したが、パスワード設定はこれに限ることはなく、図1に示す携帯情報端末10のように、無線通信部を備えている場合には、通信ログ(着信ログや発信ログなど)に基づいてパスワードとなる文字列を設定する構成にしてもよい。
具体的には、制御部11は、無線通信部12が着信処理を行った時刻情報に基づき、次回キーロックを解除するために必要なパスワードとして設定した文字列(例えば、16時46分に着信があったとすると、4桁の『1646』』)をユーザ指定文字列とともにキーロック解除用のパスワードとして記憶部18に記憶する。また、制御部11は、着信処理を表すログを生成し、生成されたログを記憶部18に記憶する。
したがって、図3に示す履歴参照キー307がユーザによって押下されるなどして着信履歴の表示要求があると、図4と同じように着信履歴が表示される。図5は、各種履歴の表示にかかる表示部画面のその他の一例を示す図であり、ユーザにより着信履歴の表示指示がなされた際に表示される画面を示している。
図5に示すように、表示部16の表示画面500には、着信履歴一覧501が表示されている。この着信履歴一覧501には、履歴として残されている着信ログの件数に応じて複数頁(本実施例では、4件ごとに3頁)に渡って、新しい履歴順に各履歴が表示されている。各履歴には、着信があったときの日付と時刻の情報や発信元の番号あるいは名称が示されており、現在選択されている最上段の履歴については背景が反転して表示される。
また、着信履歴表示画面500には、図4に示す表示画面と同じように、着信履歴一覧501の他、アンテナバー502、バッテリアイコン503、時計情報504、詳細表示キー505、上下左右操作キー506、PWキー507などが表示されている。
さらに、上記のような着信処理を行った時刻情報に基づく文字列だけではなく、着信履歴に残っている発信元の電話番号情報に基づく文字列であってもよい。この場合、発信元電話番号の中から所定の桁数(例えば、下4桁)をパスワードとなる文字列として設定する構成にしてもよい。
このように制御すれば、制御部11は、携帯情報端末10のログに基づいてパスワードの一部を自動的に変更するので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ。また、この変更されたパスワードを含む情報がパスワード入力の際に表示部16に表示されるので、ユーザが変更されたパスワードを記憶しておく必要がなく、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
また、時間とともに更新されるパターン文字列が時計情報であっても本発明は同様に適用可能である。その場合には、例えば、図3の時計情報304が示すように、現在時刻が14:24であれば、パスワード入力は、「ユーザ指定文字列」+『1424』の連続文字列となる。そして、パターン文字列は1分おきに変化することになる。
また、時間とともに更新されるパターン文字列が電池残量であっても本発明は同様に適用可能である。例えば、バッテリの残量が3段階表示の場合、電池残量が3/3(満充電)であれば、パスワード入力は、「ユーザ指定文字列」+『3』となり、図3のバッテリアイコン303が示すように、電池残量が2/3であれば、パスワード入力は、「ユーザ指定文字列」+『2』となる。
また、時間とともに更新されるパターン文字列がアンテナ本数であっても本発明は同様に適用可能である。例えば、アンテナ状態が4段階表示の場合、図3のアンテナバー302が示すように、アンテナが3本たっていれば、パスワード入力は、「ユーザ指定文字列」+『3』となり、アンテナが0本であれば、パスワード入力は、「ユーザ指定文字列」+『0』となる。
次に、本発明にかかる携帯情報端末のロック解除方法について説明する。
図2は、本実施例にかかる携帯情報端末のロック解除の処理手順を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理は制御部11がROMに記憶されている制御プログラムを実行することで実現される。
まずステップS21において、ユーザがキーロック設定状態にある携帯情報端末10に対してキーロックを解除するためのパスワード入力指示を行うと、制御部11は表示部16を制御することによって、図3に示すパスワード入力画面300を表示部16に表示させて、ユーザに対してパスワードの入力を促す。
そして、ステップS22において、制御部11は、ユーザによって履歴参照キー307が押下されることにより入力部17からのキーロック解除履歴の表示指示があったか否か判定し、履歴表示の指示がある場合にはステップS23の処理に進み、一方、履歴表示の指示がない場合にはステップS25の処理に進む。
ステップS23の処理では、制御部11は、記憶部18に記憶されているキーロック解除履歴ログを呼び出し、ステップS24の処理において、呼び出したキーロック解除履歴ログに基づいて、図4(a)に示すようなロック解除履歴一覧401を表示部16に表示する。そして、ユーザによってPWキー407が押下されることにより入力部17からのパスワード入力画面の表示指示が行われると、制御部11は表示部16を制御することによって、図3に示すパスワード入力画面300を表示部16に再び表示させて、ユーザに対してパスワードの入力を促す。
