JP4093176B2 - 圧力制御装置 - Google Patents

圧力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4093176B2
JP4093176B2 JP2003387769A JP2003387769A JP4093176B2 JP 4093176 B2 JP4093176 B2 JP 4093176B2 JP 2003387769 A JP2003387769 A JP 2003387769A JP 2003387769 A JP2003387769 A JP 2003387769A JP 4093176 B2 JP4093176 B2 JP 4093176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve member
pressure control
pressure
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003387769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005147041A (ja
Inventor
正晃 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003387769A priority Critical patent/JP4093176B2/ja
Publication of JP2005147041A publication Critical patent/JP2005147041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4093176B2 publication Critical patent/JP4093176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、流体通路における流体の圧力を一定に制御する圧力制御装置に関する。
例えばポンプなどの加圧手段から吐出された流体は、ポンプの特性、あるいはポンプの吐出側に設置される機器の特性によって常に圧力が変動する。そのため、ポンプの吐出側には加圧手段から吐出された流体の圧力を調整する圧力制御装置が設置されている。例えば、燃料供給装置の場合、燃料ポンプから吐出された燃料はインジェクタから噴射される。インジェクタから噴射される燃料の圧力を一定に維持するため、燃料ポンプとインジェクタとの間には圧力制御装置が設置されている。
このような圧力制御装置として、例えば特許文献1に開示されている燃料供給装置に適用されている圧力制御装置が公知である。特許文献1に開示されている燃料供給装置の場合、ポンプで加圧された燃料は圧力制御装置により一定の圧力に制御される。圧力の制御によって余剰となった燃料は、圧力制御装置から燃料タンクへ還流される。
WO96/14506号のパンフレット
しかしながら、特許文献1に開示されている燃料供給装置の圧力制御装置のように、弁部材の移動により流体の圧力を制御する場合、弁部材と弁部材が着座するシート部との間を通過した流体は急激に減圧される。例えば、図5に示すような圧力制御装置100の場合、ポンプで加圧された流体は流入部101へ流入する。流入した流体は、弁部材110のシール部111とボディ102のシート部103との間を通過して、排出部104から圧力制御装置100の外部へ排出される。排出部104側はポンプ側よりも低圧に設定され、かつテーパ状のボディ102の内壁と弁部材110の外壁との間に形成される流路105は下流側すなわち排出部104に向けて断面積が拡大している。そのため、シート部103とシール部111との間を通過した流体は、シート部103とシール部111との間を通過した直後、急激に減圧される。その結果、図5の破線で示す領域A付近では、流体の圧力低下にともなって気泡すなわちベーパが発生しやすくなる。特に、燃料供給装置が扱うガソリンなどの燃料の場合、沸点が低いためベーパの発生を招きやすい。ベーパを含む流体は圧力変動が大きい。そのため、圧力制御装置100の排出部104からベーパを含む流体が排出されると、排出部104の周囲において流体の圧力変動にともなう振動や騒音の発生を招くという問題がある。
