JP4102614B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラベルプリンタ本体部とラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、長尺状のラベル用紙を簡易に装着可能なように、ラベル用紙を格納するカセット部とラベルプリンタ本体部とを着脱可能に備えたカセット交換式のラベルプリンタが知られている。
【0003】
このようなカセット交換式のラベルプリンタの場合、カセット部を装着する際において、ラベルを印字する位置たる印字ヘッドとプラテンローラとの間を含む所定の経路にラベル用紙が適切に配置される必要がある。これに対応するため、一般には、プラテンローラを含むラベル用紙の経路を規定する部材をカセット部側に設けておき、カセット部側にて予めラベル用紙の経路を規定させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようにプラテンローラをカセット部側に設けた場合、プラテンローラは直接的に印字に影響する部材であることから、その径や材質等において個体差があると、カセット部を交換するごとに印字精度が安定せず、印字品質が低下するおそれがある。このことから、プラテンローラはラベルプリンタ本体部側に設けられることが好ましい。
【0005】
しかしながら、プラテンローラをラベルプリンタ本体部側に設けると、カセット部を装着する際において、プラテンローラ等との干渉を防止しつつ、ラベル用紙を所定の経路に適切に配置させるという技術的要請が生じることとなる。
【0006】
この技術的要請を解消するためには、例えば、ラベルプリンタ本体部側のプラテンローラを印字時の所定位置とは相違する待機位置に待避させて、印字ヘッドとプラテンローラとの間隙距離を広げ、その広げられた間隙にラベル用紙を一旦配置した後、プラテンローラを所定位置に戻すことにより、ラベル用紙を所定の経路に配置させることが考えられる。ただしこの場合は、プラテンローラが移動することから、プラテンローラの所定位置からの位置ずれや設置上の弛緩等が生じる可能性があり、その結果、印字精度が不安定となり印字品質が低下するおそれがある。
【0007】
このようなことから、ラベルプリンタ本体部側の所定位置にプラテンローラを固定して配置することができる技術が要望されていた。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プラテンローラをラベルプリンタ本体部に固定して設けた場合であっても、カセット部を装着する際にプラテンローラ等と干渉させることなく、ラベル用紙を所定の位置に適切に配置することができるラベルプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、印字ヘッドおよび回転自在に所定位置に固定されるプラテンローラを備えたラベルプリンタ本体部と、長尺状のラベル用紙の両端を供給ローラおよび巻取ローラにより保持した状態で前記ラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタであって、前記ラベルプリンタ本体部は、前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部とを装着する際に、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙を、前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの間隙に前記プラテンローラと接触するように案内する案内部材、を備えている。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のラベルプリンタにおいて、前記カセット部は、前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時において、印刷時における前記ラベル用紙の搬送経路と略同一となるように、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙の案内経路を保持する保持部材、を備えている。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のラベルプリンタにおいて、前記案内部材は、前記プラテンローラの前記カセット部が進入する一の側に配置され、前記一の側から他の側にかけて断面積が小から大となるテーパ形状を有し、かつ、前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部とを装着する際に、前記プラテンローラの近傍の搬送経路に相当する前記ラベル用紙の案内経路を前記プラテンローラの径の外側に移動させることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、印字ヘッドおよび回転自在に所定位置に固定されるプラテンローラを備えたラベルプリンタ本体部と、長尺状のラベル用紙の両端を供給ローラおよび巻取ローラにより保持した状態で前記ラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタであって、前記カセット部は、前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時において、印刷時における前記ラベル用紙の搬送経路と略同一となるように、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙の案内経路を保持する保持部材、を備え、前記保持部材は、前記ラベル用紙との非接触位置に移動可能であり、前記保持部材は、弾性体で構成されるものであり、前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時は、前記プラテンローラの近傍の搬送経路に相当する前記ラベル用紙の案内経路を、前記プラテンローラの径の外側に相当する位置に規定する形状に前記保持部材を変形し、かつ、前記保持部材が前記非接触位置に移動されるときは、移動方向に沿った略平面形状に前記保持部材を変形する保持部材変形手段、をさらに備えている。
【0014】
また、請求項の発明は、請求項に記載のラベルプリンタにおいて、前記保持部材を前記非接触位置に移動させる移動手段、をさらに備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
<1.第1の実施の形態>
<1−1.ラベルプリンタ概要>
図1は本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの斜視図である。図1に示すラベルプリンタ1は、商品Pを直線的に搬送しながら、商品Pに対応する商品名や価格等の情報をラベルに印字し、印字したラベルを商品Pに貼付する機能を有している。図1に示すようにラベルプリンタ1は主として、商品Pを搬送する商品搬送ユニット20と、ラベルを印字し商品Pに貼付するラベルユニット30と、商品名等の入力を受け付けるとともに各種情報を表示するコンソール部10とを備えている。
【0019】
商品搬送ユニット20の上面には、商品Pを載置して移動させるための搬送コンベア21、および、商品Pを検出する商品センサ22が設けられている。搬送コンベア21は図示を省略する駆動モータを備えており、駆動モータの回転により商品Pを図中矢印AR1の向きに所定の速度で搬送する。また、商品センサ22は、投光部と受光部とを有する光センサであり、商品Pの搬送経路における所定位置を挟むようにして配置されている。商品センサ22は、投光部と受光部との間を商品Pが通過する際に光を遮断する性質を利用して、商品Pが搬送経路上の所定位置に達したことを検出する。
