JP5333404B2 - 斜杭貫入用架台、および該架台を用いた斜杭埋設方法 - Google Patents

斜杭貫入用架台、および該架台を用いた斜杭埋設方法 Download PDF

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Description

本発明は、土木、建築用の基礎部材である杭を、地盤に傾斜した姿勢で埋設する際に用いる斜杭貫入用架台および、該架台を用いた斜杭埋設方法に関する。
土木や建築の分野において、構造物の基礎として地盤に杭を埋設することが行われている。杭の種類や杭の埋設方法にはいくつもの種類があるが、例えばその中には、管状である鋼管杭を回転させながら地盤に貫入する回転貫入鋼管杭工法がある。鋼管杭には、杭の本体である鋼管の先端部に所定の形状に形成された先端翼が取り付けられる。そして鋼管杭を回転させることにより地盤中で先端翼に推進力が発生し、地盤深くへ鋼管杭を貫入させていくことができる。
鋼管杭は地盤の深さ方向を長手方向として埋設されるのが基本であり、鉛直である他、鋼管杭に傾斜をつけて埋設させることもある。鉛直に埋設する杭を直杭、傾斜をつけて埋設する杭を斜杭と呼ぶこともある。斜杭は地震時等で生じる水平方向の変位を効果的に抑制することができ、耐震構造物の基礎として採用される場合がある。
杭の埋設は、該杭を把持、回転および地盤に押し込む(貫入させる)機能を有する貫入装置を地面に設置して行われる。従って、斜杭を埋設する際には、何らかの手段により貫入装置を所定の角度に傾けて地面に設置する必要がある。例えば特許文献1には、貫入装置の下に、互い違いに重ねたくさびを配置し、その一方を撤去することで貫入装置を傾斜させる技術が開示されている。すなわちくさびの傾斜を利用して貫入装置を傾けるというものである。特許文献2には、貫入装置の脚部のそれぞれに伸縮式ジャッキ(合計4台)を設置し、その伸縮量を調整することで貫入装置を傾斜させる技術が開示されている。
特許第3737421号公報 特許第4084677号公報
ところが、特許文献1に記載のようなくさび形状の架台を用いると、傾斜角度ごとにくさびを準備する必要があった。また、その設置に際しても、設置のためだけに1つ多くのくさびと、これを引き抜くための重機を配置する必要がある等の問題があった。
また、特許文献2に記載の架台では、伸縮式ジャッキが4台必要であり、架台の製作費用が大きくなる傾向にあった。また、4台のジャッキを個別に伸縮させるための油圧装置を別途用意する必要があり、費用や手間が大きかった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、任意の傾斜角度に対応するとともに、構造が簡易で貫入装置の設置も容易である斜杭貫入用架台を提供することを課題とする。また、当該架台を用いた斜杭埋設方法を提供する。
以下、本発明について説明する。ここでは分かり易さのため、図面で示した参照符号を合わせて付記するが本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、杭(1)を地盤に貫入する貫入装置(5)を、杭が地面に対して傾斜する姿勢で支持する斜杭貫入用架台(10)であって、対向する一対の面を少なくとも1つ具備するブロック状の部材で、該対向する一対の面間を杭が貫通可能に孔(12)が設けられた基台(11)と、基台の一対の面の一方からその一部を突没させるとともに、基台を支持可能に設けられた角度調整手段(20)と、を有し、一対の面の一方の面と他方の面とのなす角は0度より大きい、斜杭貫入用架台である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の斜杭貫入用架台(10)において、基台(11)の一対の面のうち、角度調整手段(20)が突没する面とは異なる側の面には、突起状のストッパー(14)が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、杭(1)を地盤に貫入する貫入装置(5)を、杭が地面に対して傾斜する姿勢で支持する斜杭貫入用架台(50)であって、対向する一対の面を少なくとも1つ具備する板状の部材で、該対向する一対の面間を杭が貫通可能に孔(51a)が設けられた基板(51)と