JP2003001859A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2003001859A
JP2003001859A JP2001186814A JP2001186814A JP2003001859A JP 2003001859 A JP2003001859 A JP 2003001859A JP 2001186814 A JP2001186814 A JP 2001186814A JP 2001186814 A JP2001186814 A JP 2001186814A JP 2003001859 A JP2003001859 A JP 2003001859A
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ink ribbon
contact guide
head
thermal
paper
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JP2001186814A
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Kazuhiro Fushimi
和宏 伏見
Yoshimi Urushibata
芳実 漆畑
Ko Tashiro
鋼 田代
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の装置で熱時剥離タイプと冷時剥離タイ
プの2種類のインクリボンを容易に使用することができ
るサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】 ヘッドロックレバー39を回転させるこ
とによる密着ガイドカム34の変位に伴って、密着ガイ
ド29が、用紙搬送経路11上から離反した熱時剥離位
置(図4(b)参照)及びラベル用紙10とインクリボ
ン21とを密着させる冷時剥離位置(図4(c)参照)
に変位することによって、インクリボン搬送経路23
は、インクがラベル用紙10に熱転写した直後にインク
リボン21がラベル用紙10から剥離する経路(図4
(b)参照)及びインクがラベル用紙10に熱転写した
直後にインクリボン21がラベル用紙10と密着してか
ら剥離する経路(図4(c)参照)の2つの経路に切り
換えられるので、一台の装置で2種類のインクリボン2
1を容易に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドに
よりインクリボンから用紙にインクを熱転写させて印字
を行うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベルプリンタ等に用いられるサ
ーマルプリンタは、発熱素子を用紙の搬送方向に直交す
る方向へ配列したラインサーマルヘッド(以下、サーマ
ルヘッドという)を備えている。このサーマルプリンタ
は、サーマルヘッドとこれに対向するプラテンローラと
によって用紙とインクリボンとを挟持し、このインクリ
ボンにサーマルヘッドの発熱素子を当接させて、駆動モ
ータによってプラテンローラを回転させて用紙を用紙搬
送経路上に沿って搬送させながら、サーマルヘッドによ
りインクリボンから用紙にインクを熱転写させて印字を
行う構造になっている。ここで、インクリボンは、駆動
モータにより回転するリボン巻取りローラによって巻き
取られながら、インクリボン搬送経路上を搬送されてい
る。
【0003】このようなサーマルプリンタに使用される
インクリボンには、用いられるインクの材料から、大き
く分けて熱時剥離タイプと冷時剥離タイプの2種類のイ
ンクリボンが存在する。
【0004】熱時剥離タイプのインクリボンは、ワック
スの成分を多く含むものであり、印字の際には、用紙に
インクが熱転写された直後に用紙から剥離させる必要が
ある。このタイプのインクリボンは、転写性に優れてい
るが、用紙に転写されたインクの耐擦過性が弱いという
性質を持っている。
【0005】一方、冷時剥離タイプのインクリボンは、
レジンの成分を含むものであり、印字の際には、用紙に
熱転写されたインクが定着するまで用紙と密着させてか
ら用紙から剥離させる必要がある。ここで、密着させる
時間は0.1秒から0.3秒程度である。このタイプの
インクリボンは、インクが熱転写された直後に用紙とイ
ンクリボンとを密着させる必要があるが、用紙に熱転写
されたインクの耐擦過性が強いという性質を持ってい
る。
【0006】これらの2種類のインクリボンは、用途に
よって使い分けられるが、それぞれのインクリボンに適
したインクリボン搬送経路は異なることになる。つま
り、熱時剥離タイプのインクリボン搬送経路はインクリ
ボンから用紙にインクが熱転写した直後にインクリボン
が用紙から剥離する経路であり、冷時剥離タイプのイン
クリボン搬送経路はインクが熱転写した直後にインクリ
ボンが用紙と密着してから剥離する経路である。
【0007】また、これらの2種類のインクリボンにお
いては、インクの材料が異なるため、良好な印字品質が
得られる適正な印加エネルギーやインクリボンに対する
張力等のサーマルプリンタの印字条件が多少異なってい
る。例えば、冷時剥離タイプのインクリボンを使用する
サーマルプリンタの印字条件は、熱時剥離タイプのイン
クリボンを使用するサーマルプリンタの印字条件に比べ
て、適正な印字エネルギーが高く、適正なインクリボン
の張力が弱く設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような2種類のイ
