JP5079017B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、特に、バックライトの輝度制御と画像の階調変換を行う表示装置に関する。
液晶表示装置など、バックライトを備えた表示装置では、入力画像に応じてバックライトの輝度制御を行うことにより、バックライトの消費電力を削減することができる。また、バックライトの輝度制御と共に、入力画像に対してバックライトの輝度低下分を補償する階調変換を行うことにより、輝度制御を行わないときと同様の画像を表示しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。
バックライトの輝度制御と画像の階調変換を行う方法には、以下のような方法がある。第1の方法として、入力画像のヒストグラムを作成し、入力画像に含まれる各画素の階調の中で小さい側から所定割合の位置(例えば、90%の位置)にある階調を求め、求めた階調より大きい階調をすべて最大階調に変換する方法がある。第2の方法として、入力画像のヒストグラムに基づきデータ分布などを解析し、解析結果に応じてγ曲線のγ値を切り替える(例えば、γ値を2.2から1.8に切り替える)方法がある。
また、特許文献1には、画像信号の1画面分の最大値を検出する手段と、検出した最大値で光透過率が一定になる光透過型表示手段と、検出した最大値に比例した光出力の得られる光源と備えた画像表示装置が記載されている。特許文献2には、最大忠実再現階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、最大忠実再現階調より大きい階調には階調の最大値を最終到達点としたロールオフ曲線を適用する画像調整方法が記載されている。特許文献3には、表示データから特性決定量を求め、特性決定量の前後で変化するゲインを適用して輝度変換を行う画像表示方法が記載されている。特許文献4には、表示すべき画像に応じて光源から光変調表示部に入る光の強度を制御する表示装置が記載されている。
しかしながら、上記従来の方法には、以下のような問題がある。図8は、上記第1の方法の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。図8において、CVMは階調の最大値を表し、CVthは入力画像に含まれる各画素の階調の中で小さい側から90%の位置にある階調を表す。この方法では、CVthより大きい階調はすべてCVMに変換されるので、CVthより大きい階調を表示したときの輝度は同じになる(図8のX1部分)。このため、第1の方法では、ある範囲の階調を同じ輝度で表示する「階調つぶれ」が発生する。
図9は、上記第2の方法の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。この方法では、階調つぶれは発生しないが、γ値を切り替えるために、小さい階調を表示したときの輝度が正しくなくなる(図9のX2部分)。このため、第2の方法では、ずれた階調を表示する「階調ずれ」が発生する。
特許文献1記載の方法では、入力画像に階調の最大値が1個でも含まれていると、バックライトの輝度を低くできない。このため、バックライトの消費電力を削減できる場合が限定される。
特許文献2記載の方法では、画質調整を行ったときの輝度低下率が制限されていないので、例えば黒い背景中の白い文字を表示したときに、文字の輝度が大幅に低下する。また、ロールオフ曲線の最終到達点が階調の最大値であるので、入力画像に含まれる最大階調が階調の最大値と異なる場合(例えば、階調の最大値が255で、入力画像に含まれる最大階調が128である場合)でも、消費電力を削減できない。さらに、バックライトの消費電力削減を優先するために、表示画像の画質が大きく劣化することがある。
特許文献3には、特性決定量の前後でゲインを直線的に変化させる方法の詳細は記載されているが、ゲインを曲線的に変化させる方法の詳細は記載されていない。文献の記載に従って、特性決定量の前後でゲインを直線的に変化させると、特性決定量の前後で階調の連続性が損なわれる。また、特許文献3記載の方法でも、黒い背景中の白い文字の輝度が低下する問題を解決できない。
それ故に、本発明は、画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減する表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、バックライトの輝度制御と画像の階調変換を行う表示装置であって、
複数の画素回路を含む表示パネルと、
前記表示パネルを駆動する駆動回路と、
前記表示パネルの背面に光を照射するバックライトと、
入力画像に対して、境界階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、前記境界階調より大きい階調には階調が大きいときほど小さくなるゲインを適用する階調変換を行い、変換後の画像を前記駆動回路に対して出力する階調変換部と、
前記入力画像を解析し、前記階調変換部の特性と前記バックライトの輝度を決定する画像解析部とを備え、
