JP4096325B2 - 能動細管及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイクロマシン分野に利用し、複雑な機械や配管に入り込んで検査やメンテナンスなどを行い、さらに能動カテーテル又は能動ガイドワイヤーとして人体の血管や器官等に入り込んで診断又は治療などに利用する能動細管に関する。
さらに、複数の組み合わせにより多関節、多足等のロボット又は精巧な玩具などに利用し得る能動細管に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、駆動用ワイヤを用いた能動内視鏡が大腸などの診断用に用いられるようになってきており、通電加熱により伸縮する形状記憶合金(以下、「SMA」という)をアクチュエータとして利用した能動カテーテルの開発が行われている。さらに、マイクロマシニング技術の発達に伴い、医療用カテーテルに実装可能なさまざまなマイクロセンサやマイクロ能動機構が開発されてきている。
【0003】
例えば特願平10−11528号公報に示す例では、ライナーコイルを例えば3本の形状記憶合金製アクチュエータの外側に配設した外骨格型の能動カテーテルが提案され、各形状記憶合金製アクチュエータに通電することにより能動カテーテルを屈曲運動させている。
【0004】
また能動カテーテルの伸縮機構について、気圧を用いたバルーンの膨張及び収縮を利用した直径1cm程度の管内走行装置が提案され、大腸内視鏡誘導装置や都市ガス導管の管内検査用誘導装置などが試作されている(「マイクロメカニズムの世界」、日本音響学会誌49巻8号、1993年、林 輝ら)。
さらに、側面に多数のバルーンを配置した伸縮機構が提案されているが、これはバルーンを膨張させ血管内壁へ押しつける動作と長軸方向の伸縮動作の繰り返しにより血管内を進行するものである(「Potential of microsystems in medicine」、Minimally Invasive Therapy & Allied Technology、4:267−275、1995年、A.E.Guverら)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各提案における能動カテーテル等では屈曲及び伸縮運動が未だ十分でなく、運動の自由度が狭い。さらに多くの機能を1本のカテーテルに搭載しようとしても、限られた外径と十分に広い内腔が必要という制限のため、搭載できる配線数に限界がある。
【0006】
また例えば手動のカテーテル操作において血管などの分岐部を選択するには、先端部がJ字形状のように曲がったガイドワイヤーやカテーテルを挿入し、手元からトルク(ねじれ力)を先端部に伝えて回転させることが一般に行われているが、途中にループや複雑な走行があるとトルクが先端部にうまく伝わらず、精密な回転ができなくなる。
【0007】
さらに先端を目的位置へ挿入するために手元からカテーテルやガイドワイヤーを押し進める際、途中にループや複雑な走行があると、カテーテル等に撓みが生じるために手元で押し進めた長さと先端部の移動にずれが生じ、精密な先端位置決めができない。因みに、これをプッシャビリティーの低下という。
【0008】
逆に引き戻す場合には比較的正確な位置決めができるが、この操作を行うためにはカテーテルやガイドワイヤーをいったん目的部位を越えて押し進めなければならず、カテーテルやガイドワイヤーが硬ければトルク伝達性やプッシャビリティーは向上するが穿孔の危険性が高くなり、逆に柔らかすぎると屈曲のため、いくら押しても先へ進まなくなる。
【0009】
そこで、この発明は以上の点にかんがみ、単純な構造で、ねじれ回転運動機構、伸縮運動機構、屈曲運動機構及び硬さ調節機構を有し、細径化が容易にできるとともに、多数かつ柔軟な配線を搭載可能な能動細管及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の能動細管は、外側チューブと、外側チューブを裏打ちするライナーコイルと、形状記憶合金製アクチュエータと、を備え、形状記憶合金製アクチュエータが、電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤により上記ライナーコイルの内側に固定されて、外側チューブの表面から距離をおいて位置していることを特徴とする。
さらに、本発明の能動細管は、密ばねのコイル状に形成した形状記憶合金製アクチュエータを少なくとも1本備え、引き延ばした形状記憶合金製アクチュエータをライナーコイルの内側に固定しており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、屈曲することを特徴とする。
また、本発明の能動細管は、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータを、形状記憶された状態より径を変えてライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定しており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、ねじれることを特徴とする。
また、本発明の能動細管は、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータを、形状記憶された状態より縮めてライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定しており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、伸びることを特徴とする。
また、本発明の能動細管は、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータを、自然状態で形状記憶された状態でライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定しており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、形状記憶合金製アクチュエータのばね定数が大きくなり、自然状態よりも硬くなることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の能動細管は、屈曲運動機構部とねじれ回転運動機構部と伸縮運動機構部と硬度調節機構部とを備える能動細管であって、屈曲運動機構部が、外側チューブと外側チューブを裏打ちするライナーコイルと密ばねのコイル状に形成した少なくとも一本の形状記憶合金製アクチュエータとを備え、形状記憶合金製アクチュエータが引き延ばされた状態でライナーコイルの内側に固定されていて、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると屈曲運動機構部が屈曲運動を行い、ねじれ回転運動機構部が、外側チューブと外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、形状記憶合金製アクチュエータを形状記憶された状態より径を変えてライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定しており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱するとねじれ回転運動機構部がねじれ運動を行い、伸縮運動機構部が、外側チューブと外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、形状記憶合金製アクチュエータが形状記憶された状態より縮められてライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定されており、形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると伸縮運動機構部が伸び運動を行い、硬度調節機構部が、外側チューブと外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、形状記憶合金製アクチュエータが自然状態で形状記憶された状態でライナーコイルと同心にしてライナーコイルの内側に固定されており、形状記憶合金製アクチュエータが通電加熱されることで自然状態よりも硬くなり、各形状記憶合金製アクチュエータが、電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤によりライナーコイルの内側に固定されて、外側チューブの表面から距離をおいて位置していることを特徴とする。
