JP4102748B2 - 容器詰紅茶飲料 - Google Patents

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本発明は緑茶抽出物の精製物を配合したカテキンを高濃度に含有する容器詰紅茶飲料に関する。
カテキン類の効果としてはコレステロール上昇抑制作用やアミラーゼ活性阻害作用などが報告されている(例えば、特許文献1、2参照)。カテキン類のこのような生理効果を発現させるためには、成人一日あたり4〜5杯のお茶を飲むことが必要であることから、より簡便に大量のカテキン類を摂取するために、飲料にカテキン類を高濃度配合する技術が望まれている。この方法の一つとして、緑茶抽出物の濃縮物(例えば、特許文献3〜5参照)などを利用して、カテキン類を飲料に溶解状態で添加する方法がある。
しかしながら、市販の緑茶抽出物の濃縮物をそのまま用いると、緑茶抽出物の濃縮物に含まれる成分の影響によって渋味や苦みが強く、カテキンによる生理効果を発現させる上で必要となる連続飲用には向かなかった。一方、連続飲用に不向きな要素の一つである渋味を低減する方法として、デキストリンを配合する方法があるが、カテキン類を高濃度に配合する場合、これだけでは不十分であるという問題があった。
また低カフェイン茶ポリフェノールの製造法としては合成吸着剤等を用いて、高度にカフェインを除去(例えばポリフェノール/カフェイン比320)し、純度の高いポリフェノールを得る方法があるが、カフェイン除去とともに茶抽出物中に本来存在しているアミノ酸やペクチン等の呈味成分や渋味抑制物質までも除去してしまい、本来発酵工程を経ることによって非重合体カテキン類の極めて少ない飲料である紅茶飲料への処方においては風味の面で不自然さが残るという欠点があった。
特開昭60−156614号公報 特開平3−133928号公報 特開2002−142677号公報 特開平8−298930号公報 特開平8−109178号公報
本発明の目的は、成分調整した緑茶抽出物の精製物を用いて、高濃度のカテキン類を含有し、緑茶抽出物を使用しても紅茶の風味を維持した容器詰紅茶飲料を提供することにある。
本発明者は、高濃度のカテキン類を含有する容器詰紅茶飲料の連続飲用に耐えられる風味向上に関して検討した結果、シュウ酸濃度を抑えかつ非重合体カテキン類に対するカフェインの比率を調整した緑茶抽出物の精製物を使用することにより、緑茶風味がなく苦味・渋味がほとんど感じられず、異味・異臭のない高濃度カテキン含有紅茶飲料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、(B)シュウ酸と(A)非重合体カテキン類との含有重量比[(B)/(A)]が0.001〜0.01であり且つ(A)非重合体カテキン類と(C)カフェインとの含有重量比[(A)/(C)]が12〜90である緑茶抽出物の精製物を配合してなる、非重合体カテキン類濃度0.05〜0.5重量%の容器詰紅茶飲料を提供するものである。
本発明の容器詰紅茶飲料は、非重合体カテキン類を高濃度含有し、かつ連続飲用に適した風味を有し市販に適している。
本発明で(A)非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレートなどの非エピ体カテキン類及びエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのエピ体カテキン類をあわせての総称である。
本発明では、連続飲用可能な非重合体カテキン類濃度の高い紅茶飲料を達成するために、緑茶抽出物の精製物でも特に、(B)シュウ酸と(A)非重合体カテキン類との含有重量比[(B)/(A)]が0.001〜0.005であり且つ(A)非重合体カテキン類と(C)カフェインとの含有重量比[(A)/(C)]が12〜90であるものが用いられる。
ここでいう緑茶抽出物の精製物とは、茶葉から熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出された抽出物を濃縮したものをさらに精製したもの、あるいは抽出された抽出物を直接精製したものであって、(B)シュウ酸濃度並びに(A)非重合体カテキン類と(C)カフェインの比率を調整することにより得ることができる。
また市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」などの緑茶抽出物の濃縮物を用い、これらの非重合体カテキン類と総ポリフェノール類の成分調整を行うことにより、本発明の目的に適う緑茶抽出物の精製物を得ることもできる。
緑茶抽出物の濃縮物の精製手段としては、例えば緑茶抽出物の濃縮物を水又は水と有機溶媒の混合物に懸濁し、これに有機溶媒を添加することにより生じた沈殿を除去し、次いで溶媒を留去する方法;緑茶抽出物の濃縮物を有機溶媒に溶解し、これに水又は水と有機溶媒の混合物を添加することにより生じた沈殿を除去し、次いで溶媒を留去する方法等が挙げられる。また特に好ましい方法として、固形分中に非重合体カテキン類を25〜90重量%含有する緑茶抽出物の濃縮物を、有機溶媒と水の重量比9/1〜1/9の混合溶液に溶解させ、活性炭及び酸性白土又は活性白土と接触させて選択的にカフェインを除去したものがある。
ここでいう緑茶抽出物の精製物の形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられるが、特に水溶液、スラリー状が乾燥などの履歴が少なく好ましい。
本発明に用いる緑茶抽出物の精製物中の(A)非重合体カテキン類と(C)カフェインの含有重量比[(A)/(C)]は12〜90であり、好ましくは12〜80、更に好ましくは12〜50、特に好ましくは12〜30である。
緑茶抽出物の精製物中のカフェインに対する非重合体カテキン類の比率が低すぎると、紅茶飲料に非重合体カテキン類以外の成分などが多く含まれてしまい、紅茶飲料本来の外観を害し好ましくない。また緑茶抽出物の精製物中のカフェインに対する非重合体カテキン類の比率が高すぎると、カフェイン除去時に茶葉由来の渋味抑制成分等を同時に排除してしまい、風味バランス上好ましくない。
