JP2001048142A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2001048142A
JP2001048142A JP11223891A JP22389199A JP2001048142A JP 2001048142 A JP2001048142 A JP 2001048142A JP 11223891 A JP11223891 A JP 11223891A JP 22389199 A JP22389199 A JP 22389199A JP 2001048142 A JP2001048142 A JP 2001048142A
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JP11223891A
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Hiroyasu Ishii
博康 石井
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Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の逆搬送時にも用紙に対して適度のテンシ
ョンをかけることにより用紙の逆搬送時おける蛇行や斜
行を防止する。 【解決手段】用紙28をローラ間に狭持して正搬送及び
逆搬送する駆動ローラ機構29と、用紙の正搬送方向に
おける駆動ローラ機構の上流側に配置した用紙ガイド3
4と、用紙の正搬送方向における駆動ローラ機構の下流
側に配置し、用紙をローラ間に狭持するとともに用紙の
逆搬送時に駆動ローラ機構のローラの回転に応じて用紙
にテンションを与えるテンションローラ機構36とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ色の異な
る印字を行う複数の印字ブロックを並べて配置し、ラベ
ル紙上に各印字ブロックにて順次印字するラベルプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなラベルプリンタは、図
8に示すように、給紙ローラ1から連続用紙2を摩擦力
の大きい駆動ローラ3とゴム製のピンチローラ4とで狭
持して搬送路5に送り出すようになっている。連続用紙
2としてはラベル紙(タグ紙も含む)を連続して繋げた
用紙、又は連続した台紙の上にラベル紙を所定の間隔で
貼着した用紙が使用される。駆動ローラ3はモータ6に
よって正転及び逆転制御されるようになっている。搬送
路5には、用紙2の搬送方向に沿って上流側から黒印字
ブロック7、マゼンタ印字ブロック8、シアン印字ブロ
ック9及びイエロー印字ブロック10の4個の印字ブロ
ックが順に配置されている。
【0003】黒印字ブロック7は、サーマル印字ヘッド
7a、プラテンローラ7b、黒色のインクリボン7cを
印字ヘッド7aに供給するリボン供給ローラ7d、印字
ヘッド7aで使用済みのインクリボン7cを巻取るリボ
ン巻取りローラ7eによって構成され、マゼンタ印字ブ
ロック8は、サーマル印字ヘッド8a、プラテンローラ
8b、マゼンタ色のインクリボン8cを印字ヘッド8a
に供給するリボン供給ローラ8d、印字ヘッド8aで使
用済みのインクリボン8cを巻取るリボン巻取りローラ
8eによって構成され、シアン印字ブロック9は、サー
マル印字ヘッド9a、プラテンローラ9b、シアン色の
インクリボン9cを印字ヘッド9aに供給するリボン供
給ローラ9d、印字ヘッド9aで使用済みのインクリボ
ン9cを巻取るリボン巻取りローラ9eによって構成さ
れ、イエロー印字ブロック10は、サーマル印字ヘッド
10a、プラテンローラ10b、イエロー色のインクリ
ボン10cを印字ヘッド10aに供給するリボン供給ロ
ーラ10d、印字ヘッド10aで使用済みのインクリボ
ン10cを巻取るリボン巻取りローラ10eによって構
成されている。
【0004】プラテンローラ7b,8bはステッピング
モータ11によってギアを介して回転制御され、プラテ
ンローラ9b,10bはステッピングモータ12によっ
てギアを介して回転制御されるようになっている。給紙
ローラ1と駆動ローラ3との間には用紙2の蛇行や斜行