前記画像解析部は、前記入力画像に基づき前記境界階調と前記入力画像に含まれる最大階調とを求め、求めた2個の階調に基づき、前記バックライトの輝度を低くする輝度制御を行ったときの前記最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように前記階調変換部の特性を決定し、前記境界階調より小さい階調について、前記バックライトの輝度制御と前記階調変換部による階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように前記バックライトの輝度を決定することを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記画像解析部は、前記最大階調と前記境界階調の差に基づき、前記輝度低下率が前記制限値以下になるように、前記階調変換部の特性を定めるパラメータを決定することを特徴とする。
本発明の第3の局面は、本発明の第2の局面において、
前記パラメータが、前記最大階調と前記境界階調の差に対する、前記階調変換部の特性を特徴づける階調と前記境界階調の差の割合であることを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第3の局面において、
前記境界階調をCVth、前記最大階調をCVmax、前記パラメータをLGs、前記階調変換部の出力階調の最大値をCVMとし、{CVth+LGs(CVmax−CVth)}をCVa、(CVM/CVa)×CVthをCVbとしたとき、
前記階調変換部は、前記境界階調より小さい階調にはゲインが(CVM/CVa)の階調変換を行い、前記境界階調より大きい階調には、特性が点(CVth,CVb)を始点とし、点(CVa,CVM)を制御点とし、点(CVmax,CVM)を終点としたスプライン曲線となる階調変換を行うことを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第2の局面において、
前記画像解析部は、前記最大階調と前記境界階調の差に対応づけて、前記輝度低下率が前記制限値以下になるように定めた前記パラメータを予め記憶していることを特徴とする。
本発明の第6の局面は、本発明の第1の局面において、
前記階調変換部は、前記境界階調より大きい階調には、特性がスプライン曲線となる階調変換を行うことを特徴とする。
本発明の第の局面は、本発明の第1の局面において、
前記画像解析部は、前記入力画像に含まれる各画素の階調の中で小さい側または大きい側から所定割合の位置にある階調を前記境界階調として決定することを特徴とする。
本発明の第の局面は、表示パネルと前記表示パネルの駆動回路とバックライトとを有する表示装置を用いた表示方法であって、
入力画像に対して、境界階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、前記境界階調より大きい階調には階調が大きいときほど小さくなるゲインを適用する階調変換を行うステップと、
前記駆動回路を用いて、変換後の画像に基づき前記表示パネルを駆動するステップと、
前記バックライトを用いて、前記表示パネルの背面に光を照射するステップと、
前記入力画像を解析し、階調変換特性と前記バックライトの輝度を決定するステップとを備え、
前記階調変換特性と前記バックライトの輝度を決定するステップは、前記入力画像に基づき前記境界階調と前記入力画像に含まれる最大階調とを求め、求めた2個の階調に基づき、前記バックライトの輝度を低くする輝度制御を行ったときの前記最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように前記階調変換特性を決定し、前記境界階調より小さい階調について、前記バックライトの輝度制御と前記階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように前記バックライトの輝度を決定することを特徴とする。
本発明の第1または第の局面によれば、入力画像を解析し、解析結果に基づきバックライトの輝度制御を行うことにより、入力画像の特性に応じてバックライトの消費電力を削減することができる。また、バックライトの輝度を低くする輝度制御を行ったときの最大階調の輝度低下率を制限することにより、最大階調やこれに近い階調の輝度を大幅に低下させることなく表示することができる。また、境界階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、境界階調より大きい階調には単調に減少するゲインを適用することにより、階調つぶれを抑制し、階調ずれを抑制することができる。このように画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。また、バックライトの輝度を好適に制御することにより、境界階調より小さい階調については輝度制御と階調変換を行わないときと同じ輝度で表示し、輝度制御と階調変換を行わないときと同様の画像を表示することができる。また、階調の最大値ではなく、入力画像に含まれる最大階調に基づきバックライトの輝度を決定することにより、バックライトの消費電力をより効果的に削減することができる。
