JP4114573B2 - イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置 - Google Patents

イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4114573B2
JP4114573B2 JP2003292873A JP2003292873A JP4114573B2 JP 4114573 B2 JP4114573 B2 JP 4114573B2 JP 2003292873 A JP2003292873 A JP 2003292873A JP 2003292873 A JP2003292873 A JP 2003292873A JP 4114573 B2 JP4114573 B2 JP 4114573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ion generating
ion
voltage
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003292873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005063827A (ja
Inventor
慎滋 加藤
佳大 佐古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003292873A priority Critical patent/JP4114573B2/ja
Priority to US10/851,568 priority patent/US7199993B2/en
Priority to DE602004004610T priority patent/DE602004004610T2/de
Priority to EP04012775A priority patent/EP1508753B1/en
Priority to AT04012775T priority patent/ATE353426T1/de
Priority to CNB2004100592655A priority patent/CN100555774C/zh
Priority to KR1020040055976A priority patent/KR100597095B1/ko
Publication of JP2005063827A publication Critical patent/JP2005063827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4114573B2 publication Critical patent/JP4114573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/16Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using physical phenomena
    • A61L9/22Ionisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F8/00Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
    • F24F8/10Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by separation, e.g. by filtering
    • F24F8/192Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by separation, e.g. by filtering by electrical means, e.g. by applying electrostatic fields or high voltages
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F8/00Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
    • F24F8/30Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by ionisation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

本発明は、イオン発生部品、特に、空気清浄器やエアコンなどのマイナスイオン発生回路に用いられるイオン発生部品、およびそれを用いたイオン発生ユニット、イオン発生装置に関する。
この種のイオン発生装置として、従来、特許文献1に記載されたものが知られている。図8に示すように、このイオン発生装置110は、筺体120と、この筺体120の前面に取り付けられた放電電極112と、対向電極114とを備えている。筺体120の上部には高圧電源部118が配置されている。高圧電源部118は、放電電極112と対向電極114との間に交流高電圧を印加する高電圧発生回路を内蔵している。
放電電極112は複数の鋸歯112aを備えており、放電電極112と対向電極114とは互いに垂直な関係を有している。一方、対向電極114は筺体120の底面部120bに固定されている。該対向電極114は誘電体セラミックに金属を埋設した構造からなる。放電電極112と対向電極114は、放電によりオゾンを発生させる作用と、印加された交流高電圧により空気をマイナスイオン化する作用とを行う。
特開平6−181087号公報
しかしながら、従来のイオン発生装置110は、マイナスイオンを発生させるために、放電電極112に−5KV〜−7KVの高電圧を印加する必要がある。そのため、電源回路や絶縁構造が複雑になり、イオン発生装置110の製造コストが高価になるという問題があった。
