JP4105104B2 - 太陽電池モジュールおよびこれを用いた屋根取り付け方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびこれを用いた屋根取り付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、勾配屋根に設置される太陽電池モジュールおよびこれを用いた屋根取り付け方法に関するものである。
従来、太陽電池モジュールとしては、太陽電池パネルと、これを保持する太陽電池モジュール枠とを備え、この太陽電池モジュールを支持するための架台を勾配屋根の下地面上に設置し、その架台上に太陽電池モジュールを置き、例えばボルト等を用いて勾配屋根の架台上に太陽電池モジュールを固定して取り付けるようにしたものが知られている。
また、その他の太陽電池モジュールの屋根取付方法としては、勾配屋根に設置される太陽電池モジュール枠の勾配屋根桁行方向の働き寸法(太陽電池モジュール枠の天空に露呈している部分の勾配屋根桁行方向の寸法)を、勾配屋根に敷設される瓦の勾配屋根桁行方向の働き寸法(瓦の天空に露呈している部分の勾配屋根桁行方向の寸法)の整数倍と等しくなるように設定し、太陽電池モジュール施工時の意匠性を高めるようにしたものもある(特許文献1参照)。この場合、太陽電池パネルの周縁を囲む太陽電池モジュール枠は、例えばアルミニウムなどの金属により構成されている。
特開平11−107453号
ところが、上記従来のものでは、それぞれ以下に述べるような問題点を保有している。
すなわち、勾配屋根下地面の架台上に太陽電池モジュールをボルトなどにより固定するものでは、勾配屋根下地面と太陽電池モジュールとの間に架台が存在するため、太陽電池モジュールが勾配屋根の下地面から離れた平面上に設置されることになり、太陽電池モジュールと勾配屋根との一体感が得られず、美観上の要求に必ずしも応えることができない。
また、太陽電池モジュール枠の勾配屋根桁行方向の働き寸法を瓦の勾配屋根桁行方向の働き寸法の整数倍と等しく設定しているものでは、太陽電池モジュールを施工しない場合の屋根と同様に、勾配屋根の桁行き方向に隣接する瓦同士、または瓦と太陽電池モジュール枠、または太陽電池モジュール同士が、ほぼ突き当ての関係で設置されている。その場合、瓦の寸法公差が太陽電池モジュール枠の寸法公差よりも大きいため、設置領域とそこに設置する太陽電池ユニット枠との間に無視できない寸法差が生じ、太陽電池モジュールの設置自体が困難となるおそれがある。しかも、太陽電池モジュール枠がアルミニウムなどの金属により構成されていると、太陽電池モジュール枠の周囲に敷設される瓦との線膨張係数が互いに異なっているために、特に夏季の高温時に勾配屋根において太陽電池モジュール枠同士または太陽電池モジュール枠と周囲の瓦とが互いに突き当たってひずみが発生するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、美観上の要求に十分に応えることができ、かつ夏季の高温時における勾配屋根でのひずみの発生を確実に防止することができる太陽電池モジュールおよびこれを用いた屋根取付方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、勾配屋根の下地面上に瓦の代わりに設置される太陽電池モジュールとして、太陽電池パネルと、この太陽電池パネルを保持する太陽電池モジュール枠とを備える。そして、勾配屋根に設置される太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法を、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法を対応させるように勾配屋根に敷設される瓦一枚の桁行き方向の働き幅、もしくは瓦複数枚を勾配屋根の桁行き方向に敷設したときの桁行き方向両側端の瓦間での働き幅よりも僅かに短い長さに設定している。
この特定事項により、勾配屋根の下地面上に瓦の代わりに太陽電池モジュールが設置されることによって、太陽電池モジュールが架台によって勾配屋根の下地面から離れた平面上に設置されるもののように太陽電池モジュールと勾配屋根との一体感が著しく損なわれることはなく、美観上の要求に十分に応えられる。
その場合、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法(太陽電池モジュール枠の天空に露呈する部分の桁行き方向の寸法)が、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と対応する瓦一枚もしくは瓦複数枚の桁行き方向の働き幅つまり単数もしくは複数枚の瓦の天空に露呈する部分の桁行き方向の幅(瓦複数枚では、勾配屋根の桁行き方向に敷設されたときの桁行き方向両側端の瓦間での幅)よりも僅かに短い長さに設定されているので、勾配屋根の下地面上の設置領域とそこに設置される太陽電池モジュール枠との間に無視できない寸法差が生じていても、その寸法差が、単数もしくは複数枚の瓦の桁行き方向の働き幅よりも桁行き方向の働き寸法が短い太陽電池モジュール枠によって吸収されることになり、太陽電池モジュールの設置が円滑に行えて、意匠性が優れたものとなる上、施工性の向上を図ることも可能となる。しかも、アルミニウムなどの金属により構成された太陽電池モジュール枠と瓦との線膨張係数が互いに異なっていても、夏季の高温時に勾配屋根において太陽電池モジュール枠同士または太陽電池モジュール枠と瓦とが互いに突き当たって発生するひずみを確実に防止することが可能となる。
