JP4124142B2 - 回答作成支援サーバ、回答作成支援方法、および回答作成支援用プログラム - Google Patents

回答作成支援サーバ、回答作成支援方法、および回答作成支援用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ端末からの問い合わせを通信ネットワークを介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示する回答システムに関し、特に、問い合わせ内容とともに問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を回答者に提示する回答作成支援サーバ、回答作成支援方法、および回答作成支援用プログラムに関する。
従来から、メーカなどの企業により、取り扱っている製品などに関するユーザからの問い合わせに回答する回答サービスが提供されている。
近年では、ユーザと回答サービス提供者との間における問い合わせや回答のやりとりが、電子メールなどを利用して通信ネットワークを介して行われることが主流になりつつあり、ユーザが気軽に問い合わせを行うことができることなどから、問い合わせの件数が増加している。
このため、多くの問い合わせに対する回答作成業務を効率的に行うための回答システムが提案されている(例えば特許文献1−2参照)。
具体的には、特許文献1には、問い合わせがあった場合に、受け付けた問い合わせ電子メールに類似する内容の過去に受け付けた問い合わせ電子メールを検索し、類似した問い合わせ電子メールに対する回答電子メールを自動的に送信することが記載されている。
また、特許文献2には、問い合わせがあった場合に、問い合わせを行ったユーザあるいは当該ユーザと同じ業務に携わっている他のユーザが過去に行った問い合わせに対する対応履歴を回答者に提示することが記載されている。
一方、問い合わせ自体を減らす方法として、FAQ(Frequently Asked Questions)と呼ばれている「よくある質問とその質問に対する回答」をWebページ上に掲載することが広く行われている。
FAQの掲載によって、ユーザによってはFAQの閲覧によって疑問点が解消されることとなるため、問い合わせ全体の件数を減少させることが期待できるようになる。
上記のことから、FAQが掲載されるとともに、掲載されているFAQを利用して回答作成業務が効率的に行われる回答システムが提案されている(例えば特許文献3参照)。
特許文献3には、FAQにもとづき自動的に回答情報が提示され、回答情報が新規に生成された場合には、生成された回答情報がFAQに追加的に反映されたり、FAQの構造が修正されたりすることが記載されている。
特開平11−275137号公報 特開2002−133295号公報 特開2000−57071号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、問い合わせの内容が同じような表現でなされている場合には、常に同じ内容の回答が作成され、問い合わせを行ったユーザに同じ内容の回答が送信されることとなるため、問い合わせを行ったユーザに応じた適切な回答を提供することができないという課題があった。
本発明は、上述した問題を解消し、ユーザからの問い合わせの内容だけでなく、ユーザが問い合わせを行うに至るまでの経緯を加味した適切な回答の作成を支援することができるようにすることを目的とする。
本発明による回答作成支援サーバは、ユーザ端末(例えばユーザ端末10)からの問い合わせを通信ネットワーク(例えば通信ネットワーク40)を介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示する回答作成支援サーバ(例えば回答装置20,20A)であって、ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示するFAQ提示手段(例えばFAQ表示手段22a)と、FAQ利用要求にもとづいて、ユーザ端末におけるFAQの利用履歴を格納するFAQ利用履歴格納手段(例えばユーザ行動履歴取得手段22b,ユーザ行動履歴記憶部21b)と、ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付ける問い合わせ受付手段(例えば問い合わせ受付手段22a,問い合わせ送信手段22f)と、問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容(例えば図11に示す「質問」の内容)を回答者に提示する問い合わせ内容提示手段(例えば回答作成手段22e)と、FAQ利用履歴格納手段に格納されている問い合わせ要求を行ったユーザ端末におけるFAQの利用履歴を回答者に参照させるための利用履歴関連情報(例えば行動履歴、行動履歴の格納場所を示すURL)を当該回答者に提示するFAQ利用履歴提示手段(例えばユーザ行動履歴表示手段22d)とを備え、FAQ利用履歴格納手段は、匿名ユーザの問い合わせ時にFAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与し、FAQ利用履歴提示手段は、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する付加処理(例えば図13に示すように問い合わせ内容に行動履歴を付加する処理)を行い、問い合わせ内容提示手段は、回答者が管理する回答作成用端末(例えば回答者端末30、回答作成装置50)に向けて、FAQ利用履歴提示手段によって利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する(例えば図13に示すデータを電子メールで送信する)ことを特徴とする。
上記のように構成したことで、回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示することができ、FAQの利用履歴を加味した回答を作成させることができるようになる。よって、回答者によって、ユーザ像が推測され、個別のユーザに適した回答が作成されることが期待できる。また、ユーザのFAQの利用履歴を問い合わせ内容に付加した形式で回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示することができる。
FAQ利用履歴提示手段は、付加処理において、例えば、利用履歴が格納されているFAQ利用履歴格納手段の格納場所を特定する格納情報(例えば図14の1401に示すURL)を利用履歴関連情報として問い合わせ内容に付加する。
FAQ利用履歴提示手段は、付加処理において、例えば、回答者によって作成される回答に問い合わせ内容が引用されても利用履歴関連情報が引用されない付加形式(例えば添付ファイル形式)で、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する。
また、本発明による回答作成支援方法は、回答装置がユーザ端末(例えばユーザ端末10)からの問い合わせを通信ネットワーク(例えば通信ネットワーク40)を介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示する回答作成支援方法であって、回答装置が、ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示し(例えばステップS12,S14,S15)、FAQ利用要求にもとづいて、ユーザ端末におけるFAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納し(例えばステップS16)、ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付け(ステップS18)、問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容(例えば図11に示す「質問」の内容)と、FAQ利用履歴格納手段に格納されている問い合わせ要求を行ったユーザ端末におけるFAQの利用履歴を回答者に参照させるための利用履歴関連情報(例えば行動履歴、行動履歴の格納場所を示すURL)とを、当該回答者に提示し(ステップS21)、回答装置が、匿名ユーザの問い合わせ時にFAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与し、問い合わせ内容と利用履歴関連情報とを回答者に提示するときに、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する付加処理(例えば図13に示すように問い合わせ内容に行動履歴を付加する処理)を行い、回答者が管理する回答作成用端末に向けて、利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する(例えば図13に示すデータを電子メールで送信する)ことを特徴とする。
