JP5361070B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
また、一般的には機能制限の解除は暗証番号を入力することによって行われている。
また、暗証番号を記憶しているユーザであっても他に使用している暗証番号との混同が生じる恐れがあった。
本発明の他の携帯電子機器は、複数の画像を表示可能である表示部と、音声を音声信号に変換するマイクロフォンと、前記画像に同期して前記マイクロフォンに発声されたパスワードの音声を登録設定可能な音声合致処理部と、機能制限を解除可能な制御部と、を有し、前記音声合致処理部は、前記音声信号を処理して文字変換する音声文字変換処理部と、前記音声信号を処理して個人識別する音声個人識別処理部と、を有し、前記制御部は、前記表示部に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致と、前記音声文字変換処理部によって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、前記音声個人識別処理部によって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断し、前記パスワードとの合致率と前記個人情報との合致率と、の和が一定以上であっても、選択された画像と予め設定された解除画像との合致がなければ機能制限の解除を行わない。
本発明のさらに他の携帯電子機器は、複数の画像を表示可能である表示部と、音声を音声信号に変換するマイクロフォンと、前記画像に同期して前記マイクロフォンに発声されたパスワードの音声を登録設定可能な音声合致処理部と、機能制限を解除可能な制御部と、を有し、前記音声合致処理部は、前記音声信号を処理して文字変換する音声文字変換処理部と、前記音声信号を処理して個人識別する音声個人識別処理部と、を有し、予め設定された解除画像は複数回選択しなければならず、かつ、その解除画像を選択する順番も決定されており、前記制御部は、前記表示部に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致と、前記音声文字変換処理部によって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、前記音声個人識別処理部によって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断し、前記パスワードとの合致率と、前記個人情報との合致率と、の和の値に応じて、前記解除画像を選択しなければならない回数を設定する。
携帯電話機1は第1筐体2及び第2筐体3とで構成されている。
第1筐体2と第2筐体3とは、ヒンジ部9で開動可能に連結されている。
第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。
第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
この表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
この入力部10をユーザが操作することによって、携帯電話機1に命令の入力、文字の入力等がなされる。
また、第2筐体3にはマイクロフォン14が配置されている。
しかし、暗証番号の入力は手間がかかることから操作性を悪化させる。
また、暗証番号が入力されているところを第三者に見られてしまうと、パスワードを第三者に知られてしまう恐れもある。
さらに、暗証番号は単なる番号であるから、暗証番号を忘却する恐れ、又は、他の暗証番号と混同してしまう恐れがある。
そこで、本発明では、以下に説明する方法によって機能制限の解除可能としている。
以下具体的に説明する。
さらに、入力部10を操作することによって、表示部8に表示されている複数の画像のうち一枚を選択することが可能であるように構成する。
たとえば、画像と入力部10に配置されているボタンとの配置を同じとする。もしくは、タッチパネルとしてより直接的に選択可能としてもよい。
このユーザが発声したパスワード音は、音声信号として復号化されて、音声個人識別処理部57c及び音声文字変換処理部57dに出力される(図3の説明において詳説する)。
なお、機能制限とは、たとえば、着信の制限、発信の制限、メール発信の制限メール閲覧の制限、着信履歴閲覧の制限、発信履歴閲覧の制限、ユーザ情報閲覧の制限、各種設定確認及び変更の制限、Web閲覧の制限等である。
そして、この各種の機能制限は、携帯電話機1の工場出荷時に製造者が予め設定して、又は、ユーザが個別に予め設定している。
このように、画像を選択する場合には、単に番号を入力するのに比べて、ユーザの記憶に残りやすいという利点がある。
また、暗証番号は他に使っている暗証番号と混同が生ずる恐れもあるが、それに引き換え、本実施形態のように画像を選択する方法では、そのような混同は生じない。
また、暗証番号入力では複数の数字を入力する手間が必要であるが、本実施形態の方法では1動作だけで足りる。
また、充電時には充電回路を制御して、バッテリへの充電開始及び停止、並びに充電の速度等を制御している。
そして、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部57に出力する。
