JP3604541B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同報送信機能を備えるファクシミリ装置に関し、詳しくは、同報送信する宛先毎に異なる表紙を1回の読取動作により読み取って該宛先毎に送信することのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通信回線に接続され、相手先との間でファクシミリ通信を行って原稿から読み取った画データを送信(伝送)したり、受信(伝送)したりするファクシミリ装置が知られており、このファクシミリ装置は、近年の情報量の増大に伴って普及するとともに利便性の向上が要求されている。
【0003】
この種のファクシミリ装置としては、同一の文書(本文)を複数の宛先に送信する場合には、その都度、原稿の読取動作を行なうのでは効率が悪いために、画像メモリに蓄積する同一の文書を異なる宛先毎の電話番号(相手先番号)に順次に送信する同報送信機能を備えるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のファクシミリ装置にあっては、同報送信機能を利用する場合には、図7に示すように、表紙に全ての宛先を表示して本文と共に送信することになるため、宛先毎に異なる表紙の内容にする必要があるときには同報送信機能を利用することができず、利用性が低いという不具合があった。
【0005】
この不都合を解消するため、特開平6−152917号公報には、ワードプロセッサなどにより作成した宛先毎のテキストデータを同報送信する本文に添付することにより、宛先毎に異なる表紙として同報送信機能を利用できるように工夫されたファクシミリ装置が提案されている。
しかし、この公報に記載のファクシミリ装置では、宛先のテキストデータを作成するためにワードプロセッサを別途接続しなければならず、装置構成が複雑でコスト高になると云う問題がある。
【0006】
なお、特開平5−83515号公報には、本文の概要を記載した表紙の画データは全ての宛先に同報送信するが、本文自体の画データは必要な相手のみがポーリング送信により入手できるようにして、用紙を無駄に使用することをなくすことが可能なファクシミリ装置が提案されている。しかし、このファクシミリ装置では、同一の表紙を複数の宛先に送信するものであり、本文を別途送信することができるにしてもポーリング送信を利用するものであるため、送信時間が掛かってしまうという問題もある。
【0007】
そこで、本発明は、宛先に応じた内容を構成を複雑にすることなく同報送信により送信することができるようにして、利用性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、通信回線に接続されて複数の相手先番号に宛先を表示する表紙と共に本文をファクシミリ送信可能な同報送信機能を備えるファクシミリ装置であって、宛先毎の表紙と共に本文を読取部により読み取った画データを蓄積する画像メモリと、同報送信する宛先毎の相手先番号を設定する設定手段と、少なくとも表紙の画データであることを識別して宛先に応じた表紙の画データと共に本文の画データを設定手段内の相手先番号に順次に送信する送信制御部とを備え、前記表紙および本文の読取途中にその内容が切り替るタイミングに読取動作を一時停止させて確認メッセージを表示部に表示出力して確認の入力があった後に該読取動作を続行するように読取部を制御する読取制御部を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
この請求項1に記載の発明では、宛先毎の表紙および本文の画データが読取蓄積された後に、例えば、読取ページ数や読取画像(マーク等)などにより表紙であることが識別された画データが本文の画データと共に、相手先番号の設定順に従うなどすることにより、宛先に応じた表紙を本文に添付した画データとして送信される。したがって、宛先毎に異なる表紙を本文と共に同報送信により送信することができる。
さらに、この請求項1に記載の発明では、表紙と本文の間で、また内容の異なる本文の間で読取動作が一時停止され、その誤りがないことを確認した入力の後に読取動作が再開される。したがって、設定入力や読取動作のミスにより本文の一部を表紙としてしまうなどのミスを未然に発見してそのまま送信されてしまうことを防止することができる。
【0010】
本発明はさらに、前記設定手段は、少なくとも表紙または本文の一方の枚数を設定入力可能に構成され、前記送信制御部は、設定手段内の表紙または本文の枚数に基づいて読み取られた画データが表紙であるか否かを判別し、該表紙の画データを1枚づつ設定手段内の相手先番号に順次に送信することを特徴とするものである。
【0011】
本発明では、表紙の画データであるか否かは、設定入力された表紙または本文の枚数により識別され、表紙の枚数が設定入力された場合にはそのまま、本文の枚数が設定入力された場合には読取したトータルの枚数から本文の枚数を差し引いて、先頭ページからの枚数により識別される。したがって、マークを付したり、特別な用紙を用いるなどすることなく、枚数の入力操作だけで表紙と本文とを識別することができる。
