JP4089634B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を、その下方を移動自在に設けられた走査キャリッジで読み取る画像読取装置に関し、特に、画像読取装置の輸送時等に、走査キャリッジを本体フレームと一体に固定することが可能な画像読取装置に関する。
コピー機、ファックス機、スキャナ等は、原稿画像の読み取りを行う画像読取装置を具備している。画像読取装置の1つとしてフラットベッドスキャナ(以下、「FBS」という)がある。このFBSは、本体フレームのプラテンガラス上に載置された原稿に対して、プラテンガラスの下方を移動する走査キャリッジから光を照射し、その反射光を結像ユニットに導いて電気信号に変換することにより原稿画像を読み取るものとなっている。
図8は、従来のFBSの一例を示す概略縦断面図である(特許文献1参照)。FBS70は、前記走査キャリッジとして、プラテンガラス71の下方において原稿Pの読取面と平行方向に移動され、該読取面に光を照射してその反射光を走査方向上流側へ導くフルレートキャリッジ72と、該フルレートキャリッジ72を略半分の速度で追従し、反射光を図示しない前記結像手段へ導くハーフレートキャリッジ73とを備えてなるものである。このFBS70では、工場からの出荷時等において画像読取装置を輸送する場合、輸送時の振動によってフルレートキャリッジ72及びハーフレートキャリッジ73が破損しないよう、図に示すように、固定用ピン74を用いてフルレートキャリッジ72とハーフレートキャリッジ73を本体フレームの底板75と一体に固定するものとなっている。
フルレートキャリッジ72は、図に示すように、キャリッジ本体76に、原稿Pに光を照射する光源77と、原稿Pからの反射光をハーフレートキャリッジ73に導く反射ミラー78とが取り付けられてなるものである。ここで、キャリッジ本体76を構成する上フレーム79及び下フレーム80には、固定用ピン74を挿通させるためのピン挿通孔81がそれぞれ形成されている。また、ハーフレートキャリッジ73は、キャリッジ本体82に、フルレートキャリッジ72から受け取った前記反射光を結像手段へと導く2個の反射ミラー83a,83bが取り付けられてなるものである。このキャリッジ本体82を構成するキャリアフレーム84には、フルレートキャリッジ72と同様に、ピン挿通孔85が形成されている。更に、本体フレームの底板75にも、該底板75を貫通してピン挿通孔86が形成されている。ここで、図に詳細は示さないが、各ピン挿通孔81,85,86は、円形の孔の両側部に拡開部を設けて形成したものである。
固定用ピン74は、図8に示すように、小径の上部ロッド87と大径の下部ロッド88とからなるものである。上部ロッド87には、その頂部と下部に、軸心を挟んで両側に突出するようにして上端爪89と中間爪90がそれぞれ設けられている。また、下部ロッド88には、その下端部に幅広で長い弾性爪91が設けられ、この弾性爪91の上方に所定間隔をおいて下端爪92が設けられている。
このように構成される画像読取装置を輸送する場合、本体フレームに設けられた図示しない操作パネルを介して輸送モードが設定される。この時、各走査キャリッジ72,73は、図示しない制御部による制御を受けて装置本体の中央部へと移動し(特許文献2参照)、各走査キャリッジ72,73のキャリッジ本体に形成されたピン挿通孔81,85と、底板75に形成されたピン挿通孔86とが上下方向に重なる位置で停止する。この状態において、上端爪89、中間爪90、及び下端爪92を各ピン挿通孔81,85,86の前記拡開部を通過させるようにして、固定用ピン74を装置本体の底側から各ピン挿通孔81,85,86に順に挿通させる。そして、上端爪89をピン挿通孔81に挿通させた後、固定用ピン74を90度回転させて前記各爪89,90,92を拡開部を外れた位置で係止させる。これにより、固定用ピン74は、その下端爪92が底板75の上面に係止され、弾性爪91が底板75の下面に当接することにより、上下方向に移動不能に固定される。この時、フルレートキャリッジ72は、上フレーム79の上面に上端爪89が係止されることによりその位置が固定され、ハーフレートキャリッジ73は、キャリアフレーム84の上面に中間爪90が係止され、下面に下部ロッド88の端面が当接することによりその位置が固定される。このようにして、フルレートキャリッジ72とハーフレートキャリッジ73を本体フレームと一体に固定することにより、輸送時の振動で各走査キャリッジ72,73が装置本体にぶつかって反射ミラー78,83a,83b等の光学系が破損することを防止している。
特開2001−133905号公報 特開平10−304141号公報
しかし、従来の画像読取装置では、固定用ピン74を各ピン挿通孔81,85,86に挿通させる作業を行う場合、底板75の下方に手を差し入れ、装置本体の上方からは見えない状態で、固定用ピン74を該固定用ピン74より若干大径の各ピン挿通孔81,85,86に順に挿通させる必要があるので作業性が悪く、また、操作者の作業誤差や習熟度の影響を受けやすい、という問題がある。