本発明に用いる緑茶抽出物の精製物中の(B)シュウ酸と(A)非重合体カテキン類の含有重量比[(B)/(A)]は0.001〜0.01であり、好ましくは0.001〜0.008、更に好ましくは0.005〜0.1である。
シュウ酸濃度が低すぎる場合、緑茶抽出物の精製度が極端に高すぎることを示しており、茶葉由来の渋味抑制成分等を同時に排除してしまっており、好ましくない。またシュウ酸濃度が高すぎる場合、シュウ酸由来の収斂味が出てしまい、紅茶飲料への配合上適当ではない。
本発明で用いる緑茶抽出物の精製物中の非重合体カテキン類の濃度は、30〜50重量%、好ましくは30〜45重量%、更に好ましくは30〜40重量%、特に好ましくは35〜40重量%がよい。
ここでいう非重合体カテキン類の濃度は、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートの合計8種の合計量に基づいて定義される。
緑茶抽出物の精製物中の非重合体カテキン類の濃度が、30重量%未満の場合、飲料に配合すべき緑茶抽出物の精製物自体の配合量が多くなる。緑茶抽出物の精製物中の非重合体カテキン類の濃度が、50重量%を超える場合、緑茶抽出物の精製物に存在する総ポリフェノール以外の遊離アミノ酸などの風味をよくする働きを持つ微量成分などを排除してしまう傾向にある。
また、本発明で用いる緑茶抽出物の精製物中のカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートからなる総称ガレート体の全非重合体カテキン類中での割合が45重量%以上の方が、非重合体カテキン類の生理効果の有効性上好ましい。
本発明の容器詰紅茶飲料は、紅茶抽出液に上記成分調整された紅茶抽出物の精製物を配合することにより得られる。本発明に使用する紅茶抽出液としては、Camellia属、例えばC. sinensis、C. assamica、又はそれらの雑種から得られる茶葉から製茶された茶葉に由来するものが挙げられる。例えばセイロン茶では、ウバ茶、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、ルフナなどがある。
本発明の容器詰紅茶飲料中には、非重合体であって水に溶解状態にある(A)非重合体カテキン類を、0.05〜0.5重量%含有するが、好ましくは0.092〜0.4重量%、更に好ましくは0.1〜0.3重量%、特に好ましくは0.12〜0.3重量%含有する。非重合体カテキン類含量がこの範囲にあると、多量の非重合カテキン類を容易に取り易く、強烈な苦味、渋味、強い収斂性が生じない。当該非重合体カテキン類の濃度は、緑茶抽出物の精製物の配合量によって調整することができる。
本発明の容器詰紅茶飲料は、苦味抑制剤を配合すると飲用しやすくなり好ましい。用いる苦味抑制剤は特に限定はないが、サイクロデキストリンが好ましい。サイクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−サイクロデキストリン及び分岐α−、β−、γ−サイクロデキストリンが使用できる。サイクロデキストリンは飲料中に0.01〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.3重量%含有するのがよい。
飲料のpHは、25℃で2〜7、好ましくは3〜7、より好ましくは5〜7とするのが非重合カテキン類の化学的安定性の点で好ましい。
本発明の容器詰紅茶飲料には、茶由来の成分にあわせて、処方上添加して良い成分として、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。
例えば甘味料としては、砂糖、ぶどう糖、果糖、異性化液糖、グリチルリチン、ステビア、アスパラテーム、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などが挙げられる。酸味料としては、天然成分から抽出した果汁類のほか、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、リン酸が挙げられる。飲料中に0.01〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.3重量%含有するのがよい。
無機酸類、無機酸塩類としてはリン酸、リン酸二ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。飲料中に0.01〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.3重量%含有するのがよい。
本発明の容器詰紅茶飲料に使用される容器は、一般の飲料と同様にポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
また本発明の容器詰紅茶飲料は、例えば、金属缶のように容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては食品衛生法に定められた殺菌条件で製造される。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用される。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。更に、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。
カテキン類の測定
フィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した容器詰めされた飲料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L−カラムTM ODS(4.6mm×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により行った。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有の蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。
