JP4111037B2 - キャスク用緩衝体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、核燃料等を輸送、貯蔵するキャスクの落下時における衝撃を緩和するキャスク用衝撃緩衝体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、使用済み核燃料は、原子力発電所内に設けられた冷却プールで、放射線量が一定レベル以下に低下するまで保管されたのち、遮蔽機能及び密封機能を有する燃料輸送貯蔵キャスクに収められ、燃料処理施設まで輸送されるか、中間貯蔵施設まで輸送した後、キャスクに収納された状態で貯蔵される。輸送時および取扱い時の万一の事故に備え、キャスクは9m上方からの落下に対しても、所定の遮蔽機能と密封機能を有することが義務づけられている。そこで、輸送時および取扱い時には、通常、キャスクの上下端にキャスク用衝撃緩衝体を取付け、万一の落下時の衝撃を十分に緩和させる。
【0003】
キャスク用衝撃緩衝体は、キャスクとの寸法の取合いから、いろいろな落下姿勢に対してキャスクの一部が着床するのを防ぐために落下姿勢毎に許容変形量があり、9m上方からの落下に対して許容変形量内で衝撃を吸収するために、落下姿勢に対応して変形する領域毎に所定の圧縮応力以上を発生する材料を緩衝材として配置することが行われる。
【0004】
キャスクの燃料収納効率を高めるには、強度設計上、許容変形量内で落下時の加速度を極力抑えることができる衝撃緩衝体であることが要求される。これに対応する緩衝材には、圧縮応力が収縮初期から終了まで一定値を示すものが望ましい。圧縮時にこのような特性を示すものとして、周囲を拘束した木材の繊維方向圧縮や金属パイプの軸方向圧縮や、ハニカム構造材のセル角筒軸方向圧縮等、材料の座屈現象を利用したものが知られている。これらの中で、現在までの燃料輸送用キャスクの衝撃緩衝体に最も適用例が多いのが木材である。
【0005】
従来の衝撃緩衝体については、特許文献1に開示されているように、キャスク本体の両端に衝撃緩衝体を外装し、キャスクの軸方向に衝撃吸収能力が高い第1の材料をキャスク直径を超えない範囲に円盤状に配置し、その外側にキャスクの軸方向に衝撃吸収能力が高い第2の材料を円筒状で配置し、キャスクの軸に対して垂直な方向に衝撃吸収能力が高い第3の材料を円筒状に配置させている。また、上記第2の円筒状の材料をキャスクの軸方向に対して垂直な方向に衝撃吸収能力が高くなるように配置する、あるいは、第2、第3の円筒状の材料をキャスクの軸方向に対して垂直な方向に衝撃吸収能力が高くなるように配置する構造が提案されている。そして、前記衝撃吸収能力が高い材料として、バルサ材、レッドウッド、米杉、米ヒバ、ポリウレタンフォーム、あるいは発泡スチロールが挙げてある。
【0006】
また、特許文献2に開示されているように、衝撃リミッターの環状本体内の衝撃吸収部材がアルミニウム蜂の巣状体の例がある。
特許文献3の[従来の技術]の項目に開示されているように、衝撃吸収材として、バルサ材、積層板、ゴム、バーミキュライトコンクリートなどが用いられてきたとの記載がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−83291号公報
【特許文献2】
特許第3032810号公報
【特許文献3】
特許第2952283号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
経済性、加工性が優れ、使用実績のある木材は、繊維方向に大規模に圧縮した場合に繊維の座屈が連続的に生じ、ほぼ一定の圧縮流れ応力となるため、衝撃吸収性能が高いと言えるが、座屈崩壊の発生を防ぐために側面を十分に拘束しておくことが必要である。キャスク本体の端部側面の外周領域において、繊維がキャスク軸方向に対して垂直になるように木材を配置した場合には、キャスク円筒軸が水平もしくは水平に近い姿勢で落下衝突した際に、木材が座屈崩壊により衝撃吸収能力が低下し、想定以上に衝撃緩衝体が変形する危険性がある。これは、この部分のキャスク中央部側にある木材を取り囲む衝撃緩衝体カバーが座屈して軸方向中央部側に座屈後の木材が流れ込むこと、および、キャスク端部側の木材強度が低いために、この部分に挫屈後の木材が流れ込むことによる。
木材として繊維方向を積層毎に直交させた積層材は木材の特性のばらつきが少ないため、緩衝体に適用した場合、緩衝体性能を安定させることが可能となる。しかし、積層材の場合も側面の拘束が不十分な場合に座屈崩壊する。ただし、各層の面に垂直な方向にだけ座屈崩壊するため、配向を工夫することにより座屈崩壊を防げる可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、キャスクの落下時における衝撃荷重を適度に吸収して衝撃加速度を低く抑えるとともに、変形量も低く抑えることが可能な衝撃緩衝体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次に示すようなキャスク用衝撃緩衝体を構成する。