また、画像読取装置70では、輸送時以外の時は固定用ピン74を取り外しておく必要があるので、固定用ピン74を紛失する恐れがあり、また、取り外した固定用ピン74を保管するための図示しない収納部を別途設けるとコストが増加する、という問題もある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、輸送時の振動によって各走査キャリッジが破損しないよう、各走査キャリッジを本体フレームと一体に固定する固定手段を備えた画像読取装置において、該固定手段を装置本体の側方から操作可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、上面にプラテンガラスを備えた装置本体と、該装置本体内にプラテンガラスに沿って走査方向に移動可能に設けられた2つの走査キャリッジと、該走査キャリッジを装置本体に対して移動不能に固定するキャリッジロックと、を具備してなる画像読取装置において、前記2つの走査キャリッジが走査方向最上流部で上下に重なり合い、この2つの走査キャリッジが重なり合う位置の直下に、下側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第1の爪と、下側の走査キャリッジの前記長穴を通過して上側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第2の爪とを備える前記キャリッジロックが設けられたものである。
請求項2の発明は、前記上側の走査キャリッジが、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を走査方向へ反射して前記下側の走査キャリッジへ導く反射ミラーとを備えるとともに、その長穴の端縁が凹状に形成されたものである。
請求項3の発明は、前記キャリッジロックの第1の爪と第2の爪が、前記各走査キャリッジの長穴の端縁をその走査方向と略直交する方向からそれぞれ挟持するものである。
請求項4の発明は、前記キャリッジロックは、装置本体内に、前記各走査キャリッジを固定する固定位置と、前記各走査キャリッジの移動を許容する退避位置とに移動自在に設けられるとともに、前記固定位置又は前記退避位置のいずれか一方又は双方で装置本体のフレームと係合する係合部を備えてなるものである
本発明に係る画像読取装置によれば、上面にプラテンガラスを備えた装置本体と、該装置本体内にプラテンガラスに沿って走査方向に移動可能に設けられた2つの走査キャリッジと、該走査キャリッジを装置本体に対して移動不能に固定するキャリッジロックと、を具備してなる画像読取装置において、前記2つの走査キャリッジが走査方向最上流部で上下に重なり合い、この2つの走査キャリッジが重なり合う位置の直下に、下側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第1の爪と、下側の走査キャリッジの前記長穴を通過して上側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第2の爪とを備える前記キャリッジロックが設けられたものなので、上下に重なり合う2つの走査キャリッジを1つのキャリッジロックで同時に挟持することができる。
また、本画像読取装置によれば、前記上側の走査キャリッジが、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を走査方向へ反射して前記下側の走査キャリッジへ導く反射ミラーとを備えるとともに、その長穴の端縁が凹状に形成されたものなので、第2の爪と第1の爪の間隔を小さくすることができ、キャリッジロック全体の長さ寸法を小さくすることができる。これにより、キャリッジロックの先端部が反射ミラーに干渉するのを防止することができる。
また、本画像読取装置によれば、前記キャリッジロックの第1の爪と第2の爪が、前記各走査キャリッジの長穴の端縁をその走査方向と略直交する方向からそれぞれ挟持するものなので、キャリッジロックで各走査キャリッジを挟持する作業を行う際に、キャリッジロックが各走査キャリッジに接触しても、各走査キャリッジは走査方向へ移動せず、作業が行いやすい。
また、本画像読取装置によれば、前記キャリッジロックは、装置本体内に、前記各走査キャリッジを固定する固定位置と、前記各走査キャリッジの移動を許容する退避位置とに移動自在に設けられるとともに、前記固定位置又は前記退避位置のいずれか一方又は双方で装置本体のフレームと係合する係合部を備えてなるものなので、キャリッジロックを固定位置と退避位置で確実に保持することができる。また、操作者は、係合部が装置本体のフレームと係合する際に生じるカチッという操作感を目安として、キャリッジロックが固定位置や退避位置に達したことを確認することができる。
画像読取装置の輸送時に、装置本体内に移動自在に設けられた走査キャリッジを本体フレームと一体に固定するための固定手段を、装置本体の側壁の外側から操作可能とする、という目的を最小の部品点数で且つ安価なコストで実現した。