本実施形態では、表示部8に表示された複数の画像のうち、ユーザが入力部10によって選択した情報信号を、制御部57の画像選択処理部57bに出力する。
すなわち、音声入出力部53は、マイクロフォン14から入力された音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部57に出力する。
また、音声入出力部53は、制御部57から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
本実施形態では、デジタルの音声データに変換して制御部57に出力された音声データは、制御部57の音声合致処理部57aに送られて各種の情報処理が行われる。
表示部8は、例えば、通信部51による無線発信時における発信先の電話番号、着信時における発信元の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面等を表示する。
本実施形態では、表示部8は複数の画像を表示し、ユーザはこの表示を見て複数の画像のうちから機能制限を解除するのに必要な画像を選択する。
本実施形態では、ユーザが選択し設定登録した画像に対応するパスワードの音声情報が音声合致処理部57aによって処理されてパスワードの設定登録情報(パスワードの音声として設定登録してある音声情報)として、記憶部56に記憶される。
また、記憶部56は、選択した画像の情報も画像選択の設定登録情報(解除画像の情報)として記憶する。
つまり、記憶部56には、ユーザが選択した画像選択の情報、及び、その選択された画像に対応したパスワードの情報が設定登録情報として記憶される。
そして、機能制限解除時には、音声合致処理部57aは、記憶部56が記憶している画像選択に応じて設定登録されている音声の情報と、機能制限解除の際に入力されたパスワードの設定登録情報とを比較してその一致率を算出する。
また、機能制限解除時には、画像選択処理部57bは、画像選択の設定登録情報と、機能制限解除の際に入力された選択画像情報とを比較してその合致の有無を判断する。
すなわち、制御部57は、携帯電話機1の各種処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb上のダウンロードサイトの閲覧など)が操作部52の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部51における信号の送受信、表示部8における画像の表示、撮像部55における撮像処理等)を制御する。
さらに、制御部57は、記憶部56に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
すなわち、制御部57は、記憶部56に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次受け取って処理を実行する。
そして、制御部57は、音声合致処理部57aで算出された合致率及び画像選択処理部57bで判断された合致の有無によって、機能制限の解除の有無を判断する。
そして、この処理が行われたパスワードの設定登録情報は、記憶部56に記憶される。
他方、音声合致処理部57aは、機能制限解除時には、その際に入力された音声をマイクロフォン14が電気信号に変換し音声入出力部53が音声信号に変更した音声情報と、パスワードの設定登録情報とを比較し、その合致率を算出する。
そして、その選択した画像情報が、画像選択の設定登録情報と合致するか判断する。
図4は、本実施形態におけるパスワードの登録動作の説明図である。
次に、ステップST02において、制御部57は、表示部8にパスワード登録画面を表示する。
具体的には、例えば、4つのジャンル(動物、鳥、魚、くだもの等)から1つを選択する。
そうすると、制御部57は予め登録されていた選択されたジャンルに属する6枚の画像を表示部8に表示する。
さらに、ユーザはこの6枚の画像のうちから1つを選択する。
なお、4つのジャンル及び6枚の画像は、あくまで一例であり、これより多くても少なくてもよい。
この際に、画像選択に成功した場合にはステップST04の処理に移行し、失敗した場合には、ステップST02の処理に戻る。
この選択された画像は、画像選択の設定登録情報として記憶部56に記憶される。
この音声を音声入出力部53は音声情報信号に変換し、音声情報信号を音声合致処理部57aがパスワードの設定登録情報に変換する(図3参照のこと)。
そして、このパスワードの設定登録情報は、ステップST03における画像選択の設定登録情報と関連付けられて記憶部56に記憶される。
最後に、ステップST05において、処理を終了する。
次に、ステップST12において、制御部57は、表示部8にパスワード入力画面を表示する。
具体的には、例えば、4つのジャンル(動物、鳥、魚、くだもの等)から1つを選択する。
そうすると、制御部57は予め登録されていた選択されたジャンルに属する6枚の画像を表示部8に表示する。
さらに、ユーザはこの6枚の画像のうちから1つを選択する。
なお、4つのジャンル及び6枚の画像は、あくまで一例であり、これより多くても少なくてもよい。
そして、ユーザが選択した画像がパスワード登録動作によって設定された画像選択の設定登録情報と合致すると判断された場合には、ステップST14の処理に移行する。