使用済み燃料集合体を収納する筒状のキャスクの両軸端に配置する落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重、垂直落下荷重、およびコーナー落下荷重をそれぞれ分担する衝撃吸収材を配置したこと。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、落下荷重を分担する衝撃吸収材として、応力ひずみ特性に異方性を有し、強度の低い方向においては圧縮時に体積収縮を生じる材料を用いること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体に用いる衝撃吸収材として、応力ひずみ特性に異方性を有し、強度の低い方向においては圧縮時に体積収縮を生じるハニカム構造体を用いること。
【0011】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材には強度の高い材料を用い、垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材には中程度の強度を有する材料を用い、コーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材には強度の低い材料を用いること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材は強度の高い方向を半径方向に、垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材は強度の高い方向を軸方向に、コーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材は強度の高い方向を半径方向に配向させて配置したこと。
【0012】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材には密度の高い木材もしくは木質ボードを用い、垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材には中程度の密度を有する材料を用い、コーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材には密度の低い材料を用いること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材には密度が0.5ないし0.6g/cmの木材もしくは木質ボードを用い、垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材には密度が0.15ないし0.25g/cmを有する材料を用い、コーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材には密度が0.1ないし0.15g/cmの木材もしくは木質ボードを用いること。
【0013】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材として密度が0.5ないし0.6g/cmの積層構造のファープライウッドを用い、垂直落下荷重とコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材として密度が0.1ないし0.25g/cmのバルサ材料を用いること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体の断面構造をコの字形の軸対称形状とし、窪み部(へこみ部)をキャスクの両端に差し込んで取り付けるものとし、窪み部側面の底を越えない領域に水平落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の外周側にコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の内側に垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置すること。
