JP4114598B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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本発明は、スラスト荷重を支承するスラスト軸受を備えるトロイダル型無段変速機に関する。
従来から、様々な分野において、スラスト方向の荷重を支承するために、スラスト軸受が使用されている。このスラスト軸受は、一般に、外輪と、回転可能な内輪と、前記内輪と前記外輪との間で転動する複数の転動体と、これらの複数の転動体を転動自在に個別に保持する複数のポケットが設けられた保持器とを備えて成る。
このようなスラスト軸受には、大きなスラスト荷重が加わるため、転動体と内輪および外輪との当接部に加わる面圧は相当に大きくなり、この当接部での発熱も著しくなる。したがって、一般的には、スラスト軸受内に十分な量の潤滑油を供給して、前記当接部での発熱を抑制するようにしている。例えば、内輪および外輪と対向する保持器の両面(前記当接部に係る面)に油溝を設け、前記当接部に十分な量の潤滑油を供給するようにしている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
実用新案登録第2603559号 特開2000−310308号公報
ところで、スラスト軸受は、ラジアル軸受と異なり、全ての転動体でスラスト荷重を支持することができるため、大きなキャパシティを持つことができるが、保持器は一般に限られた空間に配置されるため、その厚さが必然的に決まってしまう。そのため、特許文献1等のように、保持器の両面に油溝を設けてしまうと、保持器の肉厚が薄くなり、小型化および大動力化した場合には破損してしまう虞がある。
また、スラスト軸受は、通常、全ての転動体で均等に荷重を受けることができるようになっているが、例えば外輪が回転不能に固定して支持され且つ内輪が回転可能であるような場合においては、外輪のバックアップの状態や取り付けミスにより、荷重が均等に作用しなくなってしまう虞がある。そのような場合、内輪は、回転しているため、ある部位において荷重の大きい時と小さい時とが繰り返し発生するが、外輪は、回転していないため、ある部位において荷重が常に大きく、そのため、その部位で発熱が大きくなってしまい、剥離が発生してしまう虞がある。また、潤滑油を多くしすぎると、攪拌抵抗が大きくなり、損失が多くなってしまう。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、保持器の耐久性を損なうことなく軸受内に潤滑油を供給して、転動体と内輪および外輪との当接部での発熱を効果的に抑制することができるスラスト軸受を備えたトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、それぞれの内周面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの入力側ディスクおよび出力側ディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、このトラニオンに支持された変位軸に回転自在に支持された状態で、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラと前記トラニオンとの間に設けられ、パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承するスラスト軸受とを備え、前記スラスト軸受は、前記パワーローラによって形成される内輪と、外輪と、これらの内輪および外輪との間で転動する複数の転動体と、これらの複数の転動体を転動自在に個別に保持する複数のポケットが設けられた保持器とを備えて成るトロイダル型無段変速機であって、前記保持器には、前記外輪と対向する面にだけ、前記ポケットを横切るように延びる油溝が設けられているとともに、前記変位軸は、潤滑油を供給するための油穴を有し、前記油穴は、前記内輪と前記外輪との間で、前記外輪側に偏って位置されていることを特徴とする。
に、トロイダル型無段変速機において、スラスト軸受は、パワーローラによって形成される内輪が回転しており、外輪がトラニオンによって支持されており、また、トラニオンは変形が大きい。そのため、転動体は均一に荷重を受けることができない。したがって、請求項1に記載の発明のように、面圧が高くなる固定された外輪側に油溝が設けられていれば、外輪に多くの潤滑油を直接的に流すことができ、発熱が大きい外輪に十分な潤滑を行なうことができる。その結果、高負荷を受けるトロイダル型無段変速機のスラスト軸受における耐久性を向上させることができ、小型化等も可能となる。
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、外輪と対向する保持器の面にだけ油溝が設けられているので、一般的に面圧が高くなる固定側の外輪での発熱を効果的に抑制することができるとともに、保持器の両面に油溝を設ける従来に比べて、保持器の肉厚を十分に確保でき、保持器の耐久性を損なわずに外輪側の十分な潤滑を行なうことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態に係るスラスト軸受1は、環状の外輪2と、環状の内輪4と、内輪4と外輪2との間で転動する複数の転動体(玉)8と、これらの複数の転動体8を転動自在に保持する環状の保持器6とから成る。
