JP4111120B2 - 紙葉類繰出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、集積した紙葉類を1枚毎に分離して繰出す紙葉類繰出装置に関する。
従来の紙葉類繰出装置としての紙幣自動取扱装置は、集積板に集積した紙幣をピックアップローラに押圧し、ピックアップローラの回転に伴って繰出される紙幣を噛合うように対向配置したフィードローラとゲートローラにより1枚毎に分離して搬送路に繰出し、その紙幣の搬送状態を監視する搬送監視センサの出力を統計処理してゲートローラの噛合量を調整して搬送異常が殆どない安定な搬送を実現している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−254698号公報(第3頁右欄−第4頁左欄、第1図、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、搬送監視センサの出力により自動的にゲートローラの対向状態を調整して搬送異常が殆どない安定な搬送としたことに伴い、定期保守間隔を長期としているため、定期保守間隔の間にジャム等の搬送障害が生じて装置が停止する場合が稀にあるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、長期間の定期保守間隔を設ける場合においても、常に安定した搬送を実現できる予防保全の手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙葉類を集積する集積板と、該集積板により紙葉類が押圧されるピックアップローラと、該ピックアップローラの回転に伴って繰出される紙葉類を1枚毎に分離して搬送路に繰出すフィードローラとゲートローラと、前記搬送路を搬送される紙葉類の搬送状態を監視する搬送状態監視手段と、該搬送状態監視手段の出力を基に前記フィードローラとゲートローラの噛合量を調整するように構成した紙葉類繰出装置において、記憶部を設けると共に、前記搬送状態監視手段の出力を統計処理して前記フィードローラとゲートローラの噛合量を調整し、該噛合量の調整の日時を前記記憶部に記録し、該記録した調整の日時を基に算出した調整の頻度が所定の頻度以上であることにより搬送障害の前兆を検出し、該前兆を検出したときに、保守依頼通知を発信することを特徴とする。
これにより、本発明は、ジャム等の搬送障害の前兆を報知することができ、これに基づいた予防保全を行うことが可能となり、長期間の定期保守間隔を設ける場合においても、常に安定した紙葉類の搬送を実現することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙葉類繰出装置の実施例について説明する。
本発明の紙葉類繰出装置が取扱う紙葉類は、伝票等の帳票、鉄道の切符や定期券、航空券、入場券、勝馬投票券等のチケット、証券、商品券、紙幣等であり、以下に示す実施例においては、紙葉類繰出装置を銀行等の金融機関や郵政公社、コンビニエンスストア等(金融機関等という。)の営業店や郵便局等の店舗に設置された現金自動取引装置に装備された紙幣繰出装置とし、紙葉類を紙幣として説明する。
図1は実施例のシステム構成を示す説明図である。
図1において、1は紙葉類繰出装置としての紙幣繰出装置であり、図示しない現金自動取引装置の紙幣取扱部に装着されている。
なお、通常の現金自動取引装置の紙幣取扱部には紙幣Pの分離集積機構が装備されているが、以下の説明においては主にその分離機構について説明する。
2は集積板であり、図示しない昇降装置により往復動可能に構成され、紙葉類としての紙幣Pが集積されている。
3はピックアップローラであり、集積板2と対向して設置され、紙幣Pの繰出が容易なようにその外周面の一部にはゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材3aが取付けられており、集積板2により押圧された紙幣Pをその回転により繰出す機能を有している。