上記のように構成したことで、回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示することができ、FAQの利用履歴を加味した回答を作成させることができるようになる。よって、回答者によって、ユーザ像が推測され、個別のユーザに適した回答が作成されることが期待できる。また、ユーザのFAQの利用履歴を問い合わせ内容に付加した形式で回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示することができる。
回答装置が、付加処理において、例えば、利用履歴が格納されているFAQ利用履歴格納手段の格納場所を特定する格納情報(例えば図14の1401に示すURL)を利用履歴関連情報として問い合わせ内容に付加する。
回答装置が、付加処理において、例えば、回答者によって作成される回答に問い合わせ内容が引用されても利用履歴関連情報が引用されない付加形式(例えば添付ファイル形式)で、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する。
また、本発明による回答作成支援用プログラムは、ユーザ端末(例えばユーザ端末10)からの問い合わせを通信ネットワーク(例えば通信ネットワーク40)を介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示させるための回答作成支援用プログラムであって、コンピュータ(例えば回答装置20,20A)に、ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示するステップ(例えばステップS12,S14,S15)と、FAQ利用要求にもとづいて、ユーザ端末におけるFAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納するステップ(例えばステップS16)と、ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付けるステップ(ステップS18)と、問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容(例えば図11に示す「質問」の内容)と、FAQ利用履歴格納手段に格納されている問い合わせ要求を行ったユーザ端末におけるFAQの利用履歴を回答者に参照させるための利用履歴関連情報(例えば行動履歴、行動履歴の格納場所を示すURL)とを当該回答者に提示するステップ(ステップS21)とを実行させ、FAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納するステップ、匿名ユーザの問い合わせ時にFAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与する処理を実行させ、問い合わせ内容と利用履歴関連情報とを回答者に提示するステップで、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する処理(例えば図13に示すように問い合わせ内容に行動履歴を付加する処理)と、回答者が管理する回答作成用端末に向けて、利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する処理(例えば図13に示すデータを電子メールで送信する処理)とを実行させる。
上記のように構成したことで、コンピュータに、回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示させるようにすることができ、FAQの利用履歴を加味した回答を回答者に作成させることができるようになる。よって、回答者によって、ユーザ像が推測され、個別のユーザに適した回答が作成されることが期待できる。また、ユーザのFAQの利用履歴を問い合わせ内容に付加した形式で、回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示させることができる。
本発明によれば、回答者に問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を提示することができ、FAQの利用履歴を加味した回答を作成させることができるようになるという効果を有する。よって、回答者によって、ユーザ像が推測され、個別のユーザに適した回答が作成されることが期待できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施の形態における回答装置(回答作成支援サーバ)20を含む回答システム100の構成の例を示すブロック図である。
図1に示すように、回答システム100は、ユーザ端末10と、回答装置20と、回答者端末30とを含む。ユーザ端末10と回答装置20と回答者端末30とは、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク(通信回線)40に接続されている。なお、ユーザ端末10と回答者端末30とは、いくつ備えられていてもよい。
ユーザ端末10は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成され、本システム100を利用するユーザによって管理される。
ユーザ端末10は、各種の情報の入力や出力を行うための情報入出力手段10aを備えている。情報入出力手段10aは、例えば、ユーザ端末10に搭載されたWebブラウザによって構成され、WWW(World Wide Web)サーバが提供しているWebページの閲覧や、Webサーバへの情報入力などを行うための機能を有する。
本例では、情報入出力手段10aは、例えば、ユーザによるFAQの閲覧、FAQの検索、FAQを検索する際のキーワードの入力、問い合わせの送信などのために用いられる。
回答者端末30は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成され、本システム100でのユーザからの問い合わせに対する回答を作成する回答者によって管理される。
回答者端末30は、各種の情報の入力や出力を行うための情報入出力手段30aを備えている。情報入出力手段30aは、例えば、回答者端末30に搭載されたWebブラウザによって構成され、WWWサーバが提供しているWebページの閲覧や、Webサーバへの情報入力などを行うための機能を有する。
本例では、情報入出力手段30aは、例えば、ユーザの行動履歴の閲覧、回答の作成などのために用いられる。
回答装置20は、例えばWWWサーバやワークステーションサーバなどの情報処理装置によって構成される。回答装置20は、本システム100のシステム管理者によって管理される。
回答装置20は、各種の情報を格納する記憶部21と、各種の制御を実行する処理部22とを含む。
記憶部21は、FAQ記憶部21aと、ユーザ行動履歴記憶部21bと、問い合わせ記憶部21cとを有する。各記憶部21a,21b,21cは、それぞれ、例えばデータベース装置などの記憶媒体によって構成される。
FAQ記憶部21aには、ユーザに提示するFAQを含むFAQ情報が格納される。なお、FAQ情報については後述する。
ユーザ行動履歴記憶部21bには、ユーザによるFAQ情報の利用履歴である行動履歴を含む行動履歴情報が格納される。なお、行動履歴情報については後述する。
問い合わせ記憶部21cには、ユーザが送信した問い合わせと、回答者が作成した回答とを含む問い合わせ情報が格納される。なお、問い合わせ情報については後述する。
