JP4090758B2 - 固体電解質型燃料電池用セパレータ - Google Patents

固体電解質型燃料電池用セパレータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば平板型の固体電解質からなる固体電解質型燃料電池であって、特にセルとセパレータを交互に積層してなる固体電解質型燃料電池用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、反応温度が600℃〜800℃程度の低温作動用の固体電解質型燃料電池(SOFC)の一例として、単セルとセパレータとを交互に積層したスタック(積層体)タイプがある。
この固体電解質型燃料電池1は、図8に示すように、セラミック等からなる固体電解質板2aを両側から正極2b及び負極2cで挟み込んでなる単セル2と、金属材料からなるセパレータ3とを交互に積層して構成されている。セパレータ3の負極側である表面3aと正極側である裏面3bとにそれぞれ集電材として多孔質金属板4を嵌合する凹部5を形成する。各凹部5の表面に反応ガス流路としての凹溝6をそれぞれ螺旋状等に形成し、表面3aの凹溝6には水素等の燃料ガスを供給し、裏面3bの凹溝6には酸素や空気等の酸化剤ガスを供給している。
或いは渦巻き状の凹溝6を形成するセパレータ3の両面に凹部5を形成していなくてもよい。この場合、セパレータ3の両表面を平面状に形成して凹溝6を設けると共に、凹溝6を形成した両表面上にそれぞれ多孔質金属板4を溶接等で固着するようにしてもよい。
そして単セル2とセパレータ3の積層体であるスタックの外側部等に燃料ガス供給マニホールドと酸化剤ガス供給マニホールドとを配設して、各セパレータ3両面の反応ガス流路である凹溝6、6に燃料ガスや酸化剤ガスを供給するようにしている。そのため、セパレータ3の内部に各凹溝6の内側(中央)端部に連通する燃料ガス供給管7と酸化剤ガス供給管8とを設けて、燃料ガス供給マニホールドと酸化剤ガス供給マニホールドに連結している。
【0003】
そして燃料ガスが燃料ガス供給マニホールドから燃料ガス供給管7を介して積層方向に並ぶ各セパレータ3内の一方の凹溝6に導入される。凹溝6内で内側端部に流入した燃料ガスは凹溝6内を外周側に向かって渦巻き状に流動する。同様に酸化剤ガスも酸化剤ガス供給マニホールドから酸化剤ガス供給管8を介して各セパレータ3内の他方の凹溝6に導入される。凹溝6の内側端部に導入された酸化剤ガスは凹溝6内を外周側に向かって渦巻き状に流動する。
酸化剤ガスに含まれる酸素は、酸素イオンの形態で単セル2の固体電解質板2aの内部を正極2b側から負極2c側へと移動して、負極2c側においてセパレータ3の表面3a側で燃料ガスに含まれる水素ガスと化学反応する。この化学反応に伴う発熱により固体電解質型燃料電池1が内部から加温されると共に正極2bと負極2c間に電位差が生じる。これにより固体電解質型燃料電池1から出力電力を取り出すことができる。
【0004】
ところで、このような固体電解質型燃料電池1は反応温度が600℃〜800℃程度の低温作動型であるためにセパレータ3の材料としてセラミックに代えてステンレス鋼等の金属材料を使用できる。そのため、1枚の板状の金属ブロック材をくり抜いて加工することが行われている。
一方、単セル2はセラミック製であり、セルを製造するに際して、現状の技術では最大製作可能寸法は四角形板状タイプで150〜200mm平方程度、円形板状タイプでφ150mm程度が限界であり、これより大きい寸法のものは板部分に波打ち等の不具合を生じやすく平らなセラミック板を製造できなかった。
そのため、金属材料からなるセパレータ3の寸法を単セル2に合わせてφ150mm×厚み5mm程度に設定すると、重量が約0.75kgになり重量が大きかった。
