JP4121414B2 - 全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置杭支持装置 - Google Patents

全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置杭支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔、道路、橋梁等の構造物あるいは建築物等の構造物を支持するために地盤に圧入される回転圧入鋼管杭を、全旋回オールケーシング機を用いて斜坑として施工するための斜杭傾斜調整設置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
全旋回オールケーシング機を用いて回転圧入鋼管杭を地盤に直角に圧入施工する施工法は、特許文献1(特開平2002−167760号公報)にも記載されているように既に知られているが、鋼管杭の周側面に螺旋状羽根または翼を有する回転圧入鋼管杭については、比較的新しい技術のこともあって、当該鋼管杭を地盤に対して傾斜した状態で、つまり斜杭として回転させながら圧入施工する技術は未だ知られていない。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−167760号公報
【0004】
前記従来技術の問題点を解決するため、本出願人に係る特願2001−368544号及び特願2003−46848号(何れも未公開)の技術があり、これらは全旋回オールケーシング機を所定の傾斜角度に設置した上、螺旋状羽根を有する回転圧入鋼管杭を斜杭として回転圧入施工できるようにした技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人に係る前記の先願発明は、回転圧入鋼管杭を斜杭として回転圧入するに際し、全旋回オールケーシング機を安定に傾斜支持して施工できる点で有利であるが、本発明者が研究の結果さらなる課題を見出した。
【0006】
すなわち、回転圧入鋼管杭を斜杭として回転圧入するに際し、オールケーシング機の締結把持部(チャック)は、斜杭の外周を締結して回転力を加えつつ下動し、所定ストローク下動した後、杭外周の締結を解除して上動し、前記の動作を繰り返すことで長尺の斜杭の回転圧入が可能となるが、その回転圧入操作に際し、杭外周の締結を解除して上動するとき、斜杭であるが故に、杭の自重で傾きの度合が大きくなってオールケーシング機の杭挿通孔内で偏倚し、杭の外周を取囲んで配置される複数分割のチャック部材に偏った力が作用し、正確な斜杭の傾斜角度保持が難しく、再度の調整に手間取り施工効率が低下する。
【0007】
前記の問題は杭の回転圧入の初期段階では、地盤により十分に杭を支えることができないことから特に著しく、さらに、継ぎ杭時の杭傾斜管理も困難となる。このため別に傾斜支持装置が必要となって、施工に手間取り、施工精度や施工効率が低下する問題がある。
【0008】
本発明は前記の問題を解決するもので、全旋回オールケーシング機で回転圧入鋼管杭を斜杭として回転圧入施工するに際し、杭外周の締結を解除したときも、機体に対す斜杭の傾斜角度を容易確実に保持できる斜杭傾斜調整装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は次のように構成する。
【0010】
第1の発明は、所定の角度に傾斜設置される全旋回オールケーシング機の上面板の杭挿通孔を通して翼又は螺旋羽根を有する回転圧入鋼管杭を傾斜して機体内に挿入し、回転駆動機構および昇降駆動機構により動作するチャックが、回転圧入鋼管杭の外周を締結して回転力を加えつつ所定ストローク下動した後、杭外周の締結を解除して上動する動作を繰り返す全旋回オールケーシング機において、杭の周囲の半周以下を取囲む湾曲形状であり、その内側支持面には複数個のユニット型のボールベアリングからなる杭の可動促進機構を設けた斜杭振れ止め兼用支持部材を治具本体に取付けて構成される傾斜調整治具を前記上面板において斜杭の傾斜した側を支えるように配置し、かつ位置決め手段より斜杭の径に応じて上面板の所定部位に杭挿通孔との距離を調整可能に位置決めし、前記振れ止め兼用支持部材を斜杭の外周に当てがうことで、機体の杭挿通孔に位置する回転圧入鋼管杭の傾斜を調整可能に構成したことを特徴とする。
【0011】
