JP4123676B2 - チップドレッサ装置及びチップドレッサ用刃具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗溶接等に使用される電極チップを切削するチップドレッサ装置及びチップドレッサ用刃具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スポット溶接などの抵抗溶接は溶接ロボットを使用して行われ、2本のアームの先端に取付けられた一対の電極チップにて、金属製の被溶接部を挟むことで行われる。電極チップは使用する度に徐々に先端形状が扁平になり、打点数が多くなると溶接品質が安定しなくなる。そのため、所定の打点数毎に電極チップの先端部を定期的に切削している。この切削は溶接ロボットの近くに配置されたチップドレッサ装置を使用して行われる。
【0003】
チップドレッサには回転式の刃具が取付けられ、溶接ロボットはアーム先端に取付けられた一対の電極チップを、刃具に上下から挟むように押し当て、この状態で刃具が回転することにより一対の電極チップが同時に切削される。従来のチップドレッサ装置における1回のチップ切削作業は、刃具を切削方向に回転させることで行われていた。また、切削作業終了時にのみ刃具を反転させて切削屑を電極チップから切り離すものがあった。
【0004】
この種のチップドレッサ用刃具として、例えば特開平9−141452号公報には図13(a)に示すものが開示されている。このチップドレッサ用刃具71は、従動ギヤ72がチップガイドを兼ね、切刃73が従動ギヤ72に直接組付けられる構成となっていた。このため、切刃交換時は従動ギヤを装置から取り外さなければならず、装置の分解が必要で、刃具の交換作業が非常に面倒であった。
【0005】
また、図13(b)に示すチップドレッサ用刃具が知られており、このチップドレッサ用刃具81は、従動ギヤ82と別体である刃具83を従動ギヤ82の嵌込孔82aに嵌め込む構成であった。刃具83の交換時には従動ギヤ82を取り外す必要がないため、交換作業にさほど手間がかからない。刃具83は従動ギヤ82の嵌込孔82aの内周面に刃具83の対向する2つの側面83aを当接させ、従動ギヤ82に主に2面で支持されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、切削中に発生する切削屑は電極チップから連続的に繋がって長く延びる場合が多く、切削屑がこのように長く延びた形態をとることから刃具71,83に詰まり易いという問題があった。例えば図13(a)の刃具71では、切削屑の除去をし易くする開口が設けられていたが、この種の開口を設けても長い切削屑は刃具に引っ掛かり易く十分除去できるほどではなかった。刃具に切削屑が詰まると切削性能が落ちるため、切削性能を維持するために清掃頻度を増やさねばならず、この種の清掃頻度の多さがチップ切削作業の作業効率を低下させる原因となっていた。
【0007】
また、電極チップの切削作業時間の短縮を図るため、刃具の高速回転化が試みられている。しかし、従来の刃具83を使用するチップドレッサ装置では、刃具83が従動ギヤ82に対し2面で支持されるだけなので、チップドレッサ装置の駆動中に、刃具83が従動ギヤ82に対し相対的にがたつき易く、刃具83に伝わるはずの回転力が刃具83のがたにより吸収され、従動ギヤ82から刃具83へ回転力が効率良く伝達され難いという問題があった。従動ギヤ82から刃具83への回転力伝達ロスは刃に加わる切削力を弱め、刃具83の切削性能に少なからず悪影響を及ぼす。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、チップ切削作業で発生する切削屑を分断することで刃具から切削屑を効率よく除去でき、ひいてはチップ切削作業効率を向上させることができるチップドレッサ装置を提供することにある。
【0009】
第2の目的は、前記第1の目的を達成するうえで、刃具に不規則な回転を加えても、刃具を安定に回転させて切削性能を確保でき、しかも刃具の交換が比較的簡単であるチップドレッサ用刃具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため請求項1に記載の発明は、一対の電極チップを切削するチップドレッサ用刃具を備えたチップドレッサ装置であって、前記チップドレッサ用刃具を駆動伝達機構を介して回転駆動させるためのモータと、前記モータを駆動制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記チップドレッサ用刃具が一対の電極チップを切削し終えるまでの1回の切削作業時間内に、前記電極チップを切削するための前記チップドレッサ用刃具の正転と切削屑を細かく切断するための前記チップドレッサ用刃具の逆転とを繰り返すように前記刃具を複数回正逆転させ、かつ前記逆転時の回転量が前記正転時の回転量よりも少なくなるように前記モータを制御することを要旨とする。
