JP4094479B2 - 焼き付き軽減装置及びこれを備えた画像表示装置 - Google Patents

焼き付き軽減装置及びこれを備えた画像表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、PDP(プラズマディスプレイパネル)や液晶表示装置などの表示手段に対し、入力画像に基づき画像変換処理ユニットを介して出力画像を表示する際の焼き付き軽減処理を行う焼き付き軽減装置及びこれを備えた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、例えば、空港等で各種インフォメーションの静止画像を一定間隔で表示する画像表示装置が挙げられる。このような装置では、例えば、5分以上にわたって同じ静止画像を表示し続けることにより、いわゆる焼き付きが生じる。そのため、画像表示装置に焼き付き軽減装置を備えることが行われる。
【0003】
従来の焼き付き軽減装置としては、画素データの間引きを行って画像を表示するもの(第1の装置と称し、例えば、特許文献1)、表示面の点灯セルと非点灯セルをそれぞれ反転させたり、画像のコントラストを変えたり、画像の輝度を変えるもの(第2の装置と称し、例えば、特許文献2)、画像表面の全体に高輝度の全白画像を一定時間表示するもの(第3の装置と称し、例えば、特許文献3)、疑似ホワイトノイズパターンを画像に重畳させて画像を出力するもの等がある(第4の装置と称し、例えば、特許文献4)。
【0004】
【特許文献1】
特開平08−314403号
【特許文献2】
特開平09−50253号
【特許文献3】
特許第2897704号
【特許文献4】
特開平11−3059号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の第1及び第2の装置は、原画像が間引かれる等の理由で、いずれも画質が悪化するという問題があり、第3の装置は、全く関連がない画像を表示することになり、画像表示装置を見ている人に違和感を与えるという問題がある。また、第4の装置は、ノイズパターンによってコントラストが低下し、画像に含まれている細かい文字等が認識できなくなる恐れがある。
【0006】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、画像内で複数に分割した各領域における比率を緩やかに可変することにより、画像を自然に表示しつつも焼き付きを軽減することができる焼き付き軽減装置及びこれを備えた画像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、入力画像に基づき画像変換処理ユニットを介して出力画像を表示手段に表示し、表示手段の焼き付きを軽減する処理を行う焼き付き軽減装置において、前記画像変換処理ユニットは、入力画像の解像度及び出力画像の解像度、分割画像領域数、入力画像に対する出力画像の拡大縮小率である比率を含むストレッチ情報を受け取って、前記両画像の領域を前記分割画像領域数に応じた画像領域に分割し、各分割画像領域の解像度及び比率を含む分割画像領域情報を出力するとともに、処理対象として各分割画像領域を順次に指定する分割画像領域指定部と、出力画像について、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、前記分割画像領域情報の比率に応じて次第に大きくまたは小さくまたは一定に調節した出力画素の配置間隔情報Mとして以下のアルゴリズムで算出する出力画素配置間隔算出部と、
入力画像と出力画像の比率のうち分割画像領域における最初の比率を開始比率Mnsとし、Keyを変数とし、Hnoを出力画像の解像度とし、Qを変数とし、分割画像領域の終端を判断する処理用のカウンタを変数Restとし、分割画像領域の高さ方向のカウンタを変数pとし、分割画像領域における開始比率Mnsと終了比率の中間の比率を中間比率Mniとし、Q=Hnoとした場合に、
M=Mns
Key=Q
Rest=Hno−1
dp=(Mni−Mns)×2
とする初期設定を行った後、
条件(Key−Q)>dpを満たした場合にのみ、
M=M+1(但し、Mns>Mniの場合はM=M−1)
dp=dp−1
Key=Key+dp−Rest
を求め、
前記条件を満たさない場合にのみ、
Key=Key+dp
を求め、
Rest=Rest−1
とした後に、Rest=0となるまで、前記条件の判断を繰り返し行う
前記出力画素の配置間隔情報Mに基づいて、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を、出力画素の配置位置情報として設定する出力画素配置位置情報設定部と、
前記出力画素の配置間隔情報Mと前記出力画素の配置位置情報とに基づいて、画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する基準入力画素位置更新制御部と、前記画素配置位置情報設定部から出力される出力画素の配置位置情報に基づいて、出力画素の配置位置を決定する画素配置位置決定部、及び、前記基準入力画素位置更新制御部により更新される基準入力画素位置更新制御情報に基づいて、出力画素の配置位置における画素値を決定する画素値決定部とを備えた補間処理部と、を備え、前記分割画像領域指定部によって指定される各分割画像領域について順次に補間処理を行い、さらに、予め設定された時間間隔を繰り返し計時するタイマ部と、前記ストレッチ情報が複数パターン格納されたストレッチ情報格納部と、前記時間間隔の経過ごとに、前記ストレッチ情報格納部に格納された所定パターンのストレッチ情報を読み出して、前記画像変換処理ユニットに出力するパラメータ設定部とを備え、前記タイマ部に設定された時間間隔が経過するごとに前記比率を緩やかに可変させることを特徴とするものである。