【0020】
なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて、方向および向きを示すこととする。ここで、X軸方向は商品Pが搬送される水平方向であり、X軸+向きは商品Pの搬送経路の下流側の向きである。また、Y軸方向は鉛直方向であり、Y軸+向きは鉛直上向きである。さらに、Z軸方向はラベルプリンタ1の奥行方向(商品Pが搬送される方向に対して垂直となる水平方向)であり、Z軸+向きはラベルプリンタ1の背面側の向きである。したがって、Z軸−側がラベルプリンタ1の装置正面側となる。
【0021】
ラベルユニット30は、ラベルを印字して発行するラベル発行部31と、搬送される商品Pに対してラベルを貼付するラベル貼付部32とを備えている。ラベル貼付部32は、商品Pの搬送経路における商品センサ22よりも下流側(X軸+側)の所定位置の上部に配置され、ラベル発行部31から発行されたラベルを真空吸着により吸着保持し、適正なタイミングでエアーを噴出することにより商品Pに対してラベルを貼付する。
【0022】
ラベル発行部31はラベル貼付部32にラベルを受け渡し可能なようにラベル貼付部32と隣接して配置される。ラベル発行部31は、その内部空間が隔壁41によって左右に仕切られており、X軸+側が主としてラベルを印字するための部材が設けられる印字スペース60、X軸−側が主として印字スペース60内の部材を駆動させる駆動機構が設けられる駆動機構スペース50となっている。
【0023】
コンソール部10は主として、操作パネル11と、コンソール本体部12とから構成される。操作パネル11はタッチパネルとしての機能を有する液晶の表示画面13を有し、一方、コンソール本体部12は入力キー部14を有している。ユーザは表示画面13に表示された内容を確認しつつ、必要なデータやコマンドを入力キー部14やタッチパネルとしての表示画面13を介してラベルプリンタ1に入力することができる。
【0024】
ラベルプリンタ1に処理される商品Pは、まず、搬送コンベア21により図中矢印AR1の向きに所定の速度で搬送され、所定の位置まで搬送されると商品センサ22によって検出される。商品センサ22が商品Pを検出すると、ラベル発行部31が所定の情報のラベルの印字を行い印字済のラベルを発行する。発行されたラベルは、ラベル貼付部32に受け渡され、ラベル貼付部32の直下に商品Pが搬送されたタイミングで商品Pに貼付される。
【0025】
このような基本的な動作を含むラベルプリンタ1の各種動作は、コンソール部10の内部に設けられる制御部の制御に基づいて行われる。図2は、ラベルプリンタ1の制御部15を含む機能構成を機能ブロックとして示す図である。図に示すように制御部15は、マイクロコンピュータを備え、各種演算処理を行うCPU151、基本的なプログラムを記憶するROM152、演算処理の作業領域となるRAM153および各種の必要なデータを記憶する不揮発性メモリであるバッテリーバックアップされたSRAM154等をバスライン100に接続した構成となっている。
【0026】
このバスライン100には、コンソール部10の操作パネル11および入力キー部14、ラベルユニット30のラベル発行部31およびラベル貼付部32、ならびに、商品搬送ユニット20の搬送コンベア21および商品センサ22等の各部も電気的に接続されている。これにより、ラベルプリンタ1の各部が制御部15の制御下にて動作することとなる。この制御部15によるラベルプリンタ1の各部の動作制御等は、SRAM154内に予め記憶される処理プログラムに基づいて行われる。すなわち、処理プログラムに従ってCPU151が演算処理を行うことにより各種の機能が実現され、各部の動作制御等が行われることとなる。
【0027】
<1−2.ラベル発行部の構成>
次に、ラベル発行部31について説明する。図3は、ラベル発行部31の印字スペース60の主たる構成を示す側面図であり、各部材の配置関係はラベルの印刷時における状態を示している。図3において左側が装置正面側(Z軸−側)に相当する。
【0028】
印字スペース60には、ラベル台紙に対して複数のラベルが配列して貼付された長尺状のラベル用紙LBが収容される。ラベル用紙LBは、その一端が供給ローラ71に、他端が巻取ローラ72にそれぞれロール状に巻き取り保持され、その中間部分がガイドローラ73、プラテンローラ62、剥離材63、ガイド板74および駆動ローラ65の各部材によって案内された状態とされている。
【0029】
ラベルの印刷時において、供給ローラ71、プラテンローラ62、駆動ローラ65および巻取ローラ72はそれぞれ、駆動機構スペース50側に設けられる駆動機構により回転駆動するようになっている。これにより、ラベル用紙LBは、上記部材により案内された経路に沿って図中矢印AR2向きに搬送される。以下、このラベルの印刷時においてラベル用紙LBが搬送される経路をラベル用紙LBの「搬送経路」とも称する。
【0030】
剥離材63はラベルをラベル台紙から剥離するものであり、ラベル発行口64の近傍に配置される。剥離材63においてラベル用紙LBはその搬送方向が急激に変化される。ラベルは、その急激な角度の変化に対応できずにラベル台紙から剥離される。
【0031】
剥離材63のZ軸+側には、ラベル用紙LBの搬送経路を挟むようにして印字ヘッド61とプラテンローラ62とが配置される。印字ヘッド61は感熱式のサーマルヘッドなどで構成され、プラテンローラ62との間に供給されるラベルに対して各種情報を印字する。プラテンローラ62は、印字中においてラベルを印字面の裏側から支持する部材として機能する。
【0032】
ガイド板74は、上面側に凹部を有するように屈曲した板材で構成される。このガイド板74は、ラベル用紙LBの下部の搬送経路を規定するようにZ軸方向に沿って延設され、そのZ軸−側端部はプラテンローラ62の下部になるように配置される。
【0033】
駆動ローラ65は、ガイド板74のZ軸+側端部の上部、かつ、プラテンローラ62と略水平となる位置に配置される。また、この駆動ローラ65のZ軸+側には、ラベル用紙LBの搬送経路を挟んでアシストローラ66が配置される。アシストローラ66は、駆動ローラ65との間に位置するラベル用紙LBを押圧することにより、駆動ローラ65によるラベル用紙LBの搬送を補佐する。
【0034】
供給ローラ71から供給されるラベル用紙LBは、まず、所定位置にて軸支されたガイドローラ73によりその搬送方向が変更された後、印字ヘッド61とプラテンローラ62との間(ラベルを印字する位置)に供給される。ここに供給されたラベル用紙LB上のラベルには、印字ヘッド61により必要な情報の印字が行われる。そして、印字ヘッド61により印字が完了したラベルは、剥離材63によってラベル台紙から剥離された後、ラベル発行口64から送出されてラベル貼付部32へ受け渡される。その一方で、ラベルが剥離されラベル台紙のみとなったラベル用紙LBは、剥離材63からガイド板74のZ軸−側端部まで搬送され、ガイド板74の下面に沿ってZ軸+向きに搬送された後、駆動ローラ65およびアシストローラ66との間を通過し、最終的に巻取ローラ72にロール状に巻き取られることとなる。
【0035】
また、このラベル発行部31は、ラベル用紙LBを簡易に装着可能なように、ラベル用紙LBを格納するカセット部を、ラベル発行部31の本体部側(すなわち、ラベルプリンタ1の本体部側)に対して着脱可能に備えている。