ンクリボンは、インクが熱転写されたインクリボンが用
紙から剥離するインクリボン搬送経路が適正でなけれ
ば、良好な印字品質を得ることができない。したがっ
て、熱時剥離タイプのインクリボンを使用する従来のサ
ーマルプリンタにおいて、冷時剥離タイプのインクリボ
ンを使用して印字を行う場合には、サーマルヘッドであ
るエッジヘッドの先端に用紙とインクリボンとを密着さ
せる部材をネジ止め等により固定することによって印字
が行われる。
【0009】つまり、従来のサーマルプリンタでは、イ
ンクリボン搬送経路が2種類のインクリボンのいずれか
一つに適した経路に固定されてしまうので、一台の装置
で2種類のインクリボンを容易に使用することができな
いという問題がある。
【0010】また、従来のサーマルプリンタにおいて
は、2種類のインクリボンのそれぞれに適したサーマル
プリンタの印字条件を設定する必要があるが、この設定
がされずに印字が行われることにより良好な印字品質を
得ることができないという問題がある。
【0011】本発明は、一台の装置で熱時剥離タイプと
冷時剥離タイプの2種類のインクリボンを容易に使用す
ることができるサーマルプリンタを提供することを目的
とする。
【0012】本発明は、熱時剥離タイプと冷時剥離タイ
プの2種類のインクリボンのどちらを使用しても良好な
印字品質を得ることができるサーマルプリンタを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
プラテンローラに用紙搬送経路及びインクリボン搬送経
路を介し当接してインクリボンから用紙にインクを熱転
写させるサーマルヘッドと、用紙搬送経路上であってイ
ンクリボンから用紙にインクが熱転写した直後の位置で
用紙とインクリボンとを密着させる密着ガイドと、密着
ガイドを用紙搬送経路上から離反した熱時剥離位置及び
用紙とインクリボンとを密着させる冷時剥離位置に変位
自在に保持する保持部と、熱時剥離位置及び冷時剥離位
置に密着ガイドを自在に変位させる変位手段とを備え
る。
【0014】したがって、密着ガイトが熱時剥離位置と
冷時剥離位置とに自在に変位することによって、インク
が熱転写した直後にインクリボンが用紙から剥離する熱
時剥離タイプのインクリボン搬送経路とインクが熱転写
した直後にインクリボンが用紙と密着してから剥離する
冷時剥離タイプのインクリボン搬送経路との2つの経路
に切り換えられる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
ーマルプリンタにおいて、変位手段は、密着ガイドを用
紙搬送経路上から離反する方向へ付勢する密着ガイド付
勢部と、密着ガイドを密着ガイド付勢部による付勢力に
抗して変位させる密着ガイドカムと、密着ガイドカムを
駆動して変位させる駆動軸とにより構成されている。
【0016】したがって、駆動軸が駆動することによる
密着ガイドカムの変位に伴って用紙搬送経路上から離反
する方向へ付勢されている密着ガイドが変位することに
よって、簡単な構造で、密着ガイドが変位する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載のサ
ーマルプリンタにおいて、板カム形状の密着ガイドカム
を駆動軸に設けた。
【0018】したがって、省スペースで、さらに、簡単
な構造で、駆動軸の駆動に伴って密着ガイドカムが変位
することによって容易に密着ガイドが変位する。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載のサーマルプリンタにおいて、手動により駆動軸を駆
動させる駆動レバーを駆動軸に設けた。
【0020】したがって、駆動軸がオペレータ等にとっ
て操作しやすくなる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載のサ
ーマルプリンタにおいて、保持部に変位自在に設けられ
たサーマルヘッドをプラテンローラから離反する方向へ
付勢するヘッド付勢部と、駆動軸に設けられてサーマル
ヘッドをヘッド付勢部による付勢力に抗してプラテンロ
ーラに接離自在に変位させるヘッドカムとを備える。
【0022】したがって、駆動軸が駆動することによる
ヘッドカムの変位に伴って用紙搬送経路上から離反する
方向へ付勢されているサーマルヘッドが変位することに
よって、サーマルヘッドがプラテンローラに接離自在に
当接され、さらに、サーマルヘッドと密着ガイドとが共
通の部品に保持されて、ヘッドカムと密着ガイドカムと
が共通の駆動軸に設けられることによって、部品が共有
化される。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載のサーマルプリンタにおいて、密着ガ
イドが熱時剥離位置と冷時剥離位置とのいずれに位置し
ているかを検出する位置検出手段を備える。
【0024】したがって、インクリボン搬送経路は、熱
時剥離タイプのインクリボン搬送経路と冷時剥離タイプ
のインクリボン搬送経路とのどちらに切り換えられてい
るかが判断される。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項6記載のサ
ーマルプリンタにおいて、位置検出手段は、駆動軸に連
動する遮光部が設けられたフォトインタラプタを用い
る。
【0026】したがって、簡単な構造で、さらに、省ス
ペースで位置検出手段が設けられる。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載のサーマルプリンタにおいて、位置検出手段により検