【0011】
この発明によれば、一対の電極チップを切削し終えるまでの1回の切削作業時間内に、チップドレッサ用刃具は複数回正逆転する。この際、チップドレッサ用刃具が切削方向に回転するときに電極チップが切削され、切削回転方向から反転すると切削屑が切断される。よって1回の切削作業過程で切削屑が細かく切断されるので、切削屑がチップドレッサ用刃具に詰まり難くなる。例えば切削性能の向上及びチップドレッサ用刃具の清掃頻度の減少に繋がる。
【0013】
また、刃具が切削する際の正転量に比べ、切削屑を切断する際の逆転量が少ないので、切削時間がさほど長くならずに切削屑を細かく切断することが可能となる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチップドレッサ装置に取付けられるチップドレッサ用刃具であって、前記チップドレッサ装置の駆動伝達経路に組付けられると共に刃具取付用に嵌込孔を有する従動ギヤと、前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込み挿着されると共に、一対の電極チップを切削姿勢に保持可能に凹設された一対のチップ案内面を有する刃具とを備え、前記刃具は、前記チップ案内面を有する刃具本体と該刃具本体に取り付けられる刃体とを備え、前記刃具本体は、前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で前記嵌込孔と少なくとも3面支持で係合すると共に、前記刃具本体に取付けられた前記刃体が前記従動ギヤと直接係合することを要旨とする。
【0015】
この発明によれば、刃具が従動ギヤに嵌め込み挿着された状態では、刃具本体が従動ギヤに少なくとも3面支持されると共に、刃体が従動ギヤと直接係合する。よって、刃具に例えば正逆回転などの不規則な回転を加えたり、刃具を高速回転させたとしても、刃具が従動ギヤに対してがたつき難く、しかも従動ギヤから刃体へ回転力が直接伝達される。よって、不規則回転や高速回転の下でも、刃具の回転が安定すると共に刃体による切削性能が高まる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記刃具本体は前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で少なくとも4面支持で係合することを要旨とする。
【0017】
この発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、刃具本体は従動ギヤに嵌め込まれた状態で少なくとも4面支持されるので、例えば刃具を正逆回転させたとしても、刃具が従動ギヤに対し4方向から支持されてがたつき難く、刃具の回転が安定する。
【0018】
請求項4に記載の発明では、請求項2又は3に記載の発明において、前記刃具が前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で、当該刃具が前記従動ギヤに対し一対の電極チップが当該刃具を挟む方向に所定距離範囲で摺動可能なイコライジング機能を備える。
【0019】
この発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の作用に加え、一対の電極チップが刃具を挟むようにチップ案内面に当接する状態にセットされる際、刃具はイコライジング機能により従動ギヤの嵌込孔内周面に沿ってチップセット方向に摺動し、電極チップの摩耗量に応じた適切位置に刃具が配置される。例えば従動ギヤをチップセット方向に移動可能に装置に取付ける従来のイコライジング機構の廃止も可能となり、例えばイコライジング機構の廃止によりチップドレッサ装置の構造簡素化に繋がる。
【0020】
請求項5に記載の発明では、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記刃具本体には、前記刃体と切削回転方向に隙間を隔てて対向する切断部が設けられている。