フィードローラ4は、ピックアップローラ3の紙幣Pの繰出方向下流で、ピックアップローラ3により繰出される紙幣Pの受取りが可能な位置に設置され、紙幣Pの繰出が容易なようにピックアップローラ3と同様の摩擦部材4aが取付けられている。
5はゲートローラであり、その外周面にゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材が取付けられ、フィードローラ4に対向して互いに噛み合うように設置され、紙幣Pの繰出時には回転しない一方向回転機構が設けられており、フィードローラ4により繰出される紙幣Pを1枚毎に分離する機能を有している。またゲートローラ5の摩擦部材の摩擦係数は紙幣P同士よりは大きく、フィードローラ4の摩擦部材よりは小さく設定される。
なお、ピックアップローラ3とフィードローラ4とを正逆回転可能に構成し、集積板2を降下させて反繰出方向に紙幣Pを搬送するようにすれば、紙幣Pの集積機構を構成することができ、同様の構成で紙幣の分離集積機構として機能させることができる。
6はアームであり、略L字状に成形されており、一端に設けられた穴に嵌合するシャフト7により他端に設けられたゲートローラ5を回動自在に支持する。
8は調整モータであり、サーボモータ等の回転軸に設けたねじ部に螺合するナット状のキャップ等からなり、回転軸の回転により軸方向に伸縮すると共にその位置を保持することが可能なように構成されている。
アーム6は、その下面に調整モータ8の回転軸のキャップ等の軸の先端が当接し、この当接部を挟んでシャフト7の反対側の下面近傍に設けられたコイルバネ等のリターンスプリング9により回転軸を軸方向に押圧するように付勢されている。
これにより、ゲートローラ5が調整モータ8の正逆回転に伴って昇降する昇降機構が構成され、ゲートローラ5とフィードローラ4との噛合量を適正に保持する。
本実施例では3個のフィードローラ4の間に2個のゲートローラ5が互いに噛み合うように対向して配置され、それぞれのゲートローラ5に上記の昇降機構が設けられている。
なお、昇降機構はステッピングモータ等のロータの角度位置を保持することが可能なモータとカムとの組合せによって構成するようにしてもよい。
10a、10bは搬送状態監視手段としての搬送監視センサであり、発光素子と受光素子とを対向配置した光学式のセンサであって、図1に2点鎖線で示す搬送路11を搬送される紙幣Pの通過を検知するように設けられ、紙幣Pの搬送状態を監視する。
本実施例では、図2に示すように紙幣Pの短手方向に搬送される紙幣Pの長手方向に2つの搬送監視センサ10a、10bが設けられている。
なお、搬送路11は、互いに対向する一対のベルトまたは一対のローラ間に紙幣Pを挟持して搬送する搬送路である。
12は厚さ検出部であり、搬送路11に設けられ、搬送路11を搬送される紙幣Pの厚さを非接触で測定するセンサ、例えば1つの発光素子と複数の受光素子を直交面にそれぞれ配置して対象物(本実施例では紙幣P)からの反射光の受光位置により対象物との距離を測定する光学式の反射型距離センサが設けられている。
なお、厚さ検出部12に設けるセンサは、発光素子と受光素子とを対向配置して対象物の透過光量により対象物の厚さを測定する光学式の光透過型センサや、一対のローラの一方を固定し、他方を移動可能としてこれらのローラ間に挟持した紙幣の厚さを他方のローラの移動距離により測定する厚さセンサ等の接触式のセンサ等であってもよい。
15は紙幣繰出装置1の制御部であり、紙幣繰出装置1の各部を制御すると共に、調整モータ8の駆動回路16に駆動指令を送信し、調整モータ8への通電量を制御してゲートローラ5の昇降を制御する。
また、制御部15は、専用回線や公衆網、LAN(Local Area Network)等の通信回線17に接続して外部とのデータ通信が可能なように構成されている。
18は紙幣繰出装置1の記憶部であり、ハードディスクやフラッシュROM(Read Only Memory)等の読込みや書込みが可能な不揮発性の記憶部であって、制御部15が実行するプログラムや制御部15の演算結果等が格納される他、制御部15が駆動指令を送信したことを記録するための駆動記録格納エリアが確保されている。