【0014】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体の断面構造をコの字形の軸対称形状とし、窪み部をキャスクの両端に差し込んで取り付けるものとし、窪み部側面で底を越える領域にかけて水平落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の外周側にコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の内側に垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置すること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体の断面構造をコの字形の軸対称形状とし、窪み部をキャスクの両端に差し込んで取り付けるものとし、窪み部側面に水平落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の外周側にコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の内側に垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置するとともに、底部の中心軸周りに垂直荷重の一部を分担する強度の低い材料を配置すること。
【0015】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体の断面構造をコの字形の軸対称形状とし、窪み部をキャスクの両端に差し込んで取り付けるものとし、窪み部側面に水平落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の外周側にコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の内側に垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置するとともに、底部の中心軸周りに垂直荷重の一部を分担する強度の低い材料を配置するとともに、中心軸周りを囲む円筒形状のリブと、該リブと最外周側の缶体との間に周方向を等間隔で分割する半径方向リブを設けること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体の断面構造をコの字形の軸対称形状とし、窪み部をキャスクの両端に差し込んで取り付けるものとし、窪み部側面に水平落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の外周側にコーナー落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置し、底部の内側に垂直落下荷重を分担する衝撃吸収材を配置するとともに、底部の全面に強度の低い材料を配置すること。
【0016】
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材の木材もしくは木質ボードの積層面をキャスクの軸に対してr−θ面とすること。
使用済み燃料集合体を収納するキャスクの落下時の衝撃荷重を吸収する緩衝体において、水平落下荷重を分担する衝撃吸収材の木材の積層面をキャスクの軸に対してr−z面とすること。
【0017】
水平落下荷重、垂直落下荷重、コーナー落下荷重それぞれに対応する木材構造を配置するとともに、特に、水平落下荷重に対応する木材もしくは木質ボードには積層材を採用し、その積層面をキャスクの中心軸に関してr−z面、言い換えれば、積層面の法線方向を周方向に配置されていること。ただし、積層材をキャスク中心軸に対して放射状に配置することは経済的には不都合であるので、緩衝体缶体の内部を半径方向に配置したリブによって周方向に8分割し、その中に平板を積層した積層材で組上げたブロックを収納することにより実用的な構造とすること。
積層材はその性質上、積層面法線方向に座屈崩壊するため、キャスクが概ね水平姿勢で落下衝突した時には、積層材はキャスクの中心軸に対して周方向に座屈崩壊しようとするが、隣接する積層材同士が拘束し合うため、座屈崩壊せずに安定して衝撃を吸収すること。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面により説明する。
燃料輸送貯蔵のためのキャスクに適用される本発明の一実施例である実施例1の衝撃緩衝体を図1と図2を用いて説明する。燃料輸送貯蔵のためのキャスク1は、略円柱形状をなし、原子力発電所で使用済みの燃料集合体8を内部に収納して輸送し、中間貯蔵施設で保管し、所定の期間保存後、再処理施設へ輸送するための機器である。キャスク1の基本的には、内筒2、内筒内部に収納される使用済みの燃料集合体8を入れるバスケットとそれを支持するサポートシリンダ(いずれも図示せず)、内筒2の上部に取り付けられる一次蓋3、二次蓋4(一次蓋と二次蓋を内筒に固定するボルトは省略)、内筒の外側に設けた中性子線遮蔽材5、中性子線遮蔽材5を囲む外筒6、キャスク1の吊り上げおよび固定用のトラニオン7で構成される。キャスク1の軸方向両端には、下部の衝撃緩衝体9と上部の衝撃緩衝体10をボルトで固定する。
