JP4110827B2 - 車両ドアの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両ドアの構造に係り、特に、ドアガラスを保持する保持部材を、車両外側に向けて開口する開口部に装着したドアフレームを備える車両ドアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平5−147059号公報に開示される如く、ドアガラスを保持し得る保持部材(ガラスラン)を装着したドアフレームを備える車両ドアの構造が知られている。かかるドア構造において、ドアフレームは、ガラスランを取り付けるための逆U字断面の開口部を有している。このドアフレームは、射出成形により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の車両ドア構造において、ガラスランはドアフレームの開口部に取り付けられるものであるが、ガラスランを開口部内側から支持する部材が存在しないものとすると、ガラスランが開口部内へ落ち込み、その結果、ドアガラスがガラスランに適切に保持されない事態が生じ得る。従って、開口部内へのガラスランの落ち込みを防止するためには、ガラスランを開口部内側から支持する部材を設ける必要がある。そこで、ガラスランを支持する部材としては、射出成形されるドアフレームとは別体の補強部材を開口部に取り付けることが考えられる。しかしながら、かかる構成では、ドアフレームとは別体の部材を設ける必要があり、部品点数の増加、コストの上昇、及び組み付け工数の増大を招いてしまう。
【0004】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開口部内への保持部材の落ち込みの防止を簡素な構成で実現することが可能な車両ドアの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、ドアガラスを保持し得る保持部材を、車両外側に向けて開口する開口部に装着したドアフレームを備える車両ドアの構造であって、
前記開口部に、前記ドアフレームと一体に該開口部の内側から外側の開口面に向けて突出する形状に形成された、前記保持部材を車両内側から支持するリブを、前記ドアフレームの延在方向に所定間隔ごとに複数立設した車両ドアの構造により達成される。
【0006】
本発明において、ドアガラスを保持し得る保持部材が装着されたドアフレームの開口部には、リブが立設されている。このリブは、ドアフレームと一体に開口部の内側から外側の開口面に向けて突出する形状に形成されており、保持部材を車両内側から支持する。このため、開口部への保持部材の落ち込みは防止される。また、リブは、ドアフレームと一体に形成されることができる。従って、本発明によれば、開口部への保持部材の落ち込みの防止を簡素な構成で実現することができる。
【0007】
また、リブは、開口部にドアフレームの延在方向に所定間隔ごとに複数立設されている。従って、本発明によれば、開口部内への保持部材の落ち込みの防止を簡素な構成で確実に実現することができる。
尚、請求項2に記載する如く、各リブは、前記開口部の対向部同士を連結させることとすれば、開口部の開きを抑制してその剛性を向上させることができる。
【0008】
また、請求項3に記載する如く、請求項1記載の車両ドアの構造において、前記ドアフレームは、アルミダイキャストで形成されていることとすれば、開口部内への保持部材の落ち込みの防止を他の部材を用いることなく実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である車両ドア10の側面図を示す。図2は、本実施例の車両ドア10の要部を車両斜め後方から見た際の拡大斜視図を示す。図3は、本実施例の車両ドア10を図2に示す平面IIIに沿って切断した状況下での矢印方向から見た際の断面図を示す。また、図4は、本実施例の車両ドア10を図2に示す平面IVに沿って切断した状況下での矢印方向から見た際の断面図を示す。尚、図3は後述のリブが設けられていない部分を切断した図を示し、また、図4はリブが設けられている部分を切断した図を示す。
【0010】
本実施例の車両ドア10は、図1に示す如く、ドア本体12及びドアフレーム14を備えている。ドア本体12及びドアフレーム14は共に、溶融したアルミニウムを金型に流し込み、ピストンで高速圧入して鋳物を成形するアルミダイキャスト法により形成されている。ドア本体12は、アウタパネルとインナパネルとにより構成されており、両パネル間にはドアガラス16を収納可能な空間を有している。ドアガラス16は、かかる空間内に取り付けられた昇降機により上下方向に可動するように構成されている。
【0011】
ドア本体12には、上記したドアフレーム14が取り付けられている。ドアフレーム14は、窓枠として、ドアガラス16が上昇された際にそのドアガラス16を周囲を囲うように保持する。ドアフレーム14は、ドアガラス16を保持することにより、ドアガラス16の閉まり不良や風切り音の発生を防止する機能を有する。
【0012】
ドアフレーム14は、図3及び図4に示す如く、U字状の開口部20を有している。開口部20は、車両外部に向けて開口し、ドアフレーム14の全域にわたって延在している。開口部20には、樹脂製のガラスラン22が装着されている。ガラスラン22は、本体部22aと、フランジ部22bと、爪部22cと、を有し、ドアフレーム14の全域にわたって延在している。ガラスラン22は、ドアフレーム14の上部14aにフランジ部22bを圧着固定し或いはボルト締め固定を行うこと等により、本体部22aが開口部20の開口面を塞ぐように取り付けられている。ガラスラン22は、ドアガラス16が上昇された際(図3に示す状態)にドアガラス16のガラス面を本体部22aによりガイドすると共に、そのドアガラス16の周縁部を爪部22cにより保持する機能を有している。