、基板の一対の面の一方からその一部を突没させるとともに、基板を支持可能に設けられた角度調整手段(20)と、杭が貫通可能な孔が設けられた板状の部材で、一方の板面と他方の板面とのなす角が0度より大きい所定の角度とされ、基板の一対の面の他方の面に載置される少なくとも1枚の傾斜体(54、55、56)と、を有し、基板の面のうち角度調整手段が突没する面と、最も外側に配置された傾斜体の面とのなす角は0度より大きい、斜杭貫入用架台である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の斜杭貫入用架台(50)において、最も外側に配置された傾斜体(56)の面に突起状のストッパーが設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の斜杭貫入用架台(10、50)において、角度調整手段(20)は球座を有する受け板を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の斜杭貫入用架台(10、50)を地面に設置する過程と、角度調整手段(20)により貫入装置(5)が載置される面を地面に対して平行にする過程と、貫入装置を斜杭貫入用架台上に載置して、杭(1)を貫入装置に建て込む過程と、角度調整手段により杭の傾斜角度を調整する過程と、を含む、斜杭埋設方法である。
本発明により、斜杭の埋設において、任意の傾斜角度に対応するとともに、構造が簡易で、貫入装置の設置も容易とすることができる。
第一実施形態にかかる斜杭貫入用架台により斜杭が埋設される前の一場面を模式的に表した図である。 斜杭貫入用架台の平面図(図2(a))および正面図(図2(b))である。 斜杭貫入用架台の基台の角度を変更した場面を説明する図である。 杭の埋設方法を説明する図で、図4(a)は基台が地面に対して平行とされた場面、図4(b)は貫入装置が載置された場面を表している。 第二実施形態にかかる斜杭貫入用架台の平面図(図5(a))、および正面図(図5(b))である。
本発明の上記した作用および利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、第一実施形態にかかる斜杭貫入用架台10の上に位置合わせ板8を介して貫入装置5が設置され、ここに鋼管杭1が把持されている一場面を模式的に表わした図である。図1は、鋼管杭1を鉛直方向に対して角度θ傾けて地盤に貫入する例である。また、図1では必要に応じて部材を透視して示している。
貫入装置5は、鋼管杭1を把持、回転および地盤に押し込む(貫入させる)機能を有する装置である。また、位置合わせ板8は、貫入装置5をここに乗せることにより貫入装置5の位置合わせがなされるように構成された板状の部材である。
鋼管杭1は概ね次のように地盤に貫入される。すなわち、鋼管杭1は本体である杭本体2、およびその下端に配置される先端翼3を備えている。鋼管杭1は、傾けられるべき角度(θ)に傾けられた貫入装置5に把持される。貫入装置5に把持された鋼管杭1は、貫入装置5により回転力および押込力を与えられて地盤中に貫入される。このとき貫入装置5は、斜杭貫入用架台10の上に設置されることで、所定角度θに傾けられている。以下、詳しく斜杭貫入用架台10について説明する。
図2には斜杭貫入用架台10の平面図(図2(a))、および正面図(図2(b))を示した。平面図は図1の紙面上から見た図、正面図は図1の方向から見た図である。図2(b)は一部破断してその内部構造を表している。
斜杭貫入用架台10は、基台11、および角度調整手段20を備えている。
基台11は斜杭貫入用架台10の基礎となる6面体のブロック状で、貫入装置5が載置される部材である。基台11は図1および図2(b)からわかるように、6面体のうち、貫入装置5が載置される面と、これと反対側の面とが角度θを有している。この角度θは斜杭貫入用架台10で杭を傾けることができる最大の角度である。傾斜角度の調整については後で説明する。
ここで、基台は少なくとも1対の対向する面を有する部材であればよく、この面がなす角が所定の角度θをなしていればよい。
基台11には、図1、図2(a)、図2(b)からわかるように、その上記傾斜する面間を貫通する円形の孔12が設けられている。孔12は、斜杭の埋設をする場合であっても、その内側を鋼管杭1が貫通することができる十分な大きさを有している。