また、−5KV〜−7KVの高電圧を放電電極112に印加すると、オゾンが付随的に発生してしまうため、マイナスイオンだけを選択的に発生させることができなかった。さらに、放電電極112に高電圧が印加されるため、十分な安全対策を講じる必要がある。
また、放電電極112と対向電極114が互いに垂直に対向している(立体的な配置である)ため、占有体積が大きく、イオン発生装置110の小型化が困難であった。
そこで、本発明の目的は、低い印加電圧でマイナスイオンを発生させることができるイオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るイオン発生部品は、
絶縁基板と
前記絶縁基板に取り付けられた線径が100μm以下の線状電極と、
前記絶縁基板上に設けられたグランド電極と、
を備え、
前記絶縁基板の一辺に凹部を設け、
前記凹部に前記線状電極の先端側を突出させ、
前記凹部の両側に位置する絶縁基板上に、前記線状電極を間に配置して該線状電極と略平行な二つの脚部を有するように前記グランド電極を設けたこと、
を特徴とする。
線径が100μm以下の細い線状電極を用いることにより、電子が線状電極の先端部に集中し易くなり、強電界が生じ易くなる。
以上の構成により、線状電極やグランド電極などを平面状に構成することができ、薄型のイオン発生部品が得られる。
また、グランド電極の表面を絶縁膜で覆うことにより、マイナスイオン発生量を殆ど変えることなく、オゾン発生の抑制効果を得ることができる。また、グランド電極には、例えば酸化ルテニウムやカーボン抵抗などの抵抗体が用いられる。線状電極がグランド電極に接触するような事態が生じた場合においても、抵抗体であればショートによる発熱や発火などの危険を低減できるからである。特に、酸化ルテニウムは高電界がかかってもマイグレーションを起こさないので、最適な材料である。
また、本発明に係るイオン発生ユニットは、前述の特徴を有するイオン発生部品と、絶縁基板上に設けられた、線状電極を取り付けるための高圧電極と、高圧電極に接触接続し、リード線との係止部を有する第1端子と、グランド電極に接触接続し、リード線との係止部を有する第2端子と、イオン発生部品と高圧電極と第1端子と第2端子とを収容するためのケースとを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明に係るイオン発生装置は、前述のイオン発生部品と、マイナス電圧を発生する高圧電源とを備えたことを特徴とする。あるいは、本発明に係るイオン発生装置は、第1端子と第2端子にそれぞれ係止されるリード線を有し、かつ、前述の特徴を有するイオン発生ユニットと、マイナス電圧を発生させる高圧電源とを備えたことを特徴とする。高圧電源からの出力電圧の絶対値は2.5KV以下であることが好ましい。
以上の構成により、小型で低コストのイオン発生ユニットやイオン発生装置が得られる。
本発明に係るイオン発生部品は、線径が100μm以下の細い線状電極を用いているので、電子が線状電極の先端部に集中し易くなり、強電界が生じ易くなる。従って、従来よりも低い印加電圧でマイナスイオンを発生させることができる。この結果、小型で低コストのイオン発生ユニットやイオン発生装置を得ることができる。
以下に、本発明に係るイオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置の実施形態について添付の図面を参照して説明する。
[第1実施形態、図1〜図5]
図1はイオン発生装置1の分解斜視図、図2はその外観斜視図である。図1に示すように、イオン発生装置1は、下側樹脂ケース2と、上側樹脂ケース3と、イオン発生部品4と、第1端子5aと、第2端子5bと、リード線7,8と、高圧電源とを備えている。ここに、下側樹脂ケース2と、上側樹脂ケース3と、イオン発生部品4と、第1端子5aと、第2端子5bとでイオン発生ユニットを構成している。
下側樹脂ケース2は、一方の端部の側壁2aに空気の取入れ口21が形成され、他方の端部の側壁2bに空気の吐出し口22が形成されている。さらに、手前側の側壁2cには、係止腕部23が形成されている。
上側樹脂ケース3は、一方の端部の側壁3aに空気の取入れ口(図示せず)が形成され、他方の端部の側壁3bに空気の吐出し口32が形成されている。手前側の側壁3cには、爪部31が2個形成されている。これらの爪部31を下側樹脂ケース2の係止腕部23に嵌め込むことにより、上側樹脂ケース3と下側樹脂ケース2は堅固に接合し、通気性のある樹脂ケースとされる。上側樹脂ケース3と下側樹脂ケース2が内部に形成する収容部には、イオン発生部品4と端子5a,5bが配設されている。
イオン発生部品4は、図3に示すように、絶縁基板41上にグランド電極42および高圧電極43と、グランド電極42の表面に形成された絶縁膜44と、線状電極45とを備えている。矩形の絶縁基板41は、一辺を切り欠いて凹部41aを設けている。線状電極45の根元部は高圧電極43にはんだ付けされ、先端側は凹部41aから突出している。線状電極45は線径が100μm以下の極細線であり、ピアノ線、タングステン線、ステンレス線、チタン線などが用いられる。
グランド電極42は、凹部41aの両側の絶縁基板41上に、線状電極45を間して該線状電極45と平行な一対の脚部42a,42bを有している。グランド電極42の表面には、端子5bが接触するコンタクト部42cを残して、絶縁膜44が形成されている。絶縁膜44の材料としてはシリコーン、ガラスグレーズなどが用いられる。グランド電極42は50MΩ程度の抵抗値を持っている。グランド電極42の材料としては、酸化ルテニウムペーストやカーボンペーストなどが用いられる。特に、酸化ルテニウムは高電界がかかってもマイグレーションを起こさないので、最適な材料である。
金属製端子5a,5bはそれぞれ係止部51と足部52にて構成されている。係止部51は、上側樹脂ケース3の上面3dに形成された保持部33,34に嵌め込まれる。端子5aの足部52は高圧電極43のコンタクト部43aに接触接続し、端子5bの足部52はグランド電極42のコンタクト部42cに接触接続している。
