JP4105347B2 - 高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、高強度、高流動コンクリートでコンクリート柱にコンクリート梁を打継ぐ際に用いる高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は通常のコンクリートを採用して柱と梁を打継ぐ場合、単に型枠ラスを使用したり、堰板としての合板を使用したり、エアフェンスを用いて行っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術においては、近年、高層マンションの建築が活発化され、内部空間の拡大、柱、梁の小型化、鉄筋処理技術の向上に伴い、主として高層マンションの建築材料としての利用が増大化しつつあるため、これに対応することができなかった。
【0004】
高層RC建築の増大に伴い、構造部材、例えば柱と梁との強度を有効に利用するために、別々の強度の高強度、高流動の強度が異なるコンクリートを打設することにより、ボリュームの有効化を計画した設計が行われるようになったが、異なる強度のコンクリートを打設するため、コンクリートを区分する打継ぎ工法の開発が急がれてきている。
【0005】
強度の異なる高強度、高流動のコンクリートの特徴を活かした打継ぎ工法は各社、検討を行っているものの、実際に高流動化されたコンクリートの強度をそのままに打継ぐ方法は、取付コスト、取付材料が高価になるため現在では確立されていないという問題点があった。
【0006】
また、流動性が通常のコンクリートに比べて3倍位ある高流動コンクリートを型枠ラスで打継ぐことは型枠ラスの隙間からコンクリートが流出してしまうので採用することができないという問題点があった。
【0007】
本発明は、これらの事情に鑑み、高強度、高流動コンクリートを使用してコンクリート柱にコンクリート梁を打継ぐ際に採用するラスにクリンプ金網を張り付け、これらを枠材で挟み込んで形成した高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。
請求項1記載の発明においては、リブを垂直にしたコンクリート止め用のラスのリブの凸状部側になる面にクリンプ金網を張り付け、これらの周囲にステンレススチール製枠で挟み込むという技術手段を採用した。
【0009】
請求項2記載の発明においては、リブを水平にしたコンクリート止め用のラスのリブの凸状部側になる面にクリンプ金網を張り付け、これらの周囲にステンレススチール製枠で挟み込むという技術手段を採用した。
【0010】
請求項3記載の発明においては、請求項1、または請求項2に記載の発明に加えて、ラスに補強筋、サポート筋を設けるという技術手段を採用した。
【0011】
【発明の実施の態様】
本発明においては、図1に示すように、強度の異なる高強度、高流動コンクリートの特徴を活かしてコンクリート柱1にコンクリート梁2を打継ぐ場合、梁の打継ぎ面の端部に突出している主筋8を利用しながらラス型枠を取り付けるもので、本願発明の型枠にクリンプ金網を張り付け、これらの周囲を腐食のない枠材(例えばステンレススチール製、プラスチック製等)で挟み込んだ高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスを採用して施工するものである。
【0012】
【実施例】
ここで、本発明の高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスの1実施例を添付図面で詳細に説明する。
図2に示した本発明の1実施例は、バックアップ材としてのラスを介して、金網の変形を防止するものである。このラスは各種考えられるが、この実施例では、凸状リブ3を有する凸状部4がある面に略5〜10メッシュのクリンプ金網5を張り付けた型枠ラス6である。これは、打設した際に圧力で折れ曲がるのを防ぐ考慮をして凸状リブ3の凸状部4側の面にクリンプ金網5を張り付けるものである。
【0013】
このクリンプ金網5を張り付けた型枠ラス6の周囲に、腐食のない例えばステンレススチール製枠7で挟み込んで高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスを得るものである。そして、型枠ラス6の強度を向上させるためには補強筋9、サポート筋を適宜配設するものである。
【0014】
また、凸状リブ3を有するラスの用い方は、凸状リブ3を垂直あるいは水平にして使用するものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成に基づき、次のような効果を得ることができる。
(1)高強度、高流動コンクリートを採用して柱に梁を打継ぐ場合、ノロ流出を減少させることができる。
【0016】
(2)腐食のない例えばステンレススチール製枠を設けてあるので、ラス、金網の端部の錆を防止できると共に、現場施工時に鉄筋の高い精度を必要としなで施工することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスの使用状態の1実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラスの一実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・・コンクリート柱 2・・・・コンクリート梁
3・・・・凸状リブ 4・・・・凸状部
5・・・・クリンプ金網 6・・・・型枠ラス
7・・・・ステンレススチール製枠 8・・・・主筋
9・・・・補強筋
Claims (3)
- バックアップ材としての、リブを垂直にしたコンクリート止め用のラスのリブの凸状部側になる面にクリンプ金網を張り付け、これらの周囲にステンレススチール製枠で挟み込んだことを特徴とする高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス。
- バックアップ材としての、リブを水平にしたコンクリート止め用のラスのリブの凸状部側になる面にクリンプ金網を張り付け、これらの周囲にステンレススチール製枠で挟み込んだことを特徴とする高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス。
- ラスに補強筋、サポート筋を設けたことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス。
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JP29982399A JP4105347B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス |
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JP29982399A JP4105347B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 高強度、高流動コンクリートの打継ぎ用型枠ラス |
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1999
- 1999-10-21 JP JP29982399A patent/JP4105347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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