JP4115086B2 - 合わせ安全ガラスにおけるガラス方向による接着性の差異の消去 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の背景)
ガラスと中間層との間の接着性は、合わせ安全ガラスの貫通抵抗性に関連する最も重要で、制御可能なパラメータである。接着性が高過ぎると、衝撃の際、積層体は一枚岩的なユニットとして破壊し、したがって自動車の乗員はあまり保護されない。接着性が低過ぎると、衝撃の際、積層体から鋭利な破片が分離され、したがって乗員に傷害を与えるおそれがあろう。
【0002】
合わせ安全ガラスは今日、主としてフロートガラスから作製される。例えば、自動車のフロントガラスは熱による自重たわみまたは加熱後のプレス成型のいずれかにより湾曲された2枚のフロートガラスから作製される。湾曲されたガラス片は、可塑化されたポリビニルブチラール(PVB)中間層によって貼り合わされる。フロートガラスの製造において、ガラスは溶融スズ浴上部に鋳込まれ、移動する。その表面の一方はスズに接触する(スズ側)が、他方は通常窒素などの不活性雰囲気に接触する(空気側)。したがって、同じガラスシートの2つの表面で化学的性質が全く異なる可能性がある。時には、ガラスとPVB中間層との間の接着性において界面化学的性質の差異が現れる。PVBの水分、中間層固有の接着性、ガラス本体の化学的性質など他の要因の中で、PVB中間層にガラスの「スズ」側が接触するか、または「空気」側が接触するかによって、より高いまたはより低い接着性が得られる。しばしば非対称な接着性と呼ばれる接着性の差異が非常に著しく、そのため積層体が一方のガラス方向(glass orientation)ではフロントガラスとして使用可能であるが、他方のガラス方向では使用不可能と思われることがありうる。ガラスの方向を識別し、保持しなければならないことで、あるいは指定された方向が得られるようにガラスを反転させる特別な装置を設置しなければならないことで悩まされる積層業者もある。
【0003】
したがって本発明の目的は、PVB中間層とガラスのスズ側との間の接着性とPVB中間層とガラスの空気側との間の接着性の差異を低減して、自動車のフロントガラスおよびサイドガラスとして使用可能な積層構造体を提供することである。本発明はまた、非対称な接着性が経験される他のガラス/接着剤シート積層構造体にも適用可能である。
【0004】
(発明の概要)
本発明により、少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール(PVB)シートとを含むガラス/接着剤シート積層構造体が提供され、前記ポリビニルブチラールには、自動車のフロントガラスおよびサイドウィンドウ用およびボデイ用ガラスとしての使用に適切な予め選択されたレベルの接着性を前記ガラス層と前記ポリビニルブチラールシートとの間に提供するための接着性制御添加剤としてイオン化可能な金属塩をその中にブレンドし、またレベリング剤により提供されるカチオンの含量が0.03から1.35の間、好ましくは0.07から1.1ミリ当量/シート材料kg(meq/kg)となるように、接着性制御添加剤からのカチオンと異なるカチオンを提供する別のイオン化可能な金属塩を混和してある。第2の金属塩は、マグネシウムもしくはカルシウムなどのアルカリ土類金属、または亜鉛もしくは銅などの遷移金属、またはスズなどの第IV族金属の塩とすることができる。驚くべきことに、この少量の塩またはレベリング剤が、曇りなどの積層体の全体的性能への有害な影響がなく、非対称な接着性を低減し、かつ場合によっては本質的に消去するのに十分である。さらに、PVB中間層の接着性のレベルを、従来の手段によって接着性制御添加剤量の調節により制御することができる。
【0005】
(詳細な説明)
可塑化されたPVBシート材料は、当技術分野で周知の工程により調製される。可塑化されたPVBの調製については、参照により本明細書に組み込まれたPhillipsの米国特許第4,276,351号に開示されている。ポリビニルブチラールシート材料には、広範囲の接着性制御添加剤を使用することができる。本発明においてPVBシートは、相容的な量の、トリエチレングリコール ジ−n−ヘプタノエートおよびテトラエチレングリコール ジ−n−ヘプタノエートからなる群から選択されるグリコールエステルで、または相容的な量の、トリエチレングリコール ジ−2−エチルブチレートおよびトリエチレングリコール ジ−2−エチルヘキサノエートなどの分枝または非分枝グリコール ジ−エステルで可塑化され、並びに、接着性制御添加剤としてギ酸カリウム、酢酸カリウムなどのカルボン酸アルカリ金属塩を含有する。このようなシート材料を調製する工程は、参照により本明細書に組み込まれたMoynihanの米国特許第4,292,372号に開示されている。
【0006】