ただし、孔12は必ずしも円形である必要はなく、楕円や多角形であってもよい。斜杭を地盤に貫入する際には、基台11の傾斜方向により広いスペースが必要となるので、当該傾斜方向を長軸とする楕円としてもよい。
また、基台11を地面に載置したときに下面となる面側で、該下面を水平にしたときに低い側となる端部には下面側から上面側に向けて貫通しない孔13、13が設けられている。ここには後述するように角度調整手段20、20が配置される。
さらに基台11には、孔13、13が設けられた面とは反対側の面、すなわち貫入装置5が載置される側の面のうち、低い側となる端部にはストッパー14が設けられてもよい。ストッパー14は、基台11の面から突出するように具備され、位置合わせ板8が滑ることを防止するように、該位置合わせ板8を受け止めることができるように構成されている。
角度調整手段20は、孔13内に配置され、伸縮可能に構成された機器である。角度調整手段20は、伸縮する方向の一端は孔13の開口側に、他端は孔13の底(天井)に接して配置される。このような角度調整手段20によって、基台11を地面に対して任意の傾斜角度に保持することができる。
このように高さを変更することができる角度調整手段としては、機械式や油圧式の伸縮ジャッキを挙げることができる。その際、基台11の傾斜角度が変化してもジャッキの端部が孔13の底(天井)に常に適切に接触するように、例えばジャッキの端部には球面が形成されており、これに対して球座を有して傾動可能である受け板が取り付けられていることが好ましい。
本実施形態では基台11に2つの孔13、13を設け、ここに角度調整手段20、20を配置したがこれに限定されることはない。例えば2つの孔13、13の代わりにこれを結ぶように溝を形成してここに1つ、又は2以上の角度調整手段を配置してもよい。
以上のような斜杭貫入用架台10によれば、基台11の上面を地面に対して任意の傾斜角度に保持することができるとともに、その構造は簡易である。ここで、斜杭貫入用架台10に備えられる上記した各構成部材は、貫入装置5を支えることができる十分な強度を有している。
斜杭貫入用架台10は、図1に示したようにその下面を地面に沿って設置して上面を地面に対して角度θとすることができるが、その他、地面に対してθより小さい角度で任意の角度θ2とすることができる。図3に例を示した。すなわち、角度調整手段20を所定の伸長状態で保持すれば基台11の上面の角度を地面に対してθ2とすることができる。このθ2は斜杭の傾斜角度となる。また、θ2を0、すなわち水平とすることもでき、後述するように杭を把持する方法ではθ2=0である状態を用いる。
次に、斜杭貫入用架台10を例に、これを用いた斜杭埋設方法について説明する。図4に説明図を示した。
斜杭貫入用架台10を鋼管杭1を貫入すべき位置に基づいて地面に設置する。その際、図4(a)に示したように、角度調整手段20により基台11の上面がθ2=0、すなわち上面が地面と平行となるように調整しておく。
次に、図4(b)に示したように、位置合わせ板8および貫入装置5を斜杭貫入用架台10に載置し、貫入装置5に杭1を把持させる。そして、角度調整手段20を縮め、図1に示した姿勢となるように斜杭貫入用架台10、杭1を傾斜させる。
以上のような設置が完了したあと、貫入装置5を作動させ、斜杭の貫入を開始する。
このように、斜杭貫入用架台10を用いた斜杭埋設方法により、容易に、かつ精度よく貫入装置5を傾斜させて斜杭の埋設をおこなうことが可能となる。ここで、傾斜させた斜杭貫入用架台にクレーン等で鉛直に吊るした杭を設置することは困難をともなう。また、杭を把持させた貫入装置をクレーンで吊るして傾斜させた斜杭貫入用架台に設置することはより安全性の高い作業を考慮した場合には回避されるべきである。
かかる観点から本発明の斜杭貫入用架台10およびこれにより可能となる上記斜杭埋設方法によればいずれの問題も解決することができる。
図5は第二実施形態にかかる斜杭貫入用架台50を説明するための図で、図2に相当する図である。斜杭貫入用架台50は、斜杭貫入用架台10の基台11に代わって、基板51、および複数の傾斜体54、55、56を備えている。