を防止するための用紙ガイド13を配置し、駆動ローラ
3と初段の黒印字ブロック7との間には用紙2における
印字すべきラベル紙の位置決めを行うセンサ14を配置
している。用紙ガイド13は、図9に示すように、1対
のガイドを用紙2の両端側に沿わせて配置している。こ
の用紙ガイド13は使用する用紙の幅に合せて1対のガ
イドの間隔を調整できるようになっている。
【0005】このラベルプリンタは、駆動ローラ3の正
転により用紙2を給紙ローラ1から送り出し、センサ1
4で一旦位置決めしてから各印字ブロック7〜10に供
給する。このとき、各印字ブロック7〜10のプラテン
ローラ7b〜10bはその周速が駆動ローラ3の周速よ
りも若干速くなるように設定されており、これにより用
紙2に一定のテンションが加わり、各印字ブロックでの
印字が良好に行われる。例えば、図10に示すようなラ
ベル紙15を発行する場合について述べると、このラベ
ル紙15の斜線領域15aには地域毎に決められた色を
印刷する。例えば赤であればマゼンタ印字ブロック8と
イエロー印字ブロック10による重ね印字によりそれを
行う。また、文字15b、バーコード15c、2次元コ
ード15dを黒印刷する。すなわち、黒印字ブロック7
によって文字15b、バーコード15c、2次元コード
15dを印字する。
【0006】そして、1枚のラベル紙に対する印字が終
了すると、ラベル紙を最終段のイエロー印字ブロック1
0からさらに送り出して印字が終了したラベル紙を切離
すか、台紙上に貼着したものであればラベル紙を台紙か
ら剥がすことになる。これが終了すると、次のラベル紙
に対する印字のために駆動ローラ3を逆転制御して用紙
2を逆搬送させる。そして、次のラベル紙の位置をセン
サ14が検出すると用紙2の逆搬送を停止させて次の印
字に待機させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のラベ
ルプリンタにおいては、駆動ローラ3とピンチローラ4
とによる用紙2の狭持力が大きいが、用紙2を搬送する
場合には各プラテンローラ7b〜10bと駆動ローラ3
との周速の違いにより用紙2に一定のテンションがかか
るので、用紙はほとんど蛇行や斜行を行うことなく搬送
される。
【0008】しかし、ラベル紙に対する印字が終了し、
その後次の印字のために用紙を逆搬送する場合は、用紙
2には何等テンションがかからずに駆動ローラ3とピン
チローラ4の逆転のみで用紙2を逆搬送させるため、用
紙2が蛇行や斜行し易くなり、印字を繰返しているうち
に用紙が斜めになって印字に支障を来すという問題があ
った。特に、ラベルを銘板として使用する場合は、図1
1に示すように、比較的小さいスペースの中に会社名、
製品名、機番、公的規格取得を示した情報など多数の文
字や記号等を印字するため、用紙が蛇行、斜行すると用
紙内に印字ができなくなって印字不良となる問題があっ
た。
【0009】また、ラベルプリンタとしては、例えば、
図12に示すように、プリンタ本体Aの後段にラベルを
自動的に張付けるラベラーと呼ばれる装置Bを配置した
ものがあり、このようなものでは、プリンタ本体Aで印
刷したラベル紙CをラベラーBが台紙Dから剥がして製
造ライン上を流れている製品に張付ける動作を行うが、
このようなものではラベル紙の印刷後の搬送距離が長く
なり、従って、次のラベル紙Eを印字開始位置に戻す逆
搬送距離も長くなる。このため、逆搬送時に用紙が蛇
行、斜行する可能性が高くなり、また、蛇行、斜行する
量も大きくなり、印字に大きな影響を与える問題があっ
た。
【0010】そこで、各請求項記載の発明は、用紙の逆
搬送時にも用紙に対して適度のテンションをかけること
ができ、これにより、用紙の逆搬送時おける蛇行や斜行
を防止でき、常にラベル紙に対して良好な印字ができる
ラベルプリンタを提供する。また、請求項5記載の発明
は、さらに、紙粉等による印字抜けを防止できるラベル
プリンタを提供する。また、請求項6記載の発明は、さ
らに、用紙の逆搬送時に用紙に対して適度のテンション
をかける機構の着脱が簡単にできるラベルプリンタを提
供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