【0021】
この発明によれば、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、刃具を切削回転方向(正転)から反転(逆転)させたときに切削屑は、刃具本体の切断部によって切断される。よって、刃具を切削回転方向から反転させたときの切削屑の切断ミスが減少する。
【0022】
請求項6に記載の発明では、請求項2〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記刃具本体は、前記チップ案内面に対する前記刃体の刃先出代を調整可能な方向に厚さ調整が可能なシム構造を有している。
【0023】
この発明によれば、請求項2〜5のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、シム構造を有する刃具本体の厚さ調整をすることで、チップ案内面に対する刃体の刃先出代の調整が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図3は溶接ロボットがチップドレッサ装置を使用する状態を示す。溶接ロボット1は一対のアーム2a,2bを備え、アーム2a,2bの先端に取付けられた電極チップT(図11参照)をチップドレッサ装置3により切削する。
【0025】
チップドレッサ装置3を構成するスタンド3aの上部にはドレッサ部4が前方に水平に延出しており、ドレッサ部4の先端部には刃具5(図4を参照)が組込まれたチップ挿着口6が設けられている。二本のアーム2a,2bによって一対の電極チップTを刃具5に対し上下から把持するように押し当てると、モータとしての電動モータ7が駆動されてその駆動力により駆動伝達機構としてのギヤ列8を介して刃具5が回転し、一対の電極チップTの先端部が同時に切削される。
【0026】
まずチップドレッサ装置の構成について図1に基づいて説明する。
チップドレッサ装置3は、スタンド3aに支持された電動モータ7と、電動モータ7の上方に配置された支持台9に載置されたドレッサ部(ギヤボックス)4とを備えている。電動モータ7の出力軸はドレッサ部4内のギヤ列8と作動連結されている。ドレッサ部4の先端部に開口するチップ挿着口6はギヤ列8のうち最下流に位置する従動ギヤ10と相対し、刃具5は従動ギヤ10に一体回転可能に取付けられている。電動モータ7が駆動されると刃具5は従動ギヤ10と共に一体回転する。電動モータ7はモータドライバ11に接続されており、コントローラ12はモータドライバ11に制御指令を出力することにより、電動モータ7を正逆回転制御する。なお、コントローラ12とモータドライバ11により制御手段が構成される。
【0027】
ドレッサ部4の上方位置には噴射ノズル13が配置されている。噴射ノズル13はノズル本体13aが軸14を中心に水平面内を回動可能に設けられ、エアシリンダ15のピストンロッド15aがノズル本体13aに連結されている。エアシリンダ15はスプリングバック式であって、エアが導入されていないときはスプリング(図示省略)の付勢力によって図1の鎖線で示す待機位置に配置され、エアが導入されると収縮駆動して噴射ノズル13を待機位置から図1の実線で示す作動位置に移動するようになっている。
【0028】
噴射ノズル13およびエアシリンダ15の各々にはエアパイプ16,17が接続されており、二本のエアパイプ16,17はルブリケータ(オイルミスト生成装置)18に接続されている。ルブリケータ18からエア上流側へ延びるエアパイプ19上には電磁開閉弁20が設けられている。電磁開閉弁20はコントローラ12により開閉制御されるもので、電磁開閉弁20が開弁されるとエア供給源(図示せず)からのエアがルブリケータ18を経由して各エアパイプ16,17を通って噴射ノズル13及びエアシリンダ15に供給されるようになっている。ルブリケータ18ではエア中にミスト状の切削油が混合される。
【0029】
電磁開閉弁20はチップドレッサ装置3が一回の切削運転(刃切削作業)を終了すると、コントローラ12により予め設定された一定時間開弁されるようになっている。このため、一回の切削運転が終了する度に電磁開閉弁20が一定時間開弁されることにより、噴射ノズル13が待機位置から作動位置に回動すると共に噴射ノズル13のノズル13bからミスト状の切削油を含むエアがドレッサ部4の刃具5に所定時間噴射されるようになっている。
【0030】
