JP4092926B2 - コードコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コードコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、農園やビニルハウスにおいては作物の育成や害虫被害の抑制を目的としてランプを点灯させることがある。この種の目的では、作物の育成面積に応じた多数個のランプが必要であり、またメンテナンス性を考慮するとランプごとに電源接続部の抜き差しを可能とするのが望ましい。そこで、図16に示すような形状のコードコネクタと称する接続器が提供されている。
【0003】
コードコネクタは一種のコンセントであり、一面に開口11を有する箱状のボディ10と、開口11を覆うようにカバー20に覆着されるカバー20とを組立ねじ41で結合することにより器体が形成され、器体内には端子台30′が設けられる。端子台30′は図16におけるボディ10の下面側に差し込まれるプラグの栓刃を受ける刃受ばね(図示せず)と、刃受ばねに電源線を接続する端子板37とを保持する絶縁材料からなる基台である。端子板37に接続される電源線はボディ10に延設したスリーブ10aを通してボディ10の中に導入され、スリーブ10aに設けた張力止め10bによって電源線に作用する張力が端子板37に及ぶのを防止している。
【0004】
また、ボディ10においてプラグが接続されるコンセント口(図示せず)の不使用時にコンセント口を覆うために図18に示すように紐体76の一端部にコンセント口用防水カバー71を設け、図17に示すように紐体76の他端を張力止め10bなどに取り付けておくことが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のコードコネクタは一般にビニルハウスでの使用を考えているから、図16に示すように、ボディ10とカバー20との間はとくに防水性能が確保されておらず、屋外では使用することができないという問題がある。
【0006】
また、コンセント口の不使用時にコンセント口を覆うコンセント口用防水カバー71は考えられ、コンセント口が不使用であるときに器体の内部に水が浸入するのを防止することは考えられているものの、図16に示すような送り配線が可能なコードコネクタでは一方のスリーブ10aが不使用になる場合があるにもかかわらず、不使用のスリーブ10aを通して水が器体内に浸入することを防止することについては考慮されていないのが現状である。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は防水性能を確保したコードコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電源線が導入される通線口を備えるとともにプラグを接続するコンセント口が開口する器体と、器体内に収納される中ボディと、中ボディに保持され器体に導入される電源線が接続される端子と、中ボディに保持されるとともに端子に接続されコンセント口を通して器体内に挿入されるプラグの栓刃を受ける刃受ばねと、コンセント口に装着される筒部を備え器体の内側面と中ボディとの間に挟持される外鍔片が筒部の一端縁から延設されたコンセント口用ブッシングとを備え、コンセント口用ブッシングはプラグの外周面に弾接する塞ぎ片を備え、器体の内側面におけるコンセント口の周囲には中ボディの一部を器体の内側面との間に挟持する引掛爪を先端部に備える可撓性を有した複数本の取付脚が突設されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記通線口に圧入して装着される通線口用ブッシングを備え、通線口用ブッシングは挿通される前記電源線の外周面に弾接する塞ぎ片を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記器体において前記中ボディの周縁に当接する位置決め片とともに前記電源線を屈曲させることによって電源線に作用する張力を除去する張力除去片が前記コンセント口用ブッシングの前記外鍔片の中ボディへの投影面内で形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記端子および前記刃受ばねを前記器体の内側面から離間させるように前記中ボディを前記器体内に配置していることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記器体が一面に開口を有するボディと、ボディの開口に覆着されるカバーとからなり、前記通線口がボディにおいて前記電源線を導入する部位に開設され、ボディの開口に平行かつ前記端子を通る平面が通線口を通るように端子が配置されていることを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明では、請求項2の発明において、前記器体は合成樹脂成形品であり、前記コンセント口用ブッシングと通線口用ブッシングとは弾性材料からなることを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記コンセント口を着脱可能に覆うコンセント口用防水カバーと前記通線口を着脱可能に覆う通線口用防水カバーとを備えることを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明では、請求項7の発明において、前記コンセント口用防水カバーと前記通線口用防水カバーとが連結紐を介して一体に成形され、連結紐が器体に対して着脱可能に取着されることを特徴とする。