本発明の実施例において、非ブチラール化ビニルアルコール基が公称23質量%のPVBフレーク乾燥物100部を、可塑剤中に予混合された光安定剤(Tinuvin−Pまたは他の適切な化合物)および酸化防止剤を含有するテトラエチレングリコール ジ−n−ヘプタノエート可塑剤36〜40部と、二軸押出し機中で連続的に混合する。押出し機を出る溶融物は200〜220℃である。溶融物はギヤポンプおよび溶融物フィルタを通過させ、次いでスロットダイを通過させ、公称厚さ0.76mmのシート材料を形成させる。接着性制御添加剤は、水性のサイドストリーム(side stream)として直接溶融物に添加する。レベリング剤は、それが水溶性の場合、直接水性のサイドストリームとして溶融物に添加するか、または好ましくは接着性制御添加剤と組み合わせて混合溶液として添加するかのいずれかである。レベリング剤が水に易溶性ではない場合、有機溶媒中の溶液として直接溶融物に、または押出し機に供給される可塑剤中の溶液として添加できる。
【0007】
本明細書において使用される用語、無機酸には、硫酸、硝酸、および塩酸が含まれる。一塩基有機酸には、ギ酸、酢酸、ならびに炭素原子1〜12個を有する直鎖カルボン酸、および炭素原子3〜12個を有する分枝鎖カルボン酸が含まれる。多塩基有機酸は、2つ以上のカルボン酸基を有する酸を指し、シュウ酸、コハク酸、オキサロ酢酸、クエン酸、およびエチレンジアミン四酢酸を包含する。
【0008】
接着性制御添加剤およびレベリング剤のほかに、接着性制御添加剤の機能発揮に悪影響を及ぼさない酸化防止剤、着色剤、および紫外線吸収剤などの通常の補助剤をPVB組成物中に含むことができる。さらに、空気関連欠陥を低減するため、シリコーン、シラン加水分解物、フッ素含有表面活性剤、中鎖ないし長鎖カルボン酸の塩、またはそれらを組み合わせたものからなる表面エネルギー改変剤を添加することができる。積層体内の空気関連欠陥には、空気をトラップした結果として形成される気泡および虫様欠陥、およびオートクレーブ処理中にPVB界面層中に吸収される空気が含まれる。
【0009】
積層構造体の製作は、当技術分野において周知されている。積層構造体の表面間から大部分の空気を有効に除去するため、PVBシート材料の表面を粗くすべきことも周知である。これは、PVBシートを押し出す際の型押しによって、またはメルトフラクチャーによって機械的に行うことができる。積層体を調製する間にトラップされる空気の効果的な脱気を促進するため、表面の粗さを保持することが不可欠である。(表面粗さ、Rz、は、国際標準化機構のISO−R468による10点平均粗さによって、ミクロンで表わされる。約0.030インチ(0.76mm)より厚いシート材料では、空気トラップを防止するのに最高60ミクロンの10点平均粗さRzで十分である。シート材料を合紙なしでまたは抗ブロッキング剤なしでロールに巻き上げようとする場合、ブロッキングを防止するため、最小値で約20ミクロンの粗さが必要である。熱可塑性樹脂シート材料の表面粗さおよび表面粗さのキャラクタリゼーションおよび定量化方法は、アメリカ国家規格協会/アメリカ機械工学会(ANSI/ASME)B46.l(1995年)に記載されている。
【0010】
接着性試験
積層体の接着性、即ちガラスに対するPVB中間層の接着性は、図1のジグ10、12を使用して圧縮せん断強さ(CSS)を用いて測定する。接着性測定用積層体は、積層する前に先ず、ポリビニルブチラール中間層を相対湿度23±3%の環境内で一夜の間23℃±2℃でコンディショニングすることにより調製する。次いで、図1を参照して、脱塩水で洗浄し、すすいでおいた寸法12インチ×12インチ(305mm×305mm)および公称厚さ2.3mmの焼きなました2枚のフロートガラス片16および20の間に中間層18を挟み込む。各PVB中間層から2つの積層体、すなわち、両面にガラス片のスズ側がある中間層を有する積層体(ATTA)、および両面がガラス片の空気側と接触する中間層を有する積層体(TAAT)が作製される。次いで、ガラス/PVB/ガラスの組立品を90〜100℃に設定したオーブン内で30分間加熱する。その後、各組立品を1組のニップロール間を通過させて、ガラスと中間層との間の隙間空間にある空気を搾り出し、組立品の端部を密封することができる。この段階での組立品を、プレプレスと呼ぶ。次いで、プレプレスを空気オートクレーブに入れ、温度を135℃に、圧力を200psig(14.3バール)に上昇させる。これらの条件を20分間維持し、その後空気を冷却するが、オートクレーブにはそれ以上の空気を添加しない。冷却20分後にオートクレーブ内の空気温度が50℃未満となった後、過剰の空気圧を排出する。
【0011】
上記に規定したように調製した積層体の圧縮せん断強さを、以下に詳述する方法を用い測定する。1インチ×1インチ(25mm×25mm)のチップ6個を、積層体から鋸で作製する。試験に先立ち、23℃±2℃および相対湿度50%±1%に制御された室内で1時間チップをコンディショニングする。チップの圧縮せん断強さを図1に示すジグ12を用い測定する。チップ16、18、20を、ジグ12の下半分切断物上に置き、次いでチップの上面にジグの上半分を置く。クロスヘッドを1分当たり0.1インチ(1分あたり2.5mm)の速度で、装置の上方部分に接触するまで下げる。クロスヘッドが下方に移動し続けると、チップの一方のガラス片が、他方のガラス片に対してすべり始める。チップの圧縮せん断強さは、接着剤の破壊を起こすのに必要なせん断応力である。この試験の精度は、1標準偏差が典型的にはチップ6個を平均した結果の6%であるというものである。この方法で接着性を試験して、1500psiから約2700psi(1050N/cm2から1850N/cm2)の圧縮せん断強さ(CSS)を有するガラス/PVB/ガラス積層体が、自動車のフロントガラスおよびサイドガラスにおける使用に最も適切と考えられる。