さらに、本発明の能動細管は、屈曲運動機構部、ねじれ回転運動機構部、伸縮運動機構部及び硬度調節機構部が各々両端に電極コネクターを有していることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の能動細管は、形状記憶合金製アクチュエータが、平線ばね構造を有していることを特徴とする
【0013】
このような構成の能動細管では、自在に屈曲運動、ねじれ回転運動及び伸縮運動を行い、また能動細管の必要箇所を自在に硬度調節する。
また外骨格及び形状記憶合金製アクチュエータが平線ばね型構造に形成可能であるので、より細径で多数の配線ができる。
さらに発熱体である形状記憶合金製アクチュエータが表面から距離をおいて外骨格構造の内側に位置するので、例えば人体内で使用が許される表面温度である41℃に抑えることができる。
【0014】
また本発明の能動細管の製造方法は、ライナーコイルが外側チューブを裏打ちし、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータが、上記ライナーコイルと同心にして電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤によりライナーコイルの内側に固定されて、外側チューブの表面から距離をおいて位置する能動細管の製造方法であって、形状記憶合金製アクチュエータの外側に弾性変形可能な上記ライナーコイルを同軸に配設する第1工程と、形状記憶合金製アクチュエータとライナーコイルとを固定する第2工程とを備える構成である。
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程がロッドに形状記憶合金製アクチュエータを被せる工程を含んでいることを特徴とする。
また本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータ上に配設したロッドの外側にライナーコイルを被せる工程を含んでいることを特徴とする。
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が断面が三角形状のパイプ状治具に形状記憶合金製アクチュエータを被せる工程を含んでいることを特徴とする。
【0015】
また本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータに1以上のリード線を電気的に接続する工程を含んでいることを特徴とする。
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第2工程が接着剤で固定する工程であることを特徴とする。
また本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成する工程を有し、第2工程がめっき液中で形状記憶合金製アクチュエータとライナーコイルとに通電して対応する非絶縁部に金属を析出し電気的に結合して固定することを特徴とする。
【0016】
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成し、非絶縁部にリード線を近接して配置する工程を有し、第2工程が、めっき液中でリード線、形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルに通電して対応する非絶縁部及びリード線に金属を析出し電気的に結合して固定することを特徴とする。
また本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成する工程を有し、第2工程が溶液中で形状記憶合金製アクチュエータとライナーコイルとに通電して対応する非絶縁部に電着により絶縁性樹脂を析出して固定することを特徴とする。
【0017】
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程が形状記憶合金製アクチュエータに形成した非絶縁部に電気めっきをして電気接合部を形成する工程を有し、第2工程が溶液中で形状記憶合金製アクチュエータとライナーコイルとに通電して電気接合部とライナーコイル全体に電着により絶縁性樹脂を析出して固定することを特徴とするものである。
また本発明の能動細管の製造方法は、上記構成に加え、形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルに非絶縁部を形成し、めっき液中で通電して対応する非絶縁部に金属を析出し電気的に結合する工程を有することを特徴とする。
【0018】
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程及び第2工程にあって、電気めっき及び樹脂の電着直前に、形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルの酸化被膜を除去する工程を有していることを特徴とする。
また本発明の能動細管の製造方法は、前記構成に加え、真空乾燥により乾燥する工程を備えていることを特徴とする。
さらに本発明の能動細管の製造方法は、第1工程の形状記憶合金製アクチュエータを弾性変形可能に配設したことを特徴とする。
【0019】
このような本発明の能動細管の製造方法では、外骨格型の能動細管を精度よく製造することができる。
また電気めっき又は樹脂を電着する工程を有する場合、接続すべき多点で同時に接続することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
この発明の能動細管では、弾性変形可能な外骨格となるライナーコイルをSMAアクチュエータの外側に配設した外骨格型であり、ライナーコイル及びSMAアクチュエータを固定支持する関節として機能するリンクを有するものと有しないものとがある。
本実施形態では、主として細径化のためリンクを有しないリンクレス型を中心に述べるが、適宜リンクを設けてもよい。なお、本発明の能動細管は全体に柔らかく、外力により自在に曲がるようになっており、血管など人体内に挿入したとき危険が少ない。
【0021】
以下、図面を参照してこの発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施形態は能動細管として能動カテーテル及び能動ガイドワイヤーに適用した例であるが、この発明はカテーテルのみならず、冒頭で記載した各種の機器類や玩具等に広く適用することができる。