【0018】
請求項9の発明では、請求項8の発明において、前記連結紐を前記器体に着脱可能に取り付ける取付部が器体の2箇所に設けられていることを特徴とする。
【0019】
請求項10の発明では、請求項7ないし請求項9のいずれかの発明において、前記器体に螺合するねじ部を備え他部材に引っ掛けることが可能な鈎部を備えたフック金具を備え、前記コンセント口防水カバーにフック金具を着脱自在に保持させるフック保持台を設けたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、図1に示すように、箱状であって一面の略全面に亘る開口11を有したボディ10と、ボディ10の開口11に覆着されるカバー20とを結合して形成された器体を備える。ボディ10とカバー20とはともに合成樹脂を成型して形成される。ボディ10は細長形状であって、長手方向の中央部が両端部よりも幅方向に膨らんだ形状の底壁12の全周縁から周壁13を立ち上げた形状に形成される。つまり、周壁13はボディ10の長手方向の両端に位置する2枚の端周壁13aと、両端周壁13aの間を連結する2枚の側周壁13bとを備える。ボディ10の底壁12の隅部の内周面には4本の組立ボス14が立設されている。一方、カバー20はボディ10の上記周壁13に略一致する形状の外周縁を有し、ボディ10の開口11を全面に亘って覆う形状に形成されている。ボディ10とカバー20とは、カバー20の貫通孔21を通して組立ねじ41を組立ボス14に螺合させることによって結合される。
【0021】
図3に示すように、カバー20においてボディ10の周壁13の先端面との対向面には全周に亘って保持凹所22が形成され、保持凹所22には防水パッキン42が収納される。また、ボディ10の周壁13の先端面には防水パッキン42に当接する押さえリブ15(図2参照)が全周に亘って突設され、ボディ10とカバー20とを結合したときに押さえリブ15が防水パッキン42の一部を圧縮することにより確実な防水性が得られるようにしてある。
【0022】
図1におけるボディ10の下面中央部には円筒状の導入筒16が連続一体に突設される。導入筒16は図1の上下に貫通し、導入筒16の内側が後述するプラグを挿入するコンセント口17として機能する。導入筒16にはコンセント口用ブッシング43が装着される。コンセント口用ブッシング43は合成ゴムのような弾性材料により形成され、導入筒16に挿入される円筒状の筒部43aと、筒部43aの軸方向の一端縁の全周に亘って外向きに延設されボディ10の底壁12の内周面に当接する外鍔片43bと、筒部43aの軸方向の他端縁の全周に亘って内向きに延設され内部に挿入されるプラグの外周面に弾接する塞ぎ片43cとを備える。塞ぎ片43cは筒部43aの前記他端部の内周面から延設され、先端ほど前記一端部に近付くテーパ状に形成されている(図3参照)。
【0023】
さらに、ボディ10の各端周壁13aにはそれぞれ通線口18が開設され、各通線口18には合成ゴムのような弾性材料により形成された通線口用ブッシング44が圧入される。通線口用ブッシング44は円環状に形成された筒部44aの内側面に2枚の塞ぎ片44b,44cを延設したものであって、各塞ぎ片44b,44cは先端ほど筒部44aの一端側に近付くテーパ状に形成されている。通線口用ブッシング44は塞ぎ片44b,44cの先端がボディ10の内側に向かうように通線口18に装着される。筒部44aの外周面には全周に亘って取付溝44dが形成され、通線口18の開口縁が取付溝44dに嵌合することによって通線口用ブッシング44がボディ10に保持される。ここに、通線口用ブッシング44をボディ10に装着した状態において、端周壁13aの外側面と通線口用ブッシング44の外側面とが面一になるように、通線口18の内周面には段差18aが形成されている。
【0024】
ところで、ボディ10の中には中ボディ30が収納される。中ボディ30は導入筒16の開口面を塞ぐ八角形状の底板31を有し、底板31には左右に2分する仕切壁32と、仕切壁32の両側において仕切壁32とともに左右の収納室35を形成する囲み壁33とを備える。また、仕切壁32の両端部にはそれぞれ仕切壁32に直交する形でH字状のガイド壁34が延設される。ガイド壁34の両端部は後述する張力除去片34aとして機能する。
【0025】
