JP4110676B2 - 転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置 - Google Patents

転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転炉吹錬の終点制御方法、特に転炉吹錬の吹止め時点での溶鋼炭素濃度及び溶鋼温度を目標値に一致させるべく制御する転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
転炉吹錬は、例えば、図1に示すような上底吹転炉において行われる製鋼法である。上底吹転炉1(転炉)は、口が広い壺状の形態をなしており、底吹きガス吹込み孔6を備える底部に溶鋼2を溜め、上方には上部の口を覆う排ガスダクト7aが設けられている。また、排ガスダクト7aを貫通して、転炉1内へ冷却材を投入する為の冷却材投入路5と、転炉1内底部の溶鋼2に酸素を吹込む為のメインランス3と、溶鋼2の炭素濃度及び温度を測定する為のサブランス4とが設けられている。
【0003】
このような転炉1を用いた転炉吹錬では、吹止め時、即ち転炉吹錬の終点における溶鋼2の炭素濃度及び温度を、それぞれの目標値に的中させることが重要な課題となっている。
その為、終点に近い吹錬末期において、サブランス4により溶鋼2の炭素濃度及び温度を測定し、モデル式を用いて、その測定時点から終点迄に吹込むべき酸素量及び投入すべき冷却材量を算定し、算定した酸素量及び冷却材量に基づいて吹錬を行い、所要の的中率を得ることが出来るようにしたダイナミック終点制御方法が開発されている。
【0004】
このダイナミック終点制御方法に用いられるモデル式として、炭素濃度制御の為の、脱炭速度(V=−dC/dO2 )と溶鋼炭素濃度(C)との関係式が用いられている。一般に、脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係は、図6に示すように、溶鋼炭素濃度が大きいときは、脱炭速度は一定であり、溶鋼炭素濃度が脱炭反応に伴いある濃度を超えて小さくなると、脱炭速度は低下することが知られており、この脱炭速度が低下し始める時点の溶鋼炭素濃度は脱炭遷移炭素濃度と呼ばれている。
【0005】
図6に示す脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係を、溶鋼炭素濃度の関数とした数式f(C)で表しておき、式(1)に示すように、測定時の溶鋼炭素濃度CSLから目標炭素濃度CAIM 迄積分することにより、測定時から吹止め時(目標炭素濃度CAIM に到達する時点)迄に吹込む必要がある酸素量ΔOを算出することが出来る。
【0006】
【数1】
Figure 0004110676
【0007】
例えば、特公昭61−54843号公報には、上述した数式f(C)を式(2)のように表し、
【0008】
【数2】
Figure 0004110676
【0009】
必要酸素量ΔOを算出する数式として、式(2)を積分して得た式に、操業条件による変動量及び学習項を付加したモデル式が開示されている。
【0010】
また、特開平7−268433号公報には、数式f(C)を式(3)のように指数関数で近似し、
【0011】
【数3】
Figure 0004110676
【0012】
必要酸素量ΔOを算出する数式として、式(3)を積分して得た式に、更にニューラルネットワークにより得ることが出来る必要酸素量誤差を付加する方法が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特公昭61−54843号公報に開示されている方法では、操業条件の変動及び経時変化が、図6に示した脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係にどのような影響を及ぼすのか表現出来ていないという問題がある。即ち、一律に表現された脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係を積分して得た酸素量に、線形な補正を加える形式になっており、本来考慮すべき脱炭速度の変動を十分に反映出来ていない為、操業条件の変動及び経時変化があった場合に、目標炭素濃度を実現させる適切な酸素量を算出出来ないという問題がある。
【0014】
上述した特開平7−268433号公報に開示されている方法では、図6に示した脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係を、一律な指数関数として近似しており、上述した特公昭61−54843号公報の方法と同様の問題がある。また、ニューラルネットワークによって精度向上を図っているが、ベースとなる指数関数が一律であるという問題を、全てニューラルネットワークで処理することになり、操業条件の変動により脱炭速度の挙動が大きく変わった場合に、その影響を補償できないという問題がある。
