JP4121338B2 - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の有無を検出する売切れ検知レバーを設けてある自動販売機の商品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の自動販売機の商品払出装置AAは、図13,図14に示すように、複数の商品Gを積重ね収納する二列の収納搬送通路100,100の隣接間の下部に、各収納搬送通路100,100の最下端に位置する商品G1を受止め支持する払出待機位置H1と受止め商品G1を下方に払い出す払出位置H2とに揺動切り替え自在な下部ストッパー200,200と,これら両下部ストッパー200,200を払出位置に揺動付勢するコイルスプリング500とを設けるとともに、両下部ストッパー200をコイルスプリング500の付勢力に抗して払出待機位置H1に係止保持する状態と、一方の下部ストッパー200の係止を販売指令信号に基づいて解除する状態とに切替作動させる切替作動手段600を設け、更に、各下部ストッパー200の商品受け面よりも上方に突出して商品Gの有無を検出する売切れ検知レバー300を設けた構造になっている。
前記各下部ストッパー200、200は、基端の支持軸210を払出しフレームBの下端部に回動自在に軸支され、この支持軸210に取付けられたつるまきバネ800の一端800aを下部ストッパー200の上面に圧接させるとともに、他端800bを当該検知レバー300の下面に圧接させてある検知レバー300と、図示しないが、この検知レバー300の基端部と検知スイッチとを線状体で繋いで、下部ストッパー200に対して当該検知レバー300の先端が離隔する検知待機状態である場合、収納搬送通路1に商品Gが無ことを検知し、下部ストッパー200に対して当該検知レバー300の先端が接当する検知状態である場合、収納搬送通路1に商品Gがあることを検知する構造になっている。
しかも、感知レバー用のつるまきバネ800においては、下部ストッパー200に対して検知レバー300に片寄りのない弾圧付勢力を付与する状態にするため、両部材の幅中央部分に取付けられる構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構造の自動販売機の商品払出装置AAにおいては,両下部ストッパー200,200を払出位置H2に揺動付勢するコイルスプリング500に加えて、収納搬送路1に対応する各検知レバー300用のつるまきバネ800が必要な構造が取られているとともに、検知レバー300用のつるまきバネ800にあっては、取付け位置などの制約等もあり加工手間が必要な構造になっている。
【0004】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、部品単数の削減化を可能にするとともに、この削減に伴う製作手間の削減化を図ることが可能な自動販売機の商品払出装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による自動販売機の商品払出装置の特徴構成は、複数の商品を積重ね収納する収納搬送通路の下部に、最下端に位置する商品を受止め支持する払出待機位置と受止め商品を下方に払い出す払出位置とに揺動切り替え自在な下部ストッパーと、この下部ストッパーを払出位置に揺動付勢する弾性付勢体と、弾性付勢体の付勢力に抗して下部ストッパーを払出待機位置に係止保持し、かつ、販売指令信号に基づいて係止を解除する切替駆動手段とを配設するとともに、下部ストッパーの商品受け面よりも上方に突出して商品の有無を検出する売切れ検知レバーを設けてある構成において、前記売切れ検知レバーを検知作用位置に付勢するように、前記弾性付勢体を売切感知レバーに取り付けるとともに、この売切れ検知レバーを介して前記弾性付勢体で前記下部ストッパーを払出位置に揺動付勢するように、下部ストッパーを売切れ検知レバーに連結してある点にある。
【0006】
[作用]