それぞれ色の異なる印字を行う複数の印字ブロックを並
べて配置し、ラベル紙を連続して繋げた用紙、又は連続
した台紙の上にラベル紙を所定の間隔で貼着した用紙を
正搬送し、ラベル紙上に各印字ブロックにて順次印字す
るとともに印字終了後用紙を逆搬送して次のラベル紙を
印字開始位置に位置決めするラベルプリンタにおいて、
用紙をローラ間に狭持して正搬送及び逆搬送する駆動ロ
ーラ機構と、用紙の正搬送方向における駆動ローラ機構
の上流側に配置した用紙ガイドと、用紙の正搬送方向に
おける駆動ローラ機構の下流側に配置し、用紙をローラ
間に狭持するとともに用紙の逆搬送時に駆動ローラ機構
のローラの回転に応じて用紙にテンションを与えるテン
ションローラ機構とを備えたものである。
【0012】請求項2記載の発明は、それぞれ色の異な
る印字を行う複数の印字ブロックを並べて配置し、ラベ
ル紙を連続して繋げた用紙、又は連続した台紙の上にラ
ベル紙を所定の間隔で貼着した用紙を正搬送し、ラベル
紙上に各印字ブロックにて順次印字するとともに印字終
了後用紙を逆搬送して次のラベル紙を印字開始位置に位
置決めするラベルプリンタにおいて、用紙をローラ間に
狭持して正搬送及び逆搬送する駆動ローラ機構と、用紙
の正搬送方向における駆動ローラ機構の上流側及び下流
側にそれぞれ配置した1対の用紙ガイドと、用紙の正搬
送方向における下流側用紙ガイドのさらに下流側に配置
し、用紙をローラ間に狭持するとともに用紙の逆搬送時
に駆動ローラ機構のローラの回転に応じて用紙にテンシ
ョンを与えるテンションローラ機構とを備えたものであ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のラベルプリンタにおいて、テンションローラ機構
は、一方のローラを用紙の搬送及び逆搬送に応じて正転
及び逆転する主動ローラとし、他方のローラを一方のロ
ーラに対して加圧接触する従動ローラとしたことにあ
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載のラ
ベルプリンタにおいて、主動ローラの表面の摩擦係数を
1より小さく設定したことにある。請求項5記載の発明
は、請求項3又は4記載のラベルプリンタにおいて、従
動ローラの表面を粘着面に形成したことにある。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項3乃至5の
いずれか1記載のラベルプリンタにおいて、従動ローラ
を、左右両端部に折曲げ部を形成するとともにその折曲
げ部に位置決めピン挿入孔を形成した金属製の板状フレ
ームに回転自在に支持し、板状フレームを、搬送路を形
成するフレームに設けた複数の位置決めピンを各位置決
めピン挿入孔にそれぞれ挿入し、かつ、折曲げ部を搬送
路を形成するフレームに設けたマグネットに固定して取
付けたことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1はラベルプリンタの外観を示す斜視
図で、21は筐体で、この筐体21は固定されたサイド
カバー21a、このサイドカバー21aの上部に設けた
蝶番22を支持軸として上下に開閉自在なオープンカバ
ー21b、前記サイドカバー21aの一端側に配置さ
れ、表示器23、各種キー24を設けた操作部カバー2
1c及び前記オープンカバー21bの一端側下部に配置
されたフロントカバー21dによって構成されている。
前記オープンカバー21bとフロントカバー21dとの
境目にこの両カバーに跨がってラベル紙の発行口25を
設けている。前記筐体21の後部外側には用紙ホルダ2
6が固定され、この用紙ホルダ26に給紙ローラ27を
回転自在に設けている。
【0017】図2はラベルプリンタの内部構成を概略的
に示す図で、前記給紙ローラ27から連続用紙28を駆
動ローラ機構29を構成する摩擦力の大きい駆動ローラ
30とゴム製のピンチローラ31とで狭持して搬送路3
2に送り出すようになっている。前記連続用紙28とし
てはラベル紙(タグ紙も含む)を連続して繋げた用紙、
又は連続した台紙の上にラベル紙を所定の間隔で貼着し
た用紙が使用される。なお、ここでは連続用紙28とし
