JP6457810B2 - ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池回路。 - Google Patents

ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池回路。 Download PDF

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Description

本発明は、電気機器の2次電池パック等に内蔵される小型のブレーカー等に関するものである。
従来、各種電気機器の2次電池やモーター等の保護装置(安全回路)としてブレーカーが使用されている。ブレーカーは、充放電中の2次電池の温度が過度に上昇した場合、又は自動車、家電製品等の機器に装備されるモーター等に過電流が流れた場合等の異常が生じた際に、2次電池やモーター等を保護するために電流を遮断する。このような保護装置として用いられるブレーカーは、機器の安全を確保するために、温度変化に追従して正確に動作する(良好な温度特性を有する)ことと、通電時の抵抗値が安定していることが求められる。
ブレーカーには、温度変化に応じて動作し、電流を導通又は遮断する熱応動素子が備えられている。特許文献1には、熱応動素子としてバイメタルを適用したブレーカーが示されている。バイメタルとは、熱膨張率の異なる2種類の板状の金属材料が積層されてなり、温度変化に応じて形状を変えることにより、接点の導通状態を制御する素子である。同文献に示されたブレーカーは、固定片、可動片、熱応動素子、PTCサーミスター等の部品が、ケースに収納されてなり、固定片及び可動片の端子が電気機器の電気回路に接続されて使用される。上記特許文献1に示されたブレーカーにおいて、固定片は、ケース本体(樹脂ベース)にインサート成形により組み込まれる(同文献の段落(0031)等参照)。
WO2011/105175号公報
ブレーカーに要求される上記温度特性として、より具体的には、動作温度と復帰温度が挙げられる。動作温度とは、通電状態にあるブレーカーの熱応動素子が過熱によってスナップ変形し、電流を遮断すなわち保護装置としてのブレーカーが動作する温度である。復帰温度とは、遮断状態にあるブレーカーの熱応動素子が冷却によってもとの形状に戻り、ブレーカーが通電状態に復帰する温度である。電気機器の安全性をより一層高めるべく、温度特性に優れたブレーカーの開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、所望の温度で通電状態から遮断状態へと動作し、さらには所望の温度で遮断状態から通電状態へと復帰し、電気機器の安全性をより一層高めることができるブレーカーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は固定接点を有する固定片と、弾性変形する弾性部と該弾性部の先端部に可動接点とを有し、前記可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、温度変化に伴って変形することにより前記可動接点が前記固定接点から離隔するように前記可動片を作動させる熱応動素子とを備えたブレーカーにおいて、前記可動片は、銅−チタニウム合金材からなり、下記式(1)を満たすことを特徴とする。
2.3×10-5≦ (Ba×t3)/La3 ≦ 7.0×10-5 (1)
ただし、
La:弾性部の平均長さ
Ba:弾性部の平均幅
t :弾性部の平均厚さ
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、下記式(2)(3)を満たすことが望ましい。
0.7 < La/Ld < 2.3 (2)
0.18 < Ba/Bd < 1 (3)
ただし、
Ld:熱応動素子の平均長さ
Bd:熱応動素子の平均幅
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、下記式(4)を満たすことが望ましい。
1.01 < Ld/Bd < 1.1 (4)
ただし、
Ld:熱応動素子の平均長さ