以下、本発明の実施形態に係る画像読取装置について図面に基づいて説明する。図1は、本画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図である。本画像読取装置1は、コピー・ファックス複合機における読取載置台として用いられ、装置本体2を形成する本体フレーム3にFBS4が設けられてなるものである。FBS4は、本体フレーム3のプラテンガラス5上に載置された原稿Pの表面の画像が読取ユニット6により読み取られるものとなっている。尚、図に詳細は示さないが、該FBS4の上部にオートドキュメントフィーダー(ADF)が設けられた場合、搬送路を搬送される原稿Pの画像が、スリットガラス7を通して読取ユニット6により読み取られるものとなっている。
読取ユニット6は、図1に示すように、プラテンガラス5の下方において原稿Pの読取面と平行方向に移動され、該読取面に光を照射してその反射光を走査方向上流側へ導くフルレートキャリッジ(走査キャリッジ)8と、該フルレートキャリッジ8を略半分の速度で追従し、前記反射光を反射して走査方向下流側へ導くハーフレートキャリッジ(走査キャリッジ)9と、該ハーフレートキャリッジ9からの反射光を電気信号に変換する結像ユニット10と、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9の両端部を夫々支持し、且つこれらを走査方向に案内するガイドレール11と、フルレートキャリッジ8に駆動力を伝達するための第1ベルト駆動機構12と、ハーフレートキャリッジ9に駆動力を伝達するための第2ベルト駆動機構13と、本体フレーム3に設けられ、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9を本体フレーム3に対して移動不能に固定するキャリッジロック14と、を具備してなるものである。
図2は、図1における本体フレーム3の走査方向上流側の内部構造を示す概略斜視図である。図に示すように、本体フレーム3は、互いに向かい合う一対のFBSフレーム15と、該FBSフレーム15の両端部を接続する一対のサイドフレーム16で構成されるものである。この本体フレーム3の内部に、キャリッジ本体18に光源19及び反射ミラー20が取り付けられてなるフルレートキャリッジ8と、キャリッジ本体22に2個の反射ミラー23a,23bが取り付けられてなるハーフレートキャリッジ9が、その両端部をガイドレール11によってそれぞれ支持されることにより走査方向に移動自在に設けられ、前記第1ベルト駆動機構12及び前記第2ベルト駆動機構13が、FBSフレーム15の若干内側に走査方向に沿って設けられている。また、走査方向上流側のサイドフレーム16の底部16aには、一対のキャリッジロック14が取り付けられている。図3は、キャリッジロック14の取付構造を示す分解斜視図であるが、図に示すように、キャリッジロック14は、ロック取付具24によってサイドフレーム16の底部16aに回動自在に取り付けられている。尚、本実施例では、キャリッジロック14を走査方向上流側のサイドフレーム16に取り付けているが、これは、図5に示すように、互いに異なる速度で移動するフルレートキャリッジ8とハーフレートキャリッジ9は、走査方向最上流部において上下に重なり合うので、この位置においてのみ、1つのキャリッジロック14で2つの走査キャリッジ8,9を同時に挟持することが可能だからである。従って、走査キャリッジが1つだけしかない場合や、2つの走査キャリッジ8,9を2つのキャリッジロック14で別々に挟持する場合は、走査方向下流側における任意の位置にキャリッジロック14を取り付けることが可能である。
図4は、キャリッジロック14及びロック取付具24の構成を示す概略斜視図である。キャリッジロック14は、画像読取装置1の輸送時等に各走査キャリッジ8,9を本体フレーム3に対して移動不能に固定するものである。このキャリッジロック14は、樹脂等からなり、図に示すように、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9を挟持する挟持部25と、該挟持部25の一端側から挟持部25と直交して設けられた回動基部26と、該回動基部26における挟持部25と逆側の端部に設けられた操作部27とを具備してなるものである。
挟持部25は、図4に示すように、回動アーム28の先端に略F字型の挟持爪(ロック爪)29が設けられてなるものである。本実施例では、回動アーム28を中空の箱型状に形成し、その内部に補強リブ30を設けることで構造的に補強している。これにより、回動アーム28を軽量化してその操作性を良くするとともに、画像読取装置1全体としての軽量化を図っている。また、図に示すように、回動アーム28は、その回動基部26側の端部28aが円弧状に形成されており、回動基部26を支点として回動する際に、該端部28aがサイドフレーム16の底部16aに接触することを防止している。
