JP2020173206A - 放射性物質輸送容器の緩衝体 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度による影響を受けにくい緩衝体を提供する。【解決手段】緩衝体は、放射性物質輸送容器に取り付けられる。緩衝体は、コア材を備える。コア材は、中空材31が一かたまりにされている。中空材31は、金属材料又はセラミック材料からなる。【選択図】図2

Description

本発明は、放射性物質が収容される容器に取り付けられる緩衝体に関する。
放射性物質は、キャスクと呼ばれる金属製の容器に収容される。キャスクに収容された放射性物質は、放射性物質貯蔵施設等へ輸送される。放射性物質を輸送するとき、キャスクに緩衝体が取り付けられる。緩衝体により、輸送時の落下等によるキャスクの衝撃力を低減することができる。
特許文献1には、木材又は木質ボードが充填された緩衝体が開示されている。特許文献2には、樹脂を用いた緩衝体が開示されている。
特開2004−309235号公報 特開2018−165553号公報
木材および樹脂の衝撃吸収性能は、温度に依存する。高温下では、木材および樹脂が柔らかくなるため一定の衝撃吸収性能を発揮するためには変形量を確保する必要があり、したがって緩衝体のサイズが大きくなる。そのため、緩衝体の周囲温度が高くなった場合、緩衝体のサイズが十分でないと、輸送容器に要求される9m落下事象において放射性物質輸送容器本体が落下床面に衝突する可能性があり、放射性物質輸送容器本体が受ける衝撃加速度が大きくなる。例えば、放射性物質輸送容器内で放射性物質が発熱した場合、放射性物質輸送容器に取り付けられた緩衝体の温度が上昇することがある。この場合、緩衝体の変形量が大きくなり想定していた緩衝機能が得られないおそれがある。
本発明は、温度による影響を受けにくい放射性物質輸送容器の緩衝体を提供することを目的とする。
本発明の放射性物質輸送容器の緩衝体は、放射性物質輸送容器に取り付けられる緩衝体であって、内部に空間を有する複数の中空材が一かたまりにされたコア材を備え、前記中空材は、金属材料又はセラミック材料からなる。
本発明によると、温度による影響を受けにくい放射性物質輸送容器の緩衝体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る緩衝体が放射性物質輸送容器に取り付けられた状態を示す模式図である。 図1に示す緩衝体の一部の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る緩衝体の一部の斜視図である。 ハニカム構造を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る緩衝体の一部の斜視図である。 図5に示す緩衝体の一部の断面図(図5のV-V線に沿った断面図)である。 本発明の第3実施形態の変形例に係る緩衝体の一部の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る緩衝体の一部の斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る緩衝体の一部の斜視図である。 変形例に係る緩衝体の中空材の断面図である。
〔第1実施形態〕
図1に、円筒状である放射性物質輸送容器10を縦にした状態を示している。放射性物質輸送容器10を縦にした状態とは、放射性物質輸送容器10の円筒軸方向が鉛直方向に沿って配置された状態である。放射性物質輸送容器10の一端部には、緩衝体1が取り付けられている。放射性物質輸送容器10の他端部には、緩衝体2が取り付けられている。図1では、緩衝体1および緩衝体2にハッチングを付している。以下において、放射性物質輸送容器を「キャスク」と称することがある。また、以下においては、緩衝体1および緩衝体2を同様な構成として述べる。
緩衝体1は、複数のコア材2A(21、22、23、24、25、26)を有する。コア材21およびコア材26は、放射性物質輸送容器の端部の周囲に配置される。
図2は、コア材2Aの一部を示している。コア材2Aは、複数の中空材31を有する。中空材31は、円筒状の部材である。中空材31は、内部に空間31aを有する。空間31aは、中空材31の円筒部31bにより形成されている。空間31aは、中空材31の軸方向に延在している。本発明において、中空材とは、内部に空間を有する部材である。この空間は、中空材の断面視又は中空材を軸方向から視たとき、その構成部材により形成された空間である。
複数の中空材31は、各々の軸方向が平行になるように束ねられている。複数の中空材31は、最密に配列されている。複数の中空材31が最密に配列されているとは、隣り合う中空材31と中空材31との隙間が最も小さい状態で並んでいることである。図2には、隣り合う中空材31同士が外接した最密状態を示している。
