JP4096263B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置においては、未定着トナー像が形成されたシート材を加熱しながら搬送して、トナー像を定着させる熱ローラ式の定着装置が従来より採用されている。このような画像形成装置では、シート材が定着装置を通過する間にカールが生じて、排出トレイ上におけるシート材の積載性を悪化させる等の悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、例えば下記の特許文献1に開示されたもののように、シート材のカールを矯正するカール除去機構を設けたものが実用化されている。このカール除去機構は、定着装置の下流側に配置されており、回転駆動されるカール矯正ローラと、このカール矯正ローラに対向して従動回転する一対の押圧ローラとから構成されている。各押圧ローラの外周面には、それぞれ周方向に沿った溝部が形成されている。シート材は、これら3つのローラに挟まれつつカール矯正ローラの外周面に沿って搬送されることで、定着手段においてカールした方向とは反対側に反り返され、カールが除去される。
特開平9−188458号公報
ところで、シート材を搬送するためのローラとしては、一般にゴム製のものの他に合成樹脂製のものが良く用いられている。合成樹脂製のローラは、通常、射出成形により形成されるが、射出成形を行う場合、ローラには寸法精度を確保するために肉盗みを設けることが好ましい。肉盗みの具体的な構成としては、例えば前述の特許文献1に記載の押圧ローラのように(図8(A)参照)、ローラ100の外周面に周方向に沿った複数の溝部101を設ける構成が考えられる。また、ローラを金属等の他の材質で製造する場合や、射出成形以外の方法で形成する場合など、肉盗みを必要としない場合であっても、軽量化等を目的としてローラ外周面に同様の形態の溝部を形成することがあり得る。
ここで、前述したカール除去機構においては、シート材に付いたカールを効果的に除去するために、各ローラ間のニップ圧を十分に大きな値に設定することが望ましい。しかしながら、カール除去機構の有するローラに周方向に沿った溝部を設けた場合に、ニップ圧が大きいと、シート材がローラの外周面に押し付けられた際に、図8(B)に示すように、溝部によってシート材102にその搬送方向に沿った跡103が付いてしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シート材にローラによる跡が付くことを防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、軸を中心に回転することで外周面に当接したシート材を搬送するローラを備えた画像形成装置であって、前記ローラのうち少なくとも一部が、その外周面に周方向に対して斜め方向に延びる溝部が形成された溝付きローラからなり、前記シート材に発生したカールを除去するカール除去機構を備えるとともに、前記カール除去機構は、回転駆動されるカール矯正ローラと、前記カール矯正ローラに対向して配置され、前記シート材を前記カール矯正ローラとの間で挟持しつつカール矯正ローラの外周面に沿って搬送させるために、互いに異なる軸を中心に回転可能に設けられた一対の押圧ローラとを備え、前記一対の押圧ローラは、ともに前記溝付きローラからなるとともに、両押圧ローラの有する溝部は、前記シート材に対する向きが互いに同一になるように形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記溝付きローラは、合成樹脂材により形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記溝付きローラは、射出成形により形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記溝部は、前記溝付きローラにおける前記軸に直交する断面において、常に全周に亘ることのない形状とされているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記溝部は、前記軸を中心とする略螺旋状に形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記溝付きローラは、複数個が前記シート材の幅方向に並んで設けられており、当該溝付きローラの有する各溝部が前記シート材の幅方向中央を軸として両側に対称的に配設されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記溝部は、前記シート材の搬送方向上流側へ行くにつれて前記シート材の幅方向の外側へ向かうように設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記カール除去機構は、さらに、前記一対の押圧ローラを保持するとともに、両押圧ローラを前記カール矯正ローラに対して接近又は離間させる方向に変位可能なホルダと、前記押圧ローラが前記カール矯正ローラに接近する方向へ前記ホルダを付勢するバネ部材と、前記押圧ローラが前記カール矯正ローラから離間する方向への前記ホルダの所定範囲を越える変位を規制可能なストッパとを備えているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