上記特徴構成によれば、下部ストッパー用の弾性付勢体を売切れ検知レバー用の弾性付勢体に兼用利用することができる。
【0007】
[効果]
従って、従来のように下部ストッパー用の弾性付勢体と売切れ検知レバー用の弾性付勢体とを必要とする従来の自動販売機の商品払出装置に比べて、部品点数の削減化を図ることができるとともに、この削減に伴って個別に弾性付勢体を取付ける必要性がないので、製作手間の削減化を図ることが可能である。
【0008】
本発明の請求項2による自動販売機の商品払出装置の特徴構成は、複数の商品を積重ね収納する二列の収納搬送通路の隣接間の下部に、各収納搬送通路の最下端に位置する商品を受止め支持する払出待機位置と受止め商品を下方に払い出す払出位置とに揺動切り替え自在な下部ストッパーと、両下部ストッパーを払出位置に揺動付勢する両下部ストッパーに共通の弾性付勢体とを設けるとともに、下部ストッパーを弾性付勢体の付勢力に抗して払出待機位置に係止保持する状態と、一方の下部ストッパーの係止を販売指令信号に基づいて解除する状態とに切替作動させる切替作動手段を設け、更に、各下部ストッパーの商品受け面よりも上方に突出して商品の有無を検出する売切れ検知レバーを設ける構成において、前記売切れ検知レバーの各々を検知作用位置に付勢するように、前記弾性付勢体を両売切検知レバーに取り付けるとともに、前記売切れ検知レバーの各々を介して前記弾性付勢体で前記下部ストッパーの各々を払出位置に揺動付勢するように、各下部ストッパーを各売切れ検知レバーに連結してある点にある。
【0009】
[作用]
上記特徴構成によれば、下部ストッパー用の弾性付勢体を二列の収納搬送通路に対応する各売切れ検知レバー用の弾性付勢体に兼用利用することができる。
【0010】
[効果]
従って、従来のように下部ストッパー用の一つ弾性付勢体と、二列の収納搬送通路に対応する各売切れ検知レバー用の2つ弾性付勢体とを必要とする従来の自動販売機の商品払出装置に比べて、一つの弾性付勢体を用いて下部ストッパーと二列の収納搬送通路に対応する各売切れ検知レバーとを部品点数の削減化を図ることができるとともに、この削減に伴って個別に弾性付勢体を取付ける必要性がないので、製作手間分の削減化を図ることが可能である。
【0011】
本発明の請求項3による自動販売機の商品払出装置の特徴構成は、前記下部ストッパーの先端部に、売切れ検知レバーの基端部が横軸芯周りで揺動自在に枢着されているとともに、売切れ検知レバーの基端部には、弾性付勢体に対する取付け部が設けられていて、売切れ検知レバーを介して下部ストッパーが払出位置に揺動付勢されている点にある。
【0012】
[作用]
上記特徴構成によれば、払出待機位置においては、横軸芯を支点として売切れ検知レバーを揺動自在にすることができ、払出位置においては、売切れ検知レバーに追従させて下部ストッパーを揺動することができるので、同一の構造を用いて、売切れ検知レバーに必要な揺動構造と、下部ストッパーに必要な揺動構造とを形成することができる。
【0013】
[効果]
従って、部材の共通利用化を図ることができ、単独構成であれば必要であった部品などが兼用化によって不要になるので、部品の削減化や簡素化を図ることができるとともに、この削減化に伴って製作手間の削減化を図ることができる。
【0014】
本発明の請求項4による自動販売機の商品払出装置の特徴構成は、前記下部ストッパーの先端部には、売切れ検知レバーの基端部に一体形成された揺動支点軸に対して径方向から嵌合する軸受け部が一体形成されている点にある。
【0015】
[作用]
上記特徴構成によれば、下部ストッパーの軸受け部に対して、売切れ検知レバーの揺動支点軸を嵌合することによって、下部ストッパーに対して売切れ検知レバーを揺動自在に取付けることができる。
【0016】
[効果]
従って、簡単な取付け操作によって下部ストッパーに対して売切れ検知レバーを取付けることができるので、組立て性がよく迅速な製作を可能にすることができる。
【0017】