【0019】
衝撃緩衝体9、10は、断面がコの字の軸対称形状である。外殻21はステンレス鋼製で、内部に木材もしくは木質ボードを充填する。下部の衝撃緩衝体9、上部の衝撃緩衝体10は、いずれも中央に内筒2の外径に合わせた窪み部20を形成しており、この窪み部20に内筒2を嵌めることによって、内筒下端部の側面および内筒上端部の側面を覆っている。衝撃緩衝体9、10の断面形状を図3と図4に示す。外殻21は断面がコの字形の軸対称形状のほぼ円筒形状である。その内側には円筒形のリブ22を溶接で取り付けてあり、該リブ22と外殻(外装体)21との間には半径方向リブ23を、周方向を8分割するかたちで放射状に溶接により取り付けてある。下部の衝撃緩衝体9と上部の衝撃緩衝体10は、外形、内部のリブ構造、後述する充填木材の種類・配置・配向は全て同一である。
【0020】
木質ボードは木材粉をボード状に固型化したものとして市販されており、ボードの板方向に木材と同様に木目があるものとして取り扱うことができる。以下、木材を例にとって説明する。
衝撃緩衝体9、10における内部の木材配置を図2で説明する。キャスクの落下姿勢に応じて木材を配置する。木材配置、すなわち外殻21の内部は4領域に分けてある。4領域は、キャスク1の端面部側において窪み部20に面した中央部14とその外側の中部12、12’、および窪み部20からはずれた最外周の周囲角部13、13’の3領域、並びにキャスク1の端部側面側において窪み部20に面し、かつキャスク1の円柱方向において主に周囲角部13、13’に接する端周囲部11、11’の1領域からなり、木材は、木材の木目である木材繊維方向が前記端面部に対して中央断面で中央部14では、矢印で示すように、水平方向になるようにして、中部12、12’では垂直方向になるようにして、周囲角部13、13’では水平方向になるようにして、かつ端周囲部11、11’では水平方向になるようにして配設される。このような構造において、水平落下に対しては端周囲部11、11’が対応する。垂直落下に対しては基本的には中部12、12’が対応し、一部について中央部14が二次的に荷重を分担する。コーナー落下に対しては周囲角部13、13’が対応する。外殻21を含む緩衝体缶体の内側リブ22は中部12、12’と中央部14の境に外殻21に固着されて配置される。
【0021】
垂直落下時の緩衝体の圧縮面積が大きいために、中央部14に強度の低い(つまりキャスク軸方向に対して垂直方向に繊維を配向する)材料を配置して、後述する加速度を許容値以下に抑えることを行う。
【0022】
中部12、12’は、周囲角部13、13’に接しており、周囲角部側において端周囲部側に突出し、端周囲部11、11’に接する長さl、高さhの突出部30を形成する。すなわち、外径が窪み部20の底を超える領域に、垂直落下加重を分担する衝撃吸収剤が配置される。この構成によって周囲角部13、13’は窪み部20から完全にはずれた状態で配置されたことになる。この構成によれば、コーナー落下に対してこの突出部30が早めに働いて衝撃力を吸収することができる。コーナー落下に対して周囲角部13、13’の木材の水平方向の配置による作用と突出部30の木材の垂直方向の配置による作用の相互作用によって衝撃力が吸収される。尚、配置方向は、キャスク1の端面部に対してのものであり、キャスク用緩衝体の平面方向に対するものである。
【0023】
木材の基本的な機械的特性(応力ひずみ線図)を図5と図6で説明する。ぞれぞれの図において、(a)図はひずみ(%)と応力(MPa)、(b)図はキャスク用緩衝体変形量(mm)とキャスク加速度との関係を示す。キャスク用緩衝体では木材が圧縮変形するときのエネルギにより衝撃荷重を吸収するが、応力ひずみ線図は木材の切り出し方向に依存して大きく異なる。すなわち異方性を有する。図5(a)の右上に示したように、木材を木材繊維に平行な方向(木目方向)に圧縮変形させると、やや高い応力で降伏し、塑性変形が始まると流れ応力がほぼ一定で変形し、ひずみが非常に大きくなると急速に応力が立ち上がる。この特性は図5(b)に示すように、キャスク加速度の大きさとなって現れる。緩衝体変形量に対するキャスク加速度を変形終了時点において、許容値内に収納しながら充分に衝撃力を吸収することが必要とされる。本実施例にあっては、中央部14における木材の木目の水平方向配置と中部12、12’における木材の木目の垂直方向配置との組み合わせによって緩衝体変形量に対するキャスク加速度を容易に許容値内に収納することができる。