JP2016175687A - ラベル発行装置及びラベル発行方法 - Google Patents
ラベル発行装置及びラベル発行方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016175687A JP2016175687A JP2015057429A JP2015057429A JP2016175687A JP 2016175687 A JP2016175687 A JP 2016175687A JP 2015057429 A JP2015057429 A JP 2015057429A JP 2015057429 A JP2015057429 A JP 2015057429A JP 2016175687 A JP2016175687 A JP 2016175687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- piece
- product information
- label piece
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Labeling Devices (AREA)
Abstract
【課題】台紙レスラベルから生成されるラベル片を、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片として発行することができるラベル発行装置及びラベル発行方法を提供する。
【解決手段】プリンタ部は、貼着面(裏面)において粘着剤が塗布されていない長手方向に延在する未塗布領域が形成された台紙レスラベルLに商品情報を印字する印字ヘッド35と、印字部によって印字される台紙レスラベルを長手方向に沿って送り出すプラテンローラ37と、台紙レスラベルにおいて商品情報が印字された部分をラベル片LCとして切り離すカッターユニット40と、ラベル片を保持すると共に、保持するラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくる台紙レスラベルの送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着部50と、を備え、未塗布領域は、長手方向と略直交する幅方向における貼着面の両端部の一方に形成されている。
【選択図】図6
【解決手段】プリンタ部は、貼着面(裏面)において粘着剤が塗布されていない長手方向に延在する未塗布領域が形成された台紙レスラベルLに商品情報を印字する印字ヘッド35と、印字部によって印字される台紙レスラベルを長手方向に沿って送り出すプラテンローラ37と、台紙レスラベルにおいて商品情報が印字された部分をラベル片LCとして切り離すカッターユニット40と、ラベル片を保持すると共に、保持するラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくる台紙レスラベルの送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着部50と、を備え、未塗布領域は、長手方向と略直交する幅方向における貼着面の両端部の一方に形成されている。
【選択図】図6
Description
本発明は、ラベル発行装置及びラベル発行方法に関する。
スーパーマーケット等では、惣菜又は弁当等に値付けラベルを貼付する作業が店員によって行われている。従来、このような作業は、ラベル発行装置から一度に複数枚のラベルをまとめて発行し、それを盛り付け台に並べられた弁当等に一枚ずつ台紙から剥がして貼り付けていた。
近年、環境面を配慮して、ラベル発行時に出るゴミ(台紙)を抑制できる、ラベルの貼着面に台紙(剥離紙)が貼付されていない、所謂、台紙レスラベルが用いられている。特許文献1には、このような台紙レスラベルに商品情報を印字して、ラベル片を発行することができるラベル発行装置が開示されている。
しかしながら、上記従来のラベル発行装置によって台紙レスラベルに印字されるラベル片には台紙が貼付されていないので、発行されるラベル片を連ねた状態でストックすることができない。そのため、ラベル片を発行するたびに、それを個々の惣菜又は弁当等まで運んで貼付しなければならず、貼付作業が非効率であった。
そこで、本発明は、台紙レスラベルから生成されるラベル片を、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片として発行することができるラベル発行装置及びラベル発行方法を提供することを目的とする。
本発明のラベル発行装置は、貼着面において粘着剤が塗布されていない第1方向に延在する領域が形成された台紙レスラベルに商品情報を印字する印字部と、商品情報が印字された台紙レスラベルを第1方向に沿って送り出す送出部と、台紙レスラベルにおいて商品情報が印字された部分をラベル片として切り離す切断部と、ラベル片を保持すると共に、保持するラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくるラベルの送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着部と、を備え、領域は、第1方向と略直交する第2方向における貼着面の両端部の少なくとも一方に形成されている。
本発明のラベル発行方法は、粘着剤が塗布されていない領域が第1方向に延在する貼着面を有する台紙レスラベルに商品情報を印字する印字ステップと、商品情報が印字された台紙レスラベルを第1方向に沿って送り出す送出ステップと、台紙レスラベルにおいて商品情報が印字された部分をラベル片として切り離す切断ステップと、ラベル片を保持すると共に、保持するラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくるラベルの送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着ステップと、を含み、領域は、第1方向と略直交する第2方向における貼着面の両端部の少なくとも一方に形成されている。
この構成のラベル発行装置及びラベル発行方法では、ラベル片が発行される都度、先行ラベル片の上流側端部(後端部)に後続ラベル又は後続ラベル片の下流側端部(先端部)が重ね貼りされる。そして、このような重ね貼りの状態が次々と繰り返されて、台紙レスラベルから生成されるラベル片でありながら、シート状に連なった一連のラベル片を発行することができる。また、台紙レスラベルには、第2方向における両端部の少なくとも一方に粘着剤が塗布されていない領域が形成されている。このため、一連のラベル片において、粘着剤が塗布されていない領域を介して重なり合う部分は、粘着剤を介して重なり合う部分に比べて浮いた状態となる。これにより、シート状に連なったラベル片の端部を使用者が認識し易くなるので、ラベル片を分離することが容易となる。この結果、台紙レスラベルから生成されるラベル片を、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片として発行することができる。
本発明のラベル発行装置では、領域の第2方向における長さを1mm〜5mmとしてもよい。
この構成のラベル発行装置によれば、商品にラベル片を貼着した際に不自然な状態となることがなく、かつ、ラベル片の分離を容易することができる。
本発明のラベル発行装置では、領域には、第1方向に沿って、粘着剤が断続的に塗布されていてもよい。
この構成のラベル発行装置によれば、ラベル片同士の貼着力及び被貼付物に対する貼着力を維持しつつ、互いの分離を容易にすることができる。
本発明のラベル発行装置では、印字部は、ラベル片の送り出し方向において端部となる位置に、端部であることを識別可能な端部識別情報を印字してもよい。
この構成のラベル発行装置によれば、ラベル片の送り出し方向における端部に、例えば、線又は図形などの端部識別情報が印字されるので、より一層、シート状に連なったラベル片の端部を使用者が認識し易くなる。
本発明のラベル発行装置では、台紙レスラベルに印字する商品情報を取得する情報取得部を更に備え、印字部は、情報取得部が取得する商品情報に基づいて、商品情報の種類に変更があることを検知した場合には、ラベル片の送り出し方向において端部となる位置に、商品情報が変更になったことを示す変更識別情報を印字する、及び/又は、商品情報を印字する位置を変更してもよい。
この構成のラベル発行装置によれば、商品情報が変更された際にラベル片の送り出し方向における端部に、例えば、線、図形の色又は図形の形状などの変更識別情報が印字される。このため、シート状に連なった一連のラベル片において、異なる種類のラベルが開始される箇所を使用者が認識し易くなる。
本発明のラベル発行装置では、領域の位置を取得する位置取得部を更に備え、印字部は、位置取得部により取得された位置の裏面を避けて商品情報を印字してもよい。
この構成のラベル発行装置によれば、台紙レスラベルに貼着面を形成するための粘着剤が塗布されている部分と塗布されていない部分との間に生じる段差に商品情報が印字されることによる印字の乱れを抑制できる。
本発明によれば、台紙レスラベルから生成されるラベル片を、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片として発行することができる。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。なお、本明細書では、説明の便宜のために、図1に示すように、店員側操作部11が配置された側を「前」、店員側操作部11が配置された側と反対側を「後」、前から電子秤1を見て左となる側を「左」、前側から電子秤1を見て右となる側を「右」として説明するが、本発明の構成を限定するものではない。
(1)全体構成
電子秤1は、商品の重量を計量するとともに、計量した商品に貼り付けるラベル片LCを発行する機能を有している。図1及び図2に示されるように、電子秤1は、本体ケース3と、本体ケース3の構成面に設けられた操作部10と、本体ケース3の中に収容された計量部20、プリンタ部(ラベル発行装置)30及び本体制御ユニット70と、を備えている。
電子秤1は、商品の重量を計量するとともに、計量した商品に貼り付けるラベル片LCを発行する機能を有している。図1及び図2に示されるように、電子秤1は、本体ケース3と、本体ケース3の構成面に設けられた操作部10と、本体ケース3の中に収容された計量部20、プリンタ部(ラベル発行装置)30及び本体制御ユニット70と、を備えている。
(1−1)操作部
操作部10は、本体ケース3の前面に配置された店員側操作部11と、本体ケース3の後面に配置された図示しない客側操作部と、を有している。店員側操作部11は、ヒンジ部11Aを軸として回動可能に設けられている。店員側操作部11は、タッチパネル13と固定キー15とを含んでいる。タッチパネル13には、本体制御ユニット70の制御により、電子秤1の操作に必要な基本的情報が表示される。固定キー15には、料金秤として必要な「単価」キー、「定額」キー、「風袋」キー、「印字」キー、及び「呼出」キー等があり、これらが数字キーと共に適宜配置されている。
操作部10は、本体ケース3の前面に配置された店員側操作部11と、本体ケース3の後面に配置された図示しない客側操作部と、を有している。店員側操作部11は、ヒンジ部11Aを軸として回動可能に設けられている。店員側操作部11は、タッチパネル13と固定キー15とを含んでいる。タッチパネル13には、本体制御ユニット70の制御により、電子秤1の操作に必要な基本的情報が表示される。固定キー15には、料金秤として必要な「単価」キー、「定額」キー、「風袋」キー、「印字」キー、及び「呼出」キー等があり、これらが数字キーと共に適宜配置されている。
使用者が、「呼出」キーを操作し、タッチパネル13に表示された項目にタッチすると、計量対象商品の登録情報が読み出される。ここで、使用者が、商品を計量台21に載置すれば、重量、価格、及び商品名等が店員側操作部11のタッチパネル13及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示される。客側操作部の液晶ディスプレイには、重量、価格の他に商品に関する種々の広告メッセージが表示される。
操作部10における店員側操作部11は、電子秤における各種項目の入力することができる。例えば、後述するラベルロールLR,LR1(図5、図9参照)における未塗布領域A1の長さW1,W2等の情報を入力することができる。
(1−2)計量部
計量部20は、主として、計量台21と、図示しないロードセル、信号処理回路、及び送信モジュールを有している。ロードセルは、計量台21の下方に設けられており、計量台21に被計量物が載置されることにより発生する機械的歪を電気信号に変換する。信号処理回路は、ロードセルから出力される電気信号を増幅してデジタル信号に変換する。送信モジュールは、デジタル信号を本体ケース3内の本体制御ユニット70に無線で送信する。
計量部20は、主として、計量台21と、図示しないロードセル、信号処理回路、及び送信モジュールを有している。ロードセルは、計量台21の下方に設けられており、計量台21に被計量物が載置されることにより発生する機械的歪を電気信号に変換する。信号処理回路は、ロードセルから出力される電気信号を増幅してデジタル信号に変換する。送信モジュールは、デジタル信号を本体ケース3内の本体制御ユニット70に無線で送信する。
(1−3)本体制御ユニット
図4に示される本体制御ユニット70は、電子秤1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)は、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。図5に示されるように、本体制御ユニット70は、電子秤1における各種制御処理を実行する。本体制御ユニット70は、例えば、計量部20から送信されるデジタル信号を受信したり、受信した信号から得られる質量に予め設定された単位質量当りの単価を乗じて価格を算出したり、算出された価格を、店員側操作部11のタッチパネル13及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示させたりする。なお、本実施形態では、計量部20から本体制御ユニット70に無線で信号を送信するようにしているが、これに代えて有線で送信するようにしても良い。
図4に示される本体制御ユニット70は、電子秤1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)は、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。図5に示されるように、本体制御ユニット70は、電子秤1における各種制御処理を実行する。本体制御ユニット70は、例えば、計量部20から送信されるデジタル信号を受信したり、受信した信号から得られる質量に予め設定された単位質量当りの単価を乗じて価格を算出したり、算出された価格を、店員側操作部11のタッチパネル13及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示させたりする。なお、本実施形態では、計量部20から本体制御ユニット70に無線で信号を送信するようにしているが、これに代えて有線で送信するようにしても良い。
(1−4)プリンタ部
図1〜図3に示されるように、プリンタ部30は、本体ケース3の前面右側に設けられた開閉扉3Aの奥に配置されている。開閉扉3Aは、下端を軸として回動することにより、開閉可能に設けられている。プリンタ部30は、開閉扉3Aが開状態となることで露出するように配置される。プリンタ部30は、カセット部31と、印字部33と、カッターユニット(切断部)40と、仮着部50と、プリンタ制御ユニット90(図4参照)と、を備えている。
図1〜図3に示されるように、プリンタ部30は、本体ケース3の前面右側に設けられた開閉扉3Aの奥に配置されている。開閉扉3Aは、下端を軸として回動することにより、開閉可能に設けられている。プリンタ部30は、開閉扉3Aが開状態となることで露出するように配置される。プリンタ部30は、カセット部31と、印字部33と、カッターユニット(切断部)40と、仮着部50と、プリンタ制御ユニット90(図4参照)と、を備えている。
カセット部31は、ラベルロールLRを着脱自在に支持する。カセット部31の側壁31Aには、図2に示されるように、ラベルロールLRを片持ち状態で支持可能なロール支持部Rが形成されており、ラベルロールLRは、ロール支持部Rに装着される。
ここで、ラベルロールLRについて説明する。図5に示されるように、ラベルロールLRは、いわゆる台紙レスラベルLが紙管Cに巻回されてロール状に形成されたものである。台紙レスラベルL(以下、単に「ラベルL」と称す。)は、基材である紙において表面FSと裏面RSとでは構成が異なっている。裏面RSは、接着剤が塗布されている貼着面である。表面FSは、熱で発色する感熱剤が塗布され、更にその上から剥離剤としてのシリコン樹脂が塗布された印字面である。なお、ラベルロールLRは、ラベルLの裏面RSを内側にして紙管Cに巻き付けられている。
貼着面(裏面RS)には、粘着剤が塗布されている塗布領域ASと、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1とが形成されている。未塗布領域A1は、ラベルLの長手方向、言い換えれば、送り出し方向(第1方向)(図5に示す矢印方向)に直交する幅方向(第2方向)の一方の端部に形成されており、送り出し方向、すなわち、ラベルLの長手方向に延在している。未塗布領域A1の幅方向における長さW1は、1mm〜5mmである。ラベルロールLRは、裏面(貼着面)がプラテンローラ(送出部)37と接触するように引き出される。
図3に示されるように、印字部33は、印字ヘッド(印字部)35と、プラテンローラ37と、を有している。
印字ヘッド35は、開閉扉3Aの裏面に設けられており、ラベルLに商品情報を印字する。印字ヘッド35は、サーマル式の印字ヘッドで構成されている。印字ヘッド35は、開閉扉3Aを閉じることにより、プラテンローラ37と接するように位置決めされている。具体的には、印字ヘッド35は、図示しないヒンジを介して開閉扉3Aに近接離反するように取り付けられた支持フレーム35Aに固定されている。また、支持フレーム35Aと開閉扉3Aとの間には、開閉扉3Aを閉じたときに印字ヘッド35をプラテンローラ37に押し付ける方向に付勢するバネ35Bが設けられている。
プラテンローラ37は、開閉扉3Aを閉じたときの印字ヘッド35の位置に対向するように配置されている。プラテンローラ37は、印字ヘッド35によって商品情報が印字されるラベルLを送り出す。プラテンローラ37の上方には、印字されたラベルLの移動経路を規制する第1ガイド板39Aが取り付けられている。図2に示されるように、カセット部31の側壁31A内には、プラテンローラ37を駆動するギア機構(図示せず)が組み込まれている。カセット部31を本体ケース3の装着部3Bに装着すると、そのギア機構が駆動モータと連結されてプラテンローラ37が回転駆動される。
一方、印字ヘッド35の上方(開閉扉3A側の支持フレーム35Aの先端部)には、印字されたラベルLの移動経路を規制する第2ガイド板39Bが取り付けられている。第1ガイド板39Aと第2ガイド板39Bとは、開閉扉3Aを閉じた際に、ラベルLを送り出す方向に徐々に狭くなるように互いに対向(「ハ」の字に対向)するように配置されている。ラベルLは、第1ガイド板39Aと第2ガイド板39Bとが対向する隙間が狭くなる一方の先端部から送り出される。
カッターユニット40は、印字部33から送り出されてくるラベルLを所定の長さのラベル片LC(図1参照)として切り離す。カッターユニット40は、一対のガイド板39A,39B及びプラテンローラ37の上部に取り付けられている。また、カッターユニット40は、本体ケース3の上部に取り付けられている。カッターユニット40は、固定刃41と可動刃43とを備えている。カッターユニット40は、可動刃43がカッターユニット40内部のクランク機構に連結されて、高速で固定刃41との間を水平方向に往復運動するようになっている。
仮着部50は、カッターユニット40によってラベルLからラベル片LCが切り離される時に、ラベルLを表裏から保持する。また、仮着部50は、カッターユニット40から切り離されたラベル片LCを表裏から保持すると共に、ラベル片LCの後端部(送り出し方向上流端部)を後続で送り出されてくるラベルLの前端部(送り出し方向下流端部)に接触しない位置に退避させる。仮着部50は、その表面にラベルLを軽く押し付ける押さえ部材51と、保持ローラ53と、を主に含んでいる。
押さえ部材51は、印字されたラベルLを保持ローラ53に軽く押さえ付けるために配置された部材であり、薄い樹脂製プレートで形成されている。
保持ローラ53は、ラベルLの貼着面との接触面積を減らすために、その周面が凹凸状に形成されている。本実施形態では、押さえ部材51と保持ローラ53とがカッターユニット40を被うカバーケース47に固定されているが、この仮着部50をユニット化して、カッターユニット40に対して近接離反できるようにしてもよい。
プリンタ制御ユニット90は、プリンタ部30における各種動作を制御する部分であり、CPU、ROM、RAMは、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。図4に示されるように、プリンタ制御ユニット90は、プリンタ部30における各種制御処理を実行する概念的な部分としての印字制御部91を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
印字制御部91は、本体制御ユニット70から送信されてくる商品情報などに基づいて、印字部33(印字ヘッド35及びプラテンローラ37)を制御し、ラベルLに商品情報を印字する。
(2)プリンタ部の動作
次に、本実施形態の一つの特徴部分であるプリンタ部30に動作(ラベル発行方法)について、図6(a)、図6(b)及び図6(c)を用いて説明する。まず、図5に示されるような、粘着剤が塗布されている塗布領域ASと、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1と、が形成された貼着面を裏面RSに有するラベルロールLRを準備する。プリンタ部30では、このようなラベルロールLRが使用され、図6(a)、図6(b)及び図6(c)において、上側が印字面である表面FSであり、下側が貼着面である裏面RSである。
次に、本実施形態の一つの特徴部分であるプリンタ部30に動作(ラベル発行方法)について、図6(a)、図6(b)及び図6(c)を用いて説明する。まず、図5に示されるような、粘着剤が塗布されている塗布領域ASと、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1と、が形成された貼着面を裏面RSに有するラベルロールLRを準備する。プリンタ部30では、このようなラベルロールLRが使用され、図6(a)、図6(b)及び図6(c)において、上側が印字面である表面FSであり、下側が貼着面である裏面RSである。
例えば、使用者が「印字」キーを操作すると、プラテンローラ37が逆回転して、カッターユニット40の位置まで送り出されたラベルLを後退させ、ラベルLの先端を印字ヘッド35の位置にまで戻す。続いて、印字ヘッド35は、プラテンローラ37が順方向に回転することによって送り出されるラベルLに対して、重量、価格、及び商品情報等を所定のフォーマットで印字する。
ラベルLは、印字ヘッド35とプラテンローラ37とによって商品情報が印字されながら送り出される(印字ステップ及び送出ステップ)。言い換えれば、印字部33は、ラベルLの印字と送出とを兼ねる部分である。商品情報が印字されたラベルLは、仮着部50によって表裏が保持された状態でカッターユニット40によって切断されてラベル片LC(以下、「先行ラベル片LC」と称す。)となる(切断ステップ)。これにより、図6(a)に示されるように、先行ラベル片LCが、仮着部50によって表裏が保持された状態となる。
このとき、仮着部50は、上側の押さえ部材51と下側の保持ローラ53とによって、先行ラベル片LCの表裏を軽く保持すると共に、先行ラベル片LCの後端部が後から送り出されるラベルL(以下、「後続ラベルL」と称す。)の先端部の進行を妨げないように、先行ラベル片LCの先端に向かって下方に傾斜する姿勢(前下方姿勢)に保持する。具体的には、押さえ部材51と保持ローラ53との接点位置は、保持ローラ53の回転中心より若干前方の位置に設定されているので、先行ラベル片LCが押さえ部材51と保持ローラ53との間に保持されると、先行ラベル片LCの後端部が跳ね上がり、その後端部が、後続ラベルLの進行を妨げない位置、すなわち、印字面と直交する方向に移動する。先行ラベル片LCは、印字面への剥離剤の塗布によって腰が強いため、先行ラベル片LCを前下方姿勢に保持するだけで、その後端部を跳ね上げることができる。
もし、先行ラベル片LCの後端部が後続ラベルLの先端部よりも下方に垂れて、後続ラベルLの進行を妨げるようであれば、仮着部50をカッターユニット40側に寄せて下方に垂れる長さを短くしてもよい。また、押さえ部材51と保持ローラ53との接点位置を調整して先行ラベル片LCの前下方姿勢をより急峻に調整してもよい。また、上側を固定刃41、下側を可動刃43としたカッターユニット40を使用し、下側の可動刃43が上昇してラベルLを切断するときに、可動刃43が先行ラベル片LCの後端部を跳ね上げ、それによって先行ラベル片LCの後端部を後続ラベルLの先端部の進行を妨げない位置へ強制的に移動させてもよい。更に可動刃43の復帰時に、跳ね上がった後端部が再び下方に垂れるおそれがあるときは、後端部に向けてエアーを吹き付けたり、固定刃41の近くに、跳ね上がった後端部を引っ掛ける線状部材を設けたりして、先行ラベル片LCの後端部が後続ラベルLの先端部の進行を妨げない位置に確実に保持させてもよい。
先行ラベル片LCから切り離されたラベルLは、プラテンローラ37の逆方向の回転により、印字ヘッド35の位置まで引き戻された後、再び順方向回転によって送り出されながら印字されていく。そして、次のラベル片の後端となる位置がカッターユニット40に到達すると、その瞬間にラベルLの送りが停止され、続いてカッターユニット40が作動してラベルLを切断する。このように、ラベルLは、一旦引き戻されては、送り出されて印字されていく。
図6(b)は、跳ね上がった先行ラベル片LCの後端部の下に後続ラベルLの先端部が潜り込む状態を示している。後続ラベルLの先端部が先行ラベル片LCの後端部の下に潜り込んで先行ラベル片LCの貼着面と接触すると、後続ラベルLと先行ラベル片LCとは上下方向に密着する(仮着ステップ)。その状態で、後続ラベルLが更に送り出され、先行ラベル片LCは後続ラベルLに押し出されて仮着部50から送り出される。そして、後続ラベルLは、仮着部50によって上下に保持された状態で、ラベル片LCの後端部となる位置がカッターユニット40によって切断される。
図6(c)は、後続ラベルLが、カッターユニット40によってラベルLと分離されてラベル片LCとなった状態を示している。後続ラベルLからラベル片LCが分離されると、ラベル片LCは、押さえ部材51と保持ローラ53との保持によって前下方姿勢となり、前述と同様にその後端部が跳ね上がる。
以上に説明したような動作を繰り返して、先行ラベル片LCの後端部に後続ラベルLの先端部が次々と接合されていくから、台紙レスラベルLから切り離されるラベル片LCを、シート状に連ねた一連のラベル片(以下、「ラベル片シートLS」と称する。)として発行することができる。
図6(a)〜図6(c)は、先行ラベル片LCの貼着面に後続ラベルLの印字面を部分的に重ねたものであるが、先行ラベル片LCの印字面に後続ラベルLの貼着面を部分的に重ね合わせたラベル片シートLSを発行してもよい。次に、先行ラベル片LCの印字面に後続ラベルLの貼着面を部分的に重ね合わせる場合の例を図7(a)〜図7(c)を用いて説明する。
ラベルLは、印字ヘッド35とプラテンローラ37とによって商品情報が印字されながら送り出される(印字ステップ及び送出ステップ)。商品情報が印字されて送り出されたラベルLは、仮着部50によって表裏が保持された状態でカッターユニット40によって切断されてラベル片LCとなる(切断ステップ)。これにより、図7(a)に示されるように、先行ラベル片LCが、仮着部50によって表裏が保持された状態となる。
このとき、仮着部50は、上側の押さえ部材51と下側の保持ローラ53とによって、先行ラベル片LCの表裏を軽く保持すると共に、先行ラベル片LCの後端部が後続ラベルLの先端部の進行を妨げないように、先行ラベル片LCの後端に向かって下方に傾斜する姿勢(後下方姿勢)に保持する。具体的には、押さえ部材51と保持ローラ53との接点位置は、保持ローラ53の回転中心より若干後方の位置に設定されているので、先行ラベル片LCが押さえ部材51と保持ローラ53との間に保持されると、先行ラベル片LCの後端部が下方に下がり、その後端部が、後続ラベルLの進行を妨げない位置、すなわち、印字面と直交する方向に移動する。先行ラベル片LCは、印字面への剥離剤の塗布によって腰が強いため、先行ラベル片LCを後下方姿勢に保持するだけで、その後端部を下げることができる。
先行ラベル片LCの印字面に後続ラベルLの貼着面を部分的に重ね合わせる場合には、保持ローラ53の上端が後続ラベルLの先端部より下方に位置するのが好ましい。また、この場合には、カッターユニット40における可動刃43を搬送面の上側に配置し、固定刃41を搬送面の下側に配置しておくのが好ましい。
図7(b)は、後方に下方傾斜した先行ラベル片LCの後端部の上に後続ラベルLの先端部が重なる状態を示している。後続ラベルLの先端部が先行ラベル片LCの後端部の上に重なって先行ラベル片LCの貼着面と接触すると、後続ラベルLと先行ラベル片LCとは上下方向に密着する(仮着ステップ)。その状態で、後続ラベルLが更に送り出され、先行ラベル片LCは後続ラベルLに押し出されて仮着部50から送り出される。そして、後続ラベルLは、仮着部50によって上下に保持された状態で、ラベル片LCの後端部となる位置がカッターユニット40によって切断される。
図7(c)は、後続ラベルLが、カッターユニット40によってラベルLから切り離されてラベル片LCとなった状態を示している。後続ラベルLからラベル片LCが切り離されると、ラベル片LCは、押さえ部材51と保持ローラ53との保持によって後下方姿勢となり、前述と同様にその後端部が下方に下がる。
図8(a)及び図8(b)は、先行ラベル片LCの印字面に後続ラベルLの貼着面を部分的に重ね合わせることにより発行されたラベル片シートLSを示している。図8(a)及び図8(b)にそれぞれ示される矢印の向きは、プリンタ部30から送り出される方向を示している。
ラベル片シートLSは、先行して切り離されたラベル片LCの上流側端部(後端部)に、続けて切り離されたラベル片LCの下流側端部(先端部)が重ね貼りされている。重ね貼りされる領域(重ね代)LWの大きさは、ラベル片LCの大きさに基づいて適宜設定されることが好ましい。ラベル片シートLSは、このような重ね貼りの状態が次々と繰り返されて、シート状に連ねられている。
図8(b)のラベル片シートLSは、送り出し方向の長さが互いに異なるラベル片LCaとラベル片LCbとを含んでいる点で、図8(b)のラベル片シートLSとは異なっている。本実施形態は、図8(a)及び図8(b)に示されるようなラベル片シートLSを発行することが可能であるが、印字する商品情報に合わせてラベル片LCの送り出し方向における長さを自在に変えることができる台紙レスラベルLの利点を活かしながら、複数枚のラベル片LC(LCa,LCb)をシート状に連ねたラベル片シートLS(図8(b)参照)を発行できる点で新しい。
(3)特徴及び作用・効果
上記実施形態のプリンタ部30では、ラベル片LCが発行される都度、先行ラベル片LCの上流側端部(後端部)に後続ラベルLの下流側端部(先端部)が重ね貼りされる。そして、このような重ね貼りの状態が次々と繰り返されて、台紙レスラベルLから生成されるラベル片LCでありながら、シート状に連なった一連のラベル片(ラベル片シートLS)を発行することができる。また、台紙レスラベルLの裏面RS(貼着面)には、図5に示されるように、幅方向(第2方向)における両端部の一方に粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1が形成されている。このため、図8(a)及び図8(b)に示されるような、ラベル片シートLSにおいて、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1を介して重なり合う部分Fは、粘着剤を介して重なり合う部分に比べて浮いた状態となる。これにより、ラベル片LCの端部を使用者が認識し易くなるので、ラベル片シートLSからラベル片LCを分離することが容易となる。この結果、ラベルLから生成されるラベル片LCを、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片LC(ラベル片シートLS)として発行することができる。
上記実施形態のプリンタ部30では、ラベル片LCが発行される都度、先行ラベル片LCの上流側端部(後端部)に後続ラベルLの下流側端部(先端部)が重ね貼りされる。そして、このような重ね貼りの状態が次々と繰り返されて、台紙レスラベルLから生成されるラベル片LCでありながら、シート状に連なった一連のラベル片(ラベル片シートLS)を発行することができる。また、台紙レスラベルLの裏面RS(貼着面)には、図5に示されるように、幅方向(第2方向)における両端部の一方に粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1が形成されている。このため、図8(a)及び図8(b)に示されるような、ラベル片シートLSにおいて、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1を介して重なり合う部分Fは、粘着剤を介して重なり合う部分に比べて浮いた状態となる。これにより、ラベル片LCの端部を使用者が認識し易くなるので、ラベル片シートLSからラベル片LCを分離することが容易となる。この結果、ラベルLから生成されるラベル片LCを、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片LC(ラベル片シートLS)として発行することができる。
上記実施形態のプリンタ部30に用いられる台紙レスラベルLは、未塗布領域A1の幅方向における長さが1mm〜5mmとなるように形成されているので、商品(被貼付物)にラベル片LCを貼着した際に不自然な状態となることがなく、かつ、ラベル片シートLSからラベル片LCを容易に分離することができる。
(4)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(4−1)変形例1
上記実施形態で用いられるラベルロールLRに代えて、図9に示されるようなラベルロールLR1を用いてもよい。ラベルロールLR1におけるラベルLは、裏面RSの構成がラベルロールLRと異なっている。すなわち、未塗布領域A1に、ラベルLの長手方向に、粘着剤が断続的に塗布された塗布領域ASが形成されている点で、ラベルロールLRと異なっている。
上記実施形態で用いられるラベルロールLRに代えて、図9に示されるようなラベルロールLR1を用いてもよい。ラベルロールLR1におけるラベルLは、裏面RSの構成がラベルロールLRと異なっている。すなわち、未塗布領域A1に、ラベルLの長手方向に、粘着剤が断続的に塗布された塗布領域ASが形成されている点で、ラベルロールLRと異なっている。
上記実施形態で用いられるラベルロールLRに代えて、ラベルロールLR1を用いた場合であっても、図8(a)及び図8(b)に示されるような、ラベル片シートLSにおいて、粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1を介して重なり合う部分Fは、粘着剤を介して重なり合う部分に比べて浮いた状態となる。これにより、ラベル片LCの端部を使用者が認識し易くなるので、ラベル片シートLSからラベル片LCを分離することが容易となる。この結果、ラベルLから生成されるラベル片LCを、分離することが容易な状態としつつ、シート状に連ねた一連のラベル片LC(ラベル片シートLS)として発行することができる。また、ラベル片LC同士の貼着力及び商品(被貼付物)に対する貼着力を維持しつつ、互いの分離を容易にすることができる。
また、未塗布領域A1に加え、幅方向(第2方向)において未塗布領域A1が形成される端部とは異なる他方の端部に、ラベルLの長手方向に延在する未塗布領域A2が形成されてもよい。また、未塗布領域A1に代えて、未塗布領域A2が形成されていてもよい。また、未塗布領域A2には、ラベルLの長手方向に、粘着剤が断続的に塗布された塗布領域AS(図示せず)が形成されていてもよい。
(4−2)変形例2
上記実施形態に係るプリンタ部30の構成に加えて、プリンタ制御ユニット90において情報取得部93(図5参照)を備えていてもよい。情報取得部93は、ラベル片LCに印字された商品情報を取得する。具体的には、本体制御ユニット70からプリンタ制御ユニット90を介して印字部33に送信されるラベルLに印字すべき情報に基づいて、ラベルLに印字される商品情報を取得する。
上記実施形態に係るプリンタ部30の構成に加えて、プリンタ制御ユニット90において情報取得部93(図5参照)を備えていてもよい。情報取得部93は、ラベル片LCに印字された商品情報を取得する。具体的には、本体制御ユニット70からプリンタ制御ユニット90を介して印字部33に送信されるラベルLに印字すべき情報に基づいて、ラベルLに印字される商品情報を取得する。
印字制御部91は、印字部33を制御し、商品情報に加え、図10(a)及び図10(b)にそれぞれ示されるような、ラベル片LCの送り出し方向(図10に示す矢印方向)において端部となる位置に、ラベル片LCの端部であることを識別可能な端部識別情報M1,M2を印字してもよい。ラベルLにおいてラベル片LCの端部となる位置は、情報取得部93が取得する商品情報に対応するラベルLへの印字量、又は印字量から定まるラベル片の長さなどに基づいて特定することができる。
変形例2に係るプリンタ部30により発行されるラベル片シートLSによれば、ラベル片LCの送り出し方向における端部に、線(図10(a)参照)又は図形(図10(b)参照)などの端部識別情報M1,M2が印字されているので、より一層、ラベル片シートLSにおけるラベル片LCの端部を使用者が認識し易くなる。
また、印字制御部91は、情報取得部93が取得する商品情報の種類の変更があることを検知した場合、すなわち、同一の商品となるラベル片LCへの印字を続けた後に、他種類の商品となるラベル片LCへの印字をする場合には、当該ラベル片LCの送り出し方向において端部となる位置に、図10(b)に示されるような、商品情報が変更になったことを示す変更識別情報M3を印字してもよい。変更識別情報M3には、線、図形、文字などが含まれる。また、印字制御部91は、図10(a)及び図10(b)に示されるような端部識別情報M1,M2の色を変えることによって変更識別情報を印字してもよい。
また、印字制御部91は、同様に、情報取得部93が取得する商品情報の種類の変更があることを検知した場合、商品情報を印字する位置を変更してもよい。例えば、商品情報を印字する位置を、ラベル片LCとなる位置の中央、左方、右方、上方、又は下方に寄せるなどして、商品情報を印字する位置を変更することが考えられる。
変形例2に係るプリンタ部30により発行されるラベル片シートLSによれば、異なる種類のラベル片LCが開始される箇所を使用者が認識し易くなる。
(4−3)変形例3
上記実施形態に係るプリンタ部30の構成に加えて、プリンタ制御ユニット90において位置取得部95(図5参照)を備えていてもよい。位置取得部95は、ラベルロールLR(台紙レスラベルL)において粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1(図5及び図9参照)の位置を取得する部分である。具体的には、例えば、位置取得部95は、使用者により操作部10等を介して入力される情報に基づいて、未塗布領域A1の位置を取得する。
上記実施形態に係るプリンタ部30の構成に加えて、プリンタ制御ユニット90において位置取得部95(図5参照)を備えていてもよい。位置取得部95は、ラベルロールLR(台紙レスラベルL)において粘着剤が塗布されていない未塗布領域A1(図5及び図9参照)の位置を取得する部分である。具体的には、例えば、位置取得部95は、使用者により操作部10等を介して入力される情報に基づいて、未塗布領域A1の位置を取得する。
印字制御部91は、位置取得部95により取得される未塗布領域A1の位置に基づいて印字部33を制御し、未塗布領域A1により取得された位置の裏側となる印字面(表面FS)を避けて商品情報を印字するように制御する。
変形例3に係るプリンタ部30によれば、ラベルLにおいて塗布領域ASと未塗布領域A1(図5及び図9参照)との間に生じる段差に商品情報が印字されることによる印字の乱れを抑制できる。
(4−4)その他の変形例
(4−4)その他の変形例
上記実施形態、及び上記変形例1〜3に係るプリンタ部30では、印字のたびに先行ラベル片LCが切り離されたラベルLを印字ヘッド35の位置まで後退させてから印字を開始する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、最初は、ラベルLを印字ヘッド35の位置まで後退させるが、それ以降は、ラベルLを連続的に送り出しながら順次印字し、ラベル片LCとなる後端位置がカッターユニット40の位置に来た時点でラベルLの送りを一旦止めて切断してもよい。
先行ラベル片LCと後続ラベルLの重ね代LWの大きさは、カッターユニット40と仮着部50との間の距離によってほぼ決まるので、仮着部50をラベルLの送り出し方向に移動可能に構成して、ラベルLのカット長さ(ラベル片LCの長さ)に応じて重ね代が調整できることが好ましい。
押さえ部材51は、保持ローラ53の表面に沿って移動可能に構成してもよい。この構成によれば、発行されたラベル片LCを前下方姿勢又は後下方姿勢に自在に切り替えることができる。また、押さえ部材51は、板状であってもよいし、ローラ状であってもよい。
上記実施形態、及び上記変形例1〜3に係るプリンタ部30では、カッターユニット40は、一方を固定刃41、他方を可動刃43とする例を挙げて説明したが、両方が可動刃であってもよい。
印字ヘッド35は、印字ヘッド35は、サーマル式の印字ヘッドで構成されている例を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、インクリボン式、インクジェット式等、種々の方式のものが採用可能である。
上記実施形態、及び上記変形例1〜3に係るプリンタ部30では、ラベルLの印字と送出とを兼ねた構成の印字部33を例に挙げて説明したが、印字部と送出部とはそれぞれ別に構成されていてもよい。
上記実施形態、及び上記変形例1〜3の電子秤1では、制御ユニットとしての本体制御ユニット70とプリンタ制御ユニット90とが別々に設けられる例を挙げて説明したが、一体として設けられてもよい。
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。
1…電子秤、10…操作部、20…計量部、30…プリンタ部、33…印字部、35…印字ヘッド(印字部)、37…プラテンローラ(送出部)、40…カッターユニット(切断部)、50…仮着部、51…押さえ部材、53…保持ローラ、70…本体制御ユニット、90…プリンタ制御ユニット、91…印字制御部、93…情報取得部、95…位置取得部、A1,A2…未塗布領域、AS…塗布領域、FS…表面(印字面)、L…ラベル(台紙レスラベル)、LC,LCa,LCb…ラベル片、LR,LR1…ラベルロール、LS…ラベル片シート、M1,M2…端部識別情報、M3…変更識別情報、RS…裏面(貼着面)。
Claims (7)
- 貼着面において粘着剤が塗布されていない第1方向に延在する領域が形成された台紙レスラベルに商品情報を印字する印字部と、
前記印字部によって印字される前記台紙レスラベルを前記第1方向に沿って送り出す送出部と、
前記台紙レスラベルにおいて前記商品情報が印字された部分をラベル片として切り離す切断部と、
前記ラベル片を保持すると共に、保持する前記ラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくる前記ラベルの送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着部と、を備え、
前記領域は、前記第1方向と略直交する第2方向における前記貼着面の両端部の少なくとも一方に形成されている、ラベル発行装置。 - 前記領域の前記第2方向における長さは、1mm〜5mmである、請求項1記載のラベル発行装置。
- 前記領域には、前記第1方向に沿って、前記粘着剤が断続的に塗布されている、請求項1又は2記載のラベル発行装置。
- 前記印字部は、前記ラベル片の前記送り出し方向において端部となる位置に、前記端部であることを識別可能な端部識別情報を印字する、請求項1〜3の何れか一項記載のラベル発行装置。
- 前記台紙レスラベルに印字する前記商品情報を取得する情報取得部を更に備え、
前記印字部は、前記情報取得部が取得する前記商品情報に基づいて、前記商品情報の種類の変更があることを検知した場合には、前記ラベル片の前記送り出し方向において端部となる位置に、前記商品情報が変更になったことを示す変更識別情報を印字する、及び/又は、前記商品情報を印字する位置を変更する、請求項1〜4の何れか一項記載のラベル発行装置。 - 前記領域の位置を取得する位置取得部を更に備え、
前記印字部は、前記位置取得部により取得された位置の裏面を避けて前記商品情報を印字する、請求項1〜5の何れか一項記載のラベル発行装置。 - 貼着面において粘着剤が塗布されていない第1方向に延在する領域が形成された台紙レスラベルに商品情報を印字する印字ステップと、
前記商品情報が印字された前記台紙レスラベルを前記第1方向に沿って送り出す送出ステップと、
前記台紙レスラベルにおいて前記商品情報が印字された部分をラベル片として切り離す切断ステップと、
前記ラベル片を保持すると共に、保持する前記ラベル片の送り出し方向上流端部を、次に送り出されてくる前記ラベル片の送り出し方向下流端部に重ね合わせる仮着ステップと、を含み、
前記領域は、前記第1方向と略直交する第2方向における前記貼着面の両端部の少なくとも一方に形成されている、ラベル発行方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057429A JP2016175687A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | ラベル発行装置及びラベル発行方法 |
US14/921,748 US10052884B2 (en) | 2014-10-28 | 2015-10-23 | Label issuing apparatus |
FR1560204A FR3027552A1 (fr) | 2014-10-28 | 2015-10-26 | Appareil de production d'etiquettes |
EP15191772.1A EP3015380A1 (en) | 2014-10-28 | 2015-10-27 | Label issuing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015057429A JP2016175687A (ja) | 2015-03-20 | 2015-03-20 | ラベル発行装置及びラベル発行方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016175687A true JP2016175687A (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=57070510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015057429A Pending JP2016175687A (ja) | 2014-10-28 | 2015-03-20 | ラベル発行装置及びラベル発行方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016175687A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115258331A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-11-01 | 苏州富强科技有限公司 | 多工位贴标流水线 |
-
2015
- 2015-03-20 JP JP2015057429A patent/JP2016175687A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115258331A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-11-01 | 苏州富强科技有限公司 | 多工位贴标流水线 |
CN115258331B (zh) * | 2022-07-13 | 2023-07-04 | 苏州富强科技有限公司 | 多工位贴标流水线 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10052884B2 (en) | Label issuing apparatus | |
GB2420526A (en) | Roll for a label printer | |
US20230351925A1 (en) | Adhesive label and roll | |
US4035808A (en) | Label printer | |
JP3200567U (ja) | ラベル発行装置 | |
JP2017030333A (ja) | ラベルプリンタ | |
JP5712638B2 (ja) | 台紙レスラベルプリンタ | |
US20120148782A1 (en) | Label and label printer | |
JP6619972B2 (ja) | ラベルプリンタ | |
JP2014213605A (ja) | ラベル編集装置 | |
JP6546802B2 (ja) | ラベル発行装置 | |
JP2016175687A (ja) | ラベル発行装置及びラベル発行方法 | |
JP5970742B2 (ja) | ラベル貼付装置 | |
JP4965281B2 (ja) | 帯巻装置 | |
JP6516524B2 (ja) | ラベル発行装置 | |
JP2017074955A (ja) | ラベルプリンタ | |
JP6054682B2 (ja) | ラベル印字装置 | |
JP6619951B2 (ja) | ラベルプリンタ | |
JP5933087B1 (ja) | ラベル発行装置 | |
JP2014008679A (ja) | 印字装置および印字方法 | |
JP6380275B2 (ja) | プリンタ、包装装置 | |
JP6086734B2 (ja) | 郵便窓口端末装置 | |
JP6884362B2 (ja) | 台紙付きラベル、印刷装置、貼付装置 | |
JP2020093551A (ja) | ラベルプリンタ | |
JP2007223164A (ja) | ラベル発行装置 |