また、コントローラ12は溶接ロボット1の制御系から信号を入力するようになっており、溶接ロボット1のアーム2a,2bが電極チップTをチップ挿着口6にセットする位置に配置されたことは、溶接ロボット1から入力されるセット完了信号から認知する。そしてコントローラ12はセット完了信号入力後、メモリ21に記憶されたプログラムに基づき、モータドライバ11に制御指令を出力することにより電動モータ7を回転制御する。
【0031】
次にチップドレッサ装置3の駆動制御内容については説明する。
電動モータ7の回転制御内容は、図2のタイミングチャートで示す通りである。すなわち、A回転(例えば2〜3回転)の正転の後、次にB回転(例えば1/4〜1回転)の逆転をし、以後、このサイクルを繰り返す。正転回転量Aと逆転回転量Bの関係は、A>Bである。正転方向が切削回転方向であり、逆転は切削屑を破断するための動作である。
【0032】
次に刃具の構造について図4〜図10を用いて詳しく説明する。
図4はチップドレサ用刃具を示し、図5は刃具を示し、図6は従動ギヤを示す。
【0033】
図4に示すように、チップドレッサ用刃具30は、刃具5と従動ギヤ10から構成される。また、刃具5は、刃具本体としての略四角柱状のチップガイド31と、刃体としての板状の切刃(カッタ)32とを備えている。切刃32はチップガイド31に対し1本の平行ピン33を用いて組付けられている。従動ギヤ10は刃具5を嵌め込むためのホルダギヤ34として機能し、ホルダギヤ34の外周面には一定ピッチのギヤ歯34aが形成されると共に、その中央には刃具5を嵌め込むための嵌込孔35が形成されている。
【0034】
まず刃具5の構造について説明する。
図5は刃具の斜視図、図6は刃具の分解斜視図、図7は刃具の平面図、図8は図5における刃具のII−II線断面を示す。図5〜図8に示すように、刃具5を構成するチップガイド31および切刃32は、図8に示すように上下両側が鏡面対称となる形状に形成されている。チップガイド31の上下両側には略円錐状に凹設された一対のチップ案内面31a,31aが形成されている。チップ案内面31aの傾斜面部分は例えば45゜で傾斜している。
【0035】
図6,図7に示すように、チップガイド31はその周方向一部分が上下に渡って切り欠かれ、その切り欠かれた部位における片面(図6では左面)は平坦に形成された切刃組付面31bとなっている。この組付面31bには切刃32が当接した状態で1本の平行ピン33により支持されている。すなわち図6に示すように、切刃32には平行ピン33を挿通するための挿通孔32aが形成され、一方、チップガイド31には切刃32の挿通孔32aと相対する組付面31b上の位置に雌ねじ孔31cが形成されている。切刃32は、その挿通孔32aに挿通された平行ピン33がチップガイド31の雌ねじ孔31cに螺着されることによりチップガイド31の組付面31bに当接する状態で組付けられ、チップガイド31に対して位置決めされるようになっている。平行ピン33は切刃32をチップガイド31に組み付けた状態では、その頭部が切刃32の表面から突出しないようになっている。これは平行ピン33の頭部に切削屑が引っ掛かることを回避するためである。
【0036】
図6,図8に示すように、切刃32は、平行ピン33が挿通される挿通孔32aを通る水平面を挟んで上下が鏡面対称形状となっている。上下一対の刃面32bは各チップ案内面31aに沿って傾斜し、上下幅が刃具5の回転中心に近づくほど狭くなる所定形状に形成されている。刃面32bはチップ案内面31aに沿って約45゜で傾斜する第1刃部32cと、刃具5の回転中心付近で水平に延びる第2刃部32dとからなる。切刃32がチップガイド31に組付けられた状態では、第1刃部32cは例えば0.2mm程度の刃先出代(切削代)が確保されるようにチップ案内面31aから若干突出し、第2刃部32dは第1刃部32cより少し多めの刃先出代が確保されるように配置される。第1刃部32cにより電極チップTの両側面が切削され、第2刃部32dにより電極チップTの先端部が切削される。また図4,図5,図7に示すように、切刃32がチップガイド31に組付けられた状態では、切刃32の外側端縁に位置する角柱状係合部32eがチップガイド31から外側へ張り出す状態に配置される。
【0037】
またチップガイド31はその側周面形状(回転中心線と直交する断面外形)が1つの角が切欠かれた略四角形(略正方形)で、その側周面によって4つの規制面36〜39が形成されている。4つの規制面36〜39はそれぞれ所定角度(例えば約90゜)ずつ向きの異なる平坦面である。また図7に示すように、チップガイド31には切刃32と切削回転方向に隙間を隔てて対向する部位に、所定角度(例えば約90゜)に尖ったエッジを有する切断部40が形成されている。