溝付きローラの外周面に設けた溝部が周方向、即ちシート材の搬送方向に対して斜め方向に延びる形状であるため、溝部がシート材の搬送方向に沿ったものに比べて、シート材に溝部の跡が付きにくくなる。また、ローラに溝部を設けたことにより、ローラの寸法精度を高めたり、軽量化等を図ることが可能となる。
また、カール除去機構においては、カールの除去機能を発揮させるために、一般にローラからシート材に加わる力が他の搬送機構に比べて大きくなるが、そのようなカール除去機構に本発明の溝付きローラを適用することで大きな効果を得ることができる。
さらに、カール矯正ローラに対向した一対の溝付きローラは、溝部のシート材に対する向きが互いに同一になるように形成されているため、両押圧ローラ間においてシート材にストレスがかかりにくく、シート材をより円滑に搬送することができる。
<請求項2の発明>
溝付きローラが合成樹脂材により形成されているため、安価に製造できる。
<請求項3の発明>
溝付きローラが射出成形により形成されているため、他の製法、例えば切削や粉体成形等で形成した場合に比べて安価で製造できる。また、溝部が肉盗みの役割をするため、寸法精度を確保できる。
<請求項4の発明>
溝付きローラの軸に直交する断面を見たときに、溝部が全周に亘ることがないため、その外周には必ずシート材に当接する領域が存在する。従って、シート材に搬送方向に沿ったしわが生じることを確実に防止できる。
<請求項5の発明>
溝部が略螺旋状に形成されているため、例えば溝部が蛇行するような形状のものに比べて、シート材が円滑に搬送される。
<請求項6の発明>
シート材の幅方向に並んだ複数の溝付きローラが有する溝部がシート材の幅方向中央を軸として両側に対称的に配設されているため、シート材が溝付きローラから受ける力が両側で均等になり、シート材が確実に真っ直ぐな姿勢で搬送される。
<請求項7の発明>
溝部がシート材の搬送方向上流側へ行くにつれて幅方向の外側へ向かう形状であるため、シート材の中央側にしわがよることを確実に防止できる。
<請求項の発明>
厚紙等の腰の強いシート材のカールを矯正する場合に、押圧ローラがカール矯正ローラから離間し過ぎると、カールを効果的に除去できなくなる。これを防ぐために、バネ部材の付勢力を大きく設定すると、逆に腰の弱いシート材に過剰なストレスがかかってしまうことになる。これに対し本構成によれば、押圧ローラを保持するホルダの変位が所定量に至ると、ストッパによりそれ以上の変位が規制されるため、バネ部材の付勢力を大きくしなくても、腰の強いシート材のカールが確実に矯正される。従って、バネ部材の付勢力を小さく抑えて、腰の弱いシート材にかかるストレスを軽減できる。
次に本発明の一実施形態を図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタを示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される、転写媒体としての用紙3(本発明の「シート材」に相当)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2の一方側の側壁には、後述するプロセスカートリッジ20を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に挿通されたカバー軸(図示せず)に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7をカバー軸を中心として閉じると、図1に示すように、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7をカバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスカートリッジ20を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
なお、以下の説明において、このレーザプリンタ1において、プロセスカートリッジ20が本体ケーシング2に装着された状態において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ9と、給紙トレイ9の前端部の上方に設けられる給紙ローラ10および分離パッド11と、給紙ローラ10の後側に設けられるピックアップローラ12と、給紙ローラ10の前側下方において対向配置されるピンチローラ13と、給紙ローラ10の前側上方において対向配置される紙粉取りローラ8と、給紙ローラ10の後側上方に設けられるレジストローラ14とを備えている。
給紙トレイ9の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板15が備えられている。この用紙押圧板15は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前側端部が下方に配置され、給紙トレイ9の底板16に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する搬送位置とに揺動可能とされている。