なお、記憶部18はバックアップ電源によりその記憶を保持する揮発性メモリー等であってもよい。
19は紙幣繰出装置1に内蔵されたタイマ部であり、時計機能を有しており、制御部15等が使用する日時(分、秒を含む。)等を出力する。
20はパーソナルコンピュータ等の保守端末であり、金融機関等の事務集中センタ等の保守センタに設置されており、通信回線17を介して紙幣繰出装置1の制御部15と接続している。
本実施例では、紙幣繰出装置1が現金自動取引装置に装備されているので、制御部15と保守端末20との間のデータ通信は現金自動取引装置の主制御部を介して行われる。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例のフィードローラ4とこれに噛み合うように対向配置されたゲートローラ5は紙幣Pをその噛み合いにより受取って1枚毎に分離することに支障がないように予めその噛合量が設定され、調整モータ8の軸の先端はその位置を保持してアーム6の下面を支持し、フィードローラ4とゲートローラ5との噛合量を適正に保持している。
紙幣繰出装置1から紙幣Pを繰出す場合は、制御部15は集積板2によりそこに集積されている紙幣Pをピックアップローラ3に押圧し、ピックアップローラ3およびフィードローラ4を繰出方向に回転させ、ピックアップローラ3の摩擦部材3aが紙幣Pを繰出して紙幣Pをフィードローラ4の方向へ搬送する。
フィードローラ4とゲートローラ5はこの紙幣Pをその噛み合いにより受取り、ゲートローラ5が繰出時には回転しないように構成されているので、フィードローラ4の摩擦部材4aの摩擦力によって紙幣Pが1枚毎に分離されて、適正な紙幣P同士の間隔を保ちながら搬送路11へ繰出される。
搬送路11へ繰出された紙幣Pは、図2に示すように適正な間隔を保って搬送路11を搬送され、搬送監視センサ10a、10bによりその通過を検知される。この場合の搬送監視センサ10a、10bからの出力信号は図3(a)に示すように周期Tで規則正しく繰返される矩形波として出力される。
搬送監視センサ10a、10bを通過した紙幣Pは、搬送路11により厚さ検出部12に搬送され、その紙幣Pの厚さが測定される。この場合の厚さ検出部12からの出力信号は図4の右側に示す1枚の紙幣Pが搬送された場合の出力信号として図5の右側に示す矩形波として出力される。なお図4(a)は搬送される紙幣Pの正面図、図4(b)はその側面図を示す。
このようにして、搬送路11を搬送される紙幣Pの通過と厚さを検出しながら搬送している紙幣繰出装置1の制御部15が搬送異常を認識した場合は以下のようにしてフィードローラ4とゲートローラ5との噛合量を調整する。
すなわち、制御部15が図2に示す搬送監視センサ10aの出力信号として図3(a)に示す出力信号を、搬送監視センサ10bの出力信号として図3(b)に示す出力信号を受取った場合、つまり1枚の紙幣Pが通過する時にその出力信号の立ち上がりに時間差ΔTが存在する場合は、この出力信号を受取った制御部15は紙幣Pの斜行を検出し、駆動回路16へ駆動指令を送り、遅れている側(図2の例では搬送監視センサ10bの側)の調整モータ8を一定時間回転させてその側のフィードローラ4とゲートローラ5の噛合量を多くして紙幣Pの斜行の発生を防止するように制御する。
また、周期Tが不規則な場合、制御部15は搬送間隔異常を検出し、適正な周期Tに対してその周期Tが長いときは駆動回路16へ駆動指令を送り、両側のフィードローラ4とゲートローラ5の噛合量を多くして紙幣Pの搬送間隔を修正し、適正な周期Tに対してその周期Tが短いときは駆動回路16へ駆動指令を送り、両側のフィードローラ4とゲートローラ5の噛合量を少なくして紙幣Pの搬送間隔を修正して紙幣Pの搬送間隔を適正とするように制御する。
更に、制御部15が厚さ検出部12からの出力信号として図5の左側に示す階段状の出力信号を受取った場合は、図4の左側に示す重送を検出し、駆動回路16へ駆動指令を送り、両側のフィードローラ4とゲートローラ5の噛合量を多くして紙幣Pの重送の発生を防止するように制御する。