【0038】
図9に示すように、ホルダギヤ34の中央に形成された嵌込孔35は、刃具5を嵌め込み可能な所定形状の貫通孔となっており、その内周面には刃具5の4つの規制面36〜39と係合可能な4つのガイド面41〜44が形成されている。チップガイド31は4つの規制面36〜39が各ガイド面41〜44と係合することで4面支持され、ホルダギヤ34に対し4方向全てからガイドされるようになっている。また、嵌込孔35の内周面には、切刃32の角柱状係合部32eと係合する係合溝45が形成されている。平行ピン33により1点で支持されている切刃32は、図4に示すように角柱状係合部32eの外側面が係合溝45の内側面に当たることで平行ピン33を中心とする回動方向の動きが規制され、ホルダギヤ34に対し位置決めされる。
【0039】
また、嵌込孔35には扇形状に切り欠いた切欠部46があり、刃具5がホルダギヤ34に挿着された状態ではこの切欠部46によって図4に示すような開口47が形成されるようになっている。この開口47はチップドレッサ用刃具30から切削屑を除去するための排出口として機能する。
【0040】
図9,図10に示すように、嵌込孔35の内周面下部には2つの規制部48,49が内方へ突出しており、嵌込孔35に嵌め込まれたチップガイド31はその底面が規制部48,49に当接することで下方へ落下しないように位置規制される。また、ホルダギヤ34の嵌込孔35に挿着された刃具5は、規制部48,49に当接する位置より上方範囲においてホルダギヤ34の嵌込孔35の内周面に沿って上下方向にスライド(摺動)可能となっており、これがイコライジング機能をもたらす。
【0041】
図11に示すように、チップセット時、下側の電極チップTを支持するアーム2bの配置位置は一定位置(高さ)に設定されており、このアーム2bに対し上側のアーム2aを下降することで、一対の電極チップTが刃具5を上下両方向(チップセット方向)から挟むように2つのチップ案内面31aに当接する状態にセットされる。そして刃具5が従動ギヤ10に対して上下方向に摺動するイコライジング機能により、電極チップTの摩耗量に応じた適切な位置(高さ)に刃具5のセット位置が自動調整される。
【0042】
次にこのチップドレッサ装置3の作用を説明する。
所定打点回数に達して電極チップTの切削時期になると、溶接ロボット1は、アーム2a,2bを駆動させて下側の電極チップTをチップ挿着口6の下方所定位置(高さ)に配置するとともに、上側の電極チップTを下降させて、刃具5を上下から挟持するように一対の電極チップT,Tを各チップ案内面31aにセットする。この際、図11に示すように、従動ギヤ10の内周面に沿って摺動可能な刃具5は、イコライジング機能により電極チップTの摩耗状態(高さ寸法)に応じた適切な位置に配置される。
【0043】
一対の電極チップT,Tが刃具5にセットされたことは、アーム2a,2bの位置を把握している溶接ロボット1からコントローラ12に入力されるセット完了信号を基に認知する。すると、コントローラ12はモータドライバ11を介して電動モータ7を駆動し、チップドレッサ装置3の運転を開始する。電動モータ7は予め記憶されたプログラムに基づき図2に示すように正逆転制御される。すなわち1回のチップ切削作業過程で、切削回転方向へ回転量A(例えば2〜3回転)の正転と、回転量B(例えば1/4〜1/2回転)(A>B)の逆転とを複数回(この例では2回)繰り返す。切削方向への正転時に電極チップTは切刃32によって切削され、切削時にできた切削屑が逆転時に切断部40によって切断される。よって複数回の正逆転が繰り返されることで切削屑は細かく切断される。
【0044】
従動ギヤ10(ホルダギヤ34)に対しチップガイド31が4面支持されると共に、切刃32が従動ギヤ10に直接係合しているので、刃具5が正逆回転するものの、刃具5はがたつかず安定に回転し、しかも従動ギヤ10の回転力が切刃32に直接伝達されて切刃32に強い切削力が付与される。よって、刃具5による切削性能が向上する。
【0045】