次に、ステップS25において、ユーザによって入力部17から所定のパスワードが入力されると、ステップS26において、制御部11は、入力されたパスワードと、記憶部18に記憶されているキーロック解除用のパスワードとが一致するか否か判定し、パスワードが一致する場合にはステップS28の処理に進み、一方、パスワードが一致しない場合にはステップS27の処理に進む。
ステップS27の処理では、制御部11は、キーロックの解除操作を無効とするとともに、表示部16を制御することによって、パスワードが一致しなかったことを示すエラーを表示し、処理を終了する。
一方、ステップS28の処理では、制御部11は、携帯情報端末10のキーロックを解除し、ステップS29において、制御部11は、今回キーロックを解除した時刻情報に基づき、次回キーロックを解除するために必要なパスワードとして文字列を生成し、新たなキーロック解除用のパスワードとしてユーザ指定文字列とともに記憶部18に設定し、また、今回のキーロック解除操作を表すログを生成し、新たに記憶部18に記憶し、処理を終了する。
以上説明したように本発明にかかる携帯情報端末によれば、携帯情報端末の利用状況に関する情報に基づいてパスワードの一部が自動的に変更されるので、たとえ第三者にパスワード入力を盗み見られても次回の入力にはパスワードが変わっているため、不正に使用される危険性を低く抑えることができ、セキュリティが高い電子機器を提供することが可能であるとともに、携帯情報端末の利用状況に関する情報がパスワード入力の際に使用履歴情報として表示されるので、ユーザが変更されたパスワードを記憶しておく必要がないため、ユーザにとって利便性が向上する。
なお、上記実施例では、所定機能の停止を解除するためのパスワード入力方法として、キーロックを解除するためのパスワード入力方法について説明したが、パスワード入力はこれに限ることはなく、例えば、キーロックの設定の他、他の機能に対する設定やその解除におけるパスワード入力についても適用することができる。
10・・・・携帯情報端末
11・・・・制御部
12・・・・無線通信部
13・・・・アンテナ
14・・・・音声信号処理部
15・・・・音声入出力部
16・・・・表示部
17・・・・入力部
18・・・・記憶部
11・・・・制御部
12・・・・無線通信部
13・・・・アンテナ
14・・・・音声信号処理部
15・・・・音声入出力部
16・・・・表示部
17・・・・入力部
18・・・・記憶部
Claims (6)
- パスワードの入力によって所定の機能を禁止または禁止の解除を行うことが可能な電子機器であって、
前記パスワードを入力するための入力手段と、
予めユーザが指定した文字列をパスワードとして記憶する固定パスワード記憶手段と、
前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列をパスワードとして設定する可変パスワード設定手段と、
前記固定パスワード記憶手段に記憶されたパスワードと前記可変パスワード設定手段によって設定されたパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、前記入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否かを判定する判定手段と、
入力されたパスワードと組み合わせパスワードとが一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御する制御手段と、
を有することを特徴とする電子機器。 - パスワードの入力操作の際に、前記可変パスワード設定手段により設定されたパスワードを含む情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器の利用状況に関する時間情報を示していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
- 前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列は、当該電子機器のデータ通信に関する時間情報を示していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
- パスワードの入力によって所定の機能を禁止または禁止の解除を行うことが可能な電子機器のパスワード入力方法であって、
予めユーザが指定した文字列からなるパスワードと前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列によって設定されたパスワードとの組み合わせにより構成されたパスワードと、入力手段によって入力されたパスワードとが一致しているか否かを判定するステップと、
入力されたパスワードと組み合わせパスワードとが一致していると判断した場合に、所定の機能の動作を禁止または禁止の解除を行うよう制御するステップと、
を含むことを特徴とするパスワード入力方法。 - パスワードの入力操作の際に、前記電子機器のログに基づいて生成されたパターン文字列によって設定されたパスワードを含む情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のパスワード入力方法。
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