【0012】
本発明はさらに、前記設定手段は、内容の異なる本文毎の宛先を設定入力可能に構成され、前記送信制御部は、表紙の画データを設定手段内の相手先番号に順次に送信するとともに該相手先番号の宛先に応じた本文の画データを表紙と同様に識別して送信することを特徴とするものである。
【0013】
本発明では、異なる本文の宛先が設定入力され、識別された表紙の画データが相手先番号に順次に送信され、その表紙と同様に例えば、異なる本文毎の枚数やマークや用紙種別などにより識別された宛先毎の本文の画データも該相手先番号への表紙の画データと共に送信される。したがって、表紙に限らず、宛先毎に異なる本文をも同報送信により送信することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、通信回線に接続されて複数の相手先番号に宛先を表示する表紙と共に本文をファクシミリ送信可能な同報送信機能を備えるファクシミリ装置であって、宛先毎の表紙と共に本文を読取部により読み取った画データを蓄積する画像メモリと、同報送信する宛先毎の相手先番号を設定する設定手段と、少なくとも表紙の画データであることを識別して宛先に応じた表紙の画データと共に本文の画データを設定手段内の相手先番号に順次に送信する送信制御部とを備え、前記画像メモリ内に蓄積した表紙あるいは本文の一方または双方の画データの少なくとも1部を表示部に表示出力する表示制御手段を設け、前記設定手段は、宛先に対する表紙および本文を操作部からの入力により設定可能に構成され、前記表示部は、前記設定手段により設定された宛先と表紙または本文との対応関係を表示可能に構成され、前記送信制御部は、該相手先番号の宛先に応じた本文の画データを表紙と同様に識別して送信することが可能であることを特徴とするものである。
【0017】
この請求項2に記載の発明では、宛先毎の表紙および本文の画データが読取蓄積された後に、例えば、読取ページ数や読取画像(マーク等)などにより表紙であることが識別された画データが本文の画データと共に、相手先番号の設定順に従うなどすることにより、宛先に応じた表紙を本文に添付した画データとして送信される。したがって、宛先毎に異なる表紙を本文と共に同報送信により送信することができる。
さらに、この請求項2に記載の発明では、宛先毎の表紙や本文の画データは読取蓄積された後に少なくとも1部を表示出力することができ、設定した宛先に対する表紙や、その表紙と本文の組み合せを操作部からの入力により設定することができる。したがって、同報送信を開始する前にその内容を確認して表紙および本文を表示毎に設定することができ、また、ミスがある場合には再度読取動作を行なうことなく修正することができる。
【0018】
ここで、前記相手先番号とは、公衆回線に接続されている場合には電話番号、他の通信回線を介するファクシミリ送信の場合には相手先を特定する情報を意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係るファクシミリ装置の第1実施形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
【0020】
図1において、ファクシミリ装置10は、装置各部の駆動条件や管理データ等の各種情報を記憶するとともに動作する上で必要なデータを一時記憶する不図示のRAMをワークエリアとして使用し制御プログラムに従って装置各部を統括制御するとともに本発明の各種処理を実行するCPU11と、CPU11が読み出して使用可能に制御プログラムや既定値などのデータを記録したROM12と、駆動条件、装置状態、あるいは入力情報などの各種情報を表示するLCDやLEDと共にユーザによる設定や命令等の入力操作を行なうテンキーやファンクションキーなどを配設された操作表示部13と、アナログ公衆回線に接続され発着信の際に所定の回線制御を実行して回線接続あるいはその切断を行なう網制御部14を接続され内蔵するモデムにより変復調した画データや各種手順信号を送受信(ファクシミリ通信)する通信制御部15と、原稿テーブル上にセットされた表紙や本文からなる送信原稿の画像からの反射光を光電変換して画データを読み取るスキャナ部(読取部)16と、読取/受信した画データに基づいて記録媒体により画像を用紙に記録して出力するプロッタ部17と、読取/受信した画データを一時記憶する画情報メモリ18と、送信する画データを圧縮して符号化する一方、受信した画データを伸長して復号化する符号化復号化部19と、がバス20に接続されている。
【0021】