また、太陽電池モジュール枠に、その桁行き方向一側を勾配屋根の略傾斜方向に沿って延びるアンダーラップ部と、桁行き方向他側を勾配屋根の略傾斜方向に沿って延びるオーバーラップ部とを設け、上記アンダーラップ部の桁行き方向の幅を、勾配屋根に敷設される瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅よりも広い長さに設定している場合には、太陽電池モジュール枠同士または太陽電池モジュール枠と瓦との間の隙間の下方に桁行き方向の幅が広い太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部を位置付けることで、隙間から落ちる雨水などを太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部により確実に受け止めて、屋根面において必要十分な止水効果を得ることが可能となる。
そして、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と、太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部の桁行き方向の幅との合計寸法を、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と対応するように勾配屋根の下地面上に敷設される瓦一枚または瓦複数枚の桁行き方向の働き寸法と、桁行き方向一側の瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅との合計寸法に等しくなるように設定している場合には、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法にアンダーラップ部の幅を加えた合計寸法が瓦の桁行き方向の合計寸法と同じとなり、太陽電池モジュール枠を勾配屋根の下地面上に設置する際、勾配屋根の傾斜方向軒側の瓦に対し傾斜方向棟側の瓦のアンダーラップ部の外側端を一直線上に位置合わせするための小突起部を目印にして、勾配屋根の傾斜方向軒側の瓦に対し同様に太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部の外側端を一直線上に位置合わせして太陽電池モジュールの位置決めを円滑に行うことが可能となる。
更に、上述の太陽電池モジュールを用いた屋根取り付け方法として、勾配屋根の桁行き方向に複数並べて設置する際に互いに隣接する太陽電池モジュール枠同士をそれぞれ桁行き方向の働き幅の一側および他側の間に隙間を存して設置し、この隙間の下方に一方の太陽電池モジュール枠の桁行き方向一側のアンダーラップ部を位置させるようにしている場合には、太陽電池モジュールと勾配屋根との一体感を高めて美観上の要求に十分に応えるとともに、太陽電池モジュール設置後のひずみの発生防止、並びに意匠性および施工性の向上を図り、かつ隙間から落ちる雨水などをアンダーラップ部により確実に受け止めて必要十分な止水効果を確保しつつ、太陽電池モジュールを勾配屋根に円滑に取り付けることが可能となる。
以上、要するに、架台によって勾配屋根の下地面から離さずに太陽電池モジュールを設置し、勾配屋根との一体感を高めて美観上の要求に十分に応えることができる上、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法を、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と対応する瓦一枚もしくは瓦複数枚の桁行き方向の働き幅よりも僅かに短い長さに設定することで、勾配屋根の下地面上の設置領域と太陽電池ユニット枠との間に生じる無視できない寸法差を太陽電池モジュール枠によって吸収し、太陽電池モジュールの設置を円滑に行えて意匠性および施工性の向上を図ることができる。しかも、夏季の高温時に勾配屋根において太陽電池モジュール枠同士または太陽電池モジュール枠と周囲の瓦との互いに異なる線膨張係数によるひずみの発生を確実に防止することができる。
また、太陽電池モジュール枠の桁行き方向一側のアンダーラップ部の桁行き方向の幅を瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅よりも広く設定することで、太陽電池モジュール枠同士または太陽電池モジュール枠と周囲の瓦との間の隙間の下方に桁行き方向に幅広な太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部を位置付けておけば、隙間から落ちる雨水などを該アンダーラップ部により確実に受け止めて必要十分な止水効果を得ることができる。