他方、ユーザが選択した画像がパスワード登録動作によって設定された画像選択の設定登録情報と合致しないと判断された場合には、ステップST12の処理に戻る。
もっとも、回数制限を設けて複数回間違えた場合には、ステップST12に移行せずに機能制限を継続する。
この音声を音声入出力部53は音声情報信号に変換する。そしてこの音声情報とパスワードの設定登録情報との合致率を、音声合致処理部57aが算出する。
そして、合致した場合(合致率が高い場合)には、ステップST15の処理に移行する。
他方、合致しない場合(合致率が低い場合)には、ステップST14の処理を繰り返す。
もっとも、回数制限を設けて、それを超えて合致しない場合には、ステップST14に移行せずに機能制限を継続する。
最後に、ステップST16において、処理を終了する。
さらに、ユーザは機能制限の解除が容易になるという効果もある。
加えて、同一の画像であってもユーザが思いつくパスワードは多大であり、第三者には予想が困難であることから、セキュリティが向上する。
しかし、複数のジャンルそれぞれにパスワードを設定することも可能である。
このように構成したことによって、ユーザは画像と対応したパスワードを記憶することができ、パスワードの忘却を防ぐ効果がある。
このように構成したことによって、ユーザがパスワードを覚えられないようなジャンルについては、ユーザはパスワードを設定しなくとも済む。
この場合には、すべてのジャンルの画像選択およびパスワードが合致したときに、機能制限を完全に解除してもよい。
逆に、すべてのジャンルの画像選択およびパスワードが合致しないときには、まったく機能選択を解除しなくてもよいし、部分的な解除のみ行ってもよい。
ここで、部分的な解除とは、たとえば、電話の発信及び着信、並びに、メールの発信及び着信のみを可能として、電話帳の閲覧、着信履歴の閲覧、発信履歴の閲覧、各種設定の変更等をできなくする等である。
このように構成したことによって、重要な情報を閲覧・変更する場合にのみ複数のジャンルの画像選択及びパスワードの音声入力を必要とし、単純に使用したい場合にはより簡便な方法によって必要な機能を使用可能とすることができる。
このように構成したことによって、重要な情報を閲覧・変更する場合にのみ複数のジャンルの画像選択及びパスワードの音声入力を必要とし、単純に使用したい場合にはより簡便な方法によって必要な機能を使用可能とすることができる。
以上の実施例では、音声合致処理部57aは、単純に音声の一致率を算出するのみであった。よりセキュリティを向上させるための第1の変形例を以下に記載する。
概要を説明すると、図3における音声合致処理部57aは、音声個人識別処理部57c及び音声文字変換処理部57dにより細分化し、より高度な処理を行っている。
以下に具体的に記載する。
制御部57に出力された音声信号は、制御部57の音声個人識別処理部57c及び音声文字変換処理部57dに送られて各種の情報処理が行われる。
具体的には、音声の周波数、声が擦れている割合等から個人識別を行っている。
さらに、音声文字変換処理部57dは、その変換された文字が、ユーザが予め設定しているパスワードと同一であるか判断する。
そして、その選択した画像が、ユーザが予め設定していた画像と合致するか判断する。
また、音声文字変換処理部57dについても、その合致率が0〜100%の範囲で合致率が存在する。
つまり、たとえユーザ本人が正しいパスワードを発声しても、ユーザの喉の調子、マイクの感度の変化、外部環境の違い(反響率が高い場合など)、雑音の量、気温の変化、等によって合致率は100%とはならない場合がある。
その場合には、それぞれ一定以上の合致率(本実施形態では90%)があれば、ユーザによるものと判断することができる。
もっとも、画像の選択の場合には、正しい画像を選択したか否かのみしかなく、その合致率は0%又は100%しか存在しない。
したがって、音声個人識別処理部57cによる個人識別の合致率(A%)が90%以上であり、音声文字変換処理部57dによるパスワードの合致率(B%)が90%以上であり、更に、画像選択処理部57bによる合致率が100%の場合に、制御部57は機能制限を解除する。
その理由は、ユーザが画像選択を誤るということは、通常は無いからである。また、ユーザが画像選択を誤った場合でも、再度やり直せば済むからである。
つまり、ユーザの喉の状況、マイクの感度の変化、外部環境の違い(反響率が高い場合など)、雑音の量、気温の変化等による合致率の悪化は、個人識別の合致率(A%)及びパスワードの合致率(B%)の両者に悪影響を及ぼしてしまう。
本実施形態では、音声個人識別処理部57c及び音声文字変換処理部57dに加えて、画像選択処理部57bという第3のユーザであるか否かを判断する手段を有する。
そして、この画像選択処理部57bでの判断に基づいて、個人識別の合致率(A%)及びパスワードの合致率(B%)の一定値を緩和することが可能である。
具体的には、個人識別の合致率(A%)及びパスワードの合致率(B%)の和が一定以上(150%)以上であり、かつ、画像の選択が合致しているのであれば機能制限を解除してもよい。
このように構成したことによって、様々な要因で音声による個人識別が十分ではない場合にも、ユーザは機能制限を解除することが可能となる。