処理部22は、FAQ表示手段22aと、ユーザ行動履歴取得手段22bと、問い合わせ受付手段22cと、ユーザ行動履歴表示手段22dと、回答作成手段22eとを有する。
FAQ表示手段22aは、ユーザ端末10からの要求に応じて、FAQ記憶部21aに格納されているFAQ情報をユーザ端末10に提供し、情報入出力手段10a上に表示させる処理を行う機能を有する。
その他、FAQ表示手段22aは、ユーザ端末10からのキーワードによるFAQの検索要求に応じてキーワードに適合するFAQ情報を検索し、検索結果をユーザ端末10に提供し、情報入出力手段10a上に表示させる処理などの各種の処理を行う機能を有する。
ユーザ行動履歴取得手段22bは、例えばFAQ表示手段22a対する各種の要求などのFAQ情報の利用履歴を、要求元のユーザの行動履歴として取得し、ユーザ行動履歴記憶部21bに格納する処理などの各種の処理を行う機能を有する。
なお、ユーザ行動履歴取得手段22bは、必要に応じてユーザを識別するためにユーザIDを付与し、ユーザの行動履歴を当該ユーザに付与されているユーザIDに対応付けした行動履歴情報を生成し、生成した行動履歴情報をユーザ行動履歴記憶部21bに格納する処理を行う。
ユーザIDは、後述するように一時的に付与されるものであるため、ユーザに付与されると考えてもユーザ端末10に付与されると考えてもよい。
問い合わせ受付手段22cは、FAQで疑問が解決しないユーザからの問い合わせを受け付ける処理などの各種の処理を行う機能を有する。
問い合わせ受付手段22cは、ユーザ端末10に搭載されている情報入出力手段10aを用いて送信された問い合わせ情報(ユーザからの質問)を受信し、受信した問い合わせ情報を問い合わせ記憶部21cに格納する処理を行う。
ユーザ行動履歴表示手段22dは、回答者端末30にて回答が作成されるときに、該当する問い合わせを行ったユーザのFAQの利用履歴を示す行動履歴情報を回答者端末30に向けて送信し、回答者端末30に搭載されている情報入出力手段30a上に表示させる処理などの各種の処理を行う機能を有する。
回答作成手段22eは、問い合わせ記憶部21cに格納されている問い合わせに対する回答を示す回答情報を作成し、回答の送信先とされている例えばユーザ端末10に向けて作成した回答情報を送信する処理などの各種の処理を行う機能を有する。
図2は、FAQ記憶部21aに記憶されるFAQ情報のデータ構造の例を示す説明図である。
図2に示すように、FAQ情報は、FAQIDと、FAQ(質問、回答)とを含む。この例では、FAQ情報は、FAQに、そのFAQを特定するため(一意に定めるため)のFAQIDが対応付けされたデータとされている。
「FAQ」は、過去に頻繁に問い合わせがあった質問などのニーズが高いと考えられる質問(FAQ(質問))と、その質問に対する回答(FAQ(回答))とを含む情報である。
FAQ記憶部21aには、図2に示すような複数のFAQ情報があらかじめ格納される。そして、FAQ記憶部21aに登録されているFAQ情報は、例えばシステム管理者によって随時更新される。
図3は、ユーザ行動履歴記憶部21bに記憶される行動履歴情報のデータ構造の例を示す説明図である。
図3に示すように、行動履歴情報は、ユーザを識別するためのユーザIDと、行動の順番を特定するための行動番号(行動No.)と、行動の内容を示す行動履歴とを含む。
「行動履歴情報」は、ユーザによるFAQ情報の利用履歴を示す情報であって、具体的には、どのユーザが、どのような順番で、どのようにFAQ情報を利用したかを特定するための情報である。
「ユーザID」は、回答装置20によって運用されているFAQが掲載されたWebサイトにユーザ端末10を用いてユーザがアクセスしたときに、そのユーザ用に一時的に付与されるIDである。
なお、FAQが掲載されたWebサイトがユーザの認証機能を備えている場合には、認証されたユーザIDを、本システム100のユーザIDとして引き継ぐこともできる。この場合、本システムで、ユーザIDを生成する必要がなくなる。
ユーザIDを一時的に付与するのは、ユーザによるFAQの利用やその後の問い合わせの際にユーザIDが必要になるためである。従って、FAQが利用したが問い合わせを行わなかった場合や、問い合わせを行うための処理が完了した場合には、該当するユーザIDを廃棄するようにしてもよい。
「行動番号」は、ユーザの行動の順番を示すデータである。具体的には、「行動番号」は、ユーザがFAQ情報を利用した順番を特定するために所定の処理単位毎(例えば「閲覧」、「検索」などの処理が発生する毎)に、その処理内容を示す行動履歴に付番される情報である。
「行動履歴」は、ユーザの行動の内容を示すデータである。具体的には、「行動履歴」は、ユーザによるFAQ情報の利用内容(例えば、どのFAQを閲覧したかや、どのキーワードでFAQの検索を行ったかなど)を示す情報である。
図4は、問い合わせ記憶部21cに記憶される問い合わせ情報のデータ構造の例を示す説明図である。
図4に示すように、問い合わせ情報は、複数の問い合わせ情報を識別して管理するための「問い合わせID」と、問い合わせを行ったユーザに回答情報を送信するための「電子メールアドレス」と、ユーザからの問い合わせの内容を示す「質問」と、回答者によって作成された「回答」と、問い合わせ情報とユーザの行動履歴とを対応付けるための「ユーザID」とを含む。
問い合わせ情報は、ユーザからの問い合わせがあったときに問い合わせ記憶部21cに登録されるが、その登録時には「回答」は含まれていない。その後に、回答作成者によって作成された回答が登録される。
次に、回答システム100の動作について詳細に説明する。
図5は、第1の実施の形態における回答装置20が実行する問い合わせ受付処理の例を示すフローチャートである。
問い合わせ受付処理において、ユーザ端末10から回答装置20へのアクセスがあると、ユーザ行動履歴取得手段22bは、ユーザを識別するためのユーザIDが既に付与されているか否か確認する(ステップS10)。
例えば、本システム100とは別のユーザ認証システムにおいて、回答装置20へのアクセスの前にユーザ認証が実行されている場合には、ユーザ認証システムは、ユーザ端末10が回答装置20にアクセスする際に、既にユーザ認証したユーザIDを、回答装置20に提供するように処理することができる。ステップS10では、上記のようにして他のシステムから提供されたユーザIDがあるか否か確認する。
ユーザIDが付与されていなければ、ユーザ行動履歴取得手段22bは、例えばランダムな文字列などによって構成されるユーザIDを生成する(ステップS11)。
本例では、例えば、アクセス先のURL(Uniform Resource Locator)にユーザIDを順次付加していったり、HTML(HyperText Markup Language)等で生成されているアクセス先のWabページデータ内にユーザIDを順次挿入することで、処理の進行に応じてユーザIDを順次引き継ぐようにしている。
なお、本例では、ユーザIDは、ユーザ端末10を管理するユーザには認識し難いような形態(例えば、「User」や「ID」の文字を含まない書式)でURLに付加されたりWabページデータ内に挿入されたりする。
次いで、FAQ表示手段22aは、FAQ記憶部21aに記憶されているFAQ情報を用いてFAQ画面情報を生成し、回答装置20にアクセスしてきたユーザ端末10に向けてFAQ画面情報を送信する(ステップS12)。
なお、FAQ画面情報などの画面情報は、本例では、HTMLなどの記述言語によって生成され、ブラウザ上に各種の画面表示などを行うためのデータである。
ユーザ端末10がFAQ画面情報を受信すると、ユーザ端末10に搭載されている情報入出力手段10aは、FAQ画面情報が示すFAQ画面を表示する。
回答装置20は、ユーザ端末10に対してFAQ画面情報を送信してFAQ画面を表示させたあとは、ユーザ端末10からの要求待ち状態となる(ステップS13,S14)。
図6は、FAQ画面の例を示す説明図である。FAQ画面は、ユーザ端末10の情報入出力手段10a上に表示される。