そして、所定回数(1回または2回以上)の切削作業が終了する度に、コントローラ12は電磁開閉弁20を開弁させる。すると、エアシリンダ15が収縮駆動されて待機位置に配置されていた噴射ノズル13が作動位置に配置されると共に、噴射ノズル13からミスト状の切削油を含むエアが刃具5に吹き付けられる。エアの吹き付けにより切削屑が刃具5から除去されると共に、刃具5の表面に油膜が形成される。次回以降の切削作業では刃具5の表面の油膜により表面摩擦抵抗が小さくなって切削屑が刃具5から排除され易くなると共に、刃具5のチップ案内面31aの焼き付きが抑えられる。
【0046】
以上詳述したように本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)モータ7の正逆転制御により、1回のチップ切削作業で刃具5を複数回正逆転させるので、切削屑を従来に比べ細かく分断できる。よって、切削屑が刃具5に詰まり難くなって、刃具5の切削性能が向上すると共に刃具5の清掃頻度を相対的に減らすことができる。
【0047】
(2)刃具5の切削回転方向の回転量を多く、その反転方向の回転量を少なく設定しているので、切削所要時間がさほど長くならず、切削性能向上および清掃頻度の低減を実現できる。よって、全体的に見れば切削作業効率を高めることができる。
【0048】
(3)チップガイド31はホルダギヤ34に嵌め込まれた状態で4面支持されるので、刃具5を正逆回転させても、ホルダギヤ34に対して刃具5ががたつき難く、しかも切刃32が角柱状係合部32eにてホルダギヤ34に直接係合し、従動ギヤ10から切刃32に直接回転力を伝達できる。よって、刃具5をチップドレッサ装置3に適用して正逆回転させる使い方をしても、刃具5の安定な回転が確保されると共に、切刃32に強い切削力が付与され、刃具5の切削性能が向上する。また、刃具5が嵌め込み式なので、従動ギヤ10を取り外すことなく刃具5のみ交換すればよく、刃具5の交換作業が比較的簡単である。
【0049】
(4)チップドレッサ用刃具30は、ホルダギヤ34の嵌込孔35の内周面に沿って刃具5をチップセット方向に摺動(スライド)させることが可能なイコライジング機能をもつ。よって、従動ギヤ10(34)をチップセット方向に移動させる機械的なイコライジング機構を装置3に組み込む必要がなく、チップドレッサ装置3の構造簡素化を図ることができる。
【0050】
(5)チップガイド31には切刃32と切削回転方向に隙間を隔てた部位に所定角度のエッジを有する切断部40があるので、刃具5を切削回転方向から反転させたときに切削屑を確実に切断できる。よって、刃具5を逆転させた際の切断ミスをまず防ぐことができる。
【0051】
(6)所定回数(1回または複数回)のチップ切削作業が終了する度に、噴射ノズル13からミスト状の切削油を含むエアを刃具5に吹き付けるので、刃具5の表面に付着した油膜によって表面摩擦抵抗が小さくなって切削屑が刃具5に詰まり(引っかかり)難くなるうえ、刃具5の焼き付きを抑えることができる。よって、刃具5の清掃頻度の低減に一層寄与するうえ、焼き付き抑制効果から刃具5の高速回転化をも実現できる。
【0052】
(7)切刃32をチップガイド31に組み付けている平行ピン33の頭部が切刃32の表面から突出していないので、切削屑が平行ピン33の頭部に引っ掛かる心配がなく、切削屑の円滑な除去に寄与する。
【0053】
なお、実施形態は、上記に限定されず以下の態様で実施することもできる。
○ 図12に示すチップガイド構造を備えた刃具5を採用することもできる。刃具本体としてのチップガイド31は、チップセット方向(回転軸線方向)に複数個(この例では3個)のブロック51〜53に複数分割(3分割)され、各ブロック51〜53は間にシム54を挟んだ状態で、3本のボルト56により一体に組立てられる。シム54の枚数や厚さを調整することにより、各チップ案内面31aからの切刃32の刃先出代を調整できる。例えばチップドレッサ装置3の機種によっては、切刃32の刃先出代を2つのチップ案内面31aごとに異ならせて設定したり、切刃32の刃先出代の値をチップドレッサ装置3の機種に応じて変えることが可能である。このため、チップドレッサ装置3の機種ごとに専用のチップガイドを設計製造しなくて済む。
【0054】
○ 刃具が従動ギヤに4面支持される嵌込構造に限定されない。少なくとも3面支持される嵌込構造であれば足りる。例えば3面支持構造、5面以上の支持構造でもよい。また、チップガイドの断面外形形状も支持面数に応じて適宜設定可能である。例えば3面支持構造のチップガイドを断面外形形状が三角形の略三角柱形状としたり、5面支持構造のチップガイドを断面外形形状が五角形の略五角柱形状としてもよい。
【0055】