挟持爪29は、図4に示すように、回動アーム28の端面28bから所定の間隔をおいて該端面28bと略平行して設けられた第1挟持爪31と、該第1挟持爪31から所定の間隔をおいて該第1挟持爪31と略平行して設けられた第2挟持爪32とから構成されている。第1挟持爪31は、平板状に形成され、その上面における幅方向中央部には補強のための補強リブ33が設けられている。また、第2挟持爪32も平板状に形成され、その幅寸法は、第1挟持爪31の幅寸法より若干小さくなっている。このように構成される挟持爪29は、第1挟持爪31と回動アーム28の間でハーフレートキャリッジ9を挟持し、第2挟持爪32と第1挟持爪31の間でフルレートキャリッジ8を挟持するものとなっている。ここで、本発明において走査キャリッジを挟持するとは、各走査キャリッジ8,9のキャリッジ本体を構成するフレーム部材を厚み方向に挟むことにより、上下方向にも走査方向にも移動不能に固定することを意味している。本実施例では、第1挟持爪31と回動アーム28の端面28bとの間の距離を、ハーフレートキャリッジ9のキャリッジ本体22の厚みと略等しいか若干小さく形成し、また、第2挟持爪32と第1挟持爪31の補強リブ33との間の距離を、フルレートキャリッジ8のキャリッジ本体18の厚みと略等しいか若干小さく形成している。また、図に示すように、第1挟持爪31と第2挟持爪32の先端は、その幅方向両端部が面取りされており、各挟持爪31,32が各キャリッジ本体18,22に接触して引っ掛かることを防止している。
回動基部26は、キャリッジロック14の回動支点となるものである。この回動基部26は、図3及び図4に示すように、回動アーム28における挟持爪29と逆側の端部から回動アーム28と直交して延びるように設けられている。この回動基部26は、略円筒形状に形成された円筒片34と、ディスク状に形成されたディスク片35と、縦断面が十字状に形成された十字片36とが一体成型されたものである。このディスク片35には、図4に示すように、突出部37が設けられ、回動基部26が回動して挟持部25が起立した時に該突出部37が底部16aに当接することにより、ディスク片35はその状態で安定するものとなっている。
操作部27は、装置本体2の外部からキャリッジロック14を操作可能とするものであり、図4に示すように、回動基部26における挟持部25と逆側の端部に設けられている。この操作部27は、略矩形の平板の一端側が円弧状に形成されてなるものであり、回動基部26が取り付けられた面とは逆側の面には、回動基部26と中心軸を一致させるようにして略円筒形状の操作突片38が設けられている。この操作突片38には凹溝39が形成されており、装置本体2の外部から図示しないマイナスドライバーや硬貨等をこの凹溝39に嵌合して回転させることによりキャリッジロック14を回動させることが可能となっている。また、操作部27における回動基部26側の端部には、突片40が設けられており、挟持部25が起立した時に該突片40が底部16aに当接することにより、操作部27はその状態で安定するものとなっている。更に、操作部27には、ダボ穴(係合部)41が形成されており、このダボ穴41は、図3に示すように、サイドフレーム16の側壁16bの内側面に設けられたダボ42,43に嵌合する形状となっている。また、操作部27の各縁部は面取りされ、操作部27が回動する時に、側壁16bの内側面に接触して引っ掛かることを防止している。
ロック取付具24は、キャリッジロック14をサイドフレーム16の底部16aに取り付けるものである。このロック取付具24は、樹脂等からなり、図3及び図4に示すように、サイドフレーム16の底部16aに形成された係合穴44に係合される左右一対の係合部45と、該係合部45の内側に設けられ、回動基部26の円筒片34を回転自在に保持する左右一対の保持部46とを具備してなるものである。保持部46は、図に示すように、回動基部26の円筒片34の形状と略合致するか若干小さくなるように、それぞれ内側に湾曲して形成されている。この保持部46を若干拡開して円筒片34を嵌め込むことにより、保持部46が元の形状に復帰しようとする力によってその内側面が円筒片34の周面に密着されて、円筒片34を回転自在に保持することが可能となっている。
一方、係合部45は、図3及び図4に示すように、その先端が外側に向って鉤状に形成され、この先端が係合穴44に係合されるものとなっている。すなわち、左右の係合部45の間隔は、前記一対の係合穴44の間隔より若干大きくなっている。従って、ロック取付具24をサイドフレーム16の底部16aに取り付ける際には、係合部45の外側を握り、左右の係合部45の間隔を狭めるように弾性変形させた上で、係合部45の先端を係合穴44に挿通させて手を離す。この時、係合部45が弾性変形前の状態に復帰することにより、係合部45の先端が、係合穴44の縁部にそれぞれ係合されるものとなっている。尚、本実施例では、ロック取付具24をキャリッジロック14と別部材としているが、キャリッジロック14と一体成型することも可能である。
