JP4121993B2 - 安全装置内蔵電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電池に過電流が流れる、又は、電池の温度が過度に上昇する等電池が異常状態となったとき、実質的に電流を遮断して電池を保護する安全装置を内蔵する電池に関する。
従来から、電池に過電流が流れる、又は、電池の温度が過度に上昇する等の異常が発生したとき、電池の保護及び危険防止のため、電池電流が実質的に流れないように作用する安全装置を、電池に備えたものがある。このような安全装置は、電流供給側端子、制御素子、電流取出側端子を含む部品が樹脂製ケース内に組込まれた構成であり、電池と接続されて使用される。電池が正常に機能しているとき、電流供給側端子と電流取出側端子とは電流が流れる状態になっており、異常発生のとき、安全装置の制御素子の動作により、電流供給側端子と電流取出側端子とが非接触の状態となり、電流が遮断されて、電池は保護される。
近年、電気機器の小型軽量化が急速に進んでおり、これに伴い、電池や電池に使用する安全装置の高機能化や小型軽量化に対する要望が強くなっている。この要望に対応して、小型軽量で、充電可能な高機能電池として、リチウムイオン電池が実用化されている。リチウムイオン電池は、小型ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話、ノートパソコン等の携帯用電子機器や携帯用通信機器などに広く使用されている。
従来の安全装置を有する電池は、安全装置が電池の外側に取付けられていた。そのため、安全装置を有する電池の小型化には限界があり、更なる、小型化の技術開発が進められている。そして、例えば、特許文献1に示されるように、安全装置を電池の外装缶内に収納する技術が開示されている。この技術は、安全装置が電池の外装缶内に組込まれるため、小型化が容易となる。また、安全装置取付けを電池組立工程の中で行うことができるため、部品数が削減できる、組立工程が簡素化できる等の利点もある。
しかしながら、特許文献1に示される安全装置は、電池の異常を感知する精度や自己保持性が十分とは言えない。この自己保持性とは、電池に異常が発生した場合、安全装置の作動により、電流が遮断され、異常の原因が完全に除去されるまで、安全装置が電流遮断状態を保持する性質のことを言う。また、電池の外装缶内には、電解液が充填されており、外装缶内に安全装置を設置した場合、電解液が安全装置内に浸透する可能性があり、電解液の浸透により、安全装置の機能が低下し、又は機能しなくなることがある。
特開2003−187785号
本発明は、上記課題を解決するものであり、電池の異常発生での感知精度が良く、異常発生時の電流遮断の自己保持性を有し、かつ、電解液中に設置された場合でも機能低下を起こすことが少なく、しかも小型化が可能な、電池の外装缶内に安全装置を内蔵する安全装置内蔵電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、 電解液が充填された電池の外装缶内に安全装置を内蔵してなる安全装置内蔵電池において、安全装置は、電池の正極端子又は負極端子と外装缶内リード体との間に挿入され、電流供給側端子、可動アーム、電流取出側端子、バイメタル及び温度サーミスタ(以下、PTC)を含み、これらが樹脂製ケース内に設置されており、電池正常時は、電流供給側端子と電流取出側端子とが可動アームを介して接続され当該回路(主回路という)に電流が流れ、バイメタルとPTCには電流が流れない状態にあり、電池異常時は、バイメタルが反転して可動アームが変位し、電流供給側端子と電流取出側端子とが切離され、前記主回路には電流が流れなくなり、電流供給側端子と電流取出側端子とが、可動アーム、バイメタル、及びPTCを介して接続されてPTCを含む回路に電流が流れ、PTCが発熱して、可動アームが変位した状態が保持され、実質的に電流遮断状態が継続されるようにしたものである。
また、樹脂製ケースは、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド、液晶ポリマーから選ばれた1種類以上の樹脂により形成したものとすればよい。