そして、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法およびアンダーラップ部の桁行き方向の幅の合計寸法を、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と対応する瓦一枚または瓦複数枚の桁行き方向の働き寸法およびアンダーラップ部の桁行き方向の幅の合計寸法に等しくなるように設定することで、勾配屋根の傾斜方向軒側の瓦の小突起部を目印にして、太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部の外側端を一直線上に位置合わせして太陽電池モジュールの位置決めを円滑に行うことができる。
更に、上述の太陽電池モジュールを用いて、勾配屋根の下地面上に太陽電池モジュール枠同士をそれぞれ桁行き方向一側および他側の間に隙間を存して設置し、この隙間の下方に一方の太陽電池モジュール枠の桁行き方向一側のアンダーラップ部を位置させるようにして取り付けることで、太陽電池モジュールと勾配屋根との一体感を高めて美観上の要求に十分に応えるとともに、太陽電池モジュール設置後のひずみの発生防止、並びに意匠性および施工性の向上を図り、かつ隙間から落ちる雨水などをアンダーラップ部により確実に受け止めて必要十分な止水効果を確保しつつ、太陽電池モジュールを勾配屋根に円滑に取り付けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係わる太陽電池モジュールを示す斜視図、図2は太陽電池モジュールを勾配屋根の設置領域に並べて取り付けた状態を概略的に示す斜視図、図3は太陽電池モジュールを軒側から屋根面と平行に見た状態を示す説明図である。
図1および図2に示すように、本発明の太陽電池モジュール1は、平面視で略方形を呈し、勾配屋根2の下地面21上に葺かれた瓦3の代わりに施工される瓦一体型のものである。
上記太陽電池モジュール1は、平面視で略方形を呈する太陽電池パネル11と、この太陽電池パネル11の周縁を保持するように例えばアルミニウムなどの不燃材料で枠状に成形された太陽電池モジュール枠12とを備えている。この太陽電池モジュール枠12は、その桁行き方向一側(図1では左側)を勾配屋根2の略傾斜方向(図1では略上下方向)に沿って延びるアンダーラップ部121と、桁行き方向他側(図1では右側)を勾配屋根2の略傾斜方向に沿って延びるオーバーラップ部122とを備えている。また、太陽電池モジュール枠12は、太陽電池モジュール枠12の傾斜方向棟側(図1では上側)を桁行き方向に延びる棟側枠部123と、傾斜方向軒側(図1では下側)を桁行き方向に延びる軒側枠部124とを備えている。そして、図2および図3に示すように、勾配屋根2の桁行き方向(図では左右方向)で互いに相隣なる太陽電池モジュール1,1は、一方の太陽電池モジュール枠12の桁行き方向一側(図2では左側)のアンダーラップ部121または瓦3の桁行き方向一側(図2では左側)のアンダーラップ部31に対し、他方の太陽電池モジュール枠12の桁行き方向他側(図2では右側)のオーバーラップ部122または瓦3の桁行き方向他側(図2では右側)のオーバーラップ部32が上方から対向するように設置されている。
上記太陽電池モジュール1を勾配屋根に設置した際に桁行き方向で互いに相隣なる太陽電池モジュール枠12,12(オーバーラップ部122、棟側枠部123および軒側枠部124)同士の間には、隙間S1が形成されている一方、桁行き方向で互いに相隣なる太陽電池モジュール枠12と瓦3との間には、隙間S2が形成されている。これらの隙間S1,S2の下方には、太陽電池モジュール10のアンダーラップ部12または瓦3のアンダーラップ部31が位置しており、隙間S1,S2から入り込んだ雨水等を太陽電池モジュール10のアンダーラップ部12または瓦3のアンダーラップ部31により受け止めて傾斜方向軒側に導くことで、勾配屋根2の下地面21が濡れないようにしている。
そして、本発明の特徴部分として、勾配屋根2に設置される太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10(W11+W12)は、この太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を対応させるように勾配屋根2に敷設されるn枚(nは整数)の瓦3,…の桁行き方向の合計働き幅(W3:瓦3の桁行き方向の働き幅W30のn倍)、つまりn枚の瓦3,…の桁行き方向両側端の瓦3,3間の合計働き幅W3(=n・W30)よりもΔ分だけ僅かに短い長さに設定されている。すなわち、W10=n・W30−Δの関係にある。本実施形態による図3に例示した太陽電池モジュール1では、n=3、Δ=2mmとしている。この場合、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10とは、太陽電池モジュール枠12が天空に対し露呈している部分(アンダーラップ部121を除く部分)、つまり太陽電池モジュール枠12の傾斜方向棟側(図1では上側)を桁行き方向に延びる棟側枠部123および傾斜方向軒側(図1では下側)を桁行き方向に延びる軒側枠部124の桁行き方向の幅W11と、オーバーラップ部122の桁行き方向の幅W12との合計寸法のことである。また、瓦3の桁行き方向の働き幅W30とは、瓦3が天空に対し露呈している部分、つまり瓦3のアンダーラップ部31を除いた部分の桁行き方向の幅のことである。