以上のように構成されるロック取付具24によって、キャリッジロック14はサイドフレーム16の底部16bに起伏可能に、すなわち、倒伏姿勢(退避位置)から起立姿勢(固定位置)へ、起立姿勢から倒伏姿勢へと回動自在に取り付けられており、倒伏姿勢から起立姿勢への回動動作に伴って各走査キャリッジ8,9をその走査方向と略直交する方向から挟持し、起立姿勢から倒伏姿勢への回動動作に伴って各走査キャリッジ8,9を開放するものとなっている。尚、本発明において、倒伏姿勢とは、キャリッジロック14を構成する挟持部25が各走査キャリッジ8,9に対して略平行した状態にあることをいい、起立姿勢とは、挟持部25が各走査キャリッジ8,9に対して略直交した状態にあることをいう。ここで、キャリッジロック14は、各走査キャリッジ8,9をその走査方向と略直交する方向から挟持するので、キャリッジロック14を回動させて各走査キャリッジ8,9を挟持する作業を行う際に、キャリッジロック14が各走査キャリッジ8,9に接触しても、各走査キャリッジ8,9は走査方向へ移動せず、作業を行いやすくなっている。また、キャリッジロック14を倒伏可能としたことにより、通常の画像読取時には各走査キャリッジ8,9の移動の妨げとならないよう、キャリッジロック14を倒伏姿勢として各走査キャリッジ8,9の下方に退避させておき、画像読取装置1の輸送時にはキャリッジロック14を起立姿勢として各走査キャリッジ8,9を移動不能に固定することが可能となっている。尚、画像読取時におけるキャリッジロック14の退避位置は、本実施例のように各走査キャリッジ8,9の下方に限られず、各走査キャリッジ8,9の移動範囲の外方であればよく、例えば、各走査キャリッジ8,9の上方としたり、また、装置幅を増大させることにより、各走査キャリッジ8,9の移動範囲の最上流位置よりも上流側や、走査キャリッジ8,9の側方に退避位置を設けることも可能である。
また、キャリッジロック14が倒伏姿勢にある時、前記ダボ42が操作部27のダボ穴41に嵌合するものとなっており、これにより、キャリッジロック14は倒伏姿勢で保持されるものとなっている。この状態からキャリッジロック14が90度回動して起立姿勢となった時、前記ダボ43が操作部27のダボ穴41に嵌合するものとなっており、キャリッジロック14は起立姿勢で保持されるものとなっている。加えて、起立姿勢となったとき、回動基部26の前記突出部37と操作部27の前記突片40がサイドフレーム16の底部16aに当接することにより、キャリッジロック14は起立姿勢でより安定するものとなっている。また、キャリッジロック14の操作者は、ダボ42,43がダボ穴41に嵌合する際に生じるカチッという操作感を目安として、キャリッジロック14が倒伏姿勢または起立姿勢となったことを確認することが可能となっている。これは、キャリッジロック14で各走査キャリッジ8,9を挟持または開放する場合、キャリッジロック14の上方に位置する各走査キャリッジ8,9が邪魔となって、プラテンガラス5の上方からはキャリッジロック14の回動動作を目視では確認できないことを考慮したものである。
また、キャリッジロック14の取り付けに際しては、操作部27を装置本体2の外部に露出させ、装置本体外から操作部27を操作可能としている。本実施例では、図3及び図4に示すように、サイドフレーム16の側壁16bに嵌合孔47を形成し、この嵌合孔47に操作突片38を嵌合させて、操作部27を装置本体2の外部に露出させることにより、キャリッジロック14の起伏を装置本体外から操作可能としている。また、キャリッジロック14を、ロック取付具24でサイドフレーム16の底部16aに取り付けるだけでなく、側壁16bにも取り付けて2点で支持することができるので、キャリッジロック14をより安定して取り付けることができるという利点がある。尚、操作部27を装置本体2の外部に露出させる手段としては、本実施例に限られず、例えば、操作部27に操作突片38を設けず、凹溝39を操作部27に直接形成し、この凹溝39を前記嵌合孔47を通して装置本体2の外部から操作可能とすることも可能である。また、本実施例では、操作部27をサイドフレーム16の側壁16bの外方へ露出させているが、これに限られず、例えば、操作部27を装置本体2の上面の外方へ露出させることも可能である。
ハーフレートキャリッジ9は、キャリッジ本体22に、フルレートキャリッジ8からの反射光を結像ユニット10へ導く2枚の反射ミラー23a,23bが取り付けられてなるものである。このキャリッジ本体22は、図2に示すように、反射ミラー23a,23bを支持するための左右一対の反射ミラー支持フレーム48と、各反射ミラー支持フレーム48の縁部に挟入されたキャリアフレーム49と、各反射ミラー支持フレーム48を互いに接続する接続フレーム50とを具備してなるものである。このハーフレートキャリッジ9は、キャリアフレーム49の両端部が前記ガイドレール11の内側部分によって下方から支持されることにより、ガイドレール11に沿って移動自在となっている。
キャリアフレーム49は、図2に示すように、反射ミラー支持フレーム48と組み合わされた際に反射ミラー23a,23bの光路となる位置が凹欠された平面視が略コの字状の平板であり、薄板材を打ち抜き及び曲折加工して形成されたものである。このキャリアフレーム49には、略矩形の長穴21が左右一対に形成され、この長穴21の内側端縁21aがキャリッジロック14で挟持されるものとなっている。この長穴21は、ハーフレートキャリッジ9が後述するロック位置Xにある時に、キャリッジロック14の直上に位置するように設けられ、その幅寸法は、図4に示すキャリッジロック14の挟持爪29のうち幅広の第1挟持爪31の幅寸法より若干大きく、その長さ寸法d1は、図6に示すように、キャリッジロック14の回動範囲より大きくなるように形成されている。これにより、キャリッジロック14は、キャリアフレーム49に干渉することなく回動することが可能となっている。