第2の発明は、第1の発明における傾斜調整治具の位置決め手段として、治具本体に設けた索条係止部に牽引ロープや牽引チエーン等の索条の一端側を係止すると共に、他端側を上面板に設けた係止部に係止し、索条の長さを調整可能に設けたことを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、第1の発明における傾斜調整治具の位置決め手段として、治具本体に上下方向に貫通する複数のボルト穴を設けると共に、上面板に複数のボルト穴を設け、傾斜調整治具を上面板の所定部位に位置決めしたうえ、前記治具本体と上面板の各ボルト穴に位置決めボルトを締結することを特徴とする。
【0015】
【作用】
本発明に係る斜杭傾斜調整装置を用いることにより、全旋回オールケーシング機の杭挿通孔に挿入した回転圧入鋼管杭のオールケーシング機に対する相対傾斜角度を容易かつ正確に保持でき、迅速かつ高精度で斜杭を回転圧入でき、杭傾斜管理を円滑におこなうことができる。さらに施工性が一層向上し施工期間、施工コストの低減などの効果を達成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
【0017】
図1は、全旋回オールケーシング機2を地盤3に対して所定角度傾斜設置したうえ、該オールケーシング機2にて回転圧入鋼管杭(斜杭)1を回転圧入している態様を示す図である。
【0018】
図1(および図5を一部参照)によって、全旋回オールケーシング機2の概要を説明した後、図2〜図4によって本発明の主要部である斜杭傾斜調整装置を説明する。その後、図5と図6によって全旋回オールケーシング機の概要構造とこれを支持する傾斜調整可能な斜杭施工用架台を説明する。
【0019】
図1において、全旋回オールケーシング機2は、斜杭施工用架台5によって地盤3に対し所定角度傾斜した態様に支持されており、先端に螺旋状羽根14を有した回転圧入鋼管杭1は、該オールケーシング機2の中心部を挿通して図5に示すチャック28によりその外周面をきつく締結されており、チャック28の回転及び下動により該回転圧入鋼管杭1が地盤3に所定長回転圧入された態様が示されている。
【0020】
図5において、チャック28は回転圧入鋼管杭1の外周を取囲む配置に設けられ、円周方向に複数に分割された分割部材としてのチャックカラー27およびチャックブラケット部55から構成される。チャック28は、チャックカラー昇降ジャッキ39により若干の範囲昇降することにより、回転圧入鋼管杭1の外周面を締結し、かつ締結を解除できる。またチャック28は、回転体駆動用油圧モータ44により回転圧入鋼管杭1の外周面を締結した態様で回転できる。さらに、昇降ジャッキ38により、ベースフレーム33に反力を取ってチャック28とチャックカラー昇降ジャッキ39と回転体駆動用油圧モータ44を含む機体が昇降できる。
【0021】
したがって、チャック28は、チャックカラー昇降ジャッキ39により回転圧入鋼管杭1の外周面を締結した態様で回転体駆動用油圧モータ44により回転し、同時に昇降ジャッキ38により下向きの力が加えられることにより、鋼管杭1は回転しながら下動して地盤3に回転圧入される。
【0022】
チャック28が回転しながら所定ストローク下動し、回転圧入鋼管杭1を地盤3に所定長圧入した後、回転体駆動用油圧モータ44を作動停止すると共に、チャックカラー昇降ジャッキ39の作動軸を上昇させてチャック28の鋼管杭1に対する締結を解除し、さらに、昇降ジャッキ38により機体本体を上動させる。その後、前記の動作を繰り返す。つまりチャック28の尺取り動作により長尺の回転圧入鋼管杭1を地盤3に回転圧入できる。
【0023】
チャック28の尺取り動作において、該チャック28が回転圧入鋼管杭1の外周面から外側に後退して離れて(つまり締結を解除して)上動し、次工程での締結動作までの間は、オールケーシング機2の機体と回転圧入鋼管杭1は切り離されていて支持するものがない。このため斜杭である回転圧入鋼管杭1は自重で傾斜し、オールケーシング機2の杭挿通部(つまりチャック28の内方空間)83内で偏倚し、鋼管杭1を取囲むように配置され、周方向に複数に分割されたチャックカラー27およびチャックブラケット部55の周方向の一部に偏って力がかかると共に、斜杭の傾斜角度保持が難しく、次回のチャックカラー27による締結がスムーズに行かず、再度の調整に手間取り施工効率が低下する。
【0024】