【0008】
(作用・効果)分割画像領域指定部は、ストレッチ情報に基づいて入力画像及び出力画像の領域を分割し、分割画像領域情報を出力するとともに、処理対象として各分割画像領域を順次に指定してゆく。その指定に応じて、出力画素配置間隔算出部は、出力画像について、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、分割画像領域情報の比率に応じて次第に大きくまたは小さくまたは一定に調節した出力画素の配置間隔情報Mとして以下のアルゴリズムで算出する。さらに、出力画素配置位置情報設定部は、出力画素の配置間隔情報Mに基づき、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を出力画素の配置位置情報として設定する。基準入力画素位置更新制御部は、出力画素の配置間隔情報Mと出力画素の配置位置情報とに基づいて、補間処理部が出力画素の画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する。このような処理を分割画像領域ごとに順次に処理することにより、各分割画像領域内で比率(拡大縮小率ともいう)をリニアに可変することができる。したがって、入力画像のアスペクト比を調整しつつも滑らかな画像に変換することができる。
上記アルゴリズムは、入力画像と出力画像の比率のうち分割画像領域における最初の比率を開始比率Mnsとし、Keyを変数とし、Hnoを出力画像の解像度とし、Qを変数とし、分割画像領域の終端を判断する処理用のカウンタを変数Restとし、分割画像領域の高さ方向のカウンタを変数pとし、分割画像領域における開始比率Mnsと終了比率の中間の比率を中間比率Mniとし、Q=Hnoとした場合に、
M=Mns
Key=Q
Rest=Hno−1
dp=(Mni−Mns)×2
とする初期設定を行った後、
条件(Key−Q)>dpを満たした場合にのみ、
M=M+1(但し、Mns>Mniの場合はM=M−1)
dp=dp−1
Key=Key+dp−Rest
を求め、
前記条件を満たさない場合にのみ、
Key=Key+dp
を求め、
Rest=Rest−1
とした後に、Rest=0となるまで、前記条件の判断を繰り返し行うものである。
【0009】
さらに、タイマ部で計時する時間間隔が経過するごとに、ストレッチ情報格納部に格納されている複数パターンのストレッチ情報のいずれかを読み出し、パラメータ設定部から上記の画像変換処理ユニットに出力する。これにより、予め設定されている時間間隔ごとに画像変換処理ユニットに出力されるストレッチ情報が異なるものに変えられてゆく。したがって、比率が緩やかに可変されるので、画像が自然に表示されながらも焼き付きを軽減することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置の焼き付き軽減装置において、前記比率が水平方向または/及び垂直方向にて可変されることを特徴とするものである。
【0011】
(作用・効果)比率を水平方向だけに可変したり、垂直方向だけに可変したりしてもよく、それらを組み合わせて水平方向及び垂直方向についても可変したりしてもよい。
【0012】
また、前記ストレッチ情報の分割画像領域数が4であり、各分割画像領域における比率が出力画像の外側に向かってリニアに減少する値であることが好ましい(請求項3)。
【0013】
また、前記時間間隔は、1〜5分の範囲であることが好ましい(請求項4)。焼き付き現象は表示手段の種類によって異なるので、その種類に応じて設定するのが好ましい。
【0014】
また、画像表示装置は、前記焼き付き軽減装置を備えていることが好ましい(請求項5)。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る焼き付き軽減装置を備えた画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、PDPとはプラズマディスプレイパネルをいう。
【0016】
本実施例に係る画像表示装置は、信号処理部1と、マイクロコンピュータ3(以下、マイコンと略す)と、画像変換処理ユニット5と、PDP駆動部7と、PDP9とを備えている。なお、信号処理部1と、マイコン3と、画像変換処理ユニット5とが本発明における焼き付き軽減装置に相当する。
【0017】
信号処理部1は、図示しないパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)等から第1のアスペクト比(例えば、4:3)の入力画像に関する入力信号a1を与えられる。また、それを画像変換処理ユニット5に対してビデオ信号a2として出力し、さらにマイコン3に対して同期信号a3を出力する。
【0018】
マイコン3は、オンスクリーンディスプレイ(OSD)等によってマイコン設定a4を与えられる。OSDは、この画像表示装置について表示等に係る設定を行うためにPDP9上にメニュー等を表示させ、その状態でユーザが種々の設定を可能なものである。
【0019】