他方、固体電解質型燃料電池1で高出力発電を達成するためには、セパレータ3及び単セル2各1枚当たりの発電面積を増やして取り出し電流値を上げる必要があるものの、上述したように単セル2の製造可能な直径寸法に限界があった。そのために高出力発電を得るためには単セル2とセパレータ3の積層数を増大させるしかなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにセパレータ3は1枚当たり約0.75kgの重量があるために単セル2と共に例えば25段積層すると、それだけで最下段の単セル2に約19kgもの負荷がかかってしまう。そしてスタックを締結ボルトで保持すると締結ボルトの締め付けによる負荷が更に加重されることになり、最下段の単セル2を破損し易いという欠点があった。しかも凹部5を設けないセパレータ3では集電材(多孔質金属板4)を含まない厚み方向の幅が約5mmであるために単セル2と共に25段積層すると、集電材を含めて約200mmの高さになってしまい、装置の大型化を避けられなかった。
そのために現状の構造では単セル2とセパレータ3の積層数を増大して高出力の発電を行うことは困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みて、セパレータを軽量化及び小型化してより多くの積層段数を得られて高い発電出力を得られるようにした固体電解質型燃料電池用セパレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による固体電解質型燃料電池用セパレータは、内部を酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス供給管と内部を燃料ガスが流れる燃料ガス供給管とがそれぞれ渦巻き状に形成されていると共に、径方向に交互に配設されて互いに密接して同一平面状に嵌合させられてなることを特徴とする。
本発明によれば、集電材の厚みを含まない固体電界質型燃料電池用セパレータの厚みを渦巻き状をなす酸化剤ガス供給管及び燃料ガス供給管の外径寸法程度に設定できて厚みと重量を低減できるのでより多くのセパレータ及びセルを積層できることになり、重量と体積を増大させることなく高出力発電を達成できる。
【0007】
固体電解質型燃料電池用セパレータの厚みは、径方向に互い違いに嵌合する前記渦巻き状の酸化剤ガス供給管または燃料ガス供給管の外径寸法即ち厚みであってよい。
集電材の厚みを含まない固体電界質型燃料電池用セパレータの厚みを酸化剤ガス供給管または燃料ガス供給管管の外径寸法程度に設定できてその分セパレータ及びセルの積層数を増大できることになり、発電出力を増大できる。
また、酸化剤ガス供給管と燃料ガス供給管の渦巻き方向における各内側端部の間には中心プラグが嵌合されていてもよい。
渦巻き状に嵌合された二本またはそれ以上の酸化剤ガス供給管と燃料ガス供給管の各内側端部間即ち中心側端部間に中心プラグを装着することで各管を位置決めすることができる。
また反応ガスの開口部を各管の内側端部近傍に設けるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による固体電解質型燃料電池用セパレータを図1乃至図7により説明するが、上述の従来技術と同一または同様な部分には同一の符号を用いて説明する。図1は実施の形態による固体電解質型燃料電池用セパレータ部の平面図、図2はセパレータ部のA−A線中央縦断面図、図3は両面に多孔質金属板を配したセパレータの中央部分の中央縦断面図、図4は1本の管の平面図、図5は図4に示す管の側面図、図6は図4のB−B線中央縦断面図、図7は中心プラグを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本発明の実施の形態による固体電解質型燃料電池用のセパレータ10は、図1乃至図3に示すように一対の渦巻き状に湾曲形成された管11、12と中心プラグ13とで構成され、管11、12の上下両面には集電材として一対の円板状の多孔質金属板14、15がろう付けまたは溶接等により固着されている。ここで一方の管11は例えば空気供給管(酸化剤ガス供給管)、他方の管12は例えば水素ガス等の燃料供給管(燃料ガス供給管)である。