このファクシミリ装置10は、1回の読取操作で読み取った画データを複数の宛先に順次に送信する同報送信機能を操作表示部13のファンクションキーにより選択可能に備えており、この同報送信においては複数の宛先の電話番号をテンキーあるいは短縮・ワンタッチキーにより入力してその宛先毎に応じた表紙を本文に添付した形にした画データを順次に送信するようにCPU11が装置各部を制御する。なお、本実施形態では説明しないが完全同一の文書(表紙および本文)の画データを複数の宛先に順次に送信する従来の同報送信機能を選択可能に設定してもよいことは云うまでもない。
【0022】
CPU11は、同報送信機能が選択されたときには、宛先の電話番号(相手先番号)と併せてスキャナ部16の原稿テーブルにセットする表紙および本文のうちの表紙の枚数の入力を促すメッセージを操作表示部13のLCDに表示出力させて、入力された宛先の電話番号および表紙枚数を前記RAM内に一時記憶するようになっており、スキャナ部16により読み取られた表紙および本文の画データは、画像メモリ18内に蓄積した後に宛先毎の表紙の画データを前記RAM内の枚数に基づいて識別して本文の画データに添付しRAM内の宛先の電話番号に順次送信する。すなわち、前記RAMが設定手段を構成し、CPU11が送信制御部を構成している。なお、表紙の画データであるか否かの識別は本文の枚数を入力設定して読取枚数から減算することにより算出してもよい。また、表紙および本文の双方の枚数を入力設定するようにして読取枚数と比較することにより読取動作の成否をチェックするようにして確実性を確保するようにしてもよい。
【0023】
次に、同報送信の操作を図3および図4を用いて作用と共に説明する。
まず、スキャナ部16の原稿テーブルに表紙A1〜A3および本文B1が束ねられて原稿としてセットされ(ステップP1)、同報送信機能が操作表示部13で選択された後には、表示するメッセージに従って入力される表紙A1〜A3の枚数「3」と共に宛先の電話番号を表紙の積載順位に一致する順位で前記RAM内に一時記憶する(ステップP2、P3)。次いで、スタートボタンが押下されると(ステップP4)、スキャナ部16により原稿から画データを読み取って画像メモリ18内に蓄積する(ステップP5)。
【0024】
そして、原稿の読取が終了すると、累積する送信回数が表紙枚数「3」に達したかを比較してRAM内に未送信の宛先が残っているか否かを確認し(ステップP6)、残っている場合には、その送信回数をインクリメントして一致する設定順位(積載順位)の未送信の宛先の電話番号を発呼し回線接続の後に、画像メモリ18内から該当するページ(積載順位)の表紙の画データを読み出すと共に表紙以降の(表紙枚数ページを超える)本文の画データを読み出して、これら表紙および本文をセットにファクシミリ送信手順に従って送信する(ステップP7)。この後には、ステップP6に戻ってRAM内に未送信の宛先が残っている場合には同様な処理を継続する一方、残っていない場合にはこの同報送信処理を終了する。
【0025】
したがって、原稿テーブルに束ねてセットした表紙A1〜A3は1ページづつ本文B1と共に宛先毎に送信される。このため、宛先毎に異なる表紙A1〜A3を束ねて本文B1と共にスキャナ部16にセットしても、同報送信機能によりその宛先毎に順次に送信することができる。なお、本実施形態では、送信回数と表紙枚数とを比較して未送信の宛先が残っているか否かを確認しているが、表紙枚数の入力を要求することなくRAM内の宛先数を表紙の枚数として同様に処理したり、未送信の宛先の有無をチェックしてその宛先の設定順位を表紙A1〜A3の積載順位として処理するようにしてもよい。
【0026】
このように本実施形態においては、まとめてセットした表紙および本文から画データを読み取っった後に、入力した枚数により宛先毎の表紙の画データを識別して本文の画データと共にその宛先に順次に送信するので、表紙の枚数を入力するだけで宛先に応じた表紙を本文に添付した形でその宛先毎に同報送信により送信することができ、表紙であることを識別するためにマークや特別な用紙などを用いる必要もない。したがって、操作性(使い勝手)を損なうことなく安価な構成により利用性を向上させることができる。
【0027】
次に、図4は本発明に係るファクシミリ装置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項1に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、図1、図3を流用して同様な構成には同一の符号を付し特徴部分を中心に説明する。
図1において、CPU11は、同報送信機能が選択されたときには、スキャナ部16の原稿テーブルにセットした表紙A1〜A3および本文B1の読取時に、表紙A1〜A3から本文B1に読取対象が切り替わるタイミングにその読取動作を一時停止させて表紙A1〜A3と本文B1とを確実に識別して読取動作が行なわれているかを確認するメッセージ、例えば、「表紙3枚の読取終了OK?」などを操作表示部13のLCDに表示出力させ再度スタートボタンを押下する確認入力があった後に読取動作を再開するようになっている。すなわち、CPU11は読取制御部をも構成している。
【0028】