本発明の請求項5による自動販売機の商品払出装置の特徴構成は、前記下部ストッパーの軸受け部が、売切れ検知レバーの揺動支点軸を直径方向両側から脱着自在に嵌合支持するべく,互いに反対側に向かって開口する軸受け凹部を備えた拡径側に弾性変形可能な二種の軸受け片の組み合わせから構成されている点にある。
【0018】
[作用]
上記特徴構成によれば、下部ストッパーの軸受け部であるところの二種の軸受け片の組み合わせから構成されている軸受け凹部に対して、売切れ検知レバーの揺動支点軸を直径方向両側から嵌合することによって、軸受け片の弾性変形によって下部ストッパーに対して売切れ検知レバーを揺動自在な嵌合保持状態に取付けることができる。
【0019】
[効果]
従って、簡単な取付け操作によって下部ストッパーに対して売切れ検知レバーを取付けることができるので、組立て性がよく迅速な製作を可能にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔実施形態〕
以下、本発明の自動販売機の商品払出装置Aを適用した一実施形態を図1〜図12に示す図面に基づいて説明する。
この実施形態における自動販売機は、ジュース類、牛乳類等の飲料を立方体形態の紙パックからなる包装容器に詰め込んだ商品G等を対象とするものであり、図示しないが、商品サンプルにある複数の商品Gが、対応する収納搬送通路1,1の上下方向に積層する状態で在庫され、購入者が選択ボタンスイッチを操作して商品選択することによって、積層された最下端に位置する対応商品が払い出される構造になっている。
【0021】
前記商品払出装置Aは、図1,図2、図5に示すように、左右の壁板K,Kのほぼ中央に配置されて,左壁板Kとの対面間と、右壁板Kとの対面間とに収納搬送通路1,1が形成されると言うように、2列の収納搬送通路1,1のほぼ中間位置に配置されており、各収納搬送経路1,1に対応して最下部に売切れ検知レバー3を備えた下部ストッパー2,2が設けられ、更に上部に位置して上部ストッパー4,4が払出しフレームBの窓B1を介して設けられている。
【0022】
前記下部ストッパー2,2は、図1,図3,図4に示すように、各収納搬送通路1,1の最下端に位置する商品G1を受止め支持する払出待機位置H1と受止め商品Gを下方に払い出す払出位置H2とに揺動切り替え自在な構造になっている。また、左右両下部ストッパー2,2間には、各両下部ストッパー2,2を払出位置H2に揺動付勢する弾性付勢体であるコイルスプリング5が設けられ、コイルスプリング5の付勢力に抗して払出待機位置H1に係止保持する状態と、一方の下部ストッパー2の係止を販売指令信号に基づいて解除する状態とに切り替え作動させる切り替え作動手段6が設けられている。
【0023】
このような商品払出装置Aは、図2〜図8に示すように、複数の商品Gを積重ね収納する各収納搬送通路1,1の下部に、最下端に位置する商品G1を受止め支持する下部ストッパー2と、最下端から二番目に位置する商品G2を壁板への押圧状態で受止め支持する上部ストッパー4とを配設して、最下端から二番目に位置する商品G2を受止めながら最下端に位置する商品G1を一つずつ払い出すように構成してあり、前記各上部ストッパー4,4の商品押え部30の幅方向中央部30Aが、凸形状に形成されていて,幅方向中央部30Aの押え面と幅方向両端部30Bの押え面との間の段差面30Cが弧状に形成され、幅方向両端部30Bよりも先行して商品Gを押圧するように構成されている。
【0024】
また、前記各下部ストッパー2,2の基端部には、払出しフレームBの下端部に設けられた一対の軸受け部B2,B2に対応する一対の横軸部2b,2bが一体形成されて、横軸2b,2b周りで上下揺動が可能になっている。
【0025】
さらに、前記各下部ストッパー2,2の先端部に、売切れ検知レバー3の基端部3aが揺動支点軸3cを介して横軸芯X1周りで揺動自在に枢着されているとともに、売切れ検知レバー3の基端部3aには、コイルスプリング5に対する取付け部3bが設けられ、売切れ検知レバー3を介して下部ストッパー2が払出位置H2に揺動付勢されているとともに、前記コイルスプリング5の弾性付勢力で両売切れ検知レバー3を検知作用位置に付勢される連係構造になっていることによって、各下部ストッパー2,2の商品受け面よりも売切れ検知レバー3が上方に突出して商品Gの有無を検出可能になっている。