また、給紙トレイ9の前端部には、用紙押圧板15の前端部を上方に持ち上げるためのレバー17が設けられている。このレバー17は、用紙押圧板15の前側から下側へ回り込むように断面略L字状に形成されており、その上端部が、給紙トレイ9の前端部に設けられたレバー軸18に取り付けられ、その後端部が、用紙押圧板15の下面の前端部に当接している。これによって、レバー軸18に図中時計回りの回転駆動力が入力されると、レバー17がレバー軸18を支点として回転し、レバー17の後端部が用紙押圧板15の前端部を持ち上げ、用紙押圧板15を搬送位置に位置させる。
用紙押圧板15が搬送位置に位置されると、用紙押圧板15上の用紙3は、ピックアップローラ12に押圧され、ピックアップローラ12の回転によって、給紙ローラ10と分離パッド11との間に向けて搬送開始される。
一方、給紙トレイ9を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板15は、その自重によって、前側端部が下方に移動し、用紙押圧板15が載置位置に位置される。用紙押圧板15が載置位置に位置されると、用紙押圧板15上に用紙3を積層状に載置することができる。
ピックアップローラ12によって給紙ローラ10と分離パッド11との間に向けて送り出された用紙3は、給紙ローラ10の回転によって、給紙ローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに、確実に1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、給紙ローラ10とピンチローラ13との間を通り、紙粉取りローラ8によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ14に搬送される。
レジストローラ14は、1対のローラから構成され、用紙3を、レジスト後に、後述する感光ドラム29と転写ローラ32との間であって、感光ドラム29上のトナー像を用紙3に転写する転写位置に搬送する。
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ20、定着部21などを備えている。
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー22、fθレンズ23、反射鏡24、レンズ25および反射鏡26などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されて、fθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が折り返され、さらにレンズ25を通過した後、反射鏡26によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ20の後述する感光ドラム29の表面上に照射される。
プロセスカートリッジ20は、スキャナ部19の下方において、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。このプロセスカートリッジ20は、筐体として、第1フレームとしての上フレーム27と、上フレーム27と別体に形成されて、上フレーム27と組み合わされる第2フレームとしての下フレーム28とを備えている。また、プロセスカートリッジ20は、筐体内に、像担持体としての感光ドラム29、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器30、現像カートリッジ31、転写手段としての転写ローラ32、およびクリーニングブラシ33を備えている。
感光ドラム29は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体34と、このドラム本体34の軸心において、ドラム本体34の長手方向に沿って延びる軸としての金属製のドラム軸35とを備えている。ドラム軸35が上フレーム27に支持され、このドラム軸35に対してドラム本体34が回転自在に支持されることにより、感光ドラム29は、上フレーム27において、ドラム軸35を中心に回転自在に設けられている。
スコロトロン型帯電器30は、上フレーム27に支持されており、感光ドラム29の後側斜め上方において、感光ドラム29と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム29と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器30は、感光ドラム29の軸方向に所定間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ37と、放電ワイヤ37と感光ドラム29との間に設けられ、放電ワイヤ37から感光ドラム29への放電量を制御するためのグリッド38とを備えている。このスコロトロン型帯電器30では、グリッド38にバイアス電圧を印加すると同時に、放電ワイヤ37に高電圧を印加して、放電ワイヤ37をコロナ放電させることにより、感光ドラム29の表面を一様に正極性に帯電させることができる。
なお、このスコロトロン型帯電器30には、放電ワイヤ37をクリーニングするためのクリーニング部材36が、放電ワイヤ37を挟持するように設けられている。
現像カートリッジ31は、後側が開放されるボックス状に形成され、下フレーム28に対して着脱自在に装着されている。この現像カートリッジ31内には、トナー収容室39、供給ローラ40、現像ローラ41および層厚規制ブレード42が設けられている。
