JP4094098B2 - 包装方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、雑誌または他の本などの物品を包装する包装方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
雑誌または他の本などの物品については、包装フィルムによってそれが包装され、その状態で物品が配送されることが多い。この場合、物品に配送伝票を添付する必要があるが、配送伝票を包装フィルムの外面に貼り付けると、配送伝票が汚れたり剥がれたりするだけではなく、その記載事項が他人の目にふれ、機密事項まで外部に洩れる。したがって、配送伝票についても、物品と同様、包装フィルムによってそれを包装し、包装フィルムの透明部分から必要事項だけが見えるようにすることが好ましい。さらに、物品を配送したとき、配送伝票を一旦取り出し、それを着荷証明に使用する必要があり、物品および配送伝票を包装した包装フィルムにおいて、配送伝票だけを容易に取り出すことができれば、配送作業上きわめて便宜である。したがって、それを達成するものの開発が強く要望されている。
【0003】
【発明の目的】
したがって、この発明は、包装フィルムによって物品および配送伝票を包装するとともに、配送伝票だけを容易に取り出すことができるようにすることを目的としてなされたものである。
【0004】
【発明の構成】
この発明によれば、雑誌または他の本などの物品に、前記物品の幅よりも小さい幅の配送伝票を添付し、前記物品および前記配送伝票を包装する包装方法であって、連続包装フィルムにその幅方向に直線状に、かつ長さ方向に一定ピッチを置いてミシン目を形成し、前記ミシン目のピッチを前記物品の長さに対応させ、長さを配送伝票の幅に対応させ、その包装フィルムを包装位置に導き、前記配送伝票を添付した前記物品を前記包装位置に送り込み、前記包装フィルムによって前記物品および前記配送伝票を包装し、前記ミシン目の位置を前記配送伝票の位置に対応させることを特徴とする包装方法が提供される。
【0006】
【実施例の説明】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0007】
図1および図2において、これは連続包装フィルム1を使用し、雑誌または他の本などの物品2を包装するためのもので、受けローラ3が包装フィルム1の送り経路に配置されており、包装フィルム1は原反4から供給され、受けローラ3を通り、送りローラ5に導かれ、受けローラ3は包装フィルム1に係合する。さらに、駆動モータ6が受けローラ3および送りローラ5に連結されており、駆動モータ6によって送りローラ5が駆動され、回転し、包装フィルム1が送られ、これと同時に、駆動モータ6によって受けローラ3が駆動され、回転する。受けローラ3は一定速度で回転し、その回転方向は図1の時計方向であり、包装フィルム1の送り方向である。回転速度は包装フィルム1の送り速度に対応する。
【0008】
さらに、ブレード7および回転軸8が受けローラ3と組み合わされ、回転軸8は受けローラ3に平行にのび、受けローラ3上の包装フィルム1に間隔を置いて対向し、ブレード7は回転軸8に支持されている。この実施例では、ブレード7が円筒状ホルダ9の半径方向みぞに挿入され、保持され、図3に示すように、ホルダ9が回転軸8の外周面に嵌合され、ビス10によってそれが固定され、回転軸8およびホルダ9によってブレード7が支持されている。したがって、ビス10を随時ゆるめ、ホルダ9を回転軸8に沿ってスライドさせ、移動させることができ、ブレード7を包装フィルム1の幅方向に移動させ、その位置を任意に調節することができる。
【0009】
図4、図5および図6に示すように、ブレード7は一定長さのミシン目形成エッジ11を有し、回転軸8の半径方向に突出し、その突出距離は受けローラ3との間隔に対応し、エッジ11は受けローラ3に平行にのびる。さらに、クラッチ12が回転軸8に連結され、駆動モータ6がクラッチ12に連結されており、駆動モータ6およびクラッチ12によって回転軸8およびブレード7を駆動し、回転させることができる。その回転方向は図1の反時計方向であり、包装フィルム1の送り方向である。回転速度は包装フィルム1の送り速度に対応する。したがって、ブレード7の回転にともない、そのエッジ11が受けローラ3の外周面に接触または近接し、包装フィルム1がエッジ11と受けローラ3間に挟まれ、包装フィルム1にその幅方向に直線状にミシン目13が形成される。その長さおよび位置はエッジ11の長さおよび位置に対応する。さらに、この実施例では、ミシン目形成エッジ11の両端において、図7に示すように、ブレード7にノッチ形成エッジ14が形成されており、ミシン目13の両端にノッチ15が形成される。
【0010】
さらに、クラッチ12がセンサ16に接続されており、包装フィルム1が一定ピッチP送られる毎に、センサ16によってそれが検出され、センサ16の検出信号に応答し、クラッチ12によって回転軸8およびブレード7が駆動され、回転する。たとえば、包装フィルム1にその長さ方向に一定ピッチPを置いてマーカが施されており、センサ16はそのマーカを検出する光学センサからなり、タイマ17に接続され、クラッチ12はそのタイマ17に接続されている。したがって、包装フィルム1が一定ピッチP送られ、マーカがセンサ16の位置に達したとき、センサ16によってそれが検出される。そして、センサ16の検出信号によってタイマ17が動作し、タイマ17の設定時間後、クラッチ12によって回転軸8およびブレード7が駆動され、回転する。これによって包装フィルム1のミシン目13が形成されるものである。ブレード7は360°回転し、図1の位置で停止し、待機する。その後、センサ16によって包装フィルム1のマーカが検出されたとき、タイマ17の設定時間後、回転軸8およびブレード7が再度回転する。したがって、包装フィルム1にその長さ方向に一定ピッチPを置いてミシン目13が形成される。そのピッチPは物品2の長さに対応する。
【0011】