また、太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121の桁行き方向の幅W13は、勾配屋根2に敷設される瓦3のアンダーラップ部31の桁行き方向の幅W31よりも広い長さに設定されている。この場合、アンダーラップ部12の桁行き方向の幅W13は不必要に広くなってはおらず、太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121が、勾配屋根2の桁行き方向に隣接する瓦3や太陽電池モジュール枠12と接触することなく施工性を保つことができる。
そして、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10と、太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121の桁行き方向の幅W13との合計寸法W1は、この太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10と対応するように勾配屋根2の下地面21上に敷設された瓦3,…の桁行き方向の合計働き幅W3と、n枚の瓦3,…のうちの桁行き方向一側(図では左側)に位置する瓦3のアンダーラップ部31の桁行き方向の幅W31との合計寸法W2に等しくなるように設定されている。つまり、W1=W10+W13=n・W30+W31=W2の関係にある(n=3)。この場合、勾配屋根2の下地面21上に瓦3を敷設する際と同様に、太陽電池モジュール1を勾配屋根2に施工する際、その傾斜方向一段下に敷設された瓦3に設けられている小突起部(図示せず)を目印にし、この小突起部に太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121を合わせることによって太陽電池モジュール1の位置決めが行われるようになっている。
なお、図1中4は、太陽電池モジュール枠12の棟側端上部の適切な位置に設けられた目印であって、瓦3の目印と同様の役割を果たしている。
ここで、太陽電池モジュールを用いた屋根取り付け方法の一例を図面に基づいて説明する。
まず、勾配屋根2の下地面21上に、勾配屋根2の棟側の段から順に、瓦3,…が勾配屋根桁行方向に隣り合って敷設される。瓦3が敷設されない領域には、瓦3の代わりとして太陽電池モジュール1,…が、瓦3もしくは先に敷設された太陽電池モジュール1と勾配屋根桁行方向に隣り合って敷設される。図3に例示した本実施例では3段にわたり太陽電池モジュール1,…が敷設されている。
そして、勾配屋根2の桁行き方向に並べて設置される太陽電池モジュール1,…は、桁行き方向で互いに相隣なる太陽電池モジュール枠12,12同士を、互いの働き幅W10,W10の間に隙間S1を存して設置し、この隙間S1の下方に一方(図では右側)の太陽電池モジュール枠12の桁行き方向一側(図では左側)のアンダーラップ部121を位置させるようにしている。
また、桁行き方向に互いに隣接する太陽電池モジュール枠12および瓦3同士を、互いの働き幅W10,W30の間に隙間S2を存して設置し、この隙間S2の下方に一方(図では右側)の太陽電池モジュール枠12の桁行き方向一側(図では左側)のアンダーラップ部121を位置させるようにしている。
したがって、上記実施形態では、勾配屋根2の下地面上21の設置領域に瓦3の代わりに太陽電池モジュール1,…が設置されることによって、太陽電池モジュールが架台によって勾配屋根の下地面から離れた平面上に設置されるもののように太陽電池モジュール1と勾配屋根2との一体感が著しく損なわれることはなく、美観上の要求に十分に応えることができることになる。
その場合、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10(W11+W12)が、この太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を対応させるように勾配屋根2に敷設される瓦3,…の桁行き方向の合計働き幅W3よりもΔ分(例えば2mm)だけ僅かに短い長さに設定されているので、瓦3の仕上がり寸法に多少のばらつきあって、勾配屋根2の下地面21上の設置領域とそこに設置される太陽電池モジュール枠12,…との間に寸法差が生じていても、その寸法差が、瓦3,…の桁行き方向の合計働き幅W3よりも桁行き方向の働き幅W10がΔ分だけ短い太陽電池モジュール枠12によって吸収されることになり、太陽電池モジュール1の設置が円滑に行えて、意匠性を優れたものにすることができる上、施工性の向上を図ることもできる。しかも、太陽電池モジュール枠12がアルミニウムなどの金属により構成されていて瓦3との線膨張係数が互いに異なっていても、夏季の高温時に勾配屋根2において桁行き方向で互いに相隣る太陽電池モジュール枠12,12同士または互いに相隣なる太陽電池モジュール枠12と瓦3,…とが突き当たって発生するひずみを確実に防止することができる。