【0036】
図4は、カセット部70の非装着時、すなわち、カセット部70をラベル発行部31の本体部(以下、「ラベル発行本体部」という。)40から分離した状態を示す図である。なお、図4は正面図、すなわち、Z軸−側から見た図を示している。
【0037】
ラベル発行本体部40のX軸+側の外壁42は開閉可能となっており、カセット部70はこの外壁42側、すなわちX軸+側から進入させることができる。カセット部70は進入後、ラベル発行本体部40の印字スペース60に対して装着される。本実施の形態のラベルプリンタ1では、カセット部70を装着する際に、カセット部70に格納されたラベル用紙LBとラベル発行本体部40の各部材とが干渉しないようになっている。以下、この詳細について具体的に説明していく。
【0038】
<1−2−1.ラベル発行本体部>
まず、ラベル発行本体部40の構成について説明する。図5は、ラベル発行本体部40の主たる構成を示す図であり、図3と同様に左側が装置正面側(Z軸−側)に相当する。
【0039】
図に示すように、ラベル発行本体部40は、上述した印字ヘッド61、プラテンローラ62、剥離材63、駆動ローラ65およびアシストローラ66の他、供給ローラ71および巻取ローラ72をそれぞれ回転駆動するための駆動軸68,69、ならびに、長手方向がX軸に沿って配置される棒状の嵌合爪67を備えている。
【0040】
プラテンローラ62、駆動ローラ65および駆動軸68,69は、所定位置において回転自在に固定されて配置される。このうちプラテンローラ62および駆動軸68,69の回転軸にはそれぞれ、隔壁41を挟んだ駆動機構スペース50側にステッピングモータ53,58,59が接続されている。このステッピングモータ53,58,59の回転によりプラテンローラ62および駆動軸68,69は所定方向に回転駆動することとなる。
【0041】
また、プラテンローラ62の回転軸および駆動ローラ65の回転軸の相互間には、帯状の無端ベルト531が掛け渡されており、ステッピングモータ53の回転駆動力は駆動ローラ65にも伝達される。これにより、プラテンローラ62と駆動ローラ65とは連動して、同一角度および方向に回転駆動することとなる。
【0042】
印字ヘッド61に対向する隔壁41には、Y軸方向に沿って開口したガイド溝411が形成されている。さらに、このガイド溝411を挟んだ駆動機構スペース50側には、垂直駆動部51が配置されている。垂直駆動部51は主として、回転自在な2つのローラ513,514、2つのローラ513,514の相互間に掛け渡された帯状の無端ベルト512、および、ローラ513を回転駆動するためのステッピングモータ511により構成されている。無端ベルト512はY軸方向に沿って配置されるとともに、ガイド溝411を介して印字ヘッド61に接続されている。これにより、ステッピングモータ511の回転駆動によって、印字ヘッド61が上部位置61aと下部位置61bとの間においてY軸方向に沿って移動するようになっている。
【0043】
印字ヘッド61は、前述したようにラベルの印刷時においては、プラテンローラ62と近接する下部位置61bに配置される(図3参照)。一方、カセット部70の非装着時においては、印字ヘッド61は上部位置61aに移動され、プラテンローラ62との間隙距離を広げるように配置される。
【0044】
また、アシストローラ66および嵌合爪67はZ軸方向に沿って移動可能とされている。アシストローラ66はZ軸+側位置66aとZ軸−側位置66bとの間で移動し、嵌合爪67はZ軸−側位置67aとZ軸+側位置67bとの間で移動する。アシストローラ66および嵌合爪67に対向する隔壁41には、Z軸方向に沿って開口したガイド溝416,417がそれぞれ形成されている。そして、ガイド溝416,417を挟んだ駆動機構スペース50側には、水平駆動部52が配置されている。この水平駆動部52も主として、回転自在な2つのローラ523,524、2つのローラ523,524の相互間に掛け渡された帯状の無端ベルト522、および、ローラ523を回転駆動するためのステッピングモータ521により構成されている。
【0045】
無端ベルト522は、Z軸方向に沿って配置されるとともに、ガイド溝416を介してアシストローラ66と接続され、ガイド溝417を介して嵌合爪67と接続されている。ただし、アシストローラ66と嵌合爪67との相互間において移動する向きが逆となるように、これら2つの部材は無端ベルト522に対して接続されている。すなわち、無端ベルト522のうち、2つのローラ523,524の上部に接する直線箇所と下部に接する直線箇所とでは移動方向が相違するが、上部の直線箇所にアシストローラ66が接続され、下部の直線箇所に嵌合爪67が接続されている。これにより、例えば、アシストローラ66がZ軸−向きへ移動する場合は、嵌合爪67はZ軸+向きへ移動することとなる。
【0046】
アシストローラ66は、前述したようにラベルの印刷時においては、駆動ローラ65と略接触するZ軸−側位置66bに配置される(図3参照)。一方、カセット部70の非装着時においては、アシストローラ66はZ軸+側位置66aに移動され、駆動ローラ65との間隙距離を広げるように配置される。また、嵌合爪67は、これとは逆にラベルの印刷時においてはZ軸+側位置67bに配置され、カセット部70の非装着時においてはZ軸−側位置67aに配置されるようになっている。
【0047】
<1−2−2.カセット部>
次に、カセット部70の主たる構成を説明する。図6は、カセット部70の主たる構成を示す図であり、図3と同様に、左側が装置正面側(Z軸−側)に相当する。
【0048】
図に示すようにカセット部70は、図中背面側(X軸−側)に保持板75が設けられ、カセット部70の各部材はこの保持板75によって保持されるようになっている。保持板75の図中左端(Z軸−側)および下端(Y軸−側)にはそれぞれ略矩形の切り込み部76,77が形成されている。また、保持板75の図中左下位置には、Z軸方向を長手方向とする略矩形の第1ホルダ支持板78が設けられ、この第1ホルダ支持板78には上下端が水平かつ左右端が半円形状の開口部781が形成される。
【0049】
カセット部70においてラベル用紙LBは、図3と同様に、その一端が供給ローラ71に、他端が巻取ローラ72にそれぞれロール状に巻き取り保持されて格納される。この供給ローラ71および巻取ローラ72の背面側にはそれぞれ、駆動軸68,69と嵌合するための開口溝711,721が形成される。
【0050】
また、供給ローラ71と巻取ローラ72との間のラベル用紙LBの中間部分は、ガイドローラ73、経路ホルダ81およびガイド板74の各部材によって案内された状態とされる。このうちガイドローラ73は保持板75の所定位置にて軸支され、ガイド板74は第1ホルダ支持板78の開口部781下方位置に固設される。また、経路ホルダ81は、ガイド板74のZ軸−側端上部に配置される。
【0051】
具体的にラベル用紙LBは、まず、供給ローラ71からガイドローラ73へ掛け渡され、次に、ガイドローラ73から経路ホルダ81の上部まで掛け渡される。そして、ラベル用紙LBは、経路ホルダ81の下部からガイド板74のZ軸−側端部まで掛け渡され、さらに、ガイド板74の下面に沿って配置された後、ガイド板74のZ軸+側端部から巻取ローラ72まで掛け渡されることとなる。以下、カセット部70の単体状態(非装着時)において、ラベル用紙LBが案内されるこのような経路をラベル用紙LBの「案内経路」とも称する。
【0052】