このマイコン3は、タイマ部3Aと、パラメータ設定部3Bと、ストレッチ情報格納部3Cとを内蔵している。タイマ部3Aは、マイコン設定情報a4に基づいて予め設定された時間間隔T1(または時間期間)を繰り返し計時し、その時間が経過する度に割り込み信号INTを発生させ、この信号をパラメータ設定部3Bに対して与える。本実施例では、その時間間隔T1を例えば1分とする。この設定は、OSDによってユーザ自身が適宜に設定可能である。その設定範囲は、例えば、1〜5分程度である。
【0020】
パラメータ設定部3Bは、マイコン設定情報a4に基づいて、少なくとも入力画像の入力解像度及び出力画像の出力解像度、分割画像領域数、比率を含むストレッチ情報a5をストレッチ情報格納部3Cに格納する。これらのうち幾つかは、OSDによってユーザ自身が設定することが可能となっている。ストレッチ情報格納部3Cは、ストレッチ情報a5に基づいて複数パターンのストレッチ情報を格納する。複数パターンのストレッチ情報a5は、例えば、少なくとも比率がそれぞれ異なるものであり、パラメータ設定部3Bによって生成されてストレッチ情報格納部3Cに格納される。また、パラメータ設定部3Bは、タイマ部3Aからの割り込み信号INTを受けると、ストレッチ情報格納部3Cから異なるパターンのうちの一つのストレッチ情報a5を読み出して、画像変換処理ユニット5に出力する。
【0021】
本実施例におけるストレッチ情報a5は、入力画像の画像領域の分割数をnとした場合、入力画像の解像度(入力解像度)Hni、出力画像の解像度(出力解像度)Hno、入力画像と出力画像の比率(拡大縮小率ともいう)のうち分割画像領域における最初の比率に相当する開始比率Mns、中間の比率にあたる中間比率Mni、係数Aを含む。開始比率Mnsと中間比率Mniが分かれば、終了比率Mneが分からなくても演算によって求めることができるからである。したがって、ストレッチ情報の情報量を少なくしつつも同様の処理を行うことができる。但し、終了比率Mneをさらに含めたり、中間比率に代えて終了比率Mneを含めたりしてもよい。
【0022】
画像変換処理ユニット5は、画素配置位置情報算出部11と、補間処理部13とを備えている。画素配置位置情報算出部11は、マイクロコンピュータ3からストレッチ情報a5を受け取り、出力画素の配置位置情報Zを含む、補間処理部13が画素値を決定するために参照する情報などを出力する。
【0023】
画素配置位置情報算出部11は、分割画像領域指定部11Aと、出力画素配置間隔算出部11Bと、出力画素配置位置情報設定部11Cと、基準入力画素位置更新制御部11Dとを備えている。
【0024】
分割画像領域指定部11Aは、ストレッチ情報a5を受け取り、入力画像と出力画像の領域を分割画像領域数nに応じた画像領域に分割する。そして、各分割画像領域の解像度及び比率を含む分割画像領域情報b1を出力画素配置間隔算出部11Bに与える。また、処理対象として各分割画像領域を順次に指定してゆく。この分割画像領域情報b1は、上述したストレッチ情報a5のうち、対応する分割画像領域についての情報である。
【0025】
出力画素配置間隔算出部11Bは、順次に処理を行うにあたり、分割画像領域指定部11Aに対して次の分割画像領域情報を要求する。また、出力画像について、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、分割画像領域情報b1に含まれている比率に応じて次第に大きくまたは小さく調節した出力画素の配置間隔情報Mとして算出する。
【0026】
出力画素配置位置情報設定部11Cは、出力画素の配置間隔情報Mに基づいて、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を、出力画素の配置位置情報Zとして設定するとともに、この出力画素の配置位置情報Zを補間処理部13に対して出力する。
【0027】
基準入力画素位置更新制御部11Dは、出力画素の配置間隔情報Mと、出力画素の配置位置情報Zとに基づいて、補間処理部13が画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する。具体的には、基準入力画素の位置を更新する場合に、基準入力画素位置更新制御情報b2を補間処理部13に対して出力する。
【0028】
補間処理部13は、画素配置位置決定部13Aと、画素値決定部13Bとを備えている。画素配置位置決定部13Aは、出力画素の配置位置情報Zと、基準入力画素位置更新制御情報b2と、ビデオ信号a2とに基づいて出力画素の配置位置を決定する。画素値決定部13Bは、決定された出力画素の配置位置における画素値を決定する。このときの画素値を決める手法としては、直線補間や補間曲線に基づくもの等の種々の手法が例示される。好ましくは、特許3272309号のように、直線補間であって、出力画素の配置位置と入力画素の画素値の差分に応じて標準的な直線補間と、標準的な直線補間を部分的に平行移動させた補間とを切り換える。これにより、適切な補間処理が可能である。
【0029】
PDP駆動部7は、画像変換処理ユニット5から受け取った信号に基づいてPDP9を駆動する。これにより、第1のアスペクト比(例えば、4:3)の入力画像が第2のアスペクト比(例えば、16:9)の出力画像としてPDP9に表示されるようになっている。
【0030】
次に、図2を参照する。なお、図2は、入力画像の入力画素と出力画像の出力画素等との関係について示した模式図であり、(a)は入力画像を示し、(b)は出力画像を示し、(c)は比率を示す。
【0031】