出された密着ガイドの位置が、熱時剥離位置である場合
に熱時剥離タイプのインクリボンを使用するサーマルプ
リンタの印字条件を設定し、冷時剥離位置である場合に
冷時剥離タイプのインクリボンを使用するサーマルプリ
ンタの印字条件を設定する設定手段を備える。
【0028】したがって、ラベルプリンタの印字条件が
確実に設定されることによって、熱時剥離タイプと冷時
剥離タイプの2種類のインクリボンのそれぞれに適した
印字条件で印字が行われる。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項6、7又は
8記載のサーマルプリンタにおいて、位置検出手段によ
り検出された密着ガイドの位置が、熱時剥離位置である
場合にインクリボン搬送経路が熱時剥離タイプのインク
リボン搬送経路になっており、冷時剥離位置である場合
にインクリボン搬送経路が冷時剥離タイプのインクリボ
ン搬送経路になっていることを報知する報知手段を備え
る。
【0030】したがって、インクリボンの種類に適した
インクリボン搬送経路が報知される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態のサーマル
プリンタであるラベルプリンタについて図1ないし図7
に基づいて説明する。
【0032】図1は、本実施の形態のラベルプリンタ1
を示す外観斜視図である。図1に示すように、ラベルプ
リンタ1には、内部に構造物を有する筐体状の本体ケー
ス2が設けられ、この本体ケース2には、その前面に開
口して、インクが転写されたラベルLが排出されるラベ
ル排出口3が設けられている。
【0033】本体ケース2の前面に向かって左側には、
表示部4や各種操作キー5等を前面に備える制御ボック
ス6が設けられている。この制御ボックス6内には、図
示しない各種モータやギア等が設けられ、ラベルプリン
タ1が備える各部を駆動制御する図示しない制御部が設
けられている。
【0034】また、本体ケース2には、本体ケース2の
上面の制御ボックス6との境目に備えたヒンジ7を回動
中心として上方向へ開閉自在に取り付けられたカバー8
が設けられている。
【0035】図2は、ラベルプリンタ1の内部構造の概
略を示す縦断側面図である。図2に示すように、本体ケ
ース2内部は、ロール状の台紙9の表面に多数のラベル
Lを剥離自在に一定間隔で貼付したラベル用紙10が用
紙搬送経路11にセットされる構造になっている。この
用紙搬送経路11は、ロール状のラベル用紙10を保持
する用紙供給ローラ12からラベル排出口3まで続き、
用紙ガイド13、ガイドローラ14、ガイドローラ14
に当接するピンチローラ15、プラテンローラ16等に
よって形成されている。用紙供給ローラ12、プラテン
ローラ16、ガイドローラ14は、制御ボックス6内の
各種モータ及びギア等によって回転するように構成され
ている。
【0036】用紙搬送経路11上において、プラテンロ
ーラ16とラベル排出口3との間には、ラベル用紙10
の台紙9を急角度に折り曲げてラベルLをラベル用紙1
0から剥離させる剥離板17が配設されている。そし
て、用紙搬送経路11の下方には、ラベルLが剥離され
た台紙9を巻き取る台紙巻取りローラ18が設けられて
おり、この台紙巻取りローラ18に台紙9を案内する台
紙ガイド19が設けられている。台紙巻取りローラ18
は、制御ボックス6内の各種モータ及びギア等によって
回転するように構成されている。
【0037】用紙搬送経路11途中には、プラテンロー
ラ16に用紙搬送経路11を介して接離自在に当接する
サーマルヘッド20が設けられている。このサーマルヘ
ッド20とラベル用紙10との間を搬送されるインクリ
ボン21は、用紙搬送経路11の上方に設けられたイン
クリボン供給ローラ22に保持されている。インクリボ
ン21が搬送されるインクリボン搬送経路23は、この
インクリボン供給ローラ22からインクリボン巻取りロ
ーラ24まで続き、ガイドフレーム25、サーマルヘッ
ド20等によって形成されている。インクリボン巻取り
ローラ24は、制御ボックス6内の各種モータ及びギア
等によって回転するように構成されている。
【0038】サーマルヘッド20はヘッドブラケット2
6に固定されて設けられており、このヘッドブラケット
26は、後端部に設けられた保持部であるヘッド軸27
を回動中心として、サーマルヘッド20がプラテンロー
ラ16から離反する方向へ回動自在に設けられている。
ここで、サーマルヘッド20には、エッジもしくはエッ
ジに近い部分に発熱体28が備えられている。そして、
ラベル用紙10とインクリボン21とを密着させる密着
ガイド29は、ヘッドブラケット26の後端部に設けら
れたヘッド軸27を回動中心として、用紙搬送経路11
上から離反する方向へ回動自在にサーマルヘッド20の
上方の近傍に設けられている。
【0039】また、サーマルヘッド20及び密着ガイド
29の上方には、サーマルヘッド20を用紙搬送経路1
1上から離反させる方向へ付勢するヘッド付勢部である
例えばコイルスプリング等のヘッドアップバネ30a
と、密着ガイド29を用紙搬送経路11上から離反させ
る方向へ付勢する密着ガイド付勢部である例えばコイル
スプリング等のガイドアップバネ30bとが設けられて
いる。さらに、サーマルヘッド20及び密着ガイド29
の上方には、板カム形状のカム33、34を回転駆動さ
せる駆動軸によるカム33、34の変位に伴ってサーマ
ルヘッド20及び密着ガイド29をバネ30の付勢力に