隣り合う中空材31はろう付けされている。複数の中空材31は、最密に配列された状態で一かたまりになっている。
図2において、x1方向は、中空材31の軸方向に平行な方向である。y1方向およびz1方向は、中空材31の軸方向に垂直な方向である。
コア材2Aがx1方向の衝撃を受けた場合、複数の中空材31が座屈する。コア材2Aがy1方向又はz1方向の衝撃を受けた場合、中空材31の円筒部31bが空間31aに向かって変形する。y1方向とz1方向の強度は同じである。
1方向の強度は、y1方向およびz1方向の強度より大きい。コア材2Aは、2種類の衝撃吸入性能を有する。
緩衝体の設計を行う場合、コア材の許容変形量(キャスク10の本体が床面に衝突しないコア材の変形量)の範囲で、衝撃加速度を可能な限り小さくすることが求められる。すなわち、コア材の強度が低い場合は衝撃加速度を小さくすることができるが、キャスクの落下エネルギーを吸収するためには大きな変形量を確保する必要がある。一方、コア材の強度が高い場合は変形量を小さくすることができるが、衝撃加速度が大きくなる。両者のバランスをとって、コア材の方向と領域を最適化する設計を行うことができる。
コア材21は、図1に示すように、キャスク10の端部の周囲に沿って配置される。キャスク10が横にされた状態で落下した場合、コア材21は、例えば、図1に示すX1方向の大きな衝撃を受ける。X1方向は、キャスク10の軸方向に直交する方向である。この場合、例えば、キャスク10の本体が床面に衝突しないコア材の変形量で緩衝機能を発揮するために、図2に示す複数の中空材31の軸方向(強度が大きい方向)が図1に示すX1方向に平行になるように、コア材21及びコア材26の方向を調整する。また、コア材22及びコア材25の方向、コア材21とコア材22の境界の位置、及びコア材26とコア材25の境界の位置を、許容変形量を満足し、且つ衝撃加速度を最小化できるように調整する。
キャスク10が図1に示すY1方向に落下した場合、コア材23は図1に示すY1方向に大きな衝撃を受ける。Y1方向は、キャスク10の軸方向と平行である。この場合、例えば、キャスク10の本体が床面に衝突しないコア材の変形量の範囲で衝撃吸入性能を発揮するために、図2に示す複数の中空材31の軸方向(強度が大きい方向)が図1に示すY1方向に平行になるように、コア材23及びコア材24の方向を調整する。また、コア材22及びコア材25の方向、コア材22とコア材23の境界の位置、及びコア材24とコア材25の境界の位置を、許容変形量を満足し、且つ衝撃加速度を最小化できるように調整する。
図2に示す中空材31は、金属材料又はセラミック材料からなる。金属材料は、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼、炭素鋼である。
既存の緩衝体には、木材又は樹脂が用いられている。緩衝体が衝撃を受けたとき、木材および樹脂は圧潰又は圧縮する。木材および樹脂の圧潰特性(圧縮特性)は、温度に依存する。また、木材の圧潰特性は、木材の含水率に依存する。
電力中央研究所報告(白井 孝治、他2名、電力中央研究所報告 研究報告N08074、緩衝材用木材の圧潰特性評価 −温度(80℃以下)とひずみ速度の影響−、財団法人 電力中央研究所)に、木材の圧縮強度の温度依存性が記載されている。
電力中央研究所報告に、50℃の木材の圧縮強度は、常温の20℃の木材の圧縮強度に対して20%〜35%低いことが記載されている(電力中央研究所報告の図2.2−2)。ここに、木材の含水率が0%の圧縮強度も記載されているが、含水率が0%の木材を使用することは不可能であるため、ここでは含水率が0%の木材の結果を除かれている。
また、70℃の木材の圧縮強度は、常温の20℃の木材の圧縮強度に対して15%〜24%低いことが記載されている(電力中央研究所報告の表2.2−1)。
また、木材の変形による吸収エネルギーは、「常温(20℃)の場合に比べ、材種や木目方向、試験体の変形速度によらず、50℃では80%〜90%まで、80℃では70%〜80%まで低下する」と記載されている(電力中央研究所報告、5.結論(3)緩衝材の吸収エネルギーの温度依存性)。
上記のように、高温下では、木材の圧潰特性が低い。キャスクの緩衝体の最高使用温度は数十℃〜100℃程度であるが、キャスクの緩衝体の使用温度が50℃以上になると、木材の圧潰特性が常温のそれよりも低くなると考えられる。樹脂の圧縮特性についても、高温下で圧縮特性が低い。
上記より、キャスクの緩衝体の使用温度であっても、高温下では、木材又は樹脂を用いた緩衝体の衝撃吸収性能が低下するおそれがある。