そこで、本発明の目的は、流体の急激な減圧を低減し、ベーパの発生、ならびにベーパの発生にともなう振動や騒音が低減される圧力制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、弁部材は中空状に形成され、シール部の近傍に穴部を有している。弁部材は、シール部とは反対の開放部においてボディの外部の流体溜まりに開放されている。そのため、弁部材の内周側は流体溜まりに蓄えられている流体によって満たされている。流入部へ流入した流体がシート部とシール部との間を通過することにより圧力が低下すると、圧力が低下した流体には弁部材の内周側から穴部を経由して流体が補給される。これにより、シート部とシール部との間を通過した流体の急激な減圧が低減され、ベーパの発生が低減される。したがって、排出部から排出される流体にはベーパが含まれず、流体の排出による振動および騒音の発生を低減することができる。
また、請求項1記載の発明では、穴部は反開放部側の端部がシート部と排出部との間においてボディの内壁と弁部材の外壁との間に形成される空間に開口している。シート部はボディのテーパ状の内壁に形成されているため、シート部と排出部との間においてボディの内壁と弁部材の外壁との間に形成される空間すなわち流体の流路は排出部に向かうにしたがって断面積が拡大している。そのため、シート部と排出部との間では、シート部とシール部との間を通過した流体の減圧が生じやすい。そこで、穴部がシート部と排出部との間に開口することにより、流体の減圧が生じやすい部位へ流体が補給される。これにより、シート部とシール部との間を通過した流体の急激な減圧が低減され、ベーパの発生が低減される。したがって、排出部から排出される流体にはベーパが含まれず、流体の排出による振動および騒音の発生を低減することができる。
さらに、請求項1記載の発明では、穴部の断面積は弁部材とシート部との間に形成される開口の面積よりも大きく設定されている。そのため、シール部とシート部との間を通過する流体には十分な量の流体が補給される。これにより、シート部とシール部との間を通過した流体の急激な減圧ならびに縮流の形成が低減され、ベーパの発生が低減される。したがって、排出部から排出される流体にはベーパが含まれず、流体の排出による振動および騒音の発生を低減することができる。
請求項2記載の発明では、弁部材は付勢手段の少なくとも一部を内側に収容している。弁部材は中空状に形成されているため、弁部材は内周側に空間を有している。この空間に付勢手段の少なくとも一部を収容することにより、弁部材の軸方向において弁部材および付勢手段の長さは低減される。したがって、弁部材および付勢手段の設置に要する空間を低減でき、小型化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による圧力制御装置を車両の燃料供給装置に適用した例を図2に示す。燃料供給装置10は、車両に搭載されている燃料タンク11の内部に収容されている。燃料タンク11は図示しない開口部を有しており、燃料供給装置10は開口部から燃料タンク11の内部に収容される。
燃料供給装置10は、サブタンク12、サクションフィルタ13、燃料ポンプ14、燃料フィルタ15および圧力制御装置30を備えている。サブタンク12は、有底の筒状であり、上方が開口している。サブタンク12は、樹脂により形成されている。サブタンク12には、サクションフィルタ13、燃料ポンプ14、燃料フィルタ15および圧力制御装置30が収容されている。サクションフィルタ13は、燃料ポンプ14がサブタンク12の内部から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物を捕集する。
燃料ポンプ14は、内部に図示しないモータを有している。モータには図示しない回転部材であるインペラが取り付けられており、回転部材はモータの回転によって回転する。燃料ポンプ14は、回転部材の回転によって燃料吸引力を発生する。燃料ポンプ14は、サクションフィルタ13側に設置されている吸入口141からサクションフィルタを通過した燃料を吸入する。吸入された燃料は、回転部材の回転によって加圧され、吐出口142から吐出される。燃料ポンプ14から吐出された燃料は燃料フィルタ15へ流入する。
燃料フィルタ15は、燃料ポンプ14から吐出された燃料に含まれる比較的小さな異物を捕集する。燃料フィルタ15には燃料供給手段20が接続している。燃料供給手段20は、インジェクタ21、燃料レール22および燃料通路23を有している。インジェクタ21は、図示しないエンジンの各気筒に対応して搭載され、エンジンの燃焼室に吸入される吸気に燃料を噴射する。なお、インジェクタ21は、エンジンの燃焼室に接続する吸気通路を流れる吸気に燃料を噴射する構成としてもよく、エンジンの燃焼室に吸入された吸気に燃料を噴射する構成としてもよい。燃料レール22は、燃料ポンプ14から供給された燃料を各インジェクタ21に分配する。燃料通路23は、図示しない配管部材により形成され、燃料フィルタ15と燃料レール22とを接続している。燃料ポンプ14から吐出された燃料は、燃料フィルタ15を通過した後、燃料通路23および燃料レール22を経由してインジェクタ21へ供給され、インジェクタ21から噴射される。