このように、回転圧入鋼管杭1が斜杭である場合は、オールケーシング機2により該鋼管杭1の傾斜角度を調整して地盤3に正確に回転圧入する作業が円滑にできなくなり、特に、回転圧入時の初期段階では地盤3により鋼管杭1を十分に支えることができないため前記の問題は大きい。
【0025】
本発明では、全旋回オールケーシング機2における杭挿通孔77が形成された上面板76に斜杭傾斜調整装置64を設けることで前記の問題を解決している。
【0026】
図2〜図4において斜杭傾斜調整装置64は、傾斜調整治具65と、これを所定の位置に支持する牽引ロープ又はチエーン等からなる索条66とから構成される。傾斜調整治具65は、例えばH形鋼などの鋼材を所定長に切断して構成され横方向に伸長する治具本体67と、該治具本体67の前側部の中央部位置に固着した斜杭振れ止め兼用支持部材68とから構成される。治具本体67の前側の両端部には索条66の端部の係止金具69を着脱自在に係止できる索条係止部70が設けてある。
【0027】
斜杭振れ止め兼用支持部材68は、回転圧入鋼管杭1の周囲を取囲むよう平面湾曲形状に鋼材を組立てて構成されており、背面が補強リブ71で補強されていると共に、背面中央部の接合部材72を治具本体67の前部フランジ73に当てがい、その当接部がボルト接合部74で接合されている。
【0028】
斜杭振れ止め兼用支持部材68は、回転圧入鋼管杭1を回転自在かつ軸方向スライド自在に支持するもので、その動きを円滑にするため振れ止め兼用支持部材68の内側支持面には鋼管杭1の可動促進機構を設けるのがよい。図の実施例では、振れ止め兼用支持部材68の内側支持面の周方向に沿って複数個のユニット型のボールベアリング75を配設している。このボールベアリング75により斜杭である回転圧入鋼管杭1は、振れ止め兼用支持部材68に支持されて円滑に水平回転し、かつ地盤3に向けて推進できる。
【0029】
前記ボールベアリング75等の機械的な可動促進機構に代えて、摩擦抵抗が小さく滑りやすい部材、たとえば、フッ素樹脂等の層からなる可動促進部を形成してもよく、これにより回転圧入鋼管杭1の回転動や推進移動が円滑となる。
【0030】
さらに、振れ止め兼用支持部材68は、所定の径、所定の長の円形鋼管を湾曲形状となるように切断し、その背面を接合部材を介して治具本体67の前部にボルト接合することで構成してもよい(図示を省略する)。
【0031】
次に、斜杭傾斜調整装置64の使用態様を説明する。
【0032】
所定角度傾斜して設置されたオールケーシング機2の上面板76において、杭径よりも大きな孔径の杭挿通孔77から回転圧入鋼管杭1が上方に突出している。そして傾斜調整治具65を、振れ止め兼用支持部材68が回転圧入鋼管杭1の周囲を取囲むように上面板76に配置する。次に、治具本体67の索条係止部70に索条66の一端部の係止金具69を着脱自在に係止する。また、上面板76にはオールケーシング機2をクレーンで吊り上げるためのワイヤーロープ係合用の複数の係合金具78が設けてあるので、この係合金具78を利用し、これに索条66の他端部の係止金具69を着脱自在に係止する。
【0033】
さらに、索条66の両端を治具本体67の索条係止部70と上面板76の係合金具78に係止したうえ、索条66の端部(図では中間部)同士を手作業で結び目を作ることにより適宜の索条(ロープ)長さとなるように設定するか、または略図で示す公知の締張治具80により適宜の索条長さに設定する。索条66の端部同士を締結する他の手段としてターンバックル方式を使用してもよいもよい。
【0034】
したがって、傾斜調整治具65の振れ止め兼用支持部材68を回転圧入鋼管杭1の傾斜した側を支えるように配置し、索条66の両端を治具本体67の索条係止部70と上面板76の係合金具78に係止したうえ、索条66の端部(図では中間部)同士を手作業で結び目を作ることにより、または、締張治具80により適切なロープ長さに設定し、これにより、回転圧入鋼管杭1を支える振れ止め兼用支持部材68の上面板76上での位置を決める。これにより、斜杭である回転圧入鋼管杭1は、傾斜調整治具65の振れ止め兼用支持部材68によりオールケーシング機2の機体側に反力を取って、その杭挿孔内で安定に傾斜支持され、鋼管杭1のチャッキングが解除された回転圧入作業停止時や杭継ぎ時においても、所定の傾斜角度に支持できる。鋼管杭1は、傾斜回転圧入作業時も傾斜調整治具65で安定に支持されて回転圧入できる。
【0035】