【0012】
曇りの促進測定
試験した各PVB中間層から積層体を作製する。TAAT方向のものを用いる。積層体を組み立て、より高温かつ長時間のオートクレーブサイクルを用いることを除いて、接着性の項で論じたように脱気する。150℃および圧力225psig(15.3バール)で保持時間は90分である。Gardner社のHazegard曇り計を使用しアメリカ材料試験協会(ASTM)D−1003に記載された手順に従って、曇りを測定する。0.4%を超える曇りのレベルはフロントガラスとしての使用には望ましくないと考えられる。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
1. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール(PVB)シートとを含むガラス/接着剤シート積層体であって、前記ポリビニルブチラールが、前記ガラス層と前記ポリビニルブチラールシートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供するために接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩をその中に混和しており、ここで、ガラス層と隣接するポリビニルブチラールシートの表面との間に非対称な接着性が存在しており、また前記ポリビニルブチラールが、レベリング剤として異なった金属塩を、PVB中間層中における異なった金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和しており、前記量が可塑化された中間層と隣接するガラスの表面との非対称な接着性を低減するのに十分であることを特徴とする積層体。
2. 前記レベリング剤が、無機酸または有機酸のアルカリ土類金属塩であることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
3. 前記レベリング剤が、無機酸または有機酸の遷移金属塩またはスズ塩であることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
4. 前記接着性制御添加剤が、1種の有機酸のカリウム塩または複数の有機酸のカリウム塩であることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
5. レベリング剤が、一塩基有機酸のアルカリ土類金属塩、遷移金属塩またはスズ塩であることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
6. レベリング剤が、多塩基有機酸のアルカリ土類金属塩、または遷移金属塩であることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
7. 可塑剤が、グリコールエステルであることを特徴とする1.に記載の積層構造体。
8. 可塑剤としてグリコールエステル、前記ガラス層と前記ポリビニルブチラールシートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供するための接着性制御添加剤としてアルカリまたはアルカリ金属塩を混和しており、ここでガラス層と隣接するポリビニルブチラールシートの表面との間に非対称な接着性が存在しており、またレベリング剤としてアルカリ土類金属塩を、PVB中間層中における異なった金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和しており、前記量が可塑化された中間層と隣接するガラスの表面との非対称な接着性を低減するのに十分であることを特徴とする、1.に記載の積層体中の可塑化されたポリビニルブチラールシート材料。
9. 前記レベリング剤が、無機酸または有機酸のアルカリ土類金属塩または遷移金属塩であることを特徴とする8.に記載のポリビニルブチラール中間層。
10. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール接着剤シートとからなるガラス/接着剤シート積層体におけるポリビニルブチラール中間層とガラスとの間の非対称な接着性を最小にする方法であって、前記ガラスと前記シートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供する接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩を含有する可塑化されたポリビニルブチラールのバルク組成物を調製する工程と、レベリング剤として前記接着性制御添加剤と異なる第2の金属塩を、ポリビニルブチラールシート中の異なる金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和する工程と、前記シートをガラス板に接着させることにより積層構造体を形成する工程と、構造体を脱気する工程と、熱および圧力を加えることにより前記シートおよびガラス板を密封する工程とを含むことを特徴とする方法。