したがって、CPU11は、図4に示すように上述実施形態と同様に、表紙A1〜A3および本文B1の原稿セット(ステップP1)、表紙A1〜A3の枚数「3」および宛先の電話番号の入力・記憶(ステップP2、P3)、スタートボタンの押下(ステップP4)が行なわれた後に、原稿のうちの表紙A1からの画データの読取を開始して3ページ分の読取が終了すると(ステップP11)、表紙A1〜A3の読取が正常に行なわれたたか否かをユーザに確認する前記メッセージを表示出力して(ステップP12)、再度のスタートボタンの押下を確認した後に本文B1の画データの読取動作を再開する(ステップP13)。
【0029】
この後には、上述実施形態と同様に、原稿の読取終了後に、未送信の宛先の有無を確認し(ステップP6)、その宛先向けの表紙の画データを順次に読み出して本文の画データと共にその未送信の宛先に送信する(ステップP7)。
したがって、表紙枚数の入力ミスがあったり原稿の給送動作において重送が発生しても、本文B1を表紙として送信してしまったり表紙A3を本文として送信してしまうことを未然に発見して防止することができる。
【0030】
このように本実施形態においては、上述実施形態の作用効果に加えて、ミスなく読取動作が行なわれているかを確認することができ、ミスのあるまま同報送信が開始され、表紙A1〜A3毎に本文B1を添付して同報送信することができなくなってしまうことがない。したがって、同報送信の確実性を向上させることができ、利用性を損なうことがない。
【0031】
次に、図5および図6は本発明に係るファクシミリ装置の第3実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項2に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、図1を流用して同様な構成には同一の符号を付し特徴部分を中心に説明する。
図1において、ファクシミリ装置10は、操作表示部13のLCDとして大画面LCDが設けられており、CPU11は、同報送信機能が選択されたときには、宛先の電話番号の入力を促すメッセージを大画面LCDに表示出力させて入力された宛先の電話番号を前記RAM内に一時記憶するとともに、スキャナ部16により読み取られた表紙および本文の画データは、図5に示すように、画像メモリ18内に蓄積した後に前記大画面LCDにプレビュー画像Gとして表示出力し、宛先毎の表紙または本文をそのページ数により入力欄Rに入力して識別するようになっている。そして、このCPU11は、入力欄Rに入力されたページ数に応じて宛先毎の表紙および本文の画データをセットにして前記RAM内の宛先の電話番号に順次送信する。すなわち、CPU11が表示制御部をも構成している。
【0032】
したがって、図6に示すように、原稿テーブルに表紙A1〜A3と共に内容の異なる本文B1およびB2をセットしたとしても、大画面LCDを見ながら読み取ったそのページ数により宛先毎に表紙および本文を指定することができ、そのページ数により宛先毎に表紙A1〜A3および本文B1、B2を識別して同報送信することができる。
【0033】
このように本実施形態においては、上述実施形態の作用効果に加えて、宛先毎に送信する表紙A1〜A3と共に、内容の異なる本文B1、B2をもプレビュー画像Gを確認しながらページ数を設定入力するだけで宛先毎に設定することができ、表紙および本文を任意に組み合せて同報送信することができる。また、読取ミスもそのプレビュー画像Gによりチェックすることができる。
【0034】
また、本実施形態の他の態様としては、図示は省略するが、表紙の枚数と共に本文の宛先毎の枚数を上述実施形態と同様に入力設定して、大画面LCDに表示するプレビュー画像Gの入力欄Rにページ数を修正(変更)可能に設定表示するようにしてもよい。この場合には、ページ数を入力することなく枚数の入力だけで同報送信することができ、表紙および本文の組み合せにミスがある場合に入力欄Rに正しいページ数を入力して変更すればよい。なお、この異なる内容の本文B1、B2は、表紙A1〜A3の枚数に各々の入力枚数に加えるなどしてページ数により識別すればよい。このときに、本文B1、B2の間に上述第2実施形態で説明したように確認するメッセージを表示出力するようにすることもできる。さらに、1枚づつの表紙に対して本文が複数あるときには、入力された本文毎の枚数に基づいて、本文の先頭ページのプレビュー画像を大画面LCDに表示させて入力欄で宛先を設定できるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、読取蓄積した画データは表紙または本文であるかを識別して、本文の画データと共に宛先毎の表紙の画データを順次に送信するので、宛先に応じた表紙を本文に添付した形で同報送信により送信することができ、宛先毎の表紙と共に本文を読み込ませるだけの構成で操作を複雑にすることなく、また通信に時間を掛けることなく、宛先に応じた同報送信を行なうことができる。したがって、操作性を損なうことのない安価な構成で利用性を向上させることができる。