トナー収容室39は、仕切板43によって仕切られる現像カートリッジ31の前側の内部空間として形成されている。トナー収容室39内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。このような重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。トナーの平均粒径は、約6〜10μmである。
また、トナー収容室39内には、アジテータ44が設けられている。トナー収容室39内のトナーは、アジテータ44により攪拌されて、仕切板43の下方において前後方向に連通する開口部45から供給ローラ40に向かって放出される。
供給ローラ40は、開口部45の後側に配置されて、現像カートリッジ31に回転可能に支持されている。この供給ローラ40は、金属製のローラ軸を、導電性の発泡材料からなるローラで被覆することにより構成されている。この供給ローラ40は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
現像ローラ41は、供給ローラ40の後側において、供給ローラ40と互いに圧縮されるように接触した状態で、現像カートリッジ31に回転可能に支持されている。また、現像ローラ41は、現像カートリッジ31が下フレーム28に装着された状態で、感光ドラム29に対向して接触する。この現像ローラ41は、金属製のローラ軸96を、導電性のゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。ローラ軸96は、現像カートリッジ31の前端部において、その両端部が現像カートリッジ31の側面から前後方向と直交する幅方向外方に突出している。現像ローラ41のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ41には、現像時に現像バイアスが印加される。また、現像ローラ41は、図示しないモータからの動力の入力により、供給ローラ40と同じ方向に回転駆動される。
層厚規制ブレード42は、金属の板ばね材からなるブレード本体46の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部47を備えている。この層厚規制ブレード42は、現像ローラ41の上方において現像カートリッジ31に支持されて、押圧部47がブレード本体46の弾性力によって現像ローラ41上に圧接されている。
開口部45から放出されたトナーは、供給ローラ40の回転により、現像ローラ41に供給され、このとき、供給ローラ40と現像ローラ41との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ41上に供給されたトナーは、現像ローラ41の回転に伴って、層厚規制ブレード42の押圧部47と現像ローラ41との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ41上に担持される。
転写ローラ32は、下フレーム28に回転自在に支持されており、上フレーム27と下フレーム28とが組み合わされた状態において、感光ドラム29と上下方向において対向して接触し、感光ドラム29との間にニップを形成するように配置されている。この転写ローラ32は、金属製のローラ軸108を、導電性のゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。転写ローラ32には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ32は、図示しないモータからの動力の入力により、感光ドラム29と反対方向に回転駆動される。
クリーニングブラシ33は、下フレーム28に取り付けられており、上フレーム27と下フレーム28とが組み合わされた状態において、感光ドラム29の後側において、感光ドラム29と対向して接触するように配置されている。
感光ドラム29の表面は、その感光ドラム29の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器30により一様に正帯電された後、スキャナ部19からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ41の回転により、現像ローラ41上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム29に対向して接触するときに、感光ドラム29の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム29の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム29の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム29の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム29の表面上に担持されたトナー像は、図1に示すように、レジストローラ14によって搬送されてくる用紙3が、感光ドラム29と転写ローラ32との間の転写位置を通る間に、転写ローラ32に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。トナー像が転写された用紙3は、定着部21に搬送される。