抗して変位させる変位手段であるカム構造31が設けら
れている。
【0040】図3は、ラベルプリンタ1のカム構造31
の概略を示す横断正面図である。ここで、紙面に向かっ
て左側が制御ボックス6側である。
【0041】図3に示すように、カム構造31はサーマ
ルヘッド20及び密着ガイド29の変位方向と略直交す
る方向に延びる駆動軸であるヘッドロック軸32とヘッ
ドロック軸32に設けられたカム33、34とによって
構成されている。ヘッドロック軸32には、サーマルヘ
ッド20を変位させるヘッドカム33と密着ガイド29
を変位させる密着ガイドカム34とが配設されている。
これらのカム33、34は、ヘッドロック軸32の回転
に伴って回転するようヘッドロック軸32に固定されて
いる。
【0042】サーマルヘッド20を備えたヘッドブラケ
ット26の上面には、上面から垂直方向へ延びる支持部
35によって両端を保持された板バネ等のヘッド加圧バ
ネ36が設けられている。このヘッド加圧バネ36を押
圧する位置に、ヘッドカム33が設けられている。ま
た、密着ガイドカム34は密着ガイド29を変位させる
位置に2つ配設されている。
【0043】ここで、密着ガイド29には、ヘッドカム
33、ヘッド加圧バネ36、支持部35が当たらないよ
う貫通部37が形成されている。また、プラテンローラ
16、ヘッド軸27、ヘッドロック軸32は、制御ボッ
クス6側の側板38aと側板38bとによって保持され
ている。
【0044】側板38bを貫通したヘッドロック軸32
の端面には、ヘッドロック軸32を時計方向へ回転駆動
させる駆動レバーであるヘッドロックレバー39が設け
られている。さらに、制御ボックス6側の側板38aを
貫通して制御ボックス6内にあるヘッドロック軸32の
端には、遮光部であるスリット板40が設けられてい
る。このスリット板40は、ヘッドロック軸32の回転
に伴って回転するようヘッドロック軸32に固定されて
いる。
【0045】そして、位置検出手段として、このスリッ
ト板40を発光部と受光部とで挟持するように例えば透
過型のフォトインタラプタであるスリットセンサ41が
2つ設けられている(41a、41b)。ここで、スリ
ットセンサ41は、通常ONの状態であり、スリット板
40によって遮光された場合にOFFの状態になる。ま
た、本実施の形態においては、フォトセンサであるスリ
ットセンサ41を2つ使用しているが、これに限るもの
ではない。
【0046】図4は、ラベルプリンタ1のカム構造31
の動作を示し、(a)はオープン位置を示す概略側面
図、(b)は熱時剥離タイプのインクリボン搬送経路2
3を示す概略側面図、(c)は冷時剥離タイプのインク
リボン搬送経路23を示す概略側面図である。
【0047】ここで、オープン位置とは、サーマルヘッ
ド20及び密着ガイド29が用紙搬送経路11上から離
反した位置のことで、熱時剥離タイプのインクリボン搬
送経路23とは、サーマルヘッド20がプラテンローラ
16に当接した位置に、密着ガイド29が用紙搬送経路
11上から離反した熱時剥離位置にある経路のことで、
冷時剥離タイプのインクリボン搬送経路23とは、サー
マルヘッド20がプラテンローラ16に当接した位置
に、密着ガイド29がラベル用紙10とインクリボン2
1とを密着させる冷時剥離位置にある経路のことであ
る。
【0048】また、図4(a)のオープン位置における
スリット板40とスリットセンサ41との位置関係が図
5(a)であり、図4(b)の熱時剥離タイプのインク
リボン搬送経路23における位置関係が図5(b)であ
り、図4(c)の冷時剥離タイプのインクリボン搬送経
路23における位置関係が図5(c)である。図5に示
すように、2つのスリットセンサ41は、図4(a)、
(b)、(c)の各経路を区別して検出できる位置に第
1スリットセンサ41a、第2スリットセンサ41bと
して配設されている。
【0049】図4に示すように、ヘッド加圧バネ36に
上方から当接するヘッドカム33の先端部分には、ヘッ
ドロック軸32からの距離が異なる2つの端面33a、
33bと端面33bに距離が同じである端面33cとが
形成されている。ヘッドロック軸32から端面33b、
33cまでの距離は、ヘッドロック軸32から端面33
aまでの距離よりも長く設定されている。これにより、
ヘッドロック軸32の回転に伴って、サーマルヘッド2
0の位置は、サーマルヘッド20が用紙搬送経路11上
から離反した位置(図4(a)参照)とサーマルヘッド
20がプラテンローラ16に当接している位置(図4
(a)、(b)参照)との二段階に変位する。
【0050】そして、密着ガイドカム34の密着ガイド
29に上方から当接する先端部分には、ヘッドロック軸
32からの距離が異なる2つの端面34a、34bが形
成されている。ヘッドロック軸32から端面34bまで
の距離は、ヘッドロック軸32から端面34aまでの距
離よりも長く設定されている。これにより、ヘッドロッ
ク軸32の回転に伴って、密着ガイド29の位置は、密
着ガイド29が用紙搬送経路11上から離反した熱時剥
離位置(図4(a)参照)と密着ガイド29がラベル用
紙10とインクリボン21とを密着させる冷時剥離位置
(図4(c)参照)との二段階に変位する。
【0051】ヘッドカム33と密着ガイドカム34と
は、図4の動作を実現するようにヘッドロック軸32に
配設される。つまり、図4(a)の位置においては、ヘ
ッドカム33の端面33aがヘッド加圧バネ36に当接
し、密着ガイドカム34の端面34aが密着ガイド29
に接しない構造になっている。