高圧用リード線7の端部7aは上側樹脂ケース3の保持部33の正面に形成された開口部(図示せず)に嵌入され、芯線71が端子5aの係止部51に係合して電気的に接続される。同様に、グランド用リード線8の端部8aは保持部34の正面に形成された開口部(図示せず)に嵌入され、芯線81が端子5bの係止部51に係合して電気的に接続される。
高圧用リード線7は高圧電源のマイナス出力端子に接続され、グランド用リード線8は高圧電源のグランド出力端子に接続される。高圧電源はマイナスの直流電圧を供給するが、マイナスの直流バイアスを重畳した交流電圧を供給してもよい。そして、このイオン発生装置1は空気清浄機や空調機などに組み込まれる。つまり、高圧電源が空気清浄機の電源回路部にセットされ、イオン発生ユニットが送風経路にセットされることにより、空気清浄器などはマイナスイオンを含んだ風を送風する。
以上の構成からなるイオン発生装置1は、−1.3KV〜−2.5KVの電圧でマイナスイオンを発生させることができる。すなわち、線状電極45にマイナス電圧をかけると、線状電極45とグランド電極42との間で強電界が形成される。また、線状電極45の先端部は絶縁破壊してコロナ放電状態になる。このとき、線状電極45の先端部周辺では、空気中の分子がプラズマ化されて、分子が+イオンと−イオンとに分かれ、空気中の+イオンは線状電極45に吸収され、マイナスイオンが残ることになる。
先端が細い(曲率半径が小さい)線状電極45の方が、先端が太い電極よりも電子が集中しやすく、強電界が生じやすい。従って、線状電極45を用いることで、低い印加電圧でもマイナスイオンを発生させることができる。
表1は線状電極45に印加する電圧を変化させたときのマイナスイオン発生量を測定した結果を示すものである。測定には、周知のエーベルト式測定装置を用いた。測定地点は、イオン発生装置1から風下側に30cm離れた地点である。風速は2.0m/sとした。表1には、比較のために、図8に示した従来のイオン発生装置110の鋸歯112aが一つの構成のものを使ってマイナスイオン発生量を測定した結果も併せて記載している。
Figure 0004114573
表1から、本第1実施形態のイオン発生装置1は低電圧でも十分なマイナスイオンを発生していることがわかる。なお、この測定結果はグランド電極42を絶縁膜44にて被覆したときのデータであるが、絶縁膜44が無いときも殆ど同じ数値のデータが得られた。
また、図8に示した従来のイオン発生装置110の鋸歯112aは、先端部を削った鉛筆形状のものであるため、使用を続けると先端部がなまる経時変化があり、ちょうど鉛筆の先が削れて丸くなるように次第に曲率半径が大きくなってしまう。そのため、曲率半径が大きくなるにつれて、イオン発生量が減少する。
一方、本第1実施形態の線状電極45は、線径が一定であるため、経時変化によって曲率半径が変わることがない。そのため、イオン発生量は安定する。
図4は、イオン発生量が100万個/ccになる印加電圧と線状電極45の線径との関係を示すグラフである。測定地点は、イオン発生装置1から風下側へ50cm離れた地点である。風速は3.0m/sとした。グラフから、線状電極45の線径が100μm以下であれば、−2.0KV程度の低い印加電圧で十分な量のマイナスイオンが発生することがわかる。
また、線状電極45に印加する電圧を低くできるため、高圧電源のコストを下げることが可能となる。一般に、出力電圧の絶対値が2.5KV以下であれば、電源回路や絶縁構造を簡素化できる。例えば、図5に示すように、交流回路65で発生した交流電圧をトランス66で昇圧し、さらに、ロッククロフト回路(コンデンサCとダイオードDを組み合わせて整流、倍圧を行う回路)で昇圧する場合を考える。この場合、従来のイオン発生装置であれば、トランス66で−1KV〜−1.5KV程度で昇圧した後、図5の(A)に示すようなロッククロフト回路67で5倍圧、つまり−5KV〜−7.5KV程度昇圧する必要がある。一方、本第1実施形態のイオン発生装置1であれば、図5の(B)に示すようなロッククロフト回路68で2倍圧、つまり、−2KV〜−3KV程度昇圧するだけでよい。従って、ロッククロフト回路のコンデンサCやダイオードDの数を減らすことができ、回路も簡素になる。
また、従来よりも印加電圧を低くできるため、安全性の向上を図ることができる。また、線状電極45とグランド電極42が絶縁基板41上に平面的に構成されるため、占有体積が小さくなり、小型化を図ることができる。
また、表2は線状電極45に印加する電圧を変化させたときのオゾン発生量を測定した結果を示すものである。測定地点は、イオン発生装置1から5mm離れた地点である。風速は0m/sとした。表2には、比較のために、図8に示した従来のイオン発生装置110の鋸歯112aが一つの構成のものを使ってオゾン発生量を測定した結果も併せて記載している。
Figure 0004114573
表2から、本第1実施形態のイオン発生装置1は、使用状態におけるオゾン発生量が極めて少ないことがわかる。さらに、グランド電極42を覆う絶縁膜44が形成されているので、グランド電極42と線状電極45との間の放電開始電圧を空気のみの場合と比較して高くすることができる。この結果、線上電極45の先端部とグランド電極42との間で流れる暗電流(漏れ電流であり、放電ではない)を抑えることができる。これにより、電流の量に比例して発生するオゾンの発生量を低減することができる。
また、グランド電極42を絶縁膜44で覆うことにより、小型化の要求でグランド電極42と線状電極45との間隔が狭くなっても、グランド電極42と線状電極45間での異常放電などの不具合を防止できる。
[第2実施形態、図6]
図6は別のイオン発生部品4Aの平面図である。イオン発生部品4Aのグランド電極42は、線状電極45と平行な脚部42aを一つだけ有している。このイオン発生部品4Aは、マイナスイオンの発生量が前記第1実施形態のイオン発生部品4と比較して若干少なくなるが、より小型にできるという特徴がある。
[第3実施形態、図7]
図7はさらに別のイオン発生部品4Bの斜視図である。このイオン発生部品4Bは、絶縁基板41上に高圧電極43を形成し、該高圧電極43に線状電極45がはんだ付けされている。