ここでは、図2(a)に示すように、分割画像領域数n=1〜4(但し、整数)とし、画像の両端側に位置する分割画像領域1と分割画像領域4を同じ大きさとし、分割画像領域の中央側に位置する分割画像領域2と分割画像領域3を同じ大きさとする。つまり、入力画像のうち分割画像領域1の解像度をH1i、分割画像領域2の解像度をH2i、分割画像領域3の解像度をH3i、分割画像領域4の解像度をH4iとした場合、H1i=H4i、H2i=H3iとなる。
【0032】
また、図2(b)に示すように、出力画像についても同様で、出力画像のうち分割画像領域1の解像度をH1o、分割画像領域2の解像度をH2o、分割画像領域3の解像度をH3o、分割画像領域4の解像度をH4oとした場合、H1o=H4o、H2o=H3oとなる。
【0033】
また、比率については、例えば、図2(c)に示すように設定されているものとする。
すなわち、分割画像領域1については開始比率M1sから中間比率M1i(または終了比率M1e)まで直線的に大きくなってゆく。以下、分割画像領域2については開始比率M2sから中間比率M2i(または終了比率M2e)まで直線的に大きくなってゆき、分割画像領域3については分割画像領域2とは逆に開始比率M3sから中間比率M3i(または終了比率M3e)まで直線的に小さくなってゆき、分割画像領域4については開始比率M4sから中間比率M4i(または終了比率M4e)まで直線的に小さくなってゆく。換言すると、各分割画像領域における比率が出力画像の外側に向かってリニアに減少する値となっている。
【0034】
ここで、入力画素と出力画素の関係について図3を参照して説明する。なお、図3は、入力画素と出力画素の配置関係を示した模式図である。
【0035】
この例では、入力画素数を10とし、出力画素数を16とし、入力画素間をN=16等分している。また、開始比率Mns=8及び中間比率Mni=10とした場合を示しているが、入力画素の間隔が一定であるのに対して、出力画素はその間隔(出力画素の配置間隔情報)Mが直線的に8から12に次第に大きくなっている。
【0036】
なお、この例では、分割画像領域1における中間比率M1i(=分割画像領域4における中間比率M4i)はA×H1i/H1o、終了比率M1eは2×(M1i−M1s)で表すことができる。分割画像領域2における中間比率M2i(=分割画像領域3における中間比率M3i)はA×H2i/(Ho/2−H1o)で表すことができる。
【0037】
次に、図4を参照する。なお、図4は、一つのストレッチ情報による処理の流れを示したフローチャートである。ここでは、Q=Hnoとし、係数A=16とし、処理の都合上、変数Key、dP、Restを使用している。また、この処理は、分割画像領域指定部11Aから分割画像領域情報b1として1〜4(整数)を出力画素配置間隔算出部11Bが順次に受け取ってからの処理を表している。
【0038】
ステップS1
現在の開始比率Mnsを出力画素の配置間隔情報Mとして設定する。また、変数Keyに変数Q(=出力画像の解像度Hno)を設定し、変数Restに出力画像の解像度Hno−1を設定する。さらに、変数dPに(Mni−Mns)×2を設定する。つまり、変数dPは、その分割画像領域における終了比率Mneを表している。変数Restは、後述するステップから明らかなように、指定された分割画像領域の終端であるか否かを判断する処理用のカウンタとして使用するためのものである。
【0039】
ステップS2
配置間隔情報Mを変更するか否かを判断する。具体的には、(Key−Q)とdPの比較によって判断する。
【0040】
ステップS3
上記判断の結果、配置間隔情報Mを変更しないとなった場合には、変数Key=Key+dPとする。
【0041】
ステップS4
変数Rest=Rest−1とする。
【0042】
ステップS5
この時点における出力画素の配置間隔情報Mを出力する。
【0043】
ステップS6
変数Restが0であるか否かに応じて処理を分岐する。つまり、変数Rest=0の場合には分割画像領域の終端であるので、この領域における処理を終了し、次の分割画像領域に処理を移行する。一方、変数Restが0でない場合には、ステップS2に戻って同分割画像領域内における次の画素について処理を行う。
【0044】
なお、上記ステップS2における判断の結果、出力画素の配置間隔情報Mを変更するとなった場合には、ステップS2からステップS7に処理を移行する。
【0045】
ステップS7
ここでは、出力画素の配置間隔情報Mを1だけインクリメントし、変数dPをデクリメントする。さらに、変数Key=Key+dP−Restとする。そして、ステップS4に処理を移行する。この処理では、出力画素の配置間隔情報Mをインクリメントするとともに、高さ方向のカウンタとして機能する変数dPをデクリメントする。なお、傾きを判断して、負の傾きの場合には(Mns>Mni)、出力画素の配置間隔情報Mをデクリメントする。
【0046】
上記の処理により、出力画素配置間隔算出部11Bからは順次に出力画素の配置間隔情報Mが出力され、出力画素配置位置情報設定部11Cと基準入力画素位置更新制御部11Dに与えられる。なお、順次に求められる出力画素の配置間隔情報Mは、直線的に大きく(または小さく)なっている。なお、これを一定にしてもよい。
【0047】
出力画素配置位置情報設定部11Cは、順次に与えられる出力画素の配置間隔情報Mに応じて、出力画素配置位置情報Zを求めて出力する。また、基準入力画素位置更新制御部11Dは、出力画素配置位置情報Zと出力画素の配置間隔情報Mとに基づいて、参照する基準入力画素位置の更新を制御するための基準入力画素位置更新制御情報b2を出力する。
【0048】
ここで、出力画素配置位置情報Zについて具体例を示す。
