JP4098112B2 - ヒータユニット - Google Patents

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    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体の製造工程において、半導体基板を保持及び加熱するために使用されるヒータユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の製造工程において、半導体基板(ウエハ)の表面に集積回路を形成するために、CVD(Chemical Vapor Deposition)やPVD(Plasma Vapor Deposition)といった成膜処理、エッチング処理などがプロセスチャンバ中で行われる。各処理においてウエハ全体にわたって均質に処理されるように、ウエハを平坦に保持するとともに、各処理に必要な温度にウエハを加熱するヒータを埋設したセラミックスヒータがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このセラミックスヒータは、抵抗加熱で発熱する抵抗発熱線(ヒータ)を内蔵するセラミックス製のヒータプレートと、このヒータプレートをプロセスチャンバ中に支持する支持ロッドを備える。ヒータに用いる材料として、タングステン、モリブデン、タンタル、ニッケル−クロム合金を例示している。ヒータの端子は、ヒータプレートの外表面に露出しており、給電線と接続されている。また、端子を囲んで金属管がヒータプレートに埋設されている。金属管に用いる材料として、タングステンやモリブデンを例示している。給電線は、シースワイヤで覆われている。シースワイヤは、金属管とろう付け接合されている。また、ヒータプレートの温度を計測するためにシース熱電対が設けられている。シース熱電対の先端は、ヒータプレートに埋設された金属管に挿入され、ろう付けされる。そして、シースワイヤ及びシース熱電対に用いる材料として、SUS316、インコネル(登録商標)、ハステロイ(登録商標)を例示している。
【0004】
また、ヒータの伝熱効率を向上させるために、ヒータプレートを金属製にしたものがある(例えば、特許文献2参照。)。このヒータプレートは、金属製の上側ベースと下側ベースとこれらの間に挟まれるヒータとを備えている。ヒータは、金属製のパイプで覆われたシースヒータを採用している。上下ベースは、このシースヒータを挟んだ状態で、ろう付け、はんだ付け、拡散接合のいずれかによって密に接合している。上下ベース及びシースヒータに用いられる材料として、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ステンレス鋼、ニッケル基合金、チタン及びチタン合金を例示している。
【0005】
【特許文献1】
特開平6-260687号公報(段落0021−0025、第1図)
【0006】
【特許文献2】
特開2000−243542号公報(段落0011−0013、第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
セラミック製のヒータプレートに埋設するヒータにタングステン、モリブデン、タンタルを適用する場合、熱による膨張係数がセラミックと近似しているので、ヒータプレートの内部応力を抑えることができる。しかし、タングステン、モリブデン、タンタルは、固有抵抗値がニッケル−クロム合金に比べて小さいため、発熱効率が悪い。また、ニッケル−クロム合金をヒータとして埋設した場合、発熱効率は良くなるが、タングステン、モリブデン、タンタルに比べて融点の低いニッケル−クロム合金を直に埋め込んでヒータプレートを焼成するには、セラミックの材質の選択範囲が限定されてしまう。
【0008】
また、シースヒータを金属製の上下ベースで挟んだヒータプレートは、上下ベースとシースヒータの保護パイプに同種材を選択することで、熱膨張差による歪が生じないが、温度を計測するための熱電対を備えていない。セラミック製のヒータプレートのようにシース熱電対を設けることも可能であるが、測定部以外が露出するため、プロセスチャンバ中の雰囲気の温度の影響を受けやすいとともに、ヒータプレートの下面側が煩雑になる。
【0009】
そこで、本発明は、使用されるプロセスチャンバ中に充満するプロセスガスに対して十分な耐食性を有し、かつ発熱効率の優れたヒータユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るヒータユニットは、互いに重ね合わせてろう付けされる金属製の第1プレート及び第2プレートと、第1プレートと第2プレートとの接合面の前記第1プレートに設けられた第1溝に沿って敷設されて第2プレートの中央部で第2プレートの接合面と反対側に連通する貫通孔を通して取り出されるシースヒータと、接合面の前記第2プレートに設けられた第2溝に沿って敷設されて第2プレートの中央部で第2プレートの接合面と反対側に連通する貫通孔を通して取り出されるシース熱電対と、貫通孔を囲う筒状に形成されて貫通孔から出されたシースヒータとシース熱電対とが内部に通されるシャフトとを備え、前記シースヒータのシースと前記第1プレートおよび前記第2プレートとが互いに同じ材質の金属材料からなり、前記シースヒータのシースと前記第1溝との隙間が0.1〜0.4mmとなるよう前記シースヒータが前記第1溝に嵌め込まれかつ前記隙間にろう材が充填され該ろう材によって前記シースが前記第1溝に固定されているものである
【0011】
溝の加工を容易にするために、第1溝を第1プレートに設け、第2溝を第2プレートに設ける。温度変化による熱膨張差が生じないように、シースヒータのシースとシース熱電対のシースは、第1プレート及び第2プレートの金属材料と同じ材質の金属材料を用いる。腐食性の強いガス雰囲気中で使用するヒータユニットには、第1プレート、第2プレート、シースヒータのシース及びシース熱電対のシースをニッケル基耐熱合金製とする。また、ヒータの発熱効率を向上させるために、第1溝とシースヒータの隙間は、ろう材で充填する。
【0012】
ータユニットの製造方法の一例は、第1プレートに第1溝を設ける第1溝加工工程と、第2プレートに第2溝を設ける第2溝加工工程と、第1溝にシースヒータを敷設するシースヒータ取付工程と、第2溝にシース熱電対を敷設するシース熱電対取付工程と、第2プレートにシース熱電対の測温部を固定する溶接工程と、第1プレートの第1溝が形成された側と第2プレートの第2溝が形成された側との少なくとも一方に第1溝とシースヒータとの隙間を満たしかつ第1プレートと第2プレートとを接合する充分な量のろう材を付着させるろう材付着工程と、シースヒータの端部とシース熱電対の端部を第2プレートの中央部に設けた貫通孔を通して第2溝が形成された側と反対側に導出した状態で第1溝と第2溝とを向き合わせて第1プレートと第2プレートとを接合させるろう付け工程とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る一実施形態のヒータユニット1について、図1から図4を参照して説明する。図1に示すように、ヒータユニット1は、第1プレート2、第2プレート3、シースヒータ4a,4b、シース熱電対5a,5b、シャフト6を備える。また、これらをヒータプレート1として組み合わせた状態を図4に示す。
【0014】
第1プレート2及び第2プレート3は、金属製、具体的にはニッケル基耐熱合金製の円板状である。ニッケル基耐熱合金として、インコネル(登録商標)、ハステロイ(登録商標)を用いることが好ましい。なお、ヒータユニットが使用される環境によっては、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金のいずれかを第1プレート2と第2プレート3に使用しても良い。
【0015】
第1プレート2と第2プレート3は、外縁部においてピン7で位置合わせされ、ろう材8によって接合される。第1プレート2は、中央部と外縁寄りの範囲に、渦巻状に連続する第1溝9a,9bが形成されている。なお、本実施形態において、第1溝9a,9bは、中央部と外縁寄りの範囲の2か所に分けられているが、一続きであっても良いし、複数のリング状の範囲に分かれていても良いし、また、渦巻状以外のパターン形状で敷設されていても良い。
【0016】
第2プレート3は、中央部に、接合面から外面に連通する貫通孔10a,10bがシースヒータ4a,4bとシース熱電対5a,5bの数に応じて設けられている。なお、これらの貫通孔10a,10bは、シースヒータ4a,4bとシース熱電対5a,5bを全て通せる1つの穴であっても良い。そして、図2に示すように第2プレート3は、第1プレート2に設けられた第1溝9a,9bの両端に対応する位置から中央部に向けて半径方向に、それぞれ第1溝9a,9bへの導入溝11が設けられている。この導入溝11は、各貫通孔10aまで互いに交差しないように配置されている。また、図3に示すように第2プレート3の接合面に第2溝12が設けられている。第2溝12は、中央部の貫通孔10bから温度計測部13まで半径方向へ延びている。
【0017】
シースヒータ4a,4bは、抵抗加熱によって発熱するヒータ線14aを金属製のシース14bで覆ったものである。ヒータ線14aとシース14bとは、例えば酸化マグネシウムやアルミナなどセラミックの粉体14cが間に充填されることによって絶縁される。シースヒータ4a,4bは、第1溝9a,9bに沿わせて嵌め込まれ、ろう付けによって固定される。また、シースヒータ4a,4bは、第1溝9a,9bの両端で第1溝9a,9bから第2プレート3の導入溝11に沿うように曲げられ、さらに、第1プレート2と第2プレート3を重ね合わせたときに貫通孔10aから端部が出るように曲げられている。
【0018】
シースヒータ4a,4bと第1溝との密着性を向上させるために、第1溝9a,9bの底は、シースヒータ4a,4bの外形に合わせて丸く加工する。シースヒータ4a,4bと第1溝9a,9bとの間隙が0.1mm以下の場合、シースヒータ4a,4bと第1溝9a,9bとの間のろう材8が不足し、ろう付け不良を生じる恐れがある。また、間隙が0.5mm以上の場合、ろう材8が不足することで引け巣や空隙ができ、また、ろう材8で間隙が満たされても脆化層が生じやすくなるので、加熱と放熱を繰り返すことでろう付け部に亀裂が生じやすい。したがって、シースヒータ4a,4bと第1溝9a,9bの間隙は、0.1〜0.4mm程度となるように管理することが好ましい。
【0019】
シース熱電対5a,5bは、先端に測温部15aが配置されるように熱電対を金属製のシース15bで覆ったものである。熱電対とシース15bは、例えば酸化マグネシウムやアルミナなどセラミックの粉体が間に充填されることによって絶縁されている。シース熱電対5a,5bは、第2溝12に沿わせて嵌め込まれる。測温部15aは、第2プレート3に溶接される。シース熱電対5a,5bは、基端部15cが第2プレート3の貫通孔10bから出るように曲げられる。本実施形態では、シースヒータ4a,4bの数にあわせてそれぞれ1つずつシース熱電対5a,5bを配置している。ヒータユニット1の温度制御をより精度よく行うために、図示した以外の位置にも第2溝を設けてシース熱電対を配置しても良い。
【0020】
シースヒータ4a,4b及びシース熱電対5a,5bのシース14b、15bは、第1プレート2及び第2プレート3と同じ材質のニッケル基耐熱合金で造られることが好ましいが、線膨張係数が第1プレート2や第2プレート3と近似した金属製材料、例えばステンレス鋼でも良い。また、第1プレート2及び第2プレート3に他の金属材料が適用される場合は、その金属材料と同じ材質の金属材料のシースを用いることが好ましい。
【0021】
シャフト6は、第2プレート3の中央部に設けられた貫通孔10a,10bを囲む円筒状である。貫通孔10a,10bから出されたシースヒータ4a,4b及びシース熱電対5a,5bは、シャフト6の内部に通される。シャフト6と第2プレート3は、溶接またはろう付けなど、内部と外部との気密を維持できる方法で接合されている。
【0022】
次に、以上のように構成されるヒータユニット1の製造方法について説明する。ヒータユニット1の製造方法は、第1溝加工工程、第2溝加工工程、シースヒータ取付工程、シース熱電対取付工程、溶接工程、ろう材付着工程、及びろう付け工程を備える。第1溝加工工程において、第1プレート2は、第1溝9a,9bが形成される。第2溝加工工程において、第2プレート3は、第2溝12及び導入溝11が形成される。第1プレート2は、第1溝加工工程の後、シースヒータ取付け工程において、シースヒータ4a,4bが第1溝9a,9bに沿って敷設される。第2プレート3は、第2溝加工工程の後、シース熱電対取付け工程において、シース熱電対5a,5bが第2溝12に沿って敷設される。シース熱電対5a,5bの測温部15aは、溶接工程において、温度計測部13に位置する第2溝12の末端に溶接され、シース熱電対5a,5bの基端部15cは、第2プレート3の中央部に設けられた貫通孔10aに通される。第1プレート2は、ろう材付着工程において、第1溝9a,9bが形成された接合面に箔状のろう材8が付着される。ろう材8の量は、第1溝9a,9bとシースヒータ4a,4bとの隙間を満たしかつ第1プレート2と第2プレート3とを接合する充分な量である。なお、シースヒータ4a,4bの端部を通す穴がろう材8に設けられる。ろう付け工程において、シースヒータ4a,4bの端部は、第2プレート3の中央部に設けられた貫通孔10bを通して第2溝12が形成された側と反対側に取り出される。この状態で、第1プレート2と第2プレート3は、第1溝9a,9bと第2溝12とがそれぞれ形成された接合面をあわせる。第1溝9a,9bと導入溝11の位置は、第1プレート2と第2プレート3の外縁部に取付けられる位置決め用のピン7によって合わされる。さらに、貫通孔10a,10bから取り出されたシースヒータ4a,4bとシース熱電対5a,5bとが通されたシャフト6が、第2プレート3にろう材8を挟んで据えられる。この状態で、ヒータユニット1は、真空炉に入れられて真空引きされた後、ろう材8が溶融する温度まで加熱されることで、第1プレート2と第2プレート3、及び第2プレート3とシャフト6とがろう付けされる。また、第1溝9a,9bとシースヒータ4a,4bの隙間は、ろう材8で充填される。なお、シャフト6と第2プレート3との接合は、第1プレート2と第2プレート3とをろう付けした後に溶接などによって接合しても良い。
【0023】
なお、図示しないが、第1プレート2の表面に、半導体ウエハを吸着するための排気溝や排気孔を設けたり、半導体ウエハを第1プレート2から離すリフトピンを通すため穴を設けたりしても良い。また、第1溝9a,9bを第1プレート2に、第2溝12を第2プレート3に設けたが、第1溝9a,9bと第2溝12をどちらか一方のプレートに凹設しても良い。さらに、第1溝9a,9bや第2溝12に相当するスリットを設けたプレートを第1プレート2と第2プレート3との間に挟んでろう付けしても良い。
【0024】
以上のように構成されたヒータユニット1においてシースヒータ4a,4bとシース熱電対5a,5bは、第1プレート2と第2プレート3との接合面に設けた第1溝9a,9bと第2溝12に嵌め込まれている。そして、シースヒータ4a,4bの端部とシース熱電対5a,5bの基端15cは、第2プレート3の中央部に設けた貫通孔10a,10bから取り出され、シャフト6の内部に通されている。したがって、シースヒータ4a,4b及びシース熱電対5a,5bが露出することなく、ヒータユニット1の周辺が煩雑にならない。また、シースヒータ4a,4bやシース熱電対5a,5bがシャフト6の内部に通されているので、半導体の製造プロセスにおいて、腐食性の強いプロセスガスで充満されたプロセスチャンバの中で使用される場合でも、シースヒータ4a,4bやシース熱電対5a,5bがガス雰囲気中に晒されることがない。第1プレート2及び第2プレート3が金属製であるので、セラミック製のものに比べて、溝の加工が容易であるとともに、振動や衝撃或いは応力などに対する耐久性に優れ、ろう材8に対する濡れ性も良好である。
【0025】
また、シースヒータ4a,4bやシース熱電対5a,5bのシース14b,15bを第1プレート2及び第2プレート3の金属材料と同じ材質の金属材料にするので、温度変化によってシースヒータ4a,4bおよびシース熱電対5a,5bと第1プレート2および第2プレート3との間に応力が発生しない。
【0026】
さらに、シースヒータ4a,4bが第1プレート2の第1溝9a,9bにろう付けされているので、シースヒータ4a,4bから第1プレート2への熱伝達効率がよい。また、シース熱電対5a,5bの測温部15aも第1プレート2及び第2プレート3にろう付けによって接触しているので、温度測定の応答性が良い。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係るヒータユニットによれば、シースヒータとシース熱電対が外部に露出しない。したがって、半導体の製造プロセスにおける腐食性の強いプロセスガスが充満するプロセスチャンバ中で使用される場合でも、シースヒータとシース熱電対がガス雰囲気中に晒されることがないので、耐食性が向上する。
【0028】
また、シースヒータおよびシース熱電対のシースの材料に第1プレートと第2プレートに用いる金属材料と同じ材質の金属材料を用いるので、温度変化による熱膨張差がシースヒータ及びシース熱電対と第1プレート及び第2プレートとの間に生じない。したがって、加熱と放熱を繰返す条件で使用される場合でも、蓄積される疲労が少なく耐久性に優れている。
【0029】
そして、第1プレート、第2プレート、シースヒータのシース、シース熱電対のシースを同じ材質のニッケル基耐熱合金製にすることで、耐熱性のみならず耐食性に優れたヒータユニットとすることができる。
【0030】
さらに、第1溝とシースヒータとの隙間が0.1〜0.4mmとなるよう前記シースヒータが前記第1溝に嵌め込まれかつ前記隙間にろう材が充填され、該ろう材によって前記シースヒータのシースが前記第1溝に固定されているので、シースヒータで発生した熱が効率良く第1プレートに伝わり、加熱と放熱を繰り返してもろう付け部に亀裂が生じにくく脆化層も生じにくい。また、シース熱電対も第1プレートとろう材によって接触していれば、温度計測の応答性が良い。したがって、シース熱電対によって検出された温度を基にシースヒータの発熱量を制御することで、ヒータユニットの温度及びその分布を細かく調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態のヒータユニットを示す分解斜視図。
【図2】 図4中のF2−F2に沿って示すヒータユニットの部分断面図。
【図3】 図4中のF3−F3に沿って示すヒータユニットの部分断面図。
【図4】 図1に示すヒータユニットを示す斜視図。
【符号の説明】
1…ヒータユニット、2…第1プレート、3…第2プレート、4a,4b…シースヒータ、5a,5b…シース熱電対、6…シャフト、8…ろう材、9a,9b…第1溝、10a,10b…貫通孔、12…第2溝、14b,15b…シース。

Claims (3)

  1. 互いに重ね合わせてろう付けされる金属製の第1プレート及び第2プレートと、
    前記第1プレートと前記第2プレートとの接合面の前記第1プレートに設けられた第1溝に沿って敷設されて前記第2プレートの中央部で前記第2プレートの接合面と反対側に連通する貫通孔を通して取り出されるシースヒータと、
    前記接合面の前記第2プレートに設けられた第2溝に沿って敷設されて前記第2プレートの中央部で前記第2プレートの接合面と反対側に連通する貫通孔を通して取り出されるシース熱電対と、
    前記貫通孔を囲う筒状に形成されて前記貫通孔から出された前記シースヒータと前記シース熱電対とが内部に通されるシャフトとを備え、
    前記シースヒータのシースと前記第1プレートおよび前記第2プレートとが互いに同じ材質の金属材料からなり、
    前記シースヒータのシースと前記第1溝との隙間が0.1〜0.4mmとなるよう前記シースヒータが前記第1溝に嵌め込まれ、かつ、
    前記隙間にろう材が充填され該ろう材によって前記シースヒータのシースが前記第1溝に固定されていることを特徴とするヒータユニット。
  2. 前記シース熱電対のシースは、前記第1プレート及び第2プレートに使用される金属材料と同じ材質の金属材料で造られることを特徴とする請求項1に記載のヒータユニット。
  3. 前記第1プレートと前記第2プレートと前記シースヒータのシースと前記シース熱電対のシースとは、同じ材質のニッケル基耐熱合金製であることを特徴とする請求項1に記載のヒータユニット。
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