燃料ポンプ14の吐出側に接続する燃料通路23からは流体通路としての圧力制御通路24が分岐している。圧力制御通路24の反燃料通路側の端部には圧力制御装置30が接続している。圧力制御装置30は、圧力制御通路24の反燃料通路側の端部に設置され、圧力制御通路24、ならびに圧力制御通路24に接続する燃料通路23を流れる燃料の圧力を所定の圧力に制御する。圧力制御装置30による圧力の制御によって余剰となった燃料は、流体溜まりとしてのサブタンク12へ排出される。
次に、圧力制御装置30について詳細に説明する。
圧力制御装置30は、図1に示すようにボディ31、弁部材40、ならびに付勢手段としてのコイル状のスプリング32を備えている。圧力制御装置30はサブタンク12の内部に収容されている。ボディ31は、筒状に形成され、内部に弁部材40およびスプリング32を収容している。ボディ31は、軸方向の一方の端部に圧力制御通路24に接続する流入部33を有している。また、ボディ31は、軸方向の他方の端部にスプリング32を保持する蓋部材34を有している。蓋部材34は、径方向外側の端部がボディ31の内壁に形成されている溝35に挿入されている。これにより、蓋部材34はボディ31の内周側に固定されている。ボディ31は、それぞれ内径の異なる小径部51および大径部52、ならびに小径部51と大径部52とを接続するテーパ部53を有している。テーパ部53は、小径部51から大径部52にかけて徐々に内径が拡大する円錐台面を形成している。このテーパ部53には弁部材40が着座するシート部36が形成されている。
ボディ31は、大径部52に内壁と外壁とを接続する穴部を有している。この穴部は排出部54である。排出部54は、ボディ31の径方向へ伸びて形成されている。小径部51は、燃料通路23から圧力制御通路24を経由して燃料が流入する流入部33を形成する。ボディ31の大径部52および蓋部材34は、弁部材40およびスプリング32を収容する収容室55を形成している。蓋部材34は中心部に穴部37を有している。穴部37は、収容室55とボディ31の外側すなわちサブタンク12の内部とを接続している。
弁部材40は、底部41および筒部42を有する中空の略円筒状に形成されている。弁部材40は、反底部側に開放部43を有している。底部41の反開放部側の端部近傍の外壁には、シート部36に接触可能なシール部44が形成されている。シール部44がシート部36に着座することにより、流入部33と排出部54との間は閉鎖される。筒部42には、径方向外側に突出するガイド部45、46が設置されている。ガイド部45、46は、筒部42の軸方向において二か所設置されている。ガイド部45、46の外径は、ボディ31の大径部52の内径よりもわずかに小さい。そのため、弁部材40のガイド部45、46とボディ31の大径部52の内壁とは摺動部を形成する。なお、ガイド部45、46は、弁部材40の軸方向において二か所に限らず一か所以上であれば任意に設置してよい。また、ガイド部45、46は、弁部材40の周方向において連続または不連続のいずれに形成してもよい。ガイド部45、46とボディ31の内壁とが摺動することにより、弁部材40は軸方向への移動が案内される。
弁部材40は、シール部44の近傍に穴部47を有している。穴部47は、筒状の弁部材40の内壁と外壁とを接続している。穴部47の断面積すなわち穴部47の軸に垂直な断面の面積は、シール部44がシート部36から離座したとき、シール部44とシート部36との間に形成される隙間の面積よりも十分に大きい。なお、弁部材40が複数の穴部47を有する場合、穴部47の断面積の総和がシール部44とシート部36との間に形成される隙間の面積よりも大きくなればよい。また、弁部材40の反底部側の端部は、開放部43および蓋部材34に形成されている穴部37を経由してボディ31の外側すなわちサブタンク12の内側に開放されている。これにより、穴部47はサブタンク12の内側に接続している。穴部47は、弁部材40の軸にほぼ垂直、あるいは弁部材40の軸に対し任意の角度をなして形成されている。
穴部47は、図3に示すように反サブタンク側の端部が拡大室38に開口している。拡大室38は、シート部36から排出部54までの間においてボディ31の内壁と弁部材40の外壁との間に形成される空間である。シート部36はボディ31のテーパ部53に形成されているため、拡大室38は排出部54に向かうにしたがって燃料の流れる流路の断面積が拡大している。