以上のようにしてそれぞれの搬送異常に対する制御部15による基本的な制御が行われるが、これらの搬送異常は、紙幣Pの反りや皺、折れ等による紙幣Pとフィードローラ4の摩擦部材4aとの局所的な摩擦係数の変化等による偶発的な要因によっても発生するので、逐一制御すると返って正常な搬送を阻害する恐れがある。このため本実施例では統計処理により上記の駆動指令の送信時期を制御する。
すなわち、搬送監視センサ10a、10bにより検知した周期Tや時間差ΔTをそれぞれ統計処理して所定の時間間隔、例えば繰出動作の累積時間で10分間毎にそれらの平均値を求め、その平均値と正常な場合の設定値、つまり適正な搬送間隔の周期TやΔT=0と比較し、その差が所定の範囲を超えた時に駆動指令を送信するようにして調整により噛合量を制御する。なお統計処理において標準偏差を求め、この標準偏差により偶発要因の多発性等を検出してこれを前記の制御に加味するようにしてもよい。
厚さ検出部12により重送を検出した場合は、その重送の回数が所定の時間間隔、例えば繰出動作の累積時間で10分間に所定の回数以上発生した時に駆動指令を送信するように制御する。
なお、上記の駆動指令を送信した後の所定の時間以内、例えば繰出動作の累積時間で5分以内に制御部15が再度同じ搬送障害を検出した場合には、この再検出により駆動指令を送信してフィードバックによる調整を行うようにしてもよい。
これにより、統計処理等により偶発要因を排除した調整による修正制御(単に、修正制御という。)が行われ、制御部15はこの修正制御による駆動指令を送信した時に、タイマ部19からその送信日時を取得し、これを調整の日時として調整の原因となった斜行等の搬送異常の内容等と共に記憶部18の駆動記録格納エリアに記録する。
なお、フィードバックによる調整を行った場合は上記の記録を省略するようにする。
このようにして、調整の日時等を記録しながらそれぞれの搬送異常に対する独立した修正制御が行われる。
そして、制御部15は、ジャム等の搬送障害の前兆を検出するために、搬送異常の発生の頻度を算出する。
すなわち、制御部15は頻度を算出するための基準となる期間、例えば繰出動作の累積時間で10分間に相当する開始日時と終了日時の間の記憶部18の駆動記録格納エリアの調整の日時の記録を参照してその回数から頻度を求め、その頻度が所定の頻度以上、例えば10分間に2回以上の頻度である場合に制御部15はこれを搬送障害の前兆として検出する。
これにより、制御部15は予防保全のための保守、点検が必要としてその旨に発信元を特定するための特定情報およびその間の調整の原因となった搬送異常の内容等を添付した保守依頼通知を通信回線17を介して保守端末20に向けて発信する。
これを受信した保守端末20は受信した保守依頼通知をその表示画面に表示し、保守端末20が設置されている保守センタの保守員等がこの画面の調整の原因となった搬送異常の内容等を確認し、適切な部署または保守会社等に指示して発信元の紙幣繰出装置1の予防保全を行う。
本実施例では、金融機関等の店舗に設置されている現金自動取引装置に装備されている紙幣繰出装置1であるので、保守依頼通知は内部配線を通じて現金自動取引装置の主制御部へ発信され、これを経由して保守端末20へ送信される。この場合の保守依頼通知に添付される特定情報には紙幣繰出装置1が設置されている店舗名やその現金自動取引装置の識別コード等がコード等により記載される。
なお、紙幣繰出装置1の制御部15から保守依頼通知が発信された場合の保守依頼通知等の表示は、店内LAN等により制御部15と接続している店舗に設置された図示しない監視端末等に表示するようにしてもよく、現金自動取引装置の取引画面等の一部にその保守依頼通知を文章または予め設定した記号もしくは図形等により表示するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、フィードローラとゲートローラの噛合量を調整した日時を記録し、この記録した調整の日時を基に算出した調整の頻度が所定の頻度になったときに紙葉類繰出装置が保守依頼通知を自動的に発信するようにしたことによって、ジャム等の搬送障害の前兆を報知することができ、これに基づいた予防保全を行うことが可能となり、長期間の定期保守間隔を設ける場合においても、常に安定した紙幣の搬送を実現することができる。