図6に示すように、FAQ画面には、FAQを検索するためのキーワードを入力するキーワード入力領域601と、FAQの概要(ここではFAQ(質問))が示されており閲覧するFAQを選択するためのFAQ選択領域602〜604と、問い合わせを行うための問い合わせ選択領域605とが設けられている。
この例では、FAQ画面において、ユーザは、「FAQを選択し詳細を確認する」、「キーワードを入力して閲覧を希望するFAQを検索する」、「問い合わせを行う」、の3種類のアクションを行うことができる。
FAQ画面において、ユーザ端末10の操作によりユーザによってFAQ選択領域(FAQ選択領域602〜604のいずれか)が選択されると、ユーザ端末10は、その旨(FAQ詳細表示要求)を回答装置20に向けて通知する。
FAQ詳細表示要求を受けると(ステップS14のY)、FAQ表示手段22aは、選択されたFAQ選択領域に対応するFAQの詳細画面を示すFAQ詳細画面情報を、ユーザ端末10に向けて送信する(ステップS15)。
ユーザ端末10がFAQ詳細画面情報を受信すると、ユーザ端末10に搭載されている情報入出力手段10aは、FAQ詳細画面情報が示すFAQ詳細画面を表示する。
すなわち、FAQ画面において、ユーザによってFAQ選択領域が選択されると、情報入出力手段10a上の表示がFAQ画面からFAQ詳細画面に遷移する。
図7は、FAQ詳細画面の例を示す説明図である。図7には、図6に示すFAQ画面でユーザによってFAQ選択領域602が選択された場合に表示されるFAQ詳細画面の例が示されている。
図7に示すように、FAQ詳細画面には、キーワード入力領域601と、FAQ(質問)を表示する質問表示領域701と、FAQ(質問)に対する回答であるFAQ(回答)を表示する回答表示領域702と、問い合わせ選択領域605とが設けられている。
また、FAQ画面あるいはFAQ詳細画面において、ユーザ端末10の操作によりユーザによってキーワード入力領域601にキーワードが入力され検索指示がなされると、ユーザ端末10は、その旨(キーワードと、検索指示があったこと:FAQ検索要求)を回答装置20に向けて通知する。
FAQ検索要求を受けると(ステップS14のY)、FAQ表示手段22aは、FAQ記憶部21aに記憶されているFAQ情報を検索し、指定されたキーワードを含むFAQ情報を抽出し、抽出したFAQ情報にもとづきFAQ画面情報を生成し、生成したFAQ画面情報をユーザ端末10に向けて送信する(ステップS15)。
ユーザ端末10がFAQ画面情報を受信すると、ユーザ端末10に搭載されている情報入出力手段10aは、FAQ画面情報が示すFAQ画面を表示する。このFAQ画面には、ユーザが指定したキーワードを含むFAQの概要が示されているFAQ選択領域が、回答装置20にて抽出された件数を上限に表示される。
すなわち、FAQ画面あるいはFAQ詳細画面において、ユーザによってキーワード入力領域601にキーワードが入力され検索指示がなされると、情報入出力手段10a上に表示されているFAQ画面あるいはFAQ詳細画面が、キーワードを含むFAQの概要が示されているFAQ選択領域を有するFAQ画面に遷移する。
上記のようなユーザ端末10からのFAQ詳細表示要求やFAQ検索要求などがあったときには、ユーザ行動履歴取得手段22bは、ユーザのとった行動であるFAQ詳細画面の閲覧やFAQ検索などの行動履歴に、行動番号と該当ユーザのユーザIDとを対応付けした行動履歴情報を生成し、ユーザ行動履歴記憶手段21bに格納する(ステップS16)。
回答装置20は、上述したステップS14〜S16の処理を、ユーザによってFAQ情報が利用される毎に繰り返し実行する。
FAQで疑問が解決しない場合、ユーザは、FAQ画面あるいはFAQ詳細画面において、ユーザ端末10を操作して問い合わせ選択領域605を選択する。
問い合わせ選択領域605が選択されると、ユーザ端末10は、その旨(問い合わせ要求)を回答装置20に通知する。
問い合わせ要求を受けると(ステップS13のY)、問い合わせ受付手段22cは、問い合わせ入力画面を示す問い合わせ入力画面情報をユーザ端末10に向けて送信する(ステップS17)。
ユーザ端末10が問い合わせ入力画面情報を受信すると、情報入出力手段10aは、問い合わせ入力画面情報が示す問い合わせ入力画面を表示する。
図8は、問い合わせ入力画面の例を示す説明図である。図8に示すように、問い合わせ画面には、問い合わせに対する回答の宛先である電子メールアドレスを入力する回答宛先入力領域801と、問い合わせ内容を入力する質問入力領域802とが設けられている。
情報入出力手段10a上に問い合わせ入力画面が表示されると、ユーザは、ユーザ端末10を操作して、例えば図8に示すように、回答宛先入力領域801に回答の受け取りアドレスとして例えば自己の電子メールアドレスを入力するとともに、質問入力領域802に問い合わせ内容を入力し、問い合わせを回答端末20に送信する旨の指示(例えば問い合わせ入力画面に設けられている図示しない決定ボタンの押下)を行う。
ユーザ端末10は、ユーザによる問い合わせの送信指示があると、回答宛先を示す情報と問い合わせ内容を示す情報とを含む回答依頼情報を回答装置20に向けて送信する。
回答依頼情報を受信すると、問い合わせ受付手段22cは、問い合わせを受け付け、回答依頼情報に問い合わせIDと該当するユーザIDとを付加した問い合わせ情報を生成し、生成した問い合わせ情報を問い合わせ記憶部21cに格納する(ステップS18)。
上記のようにして、回答装置20は、ユーザ端末10に対してFAQの閲覧や検索サービスを提供しながら行動履歴情報を蓄積し、FAQでは問題が解決しなかった場合などに発せられた問い合わせを受け付けて問い合わせ情報を保持する処理を行う。
図9は、第1の実施の形態における回答装置20が実行する回答処理の例を示すフローチャートである。
回答処理において、回答者の操作にもとづく回答者端末30から回答装置20へのアクセスがあると、回答作成手段22eは、問い合わせ一覧画面を示す問い合わせ一覧画面情報を回答者端末30に向けて送信する(ステップS20)。
回答者端末30が問い合わせ一覧画面情報を受信すると、情報入出力手段30aは、問い合わせ一覧画面情報が示す問い合わせ一覧画面を表示する。
図10は、問い合わせ一覧画面の例を示す説明図である。問い合わせ一覧画面には、問い合わせ記憶部21cに格納されている問い合わせ情報の一覧を表示する表示領域が設けられている。なお、一覧表示されるのは、問い合わせ記憶部21cに格納されている問い合わせ情報の一部であっても全部であってもよい。
具体的には、図10に示すように、問い合わせ番号(図4の問い合わせIDに対応する番号)と、回答宛先とされている電子メールアドレスと、問い合わせ(質問)の内容と、回答済であるか否かを示す情報とが、問い合わせ記憶部21cに格納されているそれぞれの問い合わせ情報について表示される。
問い合わせ一覧画面において、回答者によって問い合わせ一覧から問い合わせが選択されると、その旨(回答作成要求)が回答装置20に通知される。例えば、問い合わせ番号を選択することによって、どの問い合わせに回答するかを選択する。
回答作成要求を受けると、回答作成手段22eは、選択された問い合わせに対する回答を作成するための回答作成画面を示す回答作成画面情報を回答者端末30に向けて送信する(ステップS21)。
また、問い合わせが選択された旨の通知を受けると、ユーザ行動履歴表示手段22dは、ユーザ行動履歴記憶部21bを参照して、回答作成画面に表示させるための行動履歴情報を抽出し、行動履歴情報を表示するための行動履歴表示画面を示す行動履歴表示画面情報を回答者端末30に向けて送信する(ステップS22)。
具体的には、ユーザ行動履歴表示手段22dは、問い合わせ一覧画面で選択された問い合わせに関わる問い合わせ情報(図4参照)に含まれているユーザIDと同じユーザIDを含む行動履歴情報(図3参照)をユーザ行動履歴記憶部21bから検索抽出し、行動番号順に行動履歴を表示する行動履歴表示画面を示す行動履歴表示画面情報を生成する。
なお、この例では、行動履歴情報(図3参照)が、データ量削減のために、行動履歴が、FAQの文言自体でなくFAQIDを用いた表現で表されている。このため、ユーザ行動履歴表示手段22dは、FAQ記憶部21aを参照して、行動履歴に含まれているFAQID(図3参照)を、FAQの質問文(図2参照)に変換してから行動履歴表示画面情報を生成する。