なお、転写後に感光ドラム29上に残存する転写残トナーは、現像ローラ41に回収される。また、転写後に感光ドラム29上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ33によって回収される。
定着部21は、プロセスカートリッジ20の後側に設けられ、定着フレーム48と、その定着フレーム48内に、加熱ローラ49および加圧ローラ50とを備えている。
加熱ローラ49は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされた金属管と、その金属管内に加熱のためのハロゲンランプとを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
加圧ローラ50は、加熱ローラ49の下方において、加熱ローラ49を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ50は、金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されており、加熱ローラ49の回転駆動に従って従動される。
定着部21では、転写位置において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ49と加圧ローラ50との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって断面略U字状に湾曲して延びた排紙パス51に搬送される。排紙パス51に搬送された用紙3は、排紙パス51の上端位置に設けられるカール除去機構60を通過して、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ53上に排出される。
次にカール除去機構60の構成について説明する。図2は、図1におけるカール除去機構60付近を拡大した断面図である。
カール除去機構60は、回転駆動されるカール矯正ローラ61と、このカール矯正ローラ61に対向して配置され、かつ互いに異なる軸を中心に回転可能に設けられた一対の押圧ローラ62,63(本発明の「溝付きローラ」に相当)と、これらの押圧ローラ62,63を保持しかつ回動変位可能なホルダ64と、押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61に接近する方向へホルダ64を付勢するバネ部材65と、押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61から離間する方向へホルダ64の変位を規制可能なストッパ66とを備えて構成されている。
図3は、カール除去機構60の有するカール矯正ローラ61の一つと、このカール矯正ローラ61に対向する一対の押圧ローラ62,63と、両押圧ローラ62,63を保持したホルダ64とを示した斜視図である。なお、同図では説明の都合上、カール矯正ローラ61とホルダ64とを互いに引き離した状態で図示している。また、図4は、本体ケーシング2に固着される排紙フレーム67に対するホルダ64の組み付け状態を示す斜視図である。さらに、図5(A)は、第2押圧ローラ63の斜視図、図5(B)は第1押圧ローラ62の斜視図である。また図6(A)〜(C)は、順に、第2押圧ローラ63の正面図、平面図、側面図である。
カール矯正ローラ61は、図2及び図3に示すように、用紙3の搬送方向に直交する方向に延びる一本の軸68に取り付けられたゴム製のローラであって、図示しないモータからの軸68への動力の入力により回転駆動される。また、カール矯正ローラ61は、用紙3の幅方向中央(排紙トレイ53の幅方向中央と一致する)に対し、左右両側に2個ずつ対称に配置されている。
押圧ローラ62,63は、各カール矯正ローラ61に対し、それぞれ一対ずつ対向して設けられている。なお、一対の押圧ローラ62,63のうち用紙搬送方向の上流側に配置されたものから順に第1押圧ローラ62、第2押圧ローラ63と呼ぶ。各押圧ローラ62,63は、合成樹脂製であって、射出成形によって形成されている。また、各押圧ローラ62,63は、用紙3をカール矯正ローラ61へ押圧する略円柱状の押圧部69と、その押圧部69の軸方向の両端面から延出した一対の軸部70とを備え、両軸部70がホルダ64に支持されることで、用紙3の搬送方向に直交する方向を軸として従動回転可能とされている。押圧部69の外径はカール矯正ローラ61の外径より小さく、また押圧部69の長さ寸法はカール矯正ローラ61の長さ寸法よりも大きく形成されている。そして、押圧部69の外周面には、後に詳述する複数の溝部86が形成されている。また、第2押圧ローラ63には、各軸部70の先端に押圧部69とおよそ同じ外径を有する円板部71が設けられている。この円板部71の外周面には、段差状の蹴り出し部72が所定間隔で複数(図示4つ)形成されている。この蹴り出し部72は、図6(C)に示すように、押圧部69の外周よりも径方向外側に突出しており、カール矯正ローラ61と第2押圧ローラ63との間を通過した用紙3の後端を排紙トレイ53側へ蹴り出す機能を備えている。
ホルダ64は、図3に示すように、互いに平行な左右一対の側壁74を備えており、両側壁74には一対ずつ上方に開口した軸受溝75が設けられている。両側壁74の間に各押圧ローラ62,63の押圧部69を挟んだ状態で、各軸受溝75に第1、第2押圧ローラ62,63の軸部70を嵌め込むことで、押圧ローラ62,63が回転自在に保持されている。また、ホルダ64には、第1押圧ローラ62に対して用紙3搬送方向の上流側の位置に、排紙パス51の内周に概ね沿うような端縁形状の複数のガイド板76が設けられている。さらに、ホルダ64におけるガイド板76の下端位置には、一対のホルダ軸77が左右両側に突出して形成されている。