本発明の第2の局面によれば、最大階調と境界階調の差に基づき、最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように階調変換部の特性を定めるパラメータを決定することにより、画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。
本発明の第3の局面によれば、最大階調と境界階調の差に基づき、最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように最大階調と境界階調の差に対する、階調変換部の特性を特徴づける階調と境界階調の差の割合を決定し、決定した割合を用いて階調変換部の特性を決定することにより、画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。
本発明の第4の局面によれば、境界階調より大きい階調には特性がスプライン曲線となる階調変換を行うことにより、境界階調より大きい部分の階調変換特性は連続的かつ滑らかに変化する。また、このスプライン曲線は、境界階調において、境界階調より小さい部分の階調変換特性に接するので、階調変換特性は境界階調の前後で連続的かつ滑らかに変化する。したがって、階調変換部の出力階調や表示輝度が不連続になることを抑制し、画質劣化を抑制することができる。
本発明の第5の局面によれば、最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように定めたパラメータを予め記憶しておくことにより、最大階調の輝度低下率が制限値以下になるパラメータを容易に求めることができる。
本発明の第6の局面によれば、境界階調より大きい階調には特性がスプライン曲線となる階調変換を行うことにより、境界階調より大きい部分の階調変換特性は連続的かつ滑らかに変化する。したがって、境界階調より大きい階調について階調変換部の出力階調や表示輝度が不連続になることを抑制し、画質劣化を抑制することができる。
本発明の第の局面によれば、上記割合に基づき境界階調を決定することにより、入力画像に含まれる所定割合の画素を一定のゲインを適用する階調変換を行って表示することができる。また、バックライトの輝度を好適に制御すれば、入力画像に含まれる所定割合の画素を輝度制御と階調変換を行わないときと同じ輝度で表示することができる。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す液晶表示装置の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の画像解析部の処理を示すフローチャートである。 図1に示す液晶表示装置で作成されるヒストグラムの例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の変換テーブルの例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置のリニアゲインシフト係数を求める処理のフローチャートである。 図1に示す液晶表示装置の入力画像の例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の入力画像の他の例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の入力画像の他の例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の入力画像の他の例を示す図である。 従来の第1の方法の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。 従来の第2の方法の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置
10…液晶パネル
11…走査信号線駆動回路
12…映像信号線駆動回路
20…表示制御回路
21…タイミング制御部
22…画像解析部
23…階調変換部
24…PWM信号生成部
30…バックライト
31…バックライト電源回路
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示す液晶表示装置1は、液晶パネル10、走査信号線駆動回路11、映像信号線駆動回路12、表示制御回路20、バックライト30、および、バックライト電源回路31を備えている。表示制御回路20は、タイミング制御部21、画像解析部22、階調変換部23、および、PWM(Pulse Width Modulation)信号生成部24を含んでいる。
液晶表示装置1には外部から、液晶パネル10に表示すべき画像(以下、入力画像という)を表す映像信号V1と、映像信号V1の入力タイミングを示すタイミング制御信号C1とが入力される。液晶表示装置1は、入力画像を解析し、解析結果に応じた階調変換を行った画像を液晶パネル10に表示すると共に、解析結果に応じてバックライト30の輝度を制御する。以下、入力画像は、3個の色成分(R成分、G成分およびB成分)を含むものとする。