また、樹脂製ケースの表面が電解液に侵されることの少ない1種類以上の材料でコーティングされたものとすればよい。
本発明によれば、電池の正常時は、制御素子であるバイメタルとPTCは電流が非導通の状態で保持され、異常が発生した時には、バイメタルが設定温度で精度良く作動反転して、可動アームを押し上げ、適切なタイミングで電流供給側端子と電流取出側端子との間の可動アームを含む回路(主回路)を開いて、この主回路に流れる電流を遮断すると共に、電流供給側端子と電流取出側端子との間にPTCを含む回路ができ、このPTCを含む回路に電流が流れてPTCが発熱し、電源を切る等確実に安全な状態となるまで、バイメタルの反転状態を保持し、電流遮断状態が継続される。すなわち、PTC発熱により電流遮断状態の自己保持性が得られる。これにより、電池は確実に保護されることになる。
また、樹脂製ケースとして、電解液に侵され難い樹脂を使用し、更に、樹脂製ケース表面を電解液に侵され難い材料でコーティングすることで、安全装置が電解液中に浸漬された状態にあっても、安全装置の機能低下や故障は少ないものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。図1は、本発明の一実施形態による安全装置内蔵電池を示す。安全装置内蔵電池1は、電解液7が充填された電池の外装缶2に安全装置6を内蔵して成る。安全装置6は、電池の負極端子5(又は正極端子接続片19)と外装缶内の正極リード体4b(又は正極リード体4a)との間に電気的に挿入される。外装缶2は、一端面を開口した扁平な角状容器の外装缶本体2aと、この外装缶本体2aの開口部を塞ぐ蓋2bとから成り、共に、同一の材料、例えば、アルミニウム材で形成されている。蓋2bは外装材本体2aとレーザー溶接法など公知の接続法により、組み付けられる。ここに、電池1は二次電池である。
外装缶本体2a内には、電極積層体3が収納されている。外装缶本体2aの開口部側に、電極積層体3を構成する正極板21(図2参照)から正極リード体4aが、負極板22(図2参照)から負極リード体4bが、それぞれ導出されている。蓋2bには、ほぼ中央部に、蓋2bと樹脂製ガスケット15で絶縁された状態で、中央部に穴を有する負極端子5があり、端部には正極端子17及び、安全弁18が設けられている。また、蓋2bの下面には、安全装置6、正極端子接続体19が取付けられている。安全装置6は、後述の図3、図4に示すような構造であり、電流供給側端子13及び電流取出側端子10は安全装置6の樹脂製ケース9より導出されている。
電流供給側端子13は、負極リード体4bと圧接等の方法で接続され、電流取出側端子10は負極端子5の下部と溶接、かしめ等の方法で接続されている。また、正極端子17は正極端子接続片19と電気的に接続しており、正極端子接続片19は正極リード体4aと圧接などの方法で接続されている。安全弁18は、例えば、アルミニウムの薄膜等でつくられている。電解液7が負極端子5の穴から流し入れられた後、負極端子5と同一、または、導電性を有する材料からなる封口キャップ16により、負極端子5の穴は封止される。
図2は、電極積層体3の材料構成を示す。電極積層体3は正極活物質21aが塗布された帯状の正極板21、負極活物質22aが塗布された帯状の負極板22及びセパレータ23で構成される。セパレータ23は正極板21、負極板22及び外装缶本体2aを互いに、直接接触させないようにして、配置される。正極板21、セパレータ23、負極板22のそれぞれの端部を重ね合せて得られた積層体は巻回して、外装缶本体2aの内形状と類似の形状とすることにより、電極積層体は得られる。
安全装置内蔵電池1は、安全装置6が電池の外装缶2の外部に取付けられていた従来タイプの電池に比べ、小型化が容易であり、安全装置6を保護するカバーも不要となる。また、電池の外装缶2の外部に安全装置6を取付ける場合、電池を完成させた後、安全装置6を電池に取付ける、別の取付け工程が必要となる。本発明の場合、安全装置6の取付けは電池組立工程の中で行われるため、別の組立工程が不要となる。