例えば、入力画素G1〜G10に対して、図3に示すように、上記の処理により出力画素の配置間隔情報Mが順次決められたとする。出力画素配置位置情報設定部11Cは出力画素H1が入力画素G1と同じ位置であることから、その配置位置情報Z=0とする。また、出力画素H2については入力画素G1から入力画素G2側に出力画素H2の配置間隔情報M=8だけシフトした位置にあるので、その配置位置情報ZをZ=8とし、出力画素H3については入力画素G2と同じ位置であることから、その配置位置情報Z=0とする。さらに、出力画素H4については入力画素G2から入力画素G3側に出力画素H4の配置位置情報M=8だけシフトした位置であるので、その配置間隔情報ZをZ=8とする。このような手順で順次に出力画素の配置位置情報Zを求めてゆく。
【0049】
次に、基準入力画素位置更新制御情報b2について具体例を示す。
例えば、入力画素G1〜G10に対して、図3に示すように出力画素H1〜H16がそれぞれ出力画素配置位置Zで配置位置が決定されているとする。すると、出力画素H1は1番目の入力画素G1の画素値を基準として参照することで画素値が決められる。また、出力画素H2は1番目の入力画素G1を基準とし、さらに2番目の入力画素G2の画素値を参照することで画素値が決められ、出力画素H3は2番目の入力画素G2の画素値を基準として参照することで画素値が決められる。さらに、出力画素H4は2番目の入力画素G2を基準とし、3番目の入力画素G3の画素値を参照することで画素値が決められる。このとき、基準として参照する入力画素が変わった場合に基準入力画素位置更新制御情報b2を出力する。つまり、上記の例では、出力画素H3のときに基準が入力画素G1から入力画素G2に切り替わるので、基準入力画素位置更新制御情報b2が出力される。このようにして、順次に基準入力画素位置更新制御情報b2について求めてゆく。
【0050】
なお、上記の処理によって求められた、4つの分割画像領域ごとに出力画素の配置間隔情報Mと、配置位置情報Zと、基準入力画素位置更新制御情報b2等を一覧表にした例を図5〜図8の表に示す。
【0051】
画素配置位置決定部13Aは、上述したような配置位置情報Z及び基準入力画素位置更新制御情報b2を与えられ、これらに基づいて実際の出力画素の画素配置位置について決めてゆく。そして、画素値決定部13Bがその画素配置位置に応じて画素値を決定し、PDP駆動部7に対して第2のアスペクト比(例えば、16:9)の画像を出力する。
【0052】
上述したように、分割画像領域指定部11Aがストレッチ情報a5に基づいて入力画像及び出力画像の領域を分割し、分割画像領域情報b1を出力し、処理対象として各分割画像領域1〜4を順次に指定してゆく。出力画素配置間隔算出部11Bは、その指定に応じ、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、分割画像領域情報b1の比率に応じて次第に大きくまたは小さくまたは一定に調節した出力画素の配置間隔情報Mとして算出する。さらに、出力画素配置位置情報設定部11Cが出力画素の配置間隔情報Mに基づき、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を出力画素の配置位置情報Zとして設定する。基準入力画素位置更新制御部11Dは、出力画素の配置間隔情報Mと出力画素の配置位置情報Zとに基づき、補間処理部13が出力画素の画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する。このような処理を分割画像領域1〜4ごとに順次に処理することにより、各分割画像領域1〜4内で比率をリニアに可変でき、入力画像のアスペクト比を調整しつつも滑らかな画像に変換できる。
【0053】
なお、上述した図4の処理によって出力画素の配置間隔情報Mを求めるのに代えて、以下に説明するように演算で行うようにしてもよい。ここで図9を参照する。なお、図9の配置間隔情報を演算によって求める場合の例を示すグラフである。
【0054】
出力画素の配置位置をXniとし、求める配置間隔情報をMnyとすると、
Mny={(Mni−Mns)×2/Hno}×Xni+Mns
という数式で求めることができる。この数式によって配置間隔情報Mを求めるようにしてもよい。これにより各分割画像領域内においてより直線的に比率を変えることができる。なお、演算結果によっては、PDP9の物理的な画素位置に一致しない位置に出力画素が求められる場合もあるが、これについては補間処理部13によって調整すればよい。
【0055】
上記の処理は、ある一つのストレッチ情報a5が画像変換処理ユニット5に出力された場合の例であるが、本発明ではタイマ部3Aが1分(時間間隔T1)を計時した時点でストレッチ情報格納部3Bから異なるストレッチ情報a5を読み出して、異なるパターンのストレッチ情報を画像変換処理ユニット5に出力する。その場合、上述した処理がストレッチ情報ごとに行われる。
【0056】
次に、図10〜図12を参照して、ストレッチ情報が変えられてゆく処理について説明する。
【0057】
なお、図10は、ストレッチ情報の更新パターンの一例を示す表であり、図11は、異なる比率について示した出力画像の模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。また、図12は、入力画像と出力画像の関係を示す模式図であり、(a)は入力画像を示し、(b)は経過時間0の場合を、(c)は経過時間4の場合を、(d)は経過時間8の場合を示す。