経路ホルダ81は、そのYZ断面がZ軸−側に開口した略U字形状となっており、図に示すように、経路ホルダ81の内部の空間と第1ホルダ支持板78の開口部781とにより、X軸方向に貫通した空間781aが形成されるように配置される。ラベル用紙LBは、経路ホルダ81の上下に並ぶ2つのZ軸−側端部において支持される。これにより、ラベル用紙LBの案内経路は、空間781aの上側、Z軸−側および下側を囲むように配置される。
【0053】
ここで、図3と図6とを比較して分かるように、印刷時におけるラベル用紙LBの搬送経路と、カセット部70の単体状態におけるラベル用紙LBの案内経路とは略同一とされる。より具体的には、印刷時においてプラテンローラ62および剥離材63によって経路が規定されていた位置に相当するラベル用紙LBは、カセット部70の単体状態において経路ホルダ81により経路が規定される。つまり、プラテンローラ62等がラベル発行本体部40側に設けられても、経路ホルダ81によって、ラベル用紙LBの案内経路は搬送経路と略同一になるように保持されるわけである。
【0054】
また、経路ホルダ81は、第1ホルダ支持板78の長手方向、すなわちZ軸方向に沿って移動可能とされている。図7は、経路ホルダ81の近傍を示すカセット部70の分解斜視図である。
【0055】
図に示すように、第1ホルダ支持板78のX軸+側には、経路ホルダ81を挟むようにして、第2ホルダ支持部79が設けられる。第2ホルダ支持部79は、第1ホルダ支持板78と略同一形状となっており、開口部781と同様の開口部791が形成されている。
【0056】
開口部781,791の上下にはそれぞれ、Z軸方向に沿ってガイド溝782,783,792,793が形成されている。カセット部70が組み上げられるときには、これらのガイド溝782,783,792,793に対して、経路ホルダ81のX軸方向に設けられる4つの爪81a〜81dがそれぞれ嵌合する。これにより、経路ホルダ81がガイド溝に沿って(すなわち、Z軸方向に)移動可能とされる。
【0057】
また、経路ホルダ81の下部には、XY断面が略L字形状に屈曲したプレート811がネジSによって固定される。プレート811は、X軸方向に沿った水平面がガイド溝783を貫通し、Y軸方向に沿った垂直面が第1ホルダ支持板78のX軸−側となるように配置される。このプレート811の垂直面には、嵌合爪67と嵌合するための嵌合口812が形成される。
【0058】
ガイド板74は、ホルダ支持板78,79の下部にそれぞれ形成される溝784,794に対して固設される。ガイド板74の上面、プレート811との間には凹部が形成されるが、この凹部には中央がコイル状のスプリング741が設けられる。このスプリング741は、Z軸−側端がネジSおよびスペーサ742によりプレート811に固定され、Z軸+側端がネジSおよびスペーサ743によりガイド板74に固定される。したがって、このスプリング741により経路ホルダ81がZ軸−向きに付勢されることとなる。これにより、経路ホルダ81は、カセット部70の単体状態において、常にZ軸−側位置(図6に示す位置)に配置することとなり、ラベル用紙LBの案内経路を適切に保持することとなる。
【0059】
<1−3.カセット部の装着>
次に、上記のように構成されるラベル発行本体部40とカセット部70とを装着するときのラベルプリンタ1の動作について説明する。
【0060】
図8はラベル発行本体部40とカセット部70とを装着した状態を示す図であり、図9はプラテンローラ62の近傍を示す図8の拡大図である。
【0061】
図8に示すように、ラベル発行本体部40に対してカセット部70を装着すると、ラベル発行本体部40側の駆動軸68,69と、カセット部70側の開口溝711,721とがそれぞれ嵌合し、ステッピングモータ58,59(図5参照)により供給ローラ71および巻取ローラ72がそれぞれ回転駆動可能となる。
【0062】
また、図9に示すように、ラベル発行本体部40側の駆動ローラ65は、カセット部70側の開口部781のZ軸+側端部に進入する。同様に、ラベル発行本体部40側のプラテンローラ62および剥離材63は、カセット部70側の経路ホルダ81と開口部781とにより形成される空間781aに進入する。
【0063】
前述したように、カセット部70の単体状態においてラベル用紙LBの案内経路は、経路ホルダ81により空間781aの上側、Z軸−側および下側を囲むようにされていた。このことから、カセット部70を装着する際において、ラベル用紙LBはプラテンローラ62および剥離材63の上側、Z軸−側および下側を囲むように進入することとなる。すなわち、カセット部70の単体状態において、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路は、経路ホルダ81によって、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置に規定されていたわけである。その結果、カセット部70を装着する際においても、ラベル用紙LBをプラテンローラ62や剥離材63等と干渉させることなく進入させることができることとなる。これにより、ガイドローラ73から経路ホルダ81まで掛け渡されたラベル用紙LBは、印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙に配置される。
【0064】
また、ガイド板74のZ軸−側端部から巻取ローラ72にまで掛け渡されたラベル用紙LBは、駆動ローラ65とアシストローラ66との間隙位置に配置される。このようにして、ラベル用紙LBを所定位置に適切に配置することができることとなる。
【0065】
ラベル発行本体部40側の嵌合爪67は、カセット部70側の嵌合口812に嵌合する。これにより、水平駆動部52(図5参照)の駆動によって、スプリング741の付勢力に逆らって、経路ホルダ81がZ軸+向きに移動可能とされる。
【0066】
また、ラベル発行本体部40側における印字ヘッド61およびアシストローラ66の配置は、カセット部70側の切り込み部76,77に相当する位置である。このことから、カセット部70を装着する際に、印字ヘッド61およびアシストローラ66と、カセット部70側の保持板75等とが干渉することはない。
【0067】
このようにしてカセット部70がラベル発行本体部40に装着されると、次に、制御部15の制御により、垂直駆動部51および水平駆動部52が駆動される。これにより、図10に示すように、印字ヘッド61がプラテンローラ62と近接する下部位置61bまで移動し、アシストローラ66が駆動ローラ65と略接触するZ軸−側位置66bに配置される。さらに、嵌合爪67のZ軸+側位置67bへの移動に伴って、経路ホルダ81もZ軸+向きへ移動し図10に示す位置に配置される。
【0068】
図10に示す位置に経路ホルダ81が移動されると、経路ホルダ81はラベル用紙LBと接触することはなくなる。すなわち、ラベル用紙LBとの非接触位置に経路ホルダ81が移動されることとなる。これにより、印字中において経路ホルダ81とラベル用紙LBとが干渉することがなくなり、経路ホルダ81が印刷における障害となることを防止することができる。
【0069】
このような垂直駆動部51および水平駆動部52の駆動によって、ラベル発行部31の各部材がラベルの印刷時の所定の配置(すなわち、図3に示す配置)に配置され、ラベルを印字することが可能となる。なお、これら垂直駆動部51および水平駆動部52の駆動は、ユーザによる入力キー部14等の操作に応答して開始してもよく、また、カセット部70の装着を検出するセンサをラベル発行本体部40に設けておき、このセンサによる検出に応答して開始してもよい。