中ボディ30をボディ10に固定するために、ボディ10の各側周壁13bには底壁12から立ち上がる位置決めリブ19がそれぞれ突設され、中ボディ30の底板31には位置決めリブ19が嵌合する位置決め溝36が切欠されている。また、ボディ10の底壁12には各一対の組立ボス14の間をそれぞれ連結する一対の連結片51が形成されるとともに、各連結片51には底板31の周縁に当接する各一対の位置決め片52がそれぞれ突設される。位置決め溝36は中ボディ30の八角形状の底板31のうち各側周壁13bに対向する2つの辺に形成され、位置決め片52は底板31において端周壁13aに対向する2つの辺に当接する。底板31の残りの4つの辺には、ボディ10の底壁12の内周面に突設した取付脚53の先端部に設けた引掛爪53aが係合する。すなわち、図4に示すように、引掛爪53aを底板31の周部に係合させることによって、中ボディ30がボディ10の底壁12から浮き上がらないように中ボディ30をボディ10に取り付けることができる。ここに、コンセント口用ブッシング43の外鍔片43bは、ボディ10の底壁12の内側面と中ボディ30との間に挟持されるから、結果的にコンセント口用ブッシング43と中ボディ30とをともに引掛爪53aでボディ10に取り付けることが可能になる。さらに、取付脚53は可撓性を有しており、コンセント口用ブッシング43を導入筒16に装着した後に、中ボディ30をコンセント口用ブッシング43に押し付けだけで、中ボディ30の底板31が引掛爪53aを乗り越えて中ボディ30の底板31が引掛爪53aに係止されるようにしてある。また、コンセント口用ブッシング43は弾性を有するから、中ボディ30の底板31が引掛爪53aに押し付けられ、中ボディ30ががたつきなくボディ10に固定されることになる。要するに、図5に示すように、中ボディ30の底板31に設けた位置決め溝36に位置決めリブ19が嵌合し、位置決め片52が底板31の周縁に当接し、さらに引掛爪53aが底板31の周部に係合することによって、中ボディ30がボディ10に対して固定されるのである。ここで、各一対の位置決め片52間の間隔は、連結片51に対向するガイド壁34に設けた張力除去片34aの間隔よりも狭く、位置決め片52と張力除去片34aとの間に1本の電線を通すことができる程度に寸法を設定してある。
【0026】
中ボディ30に設けた各収納室35にはそれぞれ端子板37と刃受ばね38とが配置される。各刃受ばね38はプラグに設けた平板状の栓刃を受けることができるように1枚の帯状の金属板を折曲して形成されている。つまり、栓刃を保持するように互いに対向した一対のばね片38aの一端間を固定片38bを介して連結した形状に一体に形成されている。一方、刃受ばね38は連結片38bを通して端子板37の固定孔37aに挿入されるかしめ鋲38cを用いて端子板37に固着される。各刃受ばね38は各収納室35にそれぞれ挿入される。また、中ボディ30の底板31には各収納室35に対応する部位に、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口31a(図13参照)が形成される。
【0027】
一方、端子板37は収納室35を囲む囲み壁33に載置される。囲み壁33には端子板37に設けた位置決め孔37bに挿入される位置決め突起33aが形成されるとともに、端子板37の挿通孔37cを通る端子板固定ねじ54が螺合する固定穴33bが形成される。つまり、端子板37は位置決め突起33aを位置決め穴37bに挿入し、端子板固定ねじ54を固定穴33bに螺合させることによって中ボディ30に固定される。さらに、端子板37には端子板37とともに端子を構成する座金付き端子ねじ39が螺合する端子ねじ孔37dが形成され、端子ねじ孔37bの周部には座金の回り止めとなる一対の止め片37eが突設される。端子板37は図5、図6に示すように、ボディ10の側周壁13bの内側面から離間するように配置される。この構成により、仮にボディ10の周壁13に沿ってボディ10の中に水が浸入したとしても充電部である端子板37に水が接触するのを防止することができる。
【0028】
ところで、端子板37には図5に示すように電源線Lpが接続される。電源線Lpとしては2本の絶縁被覆した電線L1をシースL2内に備えるキャブタイヤケーブルなどを用いる。電源線Lpは通線口用ブッシング44を通して通線口18に挿通され、連結片51にシースL2の端縁を当接させた形で電線L1が引き出され、各電線L1がそれぞれ位置決め片52と張力除去片34aとの間を通して屈曲された後、端子ねじ39を用いて端子板37に接続される。ここに、連結片51において位置決め片52の間の部位は電線L1を通すために切欠部51aが形成されている。上述のように、電線L1が屈曲されることによって電源線Lpに作用する張力が端子板37との接続部に及ぶことが阻止されている。また、このような張力を除去するための張力除去片34aは、図7に示すように、中ボディ30の底板31においてコンセント口用ブッシング43を固定する部分の投影面内に設けているから、ボディ20や中ボディ30を大型化させることなく張力除去の機能を持たせることができる。ボディ10の内部において通線口18を設けた端周壁13aと連結片51との間には保持片55が形成され、保持片55には電源線LpのシースL2が通過する切欠部55aが形成される。カバー20の内側面には、図8に示すように、保持片55に対応する部位に保持片23が形成され、電源線LpのシースL2を両保持片23,55で挟持することにより、シースL2に作用する張力が除去される。したがって、保持片23,55の先端面はシースL2に食い込む形状に形成しておくことが望ましい。さらに、図8に示すように、開口11に平行かつ端子板37を通る平面が通線口18を通るように通線口18と端子板37との図8における高さ位置が設定されている。したがって、通線口18を通ってボディ10に導入された電源線Lpは図8の上下方向に屈曲することなく端子板37に接続することが可能であり、結線作業が容易になる。