【0026】
また、この売切れ検知レバー3の先端部の左右個所には、ストッパー片3d,3dが一体形成されており、金属製の操作線状体20の下端部を、左側のストッパー片3dに係止するとともに、操作線状体20の上端部を、後述するモーター装置7に設けられた検知スイッチ21の感知片21aに係止連結して、横売切れ検知レバー3が軸芯X1周りで,下部ストッパー2に近接する状態では、商品Gが下部ストッパー2に受止め状態にあることを受けて、売切れを感知せず、下部ストッパー2から離隔する状態では、商品Gが下部ストッパー2に受止め状態にないことを受けて、売切れを感知するスイッチ構成になっている。図中3e,3eは、下部ストッパー2の係止孔2a,2aに対して設定された揺動限界位置で係止状態になる係止爪である。
【0027】
ここで、下部ストッパー2の基端部には、図2に示すように、売切れ検知レバー3の基端部3aの揺動支点軸3cに対して径方向から嵌合する軸受け部12eが一体形成されている。
【0028】
この軸受け部12eは、売切れ検知レバー3の揺動支点軸3cを直径方向両側から脱着自在に嵌合支持するべく,互いに反対側に向かって開口する軸受け凹部12fを備えた拡径側に弾性変形可能な二種の軸受け片12g…の組み合わせから構成されている。この実施形態では、軸長手方向に沿って二種の軸受け片12g、12gが交互に3組配置されて軸受け部12eが構成されている。図10に示すように、下部ストッパー2の各軸受け片12gの弾性変形力に抗して軸受け部12eに、売切れの揺動支点軸3cを嵌合することによって、両者を簡単に連結することができるとともに、軸受け部12eは、金型抜き方向に対応して形成されており、成型の際の型抜きに配慮された構造になっている。
【0029】
商品払出装置Aには、払出しフレームBの上部に減速装置を介してモーター出力するモーター装置7が配備され、このモーター装置7の出力軸に操作軸8の基端8Aが連結され、操作軸8の中間部に偏芯カム9が設けられ、操作軸8の先端に半円盤状の操作片10が設けられている。
【0030】
前記両上部ストッパー4,4は、払出しフレームBに対して高さ変更機構11を介して昇降自在に組み付けられた可動部材12に上下揺動自在に支承されており、このような上部ストッパー4に対して前記偏芯カム9は、上部ストッパー4,4の上下位置変更範囲に亘って対応可能な上下長さに配置され、偏芯カム9が操作軸8を中心に回動することによって対応する上部ストッパー4の上下揺動が可能になっている。
【0031】
また、前記操作片10に対して左右の下部ストッパー2は、操作軸8を中心とする回動によって、回動軌跡上に前記左右の下部ストッパー2、2の下面が対応位置する関係になっており、図1に示すように、左右の上部ストッパー4,4の両方ともに偏芯カム9が作用しない回動位置では、夫々の上部ストッパー4,4が可動部材12に対して垂れ下がった非受止め状態になるとともに、左右両方の下部ストッパー2,2は、の下面に夫々に操作片10が当接して持ち上がった受止め支持状態になる。
【0032】
図3に示すように、右方の上部ストッパー4に偏芯カム9が作用する回動位置では、右方の上部ストッパー4が可動部材12に対して持ち上がった受止め状態になるとともに、左方の上部ストッパー4が可動部材12に対して垂れ下がった非受止め状態になり、右方の上部ストッパー4側の下部ストッパー2は操作片10が当接しない垂れ下がった非受止め状態となり、また、左方の上部ストッパー4側の下部ストッパー2に対しては操作片10が当接して持ち上がった受止め状態となる。例えば、選択ボタンスイッチ(図示せず)を操作して商品Gを選択することによってモーター装置7が駆動状態となって、図1に示すように、右方の下部ストッパー2が商品Gを受止め支持する状態から、図3に示すように、偏芯カム9が回動して、右方の上部ストッパー4が非受止め状態から受止め支持状態となるとともに、右方の下部ストッパー2が払出し揺動することに続いて、再び、図1に示すように、夫々の上部ストッパー4が非受止め状態になるとともに、左右両方の下部ストッパー2の下面に夫々に操作片10が当接して、残る商品Gを受止め支持する状態に戻るようになっている。