傾斜調整治具65を上面板76上で索条66を用いて位置決めすることの利点は、次のとおりである。一台の全旋回オールケーシング機2を用いて、径の異なる各種の回転圧入鋼管杭1を回転圧入できるが、その際、傾斜調整治具65は径の異なる回転圧入鋼管杭1ごとに上面板76上での配置位置を微妙に変化させる必要がある。この場合、本実施例では索条66の長さを簡単に調整することにより傾斜調整治具65の位置を容易迅速に調整して位置決めできる。
【0036】
傾斜調整治具65の上面板76上での位置決めは、索条66の他にボルト接合にて行ってもよい。例えば、図4(a)に示すようにH形鋼からなる治具本体67の両端におけるウエブ81に複数のボルト穴82を開設し、これに対応して上面板76にも前後方向に複数のボルト穴(図示省略)を開設しておき、径の異なる各種の回転圧入鋼管杭1に対応して位置を変えて調整するとき、その変位調整して位置における各ボルト穴82にボルトを挿入して締結することで、傾斜調整治具65を上面板76上に機械的に位置決めできる。
【0037】
図5、図6を参照して、全旋回オールケーシング機2とこれを傾斜支持する傾斜調整可能な斜杭施工用架台5の構造の概要を説明する。
【0038】
斜杭施工用架台5において、平面矩形状の鋼製架台本体20およびその鋼製上面板23の中央部には、上下方向に貫通する鋼管杭挿通用透孔9が設けられる。また、鋼製上面板23の4隅部近傍には、前後左右方向に間隔をおいてずれ止め部材26が溶接にて固着されている。このずれ止め部材26は、全旋回オールケーシング機2の脚座25の横方向のずれ止めを図るものである。
【0039】
架台本体20の前後の側面部には、左右方向に間隔をおいて液圧式等の複数(図示の場合は4つ)の伸縮式ジャッキ12が配置されていると共に、ジャッキ12におけるケーシング13側がボルト等により架台本体20に固定されている。伸縮式油圧ジャッキ12におけるピストン杆12bの先端部には、半球状部12cが一体に設けられ、この半球状部12cには、ほぼ半球状受け面12dを有する鋼製脚座12eが回転可能に取付けられている。鋼製脚座12eは座板18の上面に係止される。座板18には杭挿通孔18bが開設されている。
【0040】
伸縮式ジャッキ12と、脚座12eとにより、傾斜調整可能な架台側のアウトリガー12a等の伸縮式脚部7が構成されている。そして、伸縮式ジャッキ12の伸長量または短縮量を調整することにより、斜杭施工用架台5を適宜の傾斜角度に設定できる。斜杭施工用架台5の傾斜角度は、施工条件にもよるが、3〜25度程度の範囲で適宜設定するとよい。
【0041】
施工に際しては、クロレラクレーン等を用いて地盤3上に座板18を配置し、その上面における4隅のずれ止めの内側に斜杭施工用架台5を載置する。
【0042】
つぎに、水平状態にある斜杭施工用架台5の上面にオールケーシング機2の脚座25を載置してずれ動かないように固定する。
【0043】
つぎに、螺旋状羽根14等を有する回転圧入鋼管杭1をクレーンにより吊下げ支持させると共に、オールケーシング機2におけるチャックカラー27に回転させながら降下させ、螺旋状羽根14の部分を通過させた後、鋼管杭1の外周面をチャックカラー27により締結する。
【0044】
次に、斜杭施工用架台5における伸縮式ジャッキ12を伸縮駆動して、前記斜杭施工用架台5を所定角度の傾斜状態にすることにより、オールケーシング機2と回転圧入鋼管杭1は、地盤3または水平面に対して傾斜した状態に配置される。
【0045】
次いで、図6に示すように、オールケーシング機2の一端側に鋼製反力バー30の一端部を横軸31により連結し、鋼製反力バー30の先端部をクレーンの車体6に係合させて、オールケーシング機2により回転圧入鋼管杭1を回転させる時の回転反力をクレーンの車体6により受けるようにしている。
【0046】
この状態でオールケーシング機2を駆動すると共に、回転圧入鋼管杭1にオールケーシング機2の上載荷重をかけながら地盤3に回転圧入する。このとき傾斜角度調整用ジャッキ34を作用させて、オールケーシング機2の傾斜角度を調整することにより、回転圧入鋼管杭1の傾斜角度を微修正または微調整する。
【0047】
前記の構成により、斜杭施工用架台5を傾斜させて全旋回オールケーシング機2を傾斜させても、該オールケーシング機2と傾斜調整可能な斜杭施工用架台5の係合状態は保持され、該オールケーシング機2の回転反力は、鋼製反力バー30からなる反力伝達部材10を介して、クレーンの車体6に伝達させることができる。
【0048】