渦巻き状の空気供給管11(燃料供給管12)は、図4乃至図6に示すように、その外径φが例えば3mmとされた中空の金属管、例えばステンレス鋼管で構成され、平面視で螺旋状に巻回された部分の最大外径が例えばφ164mmに設定されている。しかもこの渦巻き状の空気供給管11は全長に亘って径方向に管の外径φ3mmと同一の間隙c(3mm幅)を開けて螺旋状に巻回されており、空気供給管11の全長は例えば3.7mに設定されている。空気供給管11は渦巻き状に巻くことで従来技術に示すセパレータ表面の凹溝6と同等の機能を発揮することができ、内部を酸化剤ガス等の反応ガスが流れることになる。
尚、もう1つの渦巻き状の燃料供給管12も空気供給管11と同一の構造を有しており、内部を水素ガス等の反応ガスが流れることになる。
【0009】
そして図1に示すように、一対の渦巻き状の管11,12はそれぞれの間隙c、cに他方の管12、11が互いに位置するように(例えば渦巻き状の蚊取り線香状に)嵌合されて平面状をなしている。しかも各管11,12の中空部を封止した内端部(内側端部)11a、12aが180度回転対称の位置に配設され、両内端部11a、12aは図7に示す中心プラグ13によって係止されている。渦巻き状に巻回された管11、12の内端部11a、12aとは反対側の外端部11b、12bは巻回部外周の接線方向に例えば直線状に延びて、図示しない酸化剤ガス供給マニホールドまたは燃料ガス供給マニホールドにそれぞれ接続されることになる。
一方の渦巻き状の空気供給管11は内端部11a近傍で一方の渦巻き状面側に開口する開口部11cが形成され、他方の渦巻き状の燃料供給管12は内端部12a近傍で開口部11cと対向する反対側の面側に開口する開口部12cが形成されている。そのため、一方の空気供給管11の開口部11cからは反応ガスとして例えば空気が吐出され、他方の燃料供給管12の開口部12cからは反応ガスとして例えば燃料ガスが吐出されることになる。
ここで中心プラグ13は図7に示すように一対の板状半円部分を径方向に互いに若干ずらせた形状を有しており、ずれた平面部13a、13bに各管11,12の内端部11a、12aが当接することになる。
そして図3に示すように互いに同一平面状に嵌合されてなる一対の渦巻き状の管11,12の略円形の両面には集電材として多孔質金属板14,15が溶接またはろう付け等によって固着されてセパレータ10を構成する。
【0010】
本実施の形態による固体電解質型燃料電池用セパレータ10は上述のように互いに嵌合された一対の渦巻き状の管11、12と各管11,12の内端部11a、12aを位置決め固定する中心プラグ13と各管11,12の両面に固着された多孔質金属板14,15とで構成されている。
その組立に際しては、各渦巻き状の管11,12の間隙c、cに他方の管12,11を互いに嵌合させると共に、両内端部11a、12aを180度回転対称に位置させて中央空間に中心プラグ13を装着して平面部13a、13bにそれぞれの管11,12の内端部11a、12aを当接させた状態で、管11、12、中心プラグ13をそれぞれ溶接またはろう付けする。この状態で一対の管11、12の内端部11a、12a近傍に位置する開口部11c、12cは互いに反対側の面に開口することになる。図1及び図2に示すこの構造をセパレータ部10Aという。
そしてこのセパレータ部10Aの両面にそれぞれ多孔質金属板14,15を当接させて溶接またはろう付けする。このようにして図3の要部縦断面図に示すような固体電解質型燃料電池用セパレータ10が製造される。
【0011】
この状態でセパレータ10は多孔質金属板14,15の外側に各管11、12の外端部11b、12bが略接線方向に突出する構成になる。これら渦巻き状の一対の管11,12の一方は空気供給管11を構成し、他方は燃料供給管12を構成する。