【0052】そして、図4(b)の位置においては、ヘ
ッドカム33の端面33bがヘッド加圧バネ36を加圧
してサーマルヘッド20をプラテンローラ16に当接さ
せ、密着ガイドカム34の端面34aが密着ガイド29
に接する構造になっている。
【0053】また、図4(c)の位置においては、ヘッ
ドカム33の端面33cがヘッド加圧バネ36を押圧し
てサーマルヘッド20をプラテンローラ16に当接さ
せ、密着ガイドカム34の端面34bが密着ガイド29
を変位させて密着ガイド29がラベル用紙10とインク
リボン21とを密着させる構造になっている。
【0054】図6は、ラベルプリンタ1と各部との電気
的接続を示すブロック図である。図6に示すように、ラ
ベルプリンタ1には、制御部として、各種入力及び格納
データを演算処理し各部の動作を制御するCPU(Cent
ral Processing Unit)42と、制御プログラム等の固
定的データを予め格納する記憶媒体であるROM(Read
Only Memory)43と、各種データを書き換え自在に格
納するRAM(RandomAccess Memory)44とがバスラ
イン45を介して接続されている。
【0055】また、CPU42には、用紙供給ローラ1
2、台紙巻取りローラ18、プラテンローラ16を回転
駆動させるパルスモータ46、インクリボン巻取りロー
ラ24を回転駆動させるDC(Direct Current)モータ
47、サーマルヘッド20、図示しないホストコンピュ
ータから印字データ等の各種データを受信する通信I/
F48等が、バスライン45と図示しない各種制御回路
とを介して接続されている。さらに、CPU42には、
表示部4及びスリットセンサ41がバスライン45と図
示しない各種制御回路とを介して接続されている。
【0056】このような構成において、カム33、34
の動作について図4及び図5に基づいて説明する。ま
た、ラベルプリンタ1の制御部に備えられたROM43
には、インクリボン搬送経路判断プログラムが格納され
ている。このプログラムがCPU42に実行させる機能
について図7に基づいて説明する。図7は、インクリボ
ン搬送経路判断プログラムの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【0057】オペレータがラベル用紙10やインクリボ
ン21のセットのためにラベルプリンタ1のカバー8を
開放すると、ラベルプリンタ1の内部構造が露出する。
まず、オペレータはサーマルヘッド20及び密着ガイド
29を用紙搬送経路11上から離反させる。すると、図
4(a)に示すように、サーマルヘッド20及び密着ガ
イド29は用紙搬送経路11上から離反したオープン位
置にある状態になる。オペレータは、この状態で用紙搬
送経路11にラベル用紙10をセットし、インクリボン
搬送経路23にインクリボン21をセットする。
【0058】この時、スリット板40は図5(a)の位
置にあり、第1スリットセンサ41aがスリット板40
により遮光されていないので、図7に示すように、第1
スリットセンサ41aはONになっており(ステップS
1のY)、CPU42は、サーマルヘッド20がプラテ
ンローラ16に当接して印字できるようにセットされて
いないと判断しエラー判定をする(S2)。これによ
り、オペレータが印字を開始しようとしてもラベルプリ
ンタ1は駆動しなくなる。したがって、オペレータは、
サーマルヘッド20がセットされず、インクリボン搬送
経路23が選択されていないことに気づき、ヘッドロッ
クレバー39を時計方向に回転させて、使用するインク
リボン21のタイプに合ったインクリボン搬送経路23
を選択する。
【0059】熱時剥離タイプのインクリボン21を使用
する際、オペレータは、ヘッドロックレバー39を時計
方向に回転させて、熱時剥離タイプのインクリボン搬送
経路23を選択する。この時、ヘッドロック軸32の回
転に伴って、ヘッドカム33と密着ガイドカム34とが
変位する。ヘッドカム33の変位によってヘッド加圧バ
ネ36が加圧されると、サーマルヘッド20は回動して
プラテンローラ16に当接する。そして、密着ガイドカ
ム34は密着ガイド29の上面に接するまで変位する。
ここで、ヘッドカム33等は密着ガイド29の貫通部3
7を通過するので、密着ガイド29がヘッドカム33に
よって加圧されることはない(図3参照)。
【0060】これにより、図4(b)に示すように、イ
ンクリボン21はインクが熱転写した直後にラベル用紙
10から剥離することになる。したがって、インクリボ
ン搬送経路23は熱時剥離タイプのインクリボン21を
使用するのに適した熱時剥離タイプのインクリボン搬送
経路23となる。
【0061】ここで、スリット板40は図5(b)の位
置にあり、第1スリットセンサ41aがスリット板40
により遮光され、第2スリットセンサ41bが遮光され
ていないので、図7に示すように、第1スリットセンサ
41aはOFFになり(S1のN)、第2スリットセン
サ41bはONになる(S3のY)。
【0062】これにより、CPU42は、熱時剥離タイ
プのインクリボン搬送経路23が選択されていることを
判断し、熱時剥離タイプのインクリボン21を使用する
ラベルプリンタ1の印字条件であるROM43内に格納
された各種設定値をRAM44に格納し、ラベルプリン
タ1の印字条件として設定する(S4)。具体的には、
冷時剥離タイプのインクリボン21を使用する場合に比
べ、印加エネルギーを低く、インクリボン21の張力を
強く設定する。ここに、設定手段の機能が実行される。