また、太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121の桁行き方向の幅W13が、瓦3のアンダーラップ部31の桁行き方向の幅W31よりも広い長さに設定されているので、太陽電池モジュール枠12,12同士または太陽電池モジュール枠12と瓦3,…との間の隙間S1,S2の下方に桁行き方向の幅が広い太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121を位置付けることで、隙間S1,S2から落ちる雨水などを太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121により確実に受け止めて、必要十分な止水効果を得ることができる。
そして、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10と、太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121の桁行き方向の幅W13との合計寸法W1が、この太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10と対応するように勾配屋根2の下地面21上に敷設した瓦3,…の桁行き方向の合計働き幅W3と、瓦3,…のうちの桁行き方向一側(図では左側)に位置する瓦3のアンダーラップ部31の桁行き方向の幅W31との合計寸法W2に等しくなるように設定されているので、太陽電池モジュール枠12を勾配屋根2の下地面21上に設置する際、太陽電池モジュール1を設置しない勾配屋根2においては傾斜方向軒側に位置する瓦3に対し傾斜方向棟側に位置する瓦3のアンダーラップ部31の外側端を一直線上に位置合わせするために瓦3に設けられた小突起部を目印にして、太陽電池モジュール1の勾配屋根2の傾斜方向軒側に位置する瓦3に対し太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121の外側端を一直線上に位置合わせして太陽電池モジュール1の位置決めを円滑に行うことができる。また、太陽電池モジュール枠12の棟側端上面に設けられた目印4を目印とすることで、施工しようとする太陽電池モジュール1や瓦3の下段に瓦3ではなく太陽電池モジュール1が位置する場合でも、目印4に太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121や瓦3のアンダーラップ部31を合わせることによって太陽電池モジュール1や瓦3を容易に位置決めすることができる。
更に、上述の太陽電池モジュール1を用いた屋根取り付け方法として、勾配屋根2の桁行き方向に複数個並べて、または場合によっては単数のみを設置する際に互いに隣接する太陽電池モジュール枠12,12同士をそれぞれ桁行き方向の働き幅W10の両側間に隙間S1を存して設置し、この隙間S1の下方に一方(図では右側)の太陽電池モジュール枠12の桁行き方向一側(図では左側)のアンダーラップ部121を位置させるようにし、太陽電池モジュール1と瓦3とが隣接して、かつ太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ121側に瓦3が位置する場合には、太陽電池モジュール1の桁行方向の働き幅W10と瓦3の桁行方向の働き幅W30との両側間に隙間S2を存して設置し、この隙間S2の下方に太陽電池モジュール枠12のアンダーラップ部121を位置させるようにしている。これにより、太陽電池モジュール1と勾配屋根2との一体感を高めて美観上の要求に十分に応えるとともに、太陽電池モジュール1設置後のひずみの発生防止、並びに意匠性および施工性の向上を図り、かつ隙間S1及びS2から落ちる雨水などをアンダーラップ部121により確実に受け止めて必要十分な止水効果を確保しつつ、太陽電池モジュール1を勾配屋根2に円滑に取り付けることができる。
なお、上記実施形態ではn=3として、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を、3枚の瓦3の桁行き方向の合計働き幅W30・3と対応させたが、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き幅が、瓦単数の桁行き方向の働き幅、もしくは瓦2枚または瓦4枚以上の桁行き方向の合計働き幅と対応するようにしていてもよい。この場合、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を瓦単数(n=1)の桁行き方向の働き幅と対応させてもよいのであるが、太陽電池モジュールの設置枚数が結果的に増えるため、施工作業の簡便さを保つ上で、瓦2枚以上の桁行き方向の合計働き幅と対応させた方が望ましい。