本発明に係る前記ブレーカーにおいて、前記銅−チタニウム合金材は、94重量%以上の銅と、1〜5重量%のチタニウムとを含むことが望ましい。
本発明の電気機器用の安全回路は、前記ブレーカーを備えたことを特徴とする。
本発明の2次電池回路は、前記ブレーカーを備えたことを特徴とする。
本発明のブレーカーによれば、可動片は、銅−チタニウム合金材からなる。このような可動片は、応力緩和特性に優れ、固定接点と可動接点との接触抵抗の安定及び動作温度、復帰温度の安定に寄与する。また、可動片は、上記式(1)を満たしているので、ブレーカーの動作温度及び復帰温度が所望の範囲内に留められ、電気機器の安全性をより一層高めることが可能となる。
本発明の一実施形態によるブレーカーの概略構成を示す組立て斜視図。 通常の充電又は放電状態における上記ブレーカーを示す断面図。 過充電状態又は異常時などにおける上記ブレーカーを示す断面図。 (a)は上記ブレーカーの可動片の構成を示す斜視図、(b)は同平面図。 (a)は上記ブレーカーの熱応動素子の構成を示す斜視図、(b)は同平面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた2次電池パックの構成を示す平面図。 本発明の上記ブレーカーを備えた安全回路の回路図。
本発明の一実施形態によるブレーカーについて図面を参照して説明する。図1乃至図3は、ブレーカーの構成を示している。ブレーカー1は、固定接点21を有する固定片2と端子が形成されている端子片3と、先端部に可動接点41を有する可動片4と、温度変化に伴って変形する熱応動素子5と、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスター6と、固定片2、端子片3と、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6を収容するケース7等によって構成されている。ケース7は、ケース本体(第1ケース)71とケース本体71の上面に装着される蓋部材(第2ケース)81等によって構成されている。
固定片2は、例えば、銅等を主成分とする金属板(この他、銅−チタン合金、洋白、黄銅などの金属板)をプレス加工することにより形成され、ケース本体71にインサート成形により埋め込まれている。固定片2の一端には外部回路と電気的に接続される端子22が形成され、他端側には、PTCサーミスター6を支持する支持部23が形成されている。PTCサーミスター6は、固定片2の支持部23に3箇所形成された凸状の突起(ダボ)24の上に載置されて、突起24に支持される。
固定接点21は、銀、ニッケル、ニッケル−銀合金の他、銅−銀合金、金−銀合金などの導電性の良い材料のクラッド、メッキ又は塗布等により可動接点41に対向する位置に形成され、ケース本体71の内部に形成されている開口73aの一部から露出されている。端子22はケース本体71の端縁から外側に突き出されている。支持部23は、ケース本体71の内部に形成されている開口73dから露出されている。
本出願においては、特に断りのない限り、固定片2において、固定接点21が形成されている側の面(すなわち図1において上側の面)を表(おもて)面、その反対側の面を裏(うら)面として説明している。他の部品、例えば、可動片4及び熱応動素子5等についても同様である。
端子片3は、固定片2と同様に、銅等を主成分とする金属板をプレス加工することにより形成され、ケース本体71にインサート成形により埋め込まれている。端子片3の一端には外部回路と電気的に接続される端子32が形成され、他端側には、可動片4と電気的に接続される接続部33が形成されている。端子32はケース本体71の端縁から外側に突き出されている。接続部33は、ケース本体71の内部に設けられた開口73bから露出し、可動片4と電気的に接続される。
可動片4は、銅等を主成分とする板状の金属材料をプレス加工することにより形成されている。可動片4は、長手方向の中心線に対して対称なアーム状に形成されている。
可動片4の先端部には、可動接点41が形成されている。可動接点41は、固定接点21と同等の材料によって形成され、溶接の他、クラッド、かしめ(crimping)等の手法によって可動片4の先端部に接合されている。