一方、本実施形態の緩衝体1の中空材31の材質は、金属材料又はセラミック材料である。金属材料およびセラミック材料の強度特性は、キャスクの緩衝体の使用温度で殆ど変化しない。例えば、アルミニウム合金(A3004−O、A3004−H34、A3004−H38、A5052−O、A5052−H34、A5052−H38、A6061−T6およびT651)の強度特性は、キャスクの緩衝体の使用温度で殆ど変化しないことが示されている(アルミニウムの組織と性質,軽金属学会,1991年11月25日発行)。ここでの強度特性とは、耐力と引張強さである。引張強さは、耐荷重と同等の性質を有すると考えられる。また、ステンレス鋼、炭素鋼の強度特性も同様にキャスクの緩衝体の使用温度では殆ど変化しない。
上記より、本実施形態では、緩衝体1の周囲の温度が上昇しても、緩衝体1の衝撃吸収性能は殆ど変化しない。そのため、緩衝体1の衝撃吸収性能は、温度による影響を殆ど受けない。また、本実施形態の緩衝体1の衝撃吸収性能の温度依存性は、既存の木材又は樹脂を用いた衝撃吸収性能の温度依存性より小さい。さらに、本実施形態の緩衝体1の中空材31は吸湿性を有さないため、含水率の温度依存性を考慮しなくてよい。
木材の圧潰特性を考慮すると、本実施形態の中空材31の材質は、キャスク緩衝体の使用温度で、常温の強度特性に対する強度特性の変化率が15%以下であるものが好ましい。このような材料として、金属材料およびセラミック材料が挙げられる。また、本実施形態の中空材31の材質は、延性の大きな金属材料が好ましい。延性の大きな金属材料として、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼および炭素鋼が挙げられる。
以上のように、本実施形態によると以下の効果を奏する。
図1および図2に示すように、緩衝体1のコア材2A(21、22、23、24、25、26)は、複数の中空材31が一かたまりにされたものである。中空材31は、金属材料又はセラミック材料からなる。中空材31の材質は、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼又は炭素鋼でもよい。この材質の中空材31の強度特性は、キャスク緩衝体の使用温度で殆ど変化しない。そのため、緩衝体1の衝撃吸収性能は、キャスク緩衝体の使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体1の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。
例えば、キャスク10に収容された放射性物質が発熱することにより、緩衝体1および緩衝体2の温度が高くなっても、緩衝体1および緩衝体2の衝撃吸収性能は殆ど変化しない。
また、木材は、天然素材であるため、強度、密度、含水率等が常に同じではない。そのため、木材を用いた緩衝体では、各領域で、衝撃吸収性能が異なることがある。一方、本実施形態のコア材2Aは、金属材料又はセラミック材料からなる複数の中空材13を一かたまりにしたものである。同じ材質および同じ形状の中空材13は、同じ衝撃吸収性能を有する。そのため、コア材2Aの衝撃吸収性能はほぼ均一である。
また、コア材2Aは、図2に示すように、複数の筒状の中空材31を有する。複数の筒状の中空材31は、各々の軸方向が平行になるように束ねられている。これにより、コア材21は、中空材31の軸方向に平行な方向(x1方向)の強度P1と、中空材31の軸方向に直交する方向(例えば、y1方向、z1方向)の強度Q1との2種類の異なる強度を有する。P1はQ1より大きい。そのため、緩衝体1および緩衝体2を設計するとき、コア材2Aの向きを変えることにより、緩衝体の最適化が可能となる。
具体的には、図2に示す中空材31の軸方向に直交する方向(例えば、y1方向、z1方向)の強度Q1は中空材31の軸方向に平行な方向(x1方向)の強度P1より小さい。しかし、この方向の変形量は大きいため、この方向の体積を大きくすることが好ましい。一方、中空材31の軸方向に平行な方向(x1方向)の変形量は小さいが、この方向の強度P1は中空材31の軸方向に直交する方向(例えば、y1方向、z1方向)の強度Q1より大きい。これらを考慮して、コア材2A(21、22、23、24、25、26)を組み合わせることにより、衝撃吸収性能と変形量のバランスを考慮した緩衝体の最適化が可能となる。
また、複数の中空材31がろう付けという簡易な方法で接合されることにより、一かたまりにされている。また、複数の中空材31が最密に配列された状態で接合されているため、複数の中空材31の隙間が小さい。そのため、コア材21の衝撃吸収性能が高い。さらに、本実施形態では、中空材31が最密状態で、複数の中空材31が接合されている。そのため、コア材2Aの衝撃吸収性能が均一である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について、図3を参照しつつ説明する。第2実施形態において第1実施形態と異なる点は、コア材102Aの構成である。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図3に、第2実施形態の緩衝体のコア材102Aの一部を示している。コア材102Aは、複数の中空材131を有する。