【0033】
下部ストッパー2が垂れ下がった状態においては、図3、図4に示すように、売切れ検知レバー3の先端のストッパー片3dが払出しフレームB部分に接当して、下部ストッパー2に対して売切れ感知レバー3が突出しない状態になっており、商品Gの払出しに対して売切れ感知レバー3が払出しの妨げにならないようになっている。
【0034】
さらに、図4に示すように、左方の上部ストッパー4に偏芯カム9が作用する状態では、左方の上部ストッパー4が可動部材12に対して持ち上がった受止め状態になるとともに、右方の上部ストッパー4が可動部材12に対して垂れ下がった非受止め状態になり、左方の上部ストッパー4側の下部ストッパー2は操作片10が当接しない垂れ下がった非受止め状態となり、右方の上部ストッパー4側の下部ストッパー2に対しては操作片10が当接して持ち上がった受止め状態となるようになっており、例えば、選択ボタンスイッチを操作して商品Gを選択することによってモーター装置7が駆動状態となって、図1に示すように、右方の下部ストッパー2が商品Gを受止め支持する状態から、偏芯カム9が回動して、図4に示すように、左方の上部ストッパー4が非受止め状態から受止め支持状態となるとともに、左方の下部ストッパー2が払出し揺動することに続いて、再び、図1に示すように、夫々の上部ストッパー4,4が非受止め状態になるとともに、左右両方の下部ストッパー2の下面に夫々に操作片10が当接して、残る商品Gを受止め支持する状態に戻るようになっている。
【0035】
この実施形態においては、前記モーター装置7、操作軸8,上部ストッパー4、下部ストッパー2操作線状体20から切り替え作動手段6が構成されている。
【0036】
前記可動部材12には、高さ変更機構11における払出しフレームBに設けられた高さ変更操作ガイド溝15内の複数位置で選択的に係合可能な高さ変更操作レバー12bが一体形成され、積層方向の高さ等で大きさの異なる商品Gに対応して上部ストッパー4を位置変更することができるようになっている。
【0037】
前記高さ変更機構11は、図2,図5,図6に示すように、払出しフレームB内に組み付けられ、所定幅間隔で平行に対峙し上下方向にレール溝17Aが形成された一組のレール部材17、17と、幅方向両側のレール支持体12a,12aを対応するレール溝17Aに嵌め込んで、レール溝17Aに沿って上下方向に移動が可能なポリアセタール(POM)等の合成樹脂によって一体形成された可動部材12と、この可動部材12の下端に基端を枢支連結した上部ストッパー4と、可動部材12の上部に一体形成され幅方向内方に弾性付勢する高さ変更操作レバー12bと、この高さ変更操作レバー12bの内方に向く弾性付勢力によって、レバー部分12cが嵌合溝13aに嵌合する状態では、可動部材12の上下動を規制し、可動部材12を弾性付勢力に抗して外方に引っ張ってレバー部分12cと嵌合溝13aとの嵌合を解除した状態では、レバー部分12cに連続して形成された細枠体状のレバー中間部12dが縦溝13bに位置して可動部材12を上下方向に移動可能であるとともに、上下方向に間隔を開けて形成された複数の嵌合溝13aの一つに引っ張り状態を解除することで嵌合が可能な高さ変更操作ガイド溝13とから構成されている。
【0038】
前記可動部材12は在庫商品Gの変更に伴って対応する上部ストッパー4,4の高さを変更するような場合、高さ変更操作ガイド溝13を通して外部に配備された高さ変更操作レバー12bを、ノブ自体の弾性付勢力に抗して引っ張ってレバー部分12cを嵌合溝13aから離脱させて、この状態でレバー中間部12dを縦溝13bに沿って移動して、目的とする高さ位置に対応する嵌合溝13aに嵌合することによって、上部ストッパー4,4の高さ変更が可能になっている。