ここで注目されるべきことは、中央部14と中部12、12’との木目の組み合わせを使用していることであり、そのいずれか一方によっては加速度を許容値内に収納することが不能となることである。一方、図6(a)の右上に示したように、木材を木材繊維に垂直な方向に圧縮変形させると、非常に低い応力で降伏し、塑性変形が始まると非常にゆっくりと流れ応力が増加して行き、ひずみが大きくなると急速に応力が立ち上がる。この特性に対応して加速度は(b)図のようになる。やはり、変形終了時点において許容値以内に収納しなければならない。このように木材は切り出し方向によって応力ひずみ特性が大きく異なる異方性を有するが、緩衝体ではこの特性を逆に有効に活かしている。また、図5、図6には3種類の木材A、B、Cの特性を示してあるが、これは主に密度による差であり、密度の高い木材ほど高い応力値を示す。
【0024】
各領域における木材の繊維方向の配置方向を図2に示した。基本的には木材の繊維方向を落下荷重方向に合わせる。したがって、水平荷重を分担する端周囲部11、11’の繊維方向は半径水平方向、垂直荷重を分担する中部12、12’の繊維方向は垂直方向である。コーナー荷重を分担する周囲角部13、13’の繊維方向は半径水平方向である。これはコーナー落下では、周囲角部13、13’が主に落下荷重を分担するが、中部12、12’、端周囲部11、11’も荷重を分担するため全体のバランスから繊維方向を半径水平方向とした。
【0025】
図10において、水平落下時の加重を負担する端周囲部11、11’には、高密度材で強度の高い方向を荷重方向に向けたので最強となる。垂直落下時の荷重を負担する中部12、12’には、低密度材で強度の高い方向を荷重方向に向けたので中間強度となり、コーナー落下時の荷重を負担する端周囲部11、11’には、低密度材で強度の高い方向を荷重方向とは異なる向きに向けたので最弱となる。
【0026】
以上の構成によれば、略円柱形状をなすキャスクの2つの端面部および2つの端部側面の一部周面を外装する外殻21を備えたキャスク用緩衝体において、外殻21は、内部が少なくとも4領域から構成され、キャスク1の端部を収納するに充分な窪み部20が形成され、4領域は、キャスク1の端面部側において窪み部20に面した中央部14とその外側の中部12、12’、および窪み部20からはずれた最外周の周囲角部13、13’の3領域、並びにキャスク1の端部側面側において窪み部20に面し、かつキャスク1の円柱方向において主に周囲角部13、13’に接する端周囲部11、11’の1領域からなり、応力ひずみ特性に異方性を有する木材もしくは木質ボードは、該木材もしくは木質ボードの強度の強い方向がキャスク1の端面部に対して中央断面で中央部14では水平方向になるようにして、中部12、12’では垂直方向になるようにして、周囲角部13、13’では水平方向になるようにして、かつ端周囲部11、11’では水平方向になるように配設されるキャスク用緩衝体が構成される。
【0027】
そして中部12、12’は、周囲角部13、13’に接しており、周囲角部13、13’側において端周囲部側に突出し、端周囲部11、11’に接する突出部30が形成されるキャスク用緩衝体が構成される。
また、図11に示すように、端周囲部11、11’の底部が伸びた伸部35、35’を設けて、この伸部35、35’を中部12、12’上に配設するようにしてもよい。
【0028】
キャスクの落下姿勢に応じて木材を配置し、木材配置を4領域に分けるのは実施例1と同じであるが、水平落下荷重に対応する端周囲部11、11’の形状が異なる。すなわち、図2に示した実施例1では、端周囲部11、11’の領域は緩衝体のコの字形状の窪み部20の底までに至らない寸法に収めてある。これは言い換えれば、水平荷重を分担する木材はキャスク1の内筒2の端部までの範囲にあるということである。一方、図11の例では端周囲部11、11’の領域は窪み部20の底を越えるところまで延長してある。これは、強度特性が低い木材を水平荷重を分担する端周囲部11、11’に適用した場合には、変形が大きくてキャスク1が地面に衝突してしまう可能性があるためである。
【0029】
緩衝体に使用する材料としては、垂直落下荷重を分担する中部12、12’とコーナー落下荷重を分担する周囲角部13、13’、および中央部14には比重の低いバルサ材を使用する。この場合の密度は0.1g/cmから0.25g/cmである。バルサ材を使用する理由は、これらの領域の落下荷重を負担する面積が大きいので、低い応力で変形する材料が適正なためである。一方、水平荷重を分担する端周囲部11、11’には比重が0.5g/cmから0.6g/cmの強度の高い材料が望ましい。更には、積層板が望ましい。具体的には、厚さ3ミリ程度のダグラスファーの薄板を繊維が互いに直交するように積層したファープライウッドが最適である。