回答者端末30が回答作成画面情報を受信すると、情報入出力手段30aは、回答作成画面情報が示す回答作成画面を表示する。また、回答者端末30が行動履歴表示画面情報を受信すると、情報入出力手段30aは、行動履歴表示画面情報にもとづく行動履歴表示画面を回答作成画面の下部に挿入して表示する。
図11は、回答作成画面と行動履歴表示画面との例を示す説明図である。図11に示すように、回答作成画面には、問い合わせ番号と、回答の宛先を示す電子メールアドレスと、質問とをそれぞれ表示する表示領域が設けられている。また、回答作成画面には、回答を入力する回答入力領域1101が設けられている。さらに、回答作成画面には、回答の送信指示を行うための回答送信ボタン1102が設けられている。
また、図11に示すように、回答作成画面の下部に表示される行動履歴表示画面には、ユーザの行動履歴を表示する表示領域1103が設けられている。
回答入力領域1101に質問に対する回答を入力することで回答を作成したあと、回答作成画面において回答者が回答者端末30を操作して回答送信ボタン1102「回答送信」を押下すると、回答者端末30は、回答番号と回答とを含む回答情報を回答装置20に向けて送信する。
回答者端末30からの回答情報を受信すると(ステップS22)、回答作成手段22eは、受信した回答番号の問い合わせ情報に受信した回答を付加して問い合わせ記憶部21cに格納するとともに、回答宛先とされている電子メールアドレス宛てに、電子メールにて回答を送信する(ステップS23)。
上記のようにして、回答装置20は、回答者端末30を管理する回答者に回答を作成させて受け取り、受け取った回答を、問い合わせを行ったユーザに電子メールにて送信する。ユーザに送信する回答には、回答の内容の他、例えば質問の内容などの他の情報が含まれていてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態では、問い合わせを行ったユーザによる問い合わせ前のFAQの利用履歴を、回答を作成する回答者に対して提示する構成としたので、FAQの利用履歴を加味した適切な回答の作成を支援することができる。
すなわち、回答作成画面(図11参照)において、回答者が、回答を作成する際に、問い合わせを行ったユーザの行動履歴を参照することができる。このため、回答者は、ユーザの行動を把握した上で適切な回答を作成できる。よって、例えば、ユーザが既に参照したFAQと同じ内容の回答を作成することを防止することができ、閲覧したFAQと同じ内容の回答を送信してユーザに不満を与えてしまうことを回避することができる。
具体的には、ユーザがFAQ「パソコンが起動しない場合、電源が接続されているか確認してください」を参照して接続を確認したが問題が解決せず、問い合わせ「パソコンが起動しません」を送信した場合に、回答者がFAQと同じ内容の回答「電源が接続されているか確認してください」を作成してしまうことを防止することができる。
ユーザの行動履歴を参照しなければ、「電源が接続されているかは確認済みである」という予測を立てることができず、閲覧済のFAQと同じ内容の回答が作成されてしまうことが考えられるが、上述した実施の形態では、「電源が接続されているかは確認済みである可能性が高い」というユーザの個々の事情を加味して回答を回答者に作成させることができるため、閲覧済のFAQと同じ内容の回答が作成されてユーザに不満を与えてしまうようなことは回避される。
また、上述した第1の実施の形態では、過去にユーザが行った問い合わせを参照するのでなく、問い合わせの直前に行ったFAQの利用履歴を回答者に提示する構成としているので、初めて問い合わせを行ったユーザに対してもユーザの個々の事情を加味した回答を作成させることができる。また、問い合わせの直前に行ったFAQの利用履歴を回答者に提示する構成としているので、今回の問い合わせに密接したユーザの個々の事情を回答者に把握させることができ、適切な回答を作成させることができる。
また、上述した第1の実施の形態では、問い合わせを行ったユーザによる問い合わせ前のFAQの利用履歴を、回答を作成する回答者に対して提示する構成としたので、ユーザ個々の事情を回答者に容易に認識させることができるようになり、回答作成の効率化を図ることが期待できる。
実施の形態2.
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における回答装置(回答作成支援サーバ)20Aを含む回答システム101の構成の例を示すブロック図である。なお、図12において、上述した図1に示した回答システム100と同様の構成をなす部分については、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図12に示すように、回答システム101は、ユーザ端末10と、回答装置20Aと、回答者端末30と、回答作成装置50とを含む。ユーザ端末10と、回答装置20Aと、回答者端末30と、回答作成装置50とは、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク(通信回線)40に接続されている。なお、ユーザ端末10と、回答者端末30と、回答作成装置50は、いくつ備えられていてもよい。
回答装置20Aは、例えばWWWサーバやワークステーションサーバなどの情報処理装置によって構成される。回答装置20Aは、本システム101のシステム管理者によって管理される。
回答装置20Aは、各種の情報を格納する記憶部21Aと、各種の制御を実行する処理部22Aとを含む。
記憶部21Aは、FAQ記憶部21aと、ユーザ行動履歴記憶部21bとを有する。処理部22Aは、FAQ表示手段22aと、ユーザ行動履歴取得手段22bと、問い合わせ送信手段22fと、ユーザ行動履歴表示手段22dとを有する。
上記のように、回答システム101は、上述した回答システム100と比較すると、回答装置20Aに、問い合わせ受付手段22cと回答作成手段22eと問い合わせ記憶部21cとが備えられておらず、問い合わせ送信手段22fが備えられている。また、回答システム101は、回答作成装置50を備えている点でも回答システム100と異なる。
本例では、回答者端末30を管理する回答者に回答を作成させるための問い合わせの内容を回答装置20Aが保持することなく、問い合わせを受け付けたときに回答作成装置50に電子メールで送信される。
問い合わせ送信手段22fは、上述した問い合わせ受付手段22cが問い合わせ情報を問い合わせ記憶部21cに格納する処理を実行していた代わりに、問い合わせの内容を通信ネットワーク40を介して回答作成装置50に送信する処理などの各種の処理を行う機能を有する。
回答作成装置50は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成され、電子メールの受信や送信を実行するメーラとしての機能などの各種の機能を有する。なお、回答作成装置50が備えるメーラとしての機能などを回答者端末30に備えることとし、回答作成装置50が回答者端末30内に備えられている構成としてもよい。
本例では、回答者端末30を管理する回答者が、回答作成装置50を操作して回答を作成する。従って、回答作成装置50は、回答者によって管理される。なお、回答者端末30を管理する回答者とは別の回答者によって回答作成装置50が管理されるようにしてもよい。
次に、回答システム101の動作について詳細に説明する。
回答装置20Aが実行する問い合わせ受付処理は、ステップS10〜S16までは上述した回答装置20が実行する問い合わせ受付処理と同様であるため、ステップS17以降の回答装置20とは異なる処理を行う部分について説明する。
問い合わせ受付処理におけるステップS13にて問い合わせ要求を受けると、問い合わせ送信手段22fは、問い合わせ入力画面を示す問い合わせ入力画面情報をユーザ端末10に向けて送信する(ステップS17参照)。
その後、ユーザ端末10から回答依頼情報を受信すると、問い合わせ送信手段22fは、問い合わせを受け付け、問い合わせの内容と回答宛先とを含む問い合わせ受付情報を生成し、生成した問い合わせ受付情報を電子メールにて回答作成装置50に送信する(ステップS18参照)。