液晶パネル10は、m本の走査信号線G1〜Gm、n本の映像信号線S1〜Sn、および、(m×n)個の画素回路Pを含んでいる(ただし、mとnは2以上の整数)。走査信号線G1〜Gmは互いに平行に配置され、映像信号線S1〜Snは走査信号線G1〜Gmと直交するように互いに平行に配置される。(m×n)個の画素回路Pは、走査信号線G1〜Gmと映像信号線S1〜Snの各交点に対応して2次元状に配置される。走査信号線G1〜Gmは、同じ行に配置された画素回路Pに共通して接続される。映像信号線S1〜Snは、同じ列に配置された画素回路Pに共通して接続される。
液晶表示装置1に入力されるタイミング制御信号C1には、水平同期信号HSYNCや垂直同期信号VSYNCなどが含まれる。タイミング制御部21は、タイミング制御信号C1に基づき、走査信号線駆動回路11に対するタイミング制御信号C2と、映像信号線駆動回路12に対するタイミング制御信号C3とを出力する。画像解析部22は、入力画像を解析し、解析結果に基づき階調変換部23の特性とバックライト30の輝度を決定する(詳細は後述)。階調変換部23は、映像信号V1に対して画像解析部22で決定された特性を有する階調変換を行い、変換後の映像信号V2を映像信号線駆動回路12に対して出力する。PWM信号生成部24は、画像解析部22で決定された輝度に応じた幅を有するPWM信号C4を出力する。
走査信号線駆動回路11と映像信号線駆動回路12は、液晶パネル10の駆動回路である。走査信号線駆動回路11は、タイミング制御信号C2に従い、走査信号線G1〜Gmを順に選択する。映像信号線駆動回路12は、タイミング制御信号C3に従い、映像信号V2に応じた電圧を映像信号線S1〜Snに印加する。これにより、選択された走査信号線に接続された画素回路Pに対して、映像信号V2に応じた電圧を映像信号線を経由して書き込むことができる。液晶パネル10の画素の透過率は、画素回路Pに書き込まれた電圧によって定まる。したがって、走査信号線駆動回路11と映像信号線駆動回路12を用いて、映像信号V2に基づく画像を液晶パネル10に表示することができる。
バックライト30は、複数の光源(図示せず)を含み、液晶パネル10の背面に光(バックライト光)を照射する。バックライト電源回路31は、PWM信号C4が所定のレベル(例えば、ハイレベル)である間だけ、バックライト30に電源電圧を供給する。したがって、PWM信号生成部24とバックライト電源回路31を用いて、バックライト30の輝度を画像解析部22で決定した輝度に一致させることができる。
図2は、液晶表示装置1の階調変換特性と表示輝度特性を示す図である。図2において、原点をO、横軸をx軸、縦軸をy軸という。階調変換部23に入出力される階調の最小値は0、最大値はCVMである。例えば8ビットの映像信号の場合には、階調の最大値CVMは255になる。階調変換特性は、階調変換部23の入力階調と出力階調の関係を表し、図2では線分OP1と曲線P1P2で与えられる。表示輝度特性は、階調変換部23の入力階調と液晶パネル10の輝度(最大輝度を100%としたときの相対輝度)との関係を表し、図2では曲線OQ1と曲線Q1Q2で与えられる。
図2に示すCVM以外の3つの値(最大階調CVmax、境界階調CVthおよびリニアゲインシフト係数LGs)は、画像解析部22で求められる。なお、最大階調CVmaxは一般には階調の最大値CVMとは異なり、0≦CVth≦CVmax≦CVMが成り立つ。リニアゲインシフト係数LGsは、0以上1以下の値を取る。図2には、参考のために、階調変換部23がゲイン1の階調変換を行うときの階調変換特性(線分OP4)と表示輝度特性(曲線OQ1と曲線Q1P4:γ値が2.2のγ曲線)が記載されている。
図2に示す階調変換特性は、最大階調CVmax、境界階調CVthおよびリニアゲインシフト係数LGsによって定まる。階調変換特性は、これら3つの値に基づき、以下の方法で決定される。まず、次式(1)を用いて、境界階調CVthより最大階調と境界階調の差のLGs倍だけ大きい階調CVaを求める。
CVa=CVth+LGs(CVmax−CVth) …(1)
次に、原点Oと点P3(CVa,CVM)を結ぶ線分と直線x=CVthの交点をP1とする。線分OP1は次式(2)で表され、点P1のy座標CVbは次式(3)で与えられる。
y=(CVM/CVa)×x (ただし、0≦x≦CVth) …(2)
CVb=(CVM/CVa)×CVth …(3)
曲線P1P2は、点P1(CVth,CVb)を始点とし、点P3(CVa,CVM)を制御点とし、点P2(CVmax,CVM)を終点とした2次のスプライン曲線である。曲線P1P2上の点(x,y)は、媒介変数t(0≦t≦1)を用いて、次式(4)と(5)で表される。
x=(1−t)2×P1x+2(1−t)t×P3x+t2×P2x …(4)
y=(1−t)2×P1y+2(1−t)t×P3y+t2×P2y …(5)
ただし、式(4)(5)において、Pix(i=1〜3)は点Piのx座標、Piyは点Piのy座標である。
曲線P1P2は、入力階調が大きいときほど、線分P1P3およびその延長から離れる。このため、境界階調CVthより大きい階調には、階調が大きいときほど小さくなるゲインが適用される。また、曲線P1P2は点P1で線分P1P3に接するので、出力階調は境界階調CVthの前後で連続的かつ滑らかに変化する。また、曲線P1P2は点P2で線分P2P3に接するので、出力階調の変化量は最大階調CVmaxの近傍ではほぼ0になる。