【0029】
ところで、カバー20の図1における上面には、ボディ10の両端周壁13aを結ぶ方向に走る浅溝部24が形成されている。また、浅溝部24の底面であって両端周壁13a間の中央部にはカバー20の上面に開口した有底円筒状の受け筒25が形成されている。受け筒25の底は中ボディ30の仕切壁32に当接しており、このことによっても中ボディ30の器体内でのがたつきが防止される。受け筒25はフック金具60を取り付けるために設けられている。フック金具60は、図9に示すように、吊り紐61に引っ掛ける鈎部60aと、受け筒25に螺合するねじ部60b(図1参照)とを一体に備える金具であって、フック金具60を用いると、適宜場所に架設された吊り紐61に沿ってコードコネクタを配設することが可能になる。つまり、図10に示すように、ビニルハウス62などにおいては、骨組み63に沿って吊り紐61を配設しておき、フック金具60を用いて吊り紐61にコードコネクタAを吊下することによって、ビニルハウス62の中の適宜箇所にコードコネクタAを配設することが可能になる。しかして、ビニルハウス62などにおいて防蛾灯のようなランプ64を用いるときには、コードコネクタAに接続されるプラグを介してランプ64に給電することが可能になる。なお、カバー20に浅溝部24を形成していることによって、吊り紐61は浅溝部24に沿うことになるから、吊り紐61はフック金具60と浅溝部24との間を通ることになり、吊り紐61が揺れてもコードコネクタAが吊り紐61から外れにくくなる。
【0030】
ところで、図1に示しているように、ボディ10の各側周壁13bの外側面中央部にはカバー20の一部に重複する耳片26が突設されている。図11ないし図13に示すように、耳片26にはコンセント口17と通線口18とに嵌着可能なコンセント口用防水カバー71と通線口用防水カバー72とを連結紐73を介して一体に成形した合成ゴムのような弾性材料からなるカバー部材70が着脱可能に取着される。つまり、耳片26はカバー部材70を着脱可能に取り付ける取付部として機能する。各耳片26には連結紐73の一端部を挿通可能とした保持孔27が貫設され、耳片26の厚み方向においてカバー20の反対側面には保持孔27を挟んで一対の振れ止め突起28が突設される。連結紐73の上記一端部には図14および図15に示すように、割溝74aにより二叉状に形成された二股部74が形成される。二股部74の先端部には保持孔27の周部に係止可能となる爪部74bが形成される。また、連結紐73において二股部74の近傍には爪部74bとともに耳片26を挟むストップ75が連結紐73の周囲に突設されている。
【0031】
上述した構成によって、保持孔27に二股部74を挿入すれば、図15に示すように、爪部74bが保持孔27の周部に係止され、またストップ75によって保持孔27への二股部74の挿入量が規制される。また、この状態から割溝74aの幅を小さくするように二股部74に外力を加えると(つまり、二股部74を摘むと)、保持孔27の周部から爪部74bが外れ、連結紐73を保持孔27から引き抜くことが可能になる。つまり、カバー部材70は耳片26に対して着脱可能になる。カバー部材70を耳片26に取り付けた状態では二股部74の一部が耳片26の上面側に突出するが、カバー20において保持孔27に対応する部位に凹所(図示せず)を形成しておくことにより二股部74が外部に露出することはない。また、耳片26はボディ10の2箇所に設けてあるから、どちらの耳片26にカバー部材70を取り付けるかを選択することができ、カバー部材70が他の部材と干渉しないようにカバー部材70の取付位置を選択することができる。
【0032】
カバー部材70に設けたコンセント口用防水カバー71は、コンセント口17を覆う蓋片71aと、蓋片71aを囲み導入筒16の周壁に嵌着されるリング状の嵌着部71bとを備える。嵌着部71bは導入筒16の内側に挿入される部分と外側に重複する部分とを有した二重筒状であって、嵌着部71の外周面が連結紐73に一体に連続し、さらに嵌着部71の外周面において連結紐73との連結部から遠い一端部に外し用タブ71cが形成される。外し用タブ71cはコンセント口17に装着されたコンセント口用防水カバー71を取り外すときのつまみとして機能する。嵌着部71bの内側にはフック保持台71dが形成され、フック保持台71dには上述したフック金具60のねじ部60bが嵌着可能な保持溝71eが形成される。したがって、カバー部材70でフック金具60を保持することにより、フック金具60の紛失が防止される。また、フック保持台71dは嵌着部71bの内側に形成されているから、フック保持台71dにフック金具60を取着した状態でフック金具60はコンセント口用防水カバー71から外部に突出せず、コンセント口用防水カバー71に対してフック金具60を見映えよく保持させることができる。