【0013】
ドアフレーム14の開口部20には、図2に示す如く、所定間隔ごとに複数のリブ24が立設されている。各リブ24は、アルミダイキャスト法によりドアフレーム14と一体に形成される。リブ24は、図3及び図4に示す如く開口部20の内側から外側の開口面に向けて突出し、図3及び図4における紙面の法線方向に一定の肉厚を有するような形状を有しており、ガラスラン22の背面を開口部20の内側、すなわち、車両内側から支持する機能を有する。尚、リブ24は、紙面方向に一定の肉厚を有しなくても、成形時に型枠を抜くことができるように、開口部20の内側から外側の開口面にかけて図3及び図4における紙面の法線方向の肉厚が薄くなるものとしてもよい。
【0014】
かかるリブ構造においては、ガラスラン22が、開口部20の内側から支持される。ガラスラン22が開口部20の内側から支持される場合には、開口部20の内側から支持されない場合と異なり、そのガラスラン22の開口部20内への落ち込みは防止される。また、ガラスラン22は開口部20の内側から一定間隔ごとに支持されるので、一部が開口部20に支持されなくても、その落ち込みは確実に防止される。このため、ガラスラン22の開口部20内への落ち込みに起因してドアガラス16が上昇時にガラスラン22に適切に保持されない事態が生ずるのは確実に回避される。
【0015】
また、上記の如く、リブ24は、ドアフレーム14と一体に形成される。具体的には、リブ24は、ドアフレーム14とは別体で設けられたものではなく、リブ24に対応して作成されたドアフレーム14の金型にアルミを流し込むことにより形成される。このため、ガラスラン22の開口部20内への落ち込みを防止する機能を有するリブ24を、ドアフレーム14とは別個の部材で構成する必要はなく、これにより、車両ドア10を構成するうえで、部品点数の増加、コストの上昇、及び組み付け工数の増大は回避される。従って、本実施例の車両ドア10の構造によれば、開口部20内へのガラスラン22の落ち込みを防止する機能を、ドアフレーム14以外の部材を用いることなく簡素な構成で実現することが可能となっている。
【0016】
また、上記の如く、リブ24は、ドアフレーム14の開口部20に所定間隔ごとに立設されている。リブ24は、図4に示す如く、ドアフレーム14の開口部20の対向部同士(図4における上部14aと下部)を連結させることにより、開口部20が開くのを抑制する機能を有する。かかるリブ構造においては、開口部20にリブ24が全く設けられていない構成に比して、ドアフレーム14の開口部20が図3及び図4の上下方向に開く事態、すなわち、開口部20の開口面積が拡大する事態が生じ難くなり、開口部20の剛性が向上する。
【0017】
一般に、ドアフレーム14自体の板厚を増大させればその剛性は高くなるが、本実施例の如くリブ構造により開口部20の開きが生じ難くなる場合には、その剛性を確保すべくドアフレーム14自体の板厚を増大させることは不要であり、その薄肉化を図ることができる。すなわち、本実施例のリブ構造においては、ドアフレーム14の板厚を増大させることなく、開口部20の開きを防止し、その剛性を確保することが可能となっている。この場合には、ドアフレーム14の板厚が増大することに起因するアルミ原料の増加,質量の増大を回避することができ、ドアフレーム14の開口部20の剛性を少量の原料で確実に確保することができる。
【0018】
このように、本実施例の車両ドア10の構造によれば、ドアフレーム14にリブ24を設けることにより、開口部20内へのガラスラン22の落ち込みの防止を簡素な構成で実現することが可能となっていると共に、ドアフレーム14の板厚を増大させることなく開口部20の開きを防止しその剛性を確保することが可能となっている。
【0019】
尚、上記の実施例においては、ガラスラン22が特許請求の範囲に記載した「保持部材」に相当している。
【0020】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1乃至3記載の発明によれば、開口部内への保持部材の落ち込みの防止を簡素な構成で実現することができると共に、ドアフレームの板厚を増大させることなくその開口部の開きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両ドアの側面図である。
【図2】本実施例の車両ドアの構造の要部を車両斜め後方から見た際の拡大斜視図である。
【図3】本実施例の車両ドアを図2に示す平面IIIに沿って切断した状況下での矢印方向から見た際の断面図である。
【図4】本実施例の車両ドアを図2に示す平面IVに沿って切断した状況下での矢印方向から見た際の断面図である。
【符号の説明】
10 車両ドア
14 ドアフレーム
16 ドアガラス
20 開口部
22 ガラスラン
24 リブ

Claims (3)

  1. ドアガラスを保持し得る保持部材を、車両外側に向けて開口する開口部に装着したドアフレームを備える車両ドアの構造であって、
    前記開口部に、前記ドアフレームと一体に該開口部の内側から外側の開口面に向けて突出する形状に形成された、前記保持部材を車両内側から支持するリブを、前記ドアフレームの延在方向に所定間隔ごとに複数立設したことを特徴とする車両ドアの構造。
  2. リブは、前記開口部の対向部同士を連結させることを特徴とする請求項1記載の車両ドアの構造。
  3. 前記ドアフレームは、アルミダイキャストで形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両ドアの構造。
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