基板51は斜杭貫入用架台50の基礎となる板状の部材である。基板51は、図5(b)からわかるように、その一方の面とこれと反対側の他方の面とが0度以上であるθ3の角度を成している。また、基板51には、その厚さ方向に貫通する円形の孔51aが設けられている。孔51aは、斜杭の埋設をする場合であっても、その内側を鋼管杭1が貫通することができる十分な大きさを有している。
さらに、基板51の一方の面側の端部には係合部材52が設けられている。係合部材52は、基板51の面から突出するように具備される部材である。すなわち、係合部材52は、図5(b)からわかるように後述する傾斜体54、55、56を突き当てて位置決め、およびストッパーの機能を有するように構成されている。
ここで、図5(a)からわかるように、係合部材52のうち孔51a側の面(図5(a)では孔56aが現れる側の面)は、平面視で若干の凹みを有するように凹部52aが形成されている。これにより、傾斜体54、55、56を係合部材52の長手方向(図5(a)の紙面上下方向)についても位置決め、およびストッパーの機能を有することができる。
また、基板51を地面に載置したときに下面となる面側で、係合部材52の裏面側となる端部には下面側から上面側に向けて貫通しない孔53、53が設けられている。ここには上記した角度調整手段20、20が配置される。
傾斜体54、55、56は、斜杭貫入用架台50の角度を調整する板状の部材である。傾斜体54、55、56は、図5(b)からわかるように、それぞれその一方の面とこれと反対側の他方の面とがθ4、θ5、θ6の角度を成している。これらθ4、θ5、θ6は0度より大きい角度とされ、同じ角度でもよいし、異なる角度でもよい。最終的に斜杭貫入用架台50の上面と下面との成す角が所望の角度となるように組み合わされる。
また、傾斜体54、55、56には、その厚さ方向に貫通する円形の孔54a、55a、56aが設けられている。孔54a、55a、56aは、斜杭の埋設をする場合であっても、その内側を鋼管杭1が貫通することができる十分な大きさを有している。
ここで、図5(a)からわかるように(図5(a)では傾斜体56のみが表れている。)、傾斜体54、55、56のうち、上記した係合部材52に突き当てられる端部は、凹部52aに対応する凸状の凸部54b、55b、56bとされている。これにより傾斜体54、55、56を凹部52aに適切に係合させることができる。
ここで、係合部材52は、これを上方に突出させることにより、位置合わせ板8のストッパーとして機能させてもよい。すなわち、斜杭貫入用架台50に傾斜があっても、位置合わせ板8が滑ることを防止するように、該位置合わせ板8を受け止めることができる。
または、一番上に配置されている傾斜体(図5では傾斜体56)の上面にストッパーを別途設けてもよい。
斜杭貫入用架台50の上記した各構成部材は、次のように組み合わせられる。すなわち、基板51上に必要に応じて傾斜体54、55、56が載せられる。このとき、傾斜体の選択はθ3〜θ6の和が所望の角度となるようにおこなわれる。従って、傾斜角度の変更に対しては、傾斜体の追加、除去、又は変更により対応することができ、さまざまな傾斜角度にすることができる。
斜杭貫入用架台50によれば、斜杭貫入用架台10の傾斜角の限界値θが固定されているのに対し、傾斜体の変更により傾斜角の限界値を大きくとることも可能である。従って傾斜角の自由度を高めることができる。
このとき、傾斜体54、55、56は、係合部材52、および係合部材52の凹部52aに係合するので、その位置が強固に固定され、位置ずれ等を起こすことが防止されている。従って、安定した斜杭貫入用架台50とすることができる。
また、斜杭貫入用架台50に備えられる上記した各構成部材は、貫入装置5を支えることができる十分な強度を有している。
以上説明した斜杭貫入用架台50の基板51、傾斜体54、55、56に設けられた孔51a、54a、55a、56aは、必ずしも円形である必要はなく、楕円や多角形であってもよい。斜杭を地盤に貫入する際には、係合部材52と、孔51a、54a、55a、56aとの方向(図5(a)の紙面左右方向)により広いスペースが必要となる。従って、孔51a、54a、55a、56aは、基板51、傾斜体54、55、56のそれぞれの傾斜面に沿った方向を長軸とする楕円としてもよい。