【0022】
図1は本発明に係る第1実施形態の能動カテーテルの一部透視図である。
図1を参照して、第1実施形態の能動カテーテル1は、J字形状の曲がった部分に設けられた屈曲運動機構部Aと、この屈曲運動機構部Aと連結してJ字形状の曲がりの根本付近に設けられたねじれ回転運動機構部Bと、このねじれ回転運動機構部Bと連結してJ字形状の直線部分に設けられた伸縮運動機構部Cと、この伸縮運動機構部Cと連結して設けられた硬度調節機構部Dと、これら機構部A、B、C及びDの内側に隙間を設けて挿通された内側チューブ3とを備え、全体を薄肉シリコンゴムチューブなどの外側チューブ4で覆ったものであり、内側チューブ3はワーキングチャンネルと呼ばれる。
【0023】
屈曲運動機構部Aは、外側チューブ4内壁を裏打ちするように配置したライナーコイル6と、このライナーコイル6の内側に導電性接着剤7で固定された密ばねのコイル状SMAアクチュエータ8(図示の場合は3本)とを備え、SMAアクチュエータの所定間隔を関節として複数設け、各関節に通電加熱するようになっているが、一つのSMAアクチュエータを一関節として通電加熱するようにしてもよい。なお、以下ことわらない限り、ライナーコイルは絶縁コートしており、SMAアクチュエータは絶縁コートされていないものを使用する。
【0024】
ねじれ回転運動機構部Bは、外側チューブ4を裏打ちするように配置したライナーコイル6と、SMAの形状記憶された状態よりやや大きい径にしてライナーコイル6の内側に同心にして適宜箇所を非導電性接着剤17で固定されたターンとターンとの間に距離のあるコイルばね状のSMAアクチュエータ12とを備え、本実施態様では一つのSMAアクチュエータを一関節として通電加熱するようになっている。勿論、所定間隔を関節として複数個設け、各関節に通電加熱するようにしてもよい。
【0025】
伸縮運動機構部Cは、外側チューブ4を裏打ちするように配置したライナーコイル6と、SMAの形状記憶された状態より縮めて同じ長さのライナーコイル6の内側に同心にして適宜箇所を非導電性接着剤17で固定されたターンとターンとの間に距離のあるコイルばね状のSMAアクチュエータ14とを備え、一つのSMAアクチュエータを一関節として通電加熱するようになっているが、所定間隔を関節として複数個設け、各関節に通電加熱するようにしてもよい。
【0026】
硬度調節機構部Dは、外側チューブ4を裏打ちするように配置したライナーコイル6と、SMAの形状記憶された状態の自然長のままでライナーコイル6の内側に同心にして適宜箇所を非導電性接着剤17で固定されたターンとターンとの間に距離のあるコイルばね状のSMAアクチュエータ16とを備え、一つのSMAアクチュエータを一関節として通電加熱するようになっているが、所定間隔を関節として複数個設け、各関節に通電加熱するようにしてもよい。
【0027】
ライナーコイル6はSMAアクチュエータ8,12,14の通電加熱により変形するようになっており、各機構部は内側チューブ3に固定箇所を有していてもよい。なお、各機構部は図1に示した例のような連結でなくてもよく、適宜最適な順序で各機構部の連結を決めればよい。
【0028】
このような構成の第1実施形態の能動カテーテル1では、図1に矢印で示したように各機構部の関節への通電加熱により、屈曲運動機構部Aは矢印aのように三方向に屈曲運動を行い、ねじれ回転運動機構部Bでは矢印bのようにねじれ運動を、伸縮運動機構部Cは矢印cのように前後運動を行い、硬度調節機構部Dは硬い状態と柔らかい状態との間を適宜維持する。
そして、J字形状の曲がった先端の内側チューブ3の開口から液体の注入又は吸引をし、あるいはマイクロツールなどの出し入れをする。
したがって、医療では診断や治療などを、複雑な機械や配管では能動管状物として検査やメンテナンスなどを行うことができる。
【0029】
図2は本発明に係る第2実施形態の能動ガイドワイヤー屈曲三方向型の一部透視図である。
図2に示す第2実施形態の能動ガイドワイヤー20は第1実施形態の能動カテーテルの内側チューブが設けられていない場合であり、第1実施形態の能動カテーテルよりさらに細径に構成され、J字形状の先端にはキャップ21が設けられている。なお、図2には硬度調節機構部を示していないが、図1のように伸縮運動機構部Cと連結してもよい。
各ライナーコイル6はSMAアクチュエータ8,12,14の通電加熱により変形するようになっており、SMAアクチュエータへの通電を停止するとライナーコイルは元の状態に復帰する。各機構部は分離独立して配置されていても、リンクで連結されていてもよい。
この第2実施形態の運動は第1実施形態と同様である。
【0030】
図3は第3実施形態の能動ガイドワイヤー屈曲一方向型の一部透視図である。
図3に示す第3実施形態の能動ガイドワイヤー30は屈曲運動機構部A’がSMAアクチュエータ8を1本のみ有しており、図3に示す矢印a’のように一方向の屈曲のみを行うようになっており、その他の運動は第2実施形態の能動ガイドワイヤーと同様である。なお、図3には硬度調節機構部Dを示していないが、図1のように伸縮運動機構部Cと連結してもよい。
【0031】
図4は第4実施形態の接続用ワイヤーを有する能動ガイドワイヤーの一部透視図である。なお、図4には硬度調節機構部Dを示していないが、図1のように伸縮運動機構部Cと連結してもよい。
図4に示すように、第4実施形態の能動ガイドワイヤー40は第1実施形態の能動カテーテルの内側チューブ3に代えて柔らかい接続用ワイヤー42を中に通すことで、それぞれの屈曲運動機構部A、ねじれ回転運動機構部B及び伸縮運動機構部C、さらに硬度調節機構部Dの中心出しを確実にしたものであるが、能動カテーテルよりはさらに細径に形成されている。この第4実施形態の運動は第1実施形態の能動カテーテルと同様である。
【0032】
図5は第5実施形態の能動ガイドワイヤーの一部透視図である。図6は電極雌雄コネクタの外観図である。なお、図5には硬度調節機構部Dを示していないが、図1のように伸縮運動機構部Cと連結してもよい。
図5及び図6を参照して、第5実施形態の能動ガイドワイヤー50は第4実施形態の能動ガイドワイヤーの各機構部の接続を電極雌コネクタ52と電極雄コネクタ54とで行うもので、各機構部の端部はこれらの電極雌コネクタ52と電極雄コネクタ54に接続され、通電可能になっている。
これにより組立分解が自在な屈曲運動機構部A、ねじれ回転運動機構部B、伸縮運動機構部C及び硬度調節機構部Dの各モジュール群を作製できる。
【0033】
第5実施形態の接続用ワイヤー42に代えて、内側チューブ3にすれば能動カテーテルになり、このような電極雌雄コネクタをリング構造にすることで能動カテーテル内腔を保つようにすることもできる。
【0034】
次に、各運動機構部の詳細を説明する。
図7は能動カテーテルの屈曲運動機構部の一部透視図である。
図7を参照して、屈曲運動機構部70は、外側チューブ4内壁を裏打ちするように配置した絶縁コートされたライナーコイル6と、このライナーコイル6の内側に導電性接着剤72で電気的接触して固定されるとともに、適宜の箇所を非導電性接着剤17で固定された密ばねのコイル状SMAアクチュエータ8(図示の場合は3本)とを備え、内側チューブ3が中心軸に配設されている。
【0035】
さらにSMAアクチュエータ8の所定間隔を関節として複数設け、各関節に通電加熱するようになっている。なお、図7中、74はSMAアクチュエータ8に通電するリード線を示し、ライナーコイル6及びSMAアクチュエータ8に導電性接着剤72で電気的に接触して固定されている。