○ チップドレッサ用刃具30は、刃具を複数回正逆転させる運転制御方式のチップドレッサ装置3への使用に限定されない。刃具を一方向回転のみさせる運転制御方式のチップドレッサ装置や、切削作業終了時のみ逆転するチップドレッサ装置に、チップドレッサ用刃具30を使用することもできる。この場合も、刃具が従動ギヤに4面支持(少なくとも3面支持)されるので刃具を安定に回転でき、従動ギヤ10から回転力が直接伝達される切刃32によって切削性能が向上する。またチップドレッサ用刃具30自体がイコライジング機能を備えるため、チップドレッサ装置3に機械的なイコライジング機構を別途設ける必要がなくなる。
【0056】
○ 刃具5の切削回転方向の回転量Aとその反転方向の回転量Bの大小関係は、A>Bに限定されない。A=BやA<Bであっても切削屑を細かくすることはできる。また1回の切削作業時間内における刃具の正逆転の繰り返し回数は2回に限定されず、3回以上とすることもできる。
【0057】
○ ホルダギヤ(従動ギヤ)をチップセット方向に移動させる機械的なイコライジング機構を併用してもよい。この場合、刃具5のチップセット方向の移動許容範囲を広く確保できる。
【0058】
○ 噴射ノズル13からミスト状の切削油を含むエアを噴射したが、エアのみを噴射する構成でもよい。さらに噴射ノズル13を廃止してもよい。この場合、切削屑は細かく切断されるので、エアを噴射しなくても刃具5から切削屑を円滑に除去できる。
【0059】
○ チップドレッサ装置に使用されるモータは、電動モータに限定されず、油圧モータや空圧モータ等を使用することもできる。
○ 1回の切削作業で刃具を複数回正逆転させるチップドレッサ装置3に使用する刃具は、前記実施形態における刃具5に限定されない。従来技術で述べた図13の刃具でもよい。図13(a)のように従動ギヤ一体型の刃具71や、図13(b)のように刃具83が従動ギヤ82に2面支持係合される刃具81でも、逆転時に切削屑を切断することはできる。但し、切削屑の切断ミスを減らすため、刃具5のように切断部40を設けた方が好ましい。
【0060】
以下、前記実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想を記載する。
(1)前記切刃を前記刃具本体に組み付けているピンは頭部が前記切刃の表面から突出していないチップドレッサ用刃具。この構成によれば、切削屑がピンの頭部に引っ掛かることが回避され、切削屑を刃具から円滑に除去し易い。
【0061】
(2)所定回数の切削作業が終了する度に、刃具に対してオイルミストを吹き付ける噴射ノズル装置を備えているチップドレッサ装置。この構成よれば、所定回数の切削作業が終了する度に、刃具に対してオイルミスト(ミスト状の切削油を含むエア)が吹き付けられるので、刃具に切削屑が詰まり難い。
よって、刃具の清掃頻度を減らし、切削作業効率を高めることができる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、1回の切削作業過程でチップドレッサ用刃具を複数回正逆転させることで、切削作業時に発生する切削屑を分断するので、チップドレッサ用刃具に切削屑を詰まり難くすることができる。例えば切削性能の向上及びチップドレッサ用刃具の清掃頻度の減少に繋がる。
【0063】
請求項2〜6に記載の発明によれば、刃具本体が従動ギヤに少なくとも3面支持される共に、刃体が従動ギヤと直接係合するので、刃具に例えば正逆回転などの不規則な回転を加えても、刃具の回転を安定に維持できると共に刃体による切削性能も高まる。また、刃具が従動ギヤに対し嵌め込み式の別体であることから、従動ギヤを装置から取り外すことなく刃具の交換が可能なので、刃具の交換作業が比較的簡単である。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、刃具本体は従動ギヤの嵌込孔の内周面に少なくとも4面支持されているので、例えば刃具を正逆回転させても、刃具ががたつき難く回転が安定する。
【0065】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3の発明の効果に加え、刃具が従動ギヤに対し所定距離範囲で摺動可能なイコライジング機能を有するので、機械的なイコライジング機構を別途組み込む必要がなく、チップドレッサ装置の構造簡素化を図ることができる。