そして本実施の形態によるセパレータ10は例えばセラミック製の単セル2(セル)と交互に積層された状態でスタックを構成し、各セパレータ10の酸化剤ガス供給管を構成する空気供給管11の外端部11bと燃料ガス供給管を構成する燃料供給管12の外端部12bとは、酸化剤ガス供給マニホールドと燃料ガス供給マニホールドとにそれぞれ接続されて酸化剤ガスと燃料ガスの供給を受けることになる。
【0012】
このようにして得られた固体電解質型燃料電池は、燃料ガスが燃料ガス供給マニホールドから各セパレータ10内の渦巻き状の燃料供給管12に導入される。燃料供給管12内で外端部12bに流入した水素ガス等の燃料ガスは燃料供給管12内を内端部12aに向かって渦巻き状に流動する。同様に空気等の酸化剤ガスも酸化剤ガス供給マニホールドから渦巻き状の空気供給管11に導入される。空気供給管11内で外端部11bに流入した酸化剤ガスは空気供給管11内を内端部11aに向かって渦巻き状に流動する。
渦巻き状の燃料供給管12と空気供給管11は3.7mに及ぶ長尺であるために、燃料と空気は固体電解質型燃料電池内で燃料供給管12と空気供給管11内を流動する過程で反応ガスの反応熱または図示しない加熱手段で漸次加熱されて反応温度にまで温められる。そして空気は、空気供給管11内端部11a近傍に設けた開口部11cから吐出されて多孔質金属板14内を通って径方向外側に流れる。同様に燃料ガスも燃料供給管12内端部12a近傍に設けた開口部12cから吐出されて多孔質金属板15内を通って径方向外側に流れる。
そして空気は多孔質金属板14から酸素イオンの形態で単セル2の固体電解質板2aの内部を正極2b側から負極2c側へと移動して、負極2c側においてセパレータ10の表面側で燃料ガスに含まれる水素ガスと化学反応する。この化学反応に伴う発熱により固体電解質型燃料電池が内部から加温されると共に正極2bと負極2c間に電位差が生じる。これにより固体電解質型燃料電池から出力電力を取り出すことができる。
【0013】
上述のように本実施の形態によるセパレータ10は、一対の渦巻き状の空気供給管11,燃料供給管12で反応ガス流路を構成したから、セパレータ10全体の重量が約0.24kgとなり従来のセパレータ3の重量0.75kgと比較して約68%重量を軽減でき、非常に軽量化できる。そのため本実施の形態によるセパレータ10を用いて単セル2と共に、従来の25段積層する固体電解質型燃料電池1と同重量になるまで積層すると78段積層できるようになる。
また、従来の凹部5を設けないセパレータ3表面に集電材を貼る構造の固体電解質型燃料電池1では集電材を含めないセパレータ3の厚みが約5mmであり単セル2とセパレータ3を交互に25段積層して200mmの高さになるが、本実施の形態によればセパレータ10の厚みが約3mmであるために同一の高さに設定するのに単セル2と集電材を含むセパレータ10とを1.7倍の42段積層できる。
しかも反応ガス流路として管11、12を渦巻き状に巻回することで、従来用いていた渦巻き状の凹溝と同等の機能を発揮することが可能であり、反応ガスの流れと両ガスの反応を従来例と同様に行うことができる。
また2本の管11,12でセパレータ10を構成することで、管11,12の反応ガスを吐出させる開口部11c、12cまでの長さが1本当たり3.7mに達するため、セパレータ10の管11,12内を酸化剤ガスや燃料ガス等の反応ガスが流れる間に予熱されることになり、反応ガスの予熱構造を不要にでき、或いは短いものに設定でき、燃料電池全体のコンパクト化を進めることができる。
その点、従来技術ではセパレータ3に形成する燃料ガス供給管7,酸化剤ガス供給管8は多孔質金属板4に反応ガスが触れる凹溝6までの全長が約80mm程度であるためにセパレータ3内部の加熱とは別個に反応ガス予熱管等の予熱構造を配設する必要があった。
【0014】
尚、本実施の形態では中心プラグ13をセパレータ10の渦巻き状の管11、12の内端部11a、12a間に配設したが、必ずしも中心プラグ13はなくてもよい。