11. 前記レベリング剤が、無機酸または有機酸のアルカリ土類金属塩または遷移金属塩またはスズ塩であることを特徴とする10.に記載の方法。
12. 前記接着性制御添加剤が、ギ酸カリウム、酢酸カリウム、および他のカリウム塩からなる群から選択されることを特徴とする10.に記載の方法。
13. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール接着剤シートとからなるガラス/接着剤シート積層体におけるポリビニルブチラール中間層とガラスとの間の非対称な接着性を最小にする方法であって、前記ガラスと前記シートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供する接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩を含有する可塑化されたポリビニルブチラールのバルク組成物を調製する工程であって、前記ガラスが金属イオンを2質量ppm含有する溶液に溶解されたレベリング剤で被覆されている工程と、前記シートをガラス板に接着させることにより積層構造体を形成する工程と、構造体を脱気する工程と、熱および圧力を加えることにより前記シートとガラス板を密封する工程とを含むことを特徴とする方法。
14. レベリング剤のカチオンがマグネシウム、カルシウム、亜鉛、またはスズであり、またアニオンが一塩基または多塩基有機酸の一部分であることを特徴とする13.に記載の方法。
15. 異なったカチオンを有する2種以上のレベリング剤を組み合わせて使用することを特徴とする13.に記載の方法。
【0013】
(実施例)
下記の実施例はさらに本発明を説明するものであり、特に指定されない限り、部および百分率は質量によるものである。
【0014】
(比較実施例C1およびC2)
可塑剤がテトラエチレングリコール ジ−ヘプタノエートである可塑化されたポリビニルブチラールシート材料(E.I.duPont de Nemours & Co.からButacite(登録商標)として市販)を使用して、上記の方法で積層体を調製した。2つの接着性レベルを有するシート材料を使用した。2つのガラス方向(TAATおよびATTA)について作製した積層体の接着性を測定した。結果を表1に示す。
【0015】
(比較実施例C3)
ポリビニルブチラール100部を、酸化防止剤(オクチルフェノール)および紫外光安定剤(Tinuvin P)を添加した可塑剤38.5部と共に、押出し機中で混合した。この組成は比較実施例1の組成と同じである。シート材料中のカリウム濃度が、可塑化されたシートの250質量ppmとなるように、押出し機中の溶融物に接着性制御添加剤としてギ酸カリウムを添加した。TAATおよびATTA方向の両方における接着性の結果を表1に示す。
【0016】
(実施例1)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、レベリング剤である硫酸マグネシウムを、マグネシウム濃度が0.40meq/kgとなるように添加したことを除き、実施例C3における中間層と同様であった。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0017】
(実施例2)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤、ギ酸カリウム、およびレベリング剤である硫酸マグネシウムを混合溶液として供給することによりシート材料を作製したことを除き、実施例1における中間層と同様である。シート材料において得られたカリウム濃度は381ppm、マグネシウム濃度は0.11meq/kgであった。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0018】
(実施例3)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤のカリウム濃度が300ppmであることと、押出し機中の溶融物に、レベリング剤としてネオデカン酸マグネシウムを、ミネラルスピリットおよび可塑剤中の溶液としてPVBシート材料のバルク中におけるマグネシウム濃度を0.50meq/kgとするよう添加していることとを除き、実施例1における中間層と同様であった。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0019】
(実施例4)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤である、ギ酸カリウムからのカリウム濃度が405ppmであることと、シート材料中のマグネシウム濃度を0.14meq/kgとするようレベリング剤であるエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムマグネシウムを添加していることとを除き、実施例2における中間層と同様であった。積層体を調製し、接着性を測定した。結果を表1に示す。