【0036】
本発明によれば、表紙の画データは、設定入力された表紙または本文の枚数により識別するので、マークや特別な用紙などによらずに枚数の入力操作だけで宛先に応じた表紙を本文に添付した形で同報送信により送信することができる。したがって、使い勝手が低下してしまうことがない。
本発明によれば、複数の本文をもその枚数などにより識別して宛先毎の表紙と共にその宛先向けに設定されている本文の画データを順次に送信するので、宛先毎に応じた表紙および本文の内容で、例えば、グループ毎の本文に宛先毎の表紙を添付して同報送信により送信することができる。したがって、同一の本文でなければならないという固定観念に捕らわれずに同報送信を利用することができ、利用性を向上させることができる。
【0037】
請求項1に記載の発明によれば、表紙と本文の間、また内容の異なる本文の間の例えば、入力された枚数に応じたタイミングで読取動作を一時停止してその誤りの有無を確認することができるので、ミスなく読取動作が行なわれているかをチェックすることができ、ミスのあるまま同報送信が開始されることを防止することができる。したがって、同報送信の確実性を向上させることができ、向上させた利用性を損なうことがない。
【0038】
請求項2に記載の発明によれば、宛先毎の表紙や本文の少なくとも1部を表示出力してその宛先に対する表紙や、表紙と本文の組み合せなどを設定することができるので、表紙および本文の宛先を確実に設定することができ、同報送信を開始する前にミスがある場合には手間なく修正することができ、誤ったまま同報送信が開始されてしまうことがない。したがって、同報送信の確実性を向上させることができ、向上させた利用性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の第1実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】その同報送信を説明するフローチャートである。
【図3】その同報送信を説明する読取原稿および送信原稿の概念図である。
【図4】本発明に係るファクシミリ装置の第2実施形態を示す図であり、その同報送信を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置の第3実施形態を示す図であり、その同報送信時の操作を説明する出力画面である。
【図6】その同報送信を説明する読取原稿および送信原稿を示す概念図である。
【図7】従来技術における同報送信の課題を説明する表紙の平面図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置
11 CPU(送信制御部、読取制御部、表示制御部)
12 ROM
13 操作表示部(操作部、表示部)
14 網制御部
15 通信制御部
16 スキャナ部(読取部)
17 プロッタ部
18 画情報メモリ
19 符号化復号化部
20 バス
Claims (2)
- 通信回線に接続されて複数の相手先番号に宛先を表示する表紙と共に本文をファクシミリ送信可能な同報送信機能を備えるファクシミリ装置であって、
宛先毎の表紙と共に本文を読取部により読み取った画データを蓄積する画像メモリと、同報送信する宛先毎の相手先番号を設定する設定手段と、少なくとも表紙の画データであることを識別して宛先に応じた表紙の画データと共に本文の画データを設定手段内の相手先番号に順次に送信する送信制御部とを備え、
前記表紙および本文の読取途中にその内容が切り替るタイミングに読取動作を一時停止させて確認メッセージを表示部に表示出力して確認の入力があった後に該読取動作を続行するように読取部を制御する読取制御部を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 通信回線に接続されて複数の相手先番号に宛先を表示する表紙と共に本文をファクシミリ送信可能な同報送信機能を備えるファクシミリ装置であって、
宛先毎の表紙と共に本文を読取部により読み取った画データを蓄積する画像メモリと、同報送信する宛先毎の相手先番号を設定する設定手段と、少なくとも表紙の画データであることを識別して宛先に応じた表紙の画データと共に本文の画データを設定手段内の相手先番号に順次に送信する送信制御部とを備え、
前記画像メモリ内に蓄積した表紙あるいは本文の一方または双方の画データの少なくとも1部を表示部に表示出力する表示制御手段を設け、
前記設定手段は、宛先に対する表紙および本文を操作部からの入力により設定可能に構成され、
前記表示部は、前記設定手段により設定された宛先と表紙または本文との対応関係を表示可能に構成され、
前記送信制御部は、該相手先番号の宛先に応じた本文の画データを表紙と同様に識別して送信することが可能であることを特徴とするファクシミリ装置。
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