カフェインの測定
(分析機器)
HPLC(日立製作所社製)装置を使用。
プロッター:D−2500,ディティクター:L−4200
ポンプ:L−7100,オートサンプラー:L−7200
カラム:lnertsil ODS-2、内径2.1mm×長さ250mm
(分析条件)
サンプル注入量:10μL,流量:1.0mL/min
紫外線吸光光度計検出波長:280nm
溶離液A:0.1M酢酸水溶液,溶離液B:0.1M酢酸アセトニトリル溶液
濃度勾配条件(体積%)
時間 溶離液A 溶離液B
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
62分 97% 3%
(カフェインのリテンションタイム)
カフェイン:27.2分
ここで求めたエリア%から標準物質により重量%を求めた。
シュウ酸の測定
日本ダイオネックス社製(形式DXAQ1110)にカラム:IonPacAS4A−SC、4×250mmを装着し、サプレッサーASRS−ULTRA(ダイオネックス社製)に接続し、リサイクルモードで行った。移動相は1.8mmol/L,Na2CO3/1.7mmol/L,NaHCO3を1.0mL/minで流し、試料注入量は25μLとした。検出器は電気伝導度計を使用した。
実施例1〜3、比較例1〜4
Figure 0004102748
Figure 0004102748
(*1)緑茶抽出物の精製物A
緑茶抽出物の濃縮物としてポリフェノンHG(東京フードテクノ社製)100gを常温、250rpm攪拌条件下の95%エタノール水溶液490.9g中に懸濁させ、活性炭クラレコールGLC(クラレケミカル社製)20gと酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)45gを投入後、約10分間攪拌を続けた。そして40%エタノール水溶液409.1gを10分間かけて滴下したのち、室温のまま約30分間の攪拌処理を続けた。その後、2号濾紙で活性炭及び沈殿物を濾過したのちに0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し製品を得た。
処理後の非重合体カテキン類/カフェイン重量比=38.8
処理後のシュウ酸/非重合体カテキン類重量比=0.008
なお、原料として用いた緑茶抽出物の濃縮物(ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)は、非重合体カテキン類含有量33.70重量%、カフェイン含有量5.5重量%、非重合体カテキン類/カフェイン=6.1、ガレート体率50.7重量%である。シュウ酸含有量2.03重量%、シュウ酸/非重合体カテキン類=0.06であった。
(*2)緑茶抽出物の濃縮物
ポリフェノンHG(東京フードテクノ製)
非重合体カテキン類含有量33.70重量%、シュウ酸含有量2.03重量%、非重合体カテキン類/カフェイン重量比=6.1、シュウ酸/非重合体カテキン類=0.06
(*3)緑茶抽出物の精製物
ポリフェノン70S(東京フードテクノ製)
非重合体カテキン類含有量81.4重量%、非重合体カテキン類/カフェイン重量比=12000、シュウ酸/非重合体カテキン類=0.00001
<実施例1、2及び比較例1の試験水溶液の製造法>
表1に示す成分をイオン交換水に溶解して、高濃度の非重合体カテキン水溶液を調製し、渋味評価レベルテストを実施した。
<実施例3及び比較例2〜4の容器詰紅茶飲料の製造法>
表2に示す配合比率でレモンティ及びストレートティを配合した。pHは重曹とアスコルビン酸で目的とするpHにコントロールした。イオン交換水による調製後、缶に充填し、120℃、10分の加熱処理を施した。
パネラー3名による飲用試験の結果、非重合体カテキン類を高濃度で配合した紅茶飲料において、市販の紅茶である午後の紅茶ストレート(キリン(株))を渋味の官能評価で1として評価を行った。その結果、ポリフェノンHGをそのまま溶解した水溶液(非重合体カテキン類濃度0.175重量%)においては、渋味レベルが10を超えた(比較例1)。一方、緑茶抽出物の精製物Aを溶解した水溶液では非重合体カテキン類濃度0.175重量%で6.5(実施例1)、同0.1重量%濃度溶解系で4.3の値(実施例2)を示した。
次に紅茶抽出液への配合系において評価したところ、ポリフェノンHGをそのまま使用したレモンティ(比較例2)及びストレートティ(比較例3)では緑茶風味が強く渋味も強かった。一方、緑茶抽出物の精製物Aを非重合体カテキン類濃度0.175重量%になるように配合した系(実施例3)においては、緑茶風味の他、異味・異臭がなく水溶液系での試験結果を反映し、渋味・苦味が軽減されていた。またポリフェノン70S処方系(比較例4)においては渋味はそれほどではないものの、人工的な刺すような苦味が感じられ飲用に耐えないものとなった。

Claims (3)

  1. (B)シュウ酸と(A)非重合体カテキン類との含有重量比[(B)/(A)]が0.001〜0.01であり且つ(A)非重合体カテキン類と(C)カフェインとの含有重量比[(A)/(C)]が12〜90である緑茶抽出物の精製物を配合してなる、非重合体カテキン類濃度0.05〜0.5重量%の容器詰紅茶飲料。
  2. 緑茶抽出物の精製物が、固形分中に非重合体カテキン類を25〜90重量%含有する緑茶抽出物の濃縮物を、有機溶媒と水の重量比9/1〜1/9の混合溶液に溶解させ、活性炭及び酸性白土と接触させて選択的にカフェインを除去したものである請求項1項記載の容器詰紅茶飲料。
  3. さらにサイクロデキストリン0.01〜0.5重量%を含有するものである請求項1又は2項記載の容器詰紅茶飲料。
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