【0070】
一方、カセット部70をラベル発行本体部40から分離する場合は、上記と逆の動作が行われることとなる。すなわち、垂直駆動部51および水平駆動部52の駆動により、印字ヘッド61が上部位置61aに移動し、アシストローラ66がZ軸+側位置66aに移動し、さらに、嵌合爪67がZ軸−側位置67aに移動する。これにより、ラベル用紙LBの搬送経路を挟む部材相互の間隙距離が広げられるとともに、経路ホルダ81がプラテンローラ62および剥離材63を囲む位置に配置される。すなわち、図8および図9に示す状態とされる。
【0071】
前述したようにこの状態においては、ラベル発行本体部40およびカセット部70の各部材は相互に干渉しないため、ラベル発行本体部40からカセット部70を容易に取り外すことができることとなる。なお、カセット部70を分離させるときの垂直駆動部51および水平駆動部52の駆動は、ユーザによる入力キー部14等の操作に応答して開始すればよい。
【0072】
以上、第1の実施の形態について説明を行ったが、本実施の形態のラベルプリンタ1では、カセット部70の単体状態において、印刷時におけるラベル用紙LBの搬送経路と略同一となるように、ラベル用紙LBの案内経路が経路ホルダ81によって保持される。したがって、プラテンローラ62をラベル発行本体部40に固定配置した状態であっても、カセット部70を装着する際に、プラテンローラ62等と干渉させることなくラベル用紙LBを所定の位置に配置することができる。
【0073】
また、カセット部70の単体状態において、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路が、経路ホルダ81により、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置に規定される。このため、カセット部70を装着する際に、ラベル用紙LBがプラテンローラ62に干渉することを効果的に防止することができる。
【0074】
また、経路ホルダ81は、ラベル用紙LBとの非接触位置に移動可能であることから、カセット部70を装着後、経路ホルダ81を非接触位置に移動させることにより、印刷時に経路ホルダ81がラベル用紙LBと干渉することを防止することができる。また、経路ホルダ81は、水平駆動部52により移動させることができるため、煩雑な操作を伴うことなく経路ホルダ81を移動させることができる。
【0075】
また、プラテンローラ62がラベル発行本体部40側に配置されることから、印字精度がプラテンローラの個体差に拘束されず、印字品質を向上させることができる。また特に、プラテンローラ62が固定的に配置されることから、さらに印字精度を安定させることができ印字品質を効果的に向上させることができる。
【0076】
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態のラベルプリンタ1について説明する。本実施の形態のラベルプリンタ1は、第1の実施の形態とはカセット部70のみが相違している。したがって、ラベルプリンタ1の基本構成は図1および図2に示すものと同様であり、ラベル発行本体部40の構成は図5に示すものと同様である。さらには、ラベル発行部31の印刷時におけるラベル用紙LBの搬送経路も図3に示すものと同様である。このため、以下の説明においては、第1の実施の形態との相違点を中心に述べることとする。
【0077】
図11は、本実施の形態のカセット部70の主たる構成を示す図である。図3と同様に、左側が装置正面側(Z軸−側)に相当する。図に示すように、本実施の形態のカセット部70の構成は、図6に示した第1の実施の形態のカセット部70とほぼ同様であるが、経路ホルダ82の形状等が相違している。
【0078】
本実施の形態の経路ホルダ82は、カセット部70の単体状態において、YZ断面が略J字形状となっており、直線箇所が開口部781の下部に沿い、屈曲箇所が開口部781のZ軸−側の半円形状に沿うように配置される。
【0079】
ラベル用紙LBは、ガイドローラ73から経路ホルダ82の上部に掛け渡され、経路ホルダ82のZ軸−側をその屈曲形状に沿って配置された後、経路ホルダ82からガイド板74のZ軸−側端部まで掛け渡されている。これにより、ラベル用紙LBの案内経路は、開口部781の上側、Z軸−側および下側を囲むように配置される。
【0080】
したがって、第1の実施の形態と同様に、カセット部70の単体状態においてラベル用紙LBの案内経路は、経路ホルダ82によって、印刷時におけるラベル用紙LBの搬送経路と略同一となるように保持される。これとともに、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路は、経路ホルダ82により、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置に規定されることとなる。
【0081】
本実施の形態の経路ホルダ82もZ軸方向へ移動可能とされている。図12は、経路ホルダ82の近傍を示すカセット部70の分解斜視図である。
【0082】
経路ホルダ82は平板状の硬質ゴム等の弾性体で構成され、そのZ軸−側の下面82aには鋸歯状の切り込みが形成されている。これにより、経路ホルダ82は、YZ断面が略J字形状となるように変形できるようになっている。
【0083】
また、第1および第2ホルダ支持板78,79にはそれぞれ、略J字形状のガイド溝785,795が形成されている。このガイド溝785,795は、開口部781,791の形状に沿って形成される。より具体的には、ガイド溝785,795の直線箇所がZ軸方向に沿うように開口部781,791の下部に形成され、屈曲箇所が開口部781,791のZ軸−側の半円形状に沿うように形成される。このガイド溝785,795の直線箇所の長さは、経路ホルダ82のZ軸方向の長さよりも長くなっている。
【0084】
カセット部70が組み上げられるときには、これらのガイド溝785,795に対して、経路ホルダ82のX軸方向端部が嵌合する。これにより、経路ホルダ82は、ガイド溝785,795に沿って、その形状を変形させつつ移動することが可能とされる。すなわち、経路ホルダ82がZ軸−側に移動するとYZ断面が略J字形状に変形され、Z軸+側に移動するとYZ断面が略直線形状(すなわち、略平面形状に)に変形されるわけである。
【0085】
また、第1の実施の形態と同様に、経路ホルダ82の下面には、嵌合口812を有するプレート811が固定され、経路ホルダ82はスプリング741によってZ軸−向きに付勢される。したがって、カセット部70の単体状態において経路ホルダ82は、常にYZ断面が略J字形状とされた状態でZ軸−側に配置することとなり(図11に示す状態)、ラベル用紙LBの案内経路を適切に保持することとなる。
【0086】
図13は、ラベル発行本体部40と本実施の形態のカセット部70とを装着した状態においての、プラテンローラ62の近傍を示す図である。図に示すように、ラベル発行本体部40に対してカセット部70を装着すると、駆動ローラ65は開口部781のZ軸+側端部に進入し、プラテンローラ62および剥離材63は開口部781のZ軸−側端部に進入する。また、嵌合爪67は嵌合口812に嵌合する。
【0087】
前述したように、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路は、経路ホルダ82により、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置に規定される。このため、本実施の形態のカセット部70を装着する際においても、ラベル用紙LBをプラテンローラ62や剥離材63等と干渉させることなく進入させることができる。これにより、ラベル用紙LBは印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙を含む所定位置に適切に配置されることとなる。