以上の例では、ユーザが選択する図形は1つであり、発声するパスワードは1つであった。しかし、これに限定されない。
以下に、第2の変形例を記載する。
そうすることによって、ユーザは、万一、パスワードを忘れた場合であっても機能制限を解除することができる。
また、画像と関係するパスワードを設定することができる。
以上の変形例では、ユーザが行う画像選択の回数は1回であった。
画像を一定の順序で選択した場合にのみ機能制限の解除を可能とすることも可能である。
その際、音声による個人識別の合致率(A%)と音声によるパスワードの合致率(B%)と関連させるとより好適である。
以下、具体的に記載する。
図10は、第3の変形例の第2の説明図である。
つまり、A+Bが180%であれば、画像選択の回数は1で足りる。この場合には、ユーザによってパスワードの発声が行われた可能性が極めて高いから、画像選択の回数は少なくて足りるからである。
しかし、A+Bが150%より大で180%以下であれば、画像選択の回数は3回必要とし、A+Bが100%より大で150%以下であれば、画像選択の回数は5回必要とする。
さらに、A+Bが100%以下又は、音声入力自体行わない場合には、7回もの入力を必要とする。
しかし、画像を選択するのであれば、一定のストーリや、個人的なランキングに基づいてその画像とその選択する順番を暗記することは可能である。
したがって、画像を選択することによって機能制限を解除するということは、この点からも優れた効果を有する。
さらに、音声による識別(音声による個人識別及び音声によるパスワード)という手段をも用いていることから、より確実にユーザ以外の第三者による携帯電話機1の不正な使用を防ぐことが可能となる。
また、携帯電話機1は、機能制限を解除可能な制御部57を有している。
そして、制御部57は、機能制限の解除に際して、表示部8に表示された画像のうち選択された画像と前記登録設定された解除画像との合致と、マイクロフォン14に入力された音声情報と、パスワードの音声として設定登録してある音声情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断する。
このように構成したことによって、ユーザはパスワードの記憶が容易になるという効果がある。
さらに、ユーザは機能制限の解除が容易になるという効果もある。
加えて、同一の画像であってもユーザが思いつくパスワードは多大であり、第三者には予想が困難であることから、セキュリティが向上する。
このように構成したことによって、ユーザはパスワードを覚えることが容易になる。
このように構成したことによって、ユーザがパスワードを覚えられないようなジャンルについては、ユーザはパスワードを設定しなくとも済む。
このように構成したことによって、重要な情報を閲覧・変更する場合にのみ複数のジャンルの画像選択及びパスワードの音声入力を必要とし、単純に使用したい場合にはより簡便な方法によって必要な機能を使用可能とすることができる。
このように構成したことによって、重要な情報を閲覧・変更する場合にのみ複数のジャンルの画像選択及びパスワードの音声入力を必要とし、単純に使用したい場合にはより簡便な方法によって必要な機能を使用可能とすることができる。
そして、制御部57は、機能制限の解除に際して、表示部8に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致とを用いて機能制限の解除の可否を判断する。
さらに、制御部57は、音声文字変換処理部57dによって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、音声個人識別処理部57cによって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断する。
このような構成によって、ユーザが機能制限の解除のための方法をより容易に記憶可能な携帯電子機器を提供することができる。
つまり、画像を選択する場合には、単に番号を入力するのに比べて、ユーザの記憶に残りやすいという利点がある。
また、暗証番号は他に使っている暗証番号と混同が生ずる恐れもあるが、それに引き換え、本実施形態のように画像を選択する方法では、そのような混同は生じない。
また、暗証番号入力では複数の数字を入力する手間が必要であるが、本実施形態の方法では1動作だけで足りるという効果がある。
このように構成したことによって、様々な要因で音声による個人識別が十分ではない場合にも、ユーザは機能制限を解除することが可能となる。
このように構成したことによって、ユーザの声が録音されて再生されても、選択する画像情報がわからなければ機能制限の解除ができなくなる。
このように構成することによって、ユーザは、万一、パスワードを忘れた場合であっても機能制限を解除することができる。
また、画像と関係するパスワードを設定することができる。
そして、制御部57は、音声文字変換処理部57dによって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、音声個人識別処理部57cによって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人との合致率と、の和の値に応じて、解除画像を選択しなければならない回数を設定する。