排紙フレーム67は、図2及び図4に示すように、排紙トレイ53の後部を構成するトレイ部79を備えている。このトレイ部79の後端には垂直壁80が設けられ、その垂直壁80の後面には、端縁形状が略弧状をなした板状の内側ガイド部81が複数枚左右方向に並んで設けられている。この内側ガイド部81は、排紙パス51の内周側に配されて搬送される用紙3をガイドする。また、垂直壁80の上部後面から水平壁82が水平に延出して形成されている。水平壁82の上面には軸受部83が設けられ、これにより前述のホルダ64のホルダ軸77が回動可能に保持されている。また、垂直壁80の上端部には、ホルダ64と対応した位置にストッパ66が一体に設けられており、このストッパ66とカール矯正ローラ61との間にホルダ64の自由端側が挟まれる配置となっている。ホルダ64は、ホルダ軸77を中心として回動することで、両押圧ローラ62,63をカール矯正ローラ61に対し接近または離間させるように変位可能とされている。また、ホルダ64を、押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61に対して離間する方向へ所定量変位させたときには、両側壁74の下端がストッパ66に当接することでホルダ64のそれ以上の変位が規制される。
さらに、水平壁82の上面とホルダ64との間には、バネ部材65が取り付けられていおり、これによりホルダ64の自由端側が上方に付勢され、両押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61側に押し付けられている。なお、このバネ部材65は、搬送される用紙3が普通紙等の比較的腰の弱いシート材である場合には、ホルダ64がストッパ66に当接しない範囲内で弾性変位され、用紙3が厚紙等の腰の強いシート材である場合には、ホルダ64が用紙3からの応力によりストッパ66に当接されるような付勢力に設定されている。
次に、各押圧ローラ62,63における押圧部69の外周面に設けられた溝部86について説明する。なお、以下の第1、第2押圧ローラ62,63の説明においては、上下方向及び左右方向について図6(A)を基準とする。また、図7は、第2押圧ローラ63における押圧部69の外周面を展開した状態を示した図である。
なお、図4に示すように、本体ケーシング2の右側に設けた各押圧ローラ62R,63Rと、左側に設けた各押圧ローラ62L,63Lとは、溝部86の形状が互いに左右対称になっている。以下の押圧ローラ62,63についての説明においては、特に左右を区別する必要のある場合にのみ各符号の最後にRまたはLを付す。
複数の各溝部86は、押圧部69の軸を中心とした略螺旋状に形成されている。また各溝部86は、押圧部69の上下面に分かれて設けられているとともに、押圧部69の上下各面において、軸方向へ一定間隔で並んで互いに平行に設けられている。言い換えれば、溝部86は、押圧部69の周方向(即ち用紙3の搬送方向)に対して斜め方向に延びて形成されている。また、軸方向に隣り合う溝部86の間には同じく略螺旋状をなした山部87が設けられている。さらに、上下面の各溝部86は、軸方向に沿って延びた一対の分断部88により互いに分断されている。また、押圧部69の外周面における軸方向(左右方向)の両端部には、全周に亘って側端部89が設けられている。なお、上記の山部87、分断部88及び側端部89は、いずれも押圧部69の中心軸に対する外径寸法が等しく、その外面が用紙3に当接可能な領域となっている。また、溝部86の縁部(溝部86と山部87、分断部88及び側端部89との境界部分)には、テーパ90が形成されている。なお、押圧部69の外周面のうち、カール矯正ローラ61に対向する領域は、両側端部89よりも軸方向の内側の領域である。
溝部86の延びる向きは2種類あり、図4に示すように、用紙3の幅方向中央に対して右側に配設された各押圧ローラ62R,63Rの溝部86は、用紙3の搬送方向上流側(図7の矢線方向)へ行くにつれて用紙3の幅方向外側(右側)へ向かう向きに設けられている。また、左側に配設された各押圧ローラ62L,63Lの溝部86は、右側の押圧ローラ62R,63Rの溝部86とは反対向きであって、かつ用紙3の搬送方向上流側へ行くにつれて用紙3の幅方向外側(左側)へ向かう向きに設けられている。また、同じのホルダ64に保持される第1,第2押圧ローラ63の溝部86の向きは互いに同一である。
各押圧ローラ62,63は、上下に分割される一対の成形金型(図示せず)を用いて射出成形を行うことで形成される。ここで、仮に溝部が押圧ローラ62,63の上下面で一本に連なるような形状であった場合には、各成形金型の寸法公差や互いの組み合わせ位置のずれに起因して、上下の成形金型の組み合わせ位置における溝部の縁部に段差が形成され、用紙3に対して悪影響を及ぼすおそれがある。しかしながら、本実施形態では、押圧部69の外周面において、上下の成形金型の組み合わせ位置に対応する位置に、分断部88が設けられて溝部86を分断するようにしため、前述のような段差を生じるおそれがなく、従って、成形金型の製造や位置合わせを容易に行うことができる。また、成形金型内に合成樹脂材を充填した後、冷却固化する際には、押圧ローラ62,63の外周面に設けた溝部86が肉盗みとして機能するため、ひけの発生が回避される。