【0088】
このようにしてカセット部70がラベル発行本体部40に装着されると、第1の実施の形態と同様に、垂直駆動部51および水平駆動部52が駆動される。これにより、図14に示すように、印字ヘッド61が下部位置61bまで移動し、アシストローラ66がZ軸−側位置66bに移動される。
【0089】
また、嵌合爪67がZ軸+側位置67bへ移動され、嵌合爪67の移動に伴って、経路ホルダ82もZ軸+側のラベル用紙LBとの非接触位置へ移動される。この移動に際しては、経路ホルダ82はガイド溝785,795の形状に沿って、YZ断面が略直線形状に変形される。すなわち、経路ホルダ82は、移動方向であるZ軸方向に沿った略平面形状に変形されることとなる。
【0090】
このように、本実施の形態においては、経路ホルダ82が移動方向に沿った略平面形状に変形されるため、第1の実施の形態と比較すると、経路ホルダを移動させるためのスペース、あるいは、待避させるためのスペースを小さくすることができる。したがって、余裕のできたスペースに他の部材を配置するなどして、ラベル発行部31内の空間を効率的に利用することができる。また、ラベル発行部31を小型化することも可能である。
【0091】
なお、カセット部70をラベル発行本体部40から分離する場合は、上記と逆の動作が行われ、第1の実施の形態と同様に、ラベル発行本体部40からカセット部70を容易に取り外すことができることとなる。
【0092】
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態のラベルプリンタ1について説明する。上記実施の形態においては、カセット部70の装着時に、プラテンローラ62等との干渉を防止してラベル用紙LBを所定位置に案内する部材(経路ホルダ81,82)は、カセット部70側に設けられていたが、本実施の形態においてはラベル発行本体部40側に設けられている。本実施の形態のラベルプリンタ1の基本構成は図1および図2に示すものと同様である。
【0093】
<3−1.ラベル発行本体部>
図15は、本実施の形態のラベル発行本体部40の主たる構成を示す図である。図15において左側は正面図(Z軸−側から見た図)、右側は側面図(X軸+側から見た図)である。なお、正面図において、印字ヘッド61は図示を省略している。
【0094】
図に示すように、ラベル発行本体部40の主たる構成は上記実施の形態とほぼ同様であるが、嵌合爪67が設けられてはおらず、水平駆動部52はアシストローラ66のみを移動させる。その一方で、プラテンローラ62のX軸+側には、カセット部70を装着する際にラベル用紙LBを印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙に案内するための案内部材90が設けられている。
【0095】
図16は、この案内部材90の斜視図である。また、図17は、案内部材90の三面図であり、領域Aは正面図(Z軸−側から見た図)、領域Bは側面図(X軸+側から見た図)、領域Cは上面図(Y軸+側から見た図)にそれぞれ相当する。
【0096】
これらの図に示すように、案内部材90は、X軸+側の第1の面91からX軸−側の第2の面92にかけて断面積が小から大となるテーパ形状を有している。より具体的には、Y軸+側の第3の面93およびZ軸−側の第4の面94がX軸方向に対して傾斜し、これによりYZ断面の面積がX軸+側から−側にかけて小から大とされる。また、図17の領域Bに示すように、Z軸方向に対して傾斜する第5の面95がZ軸−側の下部に形成されている。
【0097】
このような形状を有する案内部材90は、その上端部(第2の面92と第3の面93とが接触する位置)96が、プラテンローラ62および剥離材63の双方の上端部よりも上部となるように、また、そのZ軸−側端部(第2の面92と第4の面94とが接触する位置)97が剥離材63のZ軸−側端部よりもZ軸−側となるように、プラテンローラ62に対して相対的に固設される。
【0098】
<3−2.カセット部>
図18は、本実施の形態のカセット部70の主たる構成を示す図である。図15と同様に、図18において左側は正面図、右側は側面図である。
【0099】
図に示すように、本実施の形態のカセット部70においては、第1および第2ホルダ支持部78,79は、上記実施の形態における開口部を有さない略L字形状とされる。また、上記実施の形態におけるガイド板74および移動自在の経路ホルダ81(82)は備えておらず、固定的に配置される経路ホルダ板85を備えている。その他の構成は、上記実施の形態とほぼ同様である。
【0100】
経路ホルダ板85は、比較的短い垂直面85a、比較的長い水平面85b、および、垂直面85aおよび水平面85bを繋ぐ傾斜面85cを有するように屈曲された板材である。水平面85bがZ軸方向に沿い、垂直面85aがラベル発行本体部40への装着時に剥離材63の下部に近接するように(図19,図20参照)、経路ホルダ板85は第1および第2ホルダ支持部79に対して固設される。
【0101】
本実施の形態においては、この経路ホルダ板85により、ラベル用紙LBの案内経路は、ラベルの印刷時における搬送経路と略同一になるように保持される。具体的にラベル用紙LBは、まず、供給ローラ71からガイドローラ73へ掛け渡され、次に、ガイドローラ73から経路ホルダ板85の垂直面85aの上端まで掛け渡される。そして、ラベル用紙LBは、経路ホルダ板85の垂直面85a、傾斜面85cおよび水平面85bに沿って配置された後、経路ホルダ板85のZ軸+側端部から巻取ローラ72まで掛け渡されることとなる。
【0102】
ただし、上記実施の形態とは相違し、カセット部70の単体状態において、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBは、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置には規定されてはいない。すなわち、ガイドローラ73から経路ホルダ板85に掛け渡されたラベル用紙LBは、プラテンローラ62の上部に相当する位置ではなく、プラテンローラ62や剥離材63と干渉する位置に規定される。
【0103】
このため、本実施の形態のカセット部70を装着する際においては、ガイドローラ73から経路ホルダ板85に掛け渡されたラベル用紙LBは、プラテンローラ62等と干渉しないようにその位置が移動されるようになっている。以下、この移動の対象となる部分のラベル用紙LBを移動対象ラベル用紙LB1という。
【0104】
<3−3.カセット部の装着>
図19は、本実施の形態のカセット部70を装着する際における移動対象ラベル用紙LB1の位置の変化を示している。図15と同様に、図19において、左側は正面図であり、右側は側面図である。
【0105】
カセット部70がX軸+側から進入すると、まず、ラベル発行本体部40側の案内部材90の第1の面91が、カセット部70側の経路ホルダ板85と移動対象ラベル用紙LB1との間の空間に進入する。次に、案内部材90の第3の面93および第4の面94が、移動対象ラベル用紙LB1の下面に接触する。そして、カセット部70のさらなるX軸−向きへの移動に伴い、案内部材90の第3の面93および第4の面94に沿って、移動対象ラベルLB1が上側およびZ軸−側へ移動される。これにより、移動対象ラベルLB1は、図中に示す位置LB11から位置LB12まで移動されることとなる。