また、厚さ検出部を設けて紙幣の重送を検出してフィードローラとゲートローラの噛合量を調整するようにしたことによって、搬送障害の前兆を更に正確に検出することができる。
更に、保守依頼通知を保守センタの保守端末へ通知するようにしたことによって、搬送障害の前兆を一括して管理することができると共に、その予防保全に対する措置を適切に行うことができる。
なお、本実施例では所定の時間間隔や頻度の基準となる期間を繰出動作の累積時間で10分間等として説明したが、これらの時間間隔や期間は繰出動作の累積時間に限らず、通常の経過時間や現金自動取引装置の場合の取引時間としても、その時間を30分、1時間、1日、1週間、1月等としてもよく、それぞれの時間間隔や期間を別々に設定するようにしてもよい。要は予防保全により本発明を適用した装置の搬送障害を予防することができるように適宜に設定すればよい。
また、本発明を適用した装置の外部環境を検知する温度や湿度等の環境検知センサを設けてその温度や湿度による紙葉類の剛性変化を本実施例の噛合量の修正制御に加えた場合は、外部環境の変化による駆動指令は必然的に制御すべき駆動指令であるので、その調整の日時の駆動記録格納エリアへの記録は省略するようにして頻度の算出を適正なものとするとよい。
更に、本実施例では、紙葉類繰出装置としての紙幣繰出装置を現金自動取引装置に適用した場合を例に説明したが、本発明の紙葉類繰出装置を適用する紙葉類取扱装置は前記に限らず、チケット等の発券装置、帳票や証券、商品券等の取扱装置等の紙葉類取扱装置に適用しても上記と同様の効果を得ることができる。
実施例のシステム構成を示す説明図 実施例の紙幣搬送状態を示す説明図 実施例の搬送監視センサの出力信号を示す説明図 実施例の紙幣搬送状態を示す説明図 実施例の厚さ検出部の出力信号を示す説明図
符号の説明
1 紙幣繰出装置
2 集積板
3 ピックアップローラ
3a、4a 摩擦部材
4 フィードローラ
5 ゲートローラ
6 アーム
7 シャフト
8 調整モータ
9 リターンスプリング
10 搬送監視センサ
11 搬送路
12 厚さ検出部
15 制御部
16 駆動回路
17 通信回線
18 記憶部
19 タイマ部
20 保守端末

Claims (3)

  1. 紙葉類を集積する集積板と、該集積板により紙葉類が押圧されるピックアップローラと、該ピックアップローラの回転に伴って繰出される紙葉類を1枚毎に分離して搬送路に繰出すフィードローラとゲートローラと、前記搬送路を搬送される紙葉類の搬送状態を監視する搬送状態監視手段と、該搬送状態監視手段の出力を基に前記フィードローラとゲートローラの噛合量を調整するように構成した紙葉類繰出装置において、
    記憶部を設けると共に、前記搬送状態監視手段の出力を統計処理して前記フィードローラとゲートローラの噛合量を調整し、該噛合量の調整の日時を前記記憶部に記録し、該記録した調整の日時を基に算出した調整の頻度が所定の頻度以上であることにより搬送障害の前兆を検出し、該前兆を検出したときに、保守依頼通知を発信することを特徴とする紙葉類繰出装置。
  2. 請求項1において、
    前記搬送路に、搬送される紙葉類の厚さを検出する厚さ検出部を設け、該厚さ検出部の出力を基に前記噛合量を調整することを特徴とする紙葉類繰出装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    通信回線により接続する保守端末を設け、前記保守依頼通知を該保守端末に向けて発信することを特徴とする紙葉類繰出装置。
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