【0063】そして、ラベルプリンタ1の表示部4に文
字等を表示して(S5)、熱時剥離タイプのインクリボ
ン搬送経路23になっていることをオペレータに知らせ
る。ここに、報知手段の機能が実行される。その後、ラ
ベルプリンタ1は印字を開始する(S6)。
【0064】冷時剥離タイプのインクリボン21を使用
する際、オペレータは、ヘッドロックレバー39を時計
方向に回転させて、冷時剥離タイプのインクリボン搬送
経路23を選択する。この時、ヘッドロック軸32の回
転に伴って、ヘッドカム33と密着ガイドカム34とが
変位する。ヘッドカム33の変位によってヘッド加圧バ
ネ36が加圧されると、サーマルヘッド20は回動して
プラテンローラ16に当接する。さらに、密着ガイドカ
ム34の変位によって密着ガイド29が回動して用紙搬
送経路11上まで変位すると、この密着ガイド29はイ
ンクが熱転写した直後にラベル用紙10とインクリボン
21とが密着する経路を形成する。
【0065】これにより、図4(c)に示すように、イ
ンクリボン21はインクが熱転写した直後にラベル用紙
10と密着してから剥離することになる。したがって、
インクリボン搬送経路23は冷時剥離タイプのインクリ
ボン21を使用するのに適した経路となる。
【0066】ここで、スリット板40は図5(c)の位
置にあり、第1、2のスリットセンサ41がスリット板
40により遮光されているので、図7に示すように、第
1スリットセンサ41aはOFFになり(S1のN)、
第2スリットセンサ41bもOFFになる(S3の
N)。
【0067】これにより、CPU42は、冷時剥離タイ
プのインクリボン搬送経路23が選択されていると判断
し、冷時剥離タイプのインクリボン21を使用するラベ
ルプリンタ1の印字条件であるROM43内に格納され
た各種設定値をRAM44に格納し、ラベルプリンタ1
の印字条件として設定する(S7)。具体的には、熱時
剥離タイプのインクリボン21を使用する場合に比べ、
印加エネルギーを高く、インクリボン21の張力を弱く
設定する。ここに、設定手段の機能が実行される。
【0068】そして、ラベルプリンタ1の表示部4に文
字等を表示して(S8)、冷時剥離タイプのインクリボ
ン搬送経路23になっていることをオペレータに知らせ
る。ここに、報知手段の機能が実行される。その後、ラ
ベルプリンタ1は印字を開始する(S6)。
【0069】このように、本実施の形態においては、ヘ
ッドロックレバー39を回転させることによる密着ガイ
ドカム34の変位に伴って、密着ガイド29が熱時剥離
位置と冷時剥離位置とに変位することから、インクリボ
ン搬送経路23は使用するインクリボン21のタイプに
適した経路に切り換わるので、一台の装置で熱時剥離タ
イプと冷時剥離タイプの2種類のインクリボン21を容
易に使用することができる。
【0070】また、本実施の形態においては、インクリ
ボン搬送経路23が熱時剥離タイプと冷時剥離タイプの
2種類のインクリボン21のどちらに適した経路になっ
ているかが判断され、この判断に基づいてラベルプリン
タ1の印字条件が設定されることから、熱時剥離タイプ
と冷時剥離タイプの2種類のインクリボン21のそれぞ
れに適した印字条件で印字が行われるので、熱時剥離タ
イプと冷時剥離タイプの2種類のインクリボン21のど
ちらを使用しても良好な印字品質を得ることができる。
【0071】そして、インクリボン搬送経路23が熱時
剥離タイプあるいは冷時剥離タイプのインクリボン21
のどちらに適した経路になっているかがラベルプリンタ
1の表示部4に文字等を表示することによってオペレー
タに知らされるので、間違ったインクリボン21をセッ
トしないよう注意を促すことができる。
【0072】なお、本実施の形態においては、カム3
3、34として板カムが用いられているが、これに限る
ものではなく、直動カム等でも良い。
【0073】また、本実施の形態においては、図7のよ
うに、スリットセンサ41がONか否かを判断したが、
これに限るものではなく、スリット板40の形状を変え
ることによってスリットセンサ41がOFFか否かを判
断しても良い。例えば、図8のように、円板であるスリ
ット板40にスリットセンサ41の光が通過する貫通穴
49を所定位置に設けて、スリットセンサ41がOFF
か否かを判断しても良い。
【0074】さらに、本実施の形態においては、報知手
段として、ラベルプリンタ1の表示部4に文字等を表示
して報知したが、これに限るものではなく、例えば、ブ
ザー等による音やランプ等による光により報知しても良
い。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プラテン
ローラに用紙搬送経路及びインクリボン搬送経路を介し
当接してインクリボンから用紙にインクを熱転写させる
サーマルヘッドと、用紙搬送経路上であってインクリボ
ンから用紙にインクが熱転写した直後の位置で用紙とイ
ンクリボンとを密着させる密着ガイドと、密着ガイドを
用紙搬送経路上から離反した熱時剥離位置及び用紙とイ
ンクリボンとを密着させる冷時剥離位置に変位自在に保
持する保持部と、熱時剥離位置及び冷時剥離位置に密着
ガイドを自在に変位させる変位手段とを備えることか
ら、密着ガイトが冷時剥離位置と熱時剥離位置とに自在
に変位することによって、インクが熱転写した直後にイ
ンクリボンが用紙から剥離する熱時剥離タイプのインク
リボン搬送経路とインクが熱転写した直後にインクリボ
ンが用紙と密着してから剥離する冷時剥離タイプのイン
クリボン搬送経路との2つの経路に切り換えられるの