また本実施の形態では、反応ガス供給用の渦巻き状の空気供給管11及び燃料供給管12と中心プラグ13とでセパレータ10を構成しているが、管11、12の取付間隔を広げてその間に、或いは管11または管12を挟んで交互に反応ガスを供給しないダミー管を1〜数本配設して一緒に渦巻き状に構成してもよく、管11,12及びダミー管によって形成する渦巻き形状を調整したり、管11,12の全長を調整することが可能である。このような構成を採用することで、反応ガスの予熱機能部分の長さを調整できる。或いはダミー管に代えて管11,12を径方向に延びる保持部材等で連結することで、管11,12を所望の間隔及び全長に調整することができる。
また上述の実施の形態では空気供給管11と燃料供給管12とを各1本で構成することとしたが、上述のダミー管のように空気供給管11や燃料供給管12のいずれか一方または両方を複数本配設してそれぞれに反応ガスを供給するようにしてもよい。
また燃料ガスと酸化剤ガスは実施の形態のものに限定されことなく各種のものを採用できる。
【0015】
【発明の効果】
上述のように本発明に係る固体電解質型燃料電池用セパレータは、内部を酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス供給管と内部を燃料ガスが流れるとがそれぞれ渦巻き状に形成されていると共に、径方向に交互に配設されて互いに密接して同一平面状に嵌合させられてなるため、セパレータの厚みを1本の管の外径寸法程度に設定できて厚みと重量を低減できるのでより多くのセパレータ及びセルを積層できることになり、重量と体積を増大させることなく高出力発電を達成できる。
【0016】
固体電解質型燃料電池用セパレータの厚みは径方向に互い違いに嵌合する渦巻き状の酸化剤ガス供給管または燃料ガス供給管の外径寸法即ち厚みであるため、セパレータの厚みを1本の管の外径寸法程度に設定できてその分セパレータ及びセルの積層数を増大できることになり、発電出力を増大できる。
また、酸化剤ガス供給管と燃料ガス供給管の渦巻き状における各内側端部の間には中心プラグが嵌合されているため、渦巻き状に嵌合された各管の中心側端部間に中心プラグを装着することで複数本の管を所定位置に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるセパレータ部を示す平面図である。
【図2】 図1に示すセパレータ部のA−A線中央縦断面図である。
【図3】 図2に示すセパレータ部の両面に多孔質金属板を取り付けてなるセパレータの中心部分の部分拡大図である。
【図4】 反応ガス流路を構成する1本の管を渦巻き状に形成してなる管の平面図である。
【図5】 図4に示す渦巻き状の管の平面図である。
【図6】 図4の渦巻き状の管についてB−B線中央縦断面図である。
【図7】 中心プラグの(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】 従来のセパレータ構造を示す固体電解質型燃料電池の部分断面図である。
【符号の説明】
10 セパレータ
11 空気供給管
12 燃料供給管
13 中心プラグ
14、15 多孔質金属板(集電材)

Claims (3)

  1. 内部を酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス供給管と内部を燃料ガスが流れる燃料ガス供給管とがそれぞれ渦巻き状に形成されていると共に、径方向に交互に配設されて互いに密接して同一平面状に嵌合させられてなる固体電解質型燃料電池用セパレータ。
  2. 前記固体電解質型燃料電池用セパレータの厚みは、径方向に互い違いに嵌合する前記渦巻き状の酸化剤ガス供給管または燃料ガス供給管の外径寸法であることを特徴とする請求項1記載の固体電解質型燃料電池用セパレータ。
  3. 前記酸化剤ガス供給管と前記燃料ガス供給管の渦巻き方向における各内側端部の間には中心プラグが嵌合されてなる請求項1または2記載の固体電解質型燃料電池用セパレータ。
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