スプリング32は、軸方向の一方の端部が弁部材40の底部41に接しており、他方の端部が蓋部材34に接している。スプリング32は、伸長方向の力を有しているため、弁部材40をシート部36方向へ押し付ける。なお、付勢手段としては、例えば板状のスプリングなど弁部材40をシート部36方向へ押し付け可能な部材であればコイル状のスプリングに限られない。
燃料ポンプ14が作動すると、サブタンク12の内部に蓄えられている燃料はサクションフィルタ13を経由して燃料ポンプ14に吸入される。吸入された燃料は、燃料ポンプ14により加圧され、燃料ポンプ14から吐出される。燃料ポンプ14から吐出された燃料は、燃料フィルタ15および燃料通路23を経由してインジェクタ21へ供給されるとともに、一部が燃料通路23から分岐する圧力制御通路24を経由して圧力制御装置30の流入部33に流入する。弁部材40は、流入部33に流入した燃料によりスプリング32の押し付け方向とは逆方向へ押し付けられる。すなわち、弁部材40は、燃料によりシート部36から離座する方向へ押し付けられる。燃料通路23および圧力制御通路24における燃料の圧力が所定値よりも小さいとき、流入部33の燃料が弁部材40を反シート方向へ押し付ける力はスプリング32が弁部材40をシート部36方向へ押し付ける力よりも小さい。そのため、弁部材40はシート部36に着座した状態を維持する。
燃料通路23および圧力制御通路24における燃料の圧力が所定値よりも大きくなると、流入部33の燃料が弁部材40を反シート部方向へ押し付ける力はスプリング32が弁部材40をシート部36方向へ押し付ける力よりも大きくなる。そのため、弁部材40はシート部36から離座する。弁部材40がシート部36から離座すると、流入部33へ流入した燃料は弁部材40のシール部44とボディ31のシート部36との間を通過する。そして、シール部44とシート部36との間を通過した燃料は、排出部54からサブタンク12の内部へ排出される。
このとき、圧力制御通路24から流入部33へ流入する燃料は、燃料ポンプ14により加圧されている。一方、排出部54はサブタンク12の内部に開放されているため、排出部54側は流入部33と比較して燃料の圧力は低くなる。また、シール部44とシート部36との間は流入部33に比較して燃料が通過可能な面積が小さいため、燃料はシール部44とシート部36との間において絞られる。さらに、シール部44とシート部36の下流側に位置する拡大室38は、排出部54に向かうにしたがって断面積が拡大している。その結果、流入部33から排出部54へ流れる燃料は、シール部44とシート部36との間を通過した直後、急激に圧力が低下する。
本実施形態では、弁部材40はシール部44の近傍に穴部47を有している。弁部材40は反底部側に開放部43を有しているため、サブタンク12の内部に圧力制御装置30を設置したとき、弁部材40の内周側はサブタンク12に蓄えられている燃料によって満たされている。すなわち、穴部47は弁部材40の内周側を経由して拡大室38とサブタンク12との間を接続している。そのため、弁部材40の内周側の燃料は、サブタンク12の内部における燃料の圧力とほぼ同一となる。シール部44とシート部36との間を通過した燃料の圧力が低下すると、弁部材40の外周側と内周側との間の燃料には圧力差が形成される。そして、弁部材40の外周側における燃料の圧力が弁部材40の内周側における燃料の圧力よりも低下すると、弁部材40の内周側に蓄えられている燃料は穴部47を経由して外周側へ吸い出される。これにより、シール部44とシート部36との間を通過し圧力が低下した燃料には、穴部47を経由して弁部材40の内周側から燃料が補給される。その結果、シール部44とシート部36との間を通過した燃料は、拡大室38における圧力低下が緩和される。圧力が低下した燃料は、排出部54からサブタンク12の内部へ排出される。
燃料通路23および圧力制御通路24における燃料の圧力が所定値よりも大きくなると、圧力制御装置30の弁部材40はシート部36から離座し、余剰の燃料は燃料通路23および圧力制御通路24からサブタンク12の内部へ排出される。これにより、燃料通路23および圧力制御通路24における燃料の圧力は低下し、燃料通路23および圧力制御通路24における燃料は所定の圧力に制御される。その結果、インジェクタ21は常に一定の圧力の燃料を噴射する。
本発明の一実施形態では、弁部材40はシール部44の近傍に内壁と外壁とを接続する穴部47を有している。そのため、シール部44とシート部36との間を通過した燃料の圧力が弁部材40の外周側において低下すると、弁部材40の内外の圧力差により、弁部材40の内周側から外周側へ穴部47を経由して燃料が吸い出される。これにより、弁部材40の外周側で圧力が低下した燃料には、弁部材40の内周側から燃料が補給される。その結果、シール部44とシート部36との間を通過した燃料の圧力低下は緩和される。したがって、燃料の圧力低下にともなうベーパの発生を低減することができる。また、ベーパの発生を低減することにより、排出部54からのベーパを含む燃料の排出は低減され、振動および騒音の発生を低減することができる。