【0015】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1発明及び第3発明では、吹錬末期における酸素供給量を最適に制御し、しかも、転炉の反復使用等の経時変化による的中精度の低下を防止し、吹錬終点における溶鋼炭素濃度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置を提供することを目的とする。
第2発明及び第4発明では、吹錬末期における冷却材供給量を最適に制御することにより、吹錬終点における溶鋼温度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る転炉吹錬制御方法は、脱炭速度(−dC/dO 2 を溶鋼炭素濃度の関数として表し、吹錬末期に測定した溶鋼炭素濃度から目標炭素濃度迄、前記関数を積分することにより、前記溶鋼炭素濃度の測定時から吹止め時迄に必要な酸素量を算出し、算出した酸素量を溶鋼に吹込む転炉吹錬制御方法において、前記関数に含まれる複数の係数を、それぞれ前記脱炭速度に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される学習項との和とし、前記操業条件の関数に含まれる係数を、吹錬制御の複数回の実績データに基づいて決定し、前記学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績炭素濃度と前記目標炭素濃度との差に基づいて補正することを特徴とする。
【0017】
第2発明に係る転炉吹錬制御方法は、吹止め時の予想終点溶鋼温度と溶鋼炭素濃度の測定時の溶鋼温度との温度差を、算出した酸素量の関数と前記温度差に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される温度学習項との和、とする温度モデル式に基づき、前記予想終点溶鋼温度を更に算出し、算出した予想終点溶鋼温度と吹止め時の目標終点溶鋼温度との差に基づき、該差を補償する為の冷却材量又は該差を補償する為の補正酸素量を算出し、算出した冷却材量の溶鋼への投入又は算出した補正酸素量の溶鋼への吹込みを行い、前記温度学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績終点溶鋼温度と前記目標終点溶鋼温度との差に基づいて補正することを特徴とする。
【0018】
第3発明に係る転炉吹錬制御装置は、脱炭速度(−dC/dO 2 を溶鋼炭素濃度の関数として表し、吹錬末期に測定した溶鋼炭素濃度から目標炭素濃度迄、前記関数を積分することにより、前記溶鋼炭素濃度の測定時から吹止め時迄に必要な酸素量を算出し、算出した酸素量を溶鋼に吹込ませる転炉吹錬制御装置において、前記関数に含まれる複数の係数を、それぞれ前記脱炭速度に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される学習項との和とし、前記操業条件の関数に含まれる係数を、吹錬制御の複数回の実績データに基づいて決定する手段と、前記学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績炭素濃度と前記目標炭素濃度との差に基づいて補正する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
第4発明に係る転炉吹錬制御装置は、吹止め時の予想終点溶鋼温度と溶鋼炭素濃度の測定時の溶鋼温度との温度差を、算出した酸素量の関数と前記温度差に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される温度学習項との和、とする温度モデル式に基づき、前記予想終点溶鋼温度を算出する手段と、該手段が算出した予想終点溶鋼温度と吹止め時の目標終点溶鋼温度との差に基づき、該差を補償する為の冷却材量又は該差を補償する為の補正酸素量を算出する手段と、該手段が算出した冷却材量の溶鋼への投入又は該手段が算出した補正酸素量の溶鋼への吹込みを行わせる手段と、前記温度学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績終点溶鋼温度と前記目標終点溶鋼温度との差に基づいて補正する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0020】