【0066】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4のいずれか一項の発明の効果に加え、刃具を切削回転方向から反転させたときに切削屑を切断部によって切断できるので、切削屑の切断ミスが減る。
【0067】
請求項6に記載の発明によれば、請求項2〜5のいずれか一項の発明の効果に加え、シム構造を有する刃具本体の厚さ調整をすることで、チップ案内面に対する刃体の刃先出代を微調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるチップドレッサ装置の模式図。
【図2】モータの制御内容を説明するグラフ。
【図3】溶接ロボットによるチップドレッサ装置の使用例を示す斜視図。
【図4】チップドレッサ用刃具の斜視図。
【図5】刃具の斜視図。
【図6】同じく分解斜視図。
【図7】同じく平面図。
【図8】図5のII−II線断面図。
【図9】従動ギヤ(ホルダギヤ)の斜視図。
【図10】同じく平面図。
【図11】チップドレッサ用刃具のイコライジング機能を説明する側断面図。
【図12】別例の刃具の斜視図。
【図13】従来技術を示し、(a)は刃具の側断面図、(b)は(a)と異なる刃具の平面図。
【符号の説明】
3…チップドレッサ装置、7…電動モータ、8…駆動伝達機構としてのギヤ列、10(34)…従動ギヤ(ホルダギヤ)、11…制御手段を構成するモータドライバ、12…制御手段を構成するコントローラ、13…噴射ノズル、30…チップドレッサ用刃具、31…刃具本体としてのチップガイド、31a…チップ案内面、32…刃体としての切刃、33…平行ピン、35…嵌込孔、36〜39…規制面、38…切断部、41〜44…ガイド面、T…電極チップ。
Claims (6)
- 一対の電極チップを切削するチップドレッサ用刃具を備えたチップドレッサ装置であって、
前記チップドレッサ用刃具を駆動伝達機構を介して回転駆動させるためのモータと、
前記モータを駆動制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記チップドレッサ用刃具が一対の電極チップを切削し終えるまでの1回の切削作業時間内に、前記電極チップを切削するための前記チップドレッサ用刃具の正転と切削屑を細かく切断するための前記チップドレッサ用刃具の逆転とを繰り返すように前記チップドレッサ用刃具を複数回正逆転させ、かつ前記逆転時の回転量が前記正転時の回転量よりも少なくなるように前記モータを制御するチップドレッサ装置。 - 請求項1に記載のチップドレッサ装置に取付けられるチップドレッサ用刃具であって、
前記チップドレッサ装置の駆動伝達経路に組付けられると共に刃具取付用に嵌込孔を有する従動ギヤと、
前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込み挿着されると共に、一対の電極チップを切削姿勢に保持可能に凹設された一対のチップ案内面を有する刃具とを備え、
前記刃具は、前記チップ案内面を有する刃具本体と該刃具本体に取り付けられる刃体とを備え、
前記刃具本体は、前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で、前記嵌込孔と少なくとも3面支持で係合すると共に、前記刃具本体に取付けられた前記刃体が前記従動ギヤと直接係合するチップドレッサ用刃具。 - 請求項2に記載のチップドレッサ用刃具において、
前記刃具本体は前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で少なくとも4面支持で係合するチップドレッサ用刃具。 - 請求項2又は3に記載のチップドレッサ用刃具において、
前記刃具が前記従動ギヤの嵌込孔に嵌め込まれた状態で、当該刃具が前記従動ギヤに対し一対の電極チップが当該刃具を挟む方向に所定距離範囲で摺動可能なイコライジング機能を備えるチップドレッサ用刃具。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載のチップドレッサ用刃具において、
前記刃具本体には、前記刃体と切削回転方向に隙間を隔てて対向する切断部が設けられているチップドレッサ用刃具。 - 請求項2〜5のいずれか一項に記載のチップドレッサ用刃具において、
前記刃具本体は、前記チップ案内面に対する前記刃体の刃先出代を調整可能な方向に厚さ調整が可能なシム構造を有しているチップドレッサ用刃具。
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