また、ユーザ行動履歴表示手段22dは、ユーザ行動履歴記憶部21bを参照して該当ユーザに関わる行動履歴情報を抽出し、電子メールにて送信される問い合わせ受付情報に行動履歴を挿入する処理を行う。
具体的には、ユーザ行動履歴表示手段22dは、回答依頼情報に付加されているユーザIDと同じユーザIDを含む行動履歴情報(図3参照)をユーザ行動履歴記憶部21bから検索抽出し、行動番号順に行動履歴が表示されるように問い合わせ受付情報に行動履歴を挿入する。
従って、ステップS18にて電子メールによって送信される行動履歴が挿入された問い合わせ受付情報は、例えば図13に示すような内容となる。
図13に示すように、問い合わせ受付情報には、回答宛先とされている電子メールアドレスと、問い合わせの内容とが含まれ、行動履歴の内容が挿入されている。
回答作成装置50は、問い合わせ受付情報を示す電子メールを受信すると、図13に示すような問い合わせ受付情報を表示する。回答者は、例えばメーラを操作して電子メールの作成ページを開き、受信した問い合わせ受付情報の内容(図13の内容)を引用し、引用したユーザの行動履歴の内容を加味して、引用した問い合わせに対する回答を作成(入力)する。引用した回答宛先を送信先として、回答や引用文書を含む電子メールを送信する。
回答作成装置50は、回答者によって回答が作成され送信指示がなされると、回答宛先とされている電子メールアドレス宛てに、回答や引用文を含む回答情報を電子メールで送信する。すなわち、問い合わせを行ったユーザに回答情報を送信する。
なお、個人情報を無断で管理しているなどとの誤解をユーザに与えないためにも、引用されているユーザの行動履歴の内容を消去したした回答情報を電子メールにて送信することが望ましい。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態では、回答者端末30以外の回答作成装置50にFAQの利用履歴が挿入された問い合わせ受付情報を電子メールで送信し、問い合わせを行ったユーザによる問い合わせ前のFAQの利用履歴を電子メールにて回答作成装置50に表示させることで、回答を作成する回答者に対してFAQの利用履歴を提示する構成としたので、メーラとしての機能を有する回答作成装置50で回答者に回答を作成させるための処理を実行することができ、簡単な構成(ブラウザなどを必要としない構成)の回答作成装置50でのFAQの利用履歴を加味した適切な回答の作成を支援することができる。
また、上述したように、本発明の第2の実施の形態では、FAQの利用履歴が挿入された問い合わせ受付情報を電子メールで送信する構成としたので、問い合わせ入力画面などを提供するための構成(回答作成手段22e)を回答装置20Aに備えることなく、回答者側に電子メールを送信するだけの簡単な構成で、上述した第1の実施の形態における効果を得ることができる。
なお、上述した第2の実施の形態では、図13に示したように、行動履歴が直接文字列で表示されるように、行動履歴を問い合わせ受付情報に挿入する構成としていたが、行動履歴の内容が直接文字列で表示されるように挿入するのでなく、行動履歴の格納先を示すURLなどの情報を問い合わせ受付情報に挿入するようにしてもよい。
この場合、例えば、図14に示すように、回答装置20Aのユーザ行動履歴記憶部21bにおける行動履歴の格納場所にアクセスするためのURL1401を問い合わせ受付情報に挿入するようにすればよい。このように構成すれば、問い合わせ受付情報に挿入される行動履歴の文字数、すなわち、通信回線を経由するデータ量を削減することができる。
なお、図14に示す例では、URL1401に、ユーザを識別するためのユーザIDが付加されている。この場合、回答者が回答作成装置50を操作してURL1401を選択すると、回答作成装置50に搭載されているブラウザが起動して、URL1401で指定されている回答装置20Aにアクセスする。
そして、ユーザ行動履歴表示手段22dが、URL1401に付加されているユーザIDをキーにして、ユーザ行動履歴記憶部21bから行動履歴情報を抽出し、行動履歴を回答作成装置50に送信する。
行動履歴を受信すると、回答作成装置50は、例えば図15に示すような行動履歴画面を表示する。図15に示すように、行動履歴画面では、行動番号順に行動履歴が表示される。回答者は、行動履歴画面を参照しながら回答を作成する。
なお、上述した第2の実施の形態では、行動履歴が電子メールの本文に挿入される(図13参照)ようにしていたが、行動履歴を添付ファイルとして電子メールに添付する構成とすることが好ましい。行動履歴を電子メールの本文に挿入すると、図16に示すように、電子メールにて回答を作成する際の引用文に行動履歴が引用されてしまい、削除などをしない限り、行動履歴が回答とともにユーザに送られてしまう。すると、個人情報を無断で管理しているなどとの誤解をユーザに与えてしまうおそれがある。しかし、行動履歴を添付ファイルとして電子メールに添付する構成とすれば、行動履歴が引用文書に含まれてしまうことを防止することができ、行動履歴がユーザに送られてしまうことを回避することができる。
なお、上述した各実施の形態では、通信ネットワーク40の例としてインターネットを挙げていたが、公衆回線網、商業回線網、専用回線網、携帯端末網、イントラネット網などの他の通信回線網により構成されていてもよい。
また、上述した各実施の形態では、情報入出力手段10a,30aがWebブラウザやメーラにより構成されるとしていたが、情報入出力手段10a,30aは、通信ネットワークを介して情報を送受する機能を有するものであればよく、例えばインターネットを利用したテレビジョン電話の送受信機などであってもよい。
また、上述した各実施の形態では、ユーザ端末10と回答者端末30とがパーソナルコンピュータにより構成されることとしていたが、ユーザ端末10や回答者端末30が、ノード型のパーソナルコンピュータ、モバイルツール、STB(Set-Top Box)、携帯電話端末、PHS(Personal Handyphone System)、携帯情報端末などにより構成されていてもよい。
また、上述した各実施の形態では、回答者が回答装置20,20Aとは別個の端末装置を用いて回答を作成する構成としていたが、回答者が回答装置20,20Aを直接操作して回答を作成する構成としてもよい。
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、上述した回答システム100,101における回答装置20,20Aと各端末10,30や回答作成装置50とでそれぞれ実行される各処理は、回答装置20,20Aと各端末10,30や回答作成装置50にそれぞれ搭載されている制御プログラムに従って実行される。
この制御プログラムは、具体的には、例えばユーザ端末10からの問い合わせを通信ネットワーク40を介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示させるための回答作成支援用プログラムであって、回答装置20,20Aに、ユーザ端末10からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示するステップと、FAQ利用要求にもとづいて、ユーザ端末10におけるFAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納するステップと、ユーザ端末10からの問い合わせ要求を受け付けるステップと、問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容と、FAQ利用履歴格納手段に格納されている問い合わせ要求を行ったユーザ端末10におけるFAQの利用履歴を回答者に参照させるための利用履歴関連情報とを、当該回答者に提示するステップとを実行させるプログラムである。
また、回答作成支援用プログラムは、回答装置20,20Aに、さらに、利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加するステップと、回答者が管理する回答作成用端末30,50に向けて、利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信するステップとを実行させるプログラムである。
