JP4117689B2 - ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒に係る。
【0002】
【従来技術】
【発明が解決しようとする課題】
ヘッド押下げ式ないしトリガー式の液体吐出器により容器体内液体をシリンダ内へ吸上げ、かつノズルから噴霧、泡放出等させるよう形成した吐出容器が周知であり、この種容器では、シリンダ下端から垂下したパイプ嵌合筒内面へ吸上げパイプ上部を嵌合させ、かつ該吸上げパイプ下部をノズル方向へ屈曲させて、その下端を容器体の底壁上面へ当接させ、容器をノズル方向へ傾けて使用することで、容器体内の収納液体を残らず吸上げできるよう形成することが知られている。
【0003】
しかしながら、吸上げパイプないしパイプ嵌合筒に製作誤差があると、吸上げパイプがパイプ嵌合筒内面に固嵌めされないため、液体吐出器を容器体口頸部へ装着させる際等に、吸上げパイプがパイプ嵌合筒に対して回動して、吸上げパイプ下部屈曲部の方向とノズルの方向が一致しなくなり、或いは吸上げパイプ上部が嵌合筒から外れることがあった。
【0004】
本発明は、パイプ嵌合筒内面に、吸上げパイプが外れ或いは回動することを阻止する凹溝と突条を付設することで、吸上げパイプ上部をパイプ嵌合筒内面へ確実に嵌着させることができるよう形成し、上記不都合を解消するよう設けた。
【0005】
また、吸上げパイプが回動することを阻止する突条をパイプ嵌合筒内面に縦設することで生じる不都合を解消することを目的とし、シリンダ下端ないしパイプ嵌合筒の上部内面に設けた内向きフランジ状の弁座に上端を結合させて突条を付設すると、結果的に弁座の一部が厚肉となって、弁座にヒケが発生し、弁の開閉が不完全となる虞があることから、弁座下方のパイプ嵌合筒部分内面に、弁座との間に一定の距離を設けて突条を縦設することで、その不都合を解消するよう設けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、シリンダ5下端から垂下する吸上げパイプ嵌合筒1の上部の内面に、該内面全周から内向きフランジ状に突出する吸込み弁座14を設けるとともに、
吸込み弁座下方の吸上げパイプ嵌合筒1内面部分に、数個の凹溝12a, 12b, 12c, 12dを周設した、ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒において、
それら凹溝のうち最上位の凹溝12aは上下同径としてその上端に下向き段部を形成するとともに、最上位の凹溝を除く下位の凹溝12b, 12c, 12dは上方小内径かつ下方大内径のテーパ状としており、
吸上げパイプ嵌合筒1の下端部内面の凹溝形成箇所には、それら各凹溝を縦断する数個の突条11を縦設しており、
かつこれら突条上端は、吸込み弁座14の表面へのヒケの発生を抑制するために、吸込み弁座の下端から下方に離し、
さらに吸上げパイプ嵌合筒1内に吸上げパイプの上端を嵌着させたときに、上述の下位の凹溝の小内径部分が吸上げパイプに食い込んで吸上げパイプの下方抜出しを阻止し、かつ突条11が吸上げパイプに食い込んで吸上げパイプの回転を阻止することができるように、凹溝の小内径部分の内径及び突条11の頂部の径を設計した。
【0007】
【発明の実施の形態】
第1実施形態(図1〜図3)
当該実施形態は、本発明の吸上げパイプ嵌合筒1を公知のトリガー式液体吐出器に用いた例であり、該トリガー式液体吐出器は、吸上げパイプ4を介して容器体3内液体を吸上げるシリンダ5、該シリンダ内面に嵌合されかつトリガー2の前後動に連動してシリンダ5内を進退する筒状ピストン6、上記シリンダ5と連通するノズル7、容器体3口頸部へ装着された中栓8、および該中栓を容器体口頸部へ固定する取付け筒9とからなり、トリガー2を前後動させることにより、吸上げ弁16を開弁させて容器体3内の収納液体をシリンダ5内へ吸上げ、かつ該吸上げ液体を加圧して吐出弁17を開弁させ、ノズル7から吐出させるよう形成している。
【0008】
本発明の吸上げパイプ嵌合筒1は、上記中栓8の頂壁10後部を貫通させて上部をシリンダ5と連通する垂直筒15内に嵌合させ、かつ図2に示すように、当該吸上げパイプ嵌合筒の上部内面に付設した内向きフランジ状の吸込み弁座14との間に一定の距離を設けて、該吸込み弁座下方の吸上げパイプ嵌合筒部分内面に突条11,11を複数縦設すると共に、複数の凹溝12a ,12b ,12c ,12d を周設し、下方側凹溝12b ,12c ,12d は上方小内径かつ下方大内径のテーパ状とし、また、上方側凹溝12a は上下同径としてその上端に下向き段部13を形成し、それ等突条11と凹溝12a ,12b ,12c ,12d によって、吸上げパイプ4が外れ或いは回動することを阻止するよう形成している。
【0009】
吸上げパイプ嵌合筒1の下半内面には、吸上げパイプ4上部を強制嵌合させ、かつ該吸上げパイプ上端面を上記下向き段部13下面へ当接させることで、組み立て時に、吸上げパイプ嵌合筒1内へ吸上げパイプ4上部を押込み過ぎることを防止し、また、該吸上げパイプ下部を前方へ屈曲させ、かつ下端を容器体3の底壁前部上面へ当接させて、本実施形態の容器を幾分前方へ倒して使用することで、収納液体を残らず吐出させることができるように形成している。