て、連続した透光性の台紙の上にラベル紙を所定の間隔
で貼着した用紙を使用する。
【0018】前記駆動ローラ30は、例えば、表面に微
小な突起を多数形成した金属のローラや表面に微小な金
属の粉末を溶射さた金属のローラなどからなり、駆動モ
ータ33によって正転及び逆転制御されるようになって
いる。そして、前記駆動モータ33が正転するときには
駆動ローラ30とピンチローラ31とで狭持された用紙
28は正搬送され、前記駆動モータ33が逆転するとき
には駆動ローラ30とピンチローラ31とで狭持された
用紙28は逆搬送されるようになっている。
【0019】前記搬送路32には、用紙28の正搬送方
向における前記駆動ローラ機構29の上流側に第1の用
紙ガイド34が配置され、下流側に第2の用紙ガイド3
5が配置されている。また、この下流側の第2の用紙ガ
イド35のさらに下流側にテンションローラ機構36が
配置されている。
【0020】前記テンションローラ機構36は、主動ロ
ーラ37と従動ローラ38からなり、前記主動ローラ3
7は表面を摩擦係数μが1より小さい材質のもので形成
している。摩擦係数μとしては、0.5≦μ<1.0程
度のものが望ましく、特には0.7程度がよい。前記主
動ローラ37はステッピングモータ39によって正回転
制御されるようになっている。前記従動ローラ38は前
記主動ローラ37に圧接され、その表面には比較的粘着
力の弱い粘着剤が塗布されている。すなわち、前記従動
ローラ38の表面は粘着面に形成されている。
【0021】前記テンションローラ機構36の正搬送方
向下流側には用紙抑え部材40と用紙下ガイド41が前
記用紙28を上下から挟むようにして配置され、用紙抑
え部材40により搬送される用紙28を負荷がかからな
い程度に軽く抑えて用紙が上下にばたつくのを防止して
いる。前記用紙抑え部材40としては、例えば、厚さが
0.1〜0.5mm程度のPET樹脂(ポリエチレンテレ
フタレート)が使用されている。
【0022】前記用紙28の正搬送方向における前記用
紙抑え部材40の下流側に、搬送路32に沿って上流側
から、例えば、マゼンタ印字ブロック42、黒印字ブロ
ック43の2個の印字ブロックを配置している。なお、
マゼンタ印字ブロック42はユーザの仕様に応じて配置
されるもので、シアン印字ブロックでも、イエロー印字
ブロックでも、その他の色の印字ブロックであってもよ
い。
【0023】前記マゼンタ印字ブロック42は、サーマ
ル印字ヘッド42a、プラテンローラ42b、マゼンタ
色のインクリボン42cを印字ヘッド42aに供給する
リボン供給ローラ42d、印字ヘッド42aで使用済み
のインクリボン42cを巻取るリボン巻取りローラ42
eによって構成され、前記黒印字ブロック43は、サー
マル印字ヘッド43a、プラテンローラ43b、黒色の
インクリボン43cを印字ヘッド43aに供給するリボ
ン供給ローラ43d、印字ヘッド43aで使用済みのイ
ンクリボン43cを巻取るリボン巻取りローラ43eに
よって構成されている。前記プラテンローラ42b,4
3bはステッピングモータ44によってギアを介して正
回転制御されるようになっている。
【0024】前記用紙抑え部材40と初段のマゼンタ印
字ブロック42との間には用紙28における印字すべき
ラベル紙の位置決めを行うセンサ45を配置している。
前記センサ45は発光素子と受光素子からなる光透過式
のセンサで、台紙のみの通過時には発光素子からの光を
受光素子が受光し、ラベル紙の先端が通過するとき光が
ラベル紙で遮光され、これによりラベル紙の先端を検出
するようになっている。
【0025】図3は、第1の用紙ガイド34から用紙抑
え部材40までの間の構成を具体的に示す部分斜視図
で、前記第1の用紙ガイド34は、1対のガイド部材3
4a,34bを用紙28の幅に沿って配置したもので、
この各ガイド部材34a,34bは両者の間隔が所定の
範囲内で自在に調整できるようになっている。前記駆動
ローラ機構29は、前記駆動ローラ30及びピンチロー
ラ31をメインフレーム46とサイドフレーム47に回
転自在に取付けている。
【0026】前記第2の用紙ガイド35は、1対の斜行
防止ガイドブロック35a,35bからなり、各斜行防
止ガイドブロック35a,35bは、図4に示すよう