フルレートキャリッジ8は、図1及び図2に示すように、キャリッジ本体18に、原稿Pに光を照射する光源19と、原稿Pからの反射光を走査方向へ反射してハーフレートキャリッジ9へ導く反射ミラー20とが取り付けられてなるものである。このキャリッジ本体18は、図に示すように、上フレーム51と下フレーム52とを具備し、下フレーム52の長さ方向両端部にはスライダ部53がそれぞれ設けられている。フルレートキャリッジ8は、この各スライダ部53がガイドレール11上における外側部分をスライドすることにより、ガイドレール11に沿って移動自在となっている。また、フルレートキャリッジ8は、その下フレーム52が、スライダ部53の高さ分だけハーフレートキャリッジ9のキャリアフレーム49より高い位置に配置されているので、図5に示すように、ハーフレートキャリッジ9に干渉することなく移動することが可能となっている。
また、下フレーム52には、図6に示すように、略矩形の長穴17が形成され、この長穴17の内側端縁17aがキャリッジロック14で挟持されるものとなっている。この長穴17は、フルレートキャリッジ8が後述するロック位置Xにある時に、その内側端縁17aが、同じくロック位置Xにあるハーフレートキャリッジ9の長穴21の内側端縁21aの直上に位置するように設けられている。この長穴17の幅寸法は、第2挟持爪32の幅寸法より若干大きく、その長さ寸法d2は、キャリッジロック14の回動範囲を考慮して、前記キャリアフレーム49の長穴21の長さ寸法d1より若干小さく形成されている。これにより、キャリッジロック14は、下フレーム52に干渉することなく回動することが可能となっている。
また、図6に示すように、長穴17の内側端縁17aの近傍は凹状に形成されている。これは、長穴17の直上には反射ミラー20が配置されているため、キャリッジロック14の先端部がこの反射ミラー20に干渉するのを防止するためである。すなわち、長穴17の内側端縁17aの近傍を下フレーム52の上面から一段下げることにより、その分だけ第2挟持爪32と第1挟持爪31の間隔を小さくすることができ、キャリッジロック14全体の長さ寸法を小さくすることができる。これにより、キャリッジロック14の先端部が反射ミラー20に干渉するのを防止することが可能となっている。尚、図6における点線は、長穴17の内側端縁を凹状に形成しない場合のキャリッジロック14の外形を示している。
以上のように構成されるフルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9は、その動作、すなわち、幾つかの定位置での停止及びそれら定位置間の移動が、画像読取装置1に備えられた図示しない制御部によって制御されている。より詳細に説明するに、図1に示すように、原稿Pの読み取りを行わない時は、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9は共に、スリットガラス7より若干上流側の位置であるホームポジションHにおいて停止している。また、FBS4使用時には、フルレートキャリッジ8はプラテンガラス5の上流側端部より上流側の位置である読取開始位置Sfへと移動して、この位置から下流側へと移動を開始し、原稿サイズに応じた読取終了位置Ffまで移動する。一方、ハーフレートキャリッジ9は、フルレートキャリッジ8の読取開始位置Sfより若干上流側の位置である読取開始位置Shへと移動して、フルレートキャリッジ8に追従して下流側へと移動し、フルレートキャリッジ8の移動距離の略半分だけ移動した位置である読取終了位置Fhで停止する。また、画像読取装置1の輸送時には、図1及び図5に示すように、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9は共に、スリットガラス7より更に上流側であって、サイドフレーム16の側壁16bの直前位置であるロック位置Xへと移動して停止する。
結像ユニット10は、ハーフレートキャリッジ9からの反射光を収束する収束レンズと、その収束光を電気信号に変換する電荷結合素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」という。)とを備えてなる所謂CCDイメージセンサである。
第1ベルト駆動機構12は、図1に示すように、走査方向下流側に配置された第1駆動プーリ54と、上流側に配置された第1従動プーリ55と、第1駆動プーリ54と第1従動プーリ55の間に張設された第1ベルト56とを有するものであり、該第1ベルト56の所定位置にフルレートキャリッジ8が固定されることにより、フルレートキャリッジ8を移動するものである。また、前記第2ベルト駆動機構13は、走査方向下流側に配置された第2駆動プーリ57と、上流側に配置された第2従動プーリ58と、第2駆動プーリ57と第2従動プーリ58の間に張設された第2ベルト59とを有するものであり、該第2ベルト59の所定位置にハーフレートキャリッジ9が固定されることにより、ハーフレートキャリッジ9を移動するものである。なお、第1ベルト56及び第2ベルト59に替えて、ワイヤ等を用いることも可能である。