可動片4の先端部には、端子片3の接続部33と電気的に接続される接続部42が形成されている。端子片3の接続部33と可動片4の接続部42とは、例えば、溶接によって固着されている。
可動片4は、可動接点41と接続部42との間に、弾性部43を有している。弾性部43は、接続部42から可動接点41の側に延出されている。接続部42において端子片3の接続部33と固着されることにより可動片4が固定され、弾性部43が弾性変形することにより、その先端に形成されている可動接点41が固定接点21の側に押圧されて接触し、固定片2と可動片4とが通電可能となる。可動片4と端子片3とは、電気的に接続されているので、固定片2と端子片3とが通電可能となる。
可動片4は、弾性部43において、プレス加工により湾曲又は屈曲されている。湾曲又は屈曲の度合いは、熱応動素子5を収納できる限り特に限定はなく、動作温度及び復帰温度における弾性力、接点の押圧力などを考慮して適宜設定すればよい。また、弾性部43の裏面には、熱応動素子5に対向して一対の突起(接触部)44a,44bが形成されている。突起44a,44bと熱応動素子5とは接触して、突起44a,44bを介して熱応動素子5の変形が弾性部43に伝達される(図1、図2及び図3参照)。
ところで、近年、生産効率の向上を狙って、ブレーカー1を回路基板に直接的に実装する形態が検討されている。さらには、ブレーカー1の端子22、32と回路基板のリードとの接続にリフロー方式のはんだ付けを用いることが検討されている。
リフロー方式によるはんだ付け工程では、ブレーカー1は、例えば、200゜Cを超える高温に数十秒さらされる。そして、可動片4の材料にリン青銅等を適用した場合、上述した温度条件では、可動片4の材料の軟化が生じ、プレス等によって加工された可動片4の上記形状は、可動接点41が固定接点21から離隔した状態にとどまるように変形する。こうした可動片4の変形は、通電時の抵抗値及び動作温度、復帰温度に影響を及ぼすおそれがある。
この点、銅−チタン合金及びコルソン銅等は、上述した温度条件でも軟化は生じない。従って、可動片4の材料に銅−チタン合金及びコルソン銅等を適用した場合、リフロー方式によるはんだ付け工程の前後において、可動片4の形状は実質的に維持され、通電時の抵抗値及び動作温度、復帰温度も正常に維持される。
一方、近年、ブレーカー1の用途は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータからタブレット型のパーソナルコンピュータさらにはスマートフォンと称される小型の携帯情報端末に広がっている。ノート型のパーソナルコンピュータでは、定格が10〜12A、最大許容電流が20A前後の比較的高容量のブレーカーが適用されることが多く、タブレット型のパーソナルコンピュータ又はスマートフォンでは、定格が4〜8A、最大許容電流が12A前後の低容量のブレーカーが適用されることが多い。
そして、近年におけるCPU等の省電力化に資する技術の進歩はめざましく、容量の低いブレーカー1の開発が要求されている。このような背景下において、本実施形態では、可動片4の材料として銅−チタン合金が適用されている。銅−チタン合金は、コルソン銅等と比較して電気伝導度が低く、低容量のブレーカー1に好適とされるためである。
可動片4に用いられる銅−チタニウム合金材は、94重量%以上の銅と、1〜5重量%のチタニウムとを含むのが望ましい。このような銅−チタニウム合金材によって可動片4を構成することにより、所望の電気伝導度が得られ、容易にブレーカー1の低容量化を図ることが可能となる。