また、76は非導電性接着剤、77は組立用金属ロッド、78はリンクとなる保持部材を示す。これらはリンクとして残したものであり、組立時に必要であるが屈曲運動機構部としてはなくてもよい。内側チューブ3がない場合及び内側チューブ3に代えて接続用ワイヤーを設けた場合は、能動ガイドワイヤーの屈曲運動機構部となる。
【0036】
図8はリード線の接続箇所を示す詳細図である。図9は実際の回路部(a)と等価回路(b)を示した図である。なお、図中、SMAアクチュエータは簡単のため1本のみ記載した。
図8に示すように、ライナーコイル6の絶縁コートを除去した部分82,82に、SMAアクチュエータ8と電気的に接触させて導電性接着剤72で固定し、ライナーコイル6の絶縁コートを除去しないでSMAアクチュエータ8を固定する箇所83に、リード線74をSMAアクチュエータ8と電気的に接続して固定しており、ライナーコイル6は接地されている。
【0037】
図9に示す例では、例えば第1関節92、第2関節94及び第3関節96が形成され、電流は抵抗値に従って分割されるため、両側の第1関節92及び第3関節96に電流を流しても駆動したくない中間の第2関節94には無視できるほどのわずかな電流しか流れない。したがって、図9(b)に示すようにスイッチ98をオフにして第2関節94に通電せず、スイッチ97とスイッチ99とをオンにして第1関節92と第3関節96とを通電加熱して収縮させることができる。
【0038】
なお、図5及び図6にて示した電極雌雄コネクタを用いる場合では、接地したライナーコイルを共通の端子になるように形成し、他の端子は各関節に対応させて一電気回路を形成するようにする必要がある。
【0039】
ここで、SMAアクチュエータは例えば外径がφ250μm、素線径が50μmである。またライナーコイルはステンレススチール製で、例えば熱硬化型アクリル樹脂を電着で絶縁コートしており、外径がφ1.1〜1.3mm、素線径がφ100μm程度であり、素線径をさらに細くする場合、王水でエッチングすればφ80μm程度のものが容易に得られる。
SMAアクチュエータやライナーコイルを固定する保持部材としては、例えばポリイミドのφ0.4〜0.5mm程度のチューブを使用すればよい。
組立用金属ロッドはφ0.3mm、導電性接着剤として銀系フィラーを混入したエポキシ樹脂を用いるとよい。
このような部材で作製したリンクレス外骨格型の内側チューブがない能動ガイドワイヤーでは、外径1.3mm、外側チューブをつけると外径1.4mmの多自由度、多関節の運動機構部ができる。
【0040】
また図10に示すように、ライナーコイルとして長手方向の剛性を強くしつつ、屈曲する直角方向への運動を容易にするために直角方向の剛性を弱いままにする平線型ライナーコイル101を用いても良い。
このような構成の屈曲運動機構部では、図1〜5に示したように各関節に通電加熱することにより、SMAアクチュエータの配設数に応じて各方向に屈曲運動することができる。
【0041】
次に、ねじれ回転運動機構部について説明する。
図11はねじれ回転機構を示す図であり、(a)は形状記憶したSMAアクチュエータを示し、(b)はSMAアクチュエータをねじれ回転させて形状記憶された状態よりやや大きな径にしたSMAアクチュエータを示し、また、(c)はねじれ回転運動機構部の外観図である。
図11(c)に示したねじれ回転運動機構部110は能動ガイドワイヤー用であり、図2で示した外側チューブ4と接続用ワイヤー42、さらに高分子製の固定用チューブ112に装着するキャップ21等を省略している。固定用チューブ112に代えて図1に示す内側チューブ3を使用すれば、径は異なるが能動カテーテルが形成される。以下、能動ガイドワイヤーを中心にして説明する。
【0042】
図11を参照して、ねじれ回転運動機構部110は、形状記憶された状態からやや径を大きくしてねじれ回転させたSMAアクチュエータ12をライナーコイル6の内側に同心にして非導電性接着剤17で適宜の箇所が固定されており、SMAアクチュエータ12及びライナーコイル6の両端部は、固定用チューブ112,112にて非導電性接着剤17で固定されている。
さらにSMAアクチュエータ12の両端部はリード線113に接続され、一関節として通電加熱されるようになっている。
【0043】
ライナーコイル6を共通の接地として使用する場合は、固定用チューブ112にてSMAアクチュエータとライナーコイルとを電気的に接続し、他端のSMAアクチュエータをリード線で接続して通電加熱するようにしてもよい。
ねじれ回転運動機構部のねじれ角度はSMAアクチュエータのピッチとライナーコイルのピッチとのピッチ比及びSMAアクチュエータの素線径とライナーコイルの素線径の比に関係し、SMAアクチュエータの比率が高いほど、得られる最大ねじれ角度は大きくなる。したがって、ねじれ角度は上記ピッチ比で最適設計可能である。
【0044】
先端及び後端の固定用チューブはφ0.89〜1.47mmのポリウレタンチューブ、SMAアクチュエータは外径φ1.6〜1.8mmでピッチが0.8mm、素線径がφ100μmである。ライナーコイルはステンレススチール製でφ3.1〜3.3mm、素線径が250μm、長さが23.3mm、ピッチが約2.0mmであり、王水でエッチング処理をしている。非導電性接着剤は10分間硬化型のアラルダイトである。
【0045】
駆動電流を小さくするにはSMAアクチュエータを小さくすればよい。例えばSMAアクチュエータの外径をφ0.3〜0.4mm、素線径をφ100μm以下にするのがよい。ライナーコイルはφ1.3〜1.5mm、先端及び後端の固定用チューブはφ0.3〜0.4mm程度にする。さらに耐熱性の高いアラルダイトなどの非導電性接着剤を使用する。
【0046】
図6で示した電極雌雄コネクタを使用する場合、SMAアクチュエータ及びライナーコイルを固定するリンクとなる電極コネクタの一端子をライナーコイルの接地用にして、他の一端子をSMAアクチュエータの他端に通電する端子として形成すればよい。またライナーコイルを接地しない場合、SMAアクチュエータを固定し通電するように配線した電極コネクタを形成すればよい。
【0047】
このような能動ガイドワイヤー120のねじれ回転運動機構部110では、図1〜図3及び図12の矢印に示すように、SMAアクチュエータに通電加熱すると元の記憶形状に戻ろうとしてねじれ回転し、途中にループや複雑な走行のある例えば血管122内でも精密に回転する。さらに、電流を切るとライナーコイルがバイアスばねとして働き元の角度へ戻る。
したがって、本実施形態の能動ガイドワイヤーは先端部にトルクを生じさせ精密な回転ができる。
【0048】
次に、伸縮運動機構部について説明する。
図13は伸縮運動機構を示す図であり、(a)は形状記憶したSMAアクチュエータを、(b)はSMAアクチュエータを縮めた状態を示し、また、(c)は伸縮運動機構部の外観図である。
伸縮運動機構を形成する場合、SMAアクチュエータを引き伸ばすか、または押し縮め、加熱による伸長又は収縮後に元の形状に戻るライナーコイルのようなバイアス機構を同心円上に組み合わせれば伸縮機構になる。縮む運動は能動カテーテル又は能動ガイドワイヤーを血管などに挿入後、手動で手元から引くことで十分に正確な位置決めができるため、能動カテーテル又は能動ガイドワイヤーとしては、必要時にのみ電流を流して伸びるタイプの方が望ましい。
【0049】