第1駆動プーリ54は、一対のガイドレール11それぞれの内方に配置され、図示しないモータによって回転駆動される駆動軸60に固定されている。第1ベルト56の移動速度、すなわちフルレートキャリッジ8の走査方向への移動速度は、該第1駆動プーリ54の内径の大きさによって決定されるものである。一方、第1従動プーリ55は、ガイドレール11それぞれの内方に配置され、固定軸61によって回転自在に支持されている。本実施例では、第1従動プーリ55の内径を第1駆動プーリ54の内径と等しい大きさとしている。
第2駆動プーリ57は、図1に示すように、第1駆動プーリ54の内径の半分の大きさの内径を有するものであり、第1駆動プーリ54の内方に配置され、第1駆動プーリ54が固定された前記駆動軸60に固定されている。これにより、第2ベルト59の移動速度、すなわちハーフレートキャリッジ9の走査方向への移動速度は、第1ベルト56の移動速度、すなわちフルレートキャリッジ8の移動速度の半分となっている。一方、第2従動プーリ58は、第2駆動プーリ57と等しい大きさの内径を有するものであり、第1従動プーリ55の内方に配置され、第1従動プーリ55が支持された固定軸61によって回転自在に支持されている。
ガイドレール11は、フルレートキャリッジ8及びハーフレートキャリッジ9の両端部をそれぞれ摺動可能に担持することにより、走査方向へ案内するものである。このガイドレール11は、図2に示すように、前記各FBSフレーム15の内側面から内方へ突出するように水平面を設けることにより形成されている。
以下、輸送時における画像読取装置1の動作を図1及び図7に基づいて説明する。本画像読取装置1は、図に詳細は示さないが、その本体フレーム3に操作パネルが設けられている。この操作パネルには、液晶ディスプレイ、数字キー、文字キー、及び種々のファンクションキー等が設けられており、この操作パネルを介して画像読取装置1に対して指示が出されるものとなっている。画像読取装置1は、この指示に応じ、液晶ディスプレイに輸送モードメニューを表示する(ステップS1)。この輸送モードメニューは、輸送モードの設定または解除を選択可能となっており、輸送モードが設定されたのか或いは輸送モードが解除されたのかを判定する(ステップS2)。輸送モードが設定された場合は、図示しないモータをオンして各走査キャリッジ8,9をホームポジションHへ移動する(ステップS3)。ホームポジションHからロック位置Xまでのモータステップ数を図示しない所定のレジスタにセットする(ステップS4)。モータをオンしてロック位置X方向への各走査キャリッジ8,9の移動を開始する(ステップS5)。セットしたステップ数だけ各走査キャリッジ8,9を送るまでモータのステップ数を監視し(ステップS6)、セットしたステップ数送った時点で各走査キャリッジ8,9がロック位置Xに到達したと判定し、各走査キャリッジ8,9を停止する(ステップS7)。最後に、輸送モードであるか否かを示す輸送モード状態変数をセットし(ステップS8)、各走査キャリッジ8,9の移動を禁止して処理を終了する。
ここで、各走査キャリッジ8,9がロック位置Xで停止した状態において、サイドフレーム16の側壁16bに形成された嵌合孔47を通して装置本体外に露出された前記操作突片38の凹溝39に、マイナスドライバーや硬貨等を嵌入して回転させる。これにより、図6に示すように、キャリッジロック14は、その挟持部25が回動基部26を支点として回動する。該挟持部25は、ハーフレートキャリッジ9のキャリアフレーム49に形成された長穴21と、フルレートキャリッジ8の下フレーム52に形成された長穴17を通過し、起立姿勢すなわち倒伏姿勢から90度回動した状態において、第1挟持爪31と回動アーム28の間にハーフレートキャリッジ9のキャリッジ本体27が挟入され、第2挟持爪32と第1挟持爪31の間にフルレートキャリッジ8のキャリッジ本体18が挟入される。これにより、各走査キャリッジ8,9は移動不能に固定され、画像読取装置1の輸送時等に振動が加わっても、各走査キャリッジ8,9が装置本体2にぶつかって反射ミラー等の光学系が破損することを防止することが可能となっている。このように、キャリッジロック14を装置本体2の外方から操作して固定位置へ移動させる、という容易な作業のみで各走査キャリッジ8,9を確実に固定することができ、操作者の作業誤差や習熟度に影響を受けないものとなっている。
尚、本実施例では、キャリッジロック14によって各走査キャリッジ8,9のキャリッジ本体18,22が挟持された時に、挟持爪29の両側部が、前記長穴17及び長穴21の幅方向両端縁に接触することにより、各走査キャリッジ8,9は走査方向への移動が規制されるものとなっている。従って、本実施例では各キャリッジ本体18,22を各挟持爪31,32及び回動アーム28の間に挟入することにより各走査キャリッジ8,9を移動不能に固定しているが、これに限られず、第1挟持爪31と回動アーム28の間の距離をキャリアフレーム49の厚みより若干大きくし、第2挟持爪32と第1挟持爪31の補強リブ33の間の距離を下フレーム52の厚みより若干大きくすることも可能である。この場合、キャリアフレーム49と回動アーム28及び第1挟持爪31の間には若干の遊びが生じ、また、下フレーム52と第2挟持爪32及び補強リブ33の間にも若干の遊びが生じる。従って、キャリッジロック14を回動させる際に、キャリアフレーム49及び下フレーム52と引っ掛かることなくスムーズに回動させることができる、という利点がある。