【0020】
(実施例5)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、ギ酸カリウム接着性制御添加剤からのカリウム濃度が350ppmであることは実施例1における中間層と同じであるが、レベリング剤は酢酸マグネシウムからのマグネシウムであった。シート材料におけるマグネシウム濃度は0.58meq/kgであった。接着性およびデータを表1に示す。
【0021】
(実施例6)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤からのカリウム濃度が400ppmであることと、γ−グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン0.007部およびポリオキシエチレン変性シリコーンオイル0.07部をも表面エネルギー改変剤として添加したことと、PVBシート材料のバルク中におけるマグネシウム濃度が1.0meq/kgであることとを除き、実施例3における中間層と同様であった。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0022】
(実施例7)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤によるシート材料のバルクのカリウム濃度が300ppmであることと、レベリング剤として酢酸カルシウムを添加して、PVBシート材料のバルク中におけるカルシウム濃度を1.0meq/kgとしていることとを除き、実施例1における中間層と同様であった。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0023】
(実施例8)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、レベリング剤として酢酸亜鉛を使用していることを除き、実施例7における中間層と同様であった。PVBシート材料のバルク中の亜鉛濃度が0.83meq/kgとなるように酢酸亜鉛を添加した。接着性および曇りの結果を表1に示す。
【0024】
(実施例9)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層(商品名Butacite(登録商標)で市販されている材料)は、硫酸マグネシウム0.012%水溶液を入れた浴中で中間層に25フィート/分(7.6m/分)で浸し塗りを行っていることを除き、比較実施例C1で使用した中間層と同じであった。得られたシート材料をイオンクロマトグラフィで分析し、バルクベースでマグネシウムを0.17meq/kg含有することを見出した。得られたシート材料を乾燥し、積層する前に相対湿度23±2%の環境でコンディショニングした。接着性の結果を表1に示す。
【0025】
(実施例10)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、比較実施例C1で使用した中間層と同じであった。しかし、積層する前に、硫酸マグネシウムの脱塩水溶液中にガラスを浸漬し、乾燥した。溶液中のマグネシウムイオンの濃度は10mg/Lであった。TAATおよびATTA方向における積層体の接着性を測定した。データを表1に示す。溶液中の10ppmというような低濃度のマグネシウムイオンが、2つのガラス方向のものの間の接着性の差異を、実質的に低減させることができることは、驚くべきことであった。
【0026】
(比較実施例C4)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、接着性制御添加剤からのカリウム濃度が300ppmであることと、レベリング剤からのマグネシウム濃度が1.5meq/kgであることを除き、実施例1で使用した中間層と同様であった。接着性および曇りの結果を表1に示す。曇りのレベルもかなり高く、このような積層体は、自動車のフロントガラスとして好ましいとはいえない。
【0027】
(比較実施例C5)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、ギ酸マグネシウムの形態でのマグネシウムを唯一の接着性制御添加剤として使用したことを除いて、比較実施例C3における中間層と同一の方法で作製した。マグネシウム濃度は4.2meq/kgであった。他のレベリング剤は全く使用しなかった。接着性および曇りの結果を表1に示す。ATTA方向の接着性がTAAT方向の接着性よりも高かった。このことは、マグネシウムだけを使用しても望ましいレベリング効果は得られないことを示している。
【0028】
(比較実施例C6)
この実施例におけるポリビニルブチラール中間層は、レベリング剤を添加しないことを除き、実施例2における中間層と同じであった。接着性制御添加剤であるギ酸カリウムからのカリウム濃度は385ppmであった。接着性制御添加剤の濃度はほぼ同様であるが、この実施例における接着性は実施例2における接着性よりも低い。このことは、実施例2におけるPVB中間層中のマグネシウムが接着性制御添加剤としてではなく、むしろ積層体中でガラス方向による影響を抑える薬剤として作用したことを示している。