また、穴部47は一方の端部が拡大室38に開口している。拡大室38はボディ31のテーパ部53と弁部材40との間に形成されるため、排出部54に向かうにしたがって燃料の流れる流路の断面積が拡大している。そのため、拡大室38ではシール部44とシート部36との間を通過した燃料の圧力低下が生じやすい。穴部47の一方の端部が拡大室38に開口することにより、弁部材40の内周側に蓄えられている燃料は燃料の圧力低下が生じやすい部位、すなわちシール部44およびシート部36の近傍に補給される。したがって、燃料の急激な圧力低下にともなうベーパの発生を低減することができる。
また、穴部47の断面積すなわち穴部47の軸に垂直な断面の面積の総和は、シール部44がシート部36から離座したとき、シール部44とシート部36との間に形成される隙間の面積よりも十分に大きい。そのため、シール部44とシート部36との間を通過する燃料には弁部材40の内周側から十分な量の燃料が補給される。したがって、シート部36とシール部44との間を通過した燃料の急激な減圧が低減され、ベーパの発生を低減することができる。
一実施形態では、スプリング32の底部41側の端部を含む大部分は弁部材40の内周側に収容されている。これにより、弁部材40とスプリング32とを含めた軸方向の全長は、スプリング32を弁部材40に収容しない場合と比較して低減される。したがって、弁部材40およびスプリング32の設置に要する空間を低減することができるとともに、圧力制御装置30の体格を小型化することができる。
(その他の実施形態)
本発明の圧力制御装置の変形例を図4に示す。図1に示す本発明の一実施形態では、弁部材40の反蓋部材側の端部が平面状に形成されている。また、弁部材40のシール部44は、略円筒状の外壁に形成されている。
図4に示す変形例では、弁部材40は球面部48を有している。球面部48は筒部42の反開放部側の端部に筒部42と一体に接続されている。これにより、シール部49は球面部48に形成される。シール部49を球面部48に形成することにより、ボディ31のテーパ部53に形成されるシート部36には球面状のシール部49が接触する。そのため、弁部材40がわずかに傾いても、シール部49は常にシート部36に着座する。したがって、ボディ31と弁部材40との間の密閉度を向上することができる。
以上説明した一実施形態では、圧力制御装置を燃料供給装置に適用する例について説明した。しかし、流体は燃料に限らず、液体または気体の種々の流体を適用することができる。また、燃料供給装置に限らず、流路を流れる流体の圧力を制御する必要がある装置であれば、本発明の圧力制御装置を適用することができる。
本発明の一実施形態による圧力制御装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態による圧力制御装置を適用した燃料供給装置を示す模式図である。 図1のIII部分を拡大した拡大図である。 本発明の一実施形態による圧力制御装置の変形例を示す断面図である。 従来の圧力制御装置の要部を示す断面図である。
符号の説明
12 サブタンク(流体溜まり)、24 圧力制御通路(流体通路)、30 圧力制御装置、31 ボディ、32 スプリング(付勢手段)、33 流入部、36 シート部、38 拡大室、40 弁部材、43 開放部、44 シール部、47 穴部、49 シール部、54 排出部

Claims (2)

  1. 流体通路に接続する流入部、外部に接続している排出部、ならびに前記流入部と前記排出部との間に配置されシート部が形成されているテーパ状の内壁を有する筒状のボディと、
    前記ボディの内側を軸方向へ往復移動可能であって、前記シート部に着座することにより前記流入部と前記排出部との間を遮断し、前記流入部における流体の圧力が所定の圧力になると前記シート部から離座し前記流入部と前記排出部とを接続する弁部材と、
    前記弁部材を前記シート部方向へ押し付ける付勢手段とを備え、
    前記弁部材は、中空状に形成され、一方の端部の外壁に前記シート部に接触するシール部、他方の端部に前記ボディの外部の流体溜まりに開放されている開放部、ならびに前記シール部の近傍において前記外壁と内壁とを接続する穴部を有し
    前記穴部は、反開放部側の端部が前記シート部と前記排出部との間において前記ボディの内壁と前記弁部材の外壁との間に形成される空間に開口しており、
    前記穴部の断面積は、前記弁部材が前記シート部から離座したとき前記シール部と前記シート部との間に形成される開口の面積よりも大きいことを特徴とする圧力制御装置。