したがって、あらかじめタイマ17の設定時間を調整し、これによってミシン目13の位置をずらし、調節することができる。さらに、この実施例では、図8に示すように、回転軸8の一端において、ベアリング18によってギヤ19が支持されており、ギヤ19は回転軸8のまわりを回転可能であり、クラッチ12はこのギヤ19に連結されている。さらに、リング20が回転軸8に嵌合され、キー21によってそれが拘束され、スプリング22によってリング20が押され、その歯面がギヤ19の歯面にかみ合わされている。したがって、ギヤ19、リング20およびキー21によってトルクが伝達され、回転軸8およびブレード7が回転するものである。さらに、リング20に外周みぞ23が形成され、一対のレバー24がリング20の両側に配置され、そのピン25がリング20の外周みぞ23に嵌合されており、操作ロッド26によってレバー24を操作し、これを支軸27のまわりに揺動させることができる。したがって、レバー24のピン25によってリング20を引っ張り、これを回転軸8に沿って移動させ、ギヤ19から引き離すことができる。この結果、ギヤ19およびクラッチ12に関係なく、手作業で回転軸8を回転させ、あらかじめブレード7の待機位置を調整することができ、これによってミシン目13の位置を調節することもできる。
【0012】
さらに、ミシン目13の形成後、その包装フィルム1が送りローラ5およびガイドローラ28を通り、包装位置29に導かれ、そのフォーマ30によって包装フィルム1が案内される。さらに、雑誌または他の本などの物品2に配送伝票31が添付され、これが包装位置29に送り込まれ、包装フィルム1によって物品2および配送伝票31が包囲される。たとえば、雑誌または他の本の製本機がそれに組み合わされ、雑誌または他の本の製本後、それが製本機から送り出され、その雑誌または他の本に配送伝票31が添付され、コンベヤによってそれが送り込まれる。
【0013】
包装位置29のフォーマ30において、包装フィルム1は物品2の上面、両側面および底面に沿って折り返される。その後、物品2の底面において、包装フィルム1の両側縁が一対のシールローラ32間に挟まれ、シールローラ32によって包装フィルム1がセンタシールされる。さらに、次の物品2が包装位置29に送り込まれ、包装フィルム1によってそれが包囲され、シールローラ32によって包装フィルム1がセンタシールされ、その後、各物品2間において、溶断ブレード33によって包装フィルム1がシールおよび溶断される。したがって、包装フィルム1によって物品2および配送伝票31が包装されるものである。図9に示すように、包装フィルム1内において、配送伝票31は物品2の上面に配置され、その一端縁34および一側縁35に近接する。
【0014】
さらに、物品2が包装位置29に送り込まれるとき、たとえば、センサ16の検出信号に応答し、コンベヤによって物品2が送り込まれ、そのタイミングは包装フィルム1のミシン目13の位置に関連する。これによってミシン目13と物品2の位置関係が保たれ、包装後、ミシン目13は物品2の上面の一端縁34に近接し、その位置は配送伝票31の位置に対応し、長さは配送伝票31の幅に対応する。
【0015】
したがって、配送伝票31についても、物品2と同様、包装フィルム1によってそれを包装し、包装フィルム1の透明部分から必要事項だけが見え、機密事項は外部に洩れないようにすることができる。さらに、配送したとき、包装フィルム1をミシン目13に沿って破り、配送伝票31だけを容易に取り出すことができ、それを着荷証明に使用することができる。
【0016】
なお、この実施例では、ミシン目13の両端にノッチ15が形成され、包装フィルム1がミシン目13の両端から裂けるおそれがなく、好ましい。図7のノッチ形成エッジ14に代えて丸孔形成エッジを形成し、図10に示すように、ミシン目13の両端に丸孔36を形成することもでき、包装フィルム1がミシン目13の両端から裂けるおそれがないようにすることもできる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、包装フィルム1によって物品2および配送伝票31を包装し、配送伝票31だけを容易に取り出すことができ、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図である。
【図2】図1の包装フィルムによって物品および配送伝票が包装される状態を示す斜視図である。
【図3】図1のホルダおよび包装フィルムの側面図である。
【図4】図1のブレードの側面図である。
【図5】図4のブレードの平面図である。
【図6】図4のブレードの6−6線断面図である。
【図7】図4のブレードの7−7線断面図である。
【図8】図3の回転軸およびギヤの断面図である。
【図9】図2の包装された物品および配送伝票の拡大図である。
【図10】他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 包装フィルム
2 物品
3 受けローラ
7 ブレード
8 回転軸
11 ミシン目形成エッジ
P ピッチ
12 クラッチ
13 ミシン目
16 センサ
29 包装位置
31 配送伝票
Claims (2)
- 雑誌または他の本などの物品に、前記物品の幅よりも小さい幅の配送伝票を添付し、前記物品および前記配送伝票を包装する包装方法であって、連続包装フィルムにその幅方向に直線状に、かつ長さ方向に一定ピッチを置いてミシン目を形成し、前記ミシン目のピッチを前記物品の長さに対応させ、長さを配送伝票の幅に対応させ、その包装フィルムを包装位置に導き、前記配送伝票を添付した前記物品を前記包装位置に送り込み、前記包装フィルムによって前記物品および前記配送伝票を包装し、前記ミシン目の位置を前記配送伝票の位置に対応させることを特徴とする包装方法。
- 前記ミシン目の両端にノッチまたは丸孔を形成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
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JP30927997A JP4094098B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 包装方法 |
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JP30927997A JP4094098B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 包装方法 |
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Family Applications (1)
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- 1997-10-22 JP JP30927997A patent/JP4094098B2/ja not_active Expired - Lifetime
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