【0030】
水平荷重を分担する端周囲部11、11’におけるファープライウッドの積層方向の配置を図7、図8に示す。図3に示したように、端周囲部11、11’はリブ23で周方向に8分割して配置され、1つ1つは周方向で45度分を分担するため、図7、図8には1個分の形状を示してある。図7はファープライウッドの積層方向を軸方向としたものである。言い換えれば、積層面をキャスク1、あるいは緩衝体9、10の軸方向に対してr−θ面としたものである。一方、図8は積層面の法線方向をキャスク1、あるいは緩衝体9、10の軸方向に対して周方向としたものである。言い換えれば、積層面をr−z面としたものである。実験と解析の結果からは、図7のように積層した場合には、緩衝体の外殻21の軸方向側面が水平落下荷重を受けて座屈すること、および、コーナー落下荷重分担用の周囲角部13、13’が軟らかいために、端周囲部11、11’が圧縮変形して座屈したときに両軸方向に木材が流れ込むため変形抵抗が小さくなり、変形が大きくなる可能性がある。それに対して、図8のように積層した場合には、木材の座屈方向が周方向であるので、変形抵抗が小さくならないため、圧縮変形が極端に大きくならず、積層方向としてはこの方がより望ましい。図9に端周囲部11、11’の積層面の法線方向を緩衝体の周方向としたときの断面図を示す。端周囲部11、11’は周方向では放射状リブ23、23’により45度間隔で仕切られ、積層面は隣同士が互いに45度ずれて配置される。
【0031】
図12は、木材もしくは木質ボードを使用してハニカム構造体31、32を構成した例を示す。ハニカム構造体の長手方向もしくは強度が強い方向として配設する。これによれば、木材もしくは木質ボード41、42の木目方向と同一方向にハニカム構造体の長手方向が配設されて前述した例と同一の効果を期待できる。この結果、図2に示すと同様の配置関係を構成することができる。すなわち、ハニカム構造材料を適用した場合でも、配置は図2などの木材のものと同じになる。この場合、木材の繊維方向に相当する矢印は、ハニカム構造材のセル角筒方向である。各領域の密度は、端周囲部11、11’で示す領域が高く、その他の領域が低くなっている。本構造によって、木材を使用した場合と同じ衝撃吸収作用が得られる。さらに、金属製の材料を用いることによって、温度変動によっても安定した性能を得ることができ、設計がしやすくなる効果がある。
【0032】
燃料輸送貯蔵のためのキャスク1に適用する本発明の他の実施例である実施例2の衝撃緩衝体を図12に基づいて説明する。キャスク1の落下姿勢に応じて木材を配置する。木材配置、すなわち外殻21の内部は5領域に分けてある。水平落下に対しては先の実施例と同様に、端周囲部11、11’が対応する。垂直落下に対しては基本的には中部12、12’が対応し、一部について中央部14が二次的に荷重を分担する。コーナー落下に対しては周囲角部13、13’が対応する。上記の落下荷重は9mの落下高さに対応するものである。しかし、キャスク1の設計基準においては0.3mの落下に対する緩衝体構造が必要である。そのために、中央部14、中部12,12’および周囲角部13、13’の外側全面に亘って隣接して外表部15が1つの独立した領域として設けてある。この場合の外表部15の木材の繊維方向は水平方向とされる。外表部15は0.3m高さからの垂直落下荷重に対応するために設けた薄いバルサ材によって構成され得る。この部材の繊維方向はキャスク1および緩衝体9、10の軸方向に対して垂直である。
【0033】
他の変形例である緩衝体を図14に示す。この例にあっては、図11に示す例と図13に示す例を組み合わせている。従って、それぞれの特徴を備える。キャスク1の落下姿勢に応じて木材を配置し、木材配置を5領域に分けるのは図13に示す例と同じであるが、水平落下荷重に対応する端周囲部11、11’の領域である伸部35、35’を図11に示す例のように、窪み部20の底を越えるところまで延長したものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、使用済燃料輸送貯蔵用キャスクが輸送中に万一落下した場合でも、緩衝体を適度に変形させることにより、キャスクへの衝撃加速度を大幅に緩和するとともに、緩衝体の変形量も小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である衝撃緩衝体を取り付けたキャスクの概略構造図。
【図2】本発明の実施例であるキャスクに適用する衝撃緩衝体の構造図。
【図3】衝撃緩衝体の外殻と内部に設けるリブの配置を示す水平断面図。
【図4】衝撃緩衝体の外殻と内部に設けるリブの配置を示す垂直断面図。