次に、全旋回オールケーシング機2を図5を参照して説明すると、矩形環状のベースフレーム33の4隅部に、下部に脚座25を有する油圧式等の角度調整用ジャッキ34のシリンダ35が固定され、前記ジャッキ34の可動ピストン36の先端部に球継手19を介して脚座25が取り付けられている。
【0049】
このように、前記のオールケーシング機2の4隅に配置された角度調整用ジャッキ34の伸縮量を調整することにより、オールケーシング機2の傾斜角度を適宜微調整でき、さらに、前記ジャッキ34の可動ピストン36の先端部に、ほぼ球状部を有すると共に受け座側に半球状受け部を有する球継手19を介して脚座25が取り付けられているので、斜杭施工用架台5に脚座25を安定した状態で載置することができる。
【0050】
前記ベースフレーム33上に、昇降フレーム37を昇降させるための複数本(図では4本)の昇降ジャッキ38が立設され、前記昇降ジャッキ38を短縮することにより回転圧入鋼管杭1を圧入するように構成されている。前記昇降フレーム37下部内側には、ベアリング40が設けられ、このベアリング40を介して、上方格点が拡径した内周テーパ面41が形成された回転体42が設けられている。前記回転体42の外周には、環状の外歯車43が設けられ、その外歯車43は中間歯車63を介して、昇降フレーム37に固定された回転体駆動用油圧モータ44の駆動歯車46に噛合している。
【0051】
回転体42の内方には、回転圧入鋼管杭1の鋼管部47を把持して回転するチャックカラー27が設けられている。チャックカラー27にはカラー支持ブロック48がボルト48aにより固着されていて、カラー支持ブロック48の外面には、これにクサビ機能を付与すべく、上方が拡径したテーパ面49が形成されていて、このテーパ面49を回転体42の上部が拡径した内周テーパ面41とスライド可能に接触させることで、クサビ機構50を構成している。
【0052】
チャックカラー27には、図5に示すように、回転圧入鋼管杭1の螺旋羽根14と同ピッチの凹溝51を形成している。そして、オールケーシング機2の上方より回転圧入鋼管杭1を吊り降ろし、螺旋羽根14を凹溝51に沿わせて回転させながら螺入することで、螺旋羽根14をチャックカラー27の先端の杭把持径調整治具52と、これに設けた高摩擦材料により押圧把持して回転圧入する。
【0053】
チャックカラー27は、円周方向に等間隔で複数(例えば8ヶ所)配置されている。チャックカラー27は、立て長の箱型断面のチャック本体部53と、このチャック本体部53の前側板54に、上下板と両側板からなる箱型断面のチャックブラケット部55を固着して構成される。チャックブラケット部55は、各チャックカラー27毎に上下方向に位置をずらしながら所定の間隙を開けて上下に多段に設けることにより、円周方向に等間隔で設けた8個のチャックカラー27の全体の間隙が連続することで、回転圧入鋼管杭1の螺旋羽根14と同ピッチの凹溝51が構成される。
【0054】
全旋回オールケーシング機2により回転圧入鋼管杭1を地盤3に回転圧入する操作は[0020]〜[0022]で説明した。ここで再度説明すると、各チャックカラー27で回転圧入鋼管杭1の外周面を締結したうえ、回転駆動用油圧モータ44により、各チャックカラー27を回転させながら、同時に昇降ジャッキ38によりチャックカラー27全体を回転圧入鋼管杭1と一体に降下させ、所定ストローク降下した後、回転駆動用油圧モータ44の作動を停止すると共に、チャックカラー昇降ジャッキ39を作動させてチャックカラー27による回転圧入鋼管杭1の外周面の締結を解除したうえ、昇降ジャッキ38によりチャック28全体を上昇させ、その後再びチャックカラー27により回転圧入鋼管杭1の外周面を締結し、回転力を加えながら降下させる動作を繰返して、チャックカラー27の尺取式の間欠上下動作で、長尺の回転圧入鋼管杭1を地盤3に回転圧入するものである。
【0055】
前記の作業し際して、本発明に係る斜杭傾斜調整装置64を用いることで精度よく回転圧入鋼管杭1を斜杭として回転圧入施工できる。
【0056】
以上実施形態、運用形態について説明したが、本発明は、前記の構成を適宜設計変更して実施することは構わない。
【0057】
【発明の効果】