第1発明に係る転炉吹錬制御方法及び第3発明に係る転炉吹錬制御装置では、脱炭速度(−dC/dO 2 を溶鋼炭素濃度の関数として表し、吹錬末期に測定した溶鋼炭素濃度から目標炭素濃度迄、前記関数を積分することにより、溶鋼炭素濃度の測定時から吹止め時迄に必要な酸素量を算出し、算出した酸素量を溶鋼に吹込ませる。決定する手段は、前記関数に含まれる複数の係数を、それぞれ脱炭速度に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される学習項との和とし、操業条件の関数に含まれる係数を、吹錬制御の複数回の実績データに基づいて決定する。補正する手段は、学習項を、吹錬制御が終了する都度、吹錬制御の実績炭素濃度と目標炭素濃度との差に基づいて補正する。
【0021】
第2発明に係る転炉吹錬制御方法及び第4発明に係る転炉吹錬制御装置では、予想終点溶鋼温度を算出する手段が、吹止め時の予想終点溶鋼温度と溶鋼炭素濃度の測定時の溶鋼温度との温度差を、算出した酸素量の関数と温度差に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される温度学習項との和、とする温度モデル式に基づき、予想終点溶鋼温度を算出する。冷却材量又は補正酸素量を算出する手段は、予想終点溶鋼温度を算出する手段が算出した予想終点溶鋼温度と吹止め時の目標終点溶鋼温度との差に基づき、該差を補償する為の冷却材量又は該差を補償する為の補正酸素量を算出する。行わせる手段は、冷却材量又は補正酸素量を算出する手段が算出した冷却材量の溶鋼への投入又は該手段が算出した補正酸素量の溶鋼への吹込みを行わせ、補正する手段は、温度学習項を、吹錬制御が終了する都度、吹錬制御の実績終点溶鋼温度と目標終点溶鋼温度との差に基づいて補正する。
【0022】
本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置においては、図6に示した脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係を、操業条件の変更及び経時変化に対応させることが出来るモデル式を提案する。
先ず、脱炭速度f(C)と溶鋼炭素濃度Cとの関係を式(4)(4.1)で表す。
【0023】
【数4】
Figure 0004110676
【0024】
但し、CB :脱炭遷移炭素濃度、k1 ,k2 :脱炭速度定数
式(4)は、溶鋼炭素濃度Cが高いときには、酸素O2 の移動速度(即ち上吹き酸素速度)が脱炭速度の律速となり、通常操業時には上吹き酸素速度は略一定であるので、脱炭速度も溶鋼炭素濃度Cに依存せず一定となる(0次の関係)こと、及び脱炭反応の進行に伴い溶鋼炭素濃度Cが低下し、脱炭遷移炭素濃度CB になると、反応界面への炭素の移動速度が脱炭速度の律速となり、溶鋼炭素濃度Cの低下と共に脱炭速度は低下する(1次の関係)ことを表している。
更に、この係数CB ,k1 を操業条件の関数として、式(5)(6)で表す。
【0025】
【数5】
Figure 0004110676
【0026】
但し、αi ,βi は係数を、xi は脱炭速度に影響を及ばす様々な操業条件を表す。尚、操業条件xi としては、脱炭速度に影響を及ばすと考えられる吹込み酸素流量、底吹きガス流量及びランス湯面間距離等を用いる。
上述したように、係数CB ,k1 を式(5)(6)のように設定することにより、脱炭速度と溶鋼炭素濃度Cとの関係を、操業条件の変更及び経時変化に対応させることが可能となる。以上により、式(7)に示すように、式(4)を測定時の溶鋼炭素濃度CSLから目標炭素濃度CAIM 迄積分することにより、必要な酸素量を算出することが出来る。
【0027】
【数6】
Figure 0004110676
【0028】
式(5)の係数αi は、溶鋼炭素濃度Cが十分に小さく、溶鋼炭素濃度律速を仮定出来る(酸素供給律速時の影響を排除出来る)実績データにより、各チャージ(吹錬)における係数k1 を求めておき、求めた係数k1 を目的変数、式(5)で示した操業条件xi を説明変数として重回帰分析を行い決定する。
【0029】
式(6)の係数βi は以下のように決定する。
式(7)に式(4.1)を適用すると、式(8)のように表される。
【0030】
【数7】
Figure 0004110676
【0031】
ここで、式(5)を用いて係数k1 を算出し、これを式(8)に代入し、係数CB 以外の項目に過去の実績データを代入すれば、式(8)はCB に関する非線形方程式と見做すことが出来、過去の実績チャージ毎にCB に関する非線形方程式を解いて、CB を算出しておく。次いで、算出した係数CB を目的変数、式(6)で示した操業条件xi を説明変数として重回帰分析を行い、係数βi を決定する。