外輪2は、固定状態の例えばケース10に回転不能に固定して支持されている。ケース10は、内輪4と外輪2との間で延びるようにスラスト軸受1の中心孔を貫通する支持軸10aを有している。支持軸10aには、例えばギアから成る回転体12が軸受14を介して回転可能に支持されている。また、この回転体12には、前記内輪4が固定されている。すなわち、内輪4は、回転体12とともに回転可能であり、回転体12を介して支持軸10aに支持されている。
以上から分かるように、スラスト軸受1は、内輪4側から外輪2側に向けて加わるスラスト荷重を支承するように、ケース10と回転体12との間に配置され、全ての転動体8で均等に荷重を受けることができるようになっている。しかしながら、例えば外輪2のバックアップの状態や取り付けミスにより、荷重が均等に作用しなくなってしまう場合、外輪2は、回転していないため、ある部位において荷重が常に大きく、そのため、その部位で発熱が大きくなってしまい、剥離が発生してしまう虞がある。そのため、本実施形態では、特に外輪4側に対して直接に潤滑油を供給するべく、外輪4と対向する保持器6の面にだけ油溝20が設けられている。
すなわち、図2に示すように、保持器6は環状の本体から成り、この本体には、転動体8を転動自在に個別に保持する複数のポケット(貫通孔)22が、周方向に等しい角度間隔をもって形成されている。また、保持器6の本体は、外輪4と対向する対向面6aを有しており、この対向面6aには、各ポケット22を横切るように保持器6の内周面から外周面に向かって時計周り方向に延びる油溝20が設けられている。なお、保持器6は、例えば、銅合金、樹脂、鋼等によって形成されている。
また、外輪4を支持するケース10の支持軸10aには、その中心部を貫通して延びる油孔26が形成されている。また、支持軸10aの側面には、油孔26と連通するように油穴24が形成されている。この場合、油穴24は、内輪4と外輪2との間に設けられるとともに、外輪2側に偏って位置されている。すなわち、油穴24は、内輪4よりも外輪2側に近い位置に設定されている。このような構成によれば、油孔26および油穴24を通じて潤滑油をスラスト軸受1内(内輪4と外輪2との間)に供給することができるとともに、外輪2に対して直接的且つ集中的に潤滑油を流すことができる。
以上のように、本実施形態のスラスト軸受1において、保持器6には、外輪2と対向する対向面6aにだけ、ポケット22を横切るように延びる油溝20が設けられている。すなわち、回転不能に固定して支持される外輪2側に油溝20が設けられている。そのため、一般的に面圧が高くなる固定側の外輪2での発熱を効果的に抑制することができる。一般に、回転不能に固定して支持されている外輪2では、そのバックアップの状態や取り付けミスにより、荷重が均等に作用しなくなってしまうことがあり、そのような場合、ある部位において荷重が常に大きくなり、そのため、その部位で発熱が大きくなってしまうが、本実施形態のように、外輪2側に油溝20を設け、外輪2に対して直接的に潤滑油を供給できれば、面圧が高くなる外輪部位での発熱を効果的に抑制することができる。この場合、油溝20がポケット22を横切るように延び、ポケット22内に転動体8が保持されているため、前記発熱部位を転動体8が通過する度に、前記発熱部位に潤滑油を供給することができる。
また、本実施形態においては、外輪2と対向する保持器6の対向面6aにだけ油溝20が設けられている。すなわち、保持器6の片側の面にだけ油溝20が設けられている。そのため、保持器6の両面に油溝を設ける従来に比べて、保持器6の肉厚を十分に確保でき、保持器6の耐久性を損なわずに外輪2側の十分な潤滑を行なうことができる。また、保持器6の片側の面にだけ油溝を設けるため、溝加工も容易に行なうことができる。
また、本実施形態のスラスト軸受1においては、内輪4が支持軸10aによって支持され、この支持軸10aは、内輪4と外輪2との間で延びるとともに、潤滑油を供給するための油穴24を有し、油穴24は、内輪4と外輪2との間で、外輪2側に偏って位置されている。そのため、内輪4側よりも外輪2側に対して潤滑油を多く供給することができ、面圧が高くなる外輪2部位での発熱を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態において、保持器6の対向面6aに形成される油溝20は、保持器6の内周面から外周面に向かって時計周り方向に延びているが、図3に示すように、保持器6の内周面から外周面に向かって径方向に直線的に延びていても良い。
図4は、本発明の第2の実施形態を示している。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通する構成部分については、以下、同一符号を付してその説明を省略する。
図示のように、本実施形態のスラスト軸受1の外輪2は、固定状態の例えばケース30に回転不能に固定して支持されている。また、スラスト軸受1の中心孔には、内輪4と外輪2との間で延びるように第1の支持軸32が貫通している。この第1の支持軸32には、例えばギアから成る回転体12が軸受14を介して回転可能に支持されている。この回転体12には、前記内輪4が固定されている。また、回転体12は、内輪4と外輪2との間で延びるようにスラスト軸受1の中心孔を貫通する第2の支持軸12aを有しており、この第2の支持軸12aで内輪4を支持している。