で、一台の装置で熱時剥離タイプと冷時剥離タイプの2
種類のインクリボンを容易に使用することができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のサーマルプリンタにおいて、変位手段は、密着ガイ
ドを用紙搬送経路上から離反する方向へ付勢する密着ガ
イド付勢部と、密着ガイドを密着ガイド付勢部による付
勢力に抗して変位させる密着ガイドカムと、密着ガイド
カムを駆動して変位させる駆動軸とにより構成されてい
ることから、駆動軸が駆動することによる密着ガイドカ
ムの変位に伴って用紙搬送経路上から離反する方向へ付
勢されている密着ガイドが変位することによって、簡単
な構造で、密着ガイドが変位するので、構造の簡略化及
び装置の大型化の防止ができる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のサーマルプリンタにおいて、板カム形状の密着ガイ
ドカムを駆動軸に設けたことから、省スペースで、さら
に、簡単な構造で、駆動軸の駆動に伴って密着ガイドカ
ムが変位することによって容易に密着ガイドが変位する
ので、請求項2記載の発明に比べ、より構造の簡略化及
び装置の大型化の防止ができる。
【0078】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載のサーマルプリンタにおいて、手動により駆動軸を駆
動させる駆動レバーを駆動軸に設けたことから、駆動軸
がオペレータ等にとって操作しやすくなるので、駆動軸
の操作性を向上することができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載のサーマルプリンタにおいて、保持部に変位自在に設
けられたサーマルヘッドをプラテンローラから離反する
方向へ付勢するヘッド付勢部と、駆動軸に設けられてサ
ーマルヘッドをヘッド付勢部による付勢力に抗してプラ
テンローラに接離自在に変位させるヘッドカムとを備え
ることから、駆動軸が駆動することによるヘッドカムの
変位に伴って用紙搬送経路上から離反する方向へ付勢さ
れているサーマルヘッドが変位することによって、サー
マルヘッドがプラテンローラに接離自在に当接すること
ができ、さらに、サーマルヘッドと密着ガイドとが共通
の部品に保持されて、ヘッドカムと密着ガイドカムとが
共通の駆動軸に設けられることによって、部品が共有化
されるので、構造の簡略化や部品コストの低減を図るこ
とができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか一記載のサーマルプリンタにおいて、
密着ガイドが熱時剥離位置と冷時剥離位置とのいずれに
位置しているかを検出する位置検出手段を備えることか
ら、インクリボン搬送経路は、熱時剥離タイプのインク
リボン搬送経路と冷時剥離タイプのインクリボン搬送経
路とのどちらに切り換えられているかが判断することが
できる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載のサーマルプリンタにおいて、位置検出手段は、駆動
軸に連動する遮光部が設けられたフォトインタラプタを
用いることから、簡単な構造で、さらに、省スペースで
位置検出手段が設けられるので、構造の簡略化及び装置
の大型化の防止ができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は7記載のサーマルプリンタにおいて、位置検出手段に
より検出された密着ガイドの位置が、熱時剥離位置であ
る場合に熱時剥離タイプのインクリボンを使用するサー
マルプリンタの印字条件を設定し、冷時剥離位置である
場合に冷時剥離タイプのインクリボンを使用するサーマ
ルプリンタの印字条件を設定する設定手段を備えること
から、ラベルプリンタの印字条件が確実に設定されるこ
とによって、熱時剥離タイプと冷時剥離タイプの2種類
のインクリボンのそれぞれに適した印字条件で印字が行
われるので、熱時剥離タイプと冷時剥離タイプの2種類
のインクリボンのどちらを使用しても良好な印字品質を
得ることができる。
【0083】請求項9記載の発明によれば、請求項6、
7又は8記載のサーマルプリンタにおいて、位置検出手
段により検出された密着ガイドの位置が、熱時剥離位置
である場合にインクリボン搬送経路が熱時剥離タイプの
インクリボン搬送経路になっており、冷時剥離位置であ
る場合にインクリボン搬送経路が冷時剥離タイプのイン
クリボン搬送経路になっていることを報知する報知手段
を備えることから、インクリボンの種類に適したインク
リボン搬送経路が報知されるので、インクリボン搬送経
路に適さないインクリボンをセットしないように注意を
促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のラベルプリンタを示す
外観斜視図である。
【図2】ラベルプリンタの内部構造の概略を示す縦断側
面図である。
【図3】ラベルプリンタのカム構造の概略を示す横断正
面図である。
【図4】ラベルプリンタのカム構造の動作を示し、
(a)はオープン位置を示す概略側面図、(b)は熱時
剥離タイプのインクリボン搬送経路を示す概略側面図、
(c)は冷時剥離タイプのインクリボン搬送経路を示す
概略側面図である。
【図5】スリット板とスリットセンサとの位置関係を示
し、(a)はオープン位置を示す概略側面図、(b)は
熱時剥離タイプのインクリボン搬送経路を示す概略側面
図、(c)は冷時剥離タイプのインクリボン搬送経路を