【0032】
ところで、式(5)(6)の係数k1 ,CB は、過去の実績データに基づくものであり、現状に対応しているものとは言えない。そこで、現状に即応して、係数k1 ,CB の精度を維持する為に、それぞれ学習項FBk1,FBCBを追加しており、それぞれ式(9)(10)のように表す。
【0033】
【数8】
Figure 0004110676
【0034】
学習項FBk1,FBCBについては、吹錬終了後の実績データを用いて、係数k1 ,CB をそれぞれ逆算し、その吹錬における酸素量の指示で用いた係数k1 ,CB との誤差を、指数平滑法で補正し学習して行くことにより、精度を維持することが可能となる。
【0035】
次に、吹錬終点における溶鋼温度の目標値に対する的中率を向上させる為に、吹錬末期における冷却材供給量を最適に制御する方法を説明する。
例えば、測定時の溶鋼温度TSLから終点溶鋼温度TEP迄の温度上昇量の予想に、式(11)で示す温度モデル式を用いる。
【0036】
【数9】
Figure 0004110676
【0037】
但し、b0 ,γi :係数、xi :操業条件、FBT :学習項(温度学習項)
このとき、酸素量ΔOは、式(8)で算出した酸素量ΔOを用いる。次いで、式(11)から算出した終点溶鋼温度と目標溶鋼温度との関係により、以下のように処理する。
(1)終点溶鋼温度TEP>目標溶鋼温度TAIM のとき
終点溶鋼温度TEPが目標溶鋼温度TAIM より高くなるので、それを補償する為の冷却材量WSUB を式(12)により算出し、算出した冷却材量WSUB を投入する。
【0038】
【数10】
Figure 0004110676
【0039】
但し、ηWsub:冷却材の冷却係数
(2)終点溶鋼温度TEP<目標溶鋼温度TAIM のとき
終点溶鋼温度TEPが目標溶鋼温度TAIM より低くなるので、式(8)で算出した酸素量ΔOに加える補正酸素量ΔO´を式(13)により算出し、算出した補正酸素量ΔO´を追加して溶鋼へ吹込む。
【0040】
【数11】
Figure 0004110676
【0041】
(3)終点溶鋼温度TEP=目標溶鋼温度TAIM のとき
目標溶鋼温度TAIM を満足しており、冷却材及び補正酸素は不要。
以上の処理を行うことにより、吹錬終点における溶鋼温度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る。
学習項FBT については、吹錬終了後の実績データを用いて、その吹錬において予想した終点溶鋼温度TEPとの誤差を、指数平滑法で学習して行くことにより、精度を維持することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。この転炉吹錬制御装置は、上底吹転炉1(転炉)が、口が広い壺状の形態をなしており、底吹きガス吹込み孔6を備える底部に溶鋼2を溜め、上方には上部の口を覆う排ガスダクト7aが設けられている。また、排ガスダクト7aを貫通して、転炉1内へ冷却材を投入する為の冷却材投入路5と、転炉1内底部の溶鋼2に酸素を吹込む為のメインランス3と、溶鋼2の炭素濃度及び温度を測定する為のサブランス4とが設けられている。
【0043】
この転炉吹錬制御装置10は、サブランス4により測定された溶鋼2の凝固温度及び温度を、電気信号として伝送器9から与えられ、与えられた凝固温度から算出した炭素濃度及び与えられた温度に基づき、投入すべき冷却材量を算出し、算出した冷却材量を投入するよう、冷却材投入路5に設けられた投入量制御器7に指示する。また、与えられた凝固温度から算出した炭素濃度及び与えられた温度に基づき、吹込むべき酸素量を算出し、算出した酸素量を吹込むよう、メインランス3に設けられた吹込量制御器8に指示する。
【0044】
以下に、このような構成の転炉吹錬制御装置10の動作を、それを示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
転炉吹錬制御装置10は、先ず、脱炭速度f(C)と溶鋼炭素濃度Cとの関係を式(4)(4.1)で表す。
【0045】
【数12】
Figure 0004110676
【0046】
但し、CB :脱炭遷移炭素濃度、k1 ,k2 :脱炭速度定数
式(4)は、図6に示すように、溶鋼炭素濃度Cが高いときには、脱炭速度は溶鋼炭素濃度Cに依存せず一定となる(0次の関係)こと、及び脱炭反応の進行に伴い溶鋼炭素濃度Cが低下し、脱炭遷移炭素濃度CB になると、それに伴い脱炭速度が低下する(1次の関係)ことを表している。
更に、この係数CB ,k1 を操業条件の関数として、式(9)(10)で表す。