【0058】
ここでは、各種パターンのストレッチ情報が例えば図10に示すように、9通り設定されているものとする。この場合、初期状態として経過時間0の欄で示されるストレッチ情報a5が読み出されるが、時間間隔T1が経過すると次の経過時間の欄で示されるストレッチ情報a5が読み出される。
【0059】
各ストレッチ情報は、時間的に前後に位置するストレッチ情報と、少なくとも各分割画像領域1〜4の出力解像度Hno、開始比率Mns、中間比率Mniのいずれかが異なるように設定されている。詳細には、入力解像度Hniについては不変とし、出力解像度Hnoと、開始比率Mnsと、中間比率Mniを変えるようにしてある。このうち、開始比率Mnsと中間比率Mniについては、時間的な前後において極端に変わらないように、徐々に変わるように設定してある。なお、ここでは経過時間0〜8までの9パターンのストレッチ情報を順に生成して格納し、さらにその逆の順序でストレッチ情報を生成してストレッチ情報格納部3Cに格納してあるものとする。そして、経過時間0〜17までのパターンのストレッチ情報a5を順に読み出すことにより、18パターンでストレッチ情報を画像変換処理ユニット5に出力するようになっている。
【0060】
経過時間0におけるストレッチ情報a5が読み出された場合、図11(a)の模式図に示すように、出力解像度Hno及び開始比率Mns並びに中間比率Mniが設定され、経過時間4におけるストレッチ情報a5が読み出された場合、図11(b)の模式図に示すように設定され、経過時間8におけるストレッチ情報a5が読み出された場合、図11(c)の模式図に示すように設定される。
【0061】
すなわち、出力画像の各分割画像領域2,3については徐々に拡げられてゆき、分割画像領域1,4については徐々に狭められてゆくとともに、開始比率Mns及び中間比率Mniが徐々に大きくされたり小さくされたりして、各ストレッチ情報の比率が緩やかに可変される。このときの入力画像と出力画像の関係は、図12(a)と図12(b)〜(d)のようになる。
【0062】
次に、上記とは異なるパターンのストレッチ情報について図13〜15を参照して説明する。なお、図13は、ストレッチ情報の更新パターンの他の例を示す表であり、図14は、異なる比率について示した出力画像の模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。また、図15は、入力画像と出力画像の関係を示す模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。
【0063】
この例では、各種パターンのストレッチ情報が図13に示すように、9通り設定されているものとする。この場合、各ストレッチ情報は、時間的前後にあるストレッチ情報と、少なくとも各分割画像領域1〜4の開始比率Mns、中間比率Mniのいずれかが異なるように設定されている。詳細には、出力解像度Hnoと、開始比率Mnsと、中間比率Mniに加えて入力解像度Hniを変えるようにしてある。なお、ここでは経過時間0〜8までの9パターンのストレッチ情報を順に生成して格納するとともに、その逆の順序でストレッチ情報を生成してストレッチ情報格納部3Cに格納してあるものとする。そして、経過時間0〜17までの18パターンのストレッチ情報a5を順に読み出すことにより、18通りのストレッチ情報を画像変換処理ユニット5に出力する。
【0064】
この例の場合、経過時間0におけるストレッチ情報a5が読み出されると、図14(a)の模式図に示すように、出力解像度Hno及び開始比率Mns並びに中間比率Mniが設定され、経過時間4におけるストレッチ情報a5が読み出された場合、図14(b)の模式図に示すように設定され、経過時間8におけるストレッチ情報a5が読み出された場合、図14(c)の模式図に示すように設定される。
【0065】
すなわち、出力画像の各分割画像領域2,3については徐々に狭められてゆき、分割画像領域1,4については各分割領域2,3と同じ領域となるように徐々に拡げられてゆくとともに、開始比率Mns及び中間比率Mniが徐々に大きくされたり小さくされたりして、各ストレッチ情報の比率が緩やかに可変される。このときの入力画像と出力画像の関係は、図15(a)〜(c)のようになる。
【0066】
上述したように本実施例によると、予め設定してある時間間隔T1が経過するごとに、ストレッチ情報格納部3Cに格納されているストレッチ情報a5を読み出し、パラメータ設定部3Bから画像変換処理ユニット5に出力する。これにより、予め設定されている時間間隔T1ごとに出力されるストレッチ情報a5が変えられてゆく。したがって、比率が緩やかに可変されるので、PDP9の画像が自然に表示されつつもPDP9の焼き付きを軽減することができる。
【0067】
なお、上述した焼き付き軽減の処理を模式的に示すと、図16に示すようになる。この図16は、比率を変えることによる焼き付き軽減の処理を模式的に示した図であり、(a)及び(b)は横方向の比率を変えた状態を示し、(c)及び(d)は縦方向の比率を変えた状態を示す。
【0068】
図16(a)は、分割画像領域2,3に相当するPDP9の中央部の画像の比率が大きく、分割画像領域1,4に相当するPDP9の両端部の画像の比率が小さくされている場合を示している。図16(b)は、その逆にされている場合を示している。これらは上述した説明とは比率や各分割画像領域の大きさに差異があるものの、水平方向の比率を変えつつ図16(a)と図16(b)の中間状態を経て順次に比率を変えて焼き付き軽減を行うのである。