熱応動素子5は円弧状に湾曲した初期形状をなし、熱膨張率の異なる薄板材を積層することにより形成される。過熱により動作温度に達すると、熱応動素子5の湾曲形状は、スナップモーションを伴って逆反りし、冷却により復帰温度を下回ると復元する。熱応動素子5の初期形状は、プレス加工により形成することができる。所期の温度で熱応動素子5の逆反り動作により可動片4の弾性部43が押し上げられ、かつ弾性部43の弾性力により元に戻る限り、熱応動素子5の材質及び形状は特に限定されるものでないが、生産性及び逆反り動作の効率性の観点から矩形状が望ましく、小型でありながら弾性部43を効率的に押し上げるために正方形に近い長方形であるのが望ましい。なお、熱応動素子5の材料としては、例えば、高膨脹側に銅−ニッケル−マンガン合金又はニッケル−クロム−鉄合金、低膨脹側に鉄−ニッケル合金をはじめとする、洋白、黄銅、ステンレス鋼など各種の合金からなる熱膨張率の異なる2種類の材料を積層したものが、所要条件に応じて組み合わせて使用される。
PTCサーミスター6は、固定片2と熱応動素子5との間に配設されている。すなわち、PTCサーミスター6を挟んで、固定片2は熱応動素子5の直下に位置している。熱応動素子5の逆反り動作により固定片2と可動片4との通電が遮断されたとき、PTCサーミスター6に流れる電流が増大する。PTCサーミスター6は、温度上昇と共に抵抗値が増大して電流を制限する正特性サーミスターであれば、動作電流、動作電圧、動作温度、復帰温度などの必要に応じて種類を選択でき、その材料及び形状はこれらの諸特性を損なわない限り特に限定されるものではない。本実施形態では、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム又はチタン酸カルシウムを含むセラミック焼結体が用いられる。セラミック焼結体の他、ポリマーにカーボン等の導電性粒子を含有させたいわゆるポリマーPTCを用いてもよい。
ケース7を構成するケース本体71及び蓋部材81は、難燃性のポリアミド、耐熱性に優れたポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの熱可塑性樹脂により成形されている。上述した樹脂と同等以上の特性が得られるのであれば、樹脂以外の材料を適用してもよい。
ケース本体71には、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6などを収容するための収容凹部73が形成されている。収容凹部73は、可動片4を収容するための開口73a,73b、可動片4及び熱応動素子5を収容するための開口73c、並びに、PTCサーミスター6を収容するための開口73d等を有している。なお、ケース本体71に組み込まれた可動片4、熱応動素子5の端縁は、収容凹部73の内部に形成されている枠によってそれぞれ当接され、熱応動素子5の逆反り時に案内される。
蓋部材81には、カバー片9がインサート成形によって埋め込まれている。カバー片9は、上述した銅等を主成分とする金属板又はステンレス鋼等の金属板をプレス加工することにより形成される。カバー片9は、図2及び図3に示すように、可動片4の表面と適宜当接し、可動片4の動きを規制すると共に、蓋部材81のひいては筐体としてのケース7の剛性・強度を高めつつブレーカー1の小型化に貢献する。カバー片9の外面側には、樹脂が配されている。
図1に示すように、固定片2、可動片4、熱応動素子5及びPTCサーミスター6等を収容したケース本体71の開口73a、73b、73c等を塞ぐように、蓋部材81が、ケース本体71に装着される。ケース本体71と蓋部材81とは、例えば超音波溶着によって接合される。このとき、ケース本体71と蓋部材81とは、それぞれの外縁部の全周にわたって連続的に接合され、ケース7の気密性が向上する。これにより、リフロー方式によるはんだ付け工程で、ケース7の内部にフラックスが侵入することが防止され、熱応動素子5等を構成する金属が影響を受けることが抑制される。
図2は、通常の充電又は放電状態におけるブレーカー1の動作を示している。通常の充電又は放電状態においては、熱応動素子5は初期形状を維持(逆反り前)している。カバー片9には、可動片4の頂部43aと当接し、頂部43aを熱応動素子5の側に押圧する突出部91が設けられている。突出部91が頂部43aを押圧することにより、弾性部43は、弾性変形し、その先端に形成されている可動接点41が固定接点21の側に押圧されて接触する。これにより、可動片4の弾性部43などを通じてブレーカー1の両端子22、32間は導通している。可動片4の弾性部43と熱応動素子5とは接触しており、可動片4、熱応動素子5、PTCサーミスター6及び固定片2は、回路として導通している。しかし、PTCサーミスター6の抵抗は、可動片4の抵抗に比べて圧倒的に大きいため、PTCサーミスター6を流れる電流は、固定接点21及び可動接点41を流れる量に比して実質的に無視できる程度である。