このように階調変換部23は、入力画像に対して、境界階調CVthより小さい階調には一定のゲイン(CVM/CVa)を適用した階調変換を行い、境界階調CVthより大きい階調には階調が大きいときほど小さくなるゲインを適用した階調変換(特性がスプライン曲線P1P2となる階調変換)を行う。
図3は、画像解析部22の処理を示すフローチャートである。画像解析部22は、入力画像ごとに図3に示す処理を行う。図3に示すように、画像解析部22は、まず、入力画像の色成分ごとにヒストグラムを作成する(ステップS1)。図4は、ステップS1で作成されるヒストグラムの例を示す図である。例えば入力画像が3個の色成分を含むときには、図4のようなヒストグラムが3個作成される。
次に、画像解析部22は、作成したヒストグラムを用いて、各色成分について最大階調と境界階調を求める(ステップS2)。ここで、最大階調とは1つの色成分に含まれる最大の階調をいい、境界階調とは1つの色成分に含まれる各画素の階調の中で小さい側から(100×R)%の位置にある階調をいう。ただし、割合R(0≦R≦1)は、表示画像の画質評価結果などに基づき予め決定されている。例えば図4において斜線部が全体の80%を占め、割合Rが0.8のときには、境界階調は160となる。なお、図4では最大階調は240である。
次に、画像解析部22は、R成分の最大階調、G成分の最大階調およびB成分の最大階調の最大値(以下、最大階調CVmaxという)と、R成分の境界階調、G成分の境界階調およびB成分の境界階調の最大値(以下、境界階調CVthという)を求め、両者の差D(=CVmax−CVth)を求める(ステップS3)。
次に、画像解析部22は、差Dに応じたリニアゲインシフト係数LGsを求める(ステップS4)。画像解析部22は、リニアゲインシフト係数LGsを求めるために、差Dに対応づけてリニアゲインシフト係数LGsを記憶した変換テーブルを内蔵している。図5は、変換テーブルの例を示す図である。画像解析部22は、図5のような変換テーブルを用いて、差Dに応じたリニアゲインシフト係数LGsを求める。変換テーブルに記憶されるリニアゲインシフト係数LGsは、バックライト30の輝度制御を行ったときの最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下になるように決定されている(詳細は後述)。
次に、画像解析部22は、最大階調CVmax、境界階調CVthおよびリニアゲインシフト係数LGsに基づき、上述した方法で、入力階調に対応した出力階調を求める(ステップS5)。
次に、画像解析部22は、最大階調CVmax、境界階調CVthおよびリニアゲインシフト係数LGsに基づき、バックライト30の輝度を決定する(ステップS6)。ステップS6では、バックライト30の輝度は、境界階調CVthより小さい階調について、バックライト30の輝度制御と階調変換部23による階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように決定される。例えば表示輝度特性がγ値=kのγ曲線となるときには、バックライト30の輝度は最大輝度の(CVa/CVM)k 倍に決定される。
次に、画像解析部22は、ステップS5で決定した階調変換特性を階調変換部23に対して出力し、ステップS6で決定した輝度をPWM信号生成部24に対して出力する(ステップS7)。階調変換部23は、階調変換特性を記憶するために、入力階調に対応する出力階調を記憶するためのテーブル(図示せず)を含んでいる。ステップS5で決定された階調変換特性は、このテーブルに記憶される。ステップS6で決定された輝度は、PWM信号生成部24でPWM信号C4に変換される。
このように画像解析部22は、入力画像に基づき境界階調CVthと最大階調CVmaxを求め、求めた2個の階調に基づき、バックライト30の輝度制御を行ったときの最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下になるように、階調変換部23の特性を決定する。これに加えて、画像解析部22は、境界階調CVthより小さい階調について、バックライト30の輝度制御と階調変換部23による階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように、バックライト30の輝度を決定する。
以下、最大階調CVmaxと境界階調CVthの差Dに応じたリニアゲインシフト係数LGsを求める方法を説明する。図6は、リニアゲインシフト係数LGsを求める処理を示すフローチャートである。図6に示す処理は液晶表示装置1を設計するときに行われ、この処理で求めたリニアゲインシフト係数LGsは画像解析部22の変換テーブル(図5)に記憶される。
図6に示す処理では、まず、階調の分割数Nを決定する(ステップS11)。例えば図5に示す例では、階調の分割数Nは16に決定されている。この場合、256個の階調は16個のクラスに分割され、各クラスに対応した階調(例えば、クラス内の最小階調、最大階調、中央の階調)が全部で16個決定される。次に、バックライトの輝度の下限値を決定する(ステップS12)。バックライトの輝度の下限値は、例えば最大輝度の10%に決定される。