このように構成したことによって、一定のストーリや、個人的なランキングに基づいてその画像とその選択する順番を暗記することが可能となる。
また、音声による識別(音声による個人識別及び音声によるパスワード)という手段をも用いていることから、より確実にユーザ以外の第三者による携帯電話機1の不正な使用を防ぐことが可能となる。
さらに、合致率に応じて画像選択の回数が変わることによって、機能制限を解除したい各種の状況(たとえば、雑音の多い状況、声を発声できない状況)に対応することができる。
逆に、音声によるパスワード入力が確実にできれば、一回の画像選択で足りるので、ユーザはスムーズに機能制限を解除することができる。
Claims (8)
- 複数の画像を表示可能である表示部と、
音声を音声信号に変換するマイクロフォンと、
前記画像に同期して前記マイクロフォンに発声されたパスワードの音声を登録設定可能な音声合致処理部と、
機能制限を解除可能な制御部と、を有し、
前記音声合致処理部は、
前記音声信号を処理して文字変換する音声文字変換処理部と、
前記音声信号を処理して個人識別する音声個人識別処理部と、を有し、
前記制御部は、
前記表示部に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致と、
前記音声文字変換処理部によって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、
前記音声個人識別処理部によって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断し、
前記パスワードとの合致率と前記個人情報との合致率と、の和が一定以上である場合には前記機能制限の解除を行う、
携帯電子機器。 - 複数の画像を表示可能である表示部と、
音声を音声信号に変換するマイクロフォンと、
前記画像に同期して前記マイクロフォンに発声されたパスワードの音声を登録設定可能な音声合致処理部と、
機能制限を解除可能な制御部と、を有し、
前記音声合致処理部は、
前記音声信号を処理して文字変換する音声文字変換処理部と、
前記音声信号を処理して個人識別する音声個人識別処理部と、を有し、
前記制御部は、
前記表示部に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致と、
前記音声文字変換処理部によって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、
前記音声個人識別処理部によって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断し、
前記パスワードとの合致率と前記個人情報との合致率と、の和が一定以上であっても、選択された画像と予め設定された解除画像との合致がなければ機能制限の解除を行わない、
携帯電子機器。 - 複数の画像を表示可能である表示部と、
音声を音声信号に変換するマイクロフォンと、
前記画像に同期して前記マイクロフォンに発声されたパスワードの音声を登録設定可能な音声合致処理部と、
機能制限を解除可能な制御部と、を有し、
前記音声合致処理部は、
前記音声信号を処理して文字変換する音声文字変換処理部と、
前記音声信号を処理して個人識別する音声個人識別処理部と、を有し、
予め設定された解除画像は複数回選択しなければならず、かつ、その解除画像を選択する順番も決定されており、
前記制御部は、
前記表示部に表示された画像のうち選択された画像と予め設定された解除画像との合致と、
前記音声文字変換処理部によって文字変換された文字と予め設定されたパスワードとの合致率と、
前記音声個人識別処理部によって検出されたユーザとしてあらかじめ登録された個人情報との合致率と、を用いて機能制限の解除の可否を判断し、
前記パスワードとの合致率と、前記個人情報との合致率と、の和の値に応じて、前記解除画像を選択しなければならない回数を設定する、
携帯電子機器。 - 前記複数の画像は、それぞれ複数のジャンルの画像である
請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 前記複数のジャンルの画像のうち前記パスワードを設定しない場合には、そのジャンルについて画像選択を行わなくても前記機能制限の解除が可能である、
請求項4に記載の携帯電子機器。 - 前記複数の画像に対してそれぞれ設定された前記パスワードが前記文字変換された文字と合致したときに、前記機能制限の完全な解除が可能である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 前記複数の画像に対してそれぞれ設定された前記パスワードと前記文字変換された文字との合致率に応じて、前記機能制限の解除される範囲が変更される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 予め設定された解除画像は複数個設定され、
前記予め設定されたパスワードは、前記複数の画像に応じて設定可能である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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