図13を参照して、伸縮運動機構部130は、形状記憶された状態から縮めたSMAアクチュエータ14をライナーコイル6の内側に同心にして非導電性接着剤17で適宜の箇所が固定されており、SMAアクチュエータ14及びライナーコイル6の両端部は固定用チューブ112,112にて非導電性接着剤17で固定されている。なお、SMAアクチュエータを縮めた状態でライナーコイルに固定している点以外はねじれ回転運動機構部と同様の構成である。
【0050】
このような能動ガイドワイヤー120の伸縮運動機構部130では、図1〜図3及び図14の矢印で示すように、SMAアクチュエータ14に通電加熱すると伸縮運動機構部130は元の記憶形状に戻ろうとして伸長し、電流を切るとライナーコイルがバイアスばねとして働き元の長さに戻る。
したがって、本実施形態の能動ガイドワイヤーは挿入した血管122などの途中にループや複雑な走行があっても精密な先端位置決めができる。
【0051】
次に、硬度調節機構部について説明する。
図15は硬度調節機構を示す図であり、(a)は自然長のSMAアクチュエータを示す図、(b)は硬度調節機構部の外観図である。
図15を参照して、硬度調節機構部150は、自然状態で形状記憶されたSMAアクチュエータ16をライナーコイル6の内側に同心にして非導電性接着剤17で適宜の箇所が固定されており、SMAアクチュエータ16及びライナーコイル6の両端部は固定用チューブ112,112にて非導電性接着剤17で固定されている。なお、SMAアクチュエータを自然な状態でライナーコイルに固定している点以外はねじれ回転運動機構部や伸縮運動機構部と同様の構成である。
【0052】
このような構成の硬度調節機構部150では、図16(a)に示すように、血管122などに挿入した能動ガイドワイヤー120のSMAアクチュエータ16に通電加熱すると変形しないが、ばね定数が大きくなり、より硬く変形しにくくなる。またSMAアクチュエータ16に通電しない場合は、図16(b)に示すように、柔らかく外力により容易に自在に曲がる。
【0053】
したがって、本実施形態ではSMAアクチュエータ16に流す電流量を変えることで能動カテーテル又は能動ガイドワイヤーの硬さを調節することができる。このように本発明の能動細管は元々外力により自在に曲がるような柔らかいものであるが、本実施形態の硬度調節機構により必要な部分の硬さを体外から自在に制御できるようになる。
【0054】
次に、上述したねじれ回転運動機構部、伸縮運動機構部及び硬度調節機構部の組立工程を説明する。
各機構部はライナーコイルを外側に設けた外骨格型であり、その製造工程はSMAアクチュエータをライナーコイルにそのまま固定するか伸縮等させて固定するかの違いである。
以下、能動ガイドワイヤーのねじれ回転運動機構部を例にあげ、組立工程を説明する。
図17及び図18は外骨格型能動ガイドワイヤーの組立工程を示す工程図である。なお、図17及び図18において各工程図と合わせて中心部の概略断面図を右端に示した。
【0055】
まず図17(a)に示すように、組立用シリコンゴムチューブ171に固定用チューブ112を挿入し、両端から保持部材78,78を挿入する。能動ガイドワイヤーの場合は組立用シリコンゴムチューブが内側チューブとなり、中心出しをする接続用ワイヤーを有する能動ガイドワイヤーの場合、組立用シリコンゴムチューブに代えて柔らかい接続用ワイヤーを使用する。
そして図17(b)に示すように、第1の組立用金属ロッド173を例えば3本、保持部材78,78に非導電性接着剤17で固定し、その後、図17(c)に示すようにSMAアクチュエータ176を被せる。
【0056】
ここでの組立工程で使用した保持部材及び金属ロッドに代えて、例えば図19に示すような組立治具を使用してもよい。例えば断面が円形や三角形のパイプの側面に3本の溝や凹みをつけ金属ロッドやSMAアクチュエータを容易に位置決めしたり、また断面に溝や凹みのあるチューブを使用して接着剤が組立治具に付着しないようにする。なお、材質としては、接着剤が万が一ついても接着しにくく、かつ、細く加工することが可能なテフロン樹脂が適している。
【0057】
次に、図17(d)に示すように、第2の組立用金属ロッド175を例えば3本、保持部材上の第1の組立用金属ロッド175に非導電性接着剤17で固定し、図17(e)に示すようにSMAアクチュエータ176の両端にリード線113,113を電気的に接続してからライナーコイル6を被せ、適宜の箇所を非導電性接着剤17で固定する。なお、ライナーコイルを電気回路の接地として使用する場合は、SMAアクチュエータとライナーコイルの一端を電気的に接続することになる。
【0058】
さらに図17(f)に示すように、第1金属ロッド173及び第2金属ロッド175の両端を例えばYAGレーザー等を用いて切断する。切断した第1及び第2金属ロッドを抜き取り、組立用シリコンゴムチューブ171と一方の保持部材78を取り除き、外側チューブを被せて完成する。
【0059】
本組立工程はSMAアクチュエータ及びライナーコイルが一単位の場合を説明したが、複数の単位を連結して組み立てる場合も同様の工程でできる。
またリンクとなる保持部材として円形状の電極コネクタを使用してもよい。この場合、各機構部を一単位にして組み立てるのが望ましい。
電極コネクタを使用した場合、それぞれの機構部をモジュール化して自在に接続及び分解ができる。
したがって、それぞれのモジュールが屈曲、ねじれ回転、伸縮運動等の各種能動機構や超音波センサ、化学センサなど独自の機能を有し、例えば術者は手術室において必要なモジュールを自在に組み合わせて多機能カテーテルを組み立て使用することができるようになる。
【0060】
次に、電気めっきや樹脂の電着を用いた組立工程について説明する。このような組立工程では、より細径の例えば外径1.3mmのSMAアクチュエータが使用可能である。
この組立工程は上述した接着剤で固定する方法に代えて、電気めっきや電着による樹脂の析出等で固定するものであり、他は同様の工程である。
本組立工程の例として上述した屈曲運動機構部の場合を示すが、ターン間が密な密ばね状のSMAアクチュエータに代えて、ターンとターンの間に距離のあるコイルばね状のSMAアクチュエータを使用したねじれ回転運動機構部や伸縮運動機構部などでも同様に可能である。
【0061】
図20は電気めっきによる能動細管の組立工程要部を示す図であり、(a)は電気めっき前を、(b)は電気めっき後を示す図である。
まず予め、表面を絶縁コートされたSMAアクチュエータ202及びライナーコイル6の絶縁被膜をYAGレーザーなどで一部剥離して、それぞれに非絶縁部204,208を形成しておく。YAGレーザーでは条件を最適化すると直径数十μm程度の大きさだけ絶縁被膜を除去できる。
なお、SMAアクチュエータなどに絶縁被膜を形成するには、例えばパリレンの蒸着や熱硬化型又は紫外線硬化型のアクリル樹脂を電着により被覆するのがよい。
【0062】
次に、例えば図19(a)で示した治具を用いて、SMAアクチュエータ202とライナーコイル6とを配置し、図20(a)に示すようにライナーコイル6の非絶縁部208とSMAアクチュエータ202の非絶縁部204とを近接させる。ライナーコイル6、SMAアクチュエータ202及び電極203を図示のように接続し、全体をめっき液200中に浸漬する。そして、ライナーコイル6とSMAアクチュエータ202とにめっき液200中で通電する。
そして図20(b)に示すように、電気めっきにより例えばニッケルなどの結合金属209が析出し、ライナーコイル6とSMAアクチュエータ202とを電気的に接続かつ固定する。なお、図20中、201は電気めっきするための電源を、206はSMAアクチュエータ202の絶縁部を、207はライナーコイル6の絶縁部を示す。