外装缶本体2a及び蓋2bからなる外装缶2の材料としては、鉄、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金などが用いられる。鉄やステンレスが外装缶2の材料の場合、外装缶2は負極となり、蓋2bの中央部にある端子は正極となる。また、アルミニウムやアルミニウム合金が外装缶2の場合、外装缶2は正極となり、蓋2bの中央部にある端子は負極となる。正極板21に塗布される正極活物質21aとしては、LiCoO2、LiNiO2、LiFeO2等のリチウム含有遷移金属酸化物が挙げられ、負極板22に塗布される負極活物質22aとしては、リチウムイオンを吸蔵・離脱できる天然黒鉛、グラファイト、カーボンブラック等のカーボン系材料や酸化錫、酸化チタン等が挙げられる。
正極活物質21aはアルミニウム箔等に塗布され、帯状の正極板21が得られる。負極活物質22aは銅箔等に塗布され、帯状の負極板22が得られる。セパレータ23はポリエチレン、ポリプロピレン等ポリオレフィン系樹脂からなる微多孔膜である。電解液7としては、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、プロピレンカーボネート、スルフォラン、テトラハイドロフラン、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートやこれらの混合溶媒に、LiPF6、LiBF4、LiClO4等の電子吸引性の強いリチウム塩が溶解されたものが使用される。
正極板21製作の一例を以下に示す。正極活物質21aのLiCoO2、炭素系導電剤のアセチレンブラック、グラファイト、結着剤のポリビニリデンフルオライトを溶剤のN−メチルピロリドンに溶解混合して、スラリーを作成する。このスラリーを、ダイコーター、ドクターブレードを用い、厚み約20μmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布した後、乾燥して、溶剤を除去する。乾燥後、ロールプレス機で圧延することにより、厚さ0.1〜0.2mmの正極板21が得られる。
負極板22製作の一例を以下に示す。負極活物質22aの天然黒鉛、結着剤のポリビニリデンフルオライトを溶剤のN−メチルピロリドンに溶解混合して、スラリーを作成する。このスラリーを、ダイコーター、ドクターブレードを用い、厚み約20μmの銅箔の両面に均一に塗布した後、乾燥して、溶剤を除去する。乾燥後、ロールプレス機で圧延することにより、厚さ0.1〜0.2mmの負極板22が得られる。
電極積層体3の製作の一例を以下に示す。上述のようにして作製した正極板21と負極板22との間にポリエチレン製のセパレータ23をはさみ、巻取り機で巻回する。最外周をテープで止めて、渦巻状の電極積層体3とした後、プレス機などを用い、外装缶に挿入できる形状とされる。セパレータ23は正極板21と負極板22との間だけでなく、最外層にも使用することもできる。
リチウムイオン電池製作の一例を図1により説明する。外装缶本体2a、蓋2bは肉厚約0.5mmのアルミニウム合金の板からプレス加工等により造られる。外装缶本体2aの形状に合わせて作成された電極積層体3は、正極リード体4a及び負極リード体4bが外装缶本体2aの開口部に向けるようにして、外装缶本体2aに収納される。その後、蓋2bを外装缶本体2aに溶接により取付け、シールする。蓋2bの上面には、負極端子5、正極端子17、安全弁18があり、下面、すなわち、外装缶内部には安全装置6及び正極端子接続片19が取付けられている。
安全装置6は、電流供給側端子13と負極リード体4bとは圧接により、電流取出側端子10は負極端子5の下部とかしめ等により接続され、導通可能となっている。また、正極リード体4aは正極端子接続片19と圧接等により接続され、正極端子17と繋げられている。なお、負極端子5と蓋2bとは樹脂製ガスケット15で絶縁されている。外装缶本体2aに蓋2bを溶接した後、負極端子5の穴より、エチレンカーボネート、ジエチレンカーボネート及びLiPF6からなる電解液7を所定量注入し、負極端子5の穴を、アルミニウム合金からなる封口キャップ16により、ネジ止め、溶接等の公知の方法で封止し、充電することにより、安全装置6を内蔵するリチウムイオン電池は得られる。