【0029】
【表1】
Figure 0004115086

【図面の簡単な説明】
発明を記述するに当り、添付図面を参照する。
【図1】 積層体の圧縮せん断強さを測定するのに使用されるジグの線図である。

Claims (4)

  1. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール(PVB)シートとを含むガラス/接着剤シート積層体であって、前記ポリビニルブチラールが、前記ガラス層と前記ポリビニルブチラールシートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供するために接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩をその中に混和しており、ここで、ガラス層と隣接するポリビニルブチラールシートの表面との間に非対称な接着性が存在しており、また前記ポリビニルブチラールが、レベリング剤として異なった金属塩を、PVB中間層中における異なった金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和しており、前記量が可塑化された中間層と隣接するガラスの表面との非対称な接着性を低減するのに十分であり、前記レベリング剤は、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、銅およびスズからなる群から選択される金属と、硫酸、硝酸、塩酸、ギ酸、酢酸、炭素原子1〜12個を有する直鎖カルボン酸、炭素原子3〜12個を有する分枝鎖カルボン酸、シュウ酸、コハク酸、オキサロ酢酸、クエン酸、およびエチレンジアミン四酢酸からなる群から選択される酸との塩であることを特徴とする積層体。
  2. 可塑剤としてグリコールエステル、前記ガラス層と前記ポリビニルブチラールシートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供するための接着性制御添加剤としてアルカリまたはアルカリ金属塩を混和しており、ここでガラス層と隣接するポリビニルブチラールシートの表面との間に非対称な接着性が存在しており、またレベリング剤としてアルカリ土類金属塩を、PVB中間層中における異なった金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和しており、前記量が可塑化された中間層と隣接するガラスの表面との非対称な接着性を低減するのに十分であることを特徴とする、請求項1に記載の積層体中の可塑化されたポリビニルブチラールシート材料。
  3. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール接着剤シートとからなるガラス/接着剤シート積層体におけるポリビニルブチラール中間層とガラスとの間の非対称な接着性を最小にする方法であって、前記ガラスと前記シートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供する接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩を含有する可塑化されたポリビニルブチラールのバルク組成物を調製する工程と、レベリング剤として前記接着性制御添加剤と異なる第2の金属塩を、ポリビニルブチラールシート中の異なる金属塩からのカチオン濃度0.03〜1.35meq/kgを提供する量で混和する工程と、前記シートをガラス板に接着させることにより積層構造体を形成する工程と、構造体を脱気する工程と、熱および圧力を加えることにより前記シートおよびガラス板を密封する工程とを含み、前記レベリング剤は、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、銅およびスズからなる群から選択される金属と、硫酸、硝酸、塩酸、ギ酸、酢酸、炭素原子1〜12個を有する直鎖カルボン酸、炭素原子3〜12個を有する分枝鎖カルボン酸、シュウ酸、コハク酸、オキサロ酢酸、クエン酸、およびエチレンジアミン四酢酸からなる群から選択される酸との塩であることを特徴とする方法。
  4. 少なくとも2つのガラス層と1枚の可塑化されたポリビニルブチラール接着剤シートとからなるガラス/接着剤シート積層体におけるポリビニルブチラール中間層とガラスとの間の非対称な接着性を最小にする方法であって、前記ガラスと前記シートとの間に予め選択されたレベルの接着性を提供する接着性制御添加剤としてアルカリ金属塩を含有する可塑化されたポリビニルブチラールのバルク組成物を調製する工程であって、前記ガラスが金属イオンを10質量ppm含有する溶液に溶解されたレベリング剤で被覆されている工程と、前記シートをガラス板に接着させることにより積層構造体を形成する工程と、構造体を脱気する工程と、熱および圧力を加えることにより前記シートとガラス板を密封する工程とを含み、前記レベリング剤の金属イオンは、前記接着性制御添加剤のアルカリ金属イオンとは異なることを特徴とする方法。
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