図3は、過充電状態又は異常時などにおけるブレーカー1の動作を示している。過充電又は異常により高温状態となると、動作温度に達した熱応動素子5は逆反りし、可動片4の弾性部43が押し上げられて固定接点21と可動接点41とが離隔する。このとき、固定接点21と可動接点41の間を流れていた電流は遮断され、僅かな漏れ電流が熱応動素子5及びPTCサーミスター6を通して流れることとなる。PTCサーミスター6は、このような漏れ電流の流れる限り発熱を続け、熱応動素子5を逆反り状態に維持させつつ抵抗値を激増させるので、電流は固定接点21と可動接点41の間の経路を流れず、上述の僅かな漏れ電流のみが存在する(自己保持回路を構成する)。この漏れ電流は安全装置の他の機能に充てることができる。
過充電状態を解除し、又は異常状態を解消すると、PTCサーミスター6の発熱も収まり、熱応動素子5は復帰温度に戻り、元の初期形状に復元する。そして、可動片4の弾性部43の弾性力によって可動接点41と固定接点21とは再び接触し、回路は遮断状態を解かれ、図2に示す導通状態に復帰する。
図4は、可動片4の構成を示している。既に述べたように、可動片4は、端子片3の接続部33と固着されている接続部42を基端として、弾性部43が弾性変形することにより、その先端に形成されている可動接点41が固定接点21の側に押圧されて接触し、固定片2と可動片4とが通電可能となる(図1参照)。従って、弾性部43の平均長さLa、平均幅Ba及び平均厚さtは、可動接点41を押圧する力に影響を及ぼす。
弾性部43の平均長さLaとは、弾性部43の平面視での長手方向の平均長さである。図2及び図3に示されるように、可動片4は、頂部43aにおいて、カバー片9と当接しているので、実質的に頂部43aよりも先端の領域で弾性変形しうる。従って、弾性部43の平均長さLaとは、熱応動素子5の逆反り動作によりケース7内で弾性部43が弾性変形可能な領域の平均の長さ(有効長)、すなわち本実施形態では、頂部43aから先端43bまでの平面視での平均の長さと定義される。この平均長さLaは、例えば、弾性部43の測端43c、43c間で、弾性部43の長さが一様でない可動片4にも適用されうる。
カバー片9に突出部91が設けられていない形態でも弾性部43の平均長さLaは同様に定義される。すなわち、可動片4とカバー片9とが当接する部位から先端の弾性変形可能な領域の平均の長さが上記平均長さLaである。なお、弾性部43の長さがある程度以上である場合は、必要に応じて弾性部43の形状に沿った長さが適用されうる。
弾性部43の平均幅Baとは、弾性部43の短手方向の平均長さ、すなわち弾性部43の測端43c、43c間の平面視での平均の長さである。従って、例えば、弾性部43の基端43aから先端43bにわたって、弾性部43の幅が一様でない可動片4にも適用されうる。
さらに、弾性部43の平均厚さtとは、弾性部43の厚さ方向の平均長さ、すなわち弾性部43の表面43dから裏面43eまでの平均の長さである。従って、例えば、弾性部43の基端43aから先端43bにわたって、弾性部43の厚さが一様でない可動片4にも適用されうる。
そして、発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、弾性部43の平均長さLa、平均幅Ba及び平均厚さtがブレーカー1の動作温度及び復帰温度等の温度特性並びにこれら特性のバラツキに大きな影響を及ぼすとの知見を得た。
すなわち、弾性部43の平均長さLa、平均幅Ba及び平均厚さtは、式(1)の関係を満たすことが望ましい。
2.3×10-5 ≦ (Ba×t3)/La3≦ 7.0×10-5 (1)