に、略L字形状に形成された第1のガイド部材48の垂
直面48aの上側に略L字形状に形成された第2のガイ
ド部材49をネジ50によって固定し、これを図5に示
すガイドベース51の上に載せ、つまみネジ52を前記
第1のガイド部材48の水平面48bに開けた長孔48
cを通して前記ガイドベース51に開けた複数のネジ用
タップ51aの1つに螺着し、かつ締めつけることで固
定するようになっている。前記ガイドベース51は前記
メインフレーム46とサイドフレーム47との間に固定
されるようになっている。
【0027】前記第1のガイド部材48は垂直面48a
の下方に用紙突き当て面48dを形成するとともに水平
面48bの両端を下方に折曲げて折曲げ部48eを形成
し、この用紙突き当て面48d及び折曲げ部48eを前
記ガイドベース51に設けた幅方向に長尺なスライド用
切欠部51bに挿入し、このスライド用切欠部51bに
沿って前記第1のガイド部材48をスライド可能にして
いる。
【0028】従って、前記各斜行防止ガイドブロック3
5a,35bは、第1のガイド部材48をガイドベース
51のスライド用切欠部51bに沿ってスライドし、ガ
イドベース51に開けた複数のネジ用タップ51aの1
つにつまみネジ52を螺着し締めつけることで第1のガ
イド部材48を固定し、これにより、各第1のガイド部
材48の間隔を搬送される用紙28の幅に応じて調整で
きるようになっている。また、第1のガイド部材48は
水平面48bに開けた長孔48cによって幅方向の微調
整ができるようになっている。
【0029】前記第1のガイド部材48に固定した第2
のガイド部材49は、図6に示すように、搬送される用
紙28の上面をガイドするようになっている。なお、前
記各斜行防止ガイドブロック35a,35bの第1のガ
イド部材48のスライド機構は、ラック・アンド・ピニ
オン方式の機構であってもよい。
【0030】前記テンションローラ機構36は、図7に
示すように、前記従動ローラ38の軸を、一端が上方に
折曲げられ、他端が下方に折曲げられた金属製の板状フ
レーム53に形成した支持部53aに支持された含油軸
受54にスペーサ55を介して回転自在に支持され、か
つ、一端が前記板状フレーム53にネジにより固定され
た板バネ56により前記スペーサ55の上から下方に押
圧されている。
【0031】前記従動ローラ38が位置する板状フレー
ム53の面は開口され、前記板状フレーム53を前記メ
インフレーム46及びサブフレーム47に取付けたと
き、この開口部を介して前記従動ローラ38が前記主動
ローラ37に圧接するようになっている。
【0032】前記板状フレーム53の上方折曲部53b
には第1の位置決めピン挿入孔53cが設けられ、ま
た、下方折曲部53dには第2、第3の位置決めピン挿
入孔53e、53fが設けられている。前記第3の位置
決めピン挿入孔53fは若干長孔になっている。そし
て、前記メインフレーム46には前記第1の位置決めピ
ン挿入孔53cに挿入する位置決めピン57が設けら
れ、また、前記上方折曲部53bを固定するためにマグ
ネット58が取付けられている。また、前記サブフレー
ム47には前記第2の位置決めピン挿入孔53eに挿入
する位置決めピン59並びに前記第3の位置決めピン挿
入孔53fに挿入する位置決めピン60がそれぞれ設け
られている。前記板状フレーム53の底面には前記用紙
抑え部材40の一端側が両面テープ等を使用して固定し
ている。
【0033】このような構成においては、用紙28の正
搬送時には駆動モータ33により駆動ローラ30が正転
し、ステッピングモータ39により主動ローラ37が正
転し、ステッピングモータ44によりプラテンローラ4
2b,43bが正転する。これにより、用紙28は搬送
路32に沿って搬送され、先頭のラベル紙に対して各印
字ブロック42,43により所定の印字が行われる。
【0034】この正搬送時においては、主動ローラ37
の周速が駆動ローラ30の周速よりも若干速くなってお
り、これにより搬送される用紙28にはテンションがか
かることになる。このとき、主動ローラ37の摩擦係数
μが0.5≦μ<1.0程度に設定しているので用紙2
8には適度なテンションがかかる。この場合、μを1.
