JP4094782B2 - バンプストップ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のサイドメンバに取り付けられたサスペンションアーム及びバンプストッパブラケット間にバンプストップ機構を設けたバンプストップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両前部における従来のフロントサブフレームは、図3に例示されているように、車両の左右でそれぞれ車両前後方向に延びたサイドメンバ1、1が、車両前後方向に間隔をおいてそれぞれ車幅方向に延びるクロスメンバ2、2により連結され、各サイドメンバ1には車両前後方向に間隔をおいてサスペンションロアアームブラケット3、3が固着されて、これらのサスペンションロアアームブラケット3にそれぞれサスペンションロアアーム4が上下へ揺動自在に取り付けられていると共に、各サイドメンバ1に一端が固着されて車幅方向外側へ延びるバンプストッパブラケット5の先端に受け板6が設けられ、サスペンションロアアーム4の上面に固着された図示しないゴム製のバンプストッパがサスペンションロアアーム4の上方揺動時に受け板6へ突き当たることにより、バンプストップ作用を果たさせていた。
【0003】
この場合、サイドメンバ1に対するバンプストッパブラケット5の固着点と、受け板6に対するバンプストッパの突き当たり点との車幅方向オフセットAが比較的大きいため、バンプストッパブラケット5を大型化して剛性を高める必要があり、従って、バンプストッパブラケット5の重量やコストを増大させる不具合があった。
【0004】
また、特開平8−80866号公報に記載された車両のサブフレームにおいては、左右サイドメンバの前部または後部がそれぞれ車幅方向外側へ湾曲していて、後方からの追突時にサブフレームの湾曲部分が変形することにより、追突入力を吸収するようにしているが、サブフレームとバンプストップ機構との関連性については何ら示すところがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両の衝突時にサイドメンバの変形により衝撃エネルギの吸収を容易とするに止まらず、サイドメンバに固着されたバンプストッパブラケットの剛性を確実に高めようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるバンプストップ装置は、車両の左右でそれぞれ全体的に車両前後方向に延び部分的に車幅方向外側へ屈曲して張り出したサイドメンバと、上記サイドメンバに対し上下へ揺動自在に一端が取り付けられて車幅方向外側へ延びるサスペンションアームと、上記サイドメンバの上記張り出し部分に一端が固着されて車幅方向外側へ延びるバンプストッパブラケットと、上記サスペンションアーム及び上記バンプストッパブラケット間に設けられたバンプストップ機構とを有している。
【0007】
すなわち、サイドメンバにおける車幅方向外側への張り出し部分にバンプストッパブラケットの一端が固着されているので、サスペンションアーム及びバンプストッパブラケット間に設けられたバンプストップ機構からのバンプ入力がバンプストッパブラケットに作用する点と、サイドメンバに対するバンプストッパブラケットの固着点との車幅方向オフセットを比較的小さく設定することができ、従って、バンプストッパブラケットの剛性を確実に高めることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について説明する。
図1及び図2において、車両の左右でそれぞれサイドメンバ10が全体的に車両前後方向に延びているが、各サイドメンバ10の後部は部分的に車幅方向外側へ屈曲して張り出しており、両サイドメンバ10の前端が車幅方向に延びる丸パイプ状のフロントクロスメンバ11により連結されていると共に、各サイドメンバ10の後部から下方へ延びるロアアームブラケット12に車幅方向へ延びるクロスメンバ13の左右端部がそれぞれ連結されて、フロントクロスメンバ11から車両後方へ間隔をおいてクロスメンバ13により両サイドメンバ10が連結されている。
【0009】
フロントクロスメンバ11の左右端部には、ロアアームブラケット12と共にダブルウイッシュボーン型サスペンションの二股ロアアーム14を取り付けるためのロアアームブラケット15と、図示しないフロントデフを支持するためのデフマウントブラケット16とがそれぞれ固着されている。
【0010】
また、フロントクロスメンバ11の左右端部における車両前方側には、車両後方に開口する断面略コ字状のスタビライザブラケット17と、スタビライザブラケット17の上方を覆ってスタビライザブラケット17の上端部に溶着された補機ブラケット18とがそれぞれ配置され、箱形に一体化されたスタビライザブラケット17及び補機ブラケット18のうち、各スタビライザブラケット17の後端縁がそれぞれフロントクロスメンバ11、ロアアームブラケット15及びデフマウントブラケット16に溶着されていると共に、各補機ブラケット18の後端縁がそれぞれフロントクロスメンバ11に溶着されており、各スタビライザブラケット17の前面19には、車幅方向に延びるスタビライザ20が取付け具21により取り付けられている一方、補機ブラケット18には図示しないラジエータ、オイルクーラ、ターボ付きエンジンの吸気用インタクーラ、あるいは、冷房用冷媒コンデンサ等の補機が取り付けられている。