【0047】
【数13】
Figure 0004110676
【0048】
但し、αi ,βi は係数を、xi は脱炭速度に影響を及ばす様々な操業条件を表す。また、現状に即応して、係数k1 ,CB の精度を維持する為に、それぞれ学習項FBk1,FBCBを追加している。
尚、操業条件xi としては、脱炭速度に影響を及ばすと考えられる吹込み酸素流量、底吹きガス流量及びランス湯面間距離等を用いる。
係数CB ,k1 を式(9)(10)のように設定することにより、脱炭速度と溶鋼炭素濃度Cとの関係を、操業条件の変更及び経時変化に対応させることが可能となる。
【0049】
転炉吹錬制御装置10は、溶鋼炭素濃度Cが十分に小さく、溶鋼炭素濃度律速を仮定出来る(酸素供給律速時の影響を排除出来る)複数回の実績データを読込み(S2)、各チャージ(吹錬)における係数k1 を求めておき、求めた係数k1 を目的変数、式(9)で示した操業条件xi を説明変数として重回帰分析を行い、式(9)の係数αi を決定する(S4)。
【0050】
ところで、式(4)に式(4.1)を適用し、式(4)を測定時の溶鋼炭素濃度CSLから目標炭素濃度CAIM 迄積分することにより、測定時から終点迄に吹込むべき酸素量を算出する式(8)を得ることが出来る。
【0051】
【数14】
Figure 0004110676
【0052】
転炉吹錬制御装置10は、求めておいた(S4)係数k1 を、式(8)に代入し、式(8)の係数CB 以外の項目に、読込んだ(S2)過去の実績データを代入することにより、式(8)をCB に関する非線形方程式と見做し、過去の実績チャージ毎にCB に関する非線形方程式を解いて、CB を算出する。次いで、算出した係数CB を目的変数、式(6)で示した操業条件xi を説明変数として重回帰分析を行い、係数βi を決定する(S4)。
【0053】
転炉吹錬制御装置10は、吹錬が開始され(S6)、所定時間が経過して吹錬末期に至ると(S8)、決定しておいた(S4)係数αi ,βi 及び式(9)(10)により、係数k1 ,CB を決定する(S10)。但し、学習項FBk1,FBCBは、初回の吹錬では0とする。
次に、転炉吹錬制御装置10は、サブランス4により測定した溶鋼温度TSL及び凝固温度TCSL を読込み(S12)、凝固温度TCSL と溶鋼炭素濃度CSLとの換算式(14)により、溶鋼炭素濃度CSLを算出する(S14)。
【0054】
【数15】
Figure 0004110676
【0055】
但し、p,q,rは係数
次に、転炉吹錬制御装置10は、算出した(S14)溶鋼炭素濃度CSLから目標炭素濃度CAIM 迄、式(8)の積分を実行することにより、測定時から終点迄に吹込むべき、目標炭素濃度CAIM 迄の脱炭に必要な酸素量ΔOを算出する(S16)。
【0056】
【数16】
Figure 0004110676
【0057】
次に、転炉吹錬制御装置10は、温度モデル式(11)により、測定時の溶鋼温度TSLから終点溶鋼温度TEP迄の温度上昇量を算出し、終点溶鋼温度TEPを予想する(S18)。
【0058】
【数17】
Figure 0004110676
【0059】
但し、b0 ,γi :係数、xi :操業条件、FBT :学習項(温度学習項)
尚、学習項FBT は、初回の吹錬では0とする。
このとき、酸素量ΔOは、式(8)で算出した(S16)酸素量ΔOを用いる。
次に、転炉吹錬制御装置10は、式(11)から算出した終点溶鋼温度TEPと目標溶鋼温度TAIM との関係により、以下のように処理し、冷却材量又は補正酸素量を算出する(S20)。
(1)終点溶鋼温度TEP>目標溶鋼温度TAIM のとき
終点溶鋼温度TEPが目標溶鋼温度TAIM より高くなるので、それを補償する為の冷却材量WSUB を式(12)により算出する(S20)。
【0060】
【数18】
Figure 0004110676
【0061】
但し、ηWsub:冷却材の冷却係数
(2)終点溶鋼温度TEP<目標溶鋼温度TAIM のとき
終点溶鋼温度TEPが目標溶鋼温度TAIM より低くなるので、式(8)で算出した酸素量ΔOに加える補正酸素量ΔO´を式(13)により算出する(S20)。
【0062】
【数19】
Figure 0004110676
【0063】
(3)終点溶鋼温度TEP=目標溶鋼温度TAIM のとき
目標溶鋼温度TAIM を満足しており、冷却材及び補正酸素は不要。
次に、転炉吹錬制御装置10は、算出した(S16)酸素量ΔOを吹込むよう、メインランス3に設けられた吹込量制御器8に指示する(S22)。
吹込量制御器8は、指示された酸素量ΔOをメインランス3から溶鋼2へ吹込ませる。
