JP4121253B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信結果レポートを出力する機能を備えたファクシミリ装置、電子メール装置、携帯情報端末などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術として、例えば特開平7−58886号公報に開示された発明が公知である。この発明は、通信端末装置に関するもので、送信文書蓄積手段で送信文書を蓄積した後、蓄積結果レポートのフォーマットを作成する蓄積結果レポートフォーマット作成手段と、蓄積結果レポートフォーマット作成手段で作成した蓄積結果レポートをレポート文書として格納する蓄積結果レポート文書格納手段と、蓄積結果レポート文書格納手段で格納した前記レポート文書を出力する蓄積結果レポート文書出力手段とを備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明では、蓄積結果レポート文書出力手段は、蓄積結果レポート文書格納手段で格納したレポート文書を出力することができるように構成されている。すなわち、この種の技術では、すべての送信ファイルにマシン初期値の送信結果レポート印刷をするかしないかを設定することが可能であったが、送信ファイルごとに設定することはできなかった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、送信する際に送信結果レポートを出力するかしないかを設定することができる通信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶した情報を送信する送信手段と、直接送信モードとメモリ送信モードとを切り換える切り換え手段と、前記送信手段により情報を送信した後に、その送信結果に関する送信結果レポートを出力する出力手段と、を有する通信端末装置であって、前記送信手段により情報を送信する際に、前記送信結果レポートを出力するか否かを設定する設定手段を備え、前記設定手段は、直接送信モードとメモリ送信モードとで異なる設定をすることが可能であり、前記設定手段の設定に基づいて、前記情報を送信した後に、前記出力手段はその送信結果レポートを出力することを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、第1の手段において、さらに画像を読み取る読み取り手段と、情報の送信先を入力する入力手段と、を備え、 前記送信手段は前記読み取り手段により読み取った画像を、前記入力手段により入力した送信先に送信することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係る通信端末装置としてのファクシミリ装置の構成を示す機能ブロック図である。同図において、ファクシミリ装置は、システム制御部1、システムメモリ2、画情報メモリ3、読み取り部4、書き込み部5、操作部6、DCR7、G3モデム8およびNCU9から基本的に構成され、これらはバス10によって相互に信号の送受可能に接続されている。
【0016】
システム制御部1はファクシミリ装置全体を監視制御し、システムメモリ2は本装置にあらかじめ登録される情報や送信ファイル情報を格納する。画情報メモリ3は読み取り部4によって読み取られ、蓄積された原稿や受信した原稿の画像情報を格納する。読み取り部4は原稿を光学的に読み取って電子信号に変換し、書き込み部5は読み取ったもしくは受信した原稿の画像情報を記録紙に画像出力する。DCR7は符号化により画像情報を圧縮再生する部分、G3モデム8はG3通信のデータを復調/変調する機能を有する。NCU9は回線へのダイヤル発信、リンギングの検出を行う。なお、ユーザは操作部6から各種操作や登録設定を行うことが可能である。
【0017】
このように構成されたファクシミリ装置を使用する際、ユーザは操作部6から送信結果レポートの出力のオン/オフを設定し、送信ファイル確定時にまた操作部6からのオン/オフ状態をファイル情報に反映させることができる。この操作手順を図2のフローチャートに示す。
【0018】
この操作では、まず、送信ファイル作成する(ステップS1)ために、送信原稿を読み取り部4にセットし(ステップS2)、送信する宛先を操作部6から入力する(ステップS3)。次いで送信結果レポートの出力オン/オフ、すなわち、送信結果レポートを印字出力するか否かを設定する(ステップS4)。この出力オン/オフの設定は、図3のフローチャートにしたがって実行される。なお、図3のフローチャートの各ステップは操作部6の表示状態を示す。
【0019】
図3のフローチャートでは、まず、操作部6に
「送信できます。宛先または原稿をセットしてください。」
という表示がなされる(ステップS41)。この状態から操作部6の図示しない送信オプションキーを押し下げると、画面が切り替わって
「送信オプション よければOK
時刻指定 オン オフ」
と表示される(ステップS42)。
【0020】
この状態で操作部6の↓キーを数回押し、送信結果レポート設定画面に移行させる。送信結果レポート設定画面では、
「送信オプション よければOK
送信結果レポート オン オフ」
と表示される(ステップS43)。
【0021】
この状態で、操作部6の←→キーによって送信結果レポートの出力のオン/オフを選択する。決定したらOKキーを押す。これにより、待機画面に移行する。待機画面では、
「送信できます。
宛先または原稿をセットしてください。」
と表示される。
【0022】
このようにして送信結果レポートの出力オン/オフを設定するが、この設定を行わない場合には、あらかじめ設定されている初期値(デフォールト)の設定ままで処理される。
【0023】
ステップS4で送信結果レポートの出力オン/オフを設定した後、操作部6のスタートキーを押下する(ステップS5)。スタートキーが押されると、ステップS4までにユーザが設定した内容が反映された送信ファイルが送信される(ステップS6)。その際、送信ファイル情報に送信結果レポートオン/オフ情報も設定する。ステップS6で設定された宛先への送信を実行し、すべての宛先への送信を終了したら(ステップS7)、送信ファイル情報の送信結果レポート出力がオンかどうかをチェックし(ステップS8)、オンであれば送信結果レポートを出力する(ステップS9)。
【0024】
このように構成することにより送信するファイル情報ごとに送信結果レポートを出力するかどうかを設定でき、無駄な出力を防止でき、また、必要な出力を得ることができる。