本発明で使用される安全装置6は、電極積層体3上部と外装缶2との間の空間に設置できる大きさのものである。安全装置6の樹脂製ケース9の形状は、好ましくは、略直方体であって、大きさの具体例を挙げれば、縦15.0mm以下、横3.8mm以下、厚さ1.6mm以下、好ましくは、縦10.0mm以下、横3.5mm以下、厚さ1.4mm以下である。
図3は、本発明において好ましく使用される安全装置6の一実施形態を示す。本実施形態による安全装置6は、電池の温度が過度に上昇した場合や過電流が流れた場合、異常状態を精度良く感知して、電流を遮断し、かつ、自己保持性を有するものが使用される。図4は電流遮断状態の安全装置6を示す。安全装置6は、制御素子としてバイメタル12と、PTC11とを併用し、かつ、電池正常時は、バイメタル12及びPTC11に電流が流れない状態にある構造である。安全装置6は、樹脂製ケース本体9aの上に電流取出側端子10が設置され、その上にPTC11、バイメタル12、電流供給側端子13に接続された可動アーム14が順次組み込まれ、これらの上から樹脂製ケース蓋9bで封止された構造である。
バイメタル12は、可動アーム14と非接触の状態で、PTC11の上に、可動自在の状態で設置される。電流供給側端子13及び電流取出側端子10は、それぞれの一部が樹脂製ケース9の外部に導出されている。電池と安全装置6とは、電流供給側端子13の導出部は、外装缶2(図1)内の電極積層体3から出ている電極リード体4bと、電流取出側端子10の導出部は、外装缶2内で負極端子5と接続され、導通可能となっている。また、上述したように、電池の外装缶2の材質が、鉄やステンレスの場合、外装缶2は負極となり、蓋2bと樹脂製ガスケット15で絶縁された端子5及び電極リード体4bは正極となる。一方、外装缶2の材料がアルミニウムやアルミニウム合金の場合、外装缶2は正極となり、蓋2bと樹脂製ガスケット15で絶縁された端子5及び電極リード体4bは負極となる。
可動アーム14と電流供給側端子13は、溶接、ボルト締めなど公知の方法で接続されている。可動アーム14と電流供給側端子13とは、図3に示したように、別々の部品であってもよく、一体化されていてもよい。また、可動アーム14は、バイメタル機能を有する材料を使用することも可能である。電池が正常に作動している場合、電流取出側端子10と可動アーム14との接触を確実にするため、両者の接触点にはそれぞれ接点10a、14aが設けられていることが好ましい。この接点は、ニッケル−銀合金、銅−銀合金、金−銀合金などの材料を使用することができる。可動アーム14と電流取出側端子10のそれぞれの接点は、溶接、かしめ等の方法で取付けられる。また、樹脂製ケース本体9aと電流取出側端子10は、別々の部品であってもよく、インサート成形等によって一体化されていてもよい。樹脂製ケース本体9aと樹脂製蓋9bとは、接着剤、振動溶着、その他公知の方法により接着されて、樹脂製ケースとして一体化される。なお、樹脂製ケース内にある電流取出側端子10は全面が樹脂で被覆されていてもよく、また、一部が樹脂から露出していてもよい。
次に、図3、図4を参照して本実施形態による安全装置6の動作を説明する。図3は、電池が正常に作動している時の安全装置6の状態を示す。樹脂製ケース9から導出している電流供給側端子13と電流取出側端子10は、それぞれ電池の外装缶内の電極リード体4bと端子5に接続されている。樹脂製ケース9内にある、電流取出側端子の接点10aと可動アームの接点14aとが接触して、電流供給側端子13、可動アーム14、電流取出側端子10の回路(主回路)に電流が流れる。この時、バイメタル12は可動アーム14と非接触の状態に保持されている。