第1の支持軸32には、その中心部を貫通して延びる油孔34が形成されている。また、第1の支持軸32の側面には、油孔34と連通するように油穴36が形成されている。この場合、油穴36は、内輪4と外輪2との間に設けられるとともに、外輪2側に偏って位置されている。また、第2の支持軸12aの側面には、油穴36と対向する油穴38が設けられている。このような構成によれば、油孔34および油穴36,38を通じて潤滑油をスラスト軸受1内(内輪4と外輪2との間)に供給することができるとともに、外輪2に対して直接的且つ集中的に潤滑油を流すことができる。
そして、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、外輪4と対向する保持器6の面にだけ油溝20が設けられている。
このように、本実施形態のスラスト軸受1においても、外輪2と対向する保持器6の面にだけ、ポケット22を横切るように延びる油溝20が設けられ、また、内輪4が支持軸12a,32によって支持され、これら支持軸12a,32は、内輪4と外輪2との間で延びるとともに、潤滑油を供給するための油穴36,38を有し、油穴36,38は、内輪4と外輪2との間で、外輪2側に偏って位置されている。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図5は、一般的な従来のトロイダル型無段変速機の要部を示している。図示のように、トルク入力軸としての回転軸41の周囲には、それぞれの内周面同士を互いに対向させた入力側ディスク42と出力側ディスク43とが回転自在に支持されている。この場合、入力側ディスク42は、回転軸41の軸方向への移動が可能となるように、回転軸41に対して駆動結合され、一方、出力側ディスク43は、入力側ディスク42から離れる方向への移動が制限されるように、入力側ディスク42と対向して取り付けられている。
また、入力側ディスク42と出力側ディスク43との間には、両ディスク42,43の中心軸に対し捻れの位置にある枢軸(図示しない)を中心として揺動するトラニオン44が設けられている。このトラニオン44には変位軸45が支持されており、この変位軸45の周囲には、入力側ディスク42と出力側ディスク43との間に挟持された状態で回転自在に支持されたパワーローラ46が設けられている。さらに、パワーローラ46とトラニオン44との間には、このパワーローラ46に加わるスラスト方向の荷重を支承するスラスト軸受(スラスト玉軸受)47が設けられている。なお、変位軸45は、トラニオン44に支持された軸部45aと、この軸部45aに対して平行で且つ偏心した偏心軸部45bとが一体に形成されることにより構成されている。この場合、軸部45aは、トラニオン44の内孔の内側に軸受(図示せず)を介して支持されており、一方、偏心軸部45bの周囲には、ラジアルニードル軸受70を介して、パワーローラ46が支持されている。
入力側ディスク42および出力側ディスク43の内周面42a,43aはそれぞれ断面が円弧状の凹面であり、パワーローラ46の周面(トラクション面)46aは球面状の凸面であり、この周面46aと内周面42a,43aとが互いに当接している。スラスト軸受47は、パワーローラ46の周面46aを外周に形成している内輪47aと、トラニオン44側に固定された外輪47bと、内輪47aおよび外輪47bとの間に保持されている複数の転動体48と、この複数の転動体48を転動自在に保持する保持器49とを備えている。言い換えると、パワーローラ46の大端面46bにスラスト軸受47の内輪軌道が形成されるとともに、外輪47bの内側面59にスラスト転がり軸受47の外輪軌道が形成されている。また、この場合、前記内輪軌道および前記外輪軌道は、パワーローラ46の大端面46b上および外輪47bの内側面59上にそれぞれ対向して周方向に形成された円形状の溝62,64によって構成されている。そして、転動体48は、パワーローラ46と外輪47bとに挟持されて周方向に転動し、また、これらの転動体48がそれぞれ溝62,64に沿って適切な間隔を保ちつつ転動するように、保持器49が組み合わされる。
ところで、上記構成の従来のトロイダル型無段変速機では、内輪47aおよび外輪47bと対向する保持器49の両面に油溝52を設け、転動体48と内輪47aおよび外輪47bとの当接部に十分な量の潤滑油を供給して、前記当接部での発熱を抑制するようにしている。しかしながら、既に述べたように、保持器49の両面に油溝52を設けてしまうと、保持器49の肉厚が薄くなり、小型化および大動力化した場合には破損してしまう虞があり、また、回転する内輪47a側よりも固定状態の外輪47b側の方が発熱し易いという事実がある。