【0039】
また、可動部材12の背面下部には、図9(イ)、(ロ)に示すように、上部ストッパー4,4の揺動軸部4aを支承する横倒しU字状の軸受け部12eが、収納搬送通路1,1とは反対側に向いて開口形成され、製作段階で可動部材12の軸受け部12eに、上部ストッパー4,4の枢支軸4aを嵌め込むことによって、両者を簡単に組み付けることができるようになっている。
【0040】
また、軸受け部12eの開口内周面には、枢支軸4aを嵌め込む際には合成樹脂の弾性変形力によって容易に嵌め込みすることができるが、嵌め込まれた状態で揺動軸部4aが勝手に抜け出さないように、小半球状の抜止め突起12fが一体形成されている。
【0041】
このような構成にすることによって、自動販売機の商品選択スイッチが非作動状態では、図7に示すように、左右両下部ストッパー2は操作片10によって持ち上がった商品受止め状態にあり、この状態から商品選択スイッチが選択されることによって、図8に示すように、操作軸8が90度回動して、左方の下部ストッパー2による商品支持状態が解除され、この下部ストッパー2がコイルスプリング5の引っ張り収縮によって垂れ下がり状態になることに連動して、左方の収納搬送通路1において最下端にあった商品Gが落下により払い出されるとともに、この払出しによる操作軸8の回動によって、図8に示すように、払い出された商品G側の上部ストッパー4,4が偏芯カム9のカム部に押されて持ち上がり状態になって、商品Gの払出しが終了するまで下から2番目の商品G2が受止め支持される。
【0042】
そして、これら動作に連続して、さらに操作軸8が90度回動又は90度逆回動することによって、図7に示すように、左右両下部ストッパー2,2が操作片10によって受止められた持ち上げ状態になるとともに、両上部ストッパー4,4に対する偏芯カム9が非作用状態になることによって、左方の収納搬送通路1における下から2番目の商品Gが最下端の商品G1として、左方の下部ストッパー2上に受止め支持される。
【0043】
ここで、各上部ストッパー4,4の商品押え部30によって商品Gの受止め支持がなされるが、幅方向中央部30Aの押え面による受止め支持力に比べて、幅方向中央部30Aの押え面と幅方向両端部30Bの押え面との間の段差面30Cになるほど受止め支持力が漸次に弱くなる状態を形成することができ、段差面30Cによって受止め支持の強い部分から弱い部分へと変遷する受止め支持部分が形成されることになるので、主に上部ストッパー4の幅方向中央部30Aに押圧力が集中して商品Gを受止め支持する状態を形成することができるとともに、商品コーナー部分に上部ストッパー4,4の商品押え部30の幅方向両端部30Bが対応することがあっても、商品コーナー部分への押圧力は小さいので、払出された商品Gに受止め痕跡を残すことがないとともに、例え、図11,図12に示すように、重量バランスの悪い受止め支持状態にあったとしても、先行する上部ストッパー4,4の商品押え部30の幅方向中央部30Aから、これよりもずれた位置で幅方向両端部30Bにいたるまで連続して商品Gを受止め支持することになり、バランスのよい商品保持状態を形成することができるので、大型商品Gであっても、商品Gが傾くといった、所謂、たおれなどを生じ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の商品払出装置の一実施形態を示す側断面図
【図2】 商品払出装置の主要な構成部材を示す分解斜視図
【図3】 下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【図4】 下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【図5】 商品払出装置図の正断面図
【図6】 商品払出装置図の正断面図