【0010】
第2実施形態(図4)
当該実施形態は、ヘッド押下げ式の縦型ポンプ式液体吐出器に、本発明の吸上げパイプ嵌合筒1を用いた例であり、縦型ポンプ式液体吐出器は公知であるので説明を省略する。まだ吸い上げパイプ嵌合筒1は、上記第1実施形態と同一構造とする。
【0011】
尚、吸上げパイプ嵌合筒1を除く各部材は上記構造に限定されない。また、突条11および凹溝12は複数形成することは要せず、単数でもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明は上記構成とするものであり、吸上げパイプ嵌合筒1内面に単数ないし数個の凹溝12を周設すると共に、単数ないし数個の突条11を縦設したから、組み立て時に、吸上げパイプ4上部が吸上げパイプ嵌合筒1内面から外れることを確実に阻止できると共に、吸上げパイプ4が吸上げパイプ嵌合筒1に対して回動することを阻止でき、よって、吸上げパイプ4下部屈曲部の方向とノズルの方向を容易かつ確実に一致させることができる。
【0013】
また吸込み弁座14の下端と突条 11 の上端とを離したから、吸込み弁座14に上端を結合させて突条11を付設した場合のように、吸込み弁座にヒケが発生して弁の開閉が不完全となるという不都合を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明吸上げパイプ嵌合筒の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】 同実施形態の要部拡大縦断面図である。
【図3】 A−A線を矢示方向へ見た、同実施形態の要部拡大横断面図である。
【図4】 本発明吸上げパイプ嵌合筒の第2実施形態を示す、一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1…吸上げパイプ嵌合筒 11…突条 12…凹溝
Claims (1)
- シリンダ5下端から垂下する吸上げパイプ嵌合筒1の上部の内面に、該内面全周から内向きフランジ状に突出する吸込み弁座14を設けるとともに、
吸込み弁座下方の吸上げパイプ嵌合筒1内面部分に、数個の凹溝12a, 12b, 12c, 12dを周設した、ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒において、
それら凹溝のうち最上位の凹溝12aは上下同径としてその上端に下向き段部を形成するとともに、最上位の凹溝を除く下位の凹溝12b, 12c, 12dは上方小内径かつ下方大内径のテーパ状としており、
吸上げパイプ嵌合筒1の下端部内面の凹溝形成箇所には、それら各凹溝を縦断する数個の突条11を縦設しており、
かつこれら突条上端は、吸込み弁座14の表面へのヒケの発生を抑制するために、吸込み弁座の下端から下方に離し、
さらに吸上げパイプ嵌合筒1内に吸上げパイプの上端を嵌着させたときに、上述の下位の凹溝の小内径部分が吸上げパイプに食い込んで吸上げパイプの下方抜出しを阻止し、かつ突条11が吸上げパイプに食い込んで吸上げパイプの回転を阻止することができるように、凹溝の小内径部分の内径及び突条11の頂部の径を設計したことを特徴とする、ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02851696A JP4117689B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02851696A JP4117689B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192551A JPH09192551A (ja) | 1997-07-29 |
JP4117689B2 true JP4117689B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=12250857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02851696A Expired - Lifetime JP4117689B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ポンプ式液体吐出器の吸上げパイプ嵌合筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4117689B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP02851696A patent/JP4117689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09192551A (ja) | 1997-07-29 |
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