【0063】
図21はリード線を含めて電気めっきする能動細管の組立工程要部を示す図であり、(a)は電気めっき前、(b)は電気めっき後を示す図である。
図21に示すように、リード線210を含めて電気めっきで固定する場合、リード線210の絶縁被膜を取り除き、ライナーコイル6、SMAアクチュエータ202及びリード線210の各非絶縁部208,204,213を近接させて配置する。ライナーコイル6、SMAアクチュエータ202、リード線210及び電極203を図示のように接続し、全体をめっき液200中に浸漬する。そして、ライナーコイル6とSMAアクチュエータ202とリード線210とにめっき液200中で通電する。
そして図21(b)に示すように、例えばニッケルなどの結合金属209がライナーコイル6、SMAアクチュエータ202及びリード線210を電気的に接続かつ固定して電気めっきにより析出する。
【0064】
図22は絶縁性樹脂でライナーコイルとSMAアクチュエータとを固定する能動細管の組立工程要部を示す図であり、(a)は電着前、(b)は電着後を示す図である。
図17及び図18で示した組立工程では、ライナーコイルとSMAアクチュエータとを非導電性接着剤で適宜の箇所を固定していたが、本組立工程では非導電性接着剤に代えて電気めっきと同じように絶縁性樹脂を電着により析出・沈着させて固定するものである。
【0065】
基本的に図20に示した工程と同様であるが、図22に示す例ではめっき液の代わりにアクリル樹脂などの溶液中で通電し絶縁物220を析出・沈着する。即ち、ライナーコイル6、SMAアクチュエータ202及び電極203を図示のように接続し、全体を溶液200′中に浸漬する。そして、ライナーコイル6とSMAアクチュエータ202とに溶液200′中で通電する。
そして図22(b)に示すように、電着により絶縁物220を析出・沈着させてライナーコイル6とSMAアクチュエータ202とを固定する。
さらに、例えばリード線とSMAアクチュエータとを電気的に接続し、ライナーコイルとは絶縁した状態で接続する場合は、めっき液中でリード線とSMAアクチュエータとに通電して結合金属を析出し、その後樹脂溶液中でリード線とライナーコイルとに通電して絶縁物を析出・沈着する。
【0066】
このような電気めっきや樹脂の電着による組立工程により接着剤を使用する必要がなくなり、組み立ての不確定要素や手作業をなくすことができる。
また多点の絶縁被膜を除去した状態で同時に通電することにより、多点で同時に金属や絶縁性樹脂の析出・沈着を行うことができるので、生産性が向上し、低コスト化が可能になる。
【0067】
次に、金属の電気めっきや樹脂の電着を用いたねじれ回転機構作製プロセスの詳細を説明する。
図23及び図24は、電気めっきと樹脂の電着を利用した能動細管の主要組立工程を示す。
例えばねじれ回転運動機構部Bを、樹脂の電着と電気めっきとで組み立てる場合、まず図23(a)のように3本の金属ロッド221を熱収縮性チューブ222内に挿入する。
【0068】
次に、図23(b)において熱収縮性チューブ222を加熱し、金属ロッド221の端部に加熱硬化型導電性接着剤223を塗布し、これを加熱硬化させる(図23(c))。その後、図23(d)において熱収縮性チューブを除去し、全面に絶縁膜(エレコート)224を電着、硬化させる。
次に、図23(e)において、予め絶縁被膜を成膜したSMAアクチュエータ202を組立治具に巻き付け、一方のシリコンゴムチューブ226を設置し(図23(f))、さらに他方のシリコンゴムチューブ226とライナーコイル6を設置する(図23(g))。
【0069】
次に、図24(a)のようにライナーコイル6を移動し、YAGレーザーにてSMAアクチュエータ202上の絶縁被膜を一部除去する。
さらに、図24(b)において、ニッケル電気めっき直前にフッ酸溶液に侵漬し、SMAアクチュエータ202の酸化被膜を除去し、ニッケル電気めっきを行って電気接合部225を形成する。
次に、図24(c)において電気接合部225及びライナーコイル6にアクリル樹脂剤(エレコート)227を電着する。エレコートとしてのアクリル樹脂の被覆は、ライナーコイル6全体に施される。
【0070】
次いで、図24(d)においてアクリル樹脂剤(エレコート)227を真空装置にて予備乾燥(脱水)し、紫外線照射によりアクリル樹脂の重合硬化を行う。
そして、図24(e)において組立用金属ロッド221を除去する。
次に、図24(f)においてYAGレーザーにてSMAアクチュエータ202上及びライナーコイル6上の絶縁被膜を一部除去する。
その後、図24(g)において、ニッケル電気めっき直前にフッ酸溶液に侵漬し、SMAアクチュエータ202の酸化被膜を除去し、ニッケル電気めっき229を行う。
次に、図24(h)において先端部を切断し、所定長さにする。この例のように接着剤を用いずに、電着を利用してSMAアクチュエータ202とライナーコイル6を固定することができる。
【0071】
上記工程において、使用するSMAアクチュエータは予めアクリル樹脂が析出・沈着されている。この場合、図25(a)のように電極と接続されたSMAアクチュエータを溶液中に浸漬する。
また、図24(b)および(c)の工程でSMAアクチュエータにめっきし、ライナーコイルに析出・沈着する場合、図25(b)および(c)のようにSMAアクチュエータまたはライナーコイルを電極と接続する。
【0072】
このような電気めっきや樹脂の電着による組立工程により、接着剤を使用する必要がなくなり、多数にわたるSMAアクチュエータとライナーコイルの接続部を同時に接続することができ、組み立ての不確定要素や手作業をなくすことができる。
また接続部を微小化できるので、接着剤塗布による組立では不可能だった直径0.5mm以下の能動ガイドワイヤーを作製することができる。
【0073】
次に、第6実施形態を説明する。
図26は第6実施形態の透視図である。この第6実施形態は能動カテーテルのようなチューブ構造の中に多数かつ柔軟な配線を搭載可能にするものである。
図26を参照して、第6実施形態は薄肉シリコンゴムチューブの外側チューブ4と内側チューブ(図示せず)との間に高分子性平線ばね構造を配線基板とした螺旋型基板235を配設したものであり、先端に例えば電子スキャン型管内超音波内視鏡などのセンサ231が設けられている。螺旋型基板235には金属配線233が複数配置されている。
【0074】
このような構成によりチューブ構造に多数かつ柔軟な配線を搭載することができ、さらに配線にストレスが集中しないので、配線自体をより微細化できる。
また螺旋型基板に絶縁層と金属パターンとによる多層構造を作製すれば、シールド線や同軸ケーブルと同等の性能を持った配線にすることができる。
【0075】
図27は螺旋型基板をライナーコイルとして使用した一部概略図である。
図27に示すように、螺旋型基板235は平線ばねとして機能するので、上述した骨格構造となるライナーコイルに代え、SMAアクチュエータ237と適宜固定して使用すれば、能動カテーテル及び能動ガイドワイヤーを形成する。
このような構成により、柔軟性を保ちながら最も内腔を広く確保することができる。
【0076】
また、2重の例えば薄肉シリコンゴムチューブの間に、上述したライナーコイルと同様の骨格構造となる螺旋型基板を配設し、その内側に平線ばね構造に形成したSMAアクチュエータを配設してもよい。
さらに絶縁被覆した平線ばね構造のSMAアクチュエータ表面に、このSMAを間接的に加熱するヒータを設けても良い。さらに絶縁被覆した平線ばね構造のSMAアクチュエータに電気配線やセンサなどを設けてもよい。