【図7】 商品と下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【図8】 商品と下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【図9】 可動部材の軸受け部と上部ストッパーの枢支軸とを示す要部断面図
(イ)は軸受け部と枢支軸を示す要部断面図
(ロ)は軸受け部に枢支軸を嵌合した状態を示す要部断面図
【図10】 下部ストッパーと売切れ検知レバーとを示す要部断面図
【図11】 商品と上部ストッパーとの関係を模式的に示す説明図
【図12】 商品と上部ストッパーとの関係を模式的に示す説明図
【図13】 従来の商品払出装置における商品と下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【図14】 従来の商品払出装置における商品と下部ストッパーと上部ストッパーとの関係を示す動作説明図
【符号の説明】
A 商品払出装置
G 商品
H1 払出待機位置
H2 払出位置
X1 横軸芯
1 収納搬送通路
2 下部ストッパー
2f 軸受け凹部
2g 軸受け片
3 売切れ検知レバー
3a 基端部
3c 揺動支点軸
5 コイルスプリング(弾性付勢体)
Claims (5)
- 複数の商品を積重ね収納する収納搬送通路の下部に、最下端に位置する商品を受止め支持する払出待機位置と受止め商品を下方に払い出す払出位置とに揺動切り替え自在な下部ストッパーと、この下部ストッパーを払出位置に揺動付勢する弾性付勢体と、弾性付勢体の付勢力に抗して下部ストッパーを払出待機位置に係止保持し、かつ、販売指令信号に基づいて係止を解除する切替駆動手段とを配設するとともに、下部ストッパーの商品受け面よりも上方に突出して商品の有無を検出する売切れ検知レバーを設けてある自動販売機の商品払出装置であって、
前記売切れ検知レバーを検知作用位置に付勢するように、前記弾性付勢体を売切感知レバーに取り付けるとともに、
この売切れ検知レバーを介して前記弾性付勢体で前記下部ストッパーを払出位置に揺動付勢するように、下部ストッパーを売切れ検知レバーに連結してある自動販売機の商品払出装置。 - 複数の商品を積重ね収納する二列の収納搬送通路の隣接間の下部に、各収納搬送通路の最下端に位置する商品を受止め支持する払出待機位置と受止め商品を下方に払い出す払出位置とに揺動切り替え自在な下部ストッパーと、両下部ストッパーを払出位置に揺動付勢する両下部ストッパーに共通の弾性付勢体とを設けるとともに、下部ストッパーを弾性付勢体の付勢力に抗して払出待機位置に係止保持する状態と、一方の下部ストッパーの係止を販売指令信号に基づいて解除する状態とに切替作動させる切替作動手段を設け、更に、各下部ストッパーの商品受け面よりも上方に突出して商品の有無を検出する売切れ検知レバーを設けてある自動販売機の商品払出装置であって、
前記売切れ検知レバーの各々を検知作用位置に付勢するように、前記弾性付勢体を両売切検知レバーに取り付けるとともに、
前記売切れ検知レバーの各々を介して前記弾性付勢体で前記下部ストッパーの各々を払出位置に揺動付勢するように、各下部ストッパーを各売切れ検知レバーに連結してある自動販売機の商品払出装置。 - 前記下部ストッパーの先端部に、売切れ検知レバーの基端部が横軸芯周りで揺動自在に枢着されているとともに、売切れ検知レバーの基端部には、弾性付勢体に対する取付け部が設けられていて、売切れ検知レバーを介して下部ストッパーが払出位置に揺動付勢されている請求項1又は2記載の自動販売機の商品払出装置。
- 前記下部ストッパーの先端部には、売切れ検知レバーの基端部に一体形成された揺動支点軸に対して径方向から嵌合する軸受け部が一体形成されている請求項1、2又は3記載の自動販売機の商品払出装置。
- 前記下部ストッパーの軸受け部が、売切れ検知レバーの揺動支点軸を直径方向両側から脱着自在に嵌合支持するべく,互いに反対側に向かって開口する軸受け凹部を備えた拡径側に弾性変形可能な二種の軸受け片の組み合わせから構成されている請求項4記載の自動販売機の商品払出装置。
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