また、本実施形態では基板51に係合部材52を設け、これに傾斜体54、55、56を係合するという態様により位置決め及び移動の抑制をおこなった。しかしながらそのための態様はこれに限定されるものではない。例えば、基台及び傾斜体に位置決め用の貫通孔を設け、この孔を合わせることにより位置決めをする態様を挙げることができる。そしてこの孔にボルト等を通して、傾斜体が移動することを禁止することもできる。
さらに、基板51及び傾斜体54、55、56のそれぞれは、1枚物であってもよいし、例えば運搬のしやすさ等を考慮して2以上に分割されていてもよい。
斜杭貫入用架台50による傾斜角の調整、および斜杭埋設方法は上記した斜杭貫入架台10によるものと同様であり、斜杭貫入架台10と同様の効果も奏する。
また、上記した斜杭貫入用架台10、50において、基台11、又は基板51と地面との間に板状の部材を配置してもよい。これにより、地盤が軟らかいときにも、角度調整部材20及び基台11、基板51を安定して設置させることができる。また、基台11、基板51を傾斜させたときには図4(a)にAで示したように、基台11、基板51と地面との接触面積が狭くなる。そこで、当該Aで示した部位における滑りを防止するため、ここにストッパーを設けてもよい。
以上の説明は、鋼管杭を回転して貫入する例について説明したが、杭は鋼管杭に限定されるものではなく、また回転して貫入することにも限定されることはない。すなわち、斜杭貫入用架台は、鋼管杭、回転貫入式以外の斜杭貫入用の架台としても適用できる。
1 鋼管杭
2 杭本体
3 先端翼
5 貫入装置
8 位置合わせ板
10 斜杭貫入用架台
11 基台
20 角度調整手段
50 斜杭貫入用架台

Claims (6)

  1. 杭を地盤に貫入する貫入装置を、前記杭が地面に対して傾斜する姿勢で支持する斜杭貫入用架台であって、
    対向する一対の面を少なくとも1つ具備するブロック状の部材で、該対向する一対の面間を前記杭が貫通可能に孔が設けられた基台と、
    前記基台の一対の面の一方からその一部を突没させるとともに、前記基台を支持可能に設けられた角度調整手段と、を有し、
    前記一対の面の一方の面と他方の面とのなす角は0度より大きい、
    斜杭貫入用架台。
  2. 前記基台の前記一対の面のうち、前記角度調整手段が突没する面とは異なる側の面には、突起状のストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の斜杭貫入用架台。
  3. 杭を地盤に貫入する貫入装置を、前記杭が地面に対して傾斜する姿勢で支持する斜杭貫入用架台であって、
    対向する一対の面を少なくとも1つ具備する板状の部材で、該対向する一対の面間を前記杭が貫通可能に孔が設けられた基板と、
    前記基板の一対の面の一方からその一部を突没させるとともに、前記基板を支持可能に設けられた角度調整手段と、
    前記杭が貫通可能な孔が設けられた板状の部材で、一方の板面と他方の板面とのなす角が0度より大きい所定の角度とされ、前記基板の前記一対の面の他方の面に載置される少なくとも1枚の傾斜体と、を有し、
    前記基板の面のうち前記角度調整手段が突没する面と、最も外側に配置された前記傾斜体の面とのなす角は0度より大きい、
    斜杭貫入用架台。
  4. 最も外側に配置された前記傾斜体の面に突起状のストッパーが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の斜杭貫入用架台。
  5. 前記角度調整手段は球座を有する受け板を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の斜杭貫入用架台。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の斜杭貫入用架台を地面に設置する過程と、
    前記角度調整手段により前記貫入装置が載置される面を地面に対して平行にする過程と、
    前記貫入装置を前記斜杭貫入用架台上に載置して、前記杭を前記貫入装置に建て込む過程と、
    前記角度調整手段により前記杭の傾斜角度を調整する過程と、を含む、斜杭埋設方法。
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