【0033】
一方、通線口用防水カバー72は通線口18を覆う蓋片72aを有し、蓋片18に挿入される脚片72bが蓋片72aから突設された形状に形成される。さらに、蓋片72aの外周面には外し用タブ72cが突設され、外し用タブ72cが連結紐73に連結されている。外し用タブ72cは通線口18に装着された通線口用防水カバー72を取り外すときのつまみとして機能する。
【0034】
しかして、コンセント口17や通線口18を使用しないときには、カバー部材70をボディ10から外して、コンセント口用防水カバー71をコンセント口17に装着し、あるいは通線口用防水カバー72を通線口18に装着することになる。ここに、通線口用防水カバー72は1個のみ設けているが、使用時において2個の通線口18のうちの少なくとも1個には電源線Lpが挿通されるから、2個の通線口用防水カバー72は実用上不要である。また、上述したように2個の通線口18を備えているから、各通線口18から導入される2本の電源線Lpを端子板37を介して接続することができる。つまり、2本の電源線Lpの一方は電源側であり他方は他の機器に接続される送り配線になる。このように送り配線を用いる場合には通線口用防水カバー72は不要である。また、両通線口18は一直線上に設けられているから、電源側の電源線Lpと送り配線となる電源線Lpとを一直線上に敷設することができ、見映えのよい施工が可能になる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明の構成によれば、コンセント口用ブッシングに設けた塞ぎ片によってプラグとの間の防水性能を確保することができ、しかもコンセント口用ブッシングに設けた外鍔片を器体の内側面と中ボディとの間で挟持していることによりコンセント口用ブッシングと器体との間の防水性能も確保することができ、結果的にコンセント口回りの防水性能を確保することができる。加えて、取付脚の弾性を利用して引掛爪によって中ボディを器体に固定することができ、このときコンセント口用ブッシングが中ボディと器体との間に挟持されるから、コンセント用ブッシングと中ボディとの器体への取付作業が容易になる。
【0037】
請求項2の発明の構成によれば、電源線が挿通される通線口回りの防水性能を確保することができる。
【0038】
請求項3の発明の構成によれば、中ボディにおいてコンセント口用ブッシングの外鍔片の投影面内に張力除去片を設けているから、張力除去の機能を持たせながらも大型化を防止することができる。
【0039】
請求項4の発明の構成によれば、充電部である端子および刃受ばねを器体の内側面から離間させているので、器体内に水が浸入したとしても充電部に水がかからず安全に使用することができる。
【0040】
請求項5の発明の構成によれば、通線口から端子までの間でボディの開口に沿って電源線を配線することができ、電源線を開口に交差する方向に屈曲させる必要がないから電源線の端子への結線作業が容易である。
【0041】
請求項6の発明の構成によれば、コンセント口および通線口の防水性能を弾性材料からなるコンセント口用ブッシングと通線口用ブッシングとによって確保しながらも、器体の他の部位には通常の合成樹脂成形品を用いることができるから、器体の全体を弾性部材を用いて成形する場合に比較すると成形性がよいという利点がある。
【0042】
請求項7の発明の構成によれば、コンセント口と通線口とのどちらについても不使用であれば覆うことができ、不使用であるコンセント口あるいは通線口から水が浸入するのを防止することができ、防水性能を確保することができる。
【0044】
請求項8の発明の構成によれば、コンセント口用防水カバーと通線口用防水カバーとを一括して成形することができ、結果的に製造が容易にるとともに部品点数の削減につながり、結果的にコストの低減につながる。しかも、コンセント口用防水カバーと通線口用防水カバーとが一体化されていることによって、小型の部材である通線口用防水カバーの紛失の可能性を低減することができる。さらに、連結紐が器体に対して着脱可能であるから、不要であれば器体から取り外すことによって、電源線に干渉するのを防止することができる。
【0045】
請求項9の発明の構成によれば、コンセント口に接続されるプラグおよびプラグに接続された電源線に干渉しないように防水カバーの取付位置を選択することが可能になる。
【0046】