図6は、このような問題を解消し得る本発明の第3の実施形態を示している。なお、図5と共通する構成部分については、以下、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において、保持器49は環状の本体から成り、この本体には、転動体48を転動自在に個別に保持する複数のポケット(貫通孔)が、周方向に等しい角度間隔をもって形成されている。また、保持器49の本体は、外輪47bと対向する対向面を有しており、この対向面にだけ、前記各ポケットを横切るように保持器49の内周面から外周面に向かって延びる油溝75が設けられている。すなわち、この場合の保持器49も、図2および図3に示すような形態を成している。また、外輪47bを支持する変位軸45には、スラスト軸受47に潤滑油を供給するための油孔76が形成されており、この油孔76は、外輪47bに近い側で開口している(すなわち、この開口は、内輪47aと外輪47bとの間で、外輪47b側に偏って位置されている)。
このように、本実施形態も、第1および第2の実施形態と同様の構成を備えているため、第1および第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、トロイダル型無段変速機において、スラスト軸受47は、パワーローラ46によって形成される内輪47aが回転しており、外輪47bがトラニオン44によって支持されており、また、トラニオン44は変形が大きい。そのため、転動体48は外輪47bに対して均一に荷重を受けることができない。したがって、本実施形態のように、面圧が高くなる固定された外輪47b側に油溝75が設けられていれば、外輪47bに多くの潤滑油を直接的に流すことができ、発熱が大きい外輪47bに十分な潤滑を行なうことができる。その結果、高負荷を受けるトロイダル型無段変速機のスラスト軸受47における耐久性を向上させることができ、小型化等も可能となる。
図7は、本発明の第4の実施形態を示している。なお、本実施形態において、第3の実施形態と共通する構成部分については、以下、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、変位軸45と外輪47bとが一体に形成され、外輪47bには、潤滑油を供給するための油穴79が設けられている。なお、それ以外の構成は、第3の実施形態と同一である。
このように、本実施形態においては、外輪47bと変位軸45とが一体に形成されているため、トロイダル型無段変速機の安定制御を実現することできる。また、外輪47bと変位軸45とが一体であると、外輪47bが完全に拘束されてしまう(別体の場合、外輪47bは若干の回転が許される)が、本実施形態では、外輪47bに油穴79が設けられているため、拘束された発熱し易い外輪47bを効果的に潤滑でき、外輪47bの発熱を有効に抑えることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形実施できることは言うまでもない。例えば、本発明は、純粋なスラスト軸受のみでなく、転動体が接触角をもったアンギュラ型スラスト軸受を備えたトロイダル型無段変速機にも適用できる。
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型など、様々なタイプのトロイダル型無段変速機に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスラスト軸受の断面図である。 図1のスラスト軸受の保持器の平面図である。 図2の保持器の変形例に係る平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るスラスト軸受の断面図である。 従来のトロイダル型無段変速機の要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部の断面図である。
符号の説明
1,47 スラスト軸受
2,47b 外輪
4,47a 内輪
6,49 保持器
8,48 転動体
22 ポケット
20,75 油溝

Claims (1)

  1. それぞれの内周面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの入力側ディスクおよび出力側ディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、このトラニオンに支持された変位軸に回転自在に支持された状態で、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラと前記トラニオンとの間に設けられ、パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承するスラスト軸受とを備え、前記スラスト軸受は、前記パワーローラによって形成される内輪と、外輪と、これらの内輪および外輪との間で転動する複数の転動体と、これらの複数の転動体を転動自在に個別に保持する複数のポケットが設けられた保持器とを備えて成るトロイダル型無段変速機において、
    前記保持器には、前記外輪と対向する面にだけ、前記ポケットを横切るように延びる油溝が設けられているとともに、
    前記変位軸は、潤滑油を供給するための油穴を有し、前記油穴は、前記内輪と前記外輪との間で、前記外輪側に偏って位置されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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