【0069】
また、上述した例では、水平方向の比率だけを変えているが、図16(c)と図16(d)のように比率を垂直方向について変えるようにしてもよい。
【0070】
すなわち、図16(c)のようにPDP9の垂直方向における中央部の比率を大きく、両端部の比率を小さくした状態と、これとは逆に図16(d)のようにした状態との中間の状態を経て比率を変える処理も行うのである。換言すると、例えば、図16(a)から図16(d)のように水平方向と垂直方向の比率を順次に変えるようにする。当然のことながら、水平方向の比率だけを変えるようにしてもよく、垂直方向の比率だけを変えるようにしてもよい。
【0071】
ところで、上述した説明では、図17(a)に示すように画像の中心FcとPDP9の中心Dcとが一致した状態である。すると、画像の中心Fcにおいては、画像が不変となってその部分だけが焼き付く恐れがある。そこで、図17(b)に示すように画像の中心FcとPDP9の中心Dcとをずらした状態としてもよい。このようにするには、第1〜第4の分割画像領域の出力解像度Hnoを調節し、左右(あるいは上下)非対称となるようにすればよい。また、分割画像領域数nを奇数にしてもよい。
【0072】
また、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、以下のように変形実施が可能である。
【0073】
(1)上記の例では、入力画像と出力画像のアスペクト比が異なるものとして説明したが、本発明は入力画像と出力画像のアスペクト比が同一であっても適用可能である。
【0074】
(2)上記の実施例では、PDP9を備えた画像表示装置を例に採って説明したが、PDP9以外の液晶表示装置であっても適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、画像変換処理ユニットが、ストレッチ情報に基づいて入力画像及び出力画像の領域を分割し、分割画像領域情報を出力するとともに、処理対象として各分割画像領域を順次に指定してゆく。その指定に応じて、出力画像について、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、分割画像領域情報の比率に応じて次第に大きくまたは小さくまたは一定に調節した出力画素の配置間隔情報として、条件(Key−Q)>dpを満たした場合にのみ変更する。さらに、出力画素の配置間隔情報に基づき、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を出力画素の配置位置情報として設定する。出力画素の配置間隔情報と出力画素の配置位置情報とに基づいて、補間処理部が出力画素の画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する。このような処理を分割画像領域ごとに順次に処理することにより、各分割画像領域内で比率をリニアに可変できる。したがって、入力画像のアスペクト比を調整しつつも滑らかな画像に変換できる。
【0076】
さらに、予め設定してある時間間隔が経過するごとに、ストレッチ情報格納部に格納されているストレッチ情報を読み出し、パラメータ設定部から上記画像変換処理ユニットに出力する。これにより、予め設定されている時間間隔ごとに出力されるストレッチ情報が変えられてゆく。したがって、比率が緩やかに可変されるので、画像が自然に表示されつつも焼き付きを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る焼き付き軽減装置を備えた画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】入力画像の入力画素と出力画像の出力画素等との関係について示した模式図であり、(a)は入力画像を示し、(b)は出力画像を示し、(c)は比率を示す。
【図3】入力画素と出力画素の配置関係を示した模式図である。
【図4】一つのストレッチ情報による処理の流れを示したフローチャートである。
【図5】ストレッチ情報と配置位置情報等の例を第1の分割画像領域について示した表である。
【図6】ストレッチ情報と配置位置情報等の例を第2の分割画像領域について示した表である。
【図7】ストレッチ情報と配置位置情報等の例を第3の分割画像領域について示した表である。
【図8】ストレッチ情報と配置位置情報等の例を第4の分割画像領域について示した表である。
【図9】配置間隔情報を演算によって求める場合の例を示すグラフである。
【図10】ストレッチ情報の更新パターンの一例を示す表である。
【図11】異なる比率について示した出力画像の模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。
【図12】入力画像と出力画像の関係を示す模式図であり、(a)は入力画像を示し、(b)は経過時間0の場合を、(c)は経過時間4の場合を、(d)は経過時間8の場合を示す。
【図13】ストレッチ情報の更新パターンの他の例を示す表である。
【図14】異なる比率について示した出力画像の模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。
【図15】入力画像と出力画像の関係を示す模式図であり、(a)は経過時間0の場合を、(b)は経過時間4の場合を、(c)は経過時間8の場合を示す。
【図16】比率を変えることによる焼き付き軽減の処理を模式的に示した図であり、(a)及び(b)は水平方向の比率を変えた状態を示し、(c)及び(d)は垂直方向の比率を変えた状態を示す。