図4は、電池が過度に温度上昇する等異常が発生した時の安全装置6の作動状態を示す。異常発生時には、可動アーム14の温度が上昇して、所定の温度以上に達すると、バイメタル12が図示したように反転して、可動アーム14が押し上げられ、可動アームの接点14aと電流取出側端子の接点10aとが切り離され、電流供給側端子13から電流取出側端子10への主回路に流れる電流は遮断(オフ)される。反転したバイメタル12は可動アーム14とPTC11とに接触する。これにより、電流供給側端子13、可動アーム14、バイメタル12、PTC11及び電流取出側端子10が繋がって、この回路が導通可能となり、PTC11に電流が流れる。PTC11は、電流が流れるとジュール熱を発生して、温度が上昇し、PTC11の上に位置するバイメタル12を加熱する。バイメタル12は加熱されるため、引き続き、可動アーム14を押し上げた状態を保持して、電源が遮断される等により、確実に温度が低下して、危険の無い状態となるまで、電流供給側端子13から電流取出側端子10への電流の流れを遮断し続ける。PTC11に流れた電流は熱量に転換され、実質的に、電流取出側端子10への電流の流れは無い状態となり、実質的に電池を流れる電流は遮断の状態となる。電源を切る等により、電流の流れが無くなると、PTC11の温度は下がり、バイメタル12は反転作動前の状態に戻る。
電流供給側端子13及び電流取出側端子10に使用される材料は、銅、リン青銅、Cu−Ti合金、Cu−Be合金、ニッケル、黄銅などの導電性材料があり、好ましくは、銅、リン青銅がある。可動アームに使用される材料には、リン青銅、Cu−Ti合金、Cu−Be合金、ニッケル、黄銅、Cu−Ni―Si合金などの導電性を有するバネ材料があり、好ましくはCu−Be合金、リン青銅がある。また、接点の材料としては、ニッケル−銀合金、銅―銀合金、金―銀合金、炭素―銀合金等が使用される。電流取出側端子10や可動アーム14への接点の接合は、クラッド、めっき、カシメ等の公知の方法で行われる。電流供給側端子13、電流取出側端子10及び可動アーム14は、上記材料の板材からプレス等の方法により得られる。電流供給側端子13及び電流取出側端子10の大きさの具体例を挙げると、横3.5mm以下、厚さ0.2mm以下、縦の長さは、接続される電極リード体と外装缶内の長さによって決められる。可動アーム14の大きさの具体例は、縦6.0mm以下、横2.5mm以下、厚さ0.1mm以下である。
本発明の安全装置に使用されるバイメタル12は、例えば、高熱膨張側はCu−Ni−Mn、低熱膨張側はNi−Feの2つの材料を積層させたものが使用される。作動温度及び復帰温度は使用される電気製品の要求によって異なるが、本発明では、作動温度範囲90±25℃、復帰温度範囲50±15℃、好ましくは、作動温度範囲90±10℃、復帰温度範囲50±10℃のバイメタルが使用される。バイメタル12は、上記の積層板材をプレス等の方法で製作される。バイメタル12の大きさの具体例を挙げると、縦3.4mm以下、横3.4mm以下、厚さ0.1mm以下、好ましくは、縦3.1mm以下、横3.1mm以下、厚さ0.8mm以下である。
PTC11は、電流が流れると電流のエネルギーをジュール熱に変換し、高い温度を維持し、電流をほとんど流さない素子である。PTC11としてはセラミック製焼結体やポリマーにカーボンなどの導電性粒子を分散させたものが使用される。本発明では、チタン酸バリウムを含むセラミック製焼結体が好ましく使用される。また、チタン酸バリウム以外に、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウムなどが含まれていてもよい。本発明では、PTC11は、抵抗値範囲5〜20Ω、抵抗急変点温度(キュリー温度)65〜90℃の特性を有するものが好ましい。PTC11の形状は、特に、制約は無く、円筒状、角柱状など各種形状のものが使用できるが、円筒形状のものがより好ましく使用される。本発明で使用されるPTC11の大きさは、円筒形状であれば、径3.0mm以下、厚さ0.4mm以下、好ましくは、径2.5mm以下、厚さ0.3mm以下のサイズのものが使用可能である。PTC11は電極が無くても使用可能であるが、接続しない2面に電極が付与されたものが好適に使用される。