次に、本発明の第1の具体的実施例について説明する。
以下に説明する実施例は、上述した第1の実施の形態に対応するものである。
例として、「インターネットの接続に関する問い合わせ」を考える。ここでは、問い合わせを行うユーザは、問い合わせ対象のインターネット(通信ネットワーク40の一例)に接続できない端末とは別のインターネットに接続された本回答システム100のユーザ端末10を利用してFAQの利用や問い合わせを行うものとする。
なお、インターネットに接続できないユーザが、インターネットに接続された別の端末(ユーザ端末10)から問い合わせを行うことは、インターネットの利用が広く普及している環境では容易に想定できる。例えば、自宅の端末のインターネット接続方法として、勤務先の端末をを利用して問い合わせる場合などが考えられる。
インターネットに接続できない原因は複数考えられるが、ここでは、図2に示したFAQがFAQ記憶部21aに登録されているものする。また、インターネット接続に関する知識レベルの低いユーザAがユーザ端末10を用いて問い合わせを行うものとする。
ユーザ端末10がユーザAの操作にもとづき回答装置20にアクセスすると、まず、ユーザ行動履歴取得手段22bは、ユーザ端末10を管理するユーザAにユーザID「XFSGTQEWF」を付与する(ステップS11参照)。
次いで、回答装置20は、ユーザ端末10の情報入出力手段10a上に、例えば図6に示したFAQ画面を表示させる(ステップS12参照)。
インターネット接続に関する知識レベルの低いユーザAは、インターネットに接続しようとするときに発生している現象とFAQとをうまく結びつけることができず、ユーザ端末10を操作して、とりあえずFAQ画面に表示されている最初の2つのFAQ(図6の602,603)を選択し、詳細画面を閲覧したものとする(ステップS14,S15参照)。
このとき、ユーザ行動履歴取得手段22bは、上記のユーザAの行動履歴に行動番号とユーザID「XFSGTQEWF」とを付加した行動履歴情報(図3の301,302参照)を、ユーザ行動履歴記憶部21bに格納する(ステップS16参照)。
次いで、回答装置20は、FAQで問題が解決しなかったユーザAから問い合わせ要求があると、ユーザ端末10に問い合わせ入力画面(図8参照)を表示させる(ステップS13,S17参照)。
ユーザAは、ユーザ端末10を操作して、問い合わせ入力画面にて問い合わせ内容などを入力し、回答装置20に対して問い合わせの内容を送信する。
問い合わせの内容を受信すると、問い合わせ受付手段22cは、問い合わせの内容をユーザIDと合わせて問い合わせ記憶部21cに格納する(図4の401参照)。
ユーザAの問い合わせに対する回答作成画面は、図11のようになる。問い合わせの内容文「インターネットに接続できません。接続しようとすると、モデムがなんとかと表示されます。」からは、原因が「モデム」に関連することしか推測できない。
そこで、回答者は、ユーザAの行動履歴(図11の1103)を参照すると、2つのFAQが閲覧されているが、最も関連があると推測されるFAQ「モデムが応答しませんと表示されます」が参照されていないことを確認することができる。
従って、ユーザAがモデムの電源を確認していない可能性があるので、図11の1101に示すように、回答「メッセージにモデムが応答しませんと表示されておりますでしょうか。その場合、モデムの電源が入っていないことが原因の可能性があります。・・・」を作成することができる。
このように、ユーザAの行動履歴を回答者に提示することができるので、ユーザAの行動履歴を加味した適切な回答を回答者に作成させることができるようになる。
次に、本発明の第2の具体的実施例について説明する。
以下に説明する実施例は、上述した第1の実施の形態に対応するものである。
ここでは、上述した実施例1と同様に、「インターネットの接続に関する問い合わせ」を考える。また、上述した実施例1と同様に、問い合わせを行うユーザは、問い合わせ対象のインターネットに接続できない端末とは別のインターネットに接続された本回答システム100のユーザ端末10を利用してFAQの利用や問い合わせを行うものとする。
さらに、上述した実施例1と同様に、図2に示したFAQがFAQ記憶部21aに登録されているものする。ただし、この例では、インターネット接続に関する知識レベルの高いユーザBがユーザ端末10を用いて問い合わせを行うものとする。
本システム100とは別のユーザ認証装置でユーザBがユーザ認証(ユーザID:taro)されたあと、ユーザ端末10がユーザBの操作にもとづき回答装置20にアクセスしたとすると、まず、ユーザ行動履歴取得手段22bは、ユーザ認証装置からユーザID「taro」を受け取り、回答装置20でユーザBを識別するためのユーザIDとして引き継ぐ(ステップS10のY参照)。
次いで、回答装置20は、ユーザ端末10の情報入出力手段10a上に、例えば図6に示したFAQ画面を表示させる(ステップS12参照)。
インターネット接続に関する知識レベルの高いユーザBは、インターネットに接続しようとするときに表示されたエラーメッセージ「モデム・・・」にもとづき、ユーザ端末10を操作して、FAQ画面にて「モデム」をキーワードにFAQ検索要求を行ったものとする(ステップS14,S15参照)。そして、検索されたFAQ(図6の604)の詳細画面(例えば図2のFAQ0002のFAQが表示される画面)を閲覧したものとする。
このとき、ユーザ行動履歴取得手段22bは、上記のユーザBの行動履歴に行動番号とユーザID「taro」とを付加した行動履歴情報(図3の303,304参照)を、ユーザ行動履歴記憶部21bに格納する(ステップS16参照)。
次いで、回答装置20は、閲覧したFAQにもとづきモデム電源を確認したが問題が解決しなかったユーザBから問い合わせ要求があると、ユーザ端末10に問い合わせ入力画面を表示させる(ステップS13,S17参照)。
ユーザBは、ユーザ端末10を操作して、問い合わせ入力画面にて問い合わせ内容などを入力し、回答装置20に対して問い合わせの内容を送信する。なお、ここでは、ユーザBは、エラーメッセージを参考に、図6の604と同様の問い合わせ内容「ネット接続の操作で「モデムが応答しません」と表示されます。」を入力したものとする。
問い合わせの内容を受信すると、問い合わせ受付手段22cは、問い合わせの内容をユーザIDと合わせて問い合わせ記憶部21cに格納する(図4の402参照)。
ユーザBの問い合わせに対する回答作成画面は、例えば図17のようになる。問い合わせの内容文「ネット接続の操作で「モデムが応答しません」と表示されます。」からは、原因が「モデム」に関連することしか推測できない。
そこで、回答者は、ユーザBの行動履歴(図17の1701)を参照すると、FAQ「モデムが応答しませんと表示されます」が参照されていることを確認することができ、モデムの電源を入れ忘れていることが原因である可能性が低いと推測することができる。
また、回答者は、ユーザBの行動履歴(図17の1701)を参照すると、的確なキーワード「モデム」をキーワードとしてFAQ検索を行っていることから、問い合わせユーザがある程度知識のあるユーザであることが推測できる。
従って、回答者は、ユーザBの行動履歴(図17の1701)を加味して、図17の1702に示すように、閲覧済のFAQと同じ内容の回答とすることを回避することができるとともに、一般的には可能性の低い原因について言及した回答を作成することができる。
このように、ユーザBの行動履歴を回答者に提示することができるので、ユーザBの行動履歴を加味した適切な回答を回答者に作成させることができるようになる。