0以上にすると用紙28を引張り過ぎて駆動ローラ30
を駆動する駆動モータ33への負担が大きくなり、ま
た、μを0.5よりも小さくすると用紙28を引張る効
果が低下して適度なテンションがかからなくなる。
【0035】また、駆動ローラ機構39を間にして上流
側に設けた第1の用紙ガイド34と下流側に設けた第2
の用紙ガイド35により用紙28は左右の位置決めが行
われる。
【0036】このように、印字が行われる正搬送時にお
いて用紙28は、駆動ローラ機構29とテンションロー
ラ機構36の間の適度なテンションと、2つの用紙ガイ
ド34,35により用紙28は蛇行、斜行することなく
搬送される。
【0037】そして、先頭のラベル紙に対する印字が終
了すると用紙28をさらに正搬送し、印字したラベル紙
が台紙から剥がされる状態で搬送を停止する。この状態
でラベル紙が台紙から剥がされると、各印字ブロック4
2,43のサーマルヘッド42a,43a及びインクリ
ボン42c,43cが用紙28から離れる方向にアップ
し、駆動モータ33により駆動ローラ30が逆転され
る。
【0038】駆動ローラ30が逆転されると用紙28は
逆搬送される。そして、剥がされたラベル紙の次のラベ
ル紙の先端がセンサ45で検出されると、駆動モータ3
3が停止して用紙28の逆搬送が停止される。こうし
て、次のラベル紙が次の印字に待機することになる。
【0039】この逆搬送時において、主動ローラ37は
駆動ローラ30とは逆方向に回転することになる。すな
わち、駆動ローラ30が逆回転するのに対し主動ローラ
37は正回転状態を維持する。これにより、駆動ローラ
30はピンチローラ31とで用紙28を大きな摩擦力で
狭持し引っ張ることになる。一方、主動ローラ37の摩
擦係数μが0.7と小さいため主動ローラ37と従動ロ
ーラ38による用紙の狭持力は小さい。従って、逆搬送
時においても駆動ローラ機構29とテンションローラ機
構36の間で用紙28には適度なテンションがかかるこ
とになる。
【0040】また、テンションローラ機構36の上流側
に設けた第2の用紙ガイド35と駆動ローラ機構29の
上流側に設けた第1の用紙ガイド34により用紙28は
左右の位置決めが行われる。特に、駆動ローラ30によ
る用紙28を引張る力が大きいので、この逆搬送時にお
いては用紙28が斜行する傾向が高くなるが、これを第
2の用紙ガイド35が阻止する作用を為す。
【0041】このように、逆搬送時において用紙28
は、駆動ローラ機構29とテンションローラ機構36の
間の適度なテンションと、2つの用紙ガイド34,3
5、特に第2の用紙ガイド35により用紙28は蛇行、
斜行することなく逆搬送される。
【0042】このように、用紙の正搬送時は勿論、逆搬
送時にも用紙に対して適度なテンションをかけることが
でき、これにより、用紙の正逆搬送時おける蛇行や斜行
を防止でき、常にラベル紙に対して良好な印字ができ
る。また、駆動ローラ機構39を間にして上流側に設け
た第1の用紙ガイド34と下流側に設けた第2の用紙ガ
イド35により用紙28の左右の位置決めを行うので、
これによっても蛇行や斜行を防止でき、従って、全体と
して正逆搬送時における用紙の蛇行や斜行をより確実に
防止できる。
【0043】また、テンションローラ機構36の従動ロ
ーラ38は表面を粘着面に形成しているので、用紙28
上に紙粉やごみなどが付着していてもこれを従動ローラ
38により除去できるので、紙粉やごみなどによってラ
ベル紙に対する印字が印字抜けとなるのを防止できる。
【0044】また、テンションローラ機構36を構成す
る従動ローラ38を板フレーム53に回転自在に取付
け、この板フレーム53の上方折曲部53bに第1の位
置決めピン挿入孔53cを設け、下方折曲部53dに第
2、第3の2つの位置決めピン挿入孔53e,53fを
設け、これら各位置決めピン挿入孔53c,53e,5
3fをメインフレーム46に設けた位置決めピン57及
びサブフレーム47に設けた位置決めピン59,60に
挿入して従動ローラ38を主動ローラ37に対して位置
決めし、かつ、板フレーム53の上方折曲部53bをメ
インフレーム46に取付けたマグネット58により固定
する構成としているので、従動ローラ38の着脱が簡単
にできる。
【0045】なお、この実施の形態を、例えば、図8に
示した4色のカラーラベルプリンタを使用して実現する
場合は、手前側の2つの印字ブロックを取り外すことに
なるが、その場合に、最も手前の印字ブロックのプラテ
ンローラをテンションローラ機構36の主動ローラ37
として兼用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】各請求項記載の発明によれば、用紙の逆
搬送時にも用紙に対して適度のテンションをかけること
ができ、これにより、用紙の逆搬送時おける蛇行や斜行
を防止でき、常にラベル紙に対して良好な印字ができ
る。また、請求項5記載の発明によれば、さらに、紙粉
等による印字抜けを防止できる。また、請求項6記載の
発明によれば、さらに、用紙の逆搬送時に用紙に対して
適度のテンションをかける機構の着脱が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるラベルプリンタの
外観を示す斜視図。
【図2】同実施の形態におけるラベルプリンタの内部の
概略構成を示す図。
【図3】同実施の形態における用紙搬送路の部分斜視
図。
【図4】同実施の形態における第2の用紙ガイドの斜行
防止ブロックの分解斜視図。
【図5】同実施の形態における第2の用紙ガイドのガイ
ドベースを示す斜視図。
【図6】同実施の形態における第2の用紙ガイドの部分
断面図。
【図7】同実施の形態におけるテンションローラ機構の
構成を示す斜視図。
【図8】従来のラベルプリンタの概略構成図。
【図9】同従来例の用紙ガイドの構成を示す図。
【図10】同従来例のラベル紙例を示す図。
【図11】同従来例の銘板として使用するラベル紙例を
示す図。
【図12】従来の他のラベルプリンタを示すブロック
図。
【符号の説明】
28…用紙 29…駆動ローラ機構 30…駆動ローラ 34,35…用紙ガイド 36…テンションローラ機構 42,43…印字ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ色の異なる印字を行う複数の印
    字ブロックを並べて配置し、ラベル紙を連続して繋げた
    用紙、又は連続した台紙の上にラベル紙を所定の間隔で
    貼着した用紙を正搬送し、ラベル紙上に前記各印字ブロ
    ックにて順次印字するとともに印字終了後前記用紙を逆
    搬送して次のラベル紙を印字開始位置に位置決めするラ
    ベルプリンタにおいて、 前記用紙を大きな摩擦力でローラ間に狭持して正搬送及
    び逆搬送する駆動ローラ機構と、前記用紙の正搬送方向
    における前記駆動ローラ機構の上流側に配置した用紙ガ
    イドと、前記用紙の正搬送方向における前記駆動ローラ
    機構の下流側に配置し、前記用紙をローラ間に狭持する
    とともに前記用紙の逆搬送時に前記駆動ローラ機構のロ
    ーラの回転に応じて前記用紙にテンションを与えるテン
    ションローラ機構とを備えたことを特徴とするラベルプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 それぞれ色の異なる印字を行う複数の印
    字ブロックを並べて配置し、ラベル紙を連続して繋げた
    用紙、又は連続した台紙の上にラベル紙を所定の間隔で
    貼着した用紙を正搬送し、ラベル紙上に前記各印字ブロ
    ックにて順次印字するとともに印字終了後前記用紙を逆
    搬送して次のラベル紙を印字開始位置に位置決めするラ
    ベルプリンタにおいて、 前記用紙をローラ間に狭持して正搬送及び逆搬送する駆
    動ローラ機構と、前記用紙の正搬送方向における前記駆
    動ローラ機構の上流側及び下流側にそれぞれ配置した1
    対の用紙ガイドと、前記用紙の正搬送方向における下流
    側用紙ガイドのさらに下流側に配置し、前記用紙をロー
    ラ間に狭持するとともに前記用紙の逆搬送時に前記駆動
    ローラ機構のローラの回転に応じて前記用紙にテンショ
    ンを与えるテンションローラ機構とを備えたことを特徴
    とするラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 テンションローラ機構は、一方のローラ
    を用紙の搬送及び逆搬送に応じて正転及び逆転する主動
    ローラとし、他方のローラを前記一方のローラに対して
    加圧接触する従動ローラとしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 主動ローラの表面の摩擦係数を1より小
    さく設定したことを特徴とする請求項3記載のラベルプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 従動ローラの表面を粘着面に形成したこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のラベルプリンタ。
  6. 【請求項6】 従動ローラを、左右両端部に折曲げ部を
    形成するとともにその折曲げ部に位置決めピン挿入孔を
    形成した金属製の板状フレームに回転自在に支持し、前
    記板状フレームを、搬送路を形成するフレームに設けた
    複数の位置決めピンを前記各位置決めピン挿入孔にそれ
    ぞれ挿入し、かつ、前記折曲げ部を搬送路を形成するフ
    レームに設けたマグネットに固定して取付けたことを特
    徴とする請求項3乃至5のいずれか1記載のラベルプリ
    ンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255139A (ja) * 2001-02-26 2002-09-11 Ishida Co Ltd 商品情報印字装置
JP2015224038A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 サトーホールディングス株式会社 印字装置における印字用紙の装填位置合わせ構造および装填位置合わせ方法

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