次に本実施形態の動作について説明する。
前述のように、トナー像が転写された用紙3は定着部21に搬送され、加熱ローラ49と加圧ローラ50との間を通過する間に熱定着されるが、この定着動作の間に、用紙3には加熱ローラ49側へのカールが生じることがある。このカールのついた用紙3は、排紙パス51を通ってカール除去機構60に搬送される。
カール除去機構60に搬送された用紙3は、まずカール矯正ローラ61と第1押圧ローラ62との間にニップされ、次いでカール矯正ローラ61と第2押圧ローラ63との間にニップされ、そして排紙トレイ53上へと排出される。ここで、用紙3として普通紙等の一般的なシート材が搬送される場合には、両押圧ローラ62,63がバネ部材65から付勢力によってその用紙3をカール矯正ローラ61の外周面に押し付けるため、用紙3は定着部21においてカールした方向とは反対側に反り返され、カールが除去される。
また、用紙3として厚紙やOHPシート等の腰の強いシート材が搬送される場合には、その用紙3からの応力により両押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61から離間するように押し下げられて、ホルダ64がバネ部材65を圧縮変形させるように回動変位する。そして、その変位が所定量に到達したところで、ストッパ66がホルダ64に当接してホルダ64のそれ以上の変位が規制される。このように、腰の強いシート材を搬送する際にも、両押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61から離間しすぎないため、用紙3を常にカール矯正ローラ61の外周面に押し付けた状態に保持することができ、カールが確実に除去される。
上記のように用紙3が第1押圧ローラ62とカール矯正ローラ61との間、あるいは第2押圧ローラ63とカール矯正ローラ61との間を通過する際には、各押圧ローラ62,63における押圧部69の外周面が用紙3に対して押し付けられる。そして、各押圧ローラ62,63の回転に伴って、用紙3が搬送されるとともに、用紙3に対向する溝部86及び山部87の位置が用紙3の幅方向外側へ移動する。ここで、既述のように、押圧ローラ100の外周面に周方向に沿った溝部101を設けたものでは(図8参照)、用紙102に搬送方向に沿った跡103が付くことがあったが、これは搬送中に用紙102に各溝部101の内側へ膨らむような搬送方向に沿ったしわが生じるためと考えられる。これに対し、本実施形態においては、押圧ローラ62,63の外周面に設けた溝部86が用紙3の搬送方向に対して斜め方向に延びているため、用紙3には溝部86によるしわや跡が付きにくい。
上記のようにして、カール除去機構60を通過した用紙3は、排紙トレイ53側へ排出されるが、このとき、用紙3の後端が第2押圧ローラ63上に残って直ちに排紙トレイ53上に落下しない場合には、第2押圧ローラ63の回転に伴って蹴り出し部72が用紙3の後端に突き当たって、用紙3の後端を排紙トレイ53上に落とすため、用紙3が排紙トレイ53上に良好に積載される。
以上のように本実施形態によれば、押圧ローラ62,63の外周面に設けた溝部86が周方向、即ち用紙3の搬送方向に対して斜め方向に延びる形状であるため、溝部86が用紙の搬送方向に沿ったものに比べて、用紙3に溝部86の跡が付きにくくなる。また、押圧ローラ62,63に溝部86を設けたことにより、押圧ローラ62,63の寸法精度を高めたり、軽量化等を図ることが可能となる。
また、押圧ローラ62,63が合成樹脂材により形成されているため、安価に製造できる。
また、押圧ローラ62,63が合成樹脂製であって射出成形により形成されているため、他の製法、例えば切削や粉体成形等で形成した場合に比べて安価で製造できる。また、溝部86が肉盗みの役割をするため、寸法精度を確保できる。
また、押圧ローラ62,63の軸に直交する断面を見たときに、溝部86が全周に亘ることがないため、その外周には必ず用紙3に当接する領域(山部87もしくは分断部88)が存在する。従って、用紙3に搬送方向に沿ったしわが生じることを確実に防止できる。
また、溝部86がほぼ螺旋状に形成されているため、例えば溝部が蛇行するような形状のものに比べて、用紙3が円滑に搬送される。
また、用紙3の幅方向に並んだ複数の押圧ローラ62,63が用紙3の幅方向中央を軸にして左右両側に対称的に配設されるため、用紙3が押圧ローラ62,63から受ける力が左右両側で均等になり、用紙3が確実に真っ直ぐな姿勢で搬送される。
また、溝部86が用紙3の搬送方向上流側へ行くにつれて用紙3の幅方向外側へ向かう形状であるため、用紙3の中央側にしわがよることを確実に防止できる。
また、カール除去機構においては、カールの除去機能を発揮させるために、一般にローラからシート材に加わる力が他の搬送機構に比べて大きくなるが、そのようなカール除去機構60に本発明の溝付きローラ62,63を適用することで大きな効果を得ることができる。
また、カール矯正ローラ61に対向した一対の押圧ローラ62,63は、溝部86の用紙3に対する向きが互いに同一になるように形成されているため、両押圧ローラ62,63間において用紙3にストレスがかかりにくく、用紙3をより円滑に搬送することができる。