【図5】木材の繊維方向に高速圧縮変形させた時の応力とひずみとの、およびキャスク加速度と緩衝体変形量との関係を示す特性図。
【図6】木材の繊維方向と垂直な方向に高速圧縮変形させた時の応力とひずみとの、およびキャスク加速度と緩衝体変形量との関係を示す特性図。
【図7】水平荷重を分担する木材の積層方向をr−θ面としたときの配向を説明する図。
【図8】水平荷重を分担する木材の積層方向をr−z面としたときの配向を説明する図。
【図9】水平荷重を分担する木材の積層方向をr−z面としたときの断面全体での木材の配向を説明する図。
【図10】木材の強度別配置の例を示す図。
【図11】衝撃緩衝体を構成する木材ブロックの他の例を示す図。
【図12】ハニカム構造体を使用した例を示す図。
【図13】他の実施例の衝撃緩衝体の構成図。
【図14】図13に示す衝撃緩衝体の他の例を示す図。
【符号の説明】
1…キャスク、2…内筒、3…一次蓋、4…二次蓋、5…中性子遮へい体、6…外筒、7…トラニオン、8…使用済の燃料集合体、9…下部の衝撃緩衝体、10…上部の衝撃緩衝体、11、11’…端周囲部(領域)、12、12’…中部(領域)、13、13’…周囲角部(領域)、14…中央部(領域)、15…外表部(領域)、20…窪み部、21…外殻、22…円筒状リブ、23…放射状リブ、30…突出部、35…伸部。

Claims (6)

  1. 円柱形状をなキャスクを形成する円筒の2つの端面部および2つの端部側面の一部周面を外装する外殻を備えたキャスク用緩衝体において、
    前記外殻は、内部が少なくとも4領域から構成され、前記キャスク円筒の外径に合わせて円筒端部を収納する窪み部が形成され、
    前記4領域は、前記端面部側において前記窪み部に面した中央部とその外側の中部、および前記窪み部からはずれた最外周の周囲角部の3領域、並びに前記端部側面側において前記窪み部に面し、かつ前記キャスクの円柱方向において主に前記周囲角部に接する端周囲部の1領域からなり、
    木材もしくは木質ボードは、木材もしくは木質ボードの木目が前記端面部に対して中央断面で前記中央部では水平方向になるようにして、前記中部では垂直方向になるようにして、前記周囲角部では水平方向になるようにして、かつ前記端周囲部では水平方向になるようにして配設され、
    前記中部は、周囲角部側において端周囲部の内端から端周囲部の下側に突出する突出部を備えて形成され、端周囲部は突出した突出部と接して形成され、周囲角部は突出部の介在によって窪み部から離間されるようにして形成されること
    を特徴とするキャスク用緩衝体。
  2. 略円柱形状をなすキャスクの2つの端面部および2つの端部側面の一部周面を外装する外殻を備えたキャスク用緩衝体において、
    前記外殻は、内部が少なくとも4領域から構成され、前記キャスクの端部を収納するに充分な窪み部が形成され、
    前記4領域は、前記端面部側において前記窪み部に面した中央部とその外側の中部、および前記窪み部からはずれた最外周の周囲角部の3領域、並びに前記端部側面側において前記窪み部に面し、かつ前記キャスクの円柱方向において主に前記周囲角部に接する端周囲部の1領域からなり、
    応力ひずみ特性に異方性を有する木材もしくは木質ボードは、該木材もしくは木質ボードの強度の強い方向が前記端面部に対して中央断面で前記中央部では水平方向になるようにして、前記中部では垂直方向になるようにして、前記周囲角部では水平方向になるようにして、かつ前記端周囲部では水平方向になるように配設され、
    前記中部は、周囲角部側において端周囲部の内端から端周囲部の下側に突出する突出部を備えて形成され、端周囲部は突出した突出部と接して形成され、周囲角部は突出部の介在によって窪み部から離間されるようにして形成されること
    を特徴とするキャスク用緩衝体。
  3. 請求項1または2において、各領域がお互いに接する部分にリブが前記外殻に固着されて設けられることを特徴とするキャスク用緩衝体。
  4. 請求項1または2において、木材もしくは木質ボードからハニカム構造体を形成し、ハニカム構造体の長手方向を木目方向もしくは強度が強い方向として配設することを特徴とするキャスク用緩衝体。
  5. 請求項1または2において、木材もしくは木質ボードを木目方向もしくは強度が強い方向に積層して積層構造体を構成し、該積層体を各領域に配設したことを特徴とするキャスク用緩衝体。
  6. 請求項1または2において、前記中央部、中部および周囲角部の外側に隣接して外表部からなる領域を設けたことを特徴とするキャスク用緩衝体。
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