示す概略側面図である。
【図6】ラベルプリンタと各部との電気的接続を示すブ
ロック図である。
【図7】インクリボン搬送経路判断プログラムの処理の
流れを示すフローチャートである。
【図8】円板であるスリット板とスリットセンサとの位
置関係を示し、(a)はオープン位置を示す概略側面
図、(b)は熱時剥離タイプのインクリボン搬送経路を
示す概略側面図、(c)は冷時剥離タイプのインクリボ
ン搬送経路を示す概略側面図である。
【符号の説明】
16 プラテンローラ 11 用紙搬送経路 23 インクリボン搬送経路 21 インクリボン 20 サーマルヘッド 29 密着ガイド 34 密着ガイドカム 33 ヘッドカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 鋼 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東芝テ ック株式会社大仁事業所内 Fターム(参考) 2C065 AA01 DA32 DA37 DA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンローラに用紙搬送経路及びイン
    クリボン搬送経路を介し当接してインクリボンから用紙
    にインクを熱転写させるサーマルヘッドと、 前記用紙搬送経路上であって前記インクリボンから前記
    用紙に前記インクが熱転写した直後の位置で前記用紙と
    前記インクリボンとを密着させる密着ガイドと、 前記密着ガイドを前記用紙搬送経路上から離反した熱時
    剥離位置及び前記用紙と前記インクリボンとを密着させ
    る冷時剥離位置に変位自在に保持する保持部と、 前記熱時剥離位置及び前記冷時剥離位置に前記密着ガイ
    ドを自在に変位させる変位手段と、を備えるサーマルプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 前記変位手段は、 前記密着ガイドを前記用紙搬送経路上から離反する方向
    へ付勢する密着ガイド付勢部と、 前記密着ガイドを前記密着ガイド付勢部による付勢力に
    抗して変位させる密着ガイドカムと、 前記密着ガイドカムを駆動して変位させる駆動軸と、に
    より構成されている請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 板カム形状の前記密着ガイドカムを前記
    駆動軸に設けた請求項2記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 手動により前記駆動軸を駆動させる駆動
    レバーを前記駆動軸に設けた請求項2又は3記載のサー
    マルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記保持部に変位自在に設けられた前記
    サーマルヘッドを前記プラテンローラから離反する方向
    へ付勢するヘッド付勢部と、 前記駆動軸に設けられて前記サーマルヘッドを前記ヘッ
    ド付勢部による付勢力に抗して前記プラテンローラに接
    離自在に変位させるヘッドカムと、を備える請求項4記
    載のサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記密着ガイドが前記熱時剥離位置と前
    記冷時剥離位置とのいずれに位置しているかを検出する
    位置検出手段を備える請求項1ないし5のいずれか一記
    載のサーマルプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記位置検出手段は、前記駆動軸に連動
    する遮光部が設けられたフォトインタラプタを用いる請
    求項6記載のサーマルプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記位置検出手段により検出された前記
    密着ガイドの位置が、前記熱時剥離位置である場合に熱
    時剥離タイプの前記インクリボンを使用するサーマルプ
    リンタの印字条件を設定し、前記冷時剥離位置である場
    合に冷時剥離タイプの前記インクリボンを使用するサー
    マルプリンタの印字条件を設定する設定手段を備える請
    求項6又は7記載のサーマルプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記位置検出手段により検出された前記
    密着ガイドの位置が、前記熱時剥離位置である場合に前
    記インクリボン搬送経路が熱時剥離タイプの前記インク
    リボン搬送経路になっており、前記冷時剥離位置である
    場合に前記インクリボン搬送経路が冷時剥離タイプの前
    記インクリボン搬送経路になっていることを報知する報
    知手段を備える請求項6、7又は8記載のサーマルプリ
    ンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056205A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Sony Corp 画像形成装置およびシート剥離方法
CN114161845A (zh) * 2021-01-28 2022-03-11 河南奥德利数码科技有限公司 热熔打印工程图接纸降温导出及分切系统

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