  2. 前記弁部材は、前記付勢手段の少なくとも一部を内側に収容していることを特徴とする請求項1記載の圧力制御装置。
JP2003387769A 2003-11-18 2003-11-18 圧力制御装置 Expired - Lifetime JP4093176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387769A JP4093176B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 圧力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387769A JP4093176B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 圧力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005147041A JP2005147041A (ja) 2005-06-09
JP4093176B2 true JP4093176B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=34695028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003387769A Expired - Lifetime JP4093176B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 圧力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4093176B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6793606B2 (ja) * 2017-07-10 2020-12-02 株式会社ミツバ 圧力制御装置、及び燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005147041A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4914701B2 (ja) 圧力調整弁
JP4650851B2 (ja) 燃料圧力調整装置及びそれを備える燃料供給装置
JP4941688B2 (ja) 高圧ポンプ
CN108474331B (zh) 燃料供给装置
JP2016528419A (ja) 一体化されたガス抜きおよび/または吸気弁を有する作動流体リザーバ
JP2008121664A (ja) 燃料ポンプとフィルタのアセンブリ
EP2811145A1 (en) Fuel supply device
CN110318925A (zh) 柱塞泵
JP2012097640A (ja) 燃料供給装置
US7363917B2 (en) Filter unit and valve for a fuel supply system
US7150269B2 (en) Fuel pump module having a fuel filter water drain
US7305973B2 (en) Fuel feed apparatus having sub-tank and supporting member
JP4093176B2 (ja) 圧力制御装置
JP4196171B2 (ja) タンク内ガス圧制御バルブ
JP2010007521A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP4489737B2 (ja) 燃料供給装置
WO2017163661A1 (ja) 燃料タンク用通気制御弁
JP2005147037A (ja) 圧力制御装置およびそれを用いた燃料供給装置
US11506160B2 (en) Fuel supply device
JP5323659B2 (ja) 圧力調整弁
JP2007218182A (ja) リリーフバルブおよびそれを用いた燃料供給装置
JP2005180300A (ja) ポンプ横置き燃料ポンプモジュール
JP2005155411A (ja) ジェットポンプモジュール
JP2005054618A (ja) 流体制御弁及び燃料噴射弁
JP4155238B2 (ja) 流体通路挿入型濾過装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4093176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term