また、各走査キャリッジ8,9を挟持する手段としては、本実施例のように、キャリッジロック14で各長穴17,21の内側端縁17a,21aを挟持する以外にも、例えば、下フレーム52及びキャリアフレーム49の縁部をキャリッジロック14で挟持することにより各走査キャリッジ8,9を移動不能に固定することも可能である。また、下フレーム52とキャリアフレーム49に限られず、例えば、フルレートキャリッジ8の上フレーム51を挟持したり、ハーフレートキャリッジ9の反射ミラー支持フレーム48や接続フレーム50を挟持することも可能である。また、本発明は、フルレートキャリッジ8とハーフレートキャリッジ9を備えた2キャリッジ方式の画像読取装置1のみならず、CCDや所謂密着型イメージセンサ(Contact Image Sensor)等の撮像素子を搭載した1つの走査キャリッジが移動する1キャリッジ方式の画像読取装置にも適用可能である。この1キャリッジ方式では、走査キャリッジは、箱型に形成されたフレーム部材の内部に光源や反射ミラーや撮像素子等を内蔵して構成されるが、この場合、該箱型のフレーム部材に側方へ突出する突片を設け、該突片をキャリッジロック14で挟持することにより、走査キャリッジを移動不能に固定するものとしてもよい。
更に、本実施例では、キャリッジロック14は、その回動動作により退避位置と固定位置とを移動可能に設けられているが、キャリッジロック14の移動は回動動作に限らず、例えば、キャリッジロック14が走査キャリッジ8,9に接近して挟持し、離間して開放するようなスライド動作や、出退動作等によって退避位置と固定位置とを移動可能としてもよい。
一方、輸送が完了して、輸送モードメニューにおいて輸送モードが解除された場合(ステップS2)、輸送モード状態変数をクリアし(ステップS9)、各走査キャリッジ8,9の移動禁止を解除する。その後、各走査キャリッジ8,9をホームポジションHへ移動し(ステップS10)、処理を終了する。
本発明は、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を、その下方を移動自在に設けられた走査キャリッジで読み取る画像読取装置に適用可能である。
本発明の実施例に係る画像読取装置1を示す概略縦断面図。 本体フレーム3の走査方向上流側の内部構造を示す概略斜視図。 キャリッジロック14の取付構造を示す分解斜視図。 キャリッジロック14及びロック取付具24の構成を示す概略斜視図。 各走査キャリッジ8,9がロック位置Xにある状態を示す図。 キャリッジロック14による各走査キャリッジ8,9の挟持動作を説明する説明図。 画像読取装置1の輸送時の動作を示すフローチャート図。 従来例に係る画像読取装置70の構成を示す概略縦断面図。
符号の説明
1 画像読取装置
2 装置本体
5 プラテンガラス
8 フルレートキャリッジ(走査キャリッジ)
9 ハーフレートキャリッジ(走査キャリッジ)
14 キャリッジロック
16b 側壁
27 操作部

Claims (4)

  1. 上面にプラテンガラスを備えた装置本体と、該装置本体内にプラテンガラスに沿って走査方向に移動可能に設けられた2つの走査キャリッジと、該走査キャリッジを装置本体に対して移動不能に固定するキャリッジロックと、を具備してなる画像読取装置において、
    前記2つの走査キャリッジが走査方向最上流部で上下に重なり合い、この2つの走査キャリッジが重なり合う位置の直下に、下側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第1の爪と、下側の走査キャリッジの前記長穴を通過して上側の走査キャリッジに形成された長穴の端縁を挟持する第2の爪とを備える前記キャリッジロックが設けられたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記上側の走査キャリッジが、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を走査方向へ反射して前記下側の走査キャリッジへ導く反射ミラーとを備えるとともに、その長穴の端縁が凹状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記キャリッジロックの第1の爪と第2の爪が、前記各走査キャリッジの長穴の端縁をその走査方向と略直交する方向からそれぞれ挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記キャリッジロックは、装置本体内に、前記各走査キャリッジを固定する固定位置と、前記各走査キャリッジの移動を許容する退避位置とに移動自在に設けられるとともに、前記固定位置又は前記退避位置のいずれか一方又は双方で装置本体のフレームと係合する係合部を備えてなるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
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