次に、ステップS13〜S21において、最大階調CVmaxと境界階調CVthとリニアゲインシフト係数LGsの値の組合せについて、最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下か否かを判定する。より詳細には、まず、各クラスに対応したN個の階調の中から、CVth≦CVmaxを満たすように最大階調CVmaxと境界階調CVthを選択し、0以上10以下の整数の中から1個の整数を選択し、その0.1倍をリニアゲインシフト係数LGsとする(ステップS13)。次に、図3に示すステップS6と同様に、最大階調CVmaxと境界階調CVthとリニアゲインシフト係数LGsに基づき、バックライトの輝度を決定する(ステップS14)。
次に、輝度制御と階調変換を行って最大階調CVmaxを表示したときの輝度Aを求め(ステップS15)、輝度制御と階調変換を行わずに最大階調CVmaxを表示したときの輝度Bを求める(ステップS16)。ただし、ステップS15で輝度Aを求めるときには、バックライトの輝度はステップS12で決定された下限値以上であるとする。次に、求めた2個の輝度A、Bに基づき、次式(6)に従い、最大階調CVmaxを表示したときの輝度低下率Cを求める(ステップS17)。
C=(B−A)×100/B …(6)
次に、輝度低下率Cが予め定めた制限値以下であるか否かを判断し(ステップS18)、輝度低下率Cが制限値以下である場合は判定結果を1とし(ステップS19)、輝度低下率Cが制限値を超える場合は判定結果を0とする(ステップS20)。ステップS18で用いられる制限値は、表示画像の画質評価結果などに基づき、例えば40%に決定される。次に、最大階調CVmaxと境界階調CVthとリニアゲインシフト係数LGsの値のすべての組合せを処理したか否かを判断し(ステップS21)、未処理の組が残っている場合にはステップS13へ進み、すべて処理ずみの場合にはステップS22へ進む。
後者の場合、各クラスに対応したN個の階調の中から、最大階調CVmaxと境界階調CVthの差Dを選択する(ステップS22)。次に、各クラスに対応したN個の階調の中から、D=CVmax−CVthを満たすように最大階調CVmaxと境界階調CVthを選択したときに、いずれの値の組合せについても判定結果が1となるLGsの最小値を、差Dに対応したリニアゲインシフト係数LGsとして選択する(ステップS23)。次に、すべての差Dについて処理したか否かを判断し(ステップS24)、未処理の差が残っている場合にはステップS22へ進み、すべて処理ずみの場合には処理を終了する。
以上の処理(図6に示す処理)を行うことにより、画像解析部22の変換テーブル(図5)を得ることができる。なお、図6に示す処理によって、差Dが小さい場合のリニアゲインシフト係数LGsを求めると、LGs=0になることがあるが、この値をそのまま使用すると階調つぶれが発生する。そこで、階調つぶれの抑制を優先する場合には、求めた値0を例えば0.1や0.2などに補正してもよい。逆に消費電力の削減を優先する場合には、求めた値0をそのまま使用してもよい。
図6に示す処理によれば、最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下(例えば、40%以下)になるように、リニアゲインシフト係数LGsを決定することができる。なお、図6に示す処理では、階調の分割数Nやリニアゲインシフト係数LGsの刻み幅や最大階調の輝度低下率の制限値は任意に決定してよい。例えば、階調の分割数Nを大きくし、さらにリニアゲインシフト係数LGsの刻み幅を小さくすれば、様々な最大階調CVmaxと境界階調CVthを有する画像について、最大階調CVmaxの輝度低下率がより制限値に近くなるように階調変換特性とバックライトの輝度を決定し、バックライトの消費電力をより効果的に削減することができる。
図7A〜図7Dは、液晶表示装置1の入力画像の例を示す図である。ここでは、階調の最大値CVMは255である。図7Aに示す画像は、黒色領域(階調は0)と灰色領域(階調は168)からなる背景の中に3個の白い文字(階調は左から順に255、243、230)を含んでいる。図7Bに示す画像は、図7Aと同じ背景中に1個の白い文字(階調は230)を含んでいる。図7Cに示す画像は、黒い背景(階調は0)の中に1個の白い文字(階調は255)を含んでいる。図7Dに示す画像は、左端が黒く(階調は0)、右端が白い(階調は255)グラデーション画像である。なお、図7A〜図7Cに示す画像では、画像全体の中で白い文字が占める割合は10%未満である。
従来の方法を用いて図7A〜図7Dに示す画像を表示すると、以下のような問題が発生する。上記従来の第1の方法(図8)を用いて図7Aに示す画像を表示した場合、3個の文字はすべて灰色領域と同じ輝度で表示され、文字の上半分と灰色領域を区別できなくなる。図7Bに示す画像を表示した場合も、文字の上半分と灰色領域を区別できなくなる。図7Cに示す画像を表示した場合には、文字は黒い背景と同じ輝度で表示され、全く見えなくなる。図7Dに示す画像を表示した場合には、画像の右端から所定の範囲(例えば、CVthを小さい側から90%の位置にある階調としたときには10%の範囲)は最大輝度で白く表示される。従来の第1の方法では、バックライトの消費電力を大幅に削減できるが、ある範囲の階調を同じ輝度で表示する、いわゆる階調つぶれが発生するために、黒い背景中の白い文字などが見えなくなる。