【0011】
さらに、各サイドメンバ10の車幅方向外側へ張り出した後部には、上記ダブルウイッシュボーン型サスペンションの図示しない二股アッパーアームを取り付けるためのアッパーアームブラケット22が車両前後方向に間隔をおいてそれぞれ固着されていると共に、車幅方向外側へ延びるバンプストッパブラケット23の基端部が固着され、バンプストッパブラケット23の先端に設けられた受け板24と、二股ロアアーム14の上面に設置されたバンプゴム25とが略上下に配置されて、バンプストップ機構が形成されており、二股ロアアーム14の上方揺動に伴う受け板24及びバンプゴム25の衝突により二股ロアアーム14の上方変位が制約されることとなる。
【0012】
また、クロスメンバ13にはデフマウントブラケット26が固着されていて、フロントクロスメンバ11に固着された両デフマウントブラケット16とデフマウントブラケット26、及び、クロスメンバ13に固着された図示しないブラケットにより、フロントデフを支持するように構成されている。
【0013】
すなわち、サイドメンバ10の後部が部分的に車幅方向外側へ屈曲して張り出していて、車両の衝突時にはサイドメンバ10の上記屈曲部分が比較的容易に変形し、衝撃エネルギを効果的に吸収させることができるに止まらず、車幅方向外側へ張り出したサイドメンバ10の後部にバンプストッパブラケット23の基端部が固着されていて、バンプ時に二股ロアアーム14上面のバンプゴム25からバンプストッパブラケット23先端の受け板24にバンプ入力が作用する点と、サイドメンバ10に対するバンプストッパブラケット23の固着点との車幅方向オフセットBは前記従来装置と比較して大幅に小さく設定することができる。
【0014】
従って、バンプストッパブラケット23の剛性を確実に高めることが可能となるため、バンプストッパブラケット23を容易に小型化して、バンプストッパブラケット23の重量を大きく低減させることができると共に、バンプストッパブラケット23の製造コストを容易に軽減させることができる長所がある。
【0015】
なお、上記実施形態例では、サスペンションアームの上面にバンプゴムを設置し、このバンプゴムがバンプストッパブラケット側に衝突するようにして、ダンプストップ機構を形成させているが、逆に、バンプストッパブラケット側にバンプゴムを取付け、そのバンプゴムがサスペンションアーム側へ衝突するようにして、ダンプストップ機構を形成させてもよく、また、上記各実施形態例において、バンプストッパブラケットが固着されるサイドフレームの車幅方向外側への張り出し部分がサイドフレームの前部に形成されて、その張り出し部分に固着されたバンプストッパブラケットとサスペンションアームとの間にダンプストップ機構を形成させても、上記各実施形態例と同等の作用効果を奏することができるのはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】
本発明にかかるバンプストップ装置においては、サイドメンバにおける車幅方向外側への張り出し部分にバンプストッパブラケットの一端が固着されていて.バンプストップ機構からのバンプ入力がバンプストッパブラケットに作用する点と、サイドメンバに対するバンプストッパブラケットの固着点との車幅方向オフセットを比較的小さく設定することができので、バンプストッパブラケットの剛性を確実に高めて、バンプストッパブラケットを容易に小型化することが可能となり、従って、バンプストッパブラケットの重量及びコストを軽減させることができる大きな特色がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における斜視図。
【図2】上記実施形態例の要部概略平面図。
【図3】従来装置の要部概略平面図。
【符号の説明】
10 サイドメンバ
14 ロアアーム
23 バンプストッパブラケット
24 受け板
25 バンプゴム
Claims (1)
- 車両の左右でそれぞれ全体的に車両前後方向に延び部分的に車幅方向外側へ屈曲して張り出したサイドメンバと、上記サイドメンバに対し上下へ揺動自在に一端が取り付けられて車幅方向外側へ延びるサスペンションアームと、上記サイドメンバの上記張り出し部分に一端が固着されて車幅方向外側へ延びるバンプストッパブラケットと、上記サスペンションアーム及び上記バンプストッパブラケット間に設けられたバンプストップ機構とを有するバンプストップ装置。
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