本発明に係る全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置は、構成が簡潔でこの装置を用いることにより、全旋回オールケーシング機の杭挿通孔に挿入した回転圧入鋼管杭のオールケーシング機に対する相対傾斜角度を容易かつ正確に保持でき、迅速かつ高精度で斜杭を回転圧入できる。さらに施工性が一層向上し施工期間、施工コストの低減などの効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る杭傾斜調整装置を設けた全旋回オールケーシング機で回転圧入鋼管杭を斜杭として施工中の側面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】本発明に係る杭傾斜調整装置の斜視図である。
【図4】(a)、(b)は、傾斜調整治具の平面図と側面図である。
【図5】全旋回オールケーシング機の概要構造とこれを支持する傾斜調整可能な斜杭施工用架台の縦断側面図である。
【図6】斜杭施工用架台により全旋回オールケーシング機を所定角度傾斜した状態に設置しかつ反力バーを配置した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 回転圧入鋼管杭(斜杭)
2 全旋回オールケーシング機
3 地盤
5 斜杭施工用架台
6 クレーンの車体
7 伸縮脚部
9 鋼管杭挿通孔
10 反力伝達部材
12 伸縮油圧ジャッキ
12a アウトリガー
12b ピストン杆
12c 半球状部
12d 半球状受け面
13 ケーシング
14 螺旋状羽根(または翼)
18 座板
18b 杭挿通孔
19 球継手
20 架台本体
23 上面板
25 全旋回オールケーシング機の脚座
26 ずれ止め部材
27 チャックカラー
28 チャック
30 鋼製反力バー
33 ベースフレーム
34 角度調整用ジャッキ
35 シリンダー
36 可動ピストン
37 昇降フレーム
38 昇降ジャッキ
39 チャックカラー昇降ジャッキ
41 内周テーパ面
42 回転体
43 環状歯車
44 回転体駆動用油圧モータ
46 駆動歯車
47 鋼管部
48 カラー支持ブロック
48a ボルト
49 テーパ面
50 クサビ機構
51 凹溝
52 杭把持径調整治具
53 チャック本体部
54 前側板
55 チャックブラケット部
63 中間歯車
64 斜杭傾斜調整装置
65 傾斜調整治具
66 索条
67 治具本体
68 斜杭振れ止め兼用支持部材
69 係止金具
70 索条係止部
71 補強リブ
72 接合部材
73 前部フランジ
74 ボルト接合部
75 ボールベアリング
76 上面板
77 杭挿通孔
78 係合金具
80 締張治具
81 ウエブ部
82 ボルト穴
83 杭挿通部

Claims (3)

  1. 所定の角度に傾斜設置される全旋回オールケーシング機の上面板の杭挿通孔を通して翼又は螺旋羽根を有する回転圧入鋼管杭を傾斜して機体内に挿入し、回転駆動機構および昇降駆動機構により動作するチャックが、回転圧入鋼管杭の外周を締結して回転力を加えつつ所定ストローク下動した後、杭外周の締結を解除して上動する動作を繰り返す全旋回オールケーシング機において、杭の周囲の半周以下を取囲む湾曲形状であり、その内側支持面には複数個のユニット型のボールベアリングからなる杭の可動促進機構を設けた斜杭振れ止め兼用支持部材を治具本体に取付けて構成される傾斜調整治具を前記上面板において斜杭の地盤に対して傾斜した低レベル側を支えるように配置し、かつ位置決め手段より斜杭の径に応じて上面板の所定部位に杭挿通孔との距離を調整可能に位置決めし、前記振れ止め兼用支持部材を斜杭の外周に当てがうことで、機体の杭挿通孔に位置する回転圧入鋼管杭の傾斜を調整可能に構成したことを特徴とする全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置。
  2. 前記傾斜調整治具の位置決め手段として、治具本体に設けた索条係止部に牽引ロープや牽引チエーン等の索条の一端側を係止すると共に、他端側を上面板に設けた係止部に係止し、索条の長さを調整可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置。
  3. 前記傾斜調整治具の位置決め手段として、治具本体に上下方向に貫通する複数のボルト穴を設けると共に、上面板に複数のボルト穴を設け、傾斜調整治具を上面板の所定部位に位置決めしたうえ、前記治具本体と上面板の各ボルト穴に位置決めボルトを締結することを特徴とする請求項1記載の全旋回オールケーシング機における斜杭傾斜調整装置。
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