式(1)において、比(Ba×t3)/La3は、弾性部43の曲げ剛性を示す指標とされる。比(Ba×t3)/La3 が2.3×10-5 未満の場合、弾性部43の曲げ剛性が過小となり、図2に示される通電状態で、固定接点41と可動接点21との間の接触抵抗が過大となり、また安定しないおそれがある。また、熱応動素子5の押し上げ力と弾性部43の曲げ剛性とのバランスが悪化し、所望の動作温度及び復帰温度が得られないおそれがある。特に、図2等に示される本実施形態のブレーカー1、すなわち、通電状態で可動片4の突起44a,44bと熱応動素子5とが当接しない形態にあっては、復帰温度が過度に低下するおそれがある。
一方、比(Ba×t3)/La3 が7.0×10-5 を超える場合、弾性部43の曲げ剛性が過大となり、熱応動素子5の押し上げ力と弾性部43の曲げ剛性とのバランスが悪化し、所望の動作温度及び復帰温度が得られないおそれがある。特に、本実施形態のブレーカー1にあっては、復帰温度が過度に上昇するおそれがある。
本実施形態では、式(1)の関係を満たす弾性部43によって可動片4を構成することにより、ブレーカー1の復帰温度を40゜C〜60゜Cの範囲に留めることが可能となる。
図5は、熱応動素子5の構成を示している。熱応動素子5は、平面視で矩形状に形成されている。発明者らは、さらに鋭意研究を重ねた結果、弾性部43の平均長さLaと熱応動素子5の平均長さLdとの関係及び弾性部43の平均幅Baと熱応動素子5の平均幅Bdとの関係がブレーカー1の動作温度及び復帰温度に大きな影響を及ぼすとの知見を得た。
熱応動素子5の平均長さLdとは、弾性部43の長手方向での熱応動素子5の平均長さ、すなわち熱応動素子5の後端5aから前端5bまでの平面視での平均の長さである。従って、例えば、熱応動素子5の測端5c、5c間で、長さが一様でない熱応動素子5にも適用されうる。
熱応動素子5の平均幅Bdとは、弾性部43の短手方向での熱応動素子5の平均長さ、すなわち熱応動素子5の測端5c、5c間の平面視での平均の長さである。従って、例えば、熱応動素子5の後端5aから前端5bにわたって、幅が一様でない熱応動素子5にも適用されうる。
すなわち、弾性部43の平均長さLaと熱応動素子5の平均長さLd及び弾性部43の平均幅Baと熱応動素子5の平均幅Bdは、式(2)(3)の関係を満たすことが望ましい。
0.7 < La/Ld < 2.3 (2)
0.18 < Ba/Bd < 1 (3)
式(2)において、比La/Ldが0.7以下の場合、図2に示される通電状態で、固定接点41と可動接点21との間の接触抵抗が安定しないおそれがある。さらに、図3に示される遮断状態で、固定接点41と可動接点21との間のギャップ(接点ギャップ)が十分に確保できず、安定した温度特性が得られないおそれがある。一方、比La/Ldが2.3を超える場合、図2に示される通電状態で、固定接点41と可動接点21との間の接触抵抗を抑制しながら、ブレーカー1の小型化を図るのが困難となるおそれがある。本実施形態では、式(2)の関係を満たす可動片4及び熱応動素子5によってブレーカー1を構成することにより、接触抵抗、温度特性、小型化をバランスよく両立できる。
式(3)において、比Ba/Bdが0.18以下の場合、弾性部43の加工が困難となり、上記接触抵抗や温度特性等にバラツキが生ずるおそれがある。また、熱応動素子5の肥大化を招き、ブレーカー1の小型化が困難となる。一方、比Ba/Bdが1を超える場合、熱応動素子5の押し上げ力と弾性部43の曲げ剛性とのバランスが悪化し、所望の動作温度及び復帰温度が得られないおそれがある。また、可動片4の肥大化を招き、ブレーカー1の小型化が困難となる。本実施形態では、式(3)の関係を満たす可動片4及び熱応動素子5によってブレーカー1を構成することにより、弾性部43の加工を容易としながら、接触抵抗、温度特性、小型化をより一層バランスよく両立できる。なお、平均幅Bdが特に大きい熱応動素子5にあっては、比Ba/Bdが0.035以上であってもよい。
また、熱応動素子5の平均長さLdと平均幅Bdは、式(4)の関係を満たすことが望ましい。
1.01 < Ld/Bd < 1.1 (4)