本発明の第1の実施の形態における回答システムの構成の例を示すブロック図である。 FAQ情報の一例を示す説明図である。 行動履歴情報の一例を示す説明図である。 問い合わせ情報の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態における問い合わせ受付処理の例を示すフローチャートである。 FAQ画面の一例を示す説明図である。 FAQ詳細画面の一例を示す説明図である。 問い合わせ入力画面の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態における回答処理の例を示すフローチャートである。 問い合わせ一覧画面の一例を示す説明図である。 回答作成画面の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における回答システムの構成の例を示すブロック図である。 行動履歴が挿入された問い合わせ受付情報が記載された電子メールの内容の例を示す説明図である。 行動履歴の格納場所が挿入された問い合わせ受付情報が記載された電子メールの内容の例を示す説明図である。 行動履歴画面の一例を示す説明図である。 行動履歴が挿入された問い合わせ文を引用した電子メールの内容の例を示す説明図である。 第2実施例における回答作成画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 ユーザ端末
10a 情報入出力手段
20,20A 回答装置
21,21A 記憶部
21a FAQ記憶部
21b ユーザ行動履歴記憶部
21c 問い合わせ記憶部
22,22A 処理部
22a FAQ表示手段
22b ユーザ行動履歴取得手段
22c 問い合わせ受付手段
22d ユーザ行動履歴表示手段
22e 回答作成手段
22f 問い合わせ送信手段
30 回答者端末
30a 情報入出力手段
40 通信ネットワーク
50 回答作成装置
100,101 回答システム

Claims (7)

  1. ユーザ端末からの問い合わせを通信ネットワークを介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示する回答作成支援サーバであって、
    前記ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示するFAQ提示手段と、
    前記FAQ利用要求にもとづいて、前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴を格納するFAQ利用履歴格納手段と、
    前記ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付ける問い合わせ受付手段と、
    前記問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容を回答者に提示する問い合わせ内容提示手段と、
    前記FAQ利用履歴格納手段に格納されている前記問い合わせ要求を行った前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴を前記回答者に参照させるための利用履歴関連情報を当該回答者に提示するFAQ利用履歴提示手段とを備え、
    前記FAQ利用履歴格納手段は、匿名ユーザの問い合わせ時に前記FAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与し、
    前記FAQ利用履歴提示手段は、前記利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する付加処理を行い、
    前記問い合わせ内容提示手段は、回答者が管理する回答作成用端末に向けて、前記FAQ利用履歴提示手段によって前記利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する
    ことを特徴とする回答作成支援サーバ。
  2. FAQ利用履歴提示手段は、付加処理において、利用履歴が格納されているFAQ利用履歴格納手段の格納場所を特定する格納情報を利用履歴関連情報として問い合わせ内容に付加する
    請求項記載の回答作成支援サーバ。
  3. FAQ利用履歴提示手段は、付加処理において、回答者によって作成される回答に問い合わせ内容が引用されても利用履歴関連情報が引用されない付加形式で、前記利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する
    請求項または請求項記載の回答作成支援サーバ。
  4. 回答装置がユーザ端末からの問い合わせを通信ネットワークを介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示する回答作成支援方法であって、
    前記回答装置が、
    前記ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示し、
    前記FAQ利用要求にもとづいて、前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納し、
    前記ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付け、
    前記問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容と、前記FAQ利用履歴格納手段に格納されている前記問い合わせ要求を行った前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴を前記回答者に参照させるための利用履歴関連情報とを当該回答者に提示し、
    前記回答装置が、匿名ユーザの問い合わせ時に前記FAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与し、
    前記回答装置が、前記問い合わせ内容と前記利用履歴関連情報とを回答者に提示するときに、前記利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する付加処理を行い、回答者が管理する回答作成用端末に向けて、前記利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する
    ことを特徴とする回答作成支援方法。
  5. 回答装置が、付加処理において、利用履歴が格納されているFAQ利用履歴格納手段の格納場所を特定する格納情報を利用履歴関連情報として問い合わせ内容に付加する
    請求項記載の回答作成支援方法。
  6. 回答装置が、付加処理において、回答者によって作成される回答に問い合わせ内容が引用されても利用履歴関連情報が引用されない付加形式で、前記利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する
    請求項または請求項記載の回答作成支援方法。
  7. ユーザ端末からの問い合わせを通信ネットワークを介して受け付け、当該問い合わせに対する回答を作成する回答者に問い合わせ内容を提示させるための回答作成支援用プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ユーザ端末からのFAQ利用要求に応じてFAQを提示するステップと、
    前記FAQ利用要求にもとづいて、前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴をFAQ利用履歴格納手段に格納するステップと、
    前記ユーザ端末からの問い合わせ要求を受け付けるステップと、
    前記問い合わせ要求に関わる問い合わせ内容と、前記FAQ利用履歴格納手段に格納されている前記問い合わせ要求を行った前記ユーザ端末におけるFAQの利用履歴を前記回答者に参照させるための利用履歴関連情報とを当該回答者に提示するステップとを実行させ、
    前記FAQの利用履歴を前記FAQ利用履歴格納手段に格納するステップにおいて、匿名ユーザの問い合わせ時に前記FAQ利用履歴と対応付けを可能とする一時的なユーザIDを自動付与する処理を実行させ
    前記問い合わせ内容と前記利用履歴関連情報とを回答者に提示するステップで、前記利用履歴関連情報を問い合わせ内容に付加する処理と、回答者が管理する回答作成用端末に向けて、前記利用履歴関連情報が付加された問い合わせ内容を送信する処理とを実行させる
    ための回答作成支援用プログラム。
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