【図17】焼き付き軽減の処理の変形例を示す模式図であり、(a)は画像中心をPDP中心とした図であり、(b)は画像中心をPDP中心からずらした図である。
【符号の説明】
1 … 信号処理部
3 … マイコン
3A … タイマ部
3B … パラメータ設定部
3C … ストレッチ情報格納部
5 … 画像変換処理ユニット
11 … 画素配置位置情報算出部
13 … 補間処理部
11A … 分割画像領域指定部
11B … 出力画素配置間隔算出部
11C … 出力画素配置位置情報設定部
11D … 基準入力画素位置更新制御部
13A … 画素配置位置決定部
13B … 画素値決定部
M … 出力画素の配置間隔情報
Z … 出力画素の配置位置情報
T1 … 時間間隔
INT … 割り込み信号
a1 … 入力信号
a2 … ビデオ信号
a3 … 同期信号
a4 … マイコン設定
a5 … ストレッチ情報
b1 … 分割画像領域情報
b2 … 基準入力画素位置更新制御情報
Hni … 入力解像度
Hno … 出力解像度
Mns … 開始比率
Mni … 中間比率

Claims (5)

  1. 入力画像に基づき画像変換処理ユニットを介して出力画像を表示手段に表示し、表示手段の焼き付きを軽減する処理を行う焼き付き軽減装置において、
    前記画像変換処理ユニットは、
    入力画像の解像度及び出力画像の解像度、分割画像領域数、入力画像に対する出力画像の拡大縮小率である比率を含むストレッチ情報を受け取って、前記両画像の領域を前記分割画像領域数に応じた画像領域に分割し、各分割画像領域の解像度及び比率を含む分割画像領域情報を出力するとともに、処理対象として各分割画像領域を順次に指定する分割画像領域指定部と、
    出力画像について、隣接する出力画素の画素位置からの間隔を、前記分割画像領域情報の比率に応じて次第に大きくまたは小さくまたは一定に調節した出力画素の配置間隔情報Mとして以下のアルゴリズムで算出する出力画素配置間隔算出部と、
    入力画像と出力画像の比率のうち分割画像領域における最初の比率を開始比率Mnsとし、Keyを変数とし、Hnoを出力画像の解像度とし、Qを変数とし、分割画像領域の終端を判断する処理用のカウンタを変数Restとし、分割画像領域の高さ方向のカウンタを変数pとし、分割画像領域における開始比率Mnsと終了比率の中間の比率を中間比率Mniとし、Q=Hnoとした場合に、
    M=Mns
    Key=Q
    Rest=Hno−1
    dp=(Mni−Mns)×2
    とする初期設定を行った後、
    条件(Key−Q)>dpを満たした場合にのみ、
    M=M+1(但し、Mns>Mniの場合はM=M−1)
    dp=dp−1
    Key=Key+dp−Rest
    を求め、
    前記条件を満たさない場合にのみ、
    Key=Key+dp
    を求め、
    Rest=Rest−1
    とした後に、Rest=0となるまで、前記条件の判断を繰り返し行う
    前記出力画素の配置間隔情報Mに基づいて、入力画素の画素位置に対する出力画素の画素位置の間隔を、出力画素の配置位置情報として設定する出力画素配置位置情報設定部と、
    前記出力画素の配置間隔情報Mと前記出力画素の配置位置情報とに基づいて、画素値を決定するために参照する基準入力画素位置の更新を制御する基準入力画素位置更新制御部と、
    前記画素配置位置情報設定部から出力される出力画素の配置位置情報に基づいて、出力画素の配置位置を決定する画素配置位置決定部、及び、前記基準入力画素位置更新制御部により更新される基準入力画素位置更新制御情報に基づいて、出力画素の配置位置における画素値を決定する画素値決定部とを備えた補間処理部と、
    を備え、
    前記分割画像領域指定部によって指定される各分割画像領域について順次に補間処理を行い、
    さらに、予め設定された時間間隔を繰り返し計時するタイマ部と、
    前記ストレッチ情報が複数パターン格納されたストレッチ情報格納部と、
    前記時間間隔の経過ごとに、前記ストレッチ情報格納部に格納された所定パターンのストレッチ情報を読み出して、前記画像変換処理ユニットに出力するパラメータ設定部とを備え、
    前記タイマ部に設定された時間間隔が経過するごとに前記比率を緩やかに可変させることを特徴とする焼き付き軽減装置。
  2. 請求項1に記載の焼き付き軽減装置において、
    前記比率が水平方向または/及び垂直方向にて可変されることを特徴とする焼き付き軽減装置。
  3. 請求項1または2に記載の焼き付き軽減装置において、
    前記ストレッチ情報の分割画像領域数が4であり、各分割画像領域における比率が出力画像の外側に向かってリニアに減少する値であることを特徴とする焼き付き軽減装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の焼き付き軽減装置において、
    前記時間間隔は、1〜5分の範囲であることを特徴とする焼き付き軽減装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の焼き付き軽減装置を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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