この電極は、公知の方法でPCT表面に付与される。電極としては、例えば、金、銀、白金、銅、アルミニウムやこれら金属の化合物から得られる導電性粉末の単独物、あるいは、これらの混合物を、ポリエステル系ポリマー、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂などの有機系の分散剤に混合分散された電極ペーストをPTCの所定の面にスクリーン印刷、コーター、手塗り、機械塗りなどの方法で塗布したり、銀、ニッケル、銅などを無電解めっきすることにより、付与される。電極の厚さは、特に制約は無いが、0.001mm以上、好ましくは、0.003〜0.2mmである。
安全装置6の樹脂製ケース9は、金属製、樹脂製いずれも使用可能であるが、絶縁性、形状の自由度、軽量などの点から樹脂製が好ましい。樹脂製ケース9は本体9aと樹脂製蓋9bからなり、通常、共に射出成形法で製造される。安全装置6は、電池外装缶内の電解液と接触又は浸漬する個所に取付けられるため、樹脂製ケース9に使用される樹脂材料は、電解液に侵されることの少ない材料が使用される。電解液に侵されることが少ない樹脂材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド、液晶ポリマーの単独物やこれらの樹脂が複合されたものが使用できる。また、これら樹脂材料を主成分として、ガラス繊維など各種充填材が混合されたものも使用される。これらの樹脂材料の中では、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド、荷重撓み温度200℃以上の液晶ポリマーなどが好ましく使用される。ナイロン6、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等公知のエンジニヤリングプラスチックから得た筐体は電解液に溶解し、使用できなかった。
また、図5(a)(b)に示すように、安全装置6の樹脂製ケース9は、更に、電解液からの悪影響を防ぐため、樹脂製ケース9の外周部、特に、樹脂製ケース9と電流供給側端子13及び電流取出側端子10との接触部及び樹脂製蓋9bと樹脂製本体9aとの接合部は、電解液に侵されることが少ない材料でコーティング層24を形成してコーティングすることができる。使用可能なコーティング材としては、フッソ系樹脂(例えば、商品名フロロサーフ、株式会社フロロテクノロジー製)、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、オレフィン系樹脂(例えば、商品名スリーボンド1171、株式会社スリーボンド製)、アスファルトピッチ等が挙げられる。樹脂製ケース9のコーティング層24は、手塗り法、機械塗り法、浸漬法や必要に応じて、UV照射法を併用することにより形成される。コーティングは樹脂製ケース9の接合部を部分的に行ってもよく(図5(b))、樹脂製ケース全体に行ってもよい(図5(a))。コーティング層24の厚さは、特に、制約は無いが、通常、0.01〜0.3mm、好ましくは、0.05〜0.1mmである。
次に、本実施形態における安全装置6の製作法の一例を説明する。先ず、必要部品を準備する。電流供給側端子13及び電流取出側端子10は、プレス法など公知の方法により、厚さ0.13mmの銅板から設計された大きさ、形状のものを得る。可動アーム14は、プレス法など公知の方法により、厚さ0.1mmのCu−Be合金板から所定の大きさ、形状のものを得る。バイメタル12は、Cu−Ni−Mn板とNi−Fe板とからなる厚さ0.1mmの積層板を材料として、プレス法など公知の方法により、所定の大きさ、形状のものを得る。電流供給側端子13と可動アーム14を溶接等の方法により接続する。PTC11は市販品の径2.3mm、厚さ0.28mmの円筒形状で両面に銀系電極を有するチタン酸バリウムを含むセラミック製焼結体を用いた。