また、上記実施形態では、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を、瓦3枚の桁行き方向の合計働き幅W30・3よりもΔ分(2mm)だけ僅かに短い長さに設定したが、Δは2mmに限定されるものではなく、太陽電池モジュール枠の働き幅や熱膨張により予想される周囲とのひずみを考慮して、適宜決められる数値であってもよい。
更に、上記実施形態では、太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を、この太陽電池モジュール枠12の桁行き方向の働き幅W10を対応させるように勾配屋根2に敷設される3枚の瓦3,…の桁行き方向両側端の瓦3,3間の合計働き幅W3よりもΔ分だけ僅かに短い長さに設定したが、勾配屋根に設置される太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き幅が、太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き幅を対応させるように勾配屋根に敷設される4〜6枚の瓦の桁行き方向両側端の瓦間の合計働き幅よりもΔ分だけ僅かに短い長さに設定されていてもよいのはもちろんである。
本発明の実施形態に係わる太陽電池モジュールの全体構成を概略的に示す斜視図である。 勾配屋根の設置領域に桁行き方向に並べて取り付けた太陽電池モジュール及び瓦を勾配屋根の桁行き方向で切断した断面図である。 瓦を敷設した勾配屋根の設置領域に取り付けた太陽電池モジュールの斜視図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール
11 太陽電池パネル
12 太陽電池モジュール枠
121 アンダーラップ部
122 オーバーラップ部
2 勾配屋根
21 下地面
3 瓦
W1 太陽電池モジュールの桁行き方向の合計寸法
W10 太陽電池モジュールの桁行き方向の働き幅(働き寸法)
W13 太陽電池モジュールのアンダーラップ部の桁行き方向の幅
W2 瓦n枚分の桁行き方向の合計寸法
W3 瓦n枚分の桁行方向の合計働き幅(働き寸法)
W30 瓦の桁行き方向の働き幅(働き寸法)
W31 瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅

Claims (4)

  1. 勾配屋根の下地面上に瓦の代わりに設置される太陽電池モジュールであって、
    太陽電池パネルと、この太陽電池パネルを保持する太陽電池モジュール枠とを備え、
    勾配屋根に設置される太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法は、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法を対応させるように勾配屋根に敷設される瓦一枚の桁行き方向の働き幅、もしくは瓦複数枚を勾配屋根の桁行き方向に敷設したときの桁行き方向両側端の瓦間での働き幅よりも僅かに短い長さに設定されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 上記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    太陽電池モジュール枠には、その桁行き方向一側を勾配屋根の略傾斜方向に沿って延びるアンダーラップ部と、桁行き方向他側を勾配屋根の略傾斜方向に沿って延びるオーバーラップ部とが設けられており、
    上記アンダーラップ部の桁行き方向の幅は、勾配屋根に敷設される瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅よりも広い長さに設定されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 上記請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    太陽電池モジュール枠の桁行き方向の働き寸法と、太陽電池モジュール枠のアンダーラップ部の桁行き方向の幅との合計寸法は、この太陽電池モジュール枠の桁行き方向の寸法と対応するように勾配屋根の下地面上に敷設された瓦一枚または瓦複数枚の桁行き方向の働き寸法と、桁行き方向一側の瓦のアンダーラップ部の桁行き方向の幅との合計寸法に等しくなるように設定されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 上記請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールを用いて、勾配屋根の桁行き方向に複数並べて設置する際に互いに隣接する太陽電池モジュール枠同士をそれぞれ桁行き方向一側および他側の間に隙間を存して設置し、この隙間の下方に一方の太陽電池モジュール枠の桁行き方向一側のアンダーラップ部を位置させるようにしていることを特徴とする屋根取り付け方法。

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