また、厚紙等の腰の強い用紙3のカールを矯正する場合に、押圧ローラ62,63がカール矯正ローラ61から離間し過ぎると、カールを効果的に除去できなくなる。これを防ぐために、バネ部材65の付勢力を大きく設定すると、逆に腰の弱い用紙3に過剰なストレスがかかってしまうことになる。これに対し本実施形態によれば、押圧ローラ62,63を保持するホルダ64の変位が所定量に至ると、ストッパ66によりそれ以上の変位が規制されるため、バネ部材65の付勢力を大きくしなくても、腰の強い用紙3のカールが確実に矯正される。従って、バネ部材65の付勢力を小さく抑えて、腰の弱い用紙3にかかるストレスを軽減することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明の溝付きローラをカール除去機構の有する押圧ローラに適用したものを例示したが、これに限らず、本発明の溝付きローラをカール除去機構のカール矯正ローラに適用したり、あるいはカール除去機構以外のローラに適用しても良い。
(2)上記実施形態では、溝付きローラが合成樹脂製であるものを示したが、本発明によれば、溝付きローラは、例えば金属製、ゴム製等でも良い。
(3)上記実施形態では、溝付きローラを射出成形によって形成したものを示したが、溝付きローラは、例えば切削、粉体成形等の他の製法で形成しても良い。
(4)上記実施形態では、溝部をほぼ螺旋状に形成したものを示したが、本発明によれば、溝部の形状はこれに限らず、例えば、ローラの軸方向に蛇行するような形状としてもよい。
本発明の一実施形態における画像形成装置を示す要部側断面図 カール除去機構の側断面図 カール矯正ローラ、第1、第2押圧ローラ及びホルダを示す斜視図 排紙フレームに対するホルダ及び第1、第2押圧ローラの組み付け状態を示す斜視図 (A)第2押圧ローラの斜視図(B)第1押圧ローラの斜視図 (A)第2押圧ローラの正面図(B)その平面図(C)その側面図 第2押圧ローラにおける押圧部の外周面を展開した状態を示した図 (A)従来のローラを示した斜視図(B)従来のローラによる跡がついたシート材を示す部分拡大平面図
符号の説明
1...レーザプリンタ(画像形成装置)
3...用紙(シート材)
60...カール除去機構
61...カール矯正ローラ
62...第1押圧ローラ(溝付きローラ)
63...第2押圧ローラ(溝付きローラ)
64...ホルダ
65...バネ部材
66...ストッパ
86...溝部

Claims (8)

  1. 軸を中心に回転することで外周面に当接したシート材を搬送するローラを備えた画像形成装置であって、
    前記ローラのうち少なくとも一部が、その外周面に周方向に対して斜め方向に延びる溝部が形成された溝付きローラからなり、
    前記シート材に発生したカールを除去するカール除去機構を備えるとともに、
    前記カール除去機構は、
    回転駆動されるカール矯正ローラと、
    前記カール矯正ローラに対向して配置され、前記シート材を前記カール矯正ローラとの間で挟持しつつカール矯正ローラの外周面に沿って搬送させるために、互いに異なる軸を中心に回転可能に設けられた一対の押圧ローラとを備え、
    前記一対の押圧ローラは、ともに前記溝付きローラからなるとともに、両押圧ローラの有する溝部は、前記シート材に対する向きが互いに同一になるように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記溝付きローラは、合成樹脂材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記溝付きローラは、射出成形により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記溝部は、前記溝付きローラにおける前記軸に直交する断面において、常に全周に亘ることのない形状とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記溝部は、前記軸を中心とする略螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記溝付きローラは、複数個が前記シート材の幅方向に並んで設けられており、当該溝付きローラの有する各溝部が前記シート材の幅方向中央を軸として両側に対称的に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記溝部は、前記シート材の搬送方向上流側へ行くにつれて前記シート材の幅方向の外側へ向かうように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記カール除去機構は、さらに、
    前記一対の押圧ローラを保持するとともに、両押圧ローラを前記カール矯正ローラに対して接近又は離間させる方向に変位可能なホルダと、
    前記押圧ローラが前記カール矯正ローラに接近する方向へ前記ホルダを付勢するバネ部材と、
    前記押圧ローラが前記カール矯正ローラから離間する方向への前記ホルダの所定範囲を越える変位を規制可能なストッパとを備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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