樹脂製ケース9は、樹脂材料として、ポリフェニレンスルフィドを使用し、射出成形により、樹脂製ケース本体9a及び樹脂製蓋9bをそれぞれ製作した。なお、樹脂製ケース本体9a成形の際、上記で準備した電流取出側端子10をインサート成形して、電流取出側端子10と樹脂製ケース本体9aとを一体化したものを準備した。安全装置6の組立は、電流取出側端子10がインサートされた樹脂製ケース本体9aをベースに置き、樹脂製ケース本体9a内の電流取出側端子10の上に、PTC11を設置し、その上にバイメタル12を置く。その上に、可動アーム14が接続された電流供給側端子13をバイメタル12と接触させない状態で設置した後、樹脂製ケース蓋9bを取付け、樹脂製ケース本体9aと樹脂製蓋9bを振動溶着により,接着させて、封止することにより、行われる。
本実施形態による電池は、外装缶9の中に安全装置6が組込まれているため、安全装置6が電池の外側に取付けられている電池に比べ、小型化が容易である。安全装置6が外装缶9の外側に取付けられている電池と同一のサイズであれば、電気容量を大きくすることが可能である。電池組立工程の中で、安全装置6を取付けることができるため、電池組立て後の安全装置取付け工程が不要となり、工程が簡略化できる。また、安全装置6を電池の外側に固定させる必要がないため、固定作業に伴う、安全装置6の破損、故障の心配もない。本発明の安全装置内蔵電池1は、小型ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話、ノートパソコン、その他殆どの電気製品の電源として使用することができる。また、上記実施形態においては、リチウムイオン二次電池の場合を説明したが、他の二次電池、例えば、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池等にも適用可能である。
本発明の一実施形態による安全装置内蔵電池の断面図。 同電池の積層電極体の構成部材を示す分解斜視図。 電池正常時の安全装置の断面図。 電池異常時の安全装置の作動状態を示す断面図。 コーティングされた安全装置の例を示す断面図。
符号の説明
1 安全装置内蔵電池
2 外装缶
2a 外装缶本体
2b 蓋
3 電極積層体
4a 正極リード体
4b 負極リード体
5 負極端子
6 安全装置
7 電解液
9a 樹脂製ケースの本体
9b 樹脂製ケースの蓋
10 電流取出側端子
10a 電流取出側端子の接点
11 PTC
12 バイメタル
13 電流供給側端子
14 可動アーム
14a 可動アームの接点
17 正極端子
19 正極端子接続片
21 正極板
22 負極板
24 コーティング層

Claims (3)

  1. 電解液が充填された電池の外装缶内に安全装置を内蔵してなる安全装置内蔵電池において、
    安全装置は、電池の正極端子又は負極端子と外装缶内リード体との間に挿入され、電流供給側端子、可動アーム、電流取出側端子、バイメタル及び温度サーミスタ(以下、PTC)を含み、これらが樹脂製ケース内に設置されており、
    電池正常時は、電流供給側端子と電流取出側端子とが可動アームを介して接続され当該回路(主回路という)に電流が流れ、バイメタルとPTCには電流が流れない状態にあり、
    電池異常時は、バイメタルが反転して可動アームが変位し、電流供給側端子と電流取出側端子とが切離され、前記主回路には電流が流れなくなり、電流供給側端子と電流取出側端子とが、可動アーム、バイメタル、及びPTCを介して接続されてPTCを含む回路に電流が流れ、PTCが発熱して、可動アームが変位した状態が保持され、実質的に電流遮断状態が継続されるようにしたことを特徴とする安全装置内蔵電池。
  2. 樹脂製ケースは、ポリプロピレン、ポリフェニレンスルフィド、液晶ポリマーから選ばれた1種類以上の樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全装置内蔵電池。
  3. 樹脂製ケースの表面は、電解液に侵されることが少ない1種類以上の材料でコーティングされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の安全装置内蔵電池。
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