【0025】
なお、前記ステップS4の処理では、図3に示すように操作画面に表示されるガイド表示にしたがって設定を行っているが、このような設定方式に代えてあらかじめキーに送信結果レポート出力設定を登録しておき、図示しないキー制御部によって登録されたキーの押下情報に応じて送信結果レポートのオン/オフを反転させて記憶させるように構成することもできる。この例を図4のフローチャートに示す。
【0026】
図4のフローチャートでは、まず、操作部6に
「送信できます。
宛先または原稿をセットしてください。」
という表示がなされる(ステップS45)。この状態から操作部6の図示しない送信結果レポート機能を登録したハードキーを押し下げると、画面が切り替わって
「送信結果レポート出力 オン に設定しました。」
と表示される(ステップS46)。
【0027】
この表示をしばらく継続し、所定時間経過したら待機画面に復帰する。待機画面は、前述の
「送信できます。
宛先または原稿をセットしてください。」
という画面である(ステップS47)。次いで、送信結果レポート機能を登録した前記ハードキーを押下すると、
「送信結果レポート出力 オフ に設定しました。」
と表示される(ステップS48)。この表示が所定時間継続した後、前述の待機画面に復帰する。
【0028】
このように送信結果レポート機能を登録したハードキーの押下のたびに送信結果レポートのオン/オフを反転させて対応する送信ファイルについて送信結果レポートを送信するか否かを設定することができる。
【0029】
なお、この実施形態では、表示画面でオン/オフを交代させて表示して選択するように構成しているが、このような表示画面の表示に代えてLED表示とすることもできる。すなわち、キーにLEDが備えられている場合は、LED点灯はオン、LED消灯はオフというようにLED点灯/消灯によってフィードバックをかけ、前記表示画面によるフィードバックと同様にして送信結果レポートの送信の是非を設定することもできる。
【0030】
また、送信ファイルの送信モードが直接送信、メモリ送信と切り替え可能な場合、切り替えられたタイミングで直接送信時は直接送信結果レポートの初期値を、メモリ送信時はメモリ送信結果レポートの初期値を設定するように構成することもできる。すなわち、送信モードで直接送信とメモリ送信とが選択できる場合、これらの送信モードによって送信結果レポートの初期値が異なる場合がある。このような場合の処理手順を図5のフローチャートに示す。
【0031】
図5のフローチャートでは、まず、操作部6の表示画面に、
「送信できます。宛先または原稿をセットしてください。」
と表示し(ステップS11)、この状態から送信結果レポート機能を登録したハードキーを押すと、直接送信か否かをチェックする(ステップS12)。このチェックで直接送信であれば、直接送信結果レポートオン/オフ表示を反転させ(ステップS13)、直接送信結果レポート設定がオンになっているかどうかをチェックする(ステップS14)。オンになっていれば、操作部6に
「直接送信結果レポート出力 オン に設定しました。」
と表示し(ステップS15)、オンになっていなければ、
「直接送信結果レポート出力 オフ に設定しました。」
と表示する(ステップS16)。そして、ステップS11に戻って次のファイルの処理を待つ。
【0032】
一方、ステップS12で直接送信でないと判定されれば、メモリ送信結果レポートオン/オフを反転表示し(ステップS17)、メモリ送信結果レポート設定をチェックし(ステップS18)、オンであれば、
「メモリ送信結果レポート出力 オン に設定しました。」
と表示し(ステップS19)、オフであれば、
「メモリ送信結果レポート出力 オフ に設定しました。」
と表示し(ステップS20)、所定時間表示した後、それぞれステップS11の表示に戻って、以降の処理を繰り返す。
【0033】
このようにして送信結果レポートの出力のオン/オフ、言い換えれば送信結果レポートを出力するかしないかを送信ファイル毎に設定することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、送信手段により情報を送信する際に、送信結果レポートを出力するかしないかを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信端末装置のシステム構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る操作部から送信結果レポートの出力のオン/オフを設定し、オン/オフ状態をファイル情報に反映させる操作手順を示すフローチャートである。
【図3】操作部の画面表示に沿って送信結果ファイルを送信する動作手順を示すフローチャートである。
【図4】操作部のハードキーに送信結果レポート送信機能を登録したときの動作手順を示すフローチャートである。
【図5】直接送信とメモリ送信とを切り換えて書き込む場合の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 画情報メモリ
4 読み取り部
5 書き込み部
6 操作部
7 DCR
8 G3モデム
9 NCU
10 バス
Claims (2)
- 情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶した情報を送信する送信手段と、直接送信モードとメモリ送信モードとを切り換える切り換え手段と、前記送信手段により情報を送信した後に、その送信結果に関する送信結果レポートを出力する出力手段と、を有する通信端末装置であって、前記送信手段により情報を送信する際に、前記送信結果レポートを出力するか否かを設定する設定手段を備え、前記設定手段は、直接送信モードとメモリ送信モードとで異なる設定をすることが可能であり、前記設定手段の設定に基づいて、前記情報を送信した後に、前記出力手段はその送信結果レポートを出力することを特徴とする通信端末装置。
- さらに画像を読み取る読み取り手段と、情報の送信先を入力する入力手段と、を備え、 前記送信手段は前記読み取り手段により読み取った画像を、前記入力手段により入力した送信先に送信することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
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