式(4)において、比Ld/Bdが1.01未満の場合、図3に示される遮断状態で、固定接点41と可動接点21との間のギャップ(接点ギャップ)が十分に確保できず、安定した温度特性が得られないおそれがある。比Ld/Bdが1.1を超える場合、ブレーカー1の小型化を図るのが困難となるおそれがある。本実施形態では、式(4)の関係を満たす可動片4及び熱応動素子5によってブレーカー1を構成することにより、温度特性、小型化をより一層バランスよく両立できる。
熱応動素子5の平均厚さは、弾性部43の平均厚さtの50%〜70%が望ましい。熱応動素子5の平均厚さが弾性部43の平均厚さtの50%未満の場合、熱応動素子5の押し上げ力と弾性部43の曲げ剛性とのバランスが悪化し、復帰温度が過度に高くなるおそれがある。一方、熱応動素子5の平均厚さが弾性部43の平均厚さtの70%を超える場合、復帰温度が過度に低くなるおそれがある。
図5に示される熱応動素子5の湾曲係数Kは、温度特性等の安定の観点から13〜22が望ましい。ここで、湾曲係数Kとは、例えば、JIS C2530に準拠する測定法によって算出された係数である。本実施形態では、上記範囲の湾曲係数Kを有する熱応動素子5によってブレーカー1を構成することにより、常温において広範に使用される電気機器等にブレーカー1が適用される場合であっても、ブレーカー1の小型化を図りつつ、良好な温度特性が得られる。さらに、上記式(1)乃至(4)の関係を満たす可動片4及び熱応動素子5と組み合わせることにより、リフロー方式のはんだ付け工程を経たブレーカー1にあっても、安定した温度特性を得ることができる。
図5では、熱応動素子5の全体が湾曲して形成されているが、熱応動素子5の一部(例えば、中央部)が湾曲して形成(フォーミング)された熱応動素子5にも上記式(2)乃至(4)は同様に適用できる。このような、断面が湾曲して形成されたフォーミング部を部分的に有する熱応動素子5においては、上記熱応動素子5の平均長さLd及び平均幅Bdは、例えば、フォーミング部の寸法(有効長及び有効幅)で規定される。
以上のように、本実施形態のブレーカー1によれば、可動片4は、銅−チタニウム合金材からなる。このような可動片4は、応力緩和特性に優れ、固定接点21と可動接点41との接触抵抗の安定及び動作温度、復帰温度の安定に寄与する。また、可動片4は、上記式(1)を満たしているので、ブレーカー1の復帰温度が所望の範囲内に留められ、電気機器の安全性をより一層高めることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、ブレーカー1は、少なくとも、固定接点21を有する固定片2と、弾性変形する弾性部43と弾性部43の先端部に可動接点41とを有し、可動接点41を固定接点21に押圧して接触させる可動片4と、温度変化に伴って変形することにより可動接点41が固定接点21から離隔するように可動片4を作動させる熱応動素子5とを備え、可動片4は、銅−チタニウム合金材からなり、上記式(1)を満たすように構成されていればよい。
例えば、ケース7は、二次的なインサート成形等により、樹脂等で密封されていてもよい。この場合、固定片2の端子22及び端子片3の端子32が、回路基板等のランドに固定され導通可能なように、ケース7の外側に形成された樹脂から露出していればよい。
また、ケース本体71と蓋部材81との接合手法は、超音波溶着に限られることなく、両者が強固に接合される手法であれば、適宜適用することができる。例えば、液状又はゲル状の接着剤を塗布・充填し、硬化させることにより、両者が接着されてもよい。また、ケース7は、ケース本体71と蓋部材81等によって構成される形態に限られることなく、2個以上の部品によって構成されていればよい。
また、上述した自己保持回路が不要とされる用途にあっては、PTCサーミスター6が省略されていてもよい。
また、固定片2、端子片3、可動片4、熱応動素子5、PTCサーミスター6及び収容凹部73等の形状も、図1等に示したものに限られず、適宜変更可能である。
また、上記特許文献1に示されるような、端子片3と可動片4とが一体に形成されている形態に、本発明を適用してもよい。この場合、一体化された端子片3及び可動片4は、例えば、ケース本体71と蓋部材81とによって挟み込まれて溶着される。