【0106】
このように位置LB12へ移動されることで、移動対象ラベルLB1はプラテンローラ62の上部および剥離材63のZ軸−側を通過することが可能となり、そのまま、図中矢印AR3に示すように、プラテンローラ62の上部に対して滑り込むこととなる。そして、カセット部70がラベル発行本体部40の所定の位置に配置されたときには、移動対象ラベル用紙LB1は、プラテンローラ62の上部および剥離材63のZ軸−側を囲み、かつ、印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙に位置するように配置される(位置LB13)。
【0107】
このように、移動対象ラベルLB1の移動はラベル発行本体部40側の案内部材90により実現される。すなわち、案内部材90は、カセット部70を装着する際に、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路を、プラテンローラ62の径の外側に移動させる。これにより、ラベル用紙LBがプラテンローラ62や剥離材63に干渉することを効果的に防止することができることとなる。なお、案内部材90にはZ軸方向に対して傾斜する第5の面95が形成されているため、案内部材90とカセット部70側の経路ホルダ板85とが干渉することもない。
【0108】
図20は、カセット部70が、ラベル発行本体部40の所定の位置に配置されたときのラベル発行部31の状態を示す図である。図15と同様に、図20において、左側は正面図であり、右側は側面図である。
【0109】
図に示すように、ラベル用紙LBは、供給ローラ71からガイドローラ73へ掛け渡され、次に、ガイドローラ73からプラテンローラ62の上部および剥離材63のZ軸−側端部まで掛け渡される。そして、ラベル用紙LBは、剥離材63のZ軸−側端部から経路ホルダ板85の傾斜面85cまで掛け渡され、水平面85bに沿って配置された後、経路ホルダ板85のZ軸+側端部から巻取ローラ72まで掛け渡されることとなる。
【0110】
このようにしてカセット部70がラベル発行本体部40に装着されると、次に、垂直駆動部51および水平駆動部52が駆動される。これにより、図21に示すように、印字ヘッド61がプラテンローラ62と近接する下部位置61bまで移動し、アシストローラ66が駆動ローラ65と略接触するZ軸−側位置66bに配置される。この垂直駆動部51および水平駆動部52の駆動により、ラベル用紙LBが搬送経路に沿って配置され、ラベル発行部31がラベルを印刷可能な状態とされる。ここで、経路ホルダ板85はラベル用紙LBの搬送経路を規定する部材の一つとなるため、上記実施の形態のように移動させる必要はない。
【0111】
また、カセット部70をラベル発行本体部40から分離する場合はこれとは逆の動作が行われる。すなわち、印字ヘッド61が上部位置61aに移動し、アシストローラ66がZ軸+側位置66aに移動することにより、ラベル用紙LBの搬送経路を挟む部材相互の間隙距離が広げられる。
【0112】
そして、カセット部70を分離するためにX軸+側へ移動させると、剥離材63のX軸+側に形成される傾斜面63a(図19参照)に沿って、移動対象ラベルLB1が位置LB12まで移動される。したがって、カセット部70を分離させる際においても、ラベル用紙LBが他の部材と干渉することはないため、ラベル発行本体部40からカセット部70を容易に取り外すことができることとなる。
【0113】
以上、第3の実施の形態について説明を行ったが、本実施の形態のラベルプリンタ1では、ラベル発行本体部40は、カセット部70を装着する際に、ラベル用紙LBを印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙に案内する案内部材90を備えている。このため、プラテンローラ62をラベル発行本体部40に固定した状態であっても、カセット部70を装着する際に、プラテンローラ62等と干渉させることなくラベル用紙LBを所定の位置に配置することができる。
【0114】
また、カセット部70の単体状態において、印刷時におけるラベル用紙LBの搬送経路と略同一となるように、ラベル用紙LBの案内経路が経路ホルダ板85によって保持される。これにより、カセット部を装着する際に、案内部材90によってラベル用紙LBを移動させる量を僅少とすることができ、ラベル用紙がプラテンローラ等と干渉することを容易に防止することができる。
【0115】
また、経路ホルダ板85は、カセット部70の装着後においても移動させる必要が無いため、ラベルプリンタ1を簡易な構成とすることができる。さらに、カセット部70の装着時において、案内部材90によるラベル用紙LBの移動量は僅少であることから、印字ヘッド61とプラテンローラ62との間隙距離を大きく広げる必要はなく、ラベルプリンタ1をさらに簡易な構成とすることができる。
【0116】
また、案内部材90は、プラテンローラ62のカセット部70が進入するX軸+側に配置され、X軸+側から−側にかけて断面積が小から大となるテーパ形状を有している。そして、案内部材90は、カセット部70を装着する際に、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路を、プラテンローラ62の径の外側に移動させる。したがって、ラベル用紙がプラテンローラに干渉することをさらに効果的に防止することができる。
【0117】
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0118】
例えば、上記第1および第2実施形態では、カセット部70の装着後、経路ホルダ81,82は水平駆動部52により移動されていたが、ユーザによって移動されるようになっていてもよい。このようにすることで、ラベルプリンタ1を比較的簡単な構成とすることができる。
【0119】
また、上記第1の実施の形態の経路ホルダ81および第2の実施の形態の経路ホルダ82の形状は上記のものに限定されるものではない。すなわち、これら経路ホルダ81,82の形状は、カセット部70の単体状態において、プラテンローラ62の近傍の搬送経路に相当するラベル用紙LBの案内経路を、プラテンローラ62の径の外側に相当する位置に規定する形状であれば、どのような形状であってもよい。例えば、第1の実施の形態の経路ホルダ81は、開口部781の上部と下部に平行する2つの部材が設けられるようなものでもよい。また、第2の実施の形態の経路ホルダ82は、カセット部70の単体状態において、YZ断面がZ軸+側に開口した略U字形状に変形されるようになっていてもよい。
【0120】
また、上記第3の実施の形態の案内部材90は記載のものに限定されるものではない。例えば、カセット部が進入する一の側から他の側にかけて断面のサイズが小から大となるテーパ形状となるように、全面あるいは一部の面を板材で構成した中空部材であってもよい。
【0121】
また、上記実施形態においては、商品を搬送しながら印字したラベルを商品に貼付するラベルプリンタにおいて説明を行ったが、例えば、ラベルの印字機能のみを有するラベルプリンタであってもよい。少なくとも印字ヘッドおよび回転自在に所定位置に固定されるプラテンローラを備えたラベルプリンタ本体部と、長尺状のラベル用紙の両端を供給ローラおよび巻取ローラにより保持した状態でラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタであればどのようなものであっても本発明にかかる技術を適用することが可能である。