上記従来の第2の方法(図9)を用いて図7A〜図7Dに示す画像を表示すると、ほぼすべての階調で元のγ曲線からずれが生じるので、文字を所望の輝度で表示できなくなる。特許文献1記載の方法を用いて図7A、図7Cおよび図7Dに示す画像を表示した場合には、画像中に階調の最大値255が含まれるので、バックライトの輝度を全く低くすることができない。特許文献2および3記載の方法を用いて図7A〜図7Cに示す画像を表示した場合には、白い文字の輝度が大幅に低下する。
これに対して、本実施形態に係る液晶表示装置1において最大階調の輝度低下率の制限値を40%として図7A〜図7Dに示す画像を表示すると、以下の結果が得られる。バックライト30の輝度は、図7Aに示す画像では約21%、図7Bに示す画像では約42%、図7Cに示す画像では約40%、図7Dに示す画像では約31%削減される。図7A〜図7Cに示す画像を表示した場合には、文字は背景とは異なる輝度で表示されるので、背景と区別でき、さらに図7Aの場合には、白い文字X、YおよびZをそれぞれ異なる輝度で表示することができる。このとき文字の輝度は低下するが、最大階調の輝度低下率が制限されているので、文字の輝度が制限以上に低下することはない。図7Dに示す画像を表示した場合には、画像の右端から所定の範囲(例えば、境界階調CVthを小さい側から80%の位置にある階調としたときには20%の範囲)では輝度の分布状況が変化するが、その範囲でも階調つぶれは発生しない。また、図7A〜図7Dに示す画像を表示した場合、表示輝度のγ曲線からのずれはわずかである。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置1によれば、入力画像を解析し、解析結果に基づきバックライト30の輝度制御を行うことにより、入力画像の特性に応じてバックライト30の消費電力を削減することができる。また、バックライト30の輝度制御を行ったときの最大階調CVmaxの輝度低下率を制限することにより、最大階調CVmaxやこれに近い階調の輝度を大幅に低下させることなく表示することができる。また、境界階調CVthより小さい階調には一定のゲインを適用し、境界階調CVthより大きい階調には単調に減少するゲインを適用することにより、階調つぶれを抑制し、階調ずれを抑制することができる。このように画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。
また、階調変換部23は、境界階調CVthより大きい階調には特性がスプライン曲線となる階調変換を行う。このため、境界階調CVthより大きい部分の階調変換特性は連続的かつ滑らかに変化する。また、このスプライン曲線は、境界階調CVthにおいて、境界階調CVthより小さい部分の階調変換特性に接するので、階調変換特性は境界階調CVthの前後で連続的かつ滑らかに変化する。したがって、階調変換部23の出力階調や表示輝度が不連続になることを抑制し、画質劣化を抑制することができる。
また、画像解析部22は、最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下になるように定めたリニアゲインシフト係数LGsを変換テーブルに予め記憶している。これにより、画像が入力されるたびに煩雑な画像解析演算を行う必要がなくなり、最大階調CVmaxの輝度低下率が制限値以下になるリニアゲインシフト係数LGsを容易に求めることができる。
また、画像解析部22は、境界階調CVthより小さい階調について、バックライト30の輝度制御と階調変換部23による階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように、バックライト30の輝度を決定する。これにより、境界階調CVthより小さい階調については輝度制御と階調変換を行わないときと同じ輝度で表示し、輝度制御と階調変換を行わないときと同様の画像を表示することができる。また、階調の最大値CVMではなく、入力画像に含まれる最大階調CVmaxに基づきバックライト30の輝度を決定することにより、バックライト30の消費電力をより効果的に削減することができる。
また、画像解析部22は、入力画像に含まれる各画素の階調の中で小さい側から所定割合の位置にある階調を境界階調CVthとして決定する。これにより、入力画像に含まれる所定割合の画素を一定のゲインを適用する階調変換を行って表示することができる。また、バックライト30の輝度を好適に制御すれば、入力画像に含まれる所定割合の画素を輝度制御と階調変換を行わないときと同じ輝度で表示することができる。
なお、本実施形態に係る液晶表示装置1については、各種の変形例を構成することができる。例えば、画像解析部22は、入力画像に含まれる各画素の階調の中で大きい側から所定割合の位置にある階調を境界階調CVthとして決定してもよい。あるいは、画像解析部22は、最大階調CVmaxに基づき境界階調CVthを決定してもよい。また、最大階調CVmax、境界階調CVthおよびリニアゲインシフト係数LGsに基づき、入力階調に対応する出力階調を求める処理(図3のステップS5)を画像解析部22ではなく、階調変換部23が行ってもよい。また、上記の方法で、液晶表示装置以外の表示装置を構成することができる。これら変形例に係る表示装置(液晶表示装置を含む)によっても、画質劣化を抑制しながら、バックライトの消費電力を削減することができる。