一方、グランド電極42Aは金属板の表面に絶縁膜をコーティングしたものである。グランド電極42Aは線状電極45の長さ方向に対して垂直に配置されており、線状電極45とグランド電極42Aの配置の自由度が大きくなる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、イオン発生部品の線状電極は一つに限るものではなく、二つ以上備えていてもよい。ただし、二つ以上の線状電極を設ける場合には、線状電極同士が接近し過ぎると、電界分布が乱れて放電効率が低下するので、間隔に注意する必要がある。
本発明に係るイオン発生装置の一実施形態を示す分解斜視図。 図1に示したイオン発生装置の外観斜視図。 図1に示したイオン発生部品を示す平面図。 イオン発生量が100万個/ccになる印加電圧と線状電極の線径との関係を示すグラフ。 高圧電源の電気回路図。 本発明に係るイオン発生部品の別の実施形態を示す平面図。 本発明に係るイオン発生部品のさらに別の実施形態を示す外観斜視図。 従来のイオン発生装置を示す外観斜視図。
符号の説明
1…イオン発生装置
2…下側樹脂ケース
3…上側樹脂ケース
4…イオン発生部品
5a…第1端子
5b…第2端子
41…絶縁基板
41a…凹部
42…グランド電極
42a,42b…脚部
43…高圧電極
44…絶縁膜
45…線状電極
51…係止部

Claims (8)

  1. 絶縁基板と
    前記絶縁基板に取り付けられた線径が100μm以下の線状電極と、
    前記絶縁基板上に設けられたグランド電極と、
    を備え、
    前記絶縁基板の一辺に凹部を設け、
    前記凹部に前記線状電極の先端側を突出させ、
    前記凹部の両側に位置する絶縁基板上に、前記線状電極を間に配置して該線状電極と略平行な二つの脚部を有するように前記グランド電極を設けたこと、
    を特徴とするイオン発生部品。
  2. 前記グランド電極が前記線状電極の長さ方向に対して略平行に配置されていることを特徴とする請求項に記載のイオン発生部品。
  3. 前記グランド電極の表面に絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項に記載のイオン発生部品。
  4. 前記グランド電極が抵抗体からなることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載のイオン発生部品。
  5. 請求項1〜請求項のいずれかに記載のイオン発生部品と、前記絶縁基板上に設けられた、前記線状電極を取り付けるための高圧電極と、前記高圧電極に接触接続し、リード線との係止部を有する第1端子と、前記グランド電極に接触接続し、リード線との係止部を有する第2端子と、前記イオン発生部品と前記高圧電極と前記第1端子と前記第2端子とを収容するためのケースとを備えたことを特徴とするイオン発生ユニット。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載のイオン発生部品と、マイナス電圧を発生する高圧電源とを備えたことを特徴とするイオン発生装置。
  7. 前記第1端子と前記第2端子にそれぞれ係止されるリード線を有し、かつ、マイナス電圧を発生する高圧電源と、請求項に記載のイオン発生ユニットとを備えたことを特徴とするイオン発生装置。
  8. 前記高圧電源からの出力電圧の絶対値が2.5KV以下であることを特徴とする請求項または請求項に記載のイオン発生装置。
JP2003292873A 2003-08-13 2003-08-13 イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置 Expired - Lifetime JP4114573B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292873A JP4114573B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置
US10/851,568 US7199993B2 (en) 2003-08-13 2004-05-24 Ion-generating component, ion-generating unit, and ion-generating apparatus
EP04012775A EP1508753B1 (en) 2003-08-13 2004-05-28 Ion-generating component, ion-generating unit, and ion-generating apparatus
AT04012775T ATE353426T1 (de) 2003-08-13 2004-05-28 Ionengenerator komponente, iongenerator einheit und iongenerator vorrichtung
DE602004004610T DE602004004610T2 (de) 2003-08-13 2004-05-28 Ionengenerator Komponente, Ionengenerator Einheit und Ionengenerator Vorrichtung
CNB2004100592655A CN100555774C (zh) 2003-08-13 2004-06-15 离子发生器件、离子发生单元和离子发生装置
KR1020040055976A KR100597095B1 (ko) 2003-08-13 2004-07-19 이온 발생 부품, 이온 발생 유닛, 및 이온 발생 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292873A JP4114573B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005063827A JP2005063827A (ja) 2005-03-10