請求項10の発明の構成によれば、フック金具をカバー部材に着脱自在に取着していることによって、フック金具の紛失の可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の要部の分解斜視図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】同上の階段断面図である。
【図5】同上におけるカバーを外した状態の平面図である。
【図6】同上におけるカバーを外した状態の斜視図である。
【図7】同上におけるカバーを外した状態の縦断面図である。
【図8】同上の階段断面図である。
【図9】同上の使用例を示す斜視図である。
【図10】同上の使用例を示す斜視図である。
【図11】同上の外観正面図である。
【図12】同上の外観側面図である。
【図13】同上の外観下面図である。
【図14】同上の要部斜視図である。
【図15】同上の要部断面図である。
【図16】従来例を示す分解斜視図である。
【図17】他の従来例を示す斜視図である。
【図18】同上に用いるコンセント口用防水カバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ボディ
17 コンセント口
18 通線口
20 カバー
26 耳片
30 中ボディ
34a 張力除去片
37 端子板
38 刃受ばね
39 端子ねじ
41 組立ねじ
42 防水パッキン
43 コンセント口用ブッシング
43a 筒部
43b 外鍔片
43c 塞ぎ片
44 通線口用ブッシング
44b,44c 塞ぎ片
52 位置決め片
53 取付脚
53a 引掛爪
60 フック金具
60a 鈎部
60b ねじ部
71 コンセント口用防水カバー
71e フック保持台
72 通線口用防水カバー
73 連結紐
Lp 電源線

Claims (10)

  1. 電源線が導入される通線口を備えるとともにプラグを接続するコンセント口が開口する器体と、器体内に収納される中ボディと、中ボディに保持され器体に導入される電源線が接続される端子と、中ボディに保持されるとともに端子に接続されコンセント口を通して器体内に挿入されるプラグの栓刃を受ける刃受ばねと、コンセント口に装着される筒部を備え器体の内側面と中ボディとの間に挟持される外鍔片が筒部の一端縁から延設されたコンセント口用ブッシングとを備え、コンセント口用ブッシングはプラグの外周面に弾接する塞ぎ片を備え、器体の内側面におけるコンセント口の周囲には中ボディの一部を器体の内側面との間に挟持する引掛爪を先端部に備える可撓性を有した複数本の取付脚が突設されていることを特徴とするコードコネクタ。
  2. 前記通線口に圧入して装着される通線口用ブッシングを備え、通線口用ブッシングは挿通される前記電源線の外周面に弾接する塞ぎ片を備えることを特徴とする請求項1記載のコードコネクタ。
  3. 前記器体において前記中ボディの周縁に当接する位置決め片とともに前記電源線を屈曲させることによって電源線に作用する張力を除去する張力除去片が前記コンセント口用ブッシングの前記外鍔片の中ボディへの投影面内で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコードコネクタ。
  4. 前記端子および前記刃受ばねを前記器体の内側面から離間させるように前記中ボディを前記器体内に配置していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコードコネクタ。
  5. 前記器体が一面に開口を有するボディと、ボディの開口に覆着されるカバーとからなり、前記通線口がボディにおいて前記電源線を導入する部位に開設され、ボディの開口に平行かつ前記端子を通る平面が通線口を通るように端子が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコードコネクタ。
  6. 前記器体は合成樹脂成形品であり、前記コンセント口用ブッシングと通線口用ブッシングとは弾性材料からなることを特徴とする請求項2記載のコードコネクタ。
  7. 前記コンセント口を着脱可能に覆うコンセント口用防水カバーと前記通線口を着脱可能に覆う通線口用防水カバーとを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のコードコネクタ。
  8. 前記コンセント口用防水カバーと前記通線口用防水カバーとが連結紐を介して一体に成形され、連結紐が器体に対して着脱可能に取着されることを特徴とする請求項7記載のコードコネクタ。
  9. 前記連結紐を前記器体に着脱可能に取り付ける取付部が器体の2箇所に設けられていることを特徴とする請求項8記載のコードコネクタ。
  10. 前記器体に螺合するねじ部を備え他部材に引っ掛けることが可能な鈎部を備えたフック金具とを備え、前記コンセント口用防水カバーにフック金具を着脱自在に保持させるフック保持台を設けたことを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載のコードコネクタ。
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