【0122】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、案内部材によりラベル用紙が印字ヘッドとプラテンローラとの間隙に案内されるため、プラテンローラを固定した状態であっても、カセット部を装着する際に、プラテンローラ等と干渉させることなくラベル用紙を所定の位置に配置することができる。
【0123】
また、請求項2の発明によれば、カセット部の非装着時においてラベル用紙の案内経路が印刷時の搬送経路と略同一となるように保持されるため、カセット部を装着する際に、案内部材によってラベル用紙を移動させる量を僅少とすることができ、ラベル用紙がプラテンローラ等と干渉することを容易に防止することができる。
【0124】
また、請求項3の発明によれば、カセット部を装着する際に、ラベル用紙の案内経路をプラテンローラの径の外側に移動させることにより、ラベル用紙がプラテンローラに干渉することを効果的に防止することができる。
【0125】
また、請求項4の発明によれば、カセット部の非装着時においてラベル用紙の案内経路が、印刷時の搬送経路と略同一となるように保持されるため、プラテンローラを固定した状態であっても、カセット部の装着時において、プラテンローラ等と干渉させることなくラベル用紙を所定の位置に配置することができる。また、保持部材がラベル用紙との非接触位置に移動可能であるため、印刷時において保持部材とラベル用紙とが干渉することを防止することができる。また、ラベル用紙との非接触位置に移動されるときは、移動方向に沿った略平面形状に変形されるため、保持部材を移動させるスペースを比較的小さくすることができる。
【0127】
また、請求項の発明によれば、煩雑な操作を伴うことなく、保持部材をラベル用紙との非接触位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの斜視図である。
【図2】ラベルプリンタの機能構成を機能ブロックとして示す図である。
【図3】第1の実施の形態のラベル発行部の主たる構成を示す側面図である。
【図4】ラベル発行本体部とカセット部とを分離した状態を示す図である。
【図5】第1の実施の形態のラベル発行本体部の主たる構成を示す図である。
【図6】第1の実施の形態のカセット部の主たる構成を示す図である。
【図7】第1の実施の形態の経路ホルダの近傍を示すカセット部の分解斜視図である。
【図8】ラベル発行本体部とカセット部とを装着した状態を示す図である。
【図9】ラベル発行本体部とカセット部とを装着した状態におけるプラテンローラの近傍を示す図である。
【図10】印刷可能な状態におけるプラテンローラの近傍を示す図である。
【図11】第2の実施の形態のカセット部の主たる構成を示す図である。
【図12】第2の実施の形態の経路ホルダの近傍を示すカセット部の分解斜視図である。
【図13】ラベル発行本体部とカセット部とを装着した状態におけるプラテンローラの近傍を示す図である。
【図14】印刷可能な状態におけるプラテンローラの近傍を示す図である。
【図15】第4の実施の形態のラベル発行部の主たる構成を示す側面図である。
【図16】案内部材の斜視図である。
【図17】案内部材の三面図である。
【図18】第3の実施の形態のカセット部の主たる構成を示す図である。
【図19】カセット部を装着する際の移動対象ラベル用紙の位置の変化を示す図である。
【図20】ラベル発行本体部とカセット部とを装着した状態を示す図である。
【図21】印刷可能な状態におけるプラテンローラの近傍を示す図である。
【符号の説明】
31 ラベル発行部
40 ラベル発行本体部
61 印字ヘッド
62 プラテンローラ
63 剥離材
70 カセット部
71 供給ローラ
72 巻取ローラ
81 経路ホルダ
82 経路ホルダ
85 経路ホルダ板
90 案内部材

Claims (5)

  1. 印字ヘッドおよび回転自在に所定位置に固定されるプラテンローラを備えたラベルプリンタ本体部と、長尺状のラベル用紙の両端を供給ローラおよび巻取ローラにより保持した状態で前記ラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタであって、
    前記ラベルプリンタ本体部は、
    前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部とを装着する際に、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙を、前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの間隙に前記プラテンローラと接触するように案内する案内部材、
    を備えることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 請求項1に記載のラベルプリンタにおいて、
    前記カセット部は、
    前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時において、印刷時における前記ラベル用紙の搬送経路と略同一となるように、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙の案内経路を保持する保持部材、
    を備えることを特徴とするラベルプリンタ。
  3. 請求項2に記載のラベルプリンタにおいて、
    前記案内部材は、
    前記プラテンローラの前記カセット部が進入する一の側に配置され、前記一の側から他の側にかけて断面積が小から大となるテーパ形状を有し、かつ、
    前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部とを装着する際に、前記プラテンローラの近傍の搬送経路に相当する前記ラベル用紙の案内経路を前記プラテンローラの径の外側に移動させることを特徴とするラベルプリンタ。
  4. 印字ヘッドおよび回転自在に所定位置に固定されるプラテンローラを備えたラベルプリンタ本体部と、長尺状のラベル用紙の両端を供給ローラおよび巻取ローラにより保持した状態で前記ラベル用紙を格納するカセット部とを着脱可能に備えたラベルプリンタであって、
    前記カセット部は、
    前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時において、印刷時における前記ラベル用紙の搬送経路と略同一となるように、前記供給ローラと前記巻取ローラとの間に位置する前記ラベル用紙の案内経路を保持する保持部材、
    を備え
    前記保持部材は、前記ラベル用紙との非接触位置に移動可能であり、
    前記保持部材は、弾性体で構成されるものであり、
    前記カセット部と前記ラベルプリンタ本体部との非装着時は、前記プラテンローラの近傍の搬送経路に相当する前記ラベル用紙の案内経路を、前記プラテンローラの径の外側に相当する位置に規定する形状に前記保持部材を変形し、かつ、前記保持部材が前記非接触位置に移動されるときは、移動方向に沿った略平面形状に前記保持部材を変形する保持部材変形手段、
    をさらに備えることを特徴とするラベルプリンタ。
  5. 請求項4に記載のラベルプリンタにおいて、
    前記保持部材を前記非接触位置に移動させる移動手段、
    をさらに備えることを特徴とするラベルプリンタ。
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