JP4107227B2 - 感熱記録体 - Google Patents
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(A液調製)
ロイコ染料として3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン5部、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(3−トルイジノ)フルオラン5部、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチルフルオラン6部、及び3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−4−アザフタリド4部と、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部とを、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(住友バイエルウレタン社製、デスモジュールW)11部、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(三井武田ケミカル社製、TMXDI)11部からなる混合溶媒に加熱溶解(150℃)し、この溶液をポリビニルアルコール(クラレ社製、ポバールPVA−217EE)8.8部と、界面活性剤としてアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物(日信化学社製、オルフィンE1010)0.5部を含む水溶液100部中に徐々に添加し、ホモジナイザーを用い、回転数10000rpmの攪拌によって乳化分散した。この乳化分散液に、水30部、多価アミン化合物(シェル・インターナショナル・ペトロリウム社製、エピキュアT)2.5部を水22.5部に溶解した水溶液を加えて均一化した。この乳化分散液を75℃に昇温し、7時間の重合反応を行い、平均粒子径0.8μm(レーザー光回折法による)のロイコ染料含有複合粒子分散液を調製した。なお、ロイコ染料含有複合粒子分散液が25%となるように水で調製した。
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン40部、ポリビニルアルコール[クラレ社製、クラレポバール(登録商標)PVA−203]の25%水溶液40部、天然油脂系消泡剤の2%エマルジョン5部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩の5%水溶液10部、及び水50部からなる組成物を横型サンドミル(アイメックス社製、ウルトラビスコミルUVX−2)を用いて、平均粒子径が0.3μmとなるまで粉砕してB液を得た。
3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン40部、ポリビニルアルコール[クラレ社製、クラレポバール(登録商標)PVA−203]の25%水溶液40部、天然油脂系消泡剤の2%エマルジョン5部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩の5%水溶液10部、及び水50部からなる組成物を横型サンドミル(アイメックス社製、ウルトラビスコミルUVX−2)を用いて、平均粒子径が0.3μmとなるまで粉砕してC液を得た。
A液110部、B液70部、C液45部、ポリビニルアルコール[クラレ社製、クラレポバール(登録商標)PVA−217EE]の8%水溶液19部、ウレタン−アクリル系樹脂ラテックス[大日本インキ化学工業社製、パテラコール(登録商標)H−2090、固形濃度42%]70部、アジピン酸ジヒドラジドの5%水溶液16部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩の10%水溶液3部、及び水25部からなる組成物を攪拌して感熱記録層用塗液を得た。
アイオノマー型ウレタン系ラテックス(大日本インキ化学工業社製、ハイドラン(登録商標)AP−30F,固形濃度20%)100部、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール[日本合成化学工業社製、ゴーセファイマー(登録商標)OKS−3431、重合度約2300、ケン化度:約98モル%]の8%水溶液500部、ポリアミドアミン・エピクロルヒドリンの25%水溶液5部、平均粒径0.8μmのカオリン(エンゲルハード社製、UW−90)の60%スラリー48部、ステアリン酸アミド(中京油脂社製、ハイミクロンL−271、固形濃度25%)の水分散液24部、ステアリルリン酸エステルカリウム塩(松本油脂製薬社製、ウーポール1800、固形濃度35%)1部、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアニオン型シリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(セイミケミカル社製、サーフロン(登録商標)S−145)の10%水溶液15部、及び水300部からなる組成物を攪拌して保護層用塗液を得た。
コロナ放電処理後、アンカーコート層が両面に形成された厚さ175μmの青色透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(ヘーズ値5%)の一方の面に、感熱記録層用塗液と保護層用塗液を、乾燥後の塗布量がそれぞれ22g/m2、3g/m2となるように順次塗布乾燥して感熱記録層及び保護層を設け、感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアニオン型シリコーン系界面活性剤を10質量%含有する固形濃度40%)5部およびパーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(セイミケミカル社製、サーフロン(登録商標)S−145)の10%水溶液15部の代わりに、同ポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物1部および同パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物の水溶液31部を用いた以外は実施例1と同様にして 感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアニオン型シリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部およびステアリン酸アミド(中京油脂社製、ハイミクロンL−271、固形濃度25%)の水分散液24部の代わりに、同ポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物25部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアニオン型シリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.8μmのポリエチレンワックスのアニオン型シリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアニオン型のシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.05μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を5質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を15質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのスルホン変性ポリビニルアルコール乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してスルホン変性ポリビニルアルコールを10質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の保護層用塗液の調製において、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのシリコーン系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してシリコーン系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部の代わりに、平均粒径0.2μmのポリエチレンワックスのアルキルスルホネート系界面活性剤乳化分散物(ポリエチレンワックスに対してアルキルスルホネート系界面活性剤を10質量%含有する、固形濃度40%)5部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
感熱記録体のヘーズ値をヘーズメーター[商品名:TC−H IV型、東京電色社製]を用いて測定した。なお、ヘーズ値が小さいほど透明性に優れている。
感熱プリンター〔商品名:三菱SCTP−65、三菱電機社製〕で記録する際に発生するスティッキング音の強さを耳で聞いて下記のごとく判定した。
◎:スティッキング音がほとんどなく、記録ムラもない。
○:スティッキング音が少しあるが、記録ムラはない。
×:スティッキング音がやや強く、記録ムラがある。
感熱記録体を、サーマルヘッド(抵抗値520Ω、8ドット/mm、0.015mm2/ドット、印可パルス幅2ms、印可パルス周期 5ms、線圧0.02MPa/cm)により80mJ/mm2のエネルギーで30cm記録し、サーマルヘッドに付着するヘッド粕の量を目視判定した。
◎:粕付着少量
○:粕付着やや多い
×:粕付着多い
Claims (5)
- 透明フィルム上に、ロイコ染料と呈色剤を含有する感熱記録層、および感熱記録層上に水性樹脂を主成分とする保護層を有する感熱記録体において、保護層中にシリコーン系界面活性剤とポリエチレンワックスを含有することを特徴とする感熱記録体。
- ポリエチレンワックスの体積平均粒径が0.1〜0.4μmである請求項1記載の感熱記録体。
- 保護層中に、保護層の全固形分に対してシリコーン系界面活性剤とポリエチレンワックスとの合計量が1〜10質量%含有された請求項1または2記載の感熱記録体。
- ポリエチレンワックスが、シリコーン系界面活性剤と共に乳化分散して得られたものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の感熱記録体。
- シリコーン系界面活性剤が、ポリエチレンワックス100質量部に対して1〜20質量部有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の感熱記録体。
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