【0077】
なお、上記実施形態で説明した具体的な数値例等は、本発明の範囲を限定するものではなく、必要に応じて適宜変更可能である。
また組立工程において金属ロッドを使用したが、金属でなくてもある程度剛性のあるものであればよい。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の能動細管では、単純な構造で、ねじれ回転運動、伸縮運動、屈曲運動及び硬さ調節ができ、また細径化が容易にできるとともに多数かつ柔軟な配線を搭載可能であるという効果を有する。
また本発明の能動細管の製造方法では、外骨格型の能動細管を精度よく製造することができ、また電気めっき又は樹脂を電着する工程を有する場合、接続すべき多点で同時に接続することができるという効果を有する。
また発熱体である形状記憶合金製アクチュエータが表面から距離をおいて外骨格構造の内側に位置するので、例えば人体内で使用が許される表面温度(41℃)に抑えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の能動カテーテルの一部透視図である。
【図2】本発明に係る第2実施形態の能動ガイドワイヤー屈曲三方向型の一部透視図である。
【図3】第3実施形態の能動ガイドワイヤー屈曲1方向型の一部透視図である。
【図4】第4実施形態の接続用ワイヤーを有する能動ガイドワイヤーの一部透視図である。
【図5】第5実施形態の能動ガイドワイヤーの一部透視図である。
【図6】本実施形態に係る電極雌雄コネクタの外観図である。
【図7】能動カテーテルの屈曲運動機構部の一部透視図である。
【図8】リード線の接続箇所を示す詳細図である。
【図9】実際の回路部(a)と等価回路(b)を示す図である。
【図10】平線型ライナーコイルの平面図である。
【図11】ねじれ回転機構機構の、(a)は形状記憶したSMAアクチュエータを示し、(b)はSMAアクチュエータをねじれ回転させて形状記憶された状態よりやや大きな径にしたSMAアクチュエータを示す図、また、(c)はねじれ回転運動機構部の外観図である。
【図12】本実施形態に係るねじれ回転運動機構部の動きを示す概念図である。
【図13】伸縮運動機構を示し、(a)は形状記憶したSMAアクチュエータを、(b)はSMAアクチュエータを縮めた状態を示す図、また、(c)は伸縮運動機構部の外観図である。
【図14】本実施形態に係る伸縮運動機構部の動きを示す概念図である。
【図15】硬度調節機構を示す図であり、(a)は自然長のSMAアクチュエータを示す図、(b)は硬度調節機構部の外観図である。
【図16】本実施形態に係る硬度調節機構部の動きを示す概念図である。
【図17】外骨格型能動ガイドワイヤーの組立工程を示す工程図である。
【図18】外骨格型能動ガイドワイヤーの組立工程を示す工程図である。
【図19】本実施形態に係る治具の外観図である。
【図20】電気めっきによる能動細管の組立工程要部を示し、(a)は電気めっき前を、(b)は電気めっき後を示す。
【図21】リード線を含めて電気めっきする能動細管の組立工程要部の、(a)は電気めっき前、(b)は電気めっき後を示す図である。
【図22】絶縁性樹脂でライナーコイルとSMAアクチュエータとを固定する能動細管の組立工程要部の、(a)は電着前、(b)は電着後を示す図である。
【図23】 (a)〜(g)は絶縁性樹脂でライナーコイルとSMAアクチュエータとを固定する能動細管の組立工程要部を示す図である。
【図24】(a)〜(h)は絶縁性樹脂でライナーコイルとSMAアクチュエータとを固定する能動細管の組立工程要部を示す図である。
【図25】樹脂の電着もしくは電気めっき工程に係る装置構成を示す概略図である。
【図26】本発明に係る第6実施形態の透視図である。
【図27】螺旋型基板をライナーコイルとして使用した一部概略図である。
【符号の説明】
1 能動カテーテル
3 内側チューブ
4 外側チューブ
5, 72,223 導電性接着剤
6 ライナーコイル
17 非導電性接着剤
8,12,14,16,176 SMAアクチュエータ
20,30,50 能動ガイドワイヤー
21 キャップ
42 接続用ワイヤー
52 電極雌コネクタ
54 電極雄コネクタ
70 屈曲運動機構部
74,113,210 リード線
77 組立用金属ロッド
78 保持部材
92 第1関節
94 第2関節
96 第3関節
97,99 スイッチ
110 ねじれ回転運動機構部
112 固定用チューブ
120 能動ガイドワイヤー
122 血管
130 伸縮運動機構部
150 硬度調節機構部
171 組立用シリコンゴムチューブ
173 第1金属ロッド
175 第2金属ロッド
200 めっき液
200′ 溶液
202 SMAアクチュエータ
203 電極
204,208,213 非絶縁部
206,207 絶縁部
209 結合金属
210 リード線
220 絶縁物
221 金属ロッド
222 熱収縮性チューブ
225 電気接合部
226 シリコンゴムチューブ
227 アクリル樹脂
231 センサ
233 金属配線
235 螺旋型基板

Claims (21)

  1. 外側チューブと、外側チューブを裏打ちするライナーコイルと、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータと、を備え、
    上記形状記憶合金製アクチュエータが、形状記憶された状態より径を変えて上記ライナーコイルと同心にして電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤により上記ライナーコイルの内側に固定されて、上記外側チューブの表面から距離をおいて位置しており、
    該形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、ねじれることを特徴とする、能動細管。
  2. 外側チューブと、外側チューブを裏打ちするライナーコイルと、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータと、を備え、
    上記形状記憶合金製アクチュエータが、形状記憶された状態より縮められて上記ライナーコイルと同心にして電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤により上記ライナーコイルの内側に固定されて、上記外側チューブの表面から距離をおいて位置しており、
    該形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、伸びることを特徴とする、能動細管。
  3. 外側チューブと、外側チューブを裏打ちするライナーコイルと、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータと、を備え、
    上記形状記憶合金製アクチュエータが、自然状態で形状記憶された状態で上記ライナーコイルと同心にして電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤により上記ライナーコイルの内側に固定されて、上記外側チューブの表面から距離をおいて位置しており、
    該形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると、上記自然状態よりも硬くなることを特徴とする、能動細管。
  4. 屈曲運動機構部とねじれ回転運動機構部と伸縮運動機構部と硬度調節機構部とを備える能動細管であって、