JP4114573B2 true JP4114573B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=34056204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003292873A Expired - Lifetime JP4114573B2 (ja) 2003-08-13 2003-08-13 イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7199993B2 (ja)
EP (1) EP1508753B1 (ja)
JP (1) JP4114573B2 (ja)
KR (1) KR100597095B1 (ja)
CN (1) CN100555774C (ja)
AT (1) ATE353426T1 (ja)
DE (1) DE602004004610T2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4371142B2 (ja) * 2004-12-28 2009-11-25 株式会社村田製作所 イオン発生ユニットおよびイオン発生装置
JP4682788B2 (ja) * 2005-10-06 2011-05-11 パナソニック株式会社 空気調和機
WO2007091366A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. イオン発生器
WO2007091625A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. イオン発生器及びそのオゾン量調整方法
JP2008010226A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Fuji Keiki:Kk マイナスイオン発生機能付き照明器具
CN101341638B (zh) * 2006-08-04 2012-05-23 株式会社村田制作所 离子发生元件、离子发生单元及离子发生装置
WO2008093475A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. イオン発生器
US7826763B2 (en) * 2007-03-07 2010-11-02 Sharp Kabushiki Kaisha Ozone removal device, image forming apparatus having the same, and method for removing ozone
US7973291B2 (en) 2007-03-07 2011-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus
JP5067076B2 (ja) * 2007-08-29 2012-11-07 株式会社村田製作所 イオン発生器
JP5001863B2 (ja) * 2008-01-09 2012-08-15 シャープ株式会社 イオン発生素子
JP5471464B2 (ja) * 2010-01-12 2014-04-16 パナソニック株式会社 コロナ放電発生装置とそれを用いた除菌装置
JP5500482B2 (ja) * 2010-06-25 2014-05-21 株式会社東芝 食器乾燥機および食器乾燥除菌方法
JP5991679B2 (ja) * 2011-06-17 2016-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機
KR101989098B1 (ko) * 2012-07-05 2019-06-13 엘지전자 주식회사 집진장치
KR101996055B1 (ko) 2012-07-05 2019-07-03 엘지전자 주식회사 이온발생장치
CN102833932A (zh) * 2012-08-16 2012-12-19 无锡市电盾静电科技有限公司 喷绘机、写真机专用静电消除器
KR102018661B1 (ko) * 2013-02-04 2019-09-05 엘지전자 주식회사 이온발생장치
WO2015002654A1 (en) * 2013-07-03 2015-01-08 Miatech, Inc. Bio turbo technology of removing ethylene gas
US9914134B2 (en) * 2014-07-31 2018-03-13 Trane International Inc. Systems and methods for cleaning air
JP2016051609A (ja) 2014-08-29 2016-04-11 オムロン株式会社 イオン発生部品およびイオン発生部品を備えたイオン発生装置
JP6036775B2 (ja) * 2014-09-19 2016-11-30 ダイキン工業株式会社 放電ユニット
CN109967245B (zh) * 2017-12-27 2024-01-16 宁波方太厨具有限公司 一种高压静电净化装置
KR101959660B1 (ko) * 2018-01-04 2019-03-18 주식회사 코비플라텍 플라즈마 및 음이온 발생장치
KR102222406B1 (ko) * 2018-03-23 2021-03-04 엠지엘 헬스케어 주식회사 휴대용 음이온 발생장치
WO2019182416A1 (ko) * 2018-03-23 2019-09-26 엠지엘 헬스케어 주식회사 휴대용 음이온 발생장치
CN113474957A (zh) * 2019-01-11 2021-10-01 得康氧公司 改进型电离粒子发生装置
CN109806978B (zh) * 2019-03-12 2024-04-02 爱优特空气技术(上海)有限公司 空调净化器供电组件和空调净化器
CN112736656B (zh) * 2020-12-25 2022-05-31 广州奥松电子股份有限公司 一种负离子发生装置