本発明の表示装置は、画質劣化を抑制しながらバックライトの消費電力を削減できるという効果を奏するので、液晶表示装置を始め、バックライトを備えた各種の表示装置に利用することができる。

Claims (8)

  1. バックライトの輝度制御と画像の階調変換を行う表示装置であって、
    複数の画素回路を含む表示パネルと、
    前記表示パネルを駆動する駆動回路と、
    前記表示パネルの背面に光を照射するバックライトと、
    入力画像に対して、境界階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、前記境界階調より大きい階調には階調が大きいときほど小さくなるゲインを適用する階調変換を行い、変換後の画像を前記駆動回路に対して出力する階調変換部と、
    前記入力画像を解析し、前記階調変換部の特性と前記バックライトの輝度を決定する画像解析部とを備え、
    前記画像解析部は、前記入力画像に基づき前記境界階調と前記入力画像に含まれる最大階調とを求め、求めた2個の階調に基づき、前記バックライトの輝度を低くする輝度制御を行ったときの前記最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように前記階調変換部の特性を決定し、前記境界階調より小さい階調について、前記バックライトの輝度制御と前記階調変換部による階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように前記バックライトの輝度を決定することを特徴とする、表示装置。
  2. 前記画像解析部は、前記最大階調と前記境界階調の差に基づき、前記輝度低下率が前記制限値以下になるように、前記階調変換部の特性を定めるパラメータを決定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記パラメータが、前記最大階調と前記境界階調の差に対する、前記階調変換部の特性を特徴づける階調と前記境界階調の差の割合であることを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記境界階調をCVth、前記最大階調をCVmax、前記パラメータをLGs、前記階調変換部の出力階調の最大値をCVMとし、{CVth+LGs(CVmax−CVth)}をCVa、(CVM/CVa)×CVthをCVbとしたとき、
    前記階調変換部は、前記境界階調より小さい階調にはゲインが(CVM/CVa)の階調変換を行い、前記境界階調より大きい階調には、特性が点(CVth,CVb)を始点とし、点(CVa,CVM)を制御点とし、点(CVmax,CVM)を終点としたスプライン曲線となる階調変換を行うことを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記画像解析部は、前記最大階調と前記境界階調の差に対応づけて、前記輝度低下率が前記制限値以下になるように定めた前記パラメータを予め記憶していることを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記階調変換部は、前記境界階調より大きい階調には、特性がスプライン曲線となる階調変換を行うことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記画像解析部は、前記入力画像に含まれる各画素の階調の中で小さい側または大きい側から所定割合の位置にある階調を前記境界階調として決定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  8. 表示パネルと前記表示パネルの駆動回路とバックライトとを有する表示装置を用いた表示方法であって、
    入力画像に対して、境界階調より小さい階調には一定のゲインを適用し、前記境界階調より大きい階調には階調が大きいときほど小さくなるゲインを適用する階調変換を行うステップと、
    前記駆動回路を用いて、変換後の画像に基づき前記表示パネルを駆動するステップと、
    前記バックライトを用いて、前記表示パネルの背面に光を照射するステップと、
    前記入力画像を解析し、階調変換特性と前記バックライトの輝度を決定するステップとを備え、
    前記階調変換特性と前記バックライトの輝度を決定するステップは、前記入力画像に基づき前記境界階調と前記入力画像に含まれる最大階調とを求め、求めた2個の階調に基づき、前記バックライトの輝度を低くする輝度制御を行ったときの前記最大階調の輝度低下率が制限値以下になるように前記階調変換特性を決定し、前記境界階調より小さい階調について、前記バックライトの輝度制御と前記階調変換を行ったときの表示輝度が輝度制御と階調変換を行わないときの表示輝度と一致するように前記バックライトの輝度を決定することを特徴とする、表示方法。
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