また、本発明のブレーカー1は、2次電池パック、電気機器用の安全回路等にも広く適用できる。図6は2次電池パック500を示す。2次電池パック500は、2次電池501と、2次電池501の出力端回路中に設けたブレーカー1とを備える。図7は電気機器用の安全回路502を示す。安全回路502は2次電池501の出力回路中に直列にブレーカー1を備えている。ブレーカー1を備えた2次電池パック500又は安全回路502によれば、良好な電流遮断動作を確保できる2次電池パック500又は安全回路502を製造できる。
1 ブレーカー
2 固定片
21 固定接点
3 端子片
4 可動片
41 可動接点
43 弾性部
5 熱応動素子
501 2次電池
502 安全回路

Claims (5)

  1. 固定接点を有する固定片と、
    弾性変形する弾性部と該弾性部の先端部に可動接点とを有し、前記可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、
    温度変化に伴って変形することにより前記可動接点が前記固定接点から離隔するように前記可動片を作動させる熱応動素子と
    前記固定接点、前記可動片、前記熱応動素子を収容する収容凹部を有する第1ケースと、
    前記収容凹部を覆うように、前記第1ケースに装着される第2ケースとを備えたブレーカーにおいて、
    前記可動片は、銅−チタニウム合金材からなり、前記可動片は、前記可動接点が前記固定接点に接触する導通状態から前記可動接点が前記固定接点に離隔する遮断状態に亘って、前記第2ケースと当接する頂部を有し、
    下記式(1)(2)(3)を満たすことを特徴とするブレーカー。
    2.3×10-5 ≦ (Ba×t3)/La3≦ 7.0×10-5 (1)
    0.7 < La/Ld < 2.3 (2)
    0.18 < Ba/Bd < 1 (3)
    ただし、
    La:頂部から可動片の可動接点側先端までの平面視での弾性部の平均の長さ
    Ba:平面視での弾性部の平均幅
    t :弾性部の平均厚さ
    Ld:平面視での熱応動素子の平均長さ
    Bd:平面視での熱応動素子の平均幅
  2. 固定接点を有する固定片と、
    弾性変形する弾性部と該弾性部の先端部に可動接点とを有し、前記可動接点を前記固定接点に押圧して接触させる可動片と、
    温度変化に伴って変形することにより前記可動接点が前記固定接点から離隔するように前記可動片を作動させる熱応動素子と、
    前記固定接点、前記可動片、前記熱応動素子を収容する収容凹部を有する第1ケースと、
    前記収容凹部を覆うように、前記第1ケースに装着される第2ケースとを備えたブレーカーにおいて、
    前記可動片は、銅−チタニウム合金材からなり、前記可動片は、前記可動接点が前記固定接点に接触する導通状態から前記可動接点が前記固定接点に離隔する遮断状態に亘って、前記第2ケースと当接する頂部を有し、
    下記式(1)(4)を満たすことを特徴とするブレーカー。
    2.3×10 -5 ≦ (Ba×t 3 )/La 3 ≦ 7.0×10 -5 (1)
    1.01 < Ld/Bd < 1.1 (4)
    ただし、
    La:頂部から可動片の可動接点側先端までの平面視での弾性部の平均の長さ
    Ba:平面視での弾性部の平均幅
    t :弾性部の平均厚さ
    Ld:平面視での熱応動素子の平均長さ
    Bd:平面視での熱応動素子の平均幅
  3. 前記銅−チタニウム合金材は、94重量%以上の銅と、1〜5重量%のチタニウムとを含む請求項1又は2に記載のブレーカー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のブレーカーを備えたことを特徴とする電気機器用の安全回路。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載のブレーカーを備えたことを特徴とする2次電池回路。
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