CN112762521A (zh) * 2020-12-31 2021-05-07 广州奥松电子有限公司 一种带有负离子发生器的空调
US11561254B2 (en) * 2021-05-27 2023-01-24 Semilab Semiconductor Physics Laboratory Co., Ltd. Topside contact device and method for characterization of high electron mobility transistor (HEMT) heterostructure on insulating and semi-insulating substrates

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3418501A (en) * 1965-04-28 1968-12-24 Centre Nat Rech Scient High voltage electrostatic machinery
FR2492212A1 (fr) 1980-10-14 1982-04-16 Onera (Off Nat Aerospatiale) Procede et dispositifs pour transferer des charges electriques de signes differents dans une zone d'espace et application aux eliminateurs d'electricite statique
JPS60122062A (ja) * 1983-12-05 1985-06-29 Nippon Soken Inc 空気清浄器
US4686370A (en) * 1984-02-13 1987-08-11 Biomed-Electronic Gmbh & Co. Medizinischer Geratebau Kg Ionizing chamber for gaseous oxygen
US4837658A (en) 1988-12-14 1989-06-06 Xerox Corporation Long life corona charging device
US5114677A (en) * 1989-04-03 1992-05-19 Brunswick Corporation Gas detection apparatus and related method
US5079669A (en) * 1989-04-10 1992-01-07 Williams Bruce T Electrophotographic charging system and method
JPH0734389B2 (ja) 1990-10-17 1995-04-12 住友精密工業株式会社 被覆細線極型活性種発生装置
JP2795080B2 (ja) * 1992-07-13 1998-09-10 富士ゼロックス株式会社 帯電装置
JPH06181087A (ja) 1992-12-14 1994-06-28 Ngk Spark Plug Co Ltd 電界装置
JP4165910B2 (ja) * 1996-06-06 2008-10-15 有限会社電装研 沿面放電型放電素子
JP3876554B2 (ja) * 1998-11-25 2007-01-31 株式会社日立製作所 化学物質のモニタ方法及びモニタ装置並びにそれを用いた燃焼炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005063827A (ja) 2005-03-10
DE602004004610T2 (de) 2007-11-08
DE602004004610D1 (de) 2007-03-22
KR20050016007A (ko) 2005-02-21
EP1508753B1 (en) 2007-02-07
US7199993B2 (en) 2007-04-03
US20050036266A1 (en) 2005-02-17
ATE353426T1 (de) 2007-02-15
CN100555774C (zh) 2009-10-28
KR100597095B1 (ko) 2006-07-05
EP1508753A1 (en) 2005-02-23
CN1581616A (zh) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4114573B2 (ja) イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置
JP4462348B2 (ja) イオン発生器及びそのオゾン量調整方法
JP4371142B2 (ja) イオン発生ユニットおよびイオン発生装置
JP4661959B2 (ja) イオン発生器
JP2006040876A (ja) イオン発生用セラミック電極構造物およびこれを用いたイオン発生装置
JP4760183B2 (ja) イオン発生部品、イオン発生ユニットおよびイオン発生装置
EP1848076B1 (en) Ion generator and method for controlling ozone amount
JP2004192993A (ja) マイナスイオン発生装置、その製造方法及び空気清浄機、空調機器
JP4640413B2 (ja) イオン発生部品、イオン発生ユニット及びイオン発生装置
JP5578196B2 (ja) イオン発生器
JP5151599B2 (ja) イオン発生器
WO2015198648A1 (ja) イオン発生器
JP2021064562A (ja) イオン発生装置および電気機器
JPH08315953A (ja) サージ吸収器およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4114573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term