次に、転炉吹錬制御装置10は、算出した(S20)冷却材量WSUB の投入又は補正酸素量ΔO´の吹込みを、投入量制御器7又は吹込量制御器8に指示する(S24)。
投入量制御器7又は吹込量制御器8は、指示された冷却材量WSUB の投入又は補正酸素量ΔO´の吹込みを、冷却材投入路5又はメインランス3から溶鋼2へ行わせる。
【0064】
次に、転炉吹錬制御装置10は、サブランス4により測定した終点の溶鋼温度TSL及び凝固温度TCSL を読込み(S26)、凝固温度TCSL と溶鋼炭素濃度CSLとの換算式(14)により、終点の溶鋼炭素濃度CSLを算出する(S27)。
【0065】
次いで、転炉吹錬制御装置10は、算出した(S27)終点の溶鋼炭素濃度CSL及びその吹錬において吹込んだ酸素量ΔOを用いて、式(8)の係数k1 ,CB をそれぞれ逆算し、その吹錬における酸素量の指示で用いた係数k1 ,CB との誤差を、それぞれ指数平滑法で補正して学習項FBk1,FBCBとする(S28)。また、読込んだ(S26)終点の溶鋼温度TSL及びその吹錬において吹込んだ酸素量ΔOを用いて、温度モデル式(11)により、測定時の溶鋼温度TSLから終点溶鋼温度TEP迄の温度上昇量を算出し、その吹錬において算出し予想した測定時の溶鋼温度TSLから終点溶鋼温度TEP迄の温度上昇量との誤差を、指数平滑法で補正して学習項FBT (温度学習項)とする(S28)。
【0066】
次に、転炉吹錬制御装置10は、一連の吹錬が終了でなければ(S30)、次の吹錬に移り、吹錬が開始され(S6)、所定時間が経過して吹錬末期に至ると(S8)、決定しておいた(S4)係数αi ,βi 及び式(9)(10)により、係数k1 ,CB を決定する(S10)。但し、学習項FBk1,FBCBは、前回の吹錬の終了時に補正した(S28)学習項FBk1,FBCBを使用する。
次に、転炉吹錬制御装置10は、サブランス4により測定した溶鋼温度TSL及び凝固温度TCSL を読込み(S12)、凝固温度TCSL と溶鋼炭素濃度CSLとの換算式(14)により、溶鋼炭素濃度CSLを算出する(S14)。
【0067】
次に、転炉吹錬制御装置10は、算出した(S14)溶鋼炭素濃度CSLから目標炭素濃度CAIM 迄、式(8)の積分を実行することにより、測定時から終点迄に吹込むべき、目標炭素濃度CAIM 迄の脱炭に必要な酸素量ΔOを算出する(S16)。
次に、転炉吹錬制御装置10は、温度モデル式(11)により、測定時の溶鋼温度TSLから終点溶鋼温度TEP迄の温度上昇量を算出し、終点溶鋼温度TEPを予想する(S18)。但し、学習項FBT は、前回の吹錬の終了時に補正した(S28)学習項FBT を使用する。
以下、転炉吹錬制御装置10は、上述した動作を、一連の吹錬が終了する迄(S30)繰り返す。
【0068】
図3(a)は、本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置による、目標炭素濃度CAIM 迄の脱炭に必要な酸素量ΔOの吹錬毎の指示値と実績値との誤差の分布を示したグラフである。誤差0及びその付近の度数が多く、精度の良い指示が可能であることを示している。
図3(b)は、本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置による冷却材量WSUB の吹錬毎の指示値と実績値との誤差の分布を示したグラフである。誤差0及びその付近の度数が多く、精度の良い指示が可能であることを示している。
【0069】
図4は、本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置による吹錬毎の目標炭素濃度CAIM (終点推定炭素濃度)と実績値との相関を示すグラフである。特公昭61−54843号公報に開示された従来の方法による同様の相関を示す図5のグラフと比較して、より精度の良い終点炭素濃度の推定(予想)が可能であることを示している。
【0070】
【発明の効果】
第1発明に係る転炉吹錬制御方法によれば、吹錬末期における酸素供給量を最適に制御し、しかも、転炉の反復使用等の経時変化による的中精度の低下を防止し、吹錬終点における溶鋼炭素濃度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る。
【0071】
第2発明に係る転炉吹錬制御方法によれば、吹錬末期における冷却材供給量を最適に制御することにより、吹錬終点における溶鋼温度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る。
【0072】