中空材131は、六角筒状の部材である。中空材131は、内部に空間131aを有する。空間131aは、中空材131を軸方向にみたとき、六角筒部131bにより形成されている。空間131aは、中空材131の軸方向に延在している。
複数の中空材131は、各々の軸方向が平行になるように配置されている。隣り合う中空材131の辺141A同士がろう付けされている。複数の中空材131は、一かたまりになっている。隣り合う空間131aと空間131aとの間に、ろう付けされた2枚の辺141Aが配置されている。隣り合う中空材131と中空材131との間に、隙間が形成されていない。
図3において、x2方向は、中空材131の軸方向に平行な方向である。y2方向、z2方向およびv2方向は、中空材131の軸方向に直交する方向である。y2方向、z2方向およびv2方向はそれぞれ六角筒部131bの6つの各辺に直交する方向である。図3において、c2およびd2は、y2方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。また、e2およびf2は、z2方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。g2およびh2は、v2方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。c2、d2、e2、f2、g2およびh2はそれぞれ六角筒部131bの各辺に直交する。
コア材102Aがx2方向の衝撃を受けた場合、複数の中空材131が座屈する。
コア材102Aがy2方向、z2方向又はv2方向の衝撃を受けた場合、ろう付けされた2つの辺141Aが空間131aに向かって変形する。例えば、コア材102Aがc2、d2、e2、f2、g2又はh2の衝撃を受けた場合、衝撃を受けた2つの辺141Aが空間131aに向かって変形する。
2方向の強度P2は、y2方向、z2方向およびv2方向の強度Q2より大きい。y2方向の強度、z2方向の強度およびv2方向の強度は同じである。例えば、c2、d2、e2、f2、g2、h2の強度は同じQ2である。コア材は、P2とQ2の2種類の衝撃吸収性能を有する。
六角形の空間が形成されたものとして、図4に示すハニカム構造がある。ハニカム構造は、空間161と空間161との間に、2枚の板が配置された部分αと、1枚の板だけが配置された部分βとを有する。1枚の板しか配置されていない部分βの強度は、2枚の板が配置されている部分αの強度より小さい。例えば、図4において、y12方向の衝撃(例えば、c12又はd12の衝撃)およびv12方向の衝撃(例えば、g12、h12の衝撃)は、2枚の板が配置されている部分αおよび1枚の板しか配置されていない部分βの両方が変形する。一方、z12方向の衝撃(例えば、e12、f12の衝撃)は、1枚の板しか配置されていない部分βのみ変形する。そのため、y12方向の強度およびv12方向の強度は、z12方向の強度より大きい。このように、ハニカム構造では、衝撃の方向によって、衝撃を吸収する力が異なる。
一方、本実施形態では、図3に示すように、空間131aと空間131aとの間に、2枚の辺141Aが配置されている。そのため、中空材131の軸方向に直交する方向(例えば、y2方向、z2方向、v2方向)の強度は、どの方向でもほぼ同じである。
中空材131は、第1実施形態の中空材31と同様に、金属材料又はセラミック材料からなる。
以上のように、第2実施形態の緩衝体の衝撃吸収性能は、第1実施形態の緩衝体1および緩衝体2と同様に、キャスクの使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。
また、コア材は、図3に示すように、複数の筒状の中空材131を有する。複数の筒状の中空材131は、各々の軸方向が平行になるように束ねられている。これにより、コア材は、中空材131の軸方向に平行な方向(x2方向)の強度P2と、中空材31の軸方向に直交する方向(例えば、y2方向、z2方向、v2方向)の強度Q2との2種類の異なる強度を有する。P2はQ2より大きい。そのため、緩衝体を設計するとき、コア材の向きを変えることにより、緩衝体の最適化が可能となる。
また、本実施形態では、複数の中空材131がろう付けという簡易な方法で接合されることにより、一かたまりにされている。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について、図5および図6を参照しつつ説明する。第3実施形態において第1実施形態と異なる点は、コア材202Aの構成である。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図5に、第3実施形態の緩衝体のコア材202Aの一部を示している。コア材202Aは、複数の第1板241と複数の第2板242とを有する。第1板241は、凹凸が繰り返し形成された板である。第2板242は、平板状である。第1板241と第2板242とが交互に積層されている。
図5には、互いに直交する3つのx3方向、y3方向およびz3方向を示している。第1板241の凹凸は、x3方向に繰り返し並んでいる。第1板241の凹凸は、y3方向に延在している。第1板241と第2板242は、z3方向に積層されている。
第1板241と第2板242により、中空材が形成されている。例えば、第1板241とその上の第2板242により、中空材231が形成されている。第1板241とその下の第2板242により、中空材232が形成されている。第1板241と、第1板241の上の第2板242と、第1板241の下の第2板242とにより、中空材233が形成されている。
図6に、図5のV−V線に沿った断面図を示している。図6では、ある第1板241の上にある第2板を242U(242)とし、ある第1板241の下にある第2板を242L(242)としている。
第1板241とその上の第2板242U(242)によって、複数の空間252aが形成されている。空間252aは、第1板241の凹と第2板242U(242)によって形成された空間である。
第1板241とその下の第2板242L(242)によって、複数の空間252bが形成されている。空間252bは、第1板241の凸と第2板242L(242)とによって形成された空間である。
第2板242U(242)と第2板242L(242)の間に、空間252aと空間252bがx3方向に交互に形成されている。空間252aと空間252bは、第1板241により隔てられている。
第2板242U(242)と第1板241の凸の頂部241aとがろう付けされている。第2板242L(242)と第1板241の凹の底部241bとがろう付けされている。他の第1板241と第2板242もろう付けされている。複数の第1板241と複数の第2板242は一かたまりになっている。
3方向に、複数の空間252aが並んでいる。また、z3方向に、複数の空間252bが並んでいる。空間252aおよび空間252bはy3方向に延在している(図5参照)。
図5において、a3とb3は、x3方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。c3とd3は、y3方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。e3とf3は、z3方向に平行であり且つ互いに反対の向きである。
コア材202Aがx3方向(例えば、a3、b3)の衝撃を受けた場合、第1板241および第2板242が、空間252a又は空間252bに向かって変形する。
コア材202Aがy3方向(例えば、c3、d3)の衝撃を受けた場合、第1板241と第2板242が変形する。
コア材202Aがz3方向(例えば、e3、f3)の衝撃を受けた場合、第1板241および第2板242が、空間252a又は空間252bに向かって変形する。
3方向(例えば、a3、b3)の強度P3と、y3方向(例えば、c3、d3)の強度Q3と、z3方向(例えば、e3、f3)の強度R3は異なる。コア材202Aは、P3とQ3とR3の3種類の衝撃吸収性能を有する。
中空材231は、第1実施形態の中空材31と同様に、金属材料又はセラミック材料からなる。
以上のように、第3実施形態の緩衝体の衝撃吸収性能は、第1実施形態の緩衝体1および緩衝体2と同様に、キャスクの緩衝体の使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。
また、図5および図6に示すように、コア材202Aに、空間252aおよび空間252bがx3方向に交互に形成されている。複数の空間252aがy3方向に並んでいる。複数の空間252bがy3方向に並んでいる。
コア材202Aは、空間252aと空間252bとが並ぶx3方向(例えば、a3、b3)の強度P3と、空間252aと空間252bが延在するy3方向(例えば、c3、d3)の強度Q3と、第1板241と第2板242が積層されたz3方向(例えば、e3、f3)の強度R3の3種類の異なる衝撃吸収性能を有する。そのため、緩衝体を設計するとき、コア材の向きを変えることにより、緩衝体の最適化が可能となる。
また、本実施形態では、第1板241と第2板242がろう付けという簡易な方法で接合されている。
〔変形例〕
次に、本発明の第3実施形体の変形例について、図7を参照しつつ説明する。本変形例において第3実施形態と異なる点は、第1板241の配置の仕方である。なお、上述した第3実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図7に、第3実施形態の変形例の緩衝体のコア材272aの一部を示している。図7に、互いに直交する3つのx4方向、y4方向およびz4方向を示している。
コア材272aは、複数の第1板241と複数の第2板242とを有する。第1板241と第2板242が交互に積層されている。第1板241と第2板242がろう付けされている。図7では、第2板242を挟む2枚の第1板241S(241)、241T(241)において、一方の第1板を241S(214)とし、他方の第1板を241T(214)としている。一方の第1板241Sの凹凸は、x4方向に繰り返し形成されている。他方の第1板241Tの凹凸は、y4方向に繰り返し形成されている。第1板241Sの凹凸が繰り返された方向(x4方向)と、第1板241Tの凹凸が繰り返された方向(y4方向)は、直交している。
一方の第1板241Sによって形成された空間252aおよび空間252bは、y4方向に延在している。他方の第1板241Tによって形成された空間252aおよび空間252bは、x4方向に延在している。空間252aおよび空間252bの延在する方向は、一段毎に90°ずれている。
図7において、a4とb4は、x4方向に平行な方向であり且つ互いに反対の向きである。
4とd4は、y4方向に平行な方向であり且つ互いに反対の向きである。e4とf4は、y4方向に平行な方向であり且つ互いに反対の向きである。
4方向の強度P4(例えば、a4の強度、b4の強度)と、y4方向の強度Q4(例えば、c4の強度、d4の強度)とは、ほぼ同じである。z4方向の強度R4(例えば、e4の強度、f4の強度)は、x4方向の強度P4およびy4方向の強度Q4と異なる。
コア材は、P4及びQ4と、R4との2種類の衝撃吸収性能を有する。
以上のように、第3実施形態の変形例の緩衝体の衝撃吸収性能は、第3実施形態の緩衝体と同様に、キャスクの使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。また、第1板241と第2板242がろう付けという簡易な方法で接合されている。
また、第2板242を挟んだ2枚の第1板241S(241)、241T(241)において、一方の第1板241Sの凹凸が繰り返されたx4方向と、他方の第1板241Tの凹凸が繰り返されたy4方向が、直交している。また、空間252aおよび空間252bの延在する方向が、一段毎に90°ずれている。そのため、第1板241Sの凹凸が繰り返されたx4方向(例えば、a4、b4)の強度P4と、第1板241Tの凹凸が繰り返されたy4方向(例えば、c4、d4)の強度Q4とがほぼ同じである。この2つの方向は、第1板241と第2板242が積層されたz4方向に直交する。そのため、コア材は、1)第1板241と第2板242が積層されたz4方向(例えば、e4、f4)の強度R4と、2)この積層方向に直交する方向の強度(例えば、x4方向(例えば、a4、b4)の強度P4、y4方向(例えば、c4、d4)の強度Q4)との2種類の異なる衝撃吸収性能を有する。また、本変形例では、第3実施形態と同じ第1板241と第2板242を有しつつ、第1板241の向きを変えることにより、積層方向に直交する方向の強度(例えば、x4方向(例えば、a4、b4)の強度P4およびy4方向(例えば、c4、d4)の強度Q4)をほぼ同じにすることができる。本変形例でも、緩衝体を設計するとき、コア材の向きを変えることにより、緩衝体の最適化が可能となる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について、図8を参照しつつ説明する。第4実施形態において第1実施形態と異なる点は、コア材302Aの構成である。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図8に、第4実施形態の緩衝体のコア材302Aの一部を示している。コア材302Aは、複数の中空材331を有する。図8には、互いに直交する3つのx5方向、y5方向およびz5方向を示している。
中空材331は、立方体状の部材である。図8の拡大図に示すように、中空材331の内部に空間331aが形成されている。中空材331の断面視において、空間331aは、四角部331bによって閉塞されている。
中空材331は、x5方向、y5方向およびz5方向に並んでいる。隣り合う中空材331の面341A同士がろう付けされている。隣り合う中空材331と中空材331との間に、隙間が形成されていない。複数の中空材331は一かたまりになっている。
中空材331は、第1実施形態の中空材31と同様に、金属材料又はセラミック材料からなる。
図8において、a5とb5は、x5方向に平行な方向である。c5とd5は、y5方向に平行な方向である。e5とf5は、z5方向に平行な方向である。a5、b5、c5、d5、e5およびf5はそれぞれ中空材331の6つの辺に直交する。
コア材302Aにおいて、x4方向の強度(例えばa5、b5の強度)と、y4方向の強度(例えばc5、d5の強度)と、z4方向の強度(例えばe5、f5の強度)とは、同じである。コア材の衝撃吸収性能は、x5方向、y5方向およびz5方向の全ての方向で同じである。
以上のように、第4実施形態の緩衝体の衝撃吸収性能は、第1実施形態の緩衝体1および緩衝体2と同様に、キャスクの使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。
また、コア材302Aは、複数の立方体状の中空材331を有する。複数の立方体状の中空材331が隙間なく一かたまりになっている。これにより、コア材の衝撃吸収性能は、x5方向、y5方向およびz5方向の全ての方向でほぼ同じである。そのため、コア材には、衝撃吸収性能の異方性がない。このコア材を用いることにより、衝撃を受ける方向を特定できない緩衝体を設計することができる。
また、本実施形態では、複数の立方体状の中空材131がろう付けという簡易な方法で接合されることにより、一かたまりになっている。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態について、図9を参照しつつ説明する。第5実施形態において第1実施形態と異なる点は、コア材402Aの構成である。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図9に、第5実施形態の緩衝体のコア材の一部を示している。コア材は、複数の中空材431を有する。図9には、互いに直交する3つのx6方向、y6方向およびz6方向を示している。
中空材431は、球状の部材である。図9の拡大図に示すように、中空材431の内部に空間431aが形成されている。中空材431の断面視において、空間431aは、円部431bによって閉塞されている。
複数の中空材431は最密に配置されている。複数の中空材431が最密に配列されているとは、隣り合う中空材431の隙間が最も小さい状態で並んでいることである。隣り合う中空材431と中空材431はろう付けされている。複数の中空材431は最密に配置された状態で一かたまりになっている。
図9において、a6とb6は、x6方向に平行であり、且つ、互いに反対の向きである。c6とd6は、y6方向に平行であり、且つ、互いに反対の向きである。e6とf6は、z6方向に平行であり、且つ、互いに反対の向きである。
コア材の全方向の衝撃吸収性能がほぼ同じである。例えば、図9に示すx6方向、y6方向およびz6方向の全ての方向の衝撃吸収性能が同等である。また、図9に示すa6、b6、c6、d6、e6およびf6の衝撃吸収性能が同等である。
中空材331は、第1実施形態の中空材31と同様に、金属材料又はセラミック材料からなる。
以上のように、第5実施形態の緩衝体の衝撃吸収性能は、第1実施形態の緩衝体1および緩衝体2と同様に、キャスクの使用温度で殆ど変化しない。言い換えると、緩衝体の衝撃吸収性能は、温度による影響を受けにくい。
また、コア材402Aは、複数の球状の中空材431を有する。複数の球状の中空材431は、最密に配置された状態で一かたまりになっている。これにより、コア材の衝撃吸収性能は、x6方向、y6方向およびz6方向の全ての方向でほぼ同じである。そのため、コア材には、衝撃吸収性能の異方性がない。このコア材を用いることにより、衝撃を受ける方向を特定できない緩衝体を設計することができる。
また、本実施形態では、複数の球状の中空材331がろう付けという簡易な方法で接合されることにより、一かたまりになっている。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記第1〜5実施形態および変形例では、図1に示すように、緩衝体1が複数のコア材を備える。しかし、緩衝体は、1つのコア材から構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、コア材2Aが複数の筒状の中空材31を有し、複数の筒状の中空材31が全て同じ構成である(図2参照)。しかし、コア材が有する複数の中空材は異なる構成でもよい。例えば、中空材の径が異なってもよい。また、中空材の材質が異なってもよい。第2実施形態、第4実施形態および第5実施形態についても同様である。例えば、材質が異なる中空材を用いることにより、衝撃吸収性能が異なる中空材を組み合わせることができるため、変形量と衝撃加速度を最適な組み合わせにした緩衝材が得られる。第2〜5実施形態および変形例についても同様である。
また、上記第1実施形態では、図2に示すように、複数の筒状の中空材31が最密に配列されている。しかし、複数の筒状の中空材は最密に配列されていなくてもよい。さらに、上記第5実施形態では、図9に示すように、複数の球状の中空材431が最密に配列されている。しかし、複数の球状の中空材は最密に配列されていなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、図2に示すように、複数の中空材31の隙間が均一である。しかし、複数の中空材の隙間が均一でなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、複数の中空材31がろう付けされている。しかし、複数の中空材31はろう付けされていなくてもよい。例えば、複数の中空材31が溶接されていてもよい。また、複数の中空材31が接着剤により接続されていてもよい。第2〜5実施形態および変形例についても同様である。
また、上記第2実施形態では、中空材131が六角筒状である。しかし、中空材は、六角筒状以外の角筒状でもよい。例えば、三角筒状でよく、四角筒状でもよい。
また、上記第3実施形態および変形例では、図5〜7に示すように、凹凸が繰り返し形成された第1板241と平板状の第2板242とが交互に積層されている。しかし、第1板241が連続して積層されていてもよい。図10には、第1板241が連続して積層された例を示している。第1板241g、第1板241h、第1板241iおよび第1板241jが順に積層されている。凹凸が一段毎に上下逆に配置されている。具体的には、1番目の第1板241gと3番目の第1板241iは、凸が図10中の上方向に向かっている。2番目の第1板241hと4番目の第1板241jは、凸が図10中の下方向に向かっている。1番目の第1板241gの凸と2番目の第1板241hの凸により、1つの空間551が形成されている。2番目の第1板241hの凹と3番目の第1板241iの凹により、1つの空間552が形成されている。3番目の第1板241iの凸と4番目の第1板241jの凸により、1つの空間551が形成されている。このように2枚の第1板241により中空材が形成されていてもよい。
また、上記第3実施形態および変形例では、図5〜7に示すように、第1板241に凹凸が形成されている。しかし、凹凸の形状は、図5〜7に示す形状に限定されない。例えば、凹凸が、図5〜7に示す凹凸より幅広又は幅狭でもよい。
1、2 緩衝体
10 放射性物質輸送容器(キャスク)
2A、21、22、23、24、25、26 コア材
31、131、231、232、233、331、431 中空材
31a、131a、252a、252b、331a、431a 空間
31b 円筒部
131b 六角筒部
141A 辺
241、241S、241T、241g、241h、241i、241j 第1板
241a 頂部
241b 底部
242、242U、242L 第2板
331b 四角部
431b 円部

Claims (8)

  1. 放射性物質輸送容器に取り付けられる緩衝体であって、
    内部に空間を有する複数の中空材が一かたまりにされたコア材を備え、
    前記中空材は、金属材料又はセラミック材料からなることを特徴とする放射性物質輸送容器の緩衝体。
  2. 前記空間が一方向に延在している請求項1に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  3. 前記中空材は、筒状の部材であり、
    前記空間は、前記筒状の部材の軸方向に延在し、
    複数の前記筒状の部材は、各々の軸方向が平行になるように束ねられていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  4. 前記中空材は、凹凸が繰り返し形成された第1板と、当該第1板と交互に積層された平板状の第2板とを有し、
    前記空間は、前記凹凸が繰り返し形成された方向に直交する方向に延在していることを特徴とする請求項1または2に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  5. 前記第2板を挟む2枚の前記第1板において、一方の前記第1板の凹凸が繰り返し形成された方向は、他方の前記第1板の凹凸が繰り返し形成された方向と直交していることを特徴とする請求項4に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  6. 前記中空材は、立方体状又は球状であることを特徴とする請求項1に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  7. 前記複数の中空材がろう付けされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
  8. 前記金属材料は、アルミニウム合金、ステンレス鋼又は炭素鋼であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射性物質輸送容器の緩衝体。
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