    上記屈曲運動機構部が、外側チューブと該外側チューブを裏打ちするライナーコイルと密ばねのコイル状に形成した少なくとも一本の形状記憶合金製アクチュエータとを備え、該形状記憶合金製アクチュエータが引き延ばされた状態で上記ライナーコイルの内側に固定されていて、上記形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると上記屈曲運動機構部が屈曲運動を行い、
    上記ねじれ回転運動機構部が、外側チューブと該外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、該形状記憶合金製アクチュエータを形状記憶された状態より径を変えて上記ライナーコイルと同心にして該ライナーコイルの内側に固定しており、上記形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると上記ねじれ回転運動機構部がねじれ運動を行い、
    上記伸縮運動機構部が、外側チューブと該外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、該形状記憶合金製アクチュエータが形状記憶された状態より縮められて上記ライナーコイルと同心にして該ライナーコイルの内側に固定されており、上記形状記憶合金製アクチュエータを通電加熱すると上記伸縮運動機構部が伸び運動を行い、
    上記硬度調節機構部が、外側チューブと該外側チューブを裏打ちするライナーコイルとコイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータとを備え、該形状記憶合金製アクチュエータが自然状態で形状記憶された状態で上記ライナーコイルと同心にして該ライナーコイルの内側に固定されており、上記形状記憶合金製アクチュエータが通電加熱されることで上記自然状態よりも硬くなり、
    各形状記憶合金製アクチュエータが、電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤によりライナーコイルの内側に固定されて、上記各外側チューブの表面から距離をおいて位置していることを特徴とする、能動細管。
  5. 前記屈曲運動機構部のライナーコイルが平線型ライナーコイルであることを特徴とする、請求項に記載の能動細管。
  6. 前記屈曲運動機構部、前記ねじれ回転運動機構部、前記伸縮運動機構部及び前記硬度調節機構部が各々両端に電極コネクターを有していることを特徴とする、請求項4又は5に記載の能動細管。
  7. 前記形状記憶合金製アクチュエータが、平線ばね構造を有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の能動細管。
  8. ライナーコイルが外側チューブを裏打ちし、コイルばね状に形成した形状記憶合金製アクチュエータが、上記ライナーコイルと同心にして電気めっき,電着による金属若しくは樹脂を介して又は接着剤により上記ライナーコイルの内側に固定されて、表面から距離をおいて位置する能動細管の製造方法であって、
    上記形状記憶合金製アクチュエータの外側に弾性変形可能な上記ライナーコイルを同軸に配設する第1工程と、上記形状記憶合金製アクチュエータと上記ライナーコイルとを固定する第2工程とを備える能動細管の製造方法。
  9. 前記第1工程がロッドに前記形状記憶合金製アクチュエータを被せる工程を含んでいることを特徴とする、請求項記載の能動細管の製造方法。
  10. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータ上に配設したロッドの外側に前記ライナーコイルを被せる工程を含んでいることを特徴とする、請求項記載の能動細管の製造方法。
  11. 前記第1工程が断面が三角形状のパイプ状治具に前記形状記憶合金製アクチュエータを被せる工程を含んでいることを特徴とする、請求項記載の能動細管の製造方法。
  12. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータに1以上のリード線を電気的に接続する工程を含んでいることを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  13. 前記第2工程が接着剤で固定する工程であることを特徴とする、請求項8〜12のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  14. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成する工程を有し、前記第2工程がめっき液中で前記形状記憶合金製アクチュエータと前記ライナーコイルとに通電して上記対応する非絶縁部に金属を析出し電気的に結合して固定することを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  15. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成し、この非絶縁部にリード線を近接して配置する工程を有し、前記第2工程が、めっき液中で上記リード線、前記形状記憶合金製アクチュエータ及び前記ライナーコイルに通電して上記対応する非絶縁部及びリード線に金属を析出し電気的に結合して固定することを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  16. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルのそれぞれ対応する箇所に非絶縁部を形成する工程を有し、前記第2工程が溶液中で前記形状記憶合金製アクチュエータと前記ライナーコイルとに通電して上記対応する非絶縁部に電着により絶縁性樹脂を析出して固定することを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  17. 前記第1工程が前記形状記憶合金製アクチュエータに形成した非絶縁部に電気めっきをして電気接合部を形成する工程を有し、前記第2工程が溶液中で前記形状記憶合金製アクチュエータと前記ライナーコイルとに通電して上記電気接合部とライナーコイル全体に電着により絶縁性樹脂を析出して固定することを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  18. 前記構成に加え、前記形状記憶合金製アクチュエータ及び前記ライナーコイルに非絶縁部を形成し、めっき液中で通電して対応する非絶縁部に金属を析出し電気的に結合する工程を有することを特徴とする、請求項16又は17に記載の能動細管の製造方法。
  19. 前記第1工程及び第2工程にあって、電気めっき及び樹脂の電着直前に、前記形状記憶合金製アクチュエータ及びライナーコイルの酸化被膜を除去する工程を有していることを特徴とする、請求項8、14〜18のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  20. 前記構成に加え、真空乾燥により乾燥する工程を備えていることを特徴とする請求項8〜18のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
  21. 前記第1工程の形状記憶合金製アクチュエータを弾性変形可能に配設したことを特徴とする、請求項8〜19のいずれかに記載の能動細管の製造方法。
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