第3発明に係る転炉吹錬制御装置によれば、吹錬末期における酸素供給量を最適に制御し、しかも、転炉の反復使用等の経時変化による的中精度の低下を防止し、吹錬終点における溶鋼炭素濃度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る。
【0073】
第4発明に係る転炉吹錬制御装置によれば、吹錬末期における冷却材供給量を最適に制御することにより、吹錬終点における溶鋼温度の目標値に対する的中率を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置による、酸素量及び冷却材量の吹錬毎の指示値と実績値との誤差の分布を示したグラフである。
【図4】本発明に係る転炉吹錬制御方法及び転炉吹錬制御装置による吹錬毎の目標炭素濃度と実績値との相関を示すグラフである。
【図5】従来の方法による吹錬毎の目標炭素濃度と実績値との相関を示すグラフである。
【図6】脱炭速度と溶鋼炭素濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 上底吹転炉(転炉)
2 溶鋼
3 メインランス
4 サブランス
5 冷却材投入路
7 投入量制御器
8 吹込量制御器
10 転炉吹錬制御装置

Claims (4)

  1. 脱炭速度(−dC/dO 2 を溶鋼炭素濃度の関数として表し、吹錬末期に測定した溶鋼炭素濃度から目標炭素濃度迄、前記関数を積分することにより、前記溶鋼炭素濃度の測定時から吹止め時迄に必要な酸素量を算出し、算出した酸素量を溶鋼に吹込む転炉吹錬制御方法において、
    前記関数に含まれる複数の係数を、それぞれ前記脱炭速度に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される学習項との和とし、前記操業条件の関数に含まれる係数を、吹錬制御の複数回の実績データに基づいて決定し、前記学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績炭素濃度と前記目標炭素濃度との差に基づいて補正することを特徴とする転炉吹錬制御方法。
  2. 吹止め時の予想終点溶鋼温度と溶鋼炭素濃度の測定時の溶鋼温度との温度差を、算出した酸素量の関数と前記温度差に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される温度学習項との和、とする温度モデル式に基づき、前記予想終点溶鋼温度を更に算出し、算出した予想終点溶鋼温度と吹止め時の目標終点溶鋼温度との差に基づき、該差を補償する為の冷却材量又は該差を補償する為の補正酸素量を算出し、算出した冷却材量の溶鋼への投入又は算出した補正酸素量の溶鋼への吹込みを行い、前記温度学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績終点溶鋼温度と前記目標終点溶鋼温度との差に基づいて補正する請求項1記載の転炉吹錬制御方法。
  3. 脱炭速度(−dC/dO 2 を溶鋼炭素濃度の関数として表し、吹錬末期に測定した溶鋼炭素濃度から目標炭素濃度迄、前記関数を積分することにより、前記溶鋼炭素濃度の測定時から吹止め時迄に必要な酸素量を算出し、算出した酸素量を溶鋼に吹込ませる転炉吹錬制御装置において、
    前記関数に含まれる複数の係数を、それぞれ前記脱炭速度に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される学習項との和とし、前記操業条件の関数に含まれる係数を、吹錬制御の複数回の実績データに基づいて決定する手段と、前記学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績炭素濃度と前記目標炭素濃度との差に基づいて補正する手段とを備えることを特徴とする転炉吹錬制御装置。
  4. 吹止め時の予想終点溶鋼温度と溶鋼炭素濃度の測定時の溶鋼温度との温度差を、算出した酸素量の関数と前記温度差に影響する複数の操業条件の関数と吹錬制御が終了する都度補正される温度学習項との和、とする温度モデル式に基づき、前記予想終点溶鋼温度を算出する手段と、該手段が算出した予想終点溶鋼温度と吹止め時の目標終点溶鋼温度との差に基づき、該差を補償する為の冷却材量又は該差を補償する為の補正酸素量を算出する手段と、該手段が算出した冷却材量の溶鋼への投入又は該手段が算出した補正酸素量の溶鋼への吹込みを行わせる手段と、前記温度学習項を、吹錬制御が終了する都度、該吹錬制御の実績終点溶鋼温度と前記目標終点溶鋼温度との差に基づいて補